説明

遊技用システム、および、遊技用サーバ

【課題】遊技者が遊技で獲得した遊技媒体との交換を条件に付与される特典情報の魅力の向上。当該特典情報の付与の条件である遊技媒体との交換の効果的な促進。
【解決手段】利用者端末により、遊技者が遊技で獲得した遊技媒体との交換を条件に付与される特典情報が取得される。サーバにより、特典情報を取得した利用者端末からのアクセスが受付けられ、アクセスの受付に基づき、遊技者に対して付与可能な複数の特典を示す特典選択画面の表示のための特典選択画面情報が当該利用者端末に送信される(S322)。利用者端末により、サーバからの特典選択画面情報に基づき特典選択画面が表示され、特典選択画面で示される複数の特典のうちから特典の選択が受付けられ、受付特典を特定可能な特典特定情報がサーバに送信される。サーバにより、利用者端末からの特典特定情報で特定される特典の付与のための特典付与処理が行なわれる(S334)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技用システム、および、遊技用サーバに関する。詳しくは、遊技者が遊技において獲得した遊技媒体との交換を条件に付与される特典情報を取得する特典情報取得手段を有し遊技者が使用する利用者端末と、特典情報を取得した利用者端末からのアクセスを受付けるアクセス受付手段を有し前記遊技者に対して特典を付与するサーバとを備える遊技用システム、および、遊技者が遊技において獲得した遊技媒体との交換を条件に付与される特典情報を取得した利用者端末からのアクセスを受付けるアクセス受付手段を有し遊技者に対して特典を付与する遊技用サーバに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、携帯端末の画面を拭くための携帯クリーナーなどの端玉景品のパッケージに、URL(Uniform Resource Locator)が図形パターン化された2次元コードが印刷され、携帯端末によって、当該2次元コードが読取られ、当該2次元コードに含まれるURLにアクセスが行なわれると、特典が付与されるシステムがあった(非特許文献1参照)。
【非特許文献1】「着うた(登録商標)端玉 Vol.1」、[online]、[平成20年3月5日検索]、インターネット<URL:http://www.alexsystems.co.jp/services/hadama/tyakuutahadamai.html>
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、非特許文献1に記載のシステムにおいては、景品交換を行なった遊技者は、端玉景品に印刷された2次元コードに含まれるURLに対応する単一の特典しか取得することができなかった。
【0004】
このため、URLが図形パターン化された2次元コードが印刷された端玉景品は、魅力に乏しく、当該端玉景品への景品交換を効果的に促進できないといった問題があった。
【0005】
この発明はかかる事情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、遊技者が遊技において獲得した遊技媒体との交換を条件に付与される特典情報の魅力を向上させることができ、当該特典情報の付与の条件である遊技媒体との交換を効果的に促進することが可能な遊技用システム、および、遊技用サーバを提供することである。
【課題を解決するための手段の具体例およびその効果】
【0006】
(1) 遊技者が遊技(たとえば、パチンコ遊技、スロットマシンでの遊技)において獲得した遊技媒体(たとえば、パチンコ玉、メダル)との交換を条件に付与される特典情報(たとえば、景品検索URLが図形パターン化された2次元コード192+景品コードID、または、景品検索URLおよび景品カードIDが図形パターン化された2次元コード192)を取得する特典情報取得手段(たとえば、カメラ部190、データ処理部110、表示部140、データ入力部130、ならびに、図16のステップS161,ステップS162,ステップS173,ステップS175、または、図27のステップS161,ステップS162)を有し遊技者が使用する利用者端末(たとえば、携帯端末100)と、特典情報を取得した利用者端末からのアクセスを受付けるアクセス受付手段(たとえば、通信部260、データ処理部210、ならびに、図17のステップS211,ステップS213,ステップS221,ステップS223、図19のステップS321,ステップS323、または、図28のステップS211,ステップS213,ステップS221,ステップS223A、図29のステップS321,ステップS323A)を有し前記遊技者に対して特典(たとえば、特別特典、組合せ特典、景品)を付与するサーバ(特典管理会社サーバ200および景品提供会社サーバ300)とを備える遊技用システム(たとえば、特典付与システム10)であって、
