説明

通信装置、通信方法および通信プログラム

【課題】受信側端末において、受信したファイル名以上の情報を取得させることにより、ユーザの利便性を向上する通信装置および通信方法を提供する。
【解決手段】
インターフェースを介して外部装置から受け付けた、少なくとも1つの送信先の宛先および、少なくとも1つの送信するためのファイル、およびこのファイル毎に登録されたメッセージをメモリへ記憶し、ファイルの送信指示をインターフェースを介して取得した場合、宛先の送信先端末へ、ファイルおよびこのファイル毎に登録されたメッセージを送信する通信装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施の形態は、ネットワークを介して通信を行う通信装置、その通信方法および通信プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
IP通信装置間において音声、テキスト、画像、および映像等のメディアデータのファイルをSIPを利用して転送する技術がある。しかしながらその様な転送技術では、受信側においては、受信したファイルを開いて中身を確認するまでは、ファイル名以外にファイルの内容を判断するための情報がない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008−283611公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、受信側端末において、受信したファイル名以上の情報を取得させることにより、ユーザの利便性を向上する通信装置および通信方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、実施形態の通信装置は、外部装置および送信先端末とネットワークを介して接続するインターフェースと、前記インターフェースを介して前記外部装置から受け付けた、少なくとも1つの送信先の宛先および、少なくとも1つの送信するためのファイル、およびこのファイル毎に登録されたメッセージを記憶するメモリと、前記ファイルの送信指示を前記インターフェースを介して取得した場合、前記宛先の送信先端末へ、前記ファイルおよびこのファイル毎に登録された前記メッセージを、前記インターフェースを介して送信するコントローラと、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】通信システムの構成を説明するブロック図。
【図2】本実施の形態における通信装置のハードウェア構成を説明するブロック図。
【図3】本実施の形態におけるユーザ端末のハードウェア構成を説明するブロック図。
【図4】本実施の形態の複合機のハードウェア構成を説明するブロック図。
【図5】ユーザ端末あるいは複合機からWebブラウザ機能を用いて通信装置へファイル送信を指示する場合を説明するフローチャート。
【図6】ユーザ端末からWebブラウザ機能を用いてファイル送信を指示するユーザインターフェース画面の一例。
【図7】通信装置のメッセージ送信処理を説明するためのフローチャート。
【図8】第1のファイルの送信が完了するまでの通信処理を示すシーケンス図。
【図9】第2のファイルの送信および通信を終了するまでの処理を示すシーケンス図。
【図10】通信装置が受信したファイルの一覧を外部装置の表示部に表示したユーザインターフェース画面。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0008】
(実施の形態)
図1は、通信システムの構成の一例を説明するブロック図である。この通信システムは、SIP(Session Initiation Protocol)サーバ100、ネットワーク102、G/W(Gateway)104、106、通信装置120、122、複合機112、114、ユーザ端末116、118を含む。通信装置120、複合機112、ユーザ端末116は、LAN108およびG/W104を介してネットワーク102へ接続される。通信装置122、複合機114、ユーザ端末118は、LAN110およびG/W106を介してネットワーク102へ接続される。SIPサーバ100は、通信装置120および122とネットワーク102を介して通信する。なお、図1のシステムはネットワーク102に接続される通信装置、複合機およびユーザ端末をそれぞれ2台ずつ含むが、通信装置、複合機、およびユーザ端末の台数は3台以上あってもよい。通信装置は、複合機およびユーザ端末の少なくとも一方と接続される。なお、ネットワーク102は、通信事業者専用のネットワークであるNGN(Next Generation Network))であっても公知のインターネットであってもよい。図1では、一例として、ネットワーク102をNGNとして説明する。
【0009】
G/W104、106は、LAN108、110とネットワーク102との間の各種の条件の違いを整合させる。G/W104、106は、LAN108、110に接続された機器がネットワーク102を介して通信することを可能とする。なお、G/W104、106は、アナログ通信端末が接続されるポートを備えてもよい。その場合には、G/W104、106は、アナログ通信端末がネットワーク102を介して通信することを可能とする。
【0010】
