説明

車両用ミラー装置

【課題】車体側と被覆部材との隙間の見栄えを良くする。
【解決手段】車両用ドアミラー装置10では、ベース16が、ドア12に取付けられると共に、ベースカバー20に被覆されている。また、ベースカバー20のドアパネル12A側にガスケット28が配置されており、ガスケット28のシール部32がベースカバー20の下側端とドアパネル12Aとの隙間22をシールしている。ここで、シール部32がガスケット28からベースカバー20側へ延出されると共に、ガスケット28の撓み部34が伸縮可能にされている。これにより、ベースカバー20の下側端とドアパネル12Aとの隙間22寸法が変動しても、シール部32の下側端のベースカバー20の外周から内周側への離間を抑制でき、ドアパネル12Aに対しベースカバー20が浮いた状態に見えることを抑制できて、ベースカバー20の下側端とドアパネル12Aとの隙間22の見栄えを良くできる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車体側と被覆部材との隙間をシール部がシールする車両用ミラー装置に関する。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に記載のドアミラーでは、車体ドアパネルにベースが取付けられており、ベースがベースカバーによって被覆されている。さらに、ベースカバーの車体ドアパネル側がパッキンによってシールされている。
【0003】
ここで、このようなドアミラーでは、パッキンの外周全体に延出部が一体に形成されて、延出部が車体ドアパネルとベースカバーとの隙間をシールするものがある。
【0004】
この場合には、延出部がパッキンから車体ドアパネル側へ向かうに従いパッキンの内周側へ向かう方向へ延出されている。このため、特に、車体ドアパネルとベースカバーとの隙間が小さい際には、延出部の車体ドアパネル側の端部がベースカバーの外周から内周側へ大きく離間される。これにより、車体ドアパネルに対しベースカバーが浮いた状態に見えて、車体ドアパネルとベースカバーとの隙間の見栄えが悪い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−254552号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記事実を考慮し、車体側と被覆部材との隙間の見栄えを良くできる車両用ミラー装置を得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の車両用ミラー装置は、車体側に設けられる支持部材と、前記支持部材に支持され、ミラーが設けられた本体部と、前記支持部材を被覆し、車体側との間に隙間が形成される被覆部材と、前記被覆部材の車体側に配置されるシール部材と、前記シール部材に設けられると共に、前記隙間をシールし、前記シール部材から前記被覆部材側へ延出されるシール部と、前記シール部材に設けられ、前記隙間寸法の変動に伴い伸縮されて車体側の前記シール部との接触位置の変位を抑制する伸縮部と、を備えている。
【0008】
請求項2に記載の車両用ミラー装置は、車体側に設けられる支持部材と、前記支持部材に支持され、ミラーが設けられた本体部と、前記支持部材を被覆し、車体側との間に隙間が形成される被覆部材と、前記被覆部材の車体側に配置されるシール部材と、前記シール部材に設けられると共に、前記隙間をシールし、前記隙間寸法の変動に伴い前記被覆部材への接触位置が変位されるシール部と、前記シール部材に設けられ、前記隙間寸法の変動に伴い伸縮されて車体側の前記シール部との接触位置の変位を抑制する伸縮部と、を備えている。
【0009】
請求項3に記載の車両用ミラー装置は、請求項1又は請求項2に記載の車両用ミラー装置において、前記シール部に全周を閉鎖された貫通孔を形成している。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載の車両用ミラー装置では、車体側に設けられる支持部材に本体部が支持されており、本体部にミラーが設けられている。さらに、被覆部材が支持部材を被覆しており、車体側と被覆部材との間に隙間が形成されている。
【0011】
また、被覆部材の車体側にシール部材が配置されており、シール部材のシール部が車体側と被覆部材との隙間をシールしている。
【0012】
