説明

連動式施錠装置付き回収ボックス

【課題】回収ボックスの管理、運搬を第3者に委託した場合においても、回収物品が第3者に抜き取られることが無いよう安全に目的地まで搬送することを目的とした回収ボックスを提供する。
【解決手段】内箱(10)と外箱(19)から成り、外箱(19)に内箱(10)をセットしなければ外箱投入口開閉蓋(20)を開口出来ず、内箱(10)をセットすると外箱施錠装置(20)の施錠及び、内箱施錠装置(14)の開錠及び、外箱投入口開閉蓋(20)の開閉を連動して可能にし、外箱投入口開閉蓋(20)の開閉と内箱投入口開閉蓋(12)の開閉を連動させ、それら(20,12)が開口した状態では内箱(10)を取り出す事が出来ず、外箱施錠装置(22)を開錠すると内箱施錠装置(14)が施錠し、外箱(19)より取り出した内箱(10)は、内箱施錠用の鍵がなければ内箱(10)内の回収物品を取り出す事が出来ない回収ボックスを提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、据付用回収ボックスである外箱に投入された物品が、その外箱にセットされた運搬用回収ボックスである内箱に回収されたとき、回収物品が入った内箱を外箱から取り出した時より目的地まで、内箱内に回収された物品の取り出しを不可能にした、それぞれ連動する施錠装置を備えた、据付用回収ボックスである外箱と運搬用回収ボックスである内箱に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、携帯電話ショップにて回収された廃棄携帯電話は、回収した携帯電話ショップの管理でダンボール箱等に入れ梱包及び発送をし、運搬業者にて、目的地であるリサイクル業者や携帯電話会社の物流等に搬送されていたが、回収元の携帯電話ショップで廃棄携帯電話を抜き取ることは容易に出来るため、情報の漏洩等の問題が後を絶たない。また、それを警戒する一般のユーザーが携帯電話を持ち帰るため、適正なリサイクルがされず、環境問題への影響も懸念される。
【0003】
このように従来、回収ボックス内部にセットされた運搬用回収ボックス又は回収袋などは、外箱である回収ボックスより取り出したとき、そのまま鍵をかけないで搬送したり取り出したときに鍵をかけて搬送していた為、回収物品が第3者により取り出し可能な状態ができていた。
【0004】
そうしたことを防ぐには、回収物品の管理者自身が回収ボックスより運搬用回収ボックスを取り出し、施錠をし、目的地にて開錠する等の作業が必要であった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の回収ボックスでは、運搬用回収ボックスのみで回収物品等を回収した場合、物品投入口より取出しが可能であり、また、据付用回収ボックス内部に運搬用回収ボックスをセットして物品を回収した場合においても、据付用回収ボックスより運搬用回収ボックスを取り出した直後は回収物品の入っている運搬用回収ボックスの施錠がされていないため、第3者による抜き取り等が可能であった。
【0006】
したがって本発明の目的は、回収ボックスの管理を第3者に委託した場合においても、回収物品が第3者に抜き取られることが無いよう、回収物品を安全に目的地まで搬送することを目的とした回収ボックスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的を達成するため本発明の回収ボックスは、据付用回収ボックスである外箱と、その外箱に挿入、セットする運搬用回収ボックスである内箱から成り、外箱には内箱の出し入れに対する外箱施錠装置を有し、内箱には内箱投入口の開閉に対する内箱施錠装置を有し、内箱を外箱にセットした時、外箱の有する外箱施錠装置と内箱の有する内箱施錠装置それぞれが重なるように設けられ、外箱が有する外箱施錠装置の内部に内箱施錠装置の施錠及び開錠をする為の内箱施錠用鍵が格納され、外箱施錠装置に外箱施錠装置を施錠又は開錠するための外箱施錠用鍵を挿入した時、外箱施錠装置内部に納めれれた内箱施錠用鍵が内箱施錠装置に挿入され、外箱施錠用鍵の先端が内箱施錠用鍵に設けられた嵌込部に嵌め込まれているため、外箱施錠用鍵の回動に連動して内箱施錠用鍵も回動する事により、外箱施錠装置の施錠と内箱施錠装置の開錠、外箱施錠装置の開錠と内箱施錠装置の施錠を、それぞれ連動することを可能とした事を特徴とするものである。
【0008】
