説明

輸送物ダストの回収装置

【課題】 コンベア表面の輸送物ダストを長期にわたって安定に回収する。
【解決手段】 洗浄手段(21,22)によってベルトリターン側のベルト(12B)表面に洗浄液を吹き付けることによってベルト表面の輸送物ダストを落下させ、ベルト表面から落下した洗浄液及びダストを沈殿槽(25)で受けてダストを洗浄液中で沈殿させる。先端に掬い容器(28)が取付けられた旋回アーム(27)をその後端部を中心にして旋回させ、掬い容器を沈殿槽の取出口とベルトキャリア側との間で移動させ、沈殿槽の取出口において掬い容器にダスト沈殿物を掬わせ、ベルトキャリア側において掬い容器からダスト沈殿物をベルトキャリア側のベルト上に落下させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は輸送物ダストの回収装置に関し、例えばベルトコンベアによって鉄鉱石や石炭等の輸送物を輸送している際に、コンベア表面に付着した輸送物ダストを長期にわたって安定して回収できるようにした装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ベルトコンベアは現在普及している輸送手段のなかで最も低価格の輸送機であり、各種の工場や設備で多く採用されているが、輸送物が粉状の場合や粉状物を含む場合にはベルト表面の水分等に起因して粉状物がベルト表面に付着し、ベルトリターン側で落下飛散して環境を悪化させる。
【0003】
そこで、ベルトリターン側にクリーナを設け、ベルトに付着したダストを掻き落とし、シュータで受けるようにした乾式のダスト回収装置、あるいはベルトリターン側のベルトを水洗し、必要に応じてさらにチップローラ等で掻き落とし、ダストをピットに蓄積するようにした湿式のダスト回収装置、等が提案されている。
【0004】
しかし、乾式のダスト回収装置では乾式で処理しているので、ダストを完全に掻き落としきれず、しかもクリーナの磨耗が激しく,頻繁に交換する必要があって連続運転に支障をきたす。
【0005】
他方、湿式のダスト回収装置ではダストを水洗し、さらにチップローラ等で掻き落としているので、ダストをほぼ完全に掻き落とすことができるものの、ピットに蓄積したダストは汚泥となっているので、廃棄せざるを得ず、コスト高を招来する。
【0006】
これに対し、本件発明者らは、ベルト表面のダストをベルトリターン側で水洗して下方で受け、これを輸送管によってベルトキャリア側に戻し、原料として再利用できるようにした輸送物ダストの回収装置を開発するに至った(特許文献1)。
【0007】
【特許文献1】特開平05−116736号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、上記特許文献1記載の輸送物ダストの回収装置では掻き取りブレードを有するチェーンコンベアを輸送管に内蔵してダストをベルトキャリア側に戻すという構造を採用しているので、チェーンコンベアや掻き取りブレードが輸送管の内面やダストと擦れ合って激しく磨耗し損耗し、すぐにダストの輸送ができなくなってチェーンコンベアや掻き取りブレードを交換する必要が生じ、コスト的にも実用化が難しいことが判明した。
【0009】
本発明はかかる問題点に鑑み、コンベア表面に付着した輸送物ダストを長期にわたって安定に回収できるようにした輸送物ダストの回収装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る輸送物ダストの回収装置は、ベルトコンベアのベルト表面に付着した輸送物ダストをベルトリターン側において回収し、ベルトキャリア側に戻すようにした輸送物ダストの回収装置において、ベルトリターン側のベルト表面に洗浄液を吹き付けることによってベルト表面の輸送物ダストを落下させる洗浄手段と、ベルト表面から落下した洗浄液及びダストを受けてダストを洗浄液中で沈殿させる一方、底部にダスト沈殿物の取出口が形成された沈殿槽と、先端に掬い容器が取付けられ、後端部を中心にして旋回し得るように設けられ、その旋回によって上記掬い容器を上記沈殿槽の取出口とベルトキャリア側との間で移動させ、上記沈殿槽の取出口において上記掬い容器にダスト沈殿物を掬わせ、上記ベルトキャリア側において上記掬い容器からダスト沈殿物をベルトキャリア側のベルト上に落下させる旋回アームと、を備えたことを特徴とする。
