説明

農用車輪

【課題】車軸方向からの外力に対して十分な耐久性を有する農用車輪を提供する。
【解決手段】農用車輪1は、円形、楕円形または長円形の断面形状を有する円環状のリム11と、円形、楕円形または長円形の断面形状を有し一端がリムに溶接により接合され他端が回転軸に向けて延びた複数本のスポーク12と、リムとスポークとの接合部分を覆う補強部材4と、を有し、補強部材は、回転軸を含む仮想平面によるリムの断面における外周の形状に略等しい内周面の断面形状を有するリム被覆部21aと、リム被覆部と一体化されスポークのその軸心に直交する断面における外周の形状に略等しい内周面の断面形状を有するスポーク被覆部22aと、からなり、リム被覆部が接合部分に対してリムの周方向両側に伸びている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、田植機等の軟弱地盤を走行する農業機械に装着する農用車輪に関する。
【背景技術】
【0002】
田植機等の軟弱地盤を走行する農業機械に装着される農用車輪は、農業機械の車重等を支えるために、いずれも鉄製の環状のリムおよびスポークで形成された鉄車を備える。鉄車におけるリムとスポークとの接合は、リムおよびスポークのそれぞれのパイプを直接接触させた状態で溶接により行われるのが一般的である。
ところで、農用車輪は、原動機から伝播する振動、および泥の中を走行する際の抵抗等による負荷が加わる。また、農業機械は軟弱な地盤を走行することが多く、農業機械が車軸の一方の側に傾く等によって一方の側の農業車輪により大きな負荷がかかり易い。
【0003】
このように、リムとスポークとの接合箇所には、あらゆる方向からの力が負荷となって加わり、これらの溶接箇所が負荷に耐えきれずに折損を引き起こすなどのトラブルが発生するという問題があった。
この問題を解決するために、リムとスポークとを直接に接合するのではなく、リムの外周面に沿って湾曲する板材(補強パッチ)を介在させてリムとスポークとを接合させ、走行時に接合部分に加わる負荷を分散させて、溶接箇所の破損を防止する農用車輪が提案されている(特許文献1)。
【特許文献1】特開2008−222226号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1で提案された農用車輪は、リムの内周側に補強パッチが接合され、スポークが、リムの外周よりも曲率の小さな(曲率半径の大きな)補強パッチの外周に接合される。そのため、各方向からスポークと補強パッチとの溶接部分に加わる力の軸方向分力は小さくなり、溶接部分に生ずる応力の減少が期待できる。また、補強パッチとリムとの溶接線が長くなることにより補強パッチとリムとが強固に接合され、この点においても、溶接箇所の破損防止効果を十分に期待することができる。
しかし、特許文献1で提案された農用車輪では、全体として溶接部分の耐久性が向上するものの、農業機械の荷重等による半径方向の外力に対する耐久性に比べて、旋回時および車軸方向の一方の側に傾斜した時に車軸方向に加わる外力に対する耐久性が若干劣るという問題がある。
【0005】
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、車軸方向からの外力に対して十分な耐久性を有する農用車輪を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る農用車輪は、円形、楕円形または長円形の断面形状を有する円環状のリムと、円形、楕円形または長円形の断面形状を有し一端が前記リムに溶接により接合され他端が回転軸に向けて延びた複数本のスポークと、前記リムと前記スポークとの接合部分を覆う補強部材と、を有し、前記補強部材は、前記回転軸を含む仮想平面による前記リムの断面における外周の形状に略等しい内周面の断面形状を有するリム被覆部と、前記リム被覆部と一体化され前記スポークのその軸心に直交する断面における外周の形状に略等しい内周面の断面形状を有するスポーク被覆部と、からなり、前記リム被覆部が前記接合部分に対して前記リムの周方向両側に伸びている。
【0007】
好ましくは、前記補強部材は、前記リムの軸心を含む仮想平面に対して面対称である1対の被覆部材で構成されており、前記1対の被覆部材が前記リムおよび前記スポークのいずれにも溶接により固着されている。
さらに好ましくは、
前記1対の被覆部材は、
前記リムと前記スポークとの接合部分を覆った状態でそれぞれの前記被覆部材間に隙間を生じさせるように形成されており、前記隙間が溶接による溶着金属により埋められている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によると、車軸方向からの外力に対しても十分な耐久性を有する農用車輪を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
図1は農用車輪の正面部分断面図、図2は補強部材による鉄車の補強部分の斜視図、図3は農用車輪の製作過程を図1のA−A断面矢視で示す図である。