前記サーバは、
前記アクセス受付手段によって前記利用者端末から前記アクセスが受付けられたことに基づいて、前記遊技者に対して付与可能な複数の前記特典を示す特典選択画面(たとえば、図18(B)のカテゴリ選択画面および図18(C)の景品一覧画面)を表示させるための特典選択画面情報(たとえば、図18(B)のカテゴリ選択画面および図18(C)の景品一覧画面それぞれの画面のHTMLデータ)を当該利用者端末に送信する特典選択画面送信手段(たとえば、通信部260、データ処理部210、ならびに、図17のステップS213〜ステップS222、図19のステップS321,ステップS322、または、図28のステップS213〜ステップS222、図29のステップS321,ステップS322)を備え、
前記利用者端末は、
前記サーバから送信されてきた前記特典選択画面情報に基づいて前記特典選択画面を表示する特典選択画面表示手段(たとえば、無線通信部160、データ処理部110、表示部140、ならびに、図16のステップS165,ステップS171、または、図27のステップS165,ステップS171)と、
該特典選択画面表示手段によって表示された前記特典選択画面で示される複数の前記特典のうちから特典の選択を受付ける特典選択受付手段(たとえば、データ入力部130、データ処理部110、ならびに、図16のステップS172、または、図27のステップS172)と、
該特典選択受付手段によって受付けられた特典を特定可能な特典特定情報(たとえば、景品ID)を前記サーバに送信する特典特定情報送信手段(たとえば、データ処理部110、無線通信部160、ならびに、図16のステップS177、または、ステップS177A)とを備え、
前記サーバは、さらに、
前記利用者端末から送信されてきた前記特典特定情報で特定される特典を付与するための特典付与処理を行なう特典付与手段(たとえば、通信部260、データ処理部210、ならびに、図17のステップS223,ステップS226、図19のステップS323,ステップS331,ステップS334、または、図28のステップS223A,ステップS226A、図29のステップS323A,ステップS331A,ステップS334)を備える。
【0007】
このような構成によれば、利用者端末によって、遊技者が遊技において獲得した遊技媒体との交換を条件に付与される特典情報が取得される。サーバによって、特典情報を取得した利用者端末からのアクセスが受付けられ、利用者端末からアクセスが受付けられたことに基づいて、遊技者に対して付与可能な複数の特典を示す特典選択画面を表示させるための特典選択画面情報が当該利用者端末に送信される。
【0008】
利用者端末によって、サーバから送信されてきた特典選択画面情報に基づいて特典選択画面が表示され、表示された特典選択画面で示される複数の特典のうちから特典の選択が受付けられ、受付けられた特典を特定可能な特典特定情報がサーバに送信される。サーバによって、利用者端末から送信されてきた特典特定情報で特定される特典を付与するための特典付与処理が行なわれる。
【0009】
このため、遊技者は、特典情報を取得することによって、複数の特典のうちから希望する特典を選択することができる。その結果、遊技者が遊技において獲得した遊技媒体との交換を条件に付与される特典情報の魅力を向上させることができ、当該特典情報の付与の条件である遊技媒体との交換を効果的に促進することが可能な遊技用システムを提供することができる。
【0010】
(2) 前記特典情報は、当該特典情報を個々に識別可能、または、当該特典情報の種類を識別可能な特典識別情報(たとえば、景品カードID)を含み、
前記利用者端末は、前記アクセスに伴って、当該利用者端末を識別可能な端末識別情報(たとえば、会員ID)および前記特典情報取得手段によって取得された前記特典情報に含まれる前記特典識別情報を送信し(たとえば、データ処理部110、無線通信部160、ならびに、図16のステップS177、または、図27のステップS177A)、
前記アクセス受付手段は、前記アクセスに伴って送信されてきた前記端末識別情報および前記特典識別情報を受信し(たとえば、図17のステップS223、または、図28のステップS223A)、
前記サーバは、さらに、
前記端末識別情報ごとに、前記アクセス受付手段によって異なる前記特典識別情報が受信された受信回数(たとえば、受信回数)を特定する受信回数特定手段(たとえば、データ処理部210、ならびに、図17のステップS224,ステップS237,ステップS238、または、データ処理部110、無線通信部160、通信部260、図27のステップS176,ステップS177A、図28のステップS226A)を備え、
