説明

車両用ランプの制御装置

【課題】簡単な構成でランプに供給する電圧を低減することが可能な車両用ランプの制御装置を提供する。
【解決手段】テールランプ14R,14L、及びブレーキランプ15R,15Lのグランド側端子とグランドとの間にスイッチ素子T1を設け、該スイッチ素子T1を所望のデューティ比でPWM制御することにより、各ランプに供給する電圧を低減する。従って、バッテリVBの出力電圧が変化した場合であっても、通常よりも高い電圧がランプに供給されることを防止でき、ランプの寿命が短くなるという問題の発生を回避することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載されるランプの点灯を制御する制御装置に係り、特に、ランプに供給する電圧を制限する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
車両に搭載されるブレーキランプ、テールランプ、ヘッドランプ等の各ランプは、該車両に搭載されるバッテリより電力が供給されて点灯する。また、バッテリの出力電圧は常時一定値ではなく、車両の走行状態に応じて変動する。例えば、高速道路の走行時にはバッテリ電圧は高い値となる。
【0003】
ここで、上述した各ランプは、通常の作動電圧よりも高い電圧が供給されると寿命が短くなる。例えば、通常時のバッテリ電圧である13.5Vで動作するランプは、バッテリ電圧が16V程度まで上昇すると、ランプの寿命は約1/3程度まで短くなってしまう。
【0004】
そこで、バッテリ電圧が上昇した場合においても各ランプに供給する電圧を一定値に保持するために、バッテリとランプを接続する配線上にFET等のスイッチ素子を設置し、該スイッチ素子を所望のデューティ比でPWM制御することにより、供給電圧を低下させることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
以下、図9に示す回路図を参照して、従来における制御装置について説明する。図9は車両後部に搭載される右側、左側(車両進行方向に向けて右側、左側)のテールランプ14R,14L、及び右側、左側のブレーキランプ15R,15Lに供給する電圧を低減する回路を示している。
【0006】
図示のように、この制御回路は、バッテリVBに接続される共通母線から分岐する3系統の分岐線を有しており、1つ目の分岐線はリレー11、フューズFu1、FET等のスイッチ素子T11を介してテールランプ14R,14Lの一端に接続され、他端はグランドに接地されている。そして、ライトスイッチ12が操作されるとリレーコイル11cが励磁され、リレー接点11sが導通してテールランプ14R,14Lに電圧が供給されて該テールランプ14R,14Lが点灯する。なお、フューズFu2を介して、図示しないテールランプ14R,14L以外の他の電装品(例えば、テールランプ14R,14Lが点灯していることを示す室内灯等)と接続されている。
【0007】
2つ目の分岐線は、スイッチ13及びスイッチ素子T12を介してブレーキランプ15R,15Lの一端に接続され、他端はグランドに接地されている。そして、スイッチ13がオンとされると、ブレーキランプ15R,15Lに電圧が供給されて該ブレーキランプ15R,15Lが点灯する。
【0008】
更に、3つ目の分岐線は、スイッチ51を介してヒータ52の一端に接続され、他端はグランドに接地されている。そして、スイッチ51がオンとされると、ヒータ52に電圧が供給されて該ヒータ52が発熱する。
【0009】
また、テールランプ14R,14Lに供給する電圧を低減するために、スイッチ素子T11の制御端子に制御部53が接続されており、バッテリVBの電圧が高い場合にはスイッチ素子T11を所望のデューティ比でPWM制御することにより、各テールランプ14R,14Lに供給する電圧を低減させる。
【0010】
更に、ブレーキランプ15R,15Lに供給する電圧を低減するために、スイッチ素子T12の制御端子に制御部54が接続されており、バッテリVBの電圧が高い場合にはスイッチ素子T12を所望のデューティ比でPWM制御することにより、各ブレーキランプ15R,15Lに供給する電圧を低減させる。
【0011】
