説明

車両用灯体

【課題】共通の灯体によって車両前方や側方での点灯の認知と、車両後方での点灯の認知を可能にして、部品点数の削減と灯体点灯による注意喚起の強化を図ることのできる車両用灯体を提供する。
【解決手段】灯体9はルーフの前部上端に取り付け、光透過性の灯体カバー13内に前方ランプ11と後方ランプ10を配置する。灯体カバー13は前方ランプ11の周囲を覆うカバー基体15と、後方ランプ10の後方を覆う後部カバー17によって形成する。灯体カバー13内は支持壁14と斜板30によって仕切り、前方ランプ11の光はカバー基体15を通して車両前方と側方に照射し、後方ランプ10の光は後部カバー17を通して車両後方に照射する。カバー基体15の後端部両側には規制壁18を延設し、後部カバー17の照光領域への側方からの他の光の回り込みを規制する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、車両のブレーキランプや車幅灯等の車両用灯体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、車両の後部パネルの他に車両前面側やリヤスポイラーにブレーキランプを設け、車両の制動時に対向車両や後続車両により有効に注意を喚起し得るようにしたものが開発されている(例えば、引用文献1,2参照)。
【特許文献1】実開平5−44682号公報
【特許文献2】特開昭61−160330号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、これらの車両の場合、各灯体が車両の前方と後方の一方からのみ視認可能となっているため、灯体の点灯効果を車両の前方側と後方側で得るためには、前方用と後方用の灯体をそれぞれ車両に設置しなければならない。このため、車両に設置する灯体数が多くなり、製造コストの高騰と重量の増加を招くことが懸念されている。また、前記の灯体装備車両においては、灯体は車体そのもの(車幅等)を認識させる機能を有していなかった。
【0004】
また、小型車両等においては、大型トラックやトレーラ等の運転視点の高い車両(以下、「高視点車両」と呼ぶ。)が後方から接近した場合に、車体が前方を注視した高視点車両の運転者の視界下方に入り込むことによって視認性が低下する傾向にある。このような状況においては、車体の後端部に設けたブレーキランプ等の灯体の注意喚起効果が必ずしも充分ではない。このため、現在、高視点車両の運転者に対して車両を確実に認識させることのできる手段の案出が望まれている。
【0005】
そこでこの発明は、共通の灯体によって車両前方や側方での点灯の認知と、車両後方での点灯の認知を可能にして、部品点数の削減と灯体点灯による注意喚起の強化を図ることのできる車両用灯体を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、車両ルーフ(例えば、後述の実施形態におけるルーフ4)の前部上端に取り付けられる車両用灯体(例えば、後述の実施形態における灯体9)にあって、車両後方に照光する後方照光部(例えば、後述の実施形態における後方ランプ10,後部カバー17)と、車両後方以外の方向に照光する他の照光部(例えば、後述の実施形態における前方ランプ11,カバー基体15)と、前記後方照光部と他の照光部を区画する仕切壁(例えば、後述の実施形態における支持壁14,斜板30)と、少なくとも前記後方照光部の幅方向両側から車両後方側に延出して、前記後方照光部からの照光領域を規制する規制壁(例えば、後述の実施形態における規制壁18)と、を備えた構成とした。
これにより、車両の前方や側方からは他の照光部から発された光が視認され、車両の後方からは後方照光部から発された光が視認される。後方照光部の光は仕切壁によって他の照光部の光と分離されるようになり、また、車幅方向両側から後方に延出する規制壁は、後方照射部への周囲の光の回り込みを規制するとともに、後方照射部から車両側方への光の漏れを規制する。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用灯体において、前記規制壁の後方照光部に臨む側の面に、反射抑制手段(例えば、後述の実施形態における着色膜20)を設けるようにした。
これにより、規制壁の後方照光部に臨む側の面における反射が反射抑制手段によって抑制され、後方照光部から発された光がより明確に周囲の光と区別されるようになる。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の車両用灯体において、前記後方照光部に、車両後方側の照光領域の一部を部分的に遮蔽する遮蔽部(例えば、後述の実施形態における遮蔽枠21,遮蔽部35)を設けるようにした。
この場合、後方照光部に部分的に配置された遮蔽部によって後方照光部から照射される光に部分的な明暗のアクセントができる。また、遮蔽部は特定パターンで配置するようにすれば、点灯時における後方照光部の意匠性が向上する。
【0009】
請求項4に記載の発明は、前記後方照光部と前記他の照光部の周囲に光透過性のカバー(例えば、後述の実施形態における灯体カバー13)が設けられている請求項1〜3のいずれかに記載の車両用灯体において、前記カバーを通しての前記照光部間の導光を遮断する導光遮断部(例えば、後述の実施形態における遮光板22)を設けるようにした。