【0011】
本発明の特徴の1つはベルト表面の輸送物ダストをベルトリターン側で液洗浄によって落下させ、これを沈殿槽で受けて沈殿させる一方、旋回アーム先端の掬い容器でダスト沈殿物を掬い、旋回アームを旋回させて掬い容器をベルトキャリア側まで運び、ダスト沈殿物を掬い容器からベルトキャリア側のベルト上に戻すようにした点にある。
【0012】
これにより、旋回アームや掬い容器には特許文献1記載の輸送管に比して磨耗や損耗がそれほど発生せず、ベルト表面に付着した輸送物ダストを長期にわたって確実にかつ安定に回収してベルトキャリア側に戻すことができる。
【0013】
旋回アームは旋回アームの回転軸にハンドルを設けて作業者が手動で旋回させるようにしてもよいが、旋回アームを旋回させる駆動装置を更に備え、自動運転できるように構成するのがよい。
【0014】
例えば、駆動モータ側の出力軸及び旋回アームの回転軸にスプロケットを取付け、両スプロケットの間を駆動力伝達用のチェーンで連結して駆動装置を構成することができる。また、駆動モータ側の出力軸と旋回アームの回転軸との間に伝達ギア群を設けて駆動装置を構成することもできる。
【0015】
さらに、コンベアベルトの移動を利用して旋回アームを駆動することもできる。即ち、コンベアベルトに被駆動ローラを接触させて回転させ、被駆動ローラの回転をチェーンやスプロケット等によって旋回アームの回転軸に伝え、旋回アームを回転させることもできる。また、コンベアベルトに対して被駆動ローラと反対側に1又は複数のテンションローラを設けて被駆動ローラとコンベアベルトとを均等にかつ安定に接触させるようにすることもできる。
【0016】
旋回アームは後端部を中心にして旋回し、先端の掬い容器を沈殿槽の取出口とベルトキャリア側との間で移動させ、ダスト沈殿物を掬い容器からキャリア側ベルト上に戻すことができるように構成されていればよい。例えば、旋回アームを鉛直面に対して傾斜した平面内で旋回させ、ベルトキャリア側の位置でキャリア側ベルト上方に来るように構成してもよいが、旋回アームを傾斜した平面内で旋回させるのは旋回アームへの負担が大きい。そこで、旋回アームを鉛直面内で旋回させ、旋回アームの掬い容器がベルトキャリア側に来た時に旋回アームをベルトキャリア側に倒れ込ませるように構成するのがよい。
【0017】
即ち、旋回アームの旋回を案内するガイド部材を更に備え、このガイド部材は、ベルトキャリア側のベルト上方領域以外の旋回領域では旋回アームが1つの旋回平面内を旋回するように案内する一方、ベルトキャリア側のベルト上方領域では旋回アームが旋回平面からベルトキャリア側に倒れ込んだ後に旋回平面内に復帰するように案内するように構成されるのがよい。
【0018】
旋回アームはその全体をベルトキャリア側に倒れ込ませるようにしてもよいが、大きな傾動スペースを必要とする。そこで、旋回アームを中間で2つに折って先端側をベルトキャリア側に倒れ込ませるようにするのがよく、この場合には旋回アームのハウジングを利用して旋回をガイドすることができる。
【0019】
即ち、旋回アームが中間で2つ折り可能に構成されている一方、ガイド部材がハウジングとガイドバーとから構成され、ハウジングは相互に平行に配置された2つの円形側板の外周縁を蓋板で覆って構成され、ベルトキャリア側の円形側板の上部には旋回アームがベルトキャリア側のベルト上方に傾倒し得るように切欠きが形成され、ガイドバーはハウジングの切欠きの前方に設けられ、傾倒した旋回アームを受けるとともに旋回に伴ってハウジング内に復帰させるような形状を有するのがよい。
