遅速歯車エンジン
【課題】原動機は、レシプロエンジンに代表されるシリンダーの中をピストンが直線的に往復することによって、動力を得るものである。
大きな振動が発生する、吸入や排気に弁が必要である、タイミングベルトによる点火位置決めも必要である。
【解決手段】課題に対して遅速歯車エンジンは、一回転しながら機能(吸入・圧縮・爆発・排気)を実施し、円形のシリンダーの中をピストンが回転することによって、動力を得る。
遅速歯車エンジンは一シリンダーで二機能を実施することができる。円運動のため振動が少ない、吸入や排気の回転位置が決まっており弁は必要ない、点火位置も回転位置が決まっておりタイミングベルトも必要ない。
この技術は、ポンプやコンプレッサーにも利用可能である。
大きな振動が発生する、吸入や排気に弁が必要である、タイミングベルトによる点火位置決めも必要である。
【解決手段】課題に対して遅速歯車エンジンは、一回転しながら機能(吸入・圧縮・爆発・排気)を実施し、円形のシリンダーの中をピストンが回転することによって、動力を得る。
遅速歯車エンジンは一シリンダーで二機能を実施することができる。円運動のため振動が少ない、吸入や排気の回転位置が決まっており弁は必要ない、点火位置も回転位置が決まっておりタイミングベルトも必要ない。
この技術は、ポンプやコンプレッサーにも利用可能である。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、定速回転する歯車に対して、遅速回転を発生させる歯車による回転エンジンに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のレシプロエンジンにおいては、シリンダーとピストンを使った直線運動により開閉が作り出されるため、振動が発生する、滑らかさがない、吸気・排気弁が必要、点火タイミングベルトが必要など難点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005 - 143340号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、以上の技術によれば、従来のレシプロエンジンにおいて、クランクを使って回転運動を直線運動に変換することにより空洞が開閉する仕組みとなっている。
【0005】
そこで、この発明は、遅速歯車によって、円運動の中で空洞が開閉する仕組みを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上の課題を解決するために、第一の発明は定速回転の歯車に対して、遅速回転を発生させることを特徴とする歯車である。具体的には図2−6楕円偏心の遅速歯車立面を円柱歯車を斜めに切り取った図4−12定速歯車立面を連結(図2−7と図4−13の歯車をかみ合わす)して遅速回転を発生させる。
【0007】
この組み合わせの歯車を図21のように一対にして同方向に回転させ、一方が遅い回転の時他方が速い回転に、一方が速くなれば他方が遅くなるように組み合わせれば、図22のように定速歯車180度で差(A−5とB−5)ができ、残りの180度で図23(A−5とB−5)のように追いつく。
【0008】
また、第二の発明は、遅速歯車一対を各々遅速歯車(360度回転)の半分(180度回転)に減速して連結して図9から図12のAとBの円運動により動くことを特徴とするエンジンである。
【発明の効果】
【0009】
第一の発明によればエンジンは遅くなったり速くなったりするが定速歯車は滑らかな回転となる。第二の発明によれば、振動を抑える、吸気・排気位置が一定となるため弁が不要となる、点火位置が一定になるためタイミングベルトが不要となる、単純なエンジンが作り出せる。一つの組み合わせに二つの空洞が開閉するため、二気筒のエンジンが可能となる、二組を組み合わせると四気筒となり、90度ごとに動力(爆発)を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】楕円偏心の遅速歯車1、楕円偏心を中心とした円5の平面図である。破線は180度回転した楕円偏心の遅速歯車である。
【図2】楕円偏心の遅速歯車の立面図である。
【図3】円柱歯車を斜めに切り取った定速歯車の平面図である。
【図4】円柱歯車を斜めに切り取った定速歯車の立面図である。破線は180度回転した円柱歯車を斜めに切り取った定速歯車である。
【図5】遅速歯車(360度回転)の半分(180度回転)に減速し連結して、円運動の中で2個の回転体(AとB)と二つの空洞(XとY)が開閉する仕組みを90度回転時の状態1を図示したものである
【図6】図5から90度回転した状態2を図示したものである
【図7】図6から90度回転した状態3を図示したものである
【図8】図7から90度回転した状態4を図示したものである
【図9】図5の斜視図である。
【図10】図6の斜視図である。
【図11】図7の斜視図である。
【図12】図8の斜視図である。
【図13】内部回転部Aの平面図である。
【図14】内部回転部Bの平面図である。
【図15】内部回転部Aの斜視図である。
【図16】内部回転部Bの斜視図である。
【図17】固定外枠の斜視図である。
【図18】プラグ部分の断面図である。
【図19】遅速歯車の試作品の部品である。
【図20】遅速歯車(A−3)と定速歯車(A−6)を1組組み合わせたものである。
【図21】遅速歯車と定速歯車を2組組み合わせたものと、定速歯車が同一速度となるようにA−8とB−8の歯車で連結したものである。
【図22】定速歯車を180度回転させ、黒目印(B−5)が速く、白目印(A−5)が遅れて、差ができたものである。
【図23】さらに、定速歯車を180度回転させ、今度は白目印(A−5)が速く、黒目印(B−5)が遅れて、360度回転したところで追いついたものである。
【図24】円柱歯車から切り取った定速歯車と切り残った歯車である。
【図25】遅速歯車の歯の形状。各歯は遅速歯車楕円周上を等間隔に作成する、方向は偏心Aを向いている。
【発明を実施するための形態】
【0011】
この第一の発明の一実施形態を図1をもとに説明する。
イ.図1−1遅速歯車が右回転するものとする。
ロ.楕円周CからDの距離=楕円周DからCの距離
ハ.歯車がCからDに到達する回転時間=歯車がDからCに到達する回転時間
ニ.回転はAを中心に回るので、CからDに回転するとCADの角度(図では95度)回る。
ホ.回転はAを中心に回るので、DからCに回転するとDACの角度(図では265度)回る。
ヘ.同回転時間に対して95度回る時遅く回転、265度回る時速く回転する。
【0012】
一対の遅速歯車(図21参照)を用意し、同じ回転方向・回転速度で一方を遅い回転スタートに他方を速い回転スタートに合わせて、180度回転させると170度の差が発生し、360度回転させると逆になるので元の出発点に帰り差がなくなる。
【0013】
遅速歯車は楕円長直径6(比率)に.対し、短直径4とし、偏心比率を最長直径上で1:5とする。定速歯車は直径4.2の円柱歯車を高さ4に切り取り、歯車最適化してかみ合わせ連結する。
【0014】
そして第二の発明の一実施形態を、図5から図8に示す。
第一の発明の遅速歯車(図9−A−3・図9−B−3)に固定された軸の回転を半分に減速した(180度で差がつき追いつく)各々の回転をA・Bに連結する、Aが速いスタートで説明する。
図8から図5に移行時回転体Aが速くBが遅いため、空洞Xが拡がることを利用して吸入を、空洞Yが狭まることを利用して排気を行う。
図5から図6に移行時回転体Aが遅くBが速いため、空洞Xが狭まることを利用して圧縮を、空洞Yが拡がることを利用して吸入を行う。
図6から図7にの移行時回転体Aが速くBが遅い周期のため、空洞X初期に爆発をさせ空洞Xを拡げる、空洞Yが狭まることを利用して圧縮を行う。
図7から図8に移行時回転体Aが遅くBが速い周期のため、空洞Xが狭まることを利用して排気を、空洞Y初期に爆発をさせ空洞Yを拡げる、動力はA・Bから連結している遅速歯車さらに定速歯車に伝わり利用する。
【0015】
さらに、図9から図12にも示す。