このような従来の制御装置においては、テールランプ14R,14L、及びブレーキランプ15R,15Lに供給する電圧を調整するために、2つのスイッチ素子T11,T12、及び2つの制御部53,54を設ける必要があり、装置構成が大規模化するという問題が生じる。そこで、制御部53,54を共通化するために、共通母線にスイッチ素子を設けてPWM制御する構成とすると、PWM制御を必要としないヒータ52、及びフューズFu2に接続されるテールランプ14R,14L以外の電装品までもがPWM制御されてしまうという問題が生じる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】特開2004−355887号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
上述したように、従来における車両用ランプの制御装置では、ランプに供給する電圧を低減する目的でPWM制御を実施する場合に、複数のスイッチ素子、及び制御部を搭載する必要が生じるので、構成が複雑となり、装置の大型化、高コスト化を招くという問題が発生していた。
【0014】
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、簡単な構成でランプに供給する電圧を低減することが可能な車両用ランプの制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記目的を達成するため、本願請求項1に記載の発明は、車両に搭載される複数のランプの点灯を制御する車両用ランプの制御装置において、前記各ランプの一端はスイッチ手段(11,13)を介して電源(VB)に接続され、他端はグランド側に接続されており、少なくとも2つの前記ランプの他端を連結した点とグランドとの間に設けられたスイッチ素子(T1)と、前記スイッチ素子を所望のデューティ比でPWM制御するPWM制御手段(17)と、を備えたことを特徴とする。
【0016】
請求項2に記載の発明は、前記ランプに供給される電圧を検出する電圧検出手段(17)を更に備え、前記PWM制御手段は、前記電圧検出手段にて検出される電圧に応じて、前記PWM制御のデューティ比を変更することを特徴とする。
【0017】
請求項3に記載の発明は、第1コネクタ、及び該第1コネクタに対して着脱可能な第2コネクタを更に有し、前記PWM制御手段、及び前記電子スイッチは前記第1コネクタに搭載され、前記第1コネクタは、前記車両のグランド端子(ボディー)に接続可能な接続部(32)を有し、且つ、前記PWM制御部に連結された第1端子群を備え、前記第2コネクタは、少なくとも2つの前記ランプの他端が接続された第2端子群を備え、前記第1コネクタに第2コネクタを装着した際に、前記第1端子群と第2端子群が電気的に接続されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
請求項1の発明では、各ランプとグランドとの間にスイッチ素子を設け、該スイッチ素子を所望のデューティ比でPWM制御することにより、各ランプに供給する電圧を低減する。従って、一つのスイッチ素子で複数のランプに供給する電圧をPWM制御することが可能となり、使用する部品点数を削減し、装置規模を小型化することができる。
【0019】
請求項2の発明では、電圧検出手段で検出される電圧に応じて、スイッチ素子を駆動する際のデューティ比を変更するので、電源より供給される電圧の変動に応じたデューティ比を設定することが可能となり、より安定した電圧をランプに供給することができる。
【0020】
請求項3の発明では、第1コネクタをグランド端子に接続し、該第1コネクタと第2コネクタを装着する構成としているので、第1コネクタに装着する電気回路の構成を変更することにより、種々の接続パターンを選択することができ、簡単な操作で設計変更を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の一実施形態に係る車両用ランプの制御装置を含むランプ点灯回路の構成を示す回路図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る車両用ランプ制御装置を用いない場合の、ランプ点灯回路の構成を示す回路図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る車両用ランプの制御装置の、第1コネクタ内部に設けられる回路を示す説明図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る車両用ランプの制御装置を使用しない場合に用いる第1コネクタの構成を示す説明図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る車両用ランプの制御装置の、第1コネクタの構成を示す説明図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る車両用ランプの制御装置の、第1コネクタ及び第2コネクタの装着の様子を示す説明図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る車両用ランプの制御装置の、第2コネクタの内部構成を示す説明図である。