【0020】
また、旋回アームはハウジング内を旋回するので、ハウジングの下端部を沈殿槽のダスト沈殿物の取出口に連通させるのがよい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明を添付図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図1ないし図6は本発明に係る輸送物ダストの回収装置の好ましい実施形態を示す。図において、コンベアフレーム10の両側方には作業用ステップ10A、10Bが長手方向に延びて設けられ、又コンベアフレーム10の長手方向の両端部位には駆動ローラ(図示せず)と従動ローラ11とが軸支されている。
【0022】
この駆動ローラと従動ローラ11との間にはコンベアベルト12がエンドレスに張設され、駆動ローラには駆動源によって駆動力が伝達されてコンベアベルト12が搬送され、キャリア側ベルト12Aには鉄鉱石、石炭等の輸送物が搭載されて輸送されるようになっている。
【0023】
また、コンベアフレーム10にはベルト表面に付着したダストを回収する本例の輸送物ダストの回収装置20が支持されている。
【0024】
この輸送物ダストの回収装置20において、コンベアフレーム10には図3及び図4に示されるようにベルトリターン側のベルト12Bの下側に配管(洗浄手段)21がベルト幅方向に延びて取付けられ、配管21には複数の噴射ノズル(洗浄手段)22が取付けられ、電磁弁(洗浄手段)21Aによって配管21に洗浄水が送給され、洗浄水が噴射ノズル22から所定の噴射角、例えば左右の噴射ノズル22は噴射角50°、中央の噴射ノズル22は噴射角65°でもってベルトリターン側のベルト12Bに吹きつけられ、ベルト表面に付着した輸送物ダストが落下されるようになっている。
【0025】
また、図3に示されるように、ベルトリターン側のベルト12Bの下側には噴射ノズル22の下流側に厚板状の拭き取りクリーナ23が配置され、取付けアーム23Aによってベアフレーム10に取付けられ、ベルト12Bに残った輸送物ダストを拭き取るようになっている。この拭き取りクリーナ23には耐熱耐摩耗性ゴム(例えば、クロロプレンゴム)、ポリエチレン(例えば、超高分子量ポリエチレン)、耐摩耗性のスポンジ(例えば、ゴム製スポンジ、ポリエチレン製スポンジ)等が用いられている。
【0026】
さらに、ベルトリターン側のベルト12Bの下側には樋状の受板24が噴射ノズル22及び拭き取りクリーナ23の下側を覆って配置され、ステー24Aによってコンベアフレーム10に吊り下げられ、受板24はベルトリターン側のベルト12Bの進行方向に対して低くなるように傾斜して取付けられ、又受板24の傾斜上端側には配管24Aが幅方向に延びて取付けられ、配管24Bには複数の噴射ノズル24Cが取付けられ、洗浄水を噴射して受板24上の輸送物ダストを傾斜下端側に流下させるようになっている。
【0027】
この受板24の傾斜下端側には沈殿槽25が配置されてコンベアフレーム10に支持され、受板24の傾斜下流端側は傾斜壁面24Dによって通路幅が縮小され、受板24上の輸送物ダストと洗浄水とを沈殿槽25に案内する一方、沈殿槽25は下窄まりの形状をなし、受板24からの輸送物ダストと洗浄水とを受けて輸送物ダストを沈殿させるようになっている。
【0028】
また、沈殿槽21の底部にはダスト沈殿物の取出口25Aが形成され、又沈殿槽25の所定の水位の位置にはオーバーフロー管25Bが設けられ、沈殿槽25内には仕切り板25Dが下端縁と沈殿槽25の底面との間に隙間をあけて設けられ、受板24からの輸送物ダストと洗浄水とを仕切り板25Dで一旦受けて輸送物ダストがオーバーフロー管25Bに直接流れ込むのを軽減する一方、仕切り板25Dの下側を通過した洗浄水のみをオーバーフロー管25Bに案内するようになっている。
