説明

造型・鋳造ライン設備

【課題】長手方向の全長が長い造型・鋳造ライン設備であっても、該全長の途中で作業者、フォークリフト等が該造型・鋳造ライン設備を短手方向に横断することができる造型・鋳造ライン設備を提供する。
【解決手段】上段フロアF1に配設された造型ライン100と、前記上段フロアから下段フロアF2に亘って配設される第1昇降装置1と、前記下段フロアに配設される注湯前搬送ライン200と、前記下段フロアから上段フロアに亘って配設される第2昇降装置2と、前記上段フロアに配設される注湯ライン300と、前記上段フロアから下段フロアに亘って配設される第3昇降装置3と、前記下段フロアに配設される冷却ラインと、前記下段フロアから上段フロアに亘って配設される第4昇降装置4と、を具備し、前記上段フロアにおける前記造型ラインと注湯ラインの間に横断者が横断するための横断スペースSを設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鋳物砂で鋳型を造型し、該造型された鋳型に溶湯を注湯して製品を鋳造する造型・鋳造ライン設備に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、造型ライン、注湯ライン、冷却ライン及び枠バラシ部等から構成される生砂鋳型の造型・鋳造ライン設備は公知にされている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−167730号公報(第1図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1のものは、造型・鋳造ライン設備の長手方向の全長が長いにもかかわらず、該全長の途中で作業者、フォークリフト等が該造型・鋳造ライン設備を短手方向に横断することができず、副資材(例えば、中子、ストレーナ、掛堰等が挙げられる)の供給等の作業性が悪いという問題がある。この点につき、さらに詳述すると、特許文献1の図1において、作業者、フォークリフト等が造型ライン1側から冷却ライン3側に移動しようとする場合、造型・鋳造ライン設備を前記短手方向に横断することができず、プッシャーシリンダ7の外側若しくはクッションシリンダ8の外側を横断するしか方法が無い。このため、上述の造型・鋳造ライン設備の長手方向の全長が長くなるほど、作業者、フォークリフト等の移動距離が長くなり、作業性が著しく悪くなる。
【0005】
本発明は、上記の問題に鑑みて成されたもので、長手方向の全長が長い造型・鋳造ライン設備であっても、該全長の途中で作業者、フォークリフト等が該造型・鋳造ライン設備を短手方向に横断することができる造型・鋳造ライン設備を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために本発明の造型・鋳造ライン設備は、造型・鋳造ライン設備を構成する各要素を上段フロア及び下段フロアに配設した造型・鋳造ライン設備であって、前記上段フロアに配設された造型ラインと、前記上段フロアから下段フロアに亘って配設されると共に前記造型ラインから搬出された枠付上下鋳型を前記上段フロアから下段フロアに下降させる第1昇降装置と、前記下段フロアに配設されると共に前記第1昇降装置から搬出された枠付上下鋳型を搬送する注湯前搬送ラインと、前記下段フロアから上段フロアに亘って配設されると共に前記注湯前搬送ラインから搬出された枠付上下鋳型を前記下段フロアから上段フロアに上昇させる第2昇降装置と、前記上段フロアに配設されると共に前記第2昇降装置から搬出された枠付上下鋳型に溶湯を注湯する注湯ラインと、前記上段フロアから下段フロアに亘って配設されると共に前記注湯ラインから搬出された枠付上下鋳型を前記上段フロアから下段フロアに下降させる第3昇降装置と、前記下段フロアに配設されると共に前記第3昇降装置から搬出された枠付上下鋳型を搬送しながら該上下鋳型内の製品を冷却する冷却ラインと、前記下段フロアから上段フロアに亘って配設されると共に前記冷却ラインから搬出された枠付上下鋳型を前記下段フロアから上段フロアに上昇させる第4昇降装置と、を具備し、前記上段フロアにおける前記造型ラインと注湯ラインの間に横断者が横断するための横断スペースを設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、造型・鋳造ライン設備を構成する各要素を上段フロア及び下段フロアに配設した造型・鋳造ライン設備であって、前記上段フロアに配設された造型ラインと、前記上段フロアから下段フロアに亘って配設されると共に前記造型ラインから搬出された枠付上下鋳型を前記上段フロアから下段フロアに下降させる第1昇降装置と、前記下段フロアに配設されると共に前記第1昇降装置から搬出された枠付上下鋳型を搬送する注湯前搬送ラインと、前記下段フロアから上段フロアに亘って配設されると共に前記注湯前搬送ラインから搬出された枠付上下鋳型を前記下段フロアから上段フロアに上昇させる第2昇降装置と、前記上段フロアに配設されると共に前記第2昇降装置から搬出された枠付上下鋳型に溶湯を注湯する注湯ラインと、前記上段フロアから下段フロアに亘って配設されると共に前記注湯ラインから搬出された枠付上下鋳型を前記上段フロアから下段フロアに下降させる第3昇降装置と、前記下段フロアに配設されると共に前記第3昇降装置から搬出された枠付上下鋳型を搬送しながら該上下鋳型内の製品を冷却する冷却ラインと、前記下段フロアから上段フロアに亘って配設されると共に前記冷却ラインから搬出された枠付上下鋳型を前記下段フロアから上段フロアに上昇させる第4昇降装置と、を具備し、前記上段フロアにおける前記造型ラインと注湯ラインの間に横断者が横断するための横断スペースを設けたから、長手方向の全長が長い造型・鋳造ライン設備であっても、該全長の途中で作業者、フォークリフト等が該造型・鋳造ライン設備を短手方向に横断することができる等種々の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の実施形態を示す平面図(上段フロア平面図)であって、上段フロアに配設された各構成要素を示す図である。
【図2】本発明の実施形態を示す平面図(下段フロア平面図)であって、下段フロアに配設された各構成要素を示す図である。
【図3】図1及び図2におけるA−A矢視図である。
【図4】図1及び図2におけるB−B矢視図である。
【図5】図1及び図2におけるC−C矢視図である。
【図6】図1及び図2におけるD−D矢視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳しく説明する。本実施形態では図3に示すように、造型・鋳造ライン設備を構成する各要素が上段フロアF1及び下段フロアF2に配設されている。なお、該上段フロアF1は床面であり、該下段フロアF2はピットの底面である。また図1は上段フロアF1に配設された各構成要素を示しており、図2は下段フロアF2に配設された各構成要素を示している。
【0010】
図1に示すように、前記上段フロアF1には造型ライン100が配設されている。そして、該造型ライン100の末端には、該造型ライン100から搬出された枠付上下鋳型Wを前記上段フロアF1から下段フロアF2に下降させる第1昇降装置1が前記上段フロアF1から下段フロアF2に亘って配設されている。
【0011】
そして、前記下段フロアF2における前記第1昇降装置1の出口側には、該第1昇降装置1から搬出された枠付上下鋳型Wを搬送する注湯前搬送ライン200が配設されている。そして、該注湯前搬送ライン200の末端には、該注湯前搬送ライン200から搬出された枠付上下鋳型Wを前記下段フロアF2から上段フロアF1に上昇させる第2昇降装置2が前記下段フロアF2から上段フロアF1に亘って配設されている。
【0012】