これにより、内箱施錠装置によって施錠又は開錠される内箱の投入口に設けられた内箱投入口開閉蓋は、外箱にセットした内箱を取り出せないようにするため、外箱施錠装置を施錠した場合に連動して開錠されるか、その内箱施錠装置に対を成す単体の内箱施錠用鍵により開錠することしか出来なくした。
【0009】
また、本発明の回収ボックスは、据付用回収ボックスである外箱と、運搬用回収ボックスである内箱から成り、外箱は投入した物品を内箱より取り出すことが出来ないよう、外箱の物品投入口である外箱投入口を、回収物品の入り得る最小の大きさとし、手等を入れられないようにし、また、外箱投入口から、内箱の物品投入口である内箱投入口までの距離を手の届かない距離を保つなど、内箱に回収された物品を取り出すことが出来ない事を特徴とした。
【0010】
また、本発明の回収ボックスは、外箱に設けられた内箱をセットする空間部の内側の側壁又は底辺又は上辺と、内箱の外側の側壁又は底辺又は上辺に、外箱に内箱を正常にセットした時、それぞれ整合するレール部等の凹凸を設け、内箱の外箱へのセットを常に正常になされるようにした。
【0011】
また、本発明の回収ボックスは、内箱を外箱にセットした際、重なる位置に、外箱と内箱それぞれにガラス又はプラスチック又はアクリル等の透過性のある素材を用いた目視用部を設け、外箱の目視用部である外箱目視用部から内箱の目視用部である内箱目視用部を透し、内箱の内部を目視できるようにし、内箱に回収された回収物品の溜まり具合をチェックできるようにした。
【0012】
また、本発明の回収ボックスは、内箱を外箱にセットした際、内箱目視用部と重なる位置の外箱にセンサーを設け、内箱が満杯になる前の予め定められたある一定量に達したとき、内箱内部の物品をセンサーが感知し、センサーの感知に連動して作動する物品遮断排出板が、物品の通り道である外箱投入口と内箱投入口の間を遮断し、それ以上物品が投入されること阻止し、内箱から回収物品が溢れるほど回収されることを防ぎ、内箱を外箱より取り出すときに内箱投入口を確実に閉めた状態で取り出すことが出来るようにした。
【0013】
また、本発明の回収ボックスは、外箱の内箱がセットされる最奥部に内箱固定用マグネットAが設けられ、内箱を外箱にセットした時、内箱固定用マグネットAと接続するように内箱にも内箱固定用マグネットBが設けられ、それぞれの磁力による接着力で、外箱と内箱が適正にセットされている状態を保つことを可能とした。
【0014】
また、本発明の回収ボックスは、外箱に内箱をセットした状態のとき、外箱投入口開閉蓋に設けられた棒状の部材である内箱投入口連結開閉用部材が、内箱投入口開閉蓋に設けられた外箱投入口連結部と連結され、外箱投入口連結部は内箱投入口開閉蓋の開閉方向それぞれに内箱投入口連結開閉用部材が引っ掛かるように、例えばU字型であるため、外箱投入口開閉蓋を開口すると連動して内箱投入口開閉蓋も開口し、外箱投入口開閉蓋を閉口すると連動して内箱投入口開閉蓋も閉口する事を可能とした。
【0015】
また、本発明の回収ボックスは、外箱施錠装置に棒状の部材である外箱投入口ロック用部材が、外箱施錠装置を施錠すると、外箱に設けられた穴部である外箱通し穴に届かない位置に引き込まれ、外箱施錠装置を開錠すると外箱通し穴を貫通し、外箱投入口開閉蓋に設けられた穴部である外箱投入口開閉蓋通し穴に挿入又は貫通できる位置まで突き出されるように、ヒンジ等を用いて接続されており、また、外箱投入口開閉蓋を閉めた状態の時は、外箱通し穴と外箱投入口開閉蓋通し穴が重なる位置に設けられ、連通するようになっており、外箱投入口開閉蓋を開いた状態のときは、外箱投入口開閉蓋の開口に伴い、例えば磁力等の吸着力や図示していないバネ等の伸縮力により移動する外箱通し穴遮断板が外箱通し穴を塞ぐため、外箱投入口開閉蓋を開いた状態のときは、外箱投入口ロック用部材が外箱通し穴を貫通出来ず、それ以上突き出す事が出来きないため、その外箱投入口ロック用部材と連結している外箱施錠装置を回動し開錠されることを防ぎ、外箱施錠装置を施錠している状態のときは、外箱施錠装置と連結している外箱投入口ロック用部材が外箱通し穴を貫通し、外箱通し穴と連通する外箱投入口開閉蓋通し穴に貫通又は差し込まれ、外箱投入口開閉蓋を開く事が出来ないようロックしていることにより、外箱投入口開閉蓋を開いた状態で外箱施錠装置を開錠し外箱より内箱を取り出す事が出来ず、外箱施錠装置が開錠している状態で外箱投入口開閉蓋を開くことが出来ない事を特徴とした。
【0016】