通信装置120、122は、呼制御処理においてSIPサーバ100を介して互いにSIPメッセージの送受信を行ってセッションを確立し、その後の通信処理においてメディアデータ(音声、テキスト、画像、及び映像等)を転送(以下、「ファイル転送」という。)する。例えば、通信装置120は、複合機112およびユーザ端末116からのメディアデータを、ネットワーク102を介して通信装置122へ送信する。通信装置122も通信装置120と同様の機能を有する。
【0011】
SIPサーバ100は、通信装置120、122間の呼接続のためのSIPメッセージの中継を行う。また、SIPサーバ100は通信装置120、122に関するグローバルアドレス、ポート番号、NAT(Network Address Translation)種別等の情報を管理(ロケーションサーバへの登録、更新、削除処理等を実行)する。
【0012】
図2は、本実施の形態の通信装置120、122のハードウェア構成を説明するブロック図である。ここでは、通信装置120を例に説明する。
【0013】
通信装置120は、LAN108上の装置、SIPサーバ100、通信装置122との通信等を実行するためのソフトウェア、ハードウェア、またはこれらの適切な組合せを含む。
【0014】
通信装置120は、制御部202と、記憶装置212と、通信インターフェース(通信I/F)218とを有する。
【0015】
制御部202(コントローラ)は、CPU(Central Processing Unit)あるいはMPU(Micro Processing Unit)からなるプロセッサ204、メモリ206を有する。制御部202は、図形、イメージ、文字、表等が混在した文書処理を実行する。また、制御部202は、相手先の通信装置とのファイル転送の処理を制御する。メモリ206は、例えば、半導体メモリであり、各種制御プログラムを格納するROM(Read Only Memory)208と、プロセッサ204に一時的な作業領域を提供するRAM(Random Access Memory)210とを有する。通信装置220の各コンポーネントは、バス220を介して接続される。
【0016】
記憶装置212は、アプリケーションプログラム214と、プロセッサ204を機能させるプログラムであるOS216と、を記憶する。アプリケーションプログラム214は、OS216のソフトウェアとして動作する。アプリケーションプログラム214は、一般的なソフトウェアに加え、Webアプリケーションを含む。アプリケーションプログラム214は、LAN108上の複合機112あるいはユーザ端末116へ表示させる画面構成のプログラムを含む。また、記憶装置212は、通信I/F218を介して取得したメディアデータ(音声データ、テキストデータ、画像データ、及び映像データ等)を記憶する。記憶装置212は、例えば、通信装置122から送信されてきたメディアデータや、LAN108上の複合機112あるいはユーザ端末116から受け取ったメディアデータを記憶する。記憶装置212としては、例えば、ハードディスクドライブやその他の磁気記憶装置、光学式記憶装置、フラッシュ・メモリ等の半導体記憶装置またはこれらの任意の組合せであってもよい。また、通信装置120は、記憶装置212の代わりに通信I/F218を介して接続されるサーバやPC、その他の記憶装置を用いてもよい。
【0017】
通信I/F218は、外部の装置と接続するインターフェースである。通信I/F218は、例えば、Bluetooth(登録商標)、赤外線接続、光接続といったIEEE802.15、IEEE802.11、IEEE802.3、IEEE1284等の適切な無線または有線のインターフェースを含む。通信I/F218は、更に、USB規格の接続端子が接続されるUSB接続部やパラレルインタフェース等を含んでも良い。通信I/F218は、メディアデータを外部装置との間で送受信する。制御部202は、通信I/F218を介し、所定の通信プロトコルに従って、G/W108、SIPサーバ100、相手装置(例えば、通信装置122)、その他外部装置と通信する。
【0018】
制御部202は、ROM208の制御プログラムおよびOS216により機能し、例えば、SIPサーバ100および相手装置とSIPメッセージを交換し、セッションを確立する。
【0019】
また、制御部202は、複合機112あるいはユーザ端末116から受け取ったメディアデータから送信用のファイルを生成する。なお、複合機112からのデータとしては、複合機がスキャンした原稿の画像データを含む。複合機112から受け取るメディアデータは、読み取った原稿が複数頁である場合は1つのファイルとして受け取る。あるいは、複合機112の読取条件に基づいて、1頁単位で複数のファイルとして受け取ってもよい。
【0020】
続いて、制御部202は、ファイルとして生成されたメディアデータをパケット化して送信する処理を実行する。制御部202はTCP(Transmission Control Protocol)に基づきデータ到着、重複及び抜けなどの確認を行う。制御部202は、例えば、RFC3261で規定されたプロトコルを使用する。制御部202は、図8あるいは図9において後述するように、例えば、ファイル転送機能に関する能力情報、及び転送するファイルの情報(例えば、ファイル名、ファイル形式、ファイルサイズ)をSIPメッセージ上のSDP(Session Description Protocol)記述文書を利用して相手装置と交換する。