そして、前記上段フロアF1における前記第2昇降装置2の出口側には、該第2昇降装置2から搬出された枠付上下鋳型Wに溶湯を注湯する注湯ライン300が配設されている。そして、該注湯ライン300の末端には、該注湯ライン300から搬出された枠付上下鋳型Wを前記上段フロアF1から下段フロアF2に下降させる第3昇降装置3が前記上段フロアF1から下段フロアF2に亘って配設されている。
【0013】
そして、前記下段フロアF2における前記第3昇降装置3の出口側には、該第3昇降装置3から搬出された枠付上下鋳型Wを搬送しながら該上下鋳型内の製品(図示せず)を冷却する冷却ライン400が配設されている。そして、該冷却ライン400の末端には、該冷却ライン400から搬出された枠付上下鋳型Wを前記下段フロアF2から上段フロアF1に上昇させる第4昇降装置4が前記下段フロアF2から上段フロアF1に亘って配設されている。そして、前記上段フロアF1における前記第4昇降装置4の出口側には解枠前搬送ライン500が配設されている。
【0014】
このように構成されたものの作動について、各ラインの構成も交えて説明する。図示されない造型機で上枠・下枠に交互に造型された枠付上鋳型W1及び枠付下鋳型W2の群は、造型ライン100(図1参照)を1ピッチ分(1枠分)ずつ矢印Y1、Y2、Y3、Y4の方向に搬送される。第1クッションシリンダ110及び第2クッションシリンダ111は、この搬送の際に用いられる(プッシャーシリンダは図示省略)。なお鋳型は鋳物砂で造型されるが、本発明における鋳物砂としては、例えば、生砂、セラミックス製の人工砂などが挙げられる。
【0015】
造型ライン100においては、第1反転機101で枠付上鋳型W1及び枠付下鋳型W2を各々、キャビティ面が上側になるように、枠進行方向と直交する方向に180度反転させる。そして、サンドカッター装置102で枠付上鋳型W1及び枠付下鋳型W2各々の反キャビティ側の余剰砂を削り落とす。そして、湯口掘り装置103で枠付上鋳型W1の反キャビティ面に湯口を掘る。そして、第1トラバーサ104で枠付上鋳型W1及び枠付下鋳型W2は各々、定盤台車セットステーション105まで移動される。そして、該定盤台車セットステーション105で枠付下鋳型W2の下面(反キャビティ面)に定盤台車Jがセットされる。
【0016】
そして、中子セット装置106で枠付下鋳型W2のキャビティ面に中子がセットされる。そして、第2反転機107で枠付上鋳型W1をキャビティ面が下側になるように、枠進行方向と直交する方向に180度反転させる。そして、枠合せ装置108で定盤台車Jに載置された枠付下鋳型W2と枠付上鋳型W1を枠合せする。そして、該枠合せされた枠付上下鋳型Wは定盤台車Jに載置された状態で第2トラバーサ109によって第1昇降装置1の内部に搬入される。
【0017】
そして、該第1昇降装置1の内部に搬入された枠付上下鋳型W及び定盤台車Jは、第1昇降装置1の昇降フレーム1aとともに上段フロアF1から下段フロアF2に下降される(図3参照)。
【0018】
そして、注湯前搬送ライン200(図2参照)においては、連続する第1駆動ローラコンベヤ201で枠付上下鋳型W及び定盤台車Jの群を1ピッチ分(1枠分)ずつ矢印Y5の方向に搬送する。これにより、第1昇降装置1で下降された枠付上下鋳型W及び定盤台車Jは第1昇降装置1の内部から搬出され、且つ、第2昇降装置2の入口側にある枠付上下鋳型W及び定盤台車Jが第2昇降装置2の内部に搬入される。
【0019】
そして、該第2昇降装置2の内部に搬入された枠付上下鋳型W及び定盤台車Jは、第2昇降装置2の昇降フレーム2aとともに下段フロアF2から上段フロアF1に上昇される(図4参照)。
【0020】