前記特典付与手段は、前記受信回数特定手段によって特定された受信回数に応じた特典を付与するための特典付与処理を行なう(たとえば、図19のステップS335,ステップS336、または、図29のステップS335A,ステップS336A)。
【0011】
このような構成によれば、特典情報は、当該特典情報を個々に識別可能、または、当該特典情報の種類を識別可能な特典識別情報を含む。利用者端末によって、アクセスに伴って、当該利用者端末を識別可能な端末識別情報および取得された特典情報に含まれる特典識別情報が送信される。サーバによって、アクセスに伴って送信されてきた端末識別情報および特典識別情報が受信され、端末識別情報ごとに、異なる特典識別情報が受信された受信回数が特定され、特定された受信回数に応じた特典を付与するための特典付与処理が行なわれる。
【0012】
このため、利用者端末によって取得された特典情報に含まれる特典識別情報の受信回数に応じた特典が遊技者に付与される。その結果、特典情報の付与の条件である遊技媒体との交換をさらに促進することができる。
【0013】
(3) 前記遊技用システムは、さらに、
前記特典付与手段によって前記特典付与処理が行なわれたことを条件として、当該特典付与処理の契機となった前記特典情報に基づく前記特典の再付与を禁止するための処理を行なう再付与禁止手段(たとえば、データ処理部210、記憶部220、図10の付与済特定情報DB、図17のステップS236,ステップS224、または、データ処理部110、記憶部120、図25の付与済特定情報DB、図27のステップS186,ステップS181A)を備える。
【0014】
このような構成によれば、特典付与処理が行なわれたことを条件として、当該特典付与処理の契機となった特典情報に基づく特典の再付与を禁止するための処理が行なわれる。
【0015】
このため、一度特典の付与の契機となった特典情報に基づいて再度特典が付与されることを禁止することができる。その結果、1つの特典情報で何度も特典の付与を受けるような行為を防止することができる。
【0016】
(4) 前記利用者端末は、さらに、
遊技場(たとえば、遊技場30)に設置される遊技装置(たとえば、パチンコ遊技機700およびスロットマシンなどの遊技機、カードユニット600)から出力される出力情報(たとえば、特別特典受取URLが図形パターン化された2次元コード191)を取得する出力情報取得手段(たとえば、カメラ部190、データ処理部110、図21のステップS191,ステップS192)を備え、
前記利用者端末は、前記アクセスに伴って、前記特典情報取得手段によって前記特典情報が取得済か前記出力情報取得手段によって前記出力情報が取得済かを特定可能な種別情報(たとえば、景品カードID、2次元コード191に含まれる特別特典受取URLへのアクセス要求情報)を送信し(たとえば、図16のステップS177、図21のステップS193)、
前記アクセス受付手段は、前記アクセスに伴って送信されてきた前記種別情報を受信し(たとえば、図17のステップS223、図22のステップS241)、
前記特典付与手段は、少なくとも前記特典情報の取得を特定可能な前記種別情報を伴うアクセスおよび前記出力情報の取得を特定可能な前記種別情報を伴うアクセスの両方が前記アクセス受付手段によって受付けられたことを条件として、所定の組合せ特典を付与するための特典付与処理を行なう(たとえば、図9の組合せ特典DB、図17のステップS235、図22のステップS244,ステップS252,ステップS257)。
【0017】
このような構成によれば、利用者端末によって、遊技場に設置される遊技装置から出力される出力情報が取得され、アクセスに伴って、特典情報が取得済か出力情報が取得済かを特定可能な種別情報が送信される。サーバによって、アクセスに伴って送信されてきた種別情報が受信され、少なくとも特典情報の取得を特定可能な種別情報を伴うアクセスおよび出力情報の取得を特定可能な種別情報を伴うアクセスの両方が受付けられたことを条件として、所定の組合せ特典を付与するための特典付与処理が行なわれる。
【0018】
このため、遊技者が遊技において獲得した遊技媒体との交換を条件に付与される特典情報が取得済であり、かつ、遊技場に設置される遊技装置から出力される出力情報が取得済であることを条件として特典が付与される。その結果、遊技媒体との交換を条件に特典情報が付与された遊技者による、遊技装置の利用を効果的に促進できるとともに、遊技装置を利用した遊技者による、特典情報の付与の条件である遊技媒体との交換を効果的に促進できることによって、特典情報の付与の条件である遊技媒体との交換と遊技装置の利用との相乗効果を向上させることができる。