【0029】
この沈殿槽25及びコンベアフレーム10の一側方にはハウジング(ガイド部材)26が配置されてコンベアフレーム10に取付けられている。このハウジング26は2枚の円形側板26Aを相互に間隔をあけて配置しその外周縁を蓋板26Bで覆って構成され、ハウジング26内には2本の旋回アーム27が相互に一直線上に並んでかつ回転軸によって後端部位を中心に旋回し得るように軸支され、旋回アーム27の回転軸にはスプロケット27Aが取付けられている。
【0030】
また、旋回アーム27の回転軸には変速ギア付きの駆動モータ29の出力軸が連結され、旋回アーム27は駆動モータ29によって旋回され、又旋回アーム27は中間で2つ折り可能に構成され、旋回アーム27の先端にはバケット(掬い容器)28が取付けられている。なお、駆動モータ29の直接駆動方式に代え、上述のチェーンとスプロケットによる駆動方式、あるいはコンベアベルトと被駆動ローラとを利用した駆動方式を採用することもできる。
【0031】
また、ハウジング26の下端部位は沈殿槽25の取出口25Aに接続され、又ハウジング26のベルトキャリア側の円形側板26Aの上部には旋回アーム27がバケット28及びダストの重さによってベルトキャリア側のベルト12Aの上方に傾倒し得るように切欠き26Bが形成されている。
【0032】
この切欠き26Bのベルトキャリア側にはガイドバー(ガイド部材)30が設けられ、ガイドバー30は傾倒した旋回アーム27を受け、さらに旋回アーム27の旋回に伴って旋回アーム27をハウジング26内に復帰させるような形状となっている。
【0033】
輸送物Fを搬送する場合、駆動源によって駆動ローラを駆動してコンベアベルト12を搬送させ、輸送物Fをベルトキャリア側のベルト12Aに搭載すると、輸送物Fはコンベアベルト12の終端側に輸送される。
【0034】
そのとき、コンベアベルト10の表面には輸送物ダストが付着し、これがベルトリターン側にくると、噴射ノズル22からベルトリターン側のベルト12Bに向けて洗浄水が噴射され、ベルト表面の輸送物ダストは下方に落下し、受板24に受けられる。
【0035】
ベルト表面に残った輸送物ダストは拭き取りクリーナ23によって拭き取られて落下して受板24に受けられる。受板24には傾斜上端側の噴射ノズル24Cから洗浄水が噴射されており、受板24上の輸送物ダストは受板24の傾斜下端側に向けて流れ落ち、さらに受板24の傾斜壁面24Dによって案内されて沈殿槽25内に落下する。沈殿槽25では輸送物ダストが洗浄水中を底部の取出口25Aに向けて沈殿してゆく。沈殿槽25内の洗浄水は仕切り板25Dの下側を通過してオーバーフロー管25Bから排水される。
【0036】
また、駆動モータ29が作動し、旋回アーム27がハウジング26内において回転軸を中心に旋回され、旋回アーム27のバケット28がハウジング26の下端部にくると、沈殿槽25の取出口25Aから輸送物ダストを掬い取る。
【0037】
旋回アーム27がさらに旋回し、ハウジング26の上部に達すると、旋回アーム27はバケット28及び輸送物ダストの重さによって2つに折れ、ハウジング26の切欠き26Bからベルトキャリア側のベルト12A上方に向けて傾動し、ガイドバー30に受けられ、これによってバケット28内の輸送物ダストはベルトキャリア側のベルト12A上に戻され、輸送物Fとして再利用される。
【0038】
旋回アーム27はガイドバー30によって受けられた後さらに旋回すると、今度はガイドバー30によって案内されて真っ直ぐな状態に徐々に伸ばされながらハウジング26内に戻され、ハウジング26内に戻ると、上述の最初の動作を繰り返す。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明に係る輸送物ダストの回収装置の好ましい実施形態の要部構成を示す正面図である。