また、本発明の回収ボックスは、外箱施錠装置と外箱投入口ロック用部材の連結方法で、ヒンジを用いる連結方法の他に、外箱投入口ロック用部材には歯研ラックを、外箱施錠装置には歯車を、それぞれ噛み合うように設け、外箱施錠装置を施錠するため回動させると外箱施錠装置に設けた歯車が外箱投入口ロック用部材に設けた歯研ラックに噛み合い外箱投入口ロック用部材を外箱通し穴を貫通していない状態まで引き下げ、外箱施錠装置を開錠するため回動させると外箱施錠装置に設けた歯車が外箱投入口ロック用部材に設けた歯研ラックに噛み合い、外箱投入口ロック用部材が外箱投入口開閉蓋通し穴に挿入されるよう突き出す事を可能にする連結方法を用いてもよい。
【0017】
また、本発明の回収ボックスは、外箱に内箱がセットされていない状態の時、外箱施錠装置の前面又は背面を、可動する板状の部材である施錠装置遮断用板状部材が塞いでいるため、外箱施錠装置に外箱施錠用鍵を挿入する事を防ぎ、外箱施錠装置を施錠することが不可能となり、外箱に内箱をセットすると、外箱の内箱挿入部にはみ出した施錠装置遮断用板状部材が内箱と接触し、内箱により押され、外箱施錠装置の前面又は背面を塞いでいた施錠装置遮断用板状部材を押し、外箱施錠装置の前面及び背面を開放し外箱施錠用鍵の挿入を可能にし、外箱より内箱を取り出した時、施錠装置遮断用板状部材と内箱の接触部が、内箱にはマグネットである施錠装置遮断用板状部材可動用マグネット、施錠装置遮断用板状部材にはスチールまたはマグネットを備える事で、双方の磁力により施錠装置遮断用板状部材が牽引され、外箱施錠装置の前面又は背面を塞ぐ位置まで移動する事で、外箱に内箱をセットしないと外箱施錠装置に外箱施錠用鍵を挿入し回動させることを不可能とした。
【発明の効果】
【0018】
以上のように、本発明によれば、据付用回収ボックスである外箱と、運搬用回収ボックスである内箱から成り、外箱と内箱それぞれに物品投入口と、それぞれの物品投入口に設けた投入口開閉蓋とを有し、外箱には、外箱にセットした内箱を取り出す事を可能又は不可能にするための施錠装置である外箱施錠装置を有し、内箱には、内箱に設けた投入口開閉蓋である内箱投入口開閉蓋の開閉を可能又は不可能にするための施錠装置である内箱施錠装置を有し、外箱に内箱をセットした時、外箱に設けた外箱施錠装置と内箱に設けた内箱施錠装置が重なるように設けられ、外箱に内箱をセットしていない状態の時は、外箱に設けた施錠装置遮断用板状部材が、外箱施錠装置への外箱施錠用鍵の挿入を不可能とするため、外箱施錠装置を回動し施錠することを防ぎ、外箱施錠装置の回動と連動する外箱投入口ロック用部材が外箱投入口開閉蓋を閉口した状態でロックしているため、外箱投入口からの物品の投入を不可能とした事と、外箱に内箱をセットし内箱を取り出す事が出来ないように外箱施錠装置を施錠することで、連動する内箱施錠装置が開錠され内箱投入口開閉蓋の開閉が可能になり、同時に外箱投入口開閉蓋に設けられた外箱投入口開閉蓋通し穴に差し込まれていた外箱投入口ロック用部材が引き戻され、外箱投入口開閉蓋のロックが解除し外箱投入口開閉蓋の開閉を可能とした事と、外箱投入口開閉蓋を開口すると内箱投入口開閉蓋も連動して開口し外箱投入口より物品を投入し、外箱投入口と連通する内箱投入口より内箱内に物品が回収され、内箱が満タンになる前の予め定められたある一定量に達した時、センサーが感知し外箱投入口と内箱投入口間の物品の通り道が物品遮断排出板により遮断され、それ以上の物品回収を不可能とする事で、内箱投入口に物品がつまる等して内箱投入口開閉蓋が閉口できなくなる事を防止し、常に確実に内箱投入口開閉蓋を閉口できる事を可能とした事と、外箱投入口開閉蓋を開口した状態、つまり連動する内箱投入口開閉蓋も開口した状態では、外箱投入口ロック用部材が突き出す際に通る外箱通し穴が外箱通し穴遮断板により塞がれているため、外箱投入口ロック用部材が突き出すことが出来ず、連結している外箱施錠装置も回動することが出来ず、外箱施錠装置を開錠し内箱を取り出す事が出来ないため、内箱を外箱より取り出すには内箱投入口開閉蓋を閉じ、且つ内箱施錠装置を施錠した状態でなければ取り出す事が出来ない事を可能とし、内箱が外箱にセットされていない状態の時は外箱施錠装置の前面又は背面を施錠装置遮断用板状部材が塞ぐ事で外箱施錠装置を回動する事を防ぎ、外箱施錠装置と連結する外箱投入口ロック用部材が外箱投入口開閉蓋通し穴に差し込まれ、外箱投入口開閉蓋を閉口したままロックしているため、外箱に内箱がセットされていない状態での物品の投入を不可能とした事で、回収物品の管理をセキュリティ上安全に行うことが出来るものとした。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