【図8】本発明の一実施形態に係る車両用ランプの制御装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】従来におけるランプ点灯回路の構成を示す回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る車両用ランプの制御装置16(以下、単に「制御装置16」という)を含むランプの点灯回路を示す図である。
【0023】
図1に示すように、車両に搭載されるバッテリ(電源)VBの出力端子は3系統に分岐され、このうち1つ目の分岐線は、リレー(スイッチ手段)11、フューズFuを介して右側及び左側の各テールランプ14R,14Lの一端に接続され、他端は制御装置16に接続されている。リレー11は、リレーコイル11c、及びリレー接点11sを備えており、図示省略の上流側装置よりライトスイッチ12がオンとされると、リレーコイル11cが励磁されてリレー接点11sを導通し、各テールランプ14R,14LにバッテリVBの出力電圧が供給される。また、各テールランプ14R,14Lの一端側は、電線n1を経由して制御装置16に接続されている。
【0024】
2つ目の分岐線は、スイッチ(スイッチ手段)13を介してブレーキランプ15R,15Lの一端に接続され、他端は制御装置16に接続されている。そして、スイッチ13がオンとされると、各ブレーキランプ15R,15LにバッテリVBの出力電圧が供給される。また、各ブレーキランプ15R,15Lの一端側は、電線n2を経由して制御装置16に接続されている。
【0025】
3つ目の分岐線は、スイッチ51を介してヒータ52の一端に接続され、他端はグランドに接地されている。そして、スイッチ51がオンとされると、ヒータ52に電圧が供給されて該ヒータ52が発熱する。
【0026】
次に、制御装置16の詳細な構成について説明する。本実施形態に係る制御装置16は、図6に示すように、第1コネクタ41、及び該第1コネクタ41に嵌合する第2コネクタ42を備えている。
【0027】
図3は、第1コネクタ41の内部に搭載される回路基板を示す構成図である。図示のように、第1コネクタ41の内部には基板34、及び該基板34に連設された金属製の突起部(接続部)32が設けられている。そして、突起部32には、開口部33が形成されており、該開口部33にビスを挿通して例えば車両のボディーアースに締結することができる。
【0028】
また、基板34にはICチップ等で構成される制御部17、及びFET等のスイッチ素子T1が搭載され、該スイッチ素子T1の一端(例えば、FETのソース)は突起部32に接続され、他端(例えば、FETのドレイン)は4系統に分岐し、それぞれ端子37a,37b,37c,37d(第1端子群)に接続されている。そして、後述するように、4つの各端子37a〜37dは、第2コネクタ42が連結された際に、該第2コネクタ42を介してそれぞれテールランプ14R,14L、及びブレーキランプ15R,15Lに接続される。
【0029】
更に、制御部17は、スイッチ素子T1の制御入力端(例えば、FETのゲート)に接続され、後述する手順でスイッチ素子T1を所望のデューティ比でPWM制御する。また、該制御部17は、端子37e,37f(第1端子群)に接続されている。また、後述するように端子37e,37fは、第2コネクタ42が連結された際に、該第2コネクタ42を介して図1に示した電線n1,n2にそれぞれ接続される。そして、制御部17は、電線n1,n2に生じる電圧に基づいて、テールランプ14R,14L、及びブレーキランプ15R,15Lに供給される電圧を測定し、この電圧に基づいてスイッチ素子T1をPWM制御する。即ち、制御部17は、ランプに供給される電圧を検出する電圧検出手段としての機能を備え、且つ、スイッチ素子T1を所望のデューティ比でPWM制御するPWM制御手段としての機能を備えている。
【0030】