内部回転部Aに弁となる空洞Xの吸入口(ス)と空洞Yの排気口(タ)を、内部回転部Bに弁となる空洞Yの吸入口(ソ)と空洞Xの排気口(セ)を設ける。
【0016】
固定外枠図17の吸入口(ア)と(キ)・(エ)と(コ)はつながっている、排気口(ウ)と見えない(ケ)・見えない(カ)と(シ)はつながっている。プラグ受け(イ)に空洞Xのプラグ(ク)を、プラグ受け(オ)に空洞Yのプラグ(サ)を取り付ける。
【0017】
プラグ部分図18は空洞Xの爆発時の断面図である。斜線を入れた固定外枠Cと内部回転部Aと内部回転部Bとの隙間が燃焼室となり、爆発して固定外枠Cと内部回転部A・内部回転部Bが反発して空洞Xを拡げる。
【0018】
この実施形態によれば、一組織から二機能のエンジンが製作できる。
【0019】
この実施形態を遅速歯車に定速歯車から動力を加えれば、ポンプ・コンプレッサーとしても利用できる。
【符号の説明】
【0020】
「図1」
1 楕円偏心の遅速歯車平面
2 楕円偏心の遅速歯車の歯車部分平面
3 180度回転した楕円偏心の遅速歯車平面
4 180度回転した楕円偏心の遅速歯車の歯車部分平面
5 楕円偏心を中心とした円盤平面
A 偏心点
B 楕円中心点
C 楕円周左中心点
D 楕円周右中心点
「図2」
6 楕円偏心の遅速歯車立面
7 楕円偏心の遅速歯車の歯車部分立面
8 180度回転した楕円偏心の遅速歯車立面
9 180度回転した楕円偏心の遅速歯車の歯車部分立面
「図3」
10 円柱歯車を斜めに切り取った定速歯車平面
11 円柱歯車を斜めに切り取った定速歯車の歯車部分平面
「図4」
12 円柱歯車を斜めに切り取った定速歯車立面
13 円柱歯車を斜めに切り取った定速歯車の歯車部分立面
14 180度回転した円柱歯車を斜めに切り取った定速歯車立面
15 180度回転した円柱歯車を斜めに切り取った定速歯車の歯車部分立面
「図5から図18まで」
5 2個の回転体(AとB)の回転方向矢印
6 2個の回転体(AとB)の回転方向矢印
7 2個の回転体(AとB)の回転方向矢印
8 2個の回転体(AとB)の回転方向矢印
A 2個の回転体の1個
B 2個の回転体の他1個
C 固定外枠
X 2個の空洞の1個
Y 2個の空洞の他1個
ア 空洞Xの吸気口
イ 空洞Xのプラグ受け
ウ 空洞Xの排気口
エ 空洞Yの吸気口
オ 空洞Yのプラグ受け
カ 空洞Yの排気口
キ 空洞Xの排気口、アとつながっている
ク 空洞Xのプラグ
ケ 空洞Xの排気口(固定外枠の下で見えない)、ウとつながっている
コ 空洞Yの吸気口(固定外枠の下で見えない)、エとつながっている
サ 空洞Yのプラグ
シ 空洞Yの排気口、カ(固定外枠の内で見えない)とつながっている
ス 回転体Aの空洞Xの吸気口、弁となる、キを通過で時に吸気
セ 回転体Bの空洞Xの排気口、弁となる、ケを通過で時に排気
ソ 回転体Bの空洞Yの吸気口、弁となる、コを通過で時に吸気
タ 回転体Aの空洞Yの排気口、弁となる、シを通過で時に排気
「図19から図23まで」
1 支柱及び楕円偏心遅速歯車及び楕円偏心を中心とした円盤心棒軸受け
2 楕円偏心遅速歯車及び楕円偏心を中心とした円盤の心棒
A−3 右楕円偏心遅速歯車
A−4 右楕円偏心を中心とした円盤
A−5 右白目印
A−6 右円柱歯車を斜めに切り取った定速歯車
A−7 右円柱歯車を斜めに切り取った定速歯車の心棒
A−8 右定速歯車を連結する歯車
A−9 右円柱歯車を斜めに切り取った定速歯車心棒の上軸受け
A−10 右円柱歯車を斜めに切り取った定速歯車心棒の下軸受け
B−3 左楕円偏心遅速歯車
B−4 左楕円偏心を中心とした円盤
B−5 左黒目印
B−6 左円柱歯車を斜めに切り取った定速歯車
B−7 左円柱歯車を斜めに切り取った定速歯車の心棒
B−8 左定速歯車を連結する歯車
B−9 左円柱歯車を斜めに切り取った定速歯車心棒の上軸受け
B−10 左円柱歯車を斜めに切り取った定速歯車心棒の下軸受け
「図25」
1 遅速歯車の歯の一個
A 遅速歯車の偏心
「図24」
1 円柱の歯車から斜めに切り取った定速歯車
2 円柱の歯車から斜めに定速歯車を切り取った残り
【技術分野】
【0001】
