説明

車両用アウタミラー装置

【課題】車体外板と被覆部材との干渉を抑制又は防止することができる車両用アウタミラー装置を得る。
【解決手段】ベース部材32のアウタリインフォース14への取付位置に設けられた調整機構部44によって、ベース部材32のアウタリインフォース14への取付状態が調整されてドアアウタパネル12とベースカバー40との間隔Aが調整可能となっているので、アウタリインフォース14に対するドアアウタパネル12の相対位置にバラツキが生じても、ベースカバー40は、調整機構部44によってドアアウタパネル12との間に(間隔Aの)隙間が設けられる位置に配置される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車体の外側に取り付けられる車両用アウタミラー装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車両用ドアミラー装置においては、支持ベースがボルトとナットとによる締付けによってサイドドア内のアウタリインフォースに取り付けられると共に、支持ベースの外側にベースカバー(被覆部材)が被着されている構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
しかし、この従来構造では、サイドドアのアウタパネルとベースカバーの外周との間に支持ベースの外周が配置されるため、見栄えが悪い。
【0004】
ここで、ベースカバーの内部に支持ベースの外周を収容すると、アウタリインフォースとアウタパネルとの間隔のバラツキにより、ベースカバーの外周がアウタパネルに干渉する可能性がある。
【特許文献1】特開平9−240374号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記事実を考慮して、車体外板と被覆部材との干渉を抑制又は防止することができる車両用アウタミラー装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載する本発明の車両用アウタミラー装置は、車体側の取付対象部材に取り付けられると共に、アウタミラーを支持するベース部材と、前記ベース部材に設けられ、前記ベース部材を被覆すると共に、車体外板との間に隙間が設けられた被覆部材と、前記ベース部材の前記取付対象部材への取付状態を調整して前記車体外板と前記被覆部材との間隔を調整可能にされた調整手段と、を有することを特徴とする。
【0007】
請求項1に記載する本発明の車両用アウタミラー装置によれば、調整手段によって、ベース部材の取付対象部材への取付状態が調整されて車体外板と被覆部材との間隔が調整可能となっているので、取付対象部材に対する車体外板の相対位置にバラツキが生じても、被覆部材は、調整手段によって車体外板との間に隙間が設けられる位置に配置される。
【0008】
請求項2に記載する本発明の車両用アウタミラー装置は、請求項1記載の構成において、前記調整手段は、前記取付対象部材から離間する方向への付勢力を前記ベース部材に付与した状態で前記ベース部材の前記取付対象部材への取付状態を調整することを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載する本発明の車両用アウタミラー装置によれば、調整手段によって、取付対象部材から離間する方向への付勢力がベース部材に付与された状態でベース部材の取付対象部材への取付状態が調整される。このため、前記付勢力によって、取付対象部材に対しベース部材を保持した状態を維持しつつ、ベース部材の取付対象部材への取付状態を調整できる。
【0010】
請求項3に記載する本発明の車両用アウタミラー装置は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記調整手段は、前記ベース部材における前記取付対象部材への取付け側となる取付側端部に一方側が配設されると共に前記取付対象部材側に他方側が配設されて互いに螺合された締結手段を備えることを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載する本発明の車両用アウタミラー装置によれば、締結手段は、ベース部材における取付側端部に一方側が配設されると共に取付対象部材側に他方側が配設されて互いに螺合されているので、締結手段の一方側と他方側との螺合位置が調整されることによって、ベース部材の進退位置、ひいては、被覆部材の車体外板に対する相対位置が調整され、車体外板と被覆部材との間隔が調整される。
【発明の効果】
【0012】
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載の車両用アウタミラー装置によれば、車体外板と被覆部材との干渉を抑制又は防止することができるという優れた効果を有する。
【0013】
請求項2に記載の車両用アウタミラー装置によれば、ベース部材の取付対象部材への取付状態を容易に調整できるという優れた効果を有する。
【0014】