【0021】
また制御部202は、相手装置から受信したファイルを記憶装置212へ保存する。あるいは、相手装置から印刷するように指示を受けた場合には予め設定されていた画像形成装置へファイルを転送する。転送されたファイルを受信した画像形成装置(例えば複合機112)は、受信したファイルから印刷用の画像データを生成し、シートへ印刷する。
【0022】
図3は、本実施の形態のユーザ端末116、118のハードウェア構成を説明するブロック図である。ユーザ端末116、118としては、デスクトップ型、ラップトップ型、あるいはタブレット型のPC(Personal Computer)、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、あるいはメディアプレーヤ等を含む。ここでは、ユーザ端末116として、PCを例に説明する。
【0023】
ユーザ端末(PC)116は、通信装置120および複合機112との通信等を実行するためのソフトウェア、ハードウェア、またはこれらの適切な組合せを含む。また、ユーザ端末116は、多様なウェブ・ページおよびデバイス・ページ等とやり取りするためのWebブラウザまたは他の専用アプリケーション等の適切なインターフェースを有する。
【0024】
ユーザ端末(PC)116は、制御部302と、記憶装置312と、通信インターフェース(通信I/F)320と、入力インターフェース(入力I/F)322と、入力部324と、表示インターフェース(表示I/F)326と、表示部328とを有する。
【0025】
制御部(コントローラ)302は、CPU(Central Processing Unit)あるいはMPU(Micro Processing Unit)からなるプロセッサ304、メモリ306を有する。制御部302は、図形、イメージ、文字、表等が混在した文書処理を実行する。メモリ306は、例えば、半導体メモリであり、各種制御プログラムを格納するROM(Read Only Memory)308と、プロセッサ304に一時的な作業領域を提供するRAM(Random Access Memory)310とを有する。ユーザ端末(PC)116の各コンポーネントは、バス330を介して接続される。
【0026】
記憶装置312は、アプリケーションプログラム314と、プリンタドライバ316と、プロセッサ304を機能させるプログラムであるOS318と、を記憶する。アプリケーションプログラム314は、OS318のソフトウェアとして動作する。アプリケーションプログラム314は、一般的なソフトウェアに加え、Webブラウザ、Webアプリケーションを含む。プリンタドライバ316は、アプリケーションプログラム314からの印刷指示に合わせて複合機112を制御するデバイスドライバであり、OS318のソフトウェアとして動作する。記憶装置312としては、例えば、ハードディスクドライブやその他の磁気記憶装置、光学式記憶装置、フラッシュ・メモリ等の半導体記憶装置またはこれらの任意の組合せであってよい。
【0027】
通信I/F320は、外部の機器と接続するインターフェースである。通信I/F320は、例えば、Bluetooth(登録商標)、赤外線接続、光接続といったIEEE802.15、IEEE802.11、IEEE802.3、IEEE3304等の適切な無線または有線を介して複合機112と通信する。通信I/F320は、更に、USB規格の接続端子が接続されるUSB接続部やパラレルインタフェース等を含んでも良い。制御部302は、通信I/F320を介して複合機112やUSBデバイス、その他外部機器と通信する。
【0028】
入力I/F322は、入力部324と接続される。入力部324としては、マン・マシンインターフェースとしてキーボードデバイスやマウスが用いられる。
【0029】
表示I/F326は、表示部328と接続される。表示I/F326は、バス330に接続された他のコンポーネントから表示部328に表示するデータまたはインストラクションを受け取る。表示I/F326は、表示部328へ表示データを出力する。表示部328としては、例えば、PCに付随するディスプレイが用いられる。
【0030】
図4は、本実施の形態の複合機112、114のハードウェア構成を説明するブロック図である。ここでは、複合機112を例に説明する。
【0031】
複合機112は、制御部402と、記憶装置412と、通信インターフェース(通信I/F)414と、操作パネル416と、原稿を読み取るスキャナ部422と、画像を形成するプリンタ部424と、ファクシミリコントロールユニット(FCU)426を備える。複合機112の各コンポーネントは、バス428を介して接続される。
【0032】
制御部402は、CPU(Central Processing Unit)あるいはMPU(Micro Processing Unit)からなるプロセッサ404、メモリ406を有する。メモリ406は、例えば、半導体メモリであり、制御プログラム等を格納するROM(Read Only Memory)408と、プロセッサ404に一時的な作業領域を提供するRAM(Random Access Memory)410を有する。制御部402は、ROM408あるいは、記憶装置412に格納された各種プログラム等に基づいて、操作パネル416、スキャナ部422、プリンタ部424、ファクシミリコントロールユニット(FCU)426を制御する。制御部402はさらに、画像データを補正、あるいは伸張する機能を有する。