【実施例1】
【0020】
図1は、本発明装置の1実施例であり、外箱(19)と内箱(10)から成る回収ボックスであり、外箱(19)への内箱(10)の脱着及び各施錠装置(22,14)の回動等により各施錠装置を連動させ、回収物品の投入を可能又は不可能にする。外箱(19)にはレール部(24)を設け、内箱(10)に設けたレール滑走部(15)と一致させる事で、内箱(10)を外箱(19)に正しい一定の方向でセットするようにした。外箱投入口(23)には外箱投入口開閉蓋(20)を設け、内箱投入口(13)には内箱投入口開閉蓋(12)を設け、それぞれの開閉蓋(20,12)を開口しないと物品が投入できない。また、内箱(10)を外箱(19)にセットした際、内箱(10)に設けられたガラス又はプラスチック又はアクリル等の透過性のある素材をそれぞれ用いた内箱目視用部(17)と、外箱(19)には外箱目視用部(25)が、重なるように設けられていることにより、内箱(10)内部に回収されたの物品の集荷状況を外箱目視用部(25)を透し、目視により確認する事を可能とした。通常、図1のように外箱(19)に内箱(10)がセットされていない状態のときは、外箱(19)からの内箱(10)の脱着を司る外箱施錠装置(22)は開錠状態にあり、内箱投入口開閉蓋(12)の開閉を司る内箱施錠装置(14)は施錠状態にある。
【0021】
内箱投入口開閉蓋(12)に設けられた外箱投入口連結部(11)は、内箱投入口開閉蓋(12)の開閉方向に外箱投入口連結部(11)に加えられた力を内箱投入口開閉蓋(12)に伝える事が出来る形状、且つ、内箱投入口連結開閉用部材(32)の外箱(19)の内箱(10)挿入部に突き出された部分が、内箱(10)を外箱(19)にセットした際に、外箱投入口連結部(11)に嵌め込まれる様な形状、例えばU字型をしているため、内箱(10)を外箱(19)にセットした際、図2の(イ)に示す外箱投入口開閉蓋(20)に設けられた内箱投入口連結開閉用部材(32)が外箱投入口連結部(11)に嵌め込まれ、外箱投入口開閉蓋(20)の開閉に連動して内箱投入口開閉蓋(12)を開閉させる事を可能にした。
【0022】
内箱(10)を外箱(19)にセットした際、図3に示す内箱固定用マグネットA(21a)が、図1又は図2(ア)に示す内箱固定用マグネットB(21b)と接着し、外箱(19)内への内箱(10)の装着をより確実に行えるものとし、図1に示す外箱施錠装置(22)と内箱施錠装置(14)が正確に重なる位置で固定させる事を可能とした。
【0023】
外箱(19)に内箱(10)をセットしていない状態では、図4(ア)に示す外箱(19)に設けられた施錠装置遮断用板状部材(37)が、外箱施錠装置(22)の前面又は背面どちらでも可能であるが、図で示すとおり例えば背面を塞いでいるため、外箱施錠装置(22)に外箱施錠用鍵を差し込み回動させることが出来ない状態である。内箱(10)を外箱(19)にセットすると、図4(イ)に示す外箱(19)の内箱(10)挿入部にはみ出された、外箱(19)に設けられた施錠装置遮断用板状部材(37)の一部が内箱(10)と接触し、内箱(10)により押され、外箱施錠装置(22)の背面を塞いでいた施錠装置遮断用板状部材(37)が、外箱施錠装置(22)への外箱施錠用鍵(33)挿入の妨げにならない位置まで移動し、外箱施錠装置(22)へ外箱施錠用鍵(33)を挿入し回動させることが可能になる。外箱(19)にセットされていた内箱(10)を外箱(19)より取り出す際に、施錠装置遮断用板状部材(37)と接触する箇所で内箱(10)に設けられた図3又は図4(イ)で示す施錠装置遮断用板状部材可動用マグネット(16)が、図示していない磁力による吸着力で施錠装置遮断用板状部材(37)を内箱(10)の取り出し方向に引っ張り、外箱施錠装置(22)の例えば背面を塞ぎ、外箱(19)に設けられた施錠装置遮断用板状部材固定用マグネット(39)の図示していない磁力による吸着力により固定され、外箱施錠装置(22)へ外箱施錠用鍵(33)を挿入し回動させる事を不可能とした。
【0024】