【0019】
(5) 前記特典情報および前記出力情報は、各々複数種類あり(たとえば、図7の景品カードDBで示されるように景品カードIDが複数種類ある。また、図8の特別特典DBで示されるように2次元コード191に含まれる特典付与URLが複数種類ある。)、
前記利用者端末は、前記アクセスに伴って、前記特典情報および前記出力情報の種類をさらに特定可能な前記種別情報を前記サーバに送信し(たとえば、図16のステップS177、図21のステップS193)、
前記特典付与手段は、前記特典情報および前記出力情報の種類の組合せに応じた前記組合せ特典を付与するための前記特典付与処理を行なう(たとえば、図9の組合せ特典DB、図17のステップS235、図22のステップS244,ステップS252,ステップS257)。
【0020】
このような構成によれば、特典情報および出力情報は、各々複数種類ある。利用者端末によって、アクセスに伴って、特典情報および出力情報の種類をさらに特定可能な種別情報がサーバに送信される。サーバによって、特典情報および出力情報の種類の組合せに応じた組合せ特典を付与するための特典付与処理が行なわれる。
【0021】
このため、遊技者が遊技において獲得した遊技媒体との交換を条件に付与される特典情報、および、遊技場に設置される遊技装置から出力される出力情報の種類の組合せに応じた組合せ特典が付与される。その結果、様々な特典情報および出力情報を取得する動機付けができるため、特典情報の付与の条件である遊技媒体との交換および遊技装置の利用をさらに促進できる。
【0022】
(6) 前記特典付与手段は、前記特典情報の取得を特定可能な前記種別情報を伴うアクセスおよび前記出力情報の取得を特定可能な前記種別情報を伴うアクセスの受付順序に応じた前記組合せ特典を付与するための前記特典付与処理を行なう(たとえば、図9の組合せ特典DB、図17のステップS235、図22のステップS244,ステップS252,ステップS257)。
【0023】
このような構成によれば、サーバによって、特典情報の取得を特定可能な種別情報を伴うアクセスおよび出力情報の取得を特定可能な種別情報を伴うアクセスの受付順序に応じた組合せ特典を付与するための特典付与処理が行なわれる。
【0024】
このため、ある組合せで組合せ特典の付与を受けた場合であっても、同じ組合せで異なる順序に応じた組合せ特典の付与を受けることができる。その結果、一旦組合せ特典の付与を受けた遊技者に対して再度、特典情報の付与の条件である遊技媒体との交換および遊技装置の利用を促進できる。
【0025】
(7) 前記利用者端末は、さらに、
遊技場(たとえば、遊技場30)に設置される遊技装置(たとえば、パチンコ遊技機700およびスロットマシンなどの遊技機、カードユニット600)から出力される出力情報(たとえば、特別特典受取URLが図形パターン化された2次元コード191)を取得する出力情報取得手段(たとえば、カメラ部190、データ処理部110、図30のステップS191,ステップS192)と、
前記特典情報取得手段によって前記特典情報を取得済か前記出力情報取得手段によって前記出力情報を取得済かを特定可能な種別情報(たとえば、景品カードID、2次元コード191に含まれる特別特典受取URLの末尾の特典ID)を記憶する記憶手段(たとえば、記憶部120、図24の携帯端末DBの組合せ未付与ID、図27のステップS185、図30のステップS198)とを備え、
前記利用者端末は、前記アクセスに伴って、前記記憶手段に記憶された前記種別情報を送信し(たとえば、図26のステップS157)、
前記アクセス受付手段は、前記アクセスに伴って送信されてきた前記種別情報を受信し(たとえば、図31のステップS251A)、
前記特典付与手段は、前記特典情報および前記出力情報の両方の取得を特定可能な前記種別情報を伴うアクセスが前記アクセス受付手段によって受付けられたことを条件として、所定の組合せ特典を付与するための特典付与処理を行なう(たとえば、図9の組合せ特典DB、図31のステップS257A)。
【0026】
このような構成によれば、利用者端末によって、遊技場に設置される遊技装置から出力される出力情報が取得され、特典情報を取得済か出力情報を取得済かを特定可能な種別情報が記憶され、アクセスに伴って、記憶された種別情報が送信される。サーバによって、アクセスに伴って送信されてきた種別情報が受信され、特典情報および出力情報の両方の取得を特定可能な種別情報を伴うアクセスが受付けられたことを条件として、所定の組合せ特典を付与するための特典付与処理が行なわれる。
【0027】