【0033】
記憶装置412は、アプリケーションプログラムおよびOSを記憶する。アプリケーションプログラムは、コピー機能、プリント機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能、ネットワークファイル機能といった複合機が有する機能を実行するプログラムを含む。アプリケーションプログラムは、更には、Webクライアント用のアプリケーション(Webブラウザ)やその他のアプリケーションを有する。
【0034】
記憶装置412は、スキャナ部422で読取った原稿の画像データあるいは通信I/F414を介して取得した画像データ等を一時的に記憶する。更に、記憶装置412は、ソフトウェア更新、保護された電子ドキュメント、テキストデータ、アカウント情報、ポリシー情報等を適切に保存する。記憶装置412としては、例えば、ハードディスクドライブ等の磁気記憶装置、光学式記憶装置、半導体記憶装置(フラッシュ・メモリ等)またはこれら記憶装置の任意の組合せでもよい。
【0035】
通信I/F414は、外部の機器と接続するインターフェースである。通信I/F414は、例えば、Bluetooth(登録商標)、赤外線接続、光接続といったIEEE802.15、IEEE802.11、IEEE802.3、IEEE1284等の適切な無線または有線を介して外部機器と接続する。通信I/F414は、更に、USB規格の接続端子が接続されるUSB接続部やパラレルインタフェース等を含んでも良い。制御部402は、通信I/F414を介して通信装置120、ユーザ端末116やUSBデバイス、その他外部機器と通信する。
【0036】
操作パネル416は、タッチパネル式の表示部418と各種の操作キー420とを有する。操作キー420は、例えば、テンキー、リセットキー、ストップキー、スタートキー等を有する。表示部418は、例えば、用紙サイズ、コピー枚数、印刷濃度設定、あるいは仕上げ(綴じ、折り)等の印刷条件に関する指示項目を表示する。また、表示部418はファクス送信やファイル送信のための宛先、送信するファイルの読み込み設定、送信するファイルを送信先がどのように処理するかの処理設定等のファイル送信条件に関する指示項目を表示する。表示された項目の指示が、表示部418から入力される。
【0037】
スキャナ部422は、原稿を画像として読み取る内蔵された走査読取ユニットと、原稿載置台、読取位置へ原稿を搬送する自動原稿送り装置とを有する。スキャナ部422の走査読取ユニットは、原稿載置台あるいは自動原稿送り装置にセットされた原稿を読取る。
プリンタ部424は、公知の、例えば感光体ドラムを含む画像形成ユニットならびに例えばトナーによる現像ユニット等を備える。プリンタ部424は、これらユニットによりスキャナ部422で読取った原稿の画像データに対応する画像や、ユーザ端末116から送られてきた画像データに対応する画像をシート上へ形成する。また、プリンタ部424は、通信I/F414を介して通信装置120から取得したファイルをシート上へ印刷する。
【0038】
次に、ユーザ端末116、あるいは複合機112からファイル送信を指示する場合を説明する。図5は、ユーザ端末116、あるいは複合機112からWebブラウザ機能を用いて通信装置120へファイル送信を指示する場合を説明するフローチャートである。
【0039】
図5の501において、ユーザ端末116あるいは複合機112は、Webブラウザ機能を用いて通信装置120へアクセスする。502において、通信装置120は、ユーザ端末116あるいは複合機112のユーザインターフェースを介して、送信先の宛先の登録を受け付ける。ユーザは、送信先の宛先を直接入力する、あるいは通信装置120が格納するアドレス帳や、送信/受信履歴から選択して登録する。なお、宛先の選択に用いるアドレス帳としては通信装置120が格納するものに限定されるものではなく、ユーザ端末116あるいは複合機112が格納するアドレス帳から宛先を選択してもよい。また、送信先の宛先は同時に複数登録してよい。本実施の形態では、一例として、通信装置122の電話番号XXXXXXXXXXを宛先として登録する。
【0040】
503において、通信装置120は、送信するファイルの登録を受け付ける。例えば、ユーザの指示に基づいて、ユーザ端末116、あるいは複合機112、あるいはサーバ等の送信するファイルが格納されたディレクトリが指定される。続いて、ユーザ端末116あるいは複合機112から送信ファイルの確定の指示を受け付けると、通信装置120は、ユーザ端末116あるいは複合機112から送信ファイルを受信し、記憶装置212へ保存する。
【0041】
図6は、ユーザ端末116からWebブラウザ機能を用いてファイル送信を指示するユーザインターフェース画面の一例である。601の“参照”ボタンを選択し、送信ファイルを選択することにより、送信するファイルが格納されたディレクトリが指定される。続いて602の“確定”ボタンを選択することにより、指定したファイルがユーザ端末116あるいは複合機112から通信装置120へ送信され、通信装置120の記憶装置212へ保存される。
【0042】