【図2】上記実施形態の要部構成を示す側面図である。
【図3】上記実施形態の要部構成を示す側面図である。
【図4】上記実施形態における噴射ノズルを示す図である。
【図5】上記実施形態における全体構成を示す平面図である。
【図6】上記実施形態における全体構成を示す側面図である。
【符号の説明】
【0040】
10 コンベアフレーム
11 従動ローラ
12 コンベアベルト
12A ベルトキャリア側のベルト
12B ベルトリターン側のベルト
20 輸送物ダストの回収装置
21 配管(洗浄手段)
22 噴射ノズル(洗浄手段)
24 受板
25 沈殿槽
25A 取出口
26 ハウジング
26B 切欠き
27 旋回アーム
28 バケット(掬い容器)
29 駆動モータ(駆動装置)
30 ガイドバー(ガイド部材)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベルトコンベアのベルト表面に付着した輸送物ダストをベルトリターン側において回収し、ベルトキャリア側に戻すようにした輸送物ダストの回収装置において、
ベルトリターン側のベルト表面に洗浄液を吹き付けることによってベルト表面の輸送物ダストを落下させる洗浄手段と、
ベルト表面から落下した洗浄液及びダストを受けてダストを洗浄液中で沈殿させる一方、底部にダスト沈殿物の取出口が形成された沈殿槽と、
先端に掬い容器が取付けられ、後端部を中心にして旋回し得るように設けられ、その旋回によって上記掬い容器を上記沈殿槽の取出口とベルトキャリア側との間で移動させ、上記沈殿槽の取出口において上記掬い容器にダスト沈殿物を掬わせ、上記ベルトキャリア側において上記掬い容器からダスト沈殿物をベルトキャリア側のベルト上に落下させる旋回アームと、
を備えたことを特徴とする輸送物ダストの回収装置。
【請求項2】
上記旋回アームを旋回させる駆動装置を更に備えた請求項1記載の輸送物ダストの回収装置。
【請求項3】
上記旋回アームの旋回を案内するガイド部材を更に備え、
該ガイド部材は、上記ベルトキャリア側のベルト上方領域以外の旋回領域では上記旋回アームが1つの旋回平面内を旋回するように案内する一方、上記ベルトキャリア側のベルト上方領域では上記旋回アームが上記旋回平面から上記ベルトキャリア側に倒れ込んだ後に上記旋回平面内に復帰するように案内するようになっている請求項1又は2記載の輸送物ダストの回収装置。
【請求項4】
上記旋回アームが中間で2つ折り可能に構成されている一方、上記ガイド部材がハウジングとガイドバーとから構成され、
上記ハウジングは相互に平行に配置された2つの円形側板の外周縁を蓋板で覆って構成され、ベルトキャリア側の上記円形側板の上部には上記旋回アームが上記ベルトキャリア側のベルト上方に傾倒し得るように切欠きが形成され、
上記ガイドバーは上記ハウジングの切欠きの前方に設けられ、上記傾倒した旋回アームを受けるとともに旋回に伴って上記ハウジング内に復帰させるような形状を有する請求項3記載の輸送物ダストの回収装置。
【請求項5】
上記ハウジングの下端部が上記沈殿槽のダスト沈殿物の取出口に連通されている請求項4記載の輸送物ダストの回収装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−327697(P2006−327697A)
【公開日】平成18年12月7日(2006.12.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−149071(P2005−149071)
【出願日】平成17年5月23日(2005.5.23)
【出願人】(000004581)日新製鋼株式会社 (1,178)
【出願人】(591038428)株式会社洋行 (5)