このため、遊技者が遊技において獲得した遊技媒体との交換を条件に付与される特典情報が取得済であり、かつ、遊技場に設置される遊技装置から出力される出力情報が取得済であることを条件として特典が付与される。その結果、遊技媒体との交換を条件に特典情報が付与された遊技者による遊技装置の利用を効果的に促進できるとともに、遊技装置を利用した遊技者による特典情報の付与の条件である遊技媒体との交換を効果的に促進できることによって、特典情報の付与の条件である遊技媒体との交換と遊技装置の利用との相乗効果を向上させることができる。
【0028】
(8) 前記特典情報および前記出力情報は、各々複数種類あり(たとえば、図7の景品カードDBで示されるように景品カードIDが複数種類ある。また、図8の特別特典DBで示されるように2次元コード191に含まれる特典付与URLが複数種類ある。)、
前記利用者端末は、前記アクセスに伴って、前記特典情報および前記出力情報の種類をさらに特定可能な種別情報を前記サーバに送信し(たとえば、図26のステップS157)、
前記特典付与手段は、前記アクセス受付手段によって受信された前記種別情報で特定される前記特典情報および前記出力情報の種類の組合せに応じた前記組合せ特典を付与するための前記特典付与処理を行なう(たとえば、図9の組合せ特典DB、図31のステップS257A)。
【0029】
このような構成によれば、特典情報および出力情報は、各々複数種類ある。利用者端末によって、アクセスに伴って、特典情報および出力情報の種類をさらに特定可能な種別情報がサーバに送信される。サーバによって、受信された種別情報で特定される特典情報および出力情報の種類の組合せに応じた組合せ特典を付与するための特典付与処理が行なわれる。
【0030】
このため、遊技者が遊技において獲得した遊技媒体との交換を条件に付与される特典情報、および、遊技場に設置される遊技装置から出力される出力情報の種類の組合せに応じた組合せ特典が付与される。その結果、様々な特典情報および出力情報を取得する動機付けができるため、特典情報の付与の条件である遊技媒体との交換および遊技装置の利用をさらに促進できる。
【0031】
(9) 前記利用者端末は、前記記憶手段に記憶された前記種別情報に基づいて、前記特典情報および前記出力情報の取得順序を特定可能な前記種別情報を送信し(たとえば、図26のステップS157)、
前記特典付与手段は、前記アクセス受付手段によって受信された前記種別情報によって特定される前記取得順序に応じた前記組合せ特典を付与するための前記特典付与処理を行なう(たとえば、図9の組合せ特典DB、図31のステップS257A)。
【0032】
このような構成によれば、利用者端末によって、記憶された種別情報に基づいて、特典情報および出力情報の取得順序を特定可能な種別情報が送信される。サーバによって、受信された種別情報によって特定される取得順序に応じた組合せ特典を付与するための特典付与処理が行なわれる。
【0033】
このため、ある組合せで組合せ特典の付与を受けた場合であっても、同じ組合せで異なる順序に応じた組合せ特典の付与を受けることができる。その結果、一旦組合せ特典の付与を受けた遊技者に対して再度、特典情報の付与の条件である遊技媒体との交換および遊技装置の利用を促進できる。
【0034】
(10) 遊技者が遊技において獲得した遊技媒体との交換を条件に付与される特典情報を取得した利用者端末からのアクセスを受付けるアクセス受付手段を有し遊技者に対して特典を付与する遊技用サーバであって、
該アクセス受付手段によって前記利用者端末から前記アクセスが受付けられたことに基づいて、前記遊技者に対して付与可能な複数の前記特典を示す特典選択画面を表示させるための特典選択画面情報を当該利用者端末に送信する特典選択画面送信手段と、
該特典選択画面送信手段によって送信された前記特典選択画面情報に基づいて表示された前記特典選択画面で選択が受付けられた特典を特定可能で前記利用者端末から送信されてきた特典特定情報で特定される特典を付与するための特典付与処理を行なう特典付与手段とを備える。
【0035】
このような構成によれば、遊技者が遊技において獲得した遊技媒体との交換を条件に付与される特典情報の魅力を向上させることができ、当該特典情報の付与の条件である遊技媒体との交換を効果的に促進することが可能な遊技用サーバを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0036】
[第1の実施の形態]
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明では、同一のまたは相当する部品には同一の符号を付しており、それらの名称および機能は同様であるので、それらの詳細な説明は繰返さない。
【0037】