ここで、シール部がシール部材から被覆部材側へ延出されている。このため、シール部の車体側の端部の被覆部材の外周から内周側への離間を抑制でき、車体側に対し被覆部材が浮いた状態に見えることを抑制できて、車体側と被覆部材との隙間の見栄えを良くできる。
【0013】
さらに、車体側と被覆部材との隙間寸法の変動に伴い、シール部材の伸縮部が伸縮されて、車体側のシール部との接触位置の変位が抑制される。このため、車体側と被覆部材との隙間寸法が変動しても、シール部の車体側の端部の被覆部材の外周から内周側への離間を抑制でき、車体側に対し被覆部材が浮いた状態に見えることを一層抑制できて、車体側と被覆部材との隙間の見栄えを一層良くできる。
【0014】
請求項2に記載の車両用ミラー装置では、車体側に設けられる支持部材に本体部が支持されており、本体部にミラーが設けられている。さらに、被覆部材が支持部材を被覆しており、車体側と被覆部材との間に隙間が形成されている。
【0015】
また、被覆部材の車体側にシール部材が配置されており、シール部材のシール部が車体側と被覆部材との隙間をシールしている。
【0016】
ここで、車体側と被覆部材との隙間寸法の変動に伴い、シール部の被覆部材への接触位置が変位される。このため、車体側と被覆部材との隙間寸法が変動しても、シール部の車体側の端部の被覆部材の外周から内周側への離間を抑制でき、車体側に対し被覆部材が浮いた状態に見えることを抑制できて、車体側と被覆部材との隙間の見栄えを良くできる。
【0017】
さらに、車体側と被覆部材との隙間寸法の変動に伴い、シール部材の伸縮部が伸縮されて、車体側のシール部との接触位置の変位が抑制される。このため、車体側と被覆部材との隙間寸法が変動しても、シール部の車体側の端部の被覆部材の外周から内周側への離間を一層抑制でき、車体側に対し被覆部材が浮いた状態に見えることを一層抑制できて、車体側と被覆部材との隙間の見栄えを一層良くできる。
【0018】
請求項3に記載の車両用ミラー装置では、シール部に貫通孔が形成されている。
【0019】
ここで、貫通孔が全周を閉鎖されている。このため、シール部の貫通孔形成部分に所謂ヨレ(皺)が発生することを抑制でき、シール部の貫通孔形成部分が被覆部材の外周外側へ露出することを抑制できて、車体側と被覆部材との隙間の見栄えを良くできる。
【0020】
なお、本発明の車両用ミラー装置は、車体側に設けられる支持部材と、前記支持部材に支持され、ミラーが設けられた本体部と、前記支持部材を被覆し、車体側との間に隙間が形成される被覆部材と、前記被覆部材の車体側に配置されるシール部材と、前記シール部材に設けられると共に、前記隙間をシールし、全周を閉鎖された貫通孔が形成されたシール部と、を備えてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の実施の形態に係る車両用ドアミラー装置の主要部を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る車両用ドアミラー装置のガスケットを示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る車両用ドアミラー装置のガスケットの主要部を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る車両用ドアミラー装置を示す車幅方向内側かつ車両前側から見た分解斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る車両用ドアミラー装置を示す車両後側かつ上側から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
図4には、本発明の車両用ミラー装置が適用された実施の形態に係る車両用ドアミラー装置10が車幅方向内側かつ車両前側から見た分解斜視図にて示されており、図5には、車両用ドアミラー装置10が車両後側かつ上側から見た斜視図にて示されている。なお、図面では、車両前方を矢印FRで示し、車幅方向外方(車両右方)を矢印OUTで示し、上方を矢印UPで示す。
【0023】
図5に示す如く、本実施の形態に係る車両用ドアミラー装置10は、車両のドア12(車体側)の外部に設けられている。ドア12の下側部分の外側面は、配置部材(意匠部材)としてのドアパネル12A(ドアアウタパネル)によって構成されており、ドアパネル12Aの上端の車両前側端部には、取付孔14(図1参照)が貫通形成されている。