図1において、農用車輪1は、鉄車2、および弾性輪体3からなる。
以下の説明において、農用車輪1の回転中心とリム11の軸心とを放射状に結ぶ方向を「径方向」、農用車輪1の回転軸(車軸)が延びた方向を「車軸方向」、および農用車輪1の周方向を「周方向」というものとする。
鉄車2は、リム11、スポーク12,12,12および補強部材4,4,4等からなる。
【0010】
リム11は、金属製の円管が環状(円形)に曲げられ、両端が溶接等により接続されたものである。スポーク12は、金属製の棒状円管である。スポーク12は、一端がリム11の内周側に溶接等で接続され、他端がリム11の中心に向けて延びている。スポーク12は、農用車輪1の回転中心Oから放射状に120度間隔で3本設けられており、いずれも他端がリム11の中心でボス13に溶接等により固定されている。隣り合うスポーク12,12,12は、ボス13近傍で、補強のためのリブ14,14,14により連結されている。
【0011】
図2を参照して、補強部材4は、互いに面対称である1対の被覆部材17a,17bで構成される。
被覆部材17a,17bは、いずれもリム被覆部21a,21bとスポーク被覆部22a,22bとからなる。被覆部材17aおよび被覆部材17bは、面対称の形状を有し、そのため、それぞれのリム被覆部21aとリム被覆部21bとが、およびそれぞれのスポーク被覆部22aとスポーク被覆部22bとが面対称である。
リム被覆部21a,21bは、矩形状の板材が、リム11の外周の曲率半径に略等しい曲率半径の内面を有するように半円形に湾曲された形状を有する。また、リム被覆部21a,21bは、その半円形の円中心を結ぶ線の曲率がリム11の中心軸の曲率に略等しくなるように、その長手方向に対して全体として湾曲されている。リム被覆部21a,21bは、それぞれの半円形に湾曲された弦に相当する側を突き合わせると、緩く曲げられた円管になる。この円管の内径は、リム11の外形に略等しい。
【0012】
スポーク被覆部22a,22bは、矩形状の板材が、スポーク12の外周の曲率半径に略等しい曲率半径の内面を有するように半円形に湾曲された形状を有する。スポーク被覆部22a,22bは、それぞれの半円形に湾曲された弦に相当する側を突き合わせると円管になる。
被覆部材17aは、リム被覆部21aの緩く曲げられて凹状となる側における長手方向中央に、これと直交させてスポーク被覆部22aが一体化されることにより形成される。被覆部材17aにおいて、リム被覆部21aおよびスポーク被覆部22aのそれぞれの半円形(断面)の円の中心を結ぶ線は、リム被覆部21aの長手方向中央において直交する。
【0013】
被覆部材17bも、被覆部材17aと同様に、リム被覆部21bの緩く曲げられて凹状となる側における長手方向中央に、これと直交させてスポーク被覆部22bが一体化されることにより形成される。被覆部材17bにおいても、リム被覆部21bおよびスポーク被覆部22bのそれぞれの半円形(断面)の円の中心を結ぶ線は、リム被覆部21bの長手方向中央において直交する。
被覆部材17a,17bの内面は、リム被覆部21a,21bとスポーク被覆部22a,22bとの接合部分の内面が円滑になるように研磨される。被覆部材17a,17bのそれぞれを、鍛造、プレスまたは鋳物等でリム被覆部21a,21bとスポーク被覆部22a,22bとが一体として製作してもよい。
【0014】
図3をも参照して、補強部材4は、スポーク12の一端がリム11に溶接により一体化された後に、スポーク12とリム11との接合部分に溶接により接合される(図3(a),(b))。
なお、この接合の前に、スポーク12とリム11との溶接部分における余盛は削りとられ、接合部分が円滑になるように加工される。
補強部材4は、軸方向の両側からスポーク12とリム11との接合部分を被覆部材17a,17bで挟み、対向する両者の端縁23a,23bが溶接により接合されて一体化される。
【0015】
被覆部材17a,17bは、上記のように軸方向の両側からスポーク12とリム11との接合部分を挟んでその端縁23a,23bを対向させたとき、それぞれの内面がスポーク12およびリム11の外周面に密着し、かつそれぞれの対向する端縁23a,23b間に若干の隙間を有するのが好ましい。
被覆部材17a,17bの内面をスポーク12およびリム11の外周面に密着させることにより、車軸方向から農用車輪に加わる外力によって生ずる応力を補強部材4全体に分散させることができ、スポーク12とリム11との接合部分の耐久性を増加させることができる。また、それぞれの対向する端縁23a,23b間に若干の隙間を設けることにより、溶接による端縁23a,23b間の溶着金属が被覆部材17a,17b同士を固着すると同時に、これらをリム11に強固に固着する。
【0016】
被覆部材17a,17bの対向する端縁23a,23bに、開先を設けて溶接してもよい。これらの一体化の強度を増すために、被覆部材17a,17bのその他の端縁(円管としたときの開口部分である)とスポーク12またはリム11の外周とが溶接により固着される。