図1は、本発明に係る特典付与システム10の構成の一例を示すシステム構成図である。図1を参照して、特典付与システム10は、携帯端末100と、特典管理会社サーバ200と、景品提供会社サーバ300と、パチンコ遊技機700とを含む。
【0038】
特典管理会社サーバ200、景品提供会社サーバ300、および、携帯端末キャリアサーバ500は、それぞれ、インターネット520に接続される。携帯端末キャリアサーバ500は、アンテナ510を用いて無線で、携帯端末100と通信することが可能である。これにより、携帯端末100、特典管理会社サーバ200、および、景品提供会社サーバ300は、通信することが可能である。
【0039】
遊技場30には、パチンコ遊技機700、スロットマシン、および、カードユニット600などが設置される。カードユニット600は、パチンコ遊技機700およびスロットマシンごとに設けられる。
【0040】
本実施の形態においては、パチンコ遊技機700から払出されたパチンコ玉766またはスロットマシンから払出されたメダルをそれぞれ特殊景品などの景品と交換した後の残りのパチンコ玉またはメダルと交換される端玉景品の1つとして、トレーディングカード802が含まれる。トレーディングカード802は、交換および収集の目的とされるカードであって、たとえば、野球やサッカーなどのスポーツ、プロレスや相撲などの格闘技、競馬、芸能人、漫画、アニメーション、特撮テレビ番組、および、特撮映画などの特定の分野の人物またはキャラクタなどの写真または絵がカード面に印刷され、一般的には販売または配布される。本実施の形態においては、特定の分野は、パチンコ遊技機700およびスロットマシンなどの遊技機の演出に採用されている分野の場合もある。
【0041】
トレーディングカード802は、説明カード801とともに景品カード袋803に入れられて、景品カードとして、遊技者に提供される。説明カード801には、トレーディングカード802の説明、トレーディングカード802のおまけの景品であるデジタルコンテンツをダウンロードするために検索することができる景品検索サイトのURLである景品検索URLが図形パターン化された2次元コード192、ダウンロード時に必要となる景品カードID、および、ダウンロードなどの注意書きなどが印刷される。
【0042】
特別特典を取得することができる特別特典受取URLが図形パターン化された2次元コード191は、パチンコ遊技機700の変動表示装置745に表示される。携帯端末100は、少なくとも、特典管理会社サーバ200および景品提供会社サーバ300にアクセスを行なって通信する前述の機能に加えて、2次元コード191,192を取得する機能を有する。ここで、「サーバにアクセスする」とは、サーバに通信の要求をすることをいう。
【0043】
さらに、携帯端末100は、アプリケーションソフト実行機能、ウェブページ閲覧機能、および、電子メール機能を有する。また、携帯端末100は、本実施の形態においては用いられない機能であるが、通話機能を有する。
【0044】
図2は、本実施の形態における携帯端末100の構成の一例を示すブロック図である。図2を参照して、携帯端末100は、データ処理部110と、記憶部120と、データ入力部130と、表示部140と、音声入出力部150と、無線通信部160と、アンテナ161と、カメラ部190とを含む。
【0045】
記憶部120は、ROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリなどの不揮発性メモリやRAM(Random Access Memory)などの揮発性メモリなどの半導体メモリで構成される。記憶部120は、携帯端末100の各種機能をデータ処理部110に実行させるためのアプリケーションプログラムなどのプログラムやデータを記憶する。
【0046】
データ入力部130は、電話番号や各種データなどの数字やアルファベットやその他の文字などを入力するためのダイヤルキーや十字操作キーやその他のファンクションキーで構成される。データ入力部130は、ユーザからデータの入力を受付けて、入力されたデータをデータ処理部110に受渡す。
【0047】
表示部140は、液晶表示装置(Liquid Crystal Display、以下「LCD」という)で構成される。なお、表示部140は、EL(Electro Luminescence)ディスプレイなど他の表示装置で構成されてもよい。表示部140は、データ処理部110から受けた文字データおよび画像データを表示する。
【0048】
音声入出力部150は、マイクおよびスピーカで構成される。音声入出力部150は、外部からマイクに入力された音声を電気信号に変えて、データ処理部110に受渡し、データ処理部110からの電気信号を音声に変換して、スピーカで外部に出力する。