内箱(10)に設けられた内箱施錠装置(14)と外箱(19)に設けられた外箱施錠装置(22)は、外箱(19)に内箱(10)をセットすると、内箱施錠装置(14)の前面と外箱施錠装置(22)の背面が重なるように設けられている。図5(イ)に示す外箱施錠装置(22)内部には、内箱施錠装置(14)に挿入し回動し施錠又は開錠させるための内箱施錠用鍵(35)が外箱施錠装置(22)内よりはみ出さない様、伸縮性部材である例えばスプリング(36)により格納されている。また、内箱施錠用鍵回転盤(38)の中心部の前面に嵌込部(46)を、背面に内箱施錠用鍵(35)を設ける事と、内箱施錠用鍵回転盤(38)の円形である外周が、外箱施錠装置(22)の内部と可能な限り接近し、且つ外箱施錠装置(22)内部を微力で可動する余裕を設けているため、外箱施錠装置(22)内部に内箱施錠用鍵(35)を常に安定して格納しておく事が出来る。
【0025】
図5(ア)で示す外箱施錠用鍵(33)は、図6に示す外箱施錠装置(22)を施錠又は開錠させることと、外箱施錠装置(22)に挿入した際、外箱施錠装置(22)内に格納されていた内箱施錠用鍵(35)を押し出す事を可能とし、外箱施錠装置(22)より押し出された内箱施錠用鍵(35)が内箱施錠装置(14)に挿入され、外箱施錠用鍵(33)の先端部が内箱施錠用鍵(35)の前面に設けられた嵌込部(46)に嵌め込まれているため、外箱施錠用鍵(33)の回動と連動して内箱施錠用鍵(35)の回動が可能となり、外箱施錠装置(22)を施錠するため外箱施錠用鍵(33)を回動させると連動して内箱施錠用鍵(35)も回動し内箱施錠装置(14)が開錠され、外箱施錠装置(22)を開錠するため外箱施錠用鍵(33)を回動させると連動して内箱施錠用鍵(35)も回動し内箱施錠装置(14)が施錠され、外箱施錠装置(22)が開錠された状態で外箱施錠用鍵(33)を引き抜くと、内箱施錠用鍵(35)は、内箱施錠用鍵(35)の背面に設けられた内箱施錠用鍵回転盤(38)をスプリング(36)が押すことで、内箱施錠装置(14)から引き抜かれ外箱施錠装置(22)内部に格納される。
【0026】
図7に示す通り、外箱施錠装置(22)が開錠状態のとき、外箱施錠装置(22)とヒンジ部(34)等で連結する棒状の部材である外箱投入口ロック用部材(29)が外箱投入口開閉蓋(20)に設けられた外箱投入口開閉蓋通し穴(42)に挿入されているため、外箱投入口開閉蓋(20)を開閉する事が出来ないが、図8外箱施錠装置(22)を施錠することにより、外箱施錠装置(22)にヒンジ部(34)等によって接続されている外箱投入口ロック用部材(29)が外箱投入口開閉蓋通し穴(42)及び外箱通し穴(43)より引き下げられ、外箱投入口開閉蓋(20)の開閉が可能になる。外箱投入口ロック用部材(29)は例えばリング状の固定部材(30)等により左右の動きを固定しており、上下の動きを可能にしている。
【0027】
外箱投入口ロック用部材(29)を外箱施錠装置(22)の回動と連動させるため、外箱投入口ロック用部材(29)と外箱施錠装置(22)のヒンジ部(34)を用いた連結方法のほかに、図10(イ)に示す外箱施錠装置(22)には外箱施錠装置(22)の回動と連動して回動するように歯車(47)設け、図10(ア)に示す外箱投入口ロック用部材(29)に歯車(47)の歯部と整合する歯部を備え且つ常に歯車(47)と接触し噛み合っている歯研ラック(48)を設け、図10(ウ)(エ)それぞれに示すように、外箱施錠装置(22)が回動することで連動して回動する歯車(47)が外箱投入口ロック用部材(29)に設けた歯研ラック(48)に噛み合い、外箱投入口ロック用部材(29)も連動させる事を可能にした。
【0028】
外箱通し穴遮断板(31)に設けられた外箱通し穴遮断板マグネット部(41)が外箱投入口開閉蓋(20)の図示していない例えばスチール部との磁力により吸着する事で、外箱通し穴遮断板(31)を外箱投入口開閉蓋(20)の開口方向へ牽引し、外箱に設けた外箱通し穴遮断板固定用スチール(44)に磁力による吸着で固定させ、図7(イ)外箱通し穴(43)のあった部分が図8(イ)外箱通し穴遮断板(31)により塞がれるため、外箱投入口ロック用部材(29)が上に押し上げられる事が出来なくなり、連結している外箱施錠装置(22)も開錠できない。外箱投入口開閉蓋(20)を閉めることで外箱通し穴遮断板(31)を元の位置まで押し戻し、外箱投入口ロック用部材(29)が外箱通し穴(43)を貫通し外箱投入口開閉蓋通し穴(42)に貫通又は挿入できる状態になり、外箱施錠装置(22)の開錠も可能となる。外箱投入口開閉蓋(20)を閉口した時、その状態での固定が出来るよう、外箱投入口(23)に外箱投入口開閉蓋固定用マグネット(45)を設け、外箱投入口開閉蓋(20)の図示していない例えばスチール部との磁力による吸着で接続し固定する。