この場合、光透過性のカバーを通しての導光が導光遮断部によって遮断されるため、カバーを通した両照光部間での光の漏れが防止される。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用灯体において、前記後方照光部の光と他の照光部の光を互いに異ならせるようにした。
具体的には、例えば、後方照光部を赤色光で点滅させる一方で、他の照光部から白色やアンバー色の光を発するようにしても良い。これにより、車両前方や側方側からの視認と後方側からの視認で異なる機能や視覚効果を持たせることができる。
【発明の効果】
【0011】
請求項1に記載の発明によれば、灯体が車両ルーフの前部上端に配置されることから、他の照光部から発された光を車両の前方や側方から視認することができるとともに、後方照光部から発された光を後方の車両、特に、大型トラック等の運転席からの視点の高い車両から良好に視認することができる。したがって、部品点数の大幅な増加を来すことなく、灯体の点灯による車両周囲の注意喚起を強化することができる。
さらに、この発明においては、仕切壁によって後方照光部の光を他の照光部の光と分離し、かつ、側方からの後方照光部への光の回り込みと、後方照光部から車両側方側への光の漏れを規制壁によって規制することができるため、後方照光部の光を周囲の光と区分して車両後方側からの視認性を高めることが可能になるとともに、車両側方に後方照光部の光が漏れることによる幻惑効果を抑制することが可能になる。
【0012】
請求項2に記載の発明によれば、規制壁の後方照光部に臨む側の面の反射が反射抑制手段によって抑制されるため、後方照光部の光を周囲と明確に区分して車両後方からの視認性をより高めることができる。
【0013】
請求項3に記載の発明によれば、後方照光部に部分的に配置された遮蔽部によって車両後方側に明暗のアクセントのある照光を行うことができるため、車両後方側からの視認性をさらに高めることが可能であるとともに、点灯部の意匠性をも高めることが可能となる。
【0014】
請求項4に記載の発明によれば、光透過性のカバーを通しての導光を導光遮断部によって遮断することができるため、後方照光部の光と他の照光部の光が混合することによるコントラストの低下や色相の変化を低減し、それによって視認性をさらに高めることが可能となる。
【0015】
請求項5に記載の発明によれば、後方照光部の光と他の照光部の光を互いに異ならせることで、一つの灯体に複数の異なる機能や視覚効果を持たせることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
最初に、図1〜図5に示す第1の実施形態について説明する。なお、図中矢印Fは、車両の前方を示すものとする。
図1は、この発明に係る車両用灯体9(以下、「灯体9」と呼ぶ。)を装備した車両1(以下、「灯体装備車両1」と呼ぶ。)が、前方の普通車両2と後方の大型トラック3に挟まれるかたちで路上を走行している状態を示すものである。なお、図1中iは、大型トラック3の前方視界に、灯体装備車両1のルーフ越しにさらに前方の普通車両2が目に入ったときの大型トラック3の運転者の視線を示す。大型トラック3の運転席は普通車両2等に比較して充分に高く、運転席からの視点高さHも充分に高くなっている。
【0017】
車両1のルーフ4は、車体前後方向の略中央位置が上方側に最も膨出し、この最膨出部分がルーフ4の頂部となっている。そして、ルーフ4のこの頂部よりも前方側は、図2に示すようにウインドシールドガラス5のある車両前方側に向かって下方に傾斜している。
【0018】
また、ルーフ4の車幅方向両側には、図3に示すように車体前後方向に沿うルーフモール取付溝7が形成され、このルーフモール取付溝7に、樹脂製のルーフモール8とともに灯体9が取り付けられている。なお、この実施形態の場合、灯体9は、運転席でのスイッチ操作によって点灯する車幅灯である。
【0019】
灯体9は、図3〜図5に示すように車両後方側の照光に用いられる後方ランプ10と、主に車両前方側の照光に用いられる前方ランプ11と、これらのランプ10,11とランプ点灯用の回路部品(図示せず。)を支持し、ルーフモール取付溝7内に取り付けられる灯体ベース12と、灯体ベース12の上方側に取り付けられて後方ランプ10と前方ランプ11の上方側周囲を囲繞する灯体カバー13と、を備えている。この実施形態の場合、ランプ10,11には高輝度のLEDが用いられ、後方ランプ10は照光方向が車両後方側に向けられ、前方ランプ11は照光方向が車両上方側に向けられている。
【0020】
灯体ベース12の上面には、灯体ベース12の前後方向の略中央位置から上方に突出する支持壁14が設けられ、この支持壁14の後部面には、一対の後方ランプ10,10が上下に並んで配置されている。さらに、この支持壁14の上部には車両後方側に向かって斜め上方に傾斜した斜板30が取り付けられ、この斜板30と支持壁14によって灯体カバー13内を前後の空間に仕切る仕切り壁が構成されている。なお、支持壁14と斜板30の車両後方側面は反射面とされている。
【0021】