本発明は、定速回転する歯車に対して、遅速回転を発生させる歯車による回転エンジンに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のレシプロエンジンにおいては、シリンダーとピストンを使った直線運動により開閉が作り出されるため、振動が発生する、滑らかさがない、吸気・排気弁が必要、点火タイミングベルトが必要など難点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005 - 143340号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、以上の技術によれば、従来のレシプロエンジンにおいて、クランクを使って回転運動を直線運動に変換することにより空洞が開閉する仕組みとなっている。
【0005】
そこで、この発明は、遅速歯車によって、円運動の中で空洞が開閉する仕組みを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上の課題を解決するために、第一の発明は定速回転の歯車に対して、遅速回転を発生させることを特徴とする歯車である。具体的には図2−6楕円偏心の遅速歯車立面を円柱歯車を斜めに切り取った図4−12定速歯車立面を連結(図2−7と図4−13の歯車をかみ合わす)して遅速回転を発生させる。
【0007】
この組み合わせの歯車を図21のように一対にして同方向に回転させ、一方が遅い回転の時他方が速い回転に、一方が速くなれば他方が遅くなるように組み合わせれば、図22のように定速歯車180度で差(A−5とB−5)ができ、残りの180度で図23(A−5とB−5)のように追いつく。
【0008】
また、第二の発明は、遅速歯車一対を各々遅速歯車(360度回転)の半分(180度回転)に減速して連結して図9から図12のAとBの円運動により動くことを特徴とするエンジンである。
【発明の効果】
【0009】
第一の発明によればエンジンは遅くなったり速くなったりするが定速歯車は滑らかな回転となる。第二の発明によれば、振動を抑える、吸気・排気位置が一定となるため弁が不要となる、点火位置が一定になるためタイミングベルトが不要となる、単純なエンジンが作り出せる。一つの組み合わせに二つの空洞が開閉するため、二気筒のエンジンが可能となる、二組を組み合わせると四気筒となり、90度ごとに動力(爆発)を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】楕円偏心の遅速歯車1、楕円偏心を中心とした円5の平面図である。破線は180度回転した楕円偏心の遅速歯車である。
【図2】楕円偏心の遅速歯車の立面図である。
【図3】円柱歯車を斜めに切り取った定速歯車の平面図である。
【図4】円柱歯車を斜めに切り取った定速歯車の立面図である。破線は180度回転した円柱歯車を斜めに切り取った定速歯車である。
【図5】遅速歯車(360度回転)の半分(180度回転)に減速し連結して、円運動の中で2個の回転体(AとB)と二つの空洞(XとY)が開閉する仕組みを90度回転時の状態1を図示したものである
【図6】図5から90度回転した状態2を図示したものである
【図7】図6から90度回転した状態3を図示したものである
【図8】図7から90度回転した状態4を図示したものである
【図9】図5の斜視図である。
【図10】図6の斜視図である。
【図11】図7の斜視図である。
【図12】図8の斜視図である。
【図13】内部回転部Aの平面図である。
【図14】内部回転部Bの平面図である。
【図15】内部回転部Aの斜視図である。
【図16】内部回転部Bの斜視図である。
【図17】固定外枠の斜視図である。
【図18】プラグ部分の断面図である。
【図19】遅速歯車の試作品の部品である。
【図20】遅速歯車(A−3)と定速歯車(A−6)を1組組み合わせたものである。
【図21】遅速歯車と定速歯車を2組組み合わせたものと、定速歯車が同一速度となるようにA−8とB−8の歯車で連結したものである。