また、通信装置120は、複合機112がスキャナ部422でスキャンした原稿の画像データを受信し、送信ファイルとして記憶装置212へ保存する。すなわち、複合機112は、スキャナ部422で原稿をスキャンするとともに、スキャンした原稿の画像データを通信装置120へ転送する。
【0043】
504において、通信装置120は、ユーザ端末116あるいは複合機112のユーザインターフェースを介して、送信するファイルを送信先でどのように処理させるかを示す処理条件を受け付ける。図6に示すように、例えば、送信先の処理条件603は“保存”、“印刷”、“保存+印刷”を含む。ここで設定した処理条件603が送信ファイルとともに宛先の通信装置122へ送信される。送信ファイルおよび処理条件603を受信した通信装置122は、処理条件603に基づいて受信したファイルを処理する。本実施の形態では、処理条件603は、送信ファイル毎に設定される。
【0044】
処理条件603として“保存”が選択された場合、宛先の通信装置122は受信したファイルを通信装置122の記憶装置へ保存する。処理条件603として“印刷”が選択された場合、宛先の通信装置122は受信したファイルを、予め印刷を実行させる装置として登録された画像形成装置(例えば複合機114)へ転送する。複合機114は受信したファイルを印刷する。なお、“印刷”が設定されていた場合であっても、複合機114で印刷できない場合(複合機の電源がオフ、あるいはネットワークエラー等)には、通信装置122は受信したファイルを通信装置122の記憶装置へ保存する。処理条件603として“保存+印刷”が選択された場合、宛先の通信装置122は受信したファイルを、予め印刷を実行させる装置として登録された画像形成装置(例えば複合機114)へ受信したファイルを転送する。
【0045】
図6の604は、コメント等の文字列(以下、コメント等の文字列あるいは単にメッセージと呼ぶ)が入力される入力欄(以下、コメント入力欄)である。コメント入力欄604に入力されたメッセージは、通信装置120に取得され、ファイル送信時に送信先の通信装置122へ送信される。本実施の形態では、メッセージはファイル毎に登録できる。
【0046】
図6の605は、“パスワード付送信”の有効/無効を設定するためのチェックボックスである。チェックボックス605がチェックされて、“パスワード付送信”が有効とされた場合、入力欄606が有効となり、パスワードの受け付けが可能となる。図6の606は、通信装置120へファイル送信処理を指示するアイコンである。
【0047】
505において、通信装置120の制御部202は送信指示を受け付けたか判断する。送信指示を受け付けた場合(505のYes)、506において、通信装置120の制御部202は、“パスワード付送信”の設定が有効か否かを判断する。
【0048】
“パスワード付送信”の設定が無効である場合(506のNo)、通信装置120の制御部202は、509において、各送信ファイルに対応付けられたコメント等の文字列であるメッセージがあるか否かを判断する。各送信ファイルに対応付けられたメッセージがない場合(509のNo)、通信装置120の制御部202は、送信ファイルおよび処理条件603を通信I/F218を介して通信装置122へ送信する(511)。
【0049】
“パスワード付送信”の設定が有効である場合(506のYes)、通信装置120の制御部202は、送信するファイルを入力欄605に入力されたパスワード付の所定の形式で1つのファイルに圧縮する(507)。通信装置120の制御部202は、圧縮したファイルのファイル名を、送信するファイルの一覧の先頭のファイル(最初に登録したファイル)のファイル名に圧縮形式の拡張子を付加したファイル名にする。
【0050】
続いて、508において、通信装置120の制御部202は、504において設定された送信先の処理条件603にかかわらず、送信先の処理条件603を“保存”にする。したがって、チェックボックス604がチェックされて、“パスワード付送信”が有効とされた場合、処理条件603の設定にかかわらず、宛先の通信装置122は、自動的に受信ファイルを記憶装置へ保存する。
【0051】
また、509において、各送信ファイルに対応付けられたメッセージが有ると判断された場合(509のYes)、通信装置120の制御部202は、510においてメッセージ送信処理を行う。
【0052】
図7は図5の510における通信装置120の制御部202が行うメッセージ送信処理を説明するためのフローチャートである。701において、制御部202はパスワード付送信か否か判断する。パスワード付送信で無い場合(701のNo)、制御部202は、ファイル毎に対応付けられたコメント等の文字列であるメッセージを宛先の通信装置122へ送信する(705)。
【0053】
一方、パスワード付送信である場合(701のYes)、制御部202は、図5の507において圧縮されるファイルのうち、ファイル一覧の先頭のファイル(最初に登録されたファイル)に関連付けられたメッセージが有るか否かを判断する(702)。最初に登録されたファイルに関連付けられたメッセージがない場合には(702のNo)、制御部202は他のファイルに対応付けられたメッセージの有無に関係なく、メッセージを送信しない(704)。
【0054】
最初に登録されたファイルに関連付けられたメッセージがある場合には(702のYes)、703において、制御部202は最初に登録されたファイルに関連付けられたメッセージのみ宛先の通信装置122へ送信する。