また、灯体ベース12の上面の支持壁14よりも前方側位置には、一対の前方ランプ11,11が前後に並んで配置されている。灯体ベース12は、図4に示すように、ルーフモール取付溝7の開口縁に配置される板状基部12aと、この板状基部12aの下面略中央に前後方向に沿って延出する凸状部12bと、を備え、この凸状部12bが各ランプ10,11から発された熱を灯体ベース12の下方に逃がすための放熱部となっている。凸状部12bはルーフモール取付溝7内に挿入され、ルーフモール取付溝7内において各ランプ10,11の熱をループパネルに放熱する。
【0022】
一方、灯体カバー13は光透過性の樹脂から成り、後部ランプ10と前部ランプ11の上方から両側方にかけてを覆い、かつ、灯体ベース12の前端部に向かって三次元的に湾曲したカバー基体15と、このカバー基体15の後端部に形成された方形状の開口16に固着された後部カバー17と、を備え、カバー基体15の前記開口16の両側部と下端には、車体後方側に延出する一対の規制壁18,18と底壁19が設けられている。底壁19は方形状に形成され、規制壁18は上端部が車体後方側に向かって下方傾斜した略三角形状に形成されている。
【0023】
カバー基体15と後部カバー17は、夫々アンバー色と赤色に着色され、カバー基体15の底壁19と規制壁18,18の内側面(後部カバー17に臨む側の面)には、反射抑制手段として黒系色の着色膜20が設けられている(図4参照。)。また、後部カバー17の車体後方側面には、規制壁18の着色膜20と同様の黒色系の着色膜からなる直線状の遮蔽枠21(遮蔽部)が後部カバー17の四辺に沿って設けられている。
【0024】
この灯体9においては、前述のように灯体カバー13の内側が支持壁14と斜板30によって前後の空間に仕切られ、前方ランプ11から発された光はカバー基体15を通して車両の前方、側方と上方とに照射され、後方ランプ10から発された光は後部カバー17を通して車両の後方側に照射される。この実施形態の場合、後方ランプ10と後部カバー17がこの発明における後方照光部を構成し、前方ランプ11とカバー基体15が他の照光部を構成している。
【0025】
また、図5に示すようにカバー基体15と後部カバー17の接合部間には、光不透過性の金属や樹脂から成る遮光板22が介装されている。この遮光板22は図5に示すように傾板30と一体に形成しても良いが、別体部品とすることも可能である。カバー基体15と後部カバー17は光透過性の材料によって形成されているため、前方ランプ11や後方ランプ10から発された光はカバー基体15や後部カバー17の内部を通って隣接する部材に伝達されるが、カバー基体15と後部カバー17の接合部間には遮光板22が介装されているため、カバー基体15と後部カバー17の間の導光は遮光板22によって遮られることとなる。したがって、この灯体9の場合、カバー基体15と後部カバー17の間の導光によって前方ランプ11と後方ランプ10の光が混合することによるコントラストの低下や色相の変化を有効に低減することができる。なお、この実施形態の場合、遮光板22が導光遮断部を構成している。
【0026】
この灯体9は、以上のように前方ランプ11と後方ランプ10から発された光が灯体カバー13内において支持壁14と斜板30によって照射方向を区画され、かつ、カバー基体15の後端部両側に延設された規制壁18によって周囲側方からの前方ランプ11や車両周囲からの光の入り込みを阻止されるため、後部カバー17を通して車両後方に照射される後方ランプ10の光が周囲の光と明確に区分されるようになり、車両後方からの視認性が確実に向上する。特に、この実施形態の場合、カバー基体15の後部の底壁19と規制壁18の内側面に黒色系の着色膜20が設けられ、かつ、後部カバー17の周縁部にも黒色系の遮蔽枠21が設けられているため、後部カバー17の照光部のコントラストが高まり、その結果、車両後方からの視認性がより良好となる。さらに、この実施形態においては、指向性の高いLEDから成る後方ランプ10が車両後方側に向けて設置されているため、このことも車両後方からの視認性の向上に寄与している。
また、この灯体9の場合、後部カバー17を通した車両側方への赤色光の漏れが規制壁18によって阻止されるため、赤色光の漏れによる周囲に対する幻惑効果を確実に抑制することができる。
【0027】
また、灯体装備車両1はルーフ4の前端部に灯体9が取り付けられているため、図1に示すように、灯体9を点灯した車両1に後方から大型トラック3が所定距離L内に接近すると、大型トラック3の運転者の視線i上にルーフ4の前端部の灯体9の点灯が確実に目に入り、後続の大型トラック3に注意を喚起して車両1の存在を認識させることができる。
特に、灯体9においては、規制壁18の上端部が車両後方に向かって斜め下方に傾斜しているため、車両1に接近した大型トラック3の下方視界内において規制壁18が後部カバー17の視認の支障になることがなく、このことも視認性の向上に寄与している。
さらに、この灯体装備車両1においては、灯体9がルーフの前端部に取り付けられているため、高所にある灯体9の点灯を車両前方や側方の車両や歩行者に良好に認識させることができる。
したがって、この灯体9を採用した場合、灯体設置数の大幅な増加を来すことなく、灯体9の点灯によって車両周囲の多方向に有効に注意を喚起し、車両の存在を認識させることができる。
【0028】