【0049】
無線通信部160は、他の携帯端末またはサーバからアンテナ161で受信した信号をデータ処理部110に受渡し、データ処理部110から他の携帯端末またはサーバへ送信する信号をアンテナ161から出力させる。
【0050】
カメラ部190は、2次元コード191,192などの被写体を撮像して、撮像された画像を画像データに変換して、変換された画像データをデータ処理部110に出力する。
【0051】
データ処理部110は、マイクロプロセッサ(Micro Processing Unit、以下「MPU」という)で構成される。データ処理部110は、記憶部120に記憶されたアプリケーションプログラムなどのプログラムに従って、記憶部120、データ入力部130、無線通信部160、音声入出力部150、または、カメラ部190から入力されたデータを処理して、記憶部120、表示部140、無線通信部160、または、音声入出力部150に出力する。
【0052】
なお、本実施の形態においては、携帯端末100は、音声入出力部150を含んでも含まなくてもよい。
【0053】
図3は、本実施の形態における特典管理会社サーバ200の構成の一例を示すブロック図である。図3を参照して、特典管理会社サーバ200は、データ処理部210と、記憶部220と、データ入力部230と、表示部240と、通信部260とを含む。
【0054】
記憶部220は、ROMやフラッシュメモリなどの不揮発性メモリやRAMなどの揮発性メモリなどの半導体メモリ、および、ハードディスクなどの外部記憶装置で構成される。記憶部220には、特典管理会社サーバ200の各種機能をデータ処理部210に実行させるためのプログラムやデータが記憶される。
【0055】
データ入力部230は、キーボードおよびマウスなどの入力装置で構成される。データ入力部230は、特典管理会社サーバ200の管理者などのユーザからデータの入力を受付けて、入力されたデータをデータ処理部210に受渡す。
【0056】
表示部240は、LCDで構成される。なお、表示部240は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイやEL(Electro Luminescence)ディスプレイなど他の表示装置で構成されてもよい。表示部240は、データ処理部210から受けた文字データおよび画像データを表示する。
【0057】
通信部260は、携帯端末100または他のサーバから、インターネット520または他のネットワークを介して受信したデータをデータ処理部210に受渡し、データ処理部210からインターネット520または他のネットワークを介して携帯端末100または他のサーバに送信するデータを出力する。
【0058】
データ処理部210は、MPUで構成される。データ処理部210は、記憶部220に記憶されたプログラムに従って、記憶部220、データ入力部230、または、通信部260から入力されたデータを処理して、記憶部220、表示部240、または、通信部260に出力する。
【0059】
なお、景品提供会社サーバ300および携帯端末キャリアサーバ500の構成は、図3で説明した特典管理会社サーバ200の構成と同様である。
【0060】
図4は、本実施の形態におけるパチンコ遊技機700を正面から見た正面図である。図4を参照して、パチンコ遊技機700は、遊技媒体としての遊技球を用いて所定の遊技を行う遊技機である。パチンコ遊技機700は、遊技場(遊技店)30に設置される。遊技場30内には遊技機が複数台並べて配置されている遊技機設置島が複数設けられており、パチンコ遊技機700は、そのような遊技機設置島に設置される。パチンコ遊技機700は、縦長の方形状に形成された外枠(図示せず)と、外枠の内側に開閉可能に取付けられた遊技枠とで構成される。
【0061】
図4に示すように、パチンコ遊技機700は、遊技枠に開閉可能に設けられている額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。遊技枠は、外枠に対して開閉自在に設置される前面枠(図示せず)と、機構部品等が取付けられる機構板と、それらに取付けられる種々の部品(後述する遊技盤を除く。)とを含む構造体である。
【0062】
ガラス扉枠2の下部表面には打球供給皿(上皿)3がある。打球供給皿3の下部には、打球供給皿3に収容しきれない遊技球を貯留する余剰球受皿4と遊技球を発射する打球操作ハンドル(操作ノブ)5が設けられている。また、ガラス扉枠2の背面には、遊技盤が着脱可能に取付けられている。なお、遊技盤は、それを構成する板状体と、その板状体に取付けられた種々の部品とを含む構造体である。また、遊技盤の前面には、打込まれた遊技球が流下可能な遊技領域7が形成されている。