図4は補強部材の好ましい形態を説明する図である。
補強部材4は、取り付け対象のリム11およびスポーク12により特定される。なお、取り付け対象のリム11およびスポーク12の形状等は、リム被覆部21a,21bおよびスポーク被覆部22a,22bそれぞれの内面の曲率等に反映されるので、補強部材4は、それ自体でその主たる部分の形態を特定することができる。
【0017】
補強部材4(農用車輪1)におけるリム被覆部21a,21bの長手方向の長さは、それぞれの端縁23a,23bが突き合わされて形成される湾曲した円管の軸心(農用車輪1のリム11の軸心でもある)における弧R1−C1の長さにより特定される。ここでR1は、端縁23a,23bが突き合わされて形成された円管の一方の端における開口中心であり、C1は他方の端における開口中心である。
以後、「(突き合わされて形成された)円管」というときは、補強部材4がリム11およびスポーク12を覆うときの端縁23a,23b間の若干の隙間を無視して(隙間を端縁23a,23bがその曲率のまま埋めるものとして)、断面を円として考えるものである。
【0018】
図4に示されるような、スポーク被覆部22a,22bの軸心(スポーク12の軸心でもある)O−Pを含みかつ農用車輪1の車軸の軸心を含む平面に対して面対称の補強部材4では、弧R1−C1の長さは弧R1−Pの長さの2倍である。弧R1−Pの長さは、リム被覆部21a,21bが突き合わされて形成される円管の軸心の曲率中心Oおよび開口中心R1を結ぶ線O−R1と曲率中心Oおよび点Pを結ぶ線とがなす角度α(度)、ならびに弧R1−C1の曲率半径rから、π×r×α÷180により求められる。なお、点Pは、スポーク被覆部22a,22bによる円管の軸心とリム被覆部21a,21bによる円管の軸心との交点である。
【0019】
補強部材4は、スポーク被覆部22a,22bの軸心O−Pを含みかつ農用車輪1の車軸の軸心を含む平面に対して面対称であるのが好ましいが、面対称でなくとも農用車輪1の耐久性を高めることができ、面対称が農用車輪1の耐久性を高めるための要件ではない。
補強部材4(農用車輪1)におけるスポーク被覆部22a,22bの長手方向(農用車輪1においては周方向)の長さは、スポーク被覆部22a,22bが突き合わされて形成された円管における開口端の中心Qと点Pとの距離Dにより特定される。以下、Dを「スポーク被覆部長さ」という。
【0020】
さて、補強部材の好ましい形態を以下に説明する。
補強部材は、その弧R1−C1の長さおよびスポーク被覆部長さDが、図4において符合a−b−c−d−e−fで示された補強部材4Bにおける弧R2−C2の長さおよびスポーク被覆部長さL以上であることが好ましい。補強部材は、軸心O−Pを含みかつ車軸の軸心を含む平面に対して、面対称であることが要件ではないので、ここでは、弧R1−C1の長さではなく弧R1−Pおよび弧C1−Pの長さのいずれも補強部材4Bにおける弧R2−P以上であることが好ましいと言い換える。
【0021】
補強部材の好ましい形態について基準となる補強部材4Bにおける弧R2−Pについて説明する。
補強部材4Bにおける、周方向の一方の開口中心R2および曲率中心Oを結ぶ線とスポーク被覆部22Baが形成する円管の軸心O−Pとがなす角度をβとする。スポーク12の外周面(スポーク被覆部22Baの内周面でもある)を径方向外方に仮想的に延長したときにリム被覆部21Baが形成する円管の軸心と交わる点の一方を点Sとする。そして、点Sおよび曲率中心Oを結ぶ線と円管の軸心O−Pとがなす角度をγとする。補強部材4Bは、β=γ×2の関係を有する。弧R2−Pの長さは、π×r×(γ×2)÷180により求められる。
【0022】
つまり、補強部材4は、スポーク被覆部22a,22bの内周面の径方向外方への延長面とリム被覆部21a,21bが形成する円管の軸心との交点Sからこの軸心の曲率中心(農用車輪1の回転中心である。)Oに伸びた線と、スポーク被覆部22a,22bが形成する円管の軸心と、がなす角度がγ(度)であるとき、弧R1−Pおよび弧C1−Pの長さがいずれも、π×r×(γ×2)÷180以上であることが好ましい。このことは、「弧R1−Pの長さは、弧S−Pの長さの2倍以上であるのが好ましい」と同義である。
次に、補強部材4Bにおけるスポーク被覆部長さLについて説明する。
【0023】
補強部材4Bにおいては、スポーク被覆部長さLは、リム被覆部21Baのスポーク被覆部22Baに連続する側(曲率半径の小さい方)の端縁が形成する弧T−Uとスポーク被覆部22Baが形成する円管の軸心O−Pとの交わる点Vから点Pまでの距離をMとすると、L=M×2として規定される。
つまり、補強部材4は、スポーク被覆部22a,22bによる円管の軸心O−Pと弧T−Uとが交わる点Vから点Pまでの距離をMとすると、スポーク被覆部長さDが距離Mの2倍以上に設計されるのが好ましい。なお、弧T−Uは、リム被覆部21a,21bが形成する円管をその軸心を含む仮想平面で切断したときの、径方向内方における内周面の切断線(リム被覆部21a,21bのスポーク被覆部22a,22bに連続する側の端縁に近似する。)である。