【0024】
図4に示す如く、車両用ドアミラー装置10は、車幅方向内側端部において、支持部材としての金属製でブロック状のベース16を備えている。ベース16は、ドア12に取付孔14を介して取付けられており、これにより、車両用ドアミラー装置10がドア12に取付けられている。また、ベース16の下側端部には、当接筒16Aが形成されている。
【0025】
ベース16の下側には、仮止部材(仮置部材)としての樹脂製の仮止爪18(仮置爪、クランプクリップ)が取付けられている。ベース16がドア12に取付けられる際には、仮止爪18がドア12に取付孔14を介して引掛けられる(係合される)ことで、車両用ドアミラー装置10がドア12に仮止め(仮置き)されて、ドア12に対する車両用ドアミラー装置10の位置ズレ及び脱落が抑制される。
【0026】
ベース16の外周は、被覆部材(意匠部材)としての樹脂製で略円筒状のベースカバー20によって被覆されており、ベースカバー20内は、下側へ開放されている。図1に示す如く、ベースカバー20の下側端は、全周において、ドアパネル12Aの取付孔14外周側に対向されて、ドアパネル12Aとの間に隙間22が形成されている。ベースカバー20の下側端の内周側部分には、全周において、シール面24が形成されており、シール面24は、ベースカバー20の内周側へ向かうに従い上側(ドアパネル12Aとは反対側)へ向かう方向へ傾斜されている。
【0027】
図4に示す如く、ベースカバー20の上端には、上壁20Aが設けられており、上壁20Aは、上下方向に垂直に配置されている。上壁20Aには、露出孔26が貫通形成されており、露出孔26は、ベース16を上方へ露出させている。
【0028】
ベース16の下側には、シール部材としての略板状のガスケット28(シール)が設けられており、ガスケット28は、ベース16と仮止爪18との間に配置されて、仮止爪18によってベース16に取付けられている。ガスケット28は、ゴム製にされて、弾性及びシール性を有しており、ガスケット28は、ベースカバー20の下側面を被覆している。図2に示す如く、ガスケット28は、平面視略平行四辺形状にされており、ガスケット28の外周には、内角が90°よりも大きい一対の大角部28Aと、内角が90°以下の一対の小角部28Bと、が設けられている。
【0029】
図1〜図3に示す如く、ガスケット28の外周近傍には、全周において、屈曲部30(曲がり部)が形成されており、ガスケット28は、屈曲部30より外周側において外周側へ向かうに従い下側(ドアパネル12A側)へ向かう方向に傾斜されると共に、屈曲部30においてベース16の当接筒16Aに当接されている。
【0030】
ガスケット28の外周端には、全周において、板状のシール部32が一体に形成されており、シール部32は、ガスケット28の外周端から上側(ベースカバー20側)へ向かうに従いガスケット28の内周側へ向かう方向に延出されると共に、ガスケット28の他の部分に比し剛性が低くされている。シール部32の下側端(ガスケット28の外周端)は、ドアパネル12Aに圧接されると共に、シール部32の上側部は、ベースカバー20のシール面24に圧接されており、これにより、ベースカバー20の下側端とドアパネル12Aとの隙間22が、ベースカバー20の全周において、シールされている。このため、隙間22及び取付孔14を介してドア12内に水等が浸入することが抑制(防止)されると共に、車両の走行時に隙間22を介してベースカバー20内に風が侵入することによる風切音の発生が抑制される。
【0031】
ガスケット28の外周近傍には、屈曲部30より内周側の全周において、伸縮部(変形部)としての断面U字状の撓み部34(曲がり部)が形成されており、ガスケット28は、撓み部34において、下側(ドアパネル12A側)へ突出されている。撓み部34は、ガスケット28の外周側又は内周側(図1の矢印Aの方向)に伸縮(弾性変形)可能にされている。
【0032】
ガスケット28の外周部には、屈曲部30より外周側(シール部32を含む)において、貫通孔としての長尺の水抜穴35が貫通形成されており、水抜穴35は、ガスケット28の外周外側に開放されずに、全周において閉鎖されている。水抜穴35は、ガスケット28の下端に配置されており、仮に隙間22を介してガスケット28の内部(シール部32の内周側)に水等が浸入しても、当該水等が水抜穴35を介してガスケット28の外部に排出される。