請求項3に記載の車両用アウタミラー装置によれば、締結手段の一方側と他方側との螺合位置の調整によって車体外板と被覆部材との隙間の大きさの設定を容易にすることができるという優れた効果を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
(実施形態の構成)
本発明の一実施形態に係るドアミラー装置20について図1〜図3を用いて説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印INは車両幅方向内側を示している。
【0016】
図1には、車両用アウタミラー装置としてのドアミラー装置20の全体斜視図が示されており、図2には、ドアミラー装置20の組付状態における要部の縦断面図(図1の2−2線に沿う拡大断面図)が示されており、図3には、ドアミラー装置20を採用した車両における要部の斜視図が示されている。
【0017】
図3に示されるように、ドアミラー装置20は、車体側となる車両のサイドドア10の前端上部のコーナ部、すなわち、ドアガラス16の窓枠18の前下端部の近傍に設けられている。図2に示されるように、サイドドア10は、ドアボデー外側部となるドア外板を構成する車体外板としてのドアアウタパネル12と、ドアボデー内側部となるドア内板を構成するドアインナパネル(図示省略)と、ドアアウタパネル12のドアベルトラインに沿って延在する長尺状の取付対象部材としてのドアベルトラインアウタリインフォースメント(以下、単に「アウタリインフォース」と略称する)14と、を含んで構成されている。
【0018】
ドアアウタパネル12は、略矩形平板状に形成されており(図3参照)、図2に示されるその前端上部にはドアミラー装置20を取り付けるための開口部12Aが形成されている。また、ドアアウタパネル12のドア内方側に配設されたアウタリインフォース14は、ドア上部補強用の高強度・高剛性部材とされており、開口部12Aにほぼ対応する部分が若干凹状に形成された締付面部14Aとなっている。
【0019】
図1に示されるドアミラー装置20は、車両のサイドドア10のコーナ部に取り付けられるドアミラーベース部30と、このドアミラーベース部30に対して略車両上下方向の軸回りに回転可能に支持されて格納可能なドアミラー本体部22とを含んで構成されている。
【0020】
ドアミラー本体部22は、アウタミラーとしてのドアミラー(鏡面部)24と樹脂製のドアミラーバイザ26とを含んで構成されており、ドアミラーバイザ26は、ドアミラー24を保持する中間部材(図示省略)を介してドアミラーベース部30のベース部材32(図2参照)側に支持されている。
【0021】
図2に示されるように、ドアミラーベース部30は、金属製(例えば、アルミニウム合金製)のベース部材32がドアアウタパネル12の開口部12Aに挿入されてアウタリインフォース14に取り付けられ、また、樹脂製の被覆部材としてのベースカバー40がベース部材32の外周側に設けられてベース部材32を被覆すると共にベースカバー40とドアアウタパネル12との間に隙間が設けられており、さらには、ガスケット42がドアアウタパネル12における開口部12Aの周囲に配設されている。また、ドアミラーベース部30は、調整手段としての調整機構部44がベース部材32のアウタリインフォース14への取付位置(ドアミラー車両取付部)に設けられてベース部材32のアウタリインフォース14への取付状態を調整してベース部材32を進退移動させることによってドアアウタパネル12とベースカバー40との間隔(隙間の大きさ)Aを調整可能にされている。
【0022】
ベース部材32は、下部34側が車両幅方向外側へ向けて車両上方側に傾斜する共に中間部35で屈曲されて上部36側が車両上方側へ延出しており、ドアミラーバイザ26及びドアミラー24(図1参照)を支持している。ベース部材32の下部34は、アウタリインフォース14の締付面部14A側へ向けて複数(本実施形態では三本)の取付脚部34Aが立設された状態となっている。取付脚部34Aと締付面部14Aとは、アジャスタとして機能する調整機構部44によって相対位置調整された状態で連結されている(詳細後述)。また、ベース部材32において取付脚部34Aの付け根部分付近からは、ブラケット33が延設されており、ガスケット42のリップ部42Aをドアアウタパネル12へドア内側方向に向けて押し付け、リップ部42Aをドアアウタパネル12と密着させている。また、ベース部材32の上部36には、ベースカバー40の取付用として、延出方向に対して直角方向に延設されたフランジ部36Aが形成されている。フランジ部36Aには、ベースカバー40の上端取付部40Aがボルト38によって取り付けられている。さらに、ベース部材32の上端部36Bは、フランジ部36Aよりも車両上方側に位置している。
【0023】
ベースカバー40は、ベース部材32の上部36側外周を被覆してドアアウタパネル12側へ向けて開口した略箱状に形成されると共に、ベース部材32の上端部36Bを貫通させるための上部開口部40Bが形成されている。ベースカバー40におけるドアアウタパネル12側となる開口先端部40Cは、ドアアウタパネル12との間隔Aが小さく(例えば、0.7mmに)設定されており、開口先端部40Cの径方向内側部は、ガスケット42の外周部と接している。