【0024】
弾性輪体3は、リム11にゴム等の弾性材料を被覆して焼き付け(加硫接着)することにより形成される。弾性輪体3は、周方向に等間隔で配された複数のラグ31,…,31を有する(図3(c)、図1)。
上記のように形成された農用車輪1は、補強部材4がスポーク12およびリム11に強固に固着されるので、これらが一体となって径方向の外力および車軸方向の外力に抗することができ、従来の農用車輪に比べて耐久性が大きく向上する。
農用車輪1は、それぞれの部材ごとに単純に2重にするのとは異なり、補強部材4の形状がT字型とされ、リム11とスポーク12との双方を覆うことで、異なる部材の接合をより強固にすることが可能となる。農用車輪1は、あらゆる方向からの負荷に対して強固な状態を保つことができる。
【0025】
補強部材4のT字形状の長さを、リム11部分でより長くすることにより、応力を従来の溶接箇所から更に分散させることができ、また、2重の範囲が増える等の2つの効果が上がることで、リム11部分において更なる強度アップを図ることができる。
スポーク12部分についても同様に、補強部材4をより長くすれば応力分散と2重化との効果により、更なる強度アップを図ることができる。
農用車輪1は、従来の車輪形状に対して、新たに車輪設計を行わずして補強部材4を新たに被せるだけで大幅な耐久性の向上を図ることができる。また、車輪の製造過程についても、従来の溶接工程に後から追加して補強部材4を固定するだけでよいため、容易に強度アップ対応を実施することが可能となる。
【0026】
上述の実施形態において、リム11およびスポーク12を円管ではなく、いずれかまたはいずれも楕円管、長円管で形成してもよい。リム11およびスポーク12のいずれかまたはいずれも楕円管または長円管で形成された場合には、補強部材4におけるリム被覆部21a,21bおよびスポーク被覆部22a,22bの内周面は、楕円管または長円管で形成されたリム11および/またはスポーク12の外周面に密着するように湾曲される。
その他、農用車輪1、および農用車輪1の各構成または全体の構造、形状、寸法、個数、材質などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
【産業上の利用可能性】
【0027】
本発明は、田植機等の軟弱地盤を走行する農業機械に装着する農用車輪に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】図1は農用車輪の正面部分断面図である。
【図2】図2は補強部材による鉄車の補強部分の斜視図である。
【図3】図3は農用車輪の製作過程を図1のA−A断面矢視で示す図である。
【図4】図4は補強部材の好ましい形態を説明する図である。
【符号の説明】
【0029】
1 農用車輪
4,4B 補強部材
11 リム
12 スポーク
17a,17b,17Ba 被覆部材
21a,21b,21Ba リム被覆部
22a,22b,22Ba スポーク被覆部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
円形、楕円形または長円形の断面形状を有する円環状のリムと、
円形、楕円形または長円形の断面形状を有し一端が前記リムに溶接により接合され他端が回転軸に向けて延びた複数本のスポークと、
前記リムと前記スポークとの接合部分を覆う補強部材と、を有し、
前記補強部材は、
前記回転軸を含む仮想平面による前記リムの断面における外周の形状に略等しい内周面の断面形状を有するリム被覆部と、
前記リム被覆部と一体化され前記スポークのその軸心に直交する断面における外周の形状に略等しい内周面の断面形状を有するスポーク被覆部と、からなり、
前記リム被覆部が前記接合部分に対して前記リムの周方向両側に伸びている
ことを特徴とする農用車輪。
【請求項2】
前記補強部材は、
前記リムの軸心を含む仮想平面に対して面対称である1対の被覆部材で構成されており、
前記1対の被覆部材が前記リムおよび前記スポークのいずれにも溶接により固着された
請求項1に記載の農用車輪。
【請求項3】
前記1対の被覆部材は、
前記リムと前記スポークとの接合部分を覆った状態でそれぞれの前記被覆部材間に隙間を生じさせるように形成されており、
前記隙間が溶接による溶着金属により埋められている
請求項2に記載の農用車輪。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−125981(P2010−125981A)
【公開日】平成22年6月10日(2010.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−302529(P2008−302529)
【出願日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【出願人】(000183233)住友ゴム工業株式会社 (3,458)