【0033】
図4に示す如く、ベース16の上側には、本体部36が支持されており、本体部36には、格納手段としての格納装置38(リトラクタ)が設けられている。
【0034】
格納装置38は、支持部としての金属製のスタンド40を備えており、スタンド40がベースカバー20の露出孔26を介してベース16に取付けられることで、格納装置38がベース16に取付けられている。スタンド40とベース16との間には、ベースカバー20の上壁20Aが挟持されており、これにより、ベースカバー20がベース16に固定されている。
【0035】
スタンド40は、回動体を構成する駆動体42を支持しており、格納装置38が駆動された際には、駆動体42がスタンド40に対し回動される。
【0036】
格納装置38の駆動体42には、回動体を構成するフレーム44が固定されて支持されている。フレーム44は、ベース16に対し車幅方向外側へ突出されて、起立(展開)されている。格納装置38が駆動された際には、フレーム44が駆動体42と一体に回動可能にされており、フレーム44が駆動体42と一体に車両後側かつ車幅方向内側へ回動されることで、フレーム44(下記バイザ46、鏡面調整装置48及びミラー50を含む)が格納される。
【0037】
格納装置38の駆動体42及びフレーム44は、回動体を構成する外装部材(意匠部材)としてのバイザ46内に収容されており、バイザ46は、フレーム44に取付けられて支持されている。バイザ46の車両前側には、略湾曲板状のバイザカバー46Aが設けられると共に、バイザ46の車両後側には、略矩形筒状のバイザリム46Bが設けられており、バイザカバー46Aとバイザリム46Bとが組付けられることで、バイザ46が構成されている。
【0038】
フレーム44の車両後側には、回動体を構成する鏡面調整手段としての鏡面調整装置48(ドライブユニット)が固定されており、鏡面調整装置48は、バイザ46のバイザリム46B内に挿入されている。
【0039】
鏡面調整装置48の車両後側には、回動体を構成する略矩形板状のミラー50が組付けられており、ミラー50は、鏡面50Aを車両後側へ向けられた状態で、バイザ46のバイザリム46B内に収容されている(図5参照)。鏡面調整装置48が駆動された際には、鏡面調整装置48によってミラー50が傾動されて、ミラー50の鏡面50A角度が調整される。
【0040】
次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0041】
以上の構成の車両用ドアミラー装置10では、ベース16がドア12に取付孔14を介して取付けられると共に、ベース16がベースカバー20に被覆されている。
【0042】
また、ベースカバー20のドアパネル12A側にガスケット28が配置されており、ガスケット28のシール部32がベースカバー20の下側端(シール面24)とドアパネル12Aとの隙間22をシールしている。
【0043】
ここで、シール部32がガスケット28からベースカバー20側(上側)へ延出されている。このため、ドア12におけるドアパネル12Aの組付誤差やベース16のドア12への取付誤差によりベースカバー20の下側端とドアパネル12Aとの隙間22寸法が変動しても、シール部32のベースカバー20下側端への接触位置が変位されて、ドアパネル12Aのシール部32下側端(ガスケット28の外周端)との接触位置の変位が抑制される。
【0044】
これにより、ベースカバー20の下側端とドアパネル12Aとの隙間22寸法が変動しても、シール部32の下側端のベースカバー20の外周から内周側への離間を抑制でき、ドアパネル12Aに対しベースカバー20が浮いた状態に見えることを抑制できて、ベースカバー20の下側端とドアパネル12Aとの隙間22の見栄えを良くできる。
【0045】
さらに、ガスケット28の撓み部34が、ガスケット28の外周側又は内周側に伸縮可能にされている。このため、ベースカバー20の下側端とドアパネル12Aとの隙間22寸法が変動してガスケット28の屈曲部30における屈曲角度が変動しても、撓み部34がガスケット28の外周側又は内周側に伸縮されて、ベース16の当接筒16Aの屈曲部30との当接位置が変位されることで、ドアパネル12Aのシール部32下側端との接触位置の変位が抑制又は防止される。
【0046】