そして、注湯ライン300(図1参照)においては、連続する第2駆動ローラコンベヤ301で枠付上下鋳型W及び定盤台車Jの群を1ピッチ分(1枠分)ずつ矢印Y6、Y7、Y8の方向に搬送する。これにより、第2昇降装置2で上昇された枠付上下鋳型W及び定盤台車Jは第2昇降装置2の内部から搬出され、且つ、第3昇降装置3の入口側にある枠付上下鋳型W及び定盤台車Jが第3昇降装置3の内部に搬入される。また注湯ライン300においては、注湯機302で枠付上下鋳型W内に溶湯が注湯される。なお符号303は、注湯機302に溶湯を供給する溶湯搬送装置である。
【0021】
そして、該第3昇降装置3の内部に搬入された枠付上下鋳型W及び定盤台車Jは、第3昇降装置3の昇降フレーム3aとともに上段フロアF1から下段フロアF2に下降される(図5参照)。
【0022】
そして、冷却ライン400(図2参照)においては、連続する第3駆動ローラコンベヤ401で枠付上下鋳型W及び定盤台車Jの群を1ピッチ分(1枠分)ずつ矢印Y9の方向に搬送する。これにより、第3昇降装置3で下降された枠付上下鋳型W及び定盤台車Jは第3昇降装置3の内部から搬出され、且つ、第3トラバーサ402の入口側にある枠付上下鋳型W及び定盤台車Jが第3トラバーサ402上に搬入される。
【0023】
そして、該搬入された枠付上下鋳型W及び定盤台車Jは該第3トラバーサ402で第1プッシャーシリンダ403の前方又は第2プッシャーシリンダ404の前方へ交互に搬送される。そして、該第1プッシャーシリンダ403の前方へ搬送された場合は、第1プッシャーシリンダ403と第3クッションシリンダ405で枠付上下鋳型W及び定盤台車Jの群を1ピッチ分(1枠分)ずつ矢印Y10、Y11の方向に搬送する。また該第2プッシャーシリンダ404の前方へ搬送された場合は、第2プッシャーシリンダ404と第4クッションシリンダ406で枠付上下鋳型W及び定盤台車Jの群を1ピッチ分(1枠分)ずつ矢印Y12、Y13の方向に搬送する。これを交互に繰り返す。これにより、矢印Y11の方向に搬送された枠付上下鋳型W及び定盤台車Jは、第3クッションシリンダ405の前方へ搬送され、その後、第4トラバーサ407で第4昇降装置4の内部に搬入される。また矢印Y13の方向に搬送された枠付上下鋳型W及び定盤台車Jは、そのまま第4昇降装置4の内部に搬入される。
【0024】
そして、該第4昇降装置4の内部に搬入された枠付上下鋳型W及び定盤台車Jは、第4昇降装置4の昇降フレーム4aとともに下段フロアF2から上段フロアF1に上昇される(図6参照)。
【0025】
そして、解枠前搬送ライン500(図1参照)においては、第4駆動ローラコンベヤ501で枠付上下鋳型W及び定盤台車Jを矢印Y14の方向に搬送する。これにより、第4昇降装置4で上昇された枠付上下鋳型W及び定盤台車Jは第4昇降装置4の内部から搬出された後、枠分離装置502の内部に搬入される。そして、該枠分離装置502で定盤台車Jに載置された枠付下鋳型W2と枠付上鋳型W1を分離する。
【0026】
そして、該分離されて交互に配置された定盤台車J・枠付下鋳型W2と枠付上鋳型W1の群は、解枠前搬送ライン500を1ピッチ分(1枠分)ずつ矢印Y15の方向に搬送される。第3プッシャーシリンダ503は、この搬送の際に用いられる(クッションシリンダは図示省略)。また解枠前搬送ライン500においては、第3反転機504で、枠付下鋳型W2に残っている製品をクランプしながら定盤台車J・枠付下鋳型W2を枠進行方向と直交する方向に180度正転(反転)させ、その後、逆転(−180度)させて元に戻す。これにより、製品近傍の砂落しがなされる。
【0027】
その後、矢印Y15の方向に搬送された定盤台車J・枠付下鋳型W2から、製品取り出し装置(図示省略)で枠付下鋳型W2に残っている製品を取り出す。その後、定盤台車分離装置(図示省略)で定盤台車Jと枠付下鋳型W2を分離する。そして、該分離された定盤台車Jは定盤台車搬送装置(図示省略)で定盤台車セットステーション105まで搬送される。また枠付下鋳型W2は解枠装置(図示省略)で下鋳型が抜き出され、空になった下枠は枠搬送装置(図示省略)で造型機(図示省略)まで搬送される。
【0028】