【図22】定速歯車を180度回転させ、黒目印(B−5)が速く、白目印(A−5)が遅れて、差ができたものである。
【図23】さらに、定速歯車を180度回転させ、今度は白目印(A−5)が速く、黒目印(B−5)が遅れて、360度回転したところで追いついたものである。
【図24】円柱歯車から切り取った定速歯車と切り残った歯車である。
【図25】遅速歯車の歯の形状。各歯は遅速歯車楕円周上を等間隔に作成する、方向は偏心Aを向いている。
【発明を実施するための形態】
【0011】
この第一の発明の一実施形態を図1をもとに説明する。
イ.図1−1遅速歯車が右回転するものとする。
ロ.楕円周CからDの距離=楕円周DからCの距離
ハ.歯車がCからDに到達する回転時間=歯車がDからCに到達する回転時間
ニ.回転はAを中心に回るので、CからDに回転するとCADの角度(図では95度)回る。
ホ.回転はAを中心に回るので、DからCに回転するとDACの角度(図では265度)回る。
ヘ.同回転時間に対して95度回る時遅く回転、265度回る時速く回転する。
【0012】
一対の遅速歯車(図21参照)を用意し、同じ回転方向・回転速度で一方を遅い回転スタートに他方を速い回転スタートに合わせて、180度回転させると170度の差が発生し、360度回転させると逆になるので元の出発点に帰り差がなくなる。
【0013】
遅速歯車は楕円長直径6(比率)に.対し、短直径4とし、偏心比率を最長直径上で1:5とする。定速歯車は直径4.2の円柱歯車を高さ4に切り取り、歯車最適化してかみ合わせ連結する。
【0014】
そして第二の発明の一実施形態を、図5から図8に示す。
第一の発明の遅速歯車(図9−A−3・図9−B−3)に固定された軸の回転を半分に減速した(180度で差がつき追いつく)各々の回転をA・Bに連結する、Aが速いスタートで説明する。
図8から図5に移行時回転体Aが速くBが遅いため、空洞Xが拡がることを利用して吸入を、空洞Yが狭まることを利用して排気を行う。
図5から図6に移行時回転体Aが遅くBが速いため、空洞Xが狭まることを利用して圧縮を、空洞Yが拡がることを利用して吸入を行う。
図6から図7にの移行時回転体Aが速くBが遅い周期のため、空洞X初期に爆発をさせ空洞Xを拡げる、空洞Yが狭まることを利用して圧縮を行う。
図7から図8に移行時回転体Aが遅くBが速い周期のため、空洞Xが狭まることを利用して排気を、空洞Y初期に爆発をさせ空洞Yを拡げる、動力はA・Bから連結している遅速歯車さらに定速歯車に伝わり利用する。
【0015】
さらに、図9から図12にも示す。
内部回転部Aに弁となる空洞Xの吸入口(ス)と空洞Yの排気口(タ)を、内部回転部Bに弁となる空洞Yの吸入口(ソ)と空洞Xの排気口(セ)を設ける。
【0016】
固定外枠図17の吸入口(ア)と(キ)・(エ)と(コ)はつながっている、排気口(ウ)と見えない(ケ)・見えない(カ)と(シ)はつながっている。プラグ受け(イ)に空洞Xのプラグ(ク)を、プラグ受け(オ)に空洞Yのプラグ(サ)を取り付ける。
【0017】
プラグ部分図18は空洞Xの爆発時の断面図である。斜線を入れた固定外枠Cと内部回転部Aと内部回転部Bとの隙間が燃焼室となり、爆発して固定外枠Cと内部回転部A・内部回転部Bが反発して空洞Xを拡げる。
【0018】
この実施形態によれば、一組織から二機能のエンジンが製作できる。
【0019】
この実施形態を遅速歯車に定速歯車から動力を加えれば、ポンプ・コンプレッサーとしても利用できる。
【符号の説明】
【0020】
「図1」
1 楕円偏心の遅速歯車平面
2 楕円偏心の遅速歯車の歯車部分平面
3 180度回転した楕円偏心の遅速歯車平面
4 180度回転した楕円偏心の遅速歯車の歯車部分平面
5 楕円偏心を中心とした円盤平面
A 偏心点
B 楕円中心点
C 楕円周左中心点
D 楕円周右中心点
「図2」
6 楕円偏心の遅速歯車立面
7 楕円偏心の遅速歯車の歯車部分立面
8 180度回転した楕円偏心の遅速歯車立面
9 180度回転した楕円偏心の遅速歯車の歯車部分立面
「図3」
10 円柱歯車を斜めに切り取った定速歯車平面