これにより、ベースカバー20の下側端とドアパネル12Aとの隙間22寸法が変動しても、シール部32の下側端のベースカバー20の外周から内周側への離間を一層抑制でき、ドアパネル12Aに対しベースカバー20が浮いた状態に見えることを一層抑制できて、ベースカバー20の下側端とドアパネル12Aとの隙間22の見栄えを一層良くできる。
【0047】
また、ガスケット28の水抜穴35がガスケット28の下端に配置されており、仮にベースカバー20の下側端とドアパネル12Aとの隙間22を介してガスケット28の内部に水等が浸入しても、当該水等が水抜穴35を介してガスケット28の外部に排出される。
【0048】
ここで、水抜穴35が全周において閉鎖されている。このため、水抜穴35がガスケット28の外周外側に開放される場合と異なり、シール部32の水抜穴35形成部分に所謂ヨレ(皺)が発生することを抑制でき、シール部32の水抜穴35形成部分がベースカバー20下側端の外周外側へ露出することを抑制できて、ベースカバー20の下側端とドアパネル12Aとの隙間22の見栄えを良くできる。
【0049】
なお、本実施の形態では、ガスケット28に撓み部34を1個設けた。しかしながら、ガスケット28に撓み部34を複数個設けてもよい。
【0050】
さらに、本実施の形態では、ガスケット28の撓み部34を断面U字状にした。しかしながら、ガスケット28の撓み部34を断面U字状以外の形状(例えば断面V字状)にしてもよい。
【0051】
また、本実施の形態では、ガスケット28の撓み部34を下側(ドアパネル12A側)へ突出させた。しかしながら、ガスケット28の撓み部34を上側(ベースカバー20側)へ突出させてもよい。
【0052】
さらに、本実施の形態では、ガスケット28の屈曲部30にベース16の当接筒16Aを当接させた。しかしながら、ガスケット28の屈曲部30にベース16の当接筒16Aを当接させなくてもよい。
【0053】
また、本実施の形態では、本発明の車両用ミラー装置を車両用ドアミラー装置10に適用した。しかしながら、本発明の車両用ミラー装置を車両外部の他の車両用アウタミラー装置(例えば車両用フェンダミラー装置)又は車両内部の車両用インナミラー装置に適用してもよい。
【符号の説明】
【0054】
10 車両用ドアミラー装置(車両用ミラー装置)
12 ドア(車体側)
16 ベース(支持部材)
20 ベースカバー(被覆部材)
22 隙間
28 ガスケット(シール部材)
32 シール部
34 撓み部(伸縮部)
35 水抜穴(貫通孔)
36 本体部
50 ミラー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体側に設けられる支持部材と、
前記支持部材に支持され、ミラーが設けられた本体部と、
前記支持部材を被覆し、車体側との間に隙間が形成される被覆部材と、
前記被覆部材の車体側に配置されるシール部材と、
前記シール部材に設けられると共に、前記隙間をシールし、前記シール部材から前記被覆部材側へ延出されるシール部と、
前記シール部材に設けられ、前記隙間寸法の変動に伴い伸縮されて車体側の前記シール部との接触位置の変位を抑制する伸縮部と、
を備えた車両用ミラー装置。
【請求項2】
車体側に設けられる支持部材と、
前記支持部材に支持され、ミラーが設けられた本体部と、
前記支持部材を被覆し、車体側との間に隙間が形成される被覆部材と、
前記被覆部材の車体側に配置されるシール部材と、
前記シール部材に設けられると共に、前記隙間をシールし、前記隙間寸法の変動に伴い前記被覆部材への接触位置が変位されるシール部と、
前記シール部材に設けられ、前記隙間寸法の変動に伴い伸縮されて車体側の前記シール部との接触位置の変位を抑制する伸縮部と、
を備えた車両用ミラー装置。
【請求項3】
前記シール部に全周を閉鎖された貫通孔を形成した請求項1又は請求項2記載の車両用ミラー装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−153199(P2012−153199A)
【公開日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−12204(P2011−12204)
【出願日】平成23年1月24日(2011.1.24)
【出願人】(000003551)株式会社東海理化電機製作所 (3,198)
【Fターム(参考)】