【0024】
なお、ガスケット42は、風切り音対策用とされた黒色系のゴム製部材であり、外径寸法がベースカバー40における開口先端部40Cの内径寸法と略等しくかつドアアウタパネル12の開口部12Aの径寸法より若干大きい寸法に設定され、ベース部材32のブラケット33によってドアアウタパネル12と密着させられるリップ部42Aが外周部の全周に亘って設けられている。
【0025】
調整機構部44は、締結手段(取付手段)の一方側としてのスタッドボルト46がベース部材32の取付脚部34Aにおけるアウタリインフォース14への取付け側となる取付側端部34Bに固定状態で配設され、締結手段の他方側としてのナット52がアウタリインフォース14側に配設されており、スタッドボルト46とナット52とが互いに螺合されていると共に、広義には付勢手段(保持手段)として把握される圧縮コイルスプリング54がアウタリインフォース14と取付脚部34Aとの間に配設されている。
【0026】
スタッドボルト46は、軸線方向の両端側にそれぞれ雄ねじ部48A、48Bが形成されたボルト本体48と、ボルト本体48における第1雄ねじ部48Aと第2雄ねじ部48Bとの間から径方向に延設されたフランジ部50とを含んで構成されている。このスタッドボルト46は、第1雄ねじ部48Aを取付脚部34Aの雌ねじ部134Bに螺合させることでベース部材32の取付脚部34Aに保持されている。第1雄ねじ部48A及び雌ねじ部134Bの軸線方向は、取付脚部34Aの立設方向と一致しており、フランジ部50は、取付脚部34Aの先端面234Bと面接触した状態で配置されている。スタッドボルト46の第2雄ねじ部48Bは、アウタリインフォース14の締付面部14Aに形成された取付孔14Bを貫通しており、締付面部14Aにおける車両幅方向内側に配設されたナット52が螺合されている。
【0027】
圧縮コイルスプリング54は、アウタリインフォース14の締付面部14Aとスタッドボルト46のフランジ部50との間において、スタッドボルト46のボルト本体48(第2雄ねじ部48B)の軸線回りに圧縮状態で巻装されており、強い付勢力を発揮して、アウタリインフォース14に対するベース部材32の傾動を阻止できるようになっている。これにより、調整機構部44は、圧縮コイルスプリング54によって締付面部14A(アウタリインフォース14)から離間する方向への付勢力をベース部材32に付与した状態で、ベース部材32のアウタリインフォース14への取付状態を調整している。なお、本実施形態では、ベース部材32のアウタリインフォース14への取付状態は、アウタリインフォース14の締付面部14Aに対する取付脚部34Aの先端面234Bの相対位置(換言すれば、締付面部14Aと先端面234Bとの間隔)の設定が変更可能な取付状態であり、ドアアウタパネル12とベースカバー40との間隔Aを調整するために、変更可能な前記設定の調整がなされている。
【0028】
(実施形態の作用・効果)
次に、上記実施形態の作用及び効果について説明する。
【0029】
上記構成のドアミラー装置20では、ベース部材32のアウタリインフォース14への取付位置に設けられた調整機構部44によって、ベース部材32のアウタリインフォース14への取付状態が調整されてドアアウタパネル12とベースカバー40との間隔Aが調整可能となっているので、アウタリインフォース14に対するドアアウタパネル12の相対位置にバラツキが生じても、ベースカバー40は、調整機構部44によってドアアウタパネル12との間に(間隔Aの)隙間が設けられる位置に配置される。
【0030】
ここで、ベース部材32における取付側端部34Bにスタッドボルト46が固定状態で配設されると共にアウタリインフォース14側にナット52が配設されて互いに螺合されているので、スタッドボルト46の第2雄ねじ部48Bに対して螺合されるナット52の締付けトルク(換言すればスタッドボルト46とナット52との螺合位置)が調整されることによって、スタッドボルト46と共に(連動して)進退移動可能なベース部材32の進退位置、ひいては、ベースカバー40のドアアウタパネル12に対する相対位置が調整され、ドアアウタパネル12とベースカバー40との間隔Aが調整される。このため、複数のナット52の締付けトルクをそれぞれ調整することによって、ドアアウタパネル12とベースカバー40との間隔Aを一定に保つことができる。
【0031】
また、本実施形態のドアミラー装置20では、調整機構部44によって、アウタリインフォース14から離間する方向への圧縮コイルスプリング54の付勢力がベース部材32に付与された状態で、ベース部材32のアウタリインフォース14への取付状態が調整される。このため、圧縮コイルスプリング54の付勢力によって、アウタリインフォース14に対しベース部材32を保持した状態を維持しつつ、ベース部材32のアウタリインフォース14への取付状態を調整できる。
【0032】
このため、ベース部材32のアウタリインフォース14への取付状態を容易に調整でき、締付けトルクの調整によってドアアウタパネル12とベースカバー40との隙間の大きさの設定(間隔Aの設定)を容易にすることができる。すなわち、製品毎にボデー側のアウタリインフォース14に対するドアアウタパネル12の相対位置がばらついても、ドアアウタパネル12とベースカバー40との干渉を抑制又は防止することができる。