11 円柱歯車を斜めに切り取った定速歯車の歯車部分平面
「図4」
12 円柱歯車を斜めに切り取った定速歯車立面
13 円柱歯車を斜めに切り取った定速歯車の歯車部分立面
14 180度回転した円柱歯車を斜めに切り取った定速歯車立面
15 180度回転した円柱歯車を斜めに切り取った定速歯車の歯車部分立面
「図5から図18まで」
5 2個の回転体(AとB)の回転方向矢印
6 2個の回転体(AとB)の回転方向矢印
7 2個の回転体(AとB)の回転方向矢印
8 2個の回転体(AとB)の回転方向矢印
A 2個の回転体の1個
B 2個の回転体の他1個
C 固定外枠
X 2個の空洞の1個
Y 2個の空洞の他1個
ア 空洞Xの吸気口
イ 空洞Xのプラグ受け
ウ 空洞Xの排気口
エ 空洞Yの吸気口
オ 空洞Yのプラグ受け
カ 空洞Yの排気口
キ 空洞Xの排気口、アとつながっている
ク 空洞Xのプラグ
ケ 空洞Xの排気口(固定外枠の下で見えない)、ウとつながっている
コ 空洞Yの吸気口(固定外枠の下で見えない)、エとつながっている
サ 空洞Yのプラグ
シ 空洞Yの排気口、カ(固定外枠の内で見えない)とつながっている
ス 回転体Aの空洞Xの吸気口、弁となる、キを通過で時に吸気
セ 回転体Bの空洞Xの排気口、弁となる、ケを通過で時に排気
ソ 回転体Bの空洞Yの吸気口、弁となる、コを通過で時に吸気
タ 回転体Aの空洞Yの排気口、弁となる、シを通過で時に排気
「図19から図23まで」
1 支柱及び楕円偏心遅速歯車及び楕円偏心を中心とした円盤心棒軸受け
2 楕円偏心遅速歯車及び楕円偏心を中心とした円盤の心棒
A−3 右楕円偏心遅速歯車
A−4 右楕円偏心を中心とした円盤
A−5 右白目印
A−6 右円柱歯車を斜めに切り取った定速歯車
A−7 右円柱歯車を斜めに切り取った定速歯車の心棒
A−8 右定速歯車を連結する歯車
A−9 右円柱歯車を斜めに切り取った定速歯車心棒の上軸受け
A−10 右円柱歯車を斜めに切り取った定速歯車心棒の下軸受け
B−3 左楕円偏心遅速歯車
B−4 左楕円偏心を中心とした円盤
B−5 左黒目印
B−6 左円柱歯車を斜めに切り取った定速歯車
B−7 左円柱歯車を斜めに切り取った定速歯車の心棒
B−8 左定速歯車を連結する歯車
B−9 左円柱歯車を斜めに切り取った定速歯車心棒の上軸受け
B−10 左円柱歯車を斜めに切り取った定速歯車心棒の下軸受け
「図25」
1 遅速歯車の歯の一個
A 遅速歯車の偏心
「図24」
1 円柱の歯車から斜めに切り取った定速歯車
2 円柱の歯車から斜めに定速歯車を切り取った残り
【特許請求の範囲】
【請求項1】
楕円偏心の歯車と円柱歯車を斜めに切り取った歯車の組み合わせにより遅速回転を作り出すことを特徴とする歯車。
【請求項2】
遅速回転をする原動機から請求項1を使用して、定速に変換した回転を得ることを特徴とするエンジン。
【請求項1】
楕円偏心の歯車と円柱歯車を斜めに切り取った歯車の組み合わせにより遅速回転を作り出すことを特徴とする歯車。
【請求項2】
遅速回転をする原動機から請求項1を使用して、定速に変換した回転を得ることを特徴とするエンジン。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【公開番号】特開2011−12791(P2011−12791A)
【公開日】平成23年1月20日(2011.1.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−159132(P2009−159132)
【出願日】平成21年7月3日(2009.7.3)
【出願人】(709003827)ハヤテ実業有限会社 (1)
【公開日】平成23年1月20日(2011.1.20)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年7月3日(2009.7.3)
【出願人】(709003827)ハヤテ実業有限会社 (1)
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