また矢印Y15の方向に搬送された枠付上鋳型W1は前記解枠装置(図示省略)で上鋳型が抜き出され、空になった上枠は前記枠搬送装置(図示省略)で前記造型機(図示省略)まで搬送される。
【0029】
なお本発明では、上段フロアF1における造型ライン100と注湯ライン300の間に横断者が横断するための横断スペースSを設けている。これにより、長手方向の全長が長い造型・鋳造ライン設備であっても、該全長の途中で横断者が横断スペースSを通って該造型・鋳造ライン設備を短手方向に横断することができるという利点がある。本発明の実施形態では、造型機(図示省略)、解枠装置(図示省略)、中子セット装置106、注湯機302など、手作業、副資材の搬入出が必要な装置が上段フロアF1に多く配設されているが、横断者が該横断スペースSを通行可能になっているため、該横断者の移動距離は著しく短くなり、作業性も向上する。なお本発明における横断者としては、作業者である人間だけでなく、フォークリフト(例えば、図1のフォークリフトL)、手動又は自動の搬送台車等も挙げられる。
【0030】
なお本発明の実施形態では、枠付下鋳型W2の下面(反キャビティ面)に定盤台車Jをセットするようにしたが、これに限定されるものではなく、該定盤台車Jを用いないようにしてもよい。
【0031】
また本発明の実施形態では、枠付上鋳型W1の上面に載置する重りを用いないようにしているが、これに限定されるものではなく、該重りを用いるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0032】
1 第1昇降装置
2 第2昇降装置
3 第3昇降装置
4 第4昇降装置
100 造型ライン
200 注湯前搬送ライン
300 注湯ライン
400 冷却ライン
F1 上段フロア
F2 下段フロア
W 枠付上下鋳型
S 横断スペース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
造型・鋳造ライン設備を構成する各要素を上段フロア及び下段フロアに配設した造型・鋳造ライン設備であって、前記上段フロアに配設された造型ラインと、前記上段フロアから下段フロアに亘って配設されると共に前記造型ラインから搬出された枠付上下鋳型を前記上段フロアから下段フロアに下降させる第1昇降装置と、前記下段フロアに配設されると共に前記第1昇降装置から搬出された枠付上下鋳型を搬送する注湯前搬送ラインと、前記下段フロアから上段フロアに亘って配設されると共に前記注湯前搬送ラインから搬出された枠付上下鋳型を前記下段フロアから上段フロアに上昇させる第2昇降装置と、前記上段フロアに配設されると共に前記第2昇降装置から搬出された枠付上下鋳型に溶湯を注湯する注湯ラインと、前記上段フロアから下段フロアに亘って配設されると共に前記注湯ラインから搬出された枠付上下鋳型を前記上段フロアから下段フロアに下降させる第3昇降装置と、前記下段フロアに配設されると共に前記第3昇降装置から搬出された枠付上下鋳型を搬送しながら該上下鋳型内の製品を冷却する冷却ラインと、前記下段フロアから上段フロアに亘って配設されると共に前記冷却ラインから搬出された枠付上下鋳型を前記下段フロアから上段フロアに上昇させる第4昇降装置と、を具備し、前記上段フロアにおける前記造型ラインと注湯ラインの間に横断者が横断するための横断スペースを設けたことを特徴とする造型・鋳造ライン設備。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−172955(P2010−172955A)
【公開日】平成22年8月12日(2010.8.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−21387(P2009−21387)
【出願日】平成21年2月2日(2009.2.2)
【出願人】(000191009)新東工業株式会社 (474)
【Fターム(参考)】