【0029】
外箱投入口(23)から投入した物品は、連通する内箱投入口(13)を通して内箱(10)内に集荷されるが、物品が内箱(10)内部より溢れる又は内箱投入口(13)の位置まで達すると内箱投入口開閉蓋(12)が閉口できない状態となってしまうため、内箱投入口開閉蓋(12)が閉口可能な状態にあり且つ適当な量の物品が回収される位置(以下、ある一定量という)で、且つ内箱(10)に設けられた内箱目視用部(17)から内箱(10)内部が透過可能な位置の外箱(19)にセンサー(26)を設け、内箱(10)内に回収された物品量がある一定量に達したときセンサー(26)がそれを感知し、図9に示す外箱投入口(23)と内箱投入口(13)の投入物品の通り道に、通常、物品投入の妨げにならないように設けられた物品遮断排出板(27)を、外箱投入口(23)と内箱投入口(13)の投入物品の通り道を遮断するよう稼動させ、外箱投入口(23)から投入された物品は、その物品遮断排出板(27)により、外箱(19)に設けられた物品排出口(28)から排出され、ある一定量以上の物品の回収を防ぐ。物品排出口(28)は外箱(19)内部方向へは可動されず外部方向へ可動するため、物品遮断排出板(27)で遮断された物品の重さで物品排出口(28)が開口し物品が排出される。物品遮断排出板(27)が外箱投入口(23)と内箱投入口(13)の間の投入物品の通り道を遮断するとき、遮断された投入物品が自重により、物品排出口(28)より排出されるよう傾斜になっている。
【0030】
内箱(10)を外箱(19)より取り外すときは、外箱投入口開閉蓋(20)を閉口、その連動により内箱投入口開閉蓋(12)も閉口させ、外箱施錠装置(22)に外箱施錠用鍵(33)を挿入し開錠、その連動により内箱施錠装置(14)を施錠し内箱投入口開閉蓋(12)をロックし内箱投入口開閉蓋(12)の開口を出来なくした。外箱施錠装置(22)を施錠すると、連結した外箱投入口ロック用部材(29)が突き出し、外箱投入口開閉蓋通し穴(42)に差し込まれ、外箱投入口開閉蓋(20)をロックし、外箱投入口開閉蓋(20)の開口を不可能とする。
【0031】
外箱(19)より取り出した内箱(10)は常に施錠してあるため、例えば回収物品を内箱(10)内部に保管した状態にて搬送し、搬送先にて保管してある図示していない内箱施錠用鍵にて開錠し、内箱(10)内部に回収された物品を取り出す。
【0032】
図5及び図6に示す外箱施錠装置(22)の鍵の構造としてピンシリンダを用いてあるが、その他にも、例えばディスクシリンダやロータリーディスクシリンダー、マグネチックシリンダ等を用いても問題はなく、錠の種類は問わない。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明に係る回収ボックスの一実施形態を示した斜視図。
【図2】外箱となる回収ボックスの内箱収納方向よりの断面図及び外箱投入口開閉蓋と内箱投入口開閉蓋の連動を、(ア)は外箱のみ、(イ)は内箱挿入時を、それぞれ示した図。
【図3】運搬用回収ボックスとなる内箱の片側側面図であり、外箱挿入時手前奥側を示した図。
【図4】外箱施錠装置用への外箱施錠用鍵の挿入を可能又は不可能にするロック装置である施錠装置遮断用板状部材の一実施形態及び構成を、(ア)は外箱のみ、(イ)は内箱投入時を、それぞれ示した上方よりの断面図。
【図5】内箱施錠装置と連動した外箱施錠装置への外箱施錠用鍵未挿入時の、例えばピンシリンダでの一実施形態及び構成を示す断面図。(ウ)は(イ)の一部正面からの拡大図。
【図6】内箱施錠装置と連動した外箱施錠装置への外箱施錠用鍵挿入時の、例えばピンシリンダでの一実施形態及び構成を示す断面図。
【図7】外箱施錠装置が開錠状態にあり、それと連動した外箱投入口ロック用部材が外箱投入口開閉蓋通し穴に挿入され外箱投入口開閉蓋をロックした状態の実施形態及び構成を、(ア)は外箱前面より、(イ)は外箱側面より、(ウ)は外箱上面よりを、それぞれ示した断面図。
【図8】外箱施錠装置が施錠状態にあり、それと連動した外箱投入口ロック用部材が外箱通し穴より引き下げられ外箱投入口開閉蓋の開閉が可能になった状態の実施形態及び構成を、(ア)は外箱前面より、(イ)は外箱側面より、(ウ)は外箱上面よりを、それぞれ示した断面図。