【0033】
その結果として、ベースカバー40がドアアウタパネル12と干渉することによるベースカバー40の変形や破損の発生を防止することが可能になると共に、ベースカバー40とドアアウタパネル12との見切り隙を小さく抑えてドアアウタパネル12と色の異なるガスケット42を見えにくくし、見栄えが確保されることになる。
【0034】
(実施形態の補足説明)
なお、上記実施形態では、車両用アウタミラー装置がドアミラー装置20に適用された場合を説明したが、車両用アウタミラー装置は、例えば、フェンダミラー装置等のような車体の外側に取り付けられる他の車両用アウタミラー装置であってもよい。
【0035】
また、上記実施形態では、圧縮コイルスプリング54が、アウタリインフォース14の締付面部14Aとスタッドボルト46のフランジ部50との間において、スタッドボルト46のボルト本体48(第2雄ねじ部48B)の軸線回りに圧縮状態で巻装されているが、例えば、圧縮コイルスプリング54に代えてウェーブワッシャや板バネ等の他のバネ部材(付勢手段)を配設してもよく、また、圧縮コイルスプリング54に代えてワッシャ等の配設部材を配設して適宜その枚数又は厚さ(長さ)を変えてもよい。
【0036】
さらに、上記実施形態では、調整手段としての調整機構部44が締結手段として互いに螺合されたスタッドボルト46及びナット52を備えているが、調整手段は、例えば、取付対象部材に固定されて取付対象部材の一般面に対して接離方向へ延在する案内部材と、前記案内部材に支持されると共に前記案内部材に沿って前記取付対象部材に対する接離方向へ移動可能とされかつベース部材が固定される移動体と、前記移動体を所定位置で保持する保持手段と、を備えるような他の調整手段であってもよい。
【0037】
さらにまた、上記実施形態では、ベース部材32の取付側端部34Bにスタッドボルト46が配設(固定)されると共にアウタリインフォース14側にナット52が配設されているが、例えば、スタッドボルト46の代わりに取付側端部に雄ねじ部が一体に形成されていてもよく、また、締結手段は、例えば、ベース部材における取付対象部材への取付け側となる取付側端部に雌ねじ部が配設(形成)されると共に、取付対象部材側に雄ねじ部材が軸回りに回転可能に配設(保持)されて互いに螺合されているような他の締結手段であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の一実施形態に係るドアミラー装置を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るドアミラー装置の組付状態における要部を示す縦断面図(図1の2−2線に沿う拡大断面図)である。
【図3】本発明の一実施形態に係るドアミラー装置を採用した車両における要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0039】
12 ドアアウタパネル(車体外板)
14 ドアベルトラインアウタリインフォースメント(取付対象部材)
20 ドアミラー装置
24 ドアミラー(アウタミラー)
32 ベース部材
40 ベースカバー(被覆部材)
44 調整機構部(調整手段)
46 スタッドボルト(締結手段)
52 ナット(締結手段)
A ドアアウタパネルとベースカバーとの間隔(車体と被覆部材との間隔)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体側の取付対象部材に取り付けられると共に、アウタミラーを支持するベース部材と、
前記ベース部材に設けられ、前記ベース部材を被覆すると共に、車体外板との間に隙間が設けられた被覆部材と、
前記ベース部材の前記取付対象部材への取付状態を調整して前記車体外板と前記被覆部材との間隔を調整可能にされた調整手段と、
を有することを特徴とする車両用アウタミラー装置。
【請求項2】
前記調整手段は、前記取付対象部材から離間する方向への付勢力を前記ベース部材に付与した状態で前記ベース部材の前記取付対象部材への取付状態を調整することを特徴とする請求項1記載の車両用アウタミラー装置。
【請求項3】
前記調整手段は、前記ベース部材における前記取付対象部材への取付け側となる取付側端部に一方側が配設されると共に前記取付対象部材側に他方側が配設されて互いに螺合された締結手段を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用アウタミラー装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−302738(P2008−302738A)
【公開日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−149405(P2007−149405)
【出願日】平成19年6月5日(2007.6.5)
【出願人】(000003551)株式会社東海理化電機製作所 (3,198)
【Fターム(参考)】