【0055】
図8、図9は図1の通信システムの通信処理を示すシーケンス図である。図8は第1のファイルの送信が完了するまでの処理を示し、図9は第2のファイルの送信および第2ファイルの送信完了後、通信を終了するまでの処理を示す。図8および図9は一連の処理である。送信端末として動作する通信装置120(以下、送信端末)及び受信端末として動作する通信装置122(以下、受信端末)は、予めSIPサーバ100に対して登録処理(REGISTERコマンドの送信等)を行う。
【0056】
図8に示すように、801において、送信端末は受信端末の宛先番号をダイヤルして発呼(発信要求)する。
【0057】
802において、送信端末は、セッション開始のINVITEコマンドを送信し、SIPサーバ100を介して受信端末との間で一連のSIPコマンドの交換を実行する。続いて、発呼先の呼び出しがSIPサーバから行われるともに、呼び出し中であることを示す180RingingコマンドがSIPサーバを介して送信端末へ送られる。次いで、SIPサーバを介して、送信端末が200 OK コマンドを受信すると、送信端末は通信が成立したことを認識し、応答コマンドとしてACKコマンドをSIPサーバへ送信する。これにより、SIP呼接続が完了する。
【0058】
803において、送信端末および受信端末は接続の確立を行う。接続の確立とは、送信端末と受信端末との間で通信を行うための論理的な通信路(コネクション)を設定することをいう。送信端末は、接続する受信端末のポート番号と発信端末のシーケンス番号を指定したSYNコマンドを送り、上りコネクションの確立を試みる。受信端末は、送信端末からのSYNコマンドに対して上りコネクションの確立を承認するACKコマンドで応答するとともに、受信端末自身のシーケンス番号を指定したSYNコマンドを送信することにより下りコネクションの確立を試みる。送信端末は受信端末からのSYNコマンドに対して下りコネクションの確立を承認するACKコマンドで応答する。なお、ここでは便宜上送信端末から受信端末への転送を上り、その逆を下りと呼ぶ。上記の処理により、ファイル等のデータ転送前に接続が確立する。
【0059】
804において、送信端末は、能力問い合わせのSOAP Get Serviceコマンドを送信し、受信端末との間で一連のSOAPコマンドの交換を実行する。能力応答のSOAP Service Availabkeコマンドを受信することにより、送信端末は受信端末の能力ファイルを取得する。受信端末では、SOAPGet Serviceコマンドを受信することにより送信端末の能力ファイルを取得する。
【0060】
805において、送信端末はSOAP Create Jobコマンドにより受信端末にジョブ開始の許可を要求(ジョブ生成要求)する。SOAP Create Job コマンドはジョブ開始に必要な属性、例えば、ユーザ名、ジョブ名、ファイル名、送信ファイルのフォーマット(例えばtiff等)、送信する第1のファイルのサイズ、あるいは第1のファイルに関連付けられた処理条件603を含む。本実施の形態では、送信端末は、図5および図6で説明した送信ファイルに対応付けられたコメント等の文字列であるメッセージが有る場合には、SOAP Create Jobコマンドとともに、該メッセージを受信端末へ送信する。
【0061】
受信端末は、SOAP Create Jobコマンドを受信することで送信端末が送信する第1のファイルの属性を認識する。受信端末は、SOAP Create Jobコマンドに含まれる第1の送信ファイルのサイズと受信端末のメモリあるいは記憶装置の容量とをチェックし、空き容量が足りる場合はジョブ開始を許可する(ジョブ生成応答)SOAP Create Job Responseコマンドを送信端末へ送信する。
【0062】
送信端末はSOAP Create Job Responseコマンドを受信することでジョブ生成要求が許可されたことを認識する。上記通信によりセッションが確立されると、806において、送信端末は第1の送信ファイルを受信端末へ送信する。
【0063】
受信端末は、処理条件603に基づき、受信した第1のファイルを受信端末の記憶装置へ保存する、あるいは複合機114へ転送する。受信端末は、第1のファイルの受信を送信端末へ通知する。
【0064】
第1の送信ファイルの送信が終了すると、図9の901に示すように、送信端末は、SOAP Create Jobコマンドにより受信端末にジョブ開始の許可を要求(ジョブ生成要求)する。SOAP Create Jobコマンドはジョブ開始に必要な属性、例えば、ユーザ名、ジョブ名、ファイル名、送信ファイルのフォーマット(例えばtiff等)、送信する第2のファイルのサイズ、あるいは第2のファイルに関連付けられた処理条件603を含む。また、送信端末は、第2の送信ファイルに対応付けられたコメント等の文字列であるメッセージが有る場合には、SOAP Create Jobコマンドとともに、該メッセージを受信端末へ送信する。
【0065】
受信端末は、SOAP Create Jobコマンドを受信することで送信端末が送信する第2のファイルの属性を認識する。受信端末は、SOAP Create Jobコマンドに含まれる第2の送信ファイルのサイズと、受信端末のメモリあるいは記憶装置の容量とをチェックし、空き容量が足りる場合はジョブ開始を許可する(ジョブ生成応答)SOAP Create Job Responseコマンドを送信端末へ送信する。