図6は、この発明の第2の実施形態を示すものである。
この実施形態の灯体109は、基本的な構成は第1の実施形態とほぼ同様であるが、後部カバー17の周縁部と中間部の適宜位置に黒色系の着色膜から成る遮蔽部35を点線状に設けるようにしている点が異なっている。
この灯体109の場合、第1の実施形態の効果に加え、車両後方側により明暗のアクセントの強い照光を行うことができ、しかも、点灯面の意匠性を高めることができるという効果が得られる。
【0029】
ところで、上記の各実施形態の場合、前方ランプ11と後方ランプ10から発される光の色や強さ、発光パターン等を変えるようにしても良い。例えば、各ランプ10,11は一様に点灯させているが、前方ランプ11を一様に点灯させ、後方ランプ10を点滅させるようにしても良い。
このように灯体9の前方ランプ11と後方ランプ10の光の色や強さ、発光パターン等を異ならせるようにした場合には、一つの灯体9でありながら車両前方と側方からの視認と後方からの視認で異なる機能や視覚効果を持たせることができる。したがって、この場合、単機能の灯体を複数種設置する場合に比較して、部品点数の削減と意匠性の向上を図ることができる。
【0030】
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、上記の実施形態においては、灯体9,109がルーフモール取付溝7内に取り付けられているが、灯体9,109はルーフ4の前端部であればルーフモール取付溝7以外の部分に取り付けるようにしても良い。
また、上記の実施形態においては、前方ランプ11と後方ランプ10を夫々上方と後方に向けて配置したが、前方ランプ11と後方ランプ10を夫々前方と上方に向けて配置するようにしても良い。
さらに、上記の実施形態の場合、規制壁18,18と底壁19が後面視で凹形状を成すように形成されているが、カバー基体15の上面から両規制壁18,18に跨るように後方側に延出する透明なカバー壁を設け、そのカバー壁によって規制壁18,18と底壁19に囲まれた空間部を覆うようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】この発明の第1の実施形態を示す車両の側面図。
【図2】同実施形態を示すものであり、車両を前部上方から見た斜視図。
【図3】同実施形態を示すものであり、灯体部分を車両の右側後部上方から見た拡大斜視図。
【図4】同実施形態を示すものであり、着色の異なる部分を異なるハッチングで区分けした灯体の斜視図。
【図5】同実施形態を示すものであり、図4のA−A線に沿う拡大断面図。
【図6】この発明の第2の実施形態を示すものであり、着色の異なる部分を異なるハッチングで区分けした灯体の斜視図。
【符号の説明】
【0032】
4…ルーフ
9,109…灯体(車両用灯体)
10…後方ランプ(後方照光部)
11…前方ランプ(他の照光部)
13…灯体カバー(光透過性のカバー)
14…支持壁(仕切壁)
15…カバー基体(他の照光部)
17…後部カバー(後方照光部)
18…規制壁
20…着色膜(反射抑制手段)
21…遮蔽枠(遮蔽部)
22…遮光板(導光遮断部)
30…斜板(仕切板)
35…遮蔽部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両ルーフの前部上端に取り付けられる車両用灯体であって、
車両後方に照光する後方照光部と、
車両後方以外の方向に照光する他の照光部と、
前記後方照光部と他の照光部を区画する仕切壁と、
少なくとも前記後方照光部の幅方向両側から車両後方側に延出して、前記後方照光部からの照光領域を規制する規制壁と、を備えていることを特徴とする車両用灯体。
【請求項2】
前記規制壁の後方照光部に臨む側の面に、反射抑制手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯体。
【請求項3】
前記後方照光部に、車両後方側の照光領域の一部を部分的に遮蔽する遮蔽部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯体。
【請求項4】
前記後方照光部と前記他の照光部の周囲に光透過性のカバーが設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用灯体において、
前記カバーを通しての前記照光部間の導光を遮断する導光遮断部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯体。
【請求項5】
前記後方照光部の光と他の照光部の光を互いに異ならせたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用灯体。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−216727(P2007−216727A)
【公開日】平成19年8月30日(2007.8.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−36816(P2006−36816)
【出願日】平成18年2月14日(2006.2.14)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】