【図9】内箱の物品を感知するセンサーとセンサーにより動作する物品遮断排出板の実施形態及び構成を、(ア)は外箱前面より、(イ)は外箱側面よりを、それぞれ示した断面図。
【図10】図7に示す外箱施錠装置と外箱投入口ロック用部材の連結方法以外の連結方法を、(ア)は歯研ラックを用いた外箱投入口ロック用部材を、(イ)は歯車を用いた外箱施錠装置をそれぞれ示した図。(ウ)は外箱施錠装置が開錠状態にありそれと連動した外箱投入口ロック用部材が外箱投入口開閉蓋通し穴に挿入され外箱投入口開閉蓋をロックしている状態を、(エ)は前面より外箱施錠装置が施錠状態にありそれと連動した外箱投入口ロック用部材が外箱通し穴より下がり外箱投入口開閉蓋をロックしていない状態をそれぞれ前面より示した断面図。
【図11】本発明の一実施形態の手動又は電動による動作と、連動する動作を示したフローチャートである。
【符号の説明】
【0034】
10 内箱
11 外箱投入口連結部
12 内箱投入口開閉蓋
13 内箱投入口
14 内箱施錠装置
15 レール滑走部
16 施錠装置遮断用板状部材可動用マグネット
17 内箱目視用部
18 持ち運び用取っ手
19 外箱
20 外箱投入口開閉蓋
21a 内箱固定用マグネットA
21b 内箱固定用マグネットB
22 外箱施錠装置
23 外箱投入口
24 レール部
25 外箱目視用部
26 センサー
27 物品遮断排出板
28 物品排出口
29 外箱投入口ロック用部材
30 固定部材
31 外箱通し穴遮断板
32 内箱投入口連結開閉用部材
33 外箱施錠用鍵
34 ヒンジ部
35 内箱施錠用鍵
36 スプリング
37 施錠装置遮断用板状部材
38 内箱施錠用鍵回転盤
39 施錠装置遮断用板状部材固定用マグネット
40 外箱通し穴遮断板稼動用スチール
41 外箱通し穴遮断板マグネット部
42 外箱投入口開閉蓋通し穴
43 外箱通し穴
44 外箱通し穴遮断板固定用スチール
45 外箱投入口開閉蓋固定用マグネット
46 嵌込部
47 歯車
48 歯研ラック

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外箱(19)と、この外箱(19)の中に入れられる内箱(10)と、前記外箱(19)に設けられ物品が投入される外箱投入口(23)と、前記内箱(10)に設けられ前記外箱投入口(23)と連通する内箱投入口(13)と、前記外箱(19)の中に前記内箱(10)をセットしたときに前記内箱(10)を前記外箱(19)より取り出す事が出来ないようにする、前記外箱(19)に設けられた外箱施錠装置(22)と、前記外箱(19)に前記内箱(10)をセットした状態で前記外箱施錠装置(22)に重なるように、前記内箱(10)に設けられた内箱施錠装置(14)と、前記外箱施錠装置(22)に挿入され回動されて施錠又は開錠する外箱施錠用鍵(33)と、この挿入された前記外箱施錠用鍵(33)の先端部が前面に嵌め込まれ回動する嵌込部(46)と、この前記嵌込部(46)の背面に固定され前記内箱施錠装置(14)の内部に常に挿入され回動されて開錠又は施錠する内箱施錠用鍵(35)と、を有することで、前記外箱(19)と前記内箱(10)のそれぞれの前記施錠装置(22,14)を連動させる事を可能とした事を特徴とする連動式施錠装置付き回収ボックス。
【請求項2】
外箱(19)にセットされた内箱(10)を、前記外箱(19)より取り出す為に、前記外箱(19)の外箱施錠装置(22)に外箱施錠用鍵(33)を挿入し回動し開錠することにより、その挿入された前記外箱施錠用鍵(33)の先端部が、前記外箱施錠装置(22)内部より突出され内箱施錠装置(14)に挿入され前記内箱(10)の内箱投入口開閉蓋(12)を開錠している内箱施錠用鍵(35)に設けられた嵌込部(46)に嵌め込まれ、前記外箱施錠用鍵(33)の回動と連動して前記内箱施錠用鍵(35)も回動し、前記内箱施錠装置(14)が施錠されることで、前記内箱投入口開閉蓋(12)が閉じた状態で施錠され、前記内箱(10)を前記外箱(19)より取り外した時、前記内箱(10)の前記内箱投入口開閉蓋(12)は前記内箱施錠装置(14)と対を成す専用の鍵で開錠しない限り、前記内箱(10)内部に回収された物品を取り出すことが出来ないようにすることを特徴とする、請求項1記載の連動式施錠装置付き回収ボックス。
【請求項3】