また、図5に示すように、基板34全体がケーシング35に覆設されて、図6に示した第1コネクタ41が構成される。この際、図5に示すようにケーシング35の下側は拡開部35aとされており、該拡開部35a内に第2コネクタ42が挿入されて、双方のコネクタ41,42が連結されることになる。
【0031】
一方、図6に示した第2コネクタ42は、図7に示すように、第1コネクタ41の各端子37a〜37fと接続する端子44a〜44f(第2端子群)を備えている。更に、各端子44a〜44fには電線43が接続されている。そして、各電線43を経由することにより、端子44aは右側のテールランプ14Rに接続され、端子44bは左側のテールランプ14Lに接続され、端子44cは右側のブレーキランプ15Rに接続され、端子44dは左側のブレーキランプ15Lに接続され、端子44eは電線n1に接続され、端子44fは電線n2に接続されている。
【0032】
そして、本実施形態に係る制御装置16は、第2コネクタ42が第1コネクタ41に装着され、且つ、突起部32が車両のボディーアースに接続された状態で作動する。以下、制御部17による制御手順を、図8に示すフローチャートを参照して説明する。
【0033】
初めにステップS11において、制御部17は、モニタ電圧が予め設定した閾値電圧以上であるか否かを判定する。例えば、閾値電圧を13.5Vに設定しておき、モニタ電圧、即ち、電線n1または電線n2を介して検出されるモニタ電圧が閾値電圧以上である場合には、ステップS13に処理を進め、閾値電圧よりも低い場合にはステップS12に処理を進める。
【0034】
ステップS12において、制御部17は、スイッチ素子T1をモニタ電圧に応じたデューティ比でPWM制御する。例えば、モニタ電圧が16Vである場合には、デューティ比を70%に設定してPWM制御する。その結果、各ランプ14R,14L,15R,15Lに供給される電圧を閾値電圧程度まで低減することができる。従って、各ランプ14R,14L,15R,15Lに過大な電圧を供給することを防止できる。
【0035】
ステップS13において、制御部17は、スイッチ素子T1を常時オン(デューティ比100%)となるように制御する。従って、各ランプ14R,14L,15R,15Lには、閾値電圧(例えば、13.5V)よりも低い電圧が供給されて点灯することになる。
【0036】
このようにして、本実施形態に係る車両用ランプの制御装置16では、テールランプ14R,14L、及びブレーキランプ15R,15Lに供給される電圧をモニタし、このモニタ電圧が予め設定した閾値電圧(例えば、13.5V)よりも高い場合には、各ランプ14R,14L,15R,15Lとボディーアース(グランド)との間に設けられたスイッチ素子T1を所望のデューティ比でPWM制御することにより、各ランプに供給される電圧を低減させる。従って、バッテリVBの出力電圧が変動した場合であっても、各ランプ14R,14L,15R,15Lに供給する電圧を安定化することができ、ランプの寿命が短くなるという問題を解消することができる。
【0037】
また、複数のランプ(本実施形態では、4個のランプ14R,14L,15R,15L)に対して、一つのスイッチ素子T1を設け、該スイッチ素子T1を制御部17によりPWM制御してランプへの供給電圧を調整するので、従来のように複数のスイッチ素子を設ける必要がない。即ち、図1に示すヒータ52は、PWM制御されずにバッテリVBの出力電圧が供給されることになり、本実施形態に係る制御装置16を採用することにより、ランプに接続される回路のみをPWM制御することが可能となる。その結果、従来の場合と比較して装置構成を簡素化でき、省スペース化、低価格化を図ることができる。
【0038】
更に、本実施形態では、制御装置16を第1コネクタ41と第2コネクタ42で構成しているので、簡単な操作で第1コネクタ41を付け替えることが可能である。即ち、PWM制御を必要としない場合には、第1コネクタ41内に搭載する基板を、図4に示す如くの全体を導体とした基板34aに変更することにより、容易に設計変更が可能となる。
【0039】
図4に示す基板34aは、全体が導体とされ、且つ端子37a〜37dがこの導体と電気的に接続されている。また、端子37e,37fは導体と接続されていない。
【0040】
従って、図5に示したように、図4に示す基板34aにケーシング35を覆設して第1コネクタ41とし、この第1コネクタ41に第2コネクタ42と連結すると、各ランプ14R,14L,15R,15Lのグランド側の端子は、端子37a〜37dを介して車両のボディーアースに接続されることになる。また、電線n1,n2は、端子37e,37fに接続されるので、その先端部は開放状態となる。即ち、図2に示す回路21のように接続されるので、各ランプ14R,14L,15R,15Lの端子を接地することができる。