【0066】
送信端末はSOAP Create Job Responseコマンドを受信することでジョブ生成要求が許可されたことを認識する。上記通信によりセッションが確立されると、902において、送信端末は第2の送信ファイルを受信端末へ転送する。
【0067】
受信端末は、処理条件603に基づき、受信した第2のファイルを受信端末の記憶装置へ保存する、あるいは複合機114へ転送する。受信端末は、第2のファイルの受信を送信端末へ通知する。
【0068】
第2の送信ファイルの送信が終了、すなわち、データの送信が完了すると、903において通信に使用した接続をクローズする。まず送信端末は、データ送信を終了するFINコマンドを受信端末へ送信する。受信端末は、FINコマンドを受け取ると上りコネクションの終了を了承するACKコマンドを送信端末へ応答する。続いて受信端末はFINコマンドを送信端末へ送信する。送信端末は、FINコマンドを受け取ると下りコネクションの終了を了承するTACKコマンドを受信端末へ応答する。このように送受信端末双方がデータ送信終了後FINコマンドを相手に送り、且つそのFINコマンドに対する確認のためACKコマンドを受信したところで送信端末および受信端末間のコネクションが終了する。次いで、送信端末はSIP接続のセッションを終了するための通信を実行する(904)。なお、上述した通信の接続および終了の処理は実施の形態の一例にすぎず、これに限定されるものではない。
【0069】
図10は、上記のような通信により受信端末である通信装置122が受信したファイルの一覧をWebブラウザ機能によりユーザ端末118あるいは複合機114の表示部に表示したユーザインターフェース画面の一例である。通信装置の制御部202は図10に示すようなユーザインタ−フェース画面をユーザ端末118あるいは複合機114の表示部に表示するための表示データを生成する。図10の1001は、受信したファイルの一覧リストを示す。通信装置122が保存する一覧リストに表示された受信ファイルはユーザ端末118にダウンロードすることができる。一覧リスト1001は、受信したファイルのファイル名が表示される領域1002および受信したファイル毎に対応付けられたコメント等の文字列であるメッセージが表示されるメッセージ欄1003を含む。
【0070】
上記実施の形態によれば、送信端末において、送信するファイルの登録に加えて伝言等の文字列のメッセージを取得し、ファイルを送信する際に、取得したメッセージを受信端末に送信する。そして受信端末において、受信ファイルのファイル名および伝言等の文字列のメッセージを含む一覧リストを生成する。これにより、ユーザは受信端末の一覧リストに表示されたメッセージ欄1003からファイル名以上の情報を確認することができ、受信ファイルを開かずとも、より正確に中身を推測することが容易となる。したがって、受信端末に保存されたファイルのうち、ユーザが望むファイルを印刷、転送、あるいは別の記憶装置へ保存させるといった判断が容易になる。
【0071】
なお、実施の形態の一例として、図5では送信ファイルを圧縮する処理を送信指示が出された後で実行する例を説明したがこれに限定されるものではない。図5の506乃至508の処理を送信指示受付前に実行するようにしてもよい。例えば、送信指示が出される前に送信確認画面を表示する指示を受け付けるようにし、確認画面の表示指示を受け付けた後、圧縮処理するようにしてもよい。また上記実施の形態では通信装置が複合機(画像形成装置)とは別の装置である例を示したがこれに限定されるものではない。例えば、通信装置の動作を実行する主体を複合機に設け、通信装置と複合機とが一体となった装置であってもよい。
【0072】
動作を実行する主体は例えば、ハードウェア、ハードウェアとソフトウェアとの複合体、ソフトウェア、及び実行中のソフトウェアなどといった、コンピュータに係る主体である。動作を実行する主体は例えば、プロセッサ上で実行されるプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、スレッド、プログラムおよびコンピュータであるがこれらに限るものではない。例えば、複合機や処理装置およびそこで実行されるアプリケーションが動作を実行する主体であってもよい。プロセスやスレッドに、動作を実行する主体を複数演じさせてもよい。動作を実行する主体が1つの文書処理装置内にあってもよいし、複数の文書処理装置へ分配されたかたちであってもよい。
【0073】
上記実施の形態では装置内部に発明を実施する機能が予め記憶されている場合で説明をしたが、これに限らず同様の機能をネットワークから装置にダウンロードしても良いし、同様の機能を記録媒体に記憶させたものを装置にインストールしてもよい。記録媒体としては、CD−ROM等プログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能な記録媒体であれば、その形態は何れの形態であっても良い。またこのように予めインストールやダウンロードにより得る機能は装置内部のOS(オペレーティング・システム)等と協働してその機能を実現させるものであってもよい。
【0074】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0075】