外箱(19)に内箱(10)をセットした時、外箱投入口開閉蓋(20)に設けられた内箱投入口連結開閉用部材(32)と、内箱投入口開閉蓋(12)に、前記内箱投入口連結開閉用部材(32)と連結し前記外箱投入口開閉蓋(20)と前記内箱投入口開閉蓋(12)が連動して開閉するように設けられた外箱投入口連結部(11)と、外箱施錠装置(22)を施錠するために回動させると突き出し、前記外箱施錠装置(22)を開錠するために回動させると引き戻るように、前記外箱施錠装置(22)にヒンジ部(34)等を用いて連結した外箱投入口ロック用部材(29)と、前記外箱投入口ロック用部材(29)が差し込み又は貫通するために前記外箱投入口開閉蓋(20)に設けられた外箱投入口開閉蓋通し穴(42)と、前記外箱投入口開閉蓋(20)を閉口したときに前記外箱投入口開閉蓋通し穴(42)と重なり、前記外箱投入口ロック用部材(29)が連通するように前記外箱(19)に設けられた外箱通し穴(43)と、前記外箱投入口開閉蓋(20)を開口すると、それと合わせて稼動し、前記外箱通し穴(43)を塞ぎ前記外箱投入口ロック用部材(29)の突き出しを止め、それと連結している前記外箱施錠装置(22)を開錠するために回動する事が出来ないように、前記外箱(19)に設けられた外箱通し穴遮断板(31)と、前記外箱投入口開閉蓋(20)の開口に合わせ、前記外箱投入口開閉蓋(20)の例えばスチール部との磁力による吸着力を利用して移動する、前記外箱通し穴遮断板(31)に設けられた外箱通し穴遮断板マグネット部(41)と、を有することで、前記外箱投入口開閉蓋(20)を閉口した状態でなければ前記外箱施錠装置(22)を開錠し前記内箱(10)を取り出す事が出来ず、前記外箱施錠装置(22)を施錠しなければ、前記外箱投入口開閉蓋(20)を開口する事が出来ない事を可能とした事を特徴とする請求項1又は2記載の連動式施錠装置付き回収ボックス。
【請求項4】
外箱(19)に内箱(10)をセットしていない時、外箱施錠装置(22)に外箱施錠用鍵(33)を差し込む事が出来ないように、前期外箱施錠装置(22)の前面又は背面を塞ぎ、前記外箱(19)に前記内箱(10)をセットした時、前記外箱(19)内の前記内箱(10)挿入部にはみ出した部分が前記内箱(10)と接触し前記内箱(10)により押され、前記外箱施錠装置(22)の前面又は背面を塞いでいた位置から移動し、前記外箱施錠装置(22)への前記外箱施錠用鍵(33)の挿入及び回動を可能にするように、前記外箱(19)に設けられた施錠装置遮断用板状部材(37)と、前記外箱(19)より前記内箱(10)を取り出した時、前記内箱(10)の取り出しに合わせて移動するよう、前記内箱(10)と前記施錠装置遮断用板状部材(37)との接触部の前記内箱(10)に設けられた施錠装置遮断用板状部材可動用マグネット(16)と、前記外箱(19)に前記内箱(10)がセットされていない時に、前記施錠装置遮断用板状部材(37)を前記外箱施錠装置(22)の前面又は背面を塞いだ状態で固定させるように前記外箱(19)に設けられた施錠装置遮断用板状部材固定用マグネット(39)と、を有することで、前記外箱(19)に前記内箱(10)をセットしていない時は、前記外箱施錠装置(22)に前記外箱施錠用鍵(33)を挿入し施錠又は開錠する事を出来なくしたことを特徴とする、請求項1、2又は3記載の連動式施錠装置付き回収ボックス。
【請求項5】
請求項3に記載の、外箱投入口ロック用部材(29)を外箱施錠装置(22)の回動と連動させるための、前記外箱施錠装置(22)と前記外箱投入口ロック用部材(29)のヒンジ部(34)を用いた連結方法以外に、前記外箱施錠装置(22)の側面部に前記外箱施錠装置(22)の回動と合わせて回動するように設けた歯車(47)と、前記歯車(47)の歯部と常に噛み合うように前記外箱投入口ロック用部材(29)に設けた歯研ラック(48)と、を有する事で、前記外箱施錠装置(22)を回動させると前記歯車(47)が回動し、前記歯車(47)に常に噛み合うように接触している前記歯研ラック(48)を設けた前記外箱投入口ロック用部材(29)を連動させる事を可能とした事を特徴とする請求項1、2、3又は4記載の連動式施錠装置付き回収ボックス。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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