【0041】
即ち、バッテリVBの電圧変動が大きく、出力電圧をPWM制御する必要がある場合には、図3に示した基板34を有する第1コネクタ41を用いて接続し、PWM制御しない場合には、図4に示した基板34aを有する第1コネクタ41を用いて接続することにより、大規模な回路の変更を行うことなく回路を切り替えることが可能となる。
【0042】
なお、上述した実施形態では、電線n1,n2のいずれか一方で検出されるモニタ電圧が閾値電圧以上となった場合に、スイッチ素子T1をPWM制御する例について説明したが、電線n1,n2のうちのいずれか一方のみを配索し、この電線を用いてバッテリ電圧をモニタするようにしても良い。
【0043】
以上、本発明の車両用ランプの制御装置を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
【0044】
例えば、上述した実施形態では、テールランプ14R,14L、及びブレーキランプ15R,15Lの端子とボディーアースとの間に制御装置16を設けて、電圧を低下させる構成としたが、他のランプ、例えば、バックランプやヘッドランプ等に用いることも可能である。
【0045】
更に、上述した実施形態では、4個のランプに対して一つのスイッチ素子T1を設ける例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、2個以上のランプに対して一つのスイッチ素子を設ける場合を含む。また、各ランプはLEDで構成することも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0046】
本発明は、車両に搭載されるランプに供給する電圧を低減することに利用することができる。
【符号の説明】
【0047】
T1 スイッチ素子
VB バッテリ
n1,n2 電線
11 リレー
11c リレーコイル
11s リレー接点
12 ライトスイッチ
13 スイッチ
14R,14L テールランプ
15R,15L ブレーキランプ
16 制御装置
17 制御部
32 突起部
33 開口部
34,34a 基板
35 ケーシング
35a 拡開部
41 第1コネクタ
42 第2コネクタ
43 電線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に搭載される複数のランプの点灯を制御する車両用ランプの制御装置において、
前記各ランプの一端はスイッチ手段を介して電源に接続され、他端はグランド側に接続されており、
少なくとも2つの前記ランプの他端を連結した点とグランドとの間に設けられたスイッチ素子と、
前記スイッチ素子を所望のデューティ比でPWM制御するPWM制御手段と、
を備えたことを特徴とする車両用ランプの制御装置。
【請求項2】
前記ランプに供給される電圧を検出する電圧検出手段を更に備え、
前記PWM制御手段は、前記電圧検出手段にて検出される電圧に応じて、前記PWM制御のデューティ比を変更することを特徴とする請求項1に記載の車両用ランプの制御装置。
【請求項3】
第1コネクタ、及び該第1コネクタに対して着脱可能な第2コネクタを更に有し、
前記PWM制御手段、及び前記スイッチ素子は前記第1コネクタに搭載され、
前記第1コネクタは、前記車両のグランド端子に接続可能な接続部を有し、且つ、前記PWM制御部に連結された第1端子群を備え、
前記第2コネクタは、少なくとも2つの前記ランプの他端が接続された第2端子群を備え、
前記第1コネクタに第2コネクタを装着した際に、前記第1端子群と第2端子群が電気的に接続されることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の車両用ランプの制御装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2013−23170(P2013−23170A)
【公開日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−162924(P2011−162924)
【出願日】平成23年7月26日(2011.7.26)
【出願人】(000006895)矢崎総業株式会社 (7,019)
【Fターム(参考)】