100 SIPサーバ
112、114 複合機
116、118 ユーザ端末
120、122 通信装置
202 制御部
206 メモリ
212 記憶装置
218 通信I/F

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部装置および少なくとも1つの通信端末とネットワークを介して接続するインターフェースと、
前記インターフェースを介して前記外部装置から受け付けた、少なくとも1つの通信端末の宛先および、少なくとも1つの送信するためのファイル、およびこのファイル毎に登録されたメッセージを記憶するメモリと、
前記ファイルの送信指示を前記インターフェースを介して取得した場合、前記宛先の通信端末へ、前記ファイルおよびこのファイル毎に登録された前記メッセージを、前記インターフェースを介して送信するコントローラと、
を備えた通信装置。
【請求項2】
前記コントローラは、前記インターフェースを介して、当該通信装置と同様の機能を有する前記通信端末から前記ネットワークを介してファイルおよびこのファイル毎に登録されたメッセージを受信した場合に、前記メモリへ受信したファイルおよびメッセージを格納し、前記インターフェースを介して、前記外部装置の表示部へ受信したファイルのファイル名および関連するメッセージをリスト表示するための表示データを生成することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記コントローラは、前記送信指示を受け付ける前に、前記ファイル毎に設定された前記通信端末で実行させる処理情報を取得し、前記ファイルの送信指示を前記インターフェースを介して取得した場合に、前記ファイルに関連付けて前記処理情報を前記通信端末へ送信する請求項1に記載の通信装置。
【請求項4】
前記外部装置は、スキャナを有する画像形成装置であり、
前記コントローラは、前記送信指示を前記インターフェースを介して取得した場合、前記画像形成装置が前記スキャナを介して読み込んだ原稿の画像データのファイルを取得し、取得したファイルを前記メッセージとともに前記通信端末へ送信することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項5】
前記コントローラは、送信する複数のファイルを1つのファイルに圧縮して送信するよう指示された場合、前記複数のファイルそれぞれに関連付けら前記メッセージがあるかを判断し、メッセージがあると判断した場合、前記複数のファイルを1つのファイルに圧縮するとともに、圧縮前の複数のファイルのうち1つのファイルに関連付けられたメッセージのみを圧縮したファイルに関連付けて前記通信端末へ送信することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項6】
前記ファイルの送信指示を前記インターフェースを介して取得した場合、前記インターフェースを介して前記通信端末と接続を確立し、前記ファイルを送信する前に、前記メッセージを前記通信端末へ送信する請求項1に記載の通信装置。
【請求項7】
外部装置および少なくとも1つの通信端末とネットワークを介して接続されたインターフェースを有する通信装置のコントローラで実行する通信方法であって、
前記インターフェースを介して前記外部装置から前記少なくとも1つの送信先の宛先を受け付け、
前記インターフェースを介して少なくとも1つの送信するためのファイルを取得し、
前記ファイルそれぞれに関連するメッセージを取得し、
前記ファイルの送信指示をインターフェースを介して取得した場合に、前記宛先へ前記ファイルおよび前記ファイル毎のメッセージを送信する通信方法。
【請求項8】
送信先端末とネットワークを介して接続された、原稿から画像データを生成するスキャナを有する画像形成装置のコントローラで実行する通信方法であって、
少なくとも1つの送信先の宛先を受け付け、
少なくとも1つの送信するための、前記画像データを含むファイルを取得し、
前記ファイルそれぞれに関連するメッセージを取得し、
前記ファイルの送信指示を操作パネルを介して取得した場合に、前記宛先へ前記ファイルおよび前記ファイル毎のメッセージを送信する通信方法。
【請求項9】
外部装置および少なくとも1つの通信端末とネットワークを介して接続されたインターフェースを有する通信装置のコントローラで実行するプログラムであって、
前記インターフェースを介して前記外部装置から前記少なくとも1つの送信先の宛先を受け付け、
前記インターフェースを介して少なくとも1つの送信するためのファイルを取得し、
前記ファイルそれぞれに関連するメッセージを取得し、
前記ファイルの送信指示をインターフェースを介して取得した場合に、前記宛先へ前記ファイルおよび前記ファイル毎のメッセージを送信する通信プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−254450(P2011−254450A)
【公開日】平成23年12月15日(2011.12.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−46399(P2011−46399)
【出願日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】