【0063】
遊技領域7の中央付近には、それぞれが演出用の飾り図柄を変動表示(可変表示または更新表示ともいう)する複数の変動表示領域を含み、所定の始動条件の成立(たとえば、打球が始動入賞口14に入賞したこと)に基づいて各々を識別可能な複数種類の演出用の飾り図柄を変動表示し表示結果を導出表示する変動表示装置745が配置されている。
【0064】
この実施の形態では、変動表示装置745は液晶表示装置(LCD)により構成され、左・中・右の3つの表示領域(飾り図柄表示エリア)に飾り図柄が表示制御されるように構成されている。
【0065】
また、この実施の形態においては、大当り遊技状態が終了したこと、および、3連チャン(次回までの確率変動または時間短縮中に再び大当り遊技状態が発生して、大当り遊技状態が3回連続で発生すること)が終了したことを条件として、特典を受取るためのURLなどの情報がコード化された2次元コード191が変動表示装置745に表示制御されるように構成されている。
【0066】
なお、入賞とは、入賞口等の予め入賞領域として定められている領域に遊技球が入ったことである。また、表示結果を導出表示するとは、図柄の変動表示を開始してから所定の変動時間が経過したときに図柄を停止表示させることである(いわゆる再変動の前の仮停止を除く。)。
【0067】
この実施の形態では、変動表示装置745の3つの表示領域に表示される飾り図柄として、「0」〜「9」の数字の図柄を用いている。飾り図柄の変動表示(変動)中、「0」〜「9」の飾り図柄が番号順に表示される。
【0068】
変動表示装置745の上部には、識別情報としての特別図柄を変動表示する特別図柄表示器(特別図柄表示装置)8が設けられている。この実施の形態では、特別図柄表示器8は、たとえば「0」〜「99」の数字を可変表示可能な簡易で小型の表示器(たとえば7セグメントLED)で実現されている。なお、特別図柄表示器8は、より簡易化した「0」〜「9」等の数字を可変表示するように構成されていてもよい。特別図柄表示器8は表示部が小型であるので、変動表示の態様および変動表示の表示結果が変動表示装置745と比べて見づらいため、遊技者は主として変動表示装置745の方に注目する。
【0069】
変動表示装置745は、特別図柄表示器8による特別図柄の変動表示期間中に、装飾用(演出用)の図柄としての飾り図柄の変動表示を行なう。飾り図柄の変動表示を行なう変動表示装置745は、演出制御部の演出制御用マイクロコンピュータによって制御される。特別図柄の変動表示を行なう特別図柄表示器8は、遊技制御部の遊技制御用マイクロコンピュータによって制御される。
【0070】
なお、本実施の形態においては、変動表示装置745は、液晶表示装置を用いた例について説明するが、これに限らず、変動表示装置745は、CRT(Cathode Ray Tube)、FED(Field Emission Display)、PDP(Plasma Display Panel)、ドットマトリクス、7セグメントLED等のLED(Light Emitting Diode)、エレクトロルミネッセンス、蛍光表示管等のその他の画像表示式の表示装置により構成されてもよい。
【0071】
変動表示装置745の下部には、始動入賞口14に入った有効入賞球数の記憶数すなわち保留記憶(始動記憶または始動入賞記憶ともいう。)数を表示する4つの表示器からなる特別図柄保留記憶表示器18が設けられている。有効始動入賞がある毎に、1つの表示器の表示色を変化させる。そして、特別図柄表示器8の変動表示が開始される毎に、1つの表示器の表示色を元に戻す。この例では、特別図柄表示器8と特別図柄保留記憶表示器18とが別個に設けられているので、変動表示中も保留記憶数が表示された状態にすることができる。
【0072】
なお、変動表示装置745の表示領域内に、保留記憶数を表示する4つの表示領域からなる特別図柄保留記憶表示領域を設けるようにしてもよい。また、この実施の形態では、保留記憶数の上限値を4とするが、上限値をより大きい値にしてもよい。さらに、上限値を、遊技状態に応じて変更可能であるようにしてもよい。
【0073】
変動表示装置745の下方には、始動入賞口14を有する可変入賞球装置15が設けられている。可変入賞球装置15には、開閉動作をすることが可能な態様で左右一対の可動片が設けられている。可変入賞球装置15の可動片は、後述する開放条件が成立したときに、ソレノイド16によって駆動されて所定期間開状態とされる。可変入賞球装置15の可動片が開状態となることにより、遊技球が始動入賞口14に入賞し易くなり(始動入賞し易くなり)、遊技者にとって有利な状態(第1の状態)となる。一方、可変入賞球装置15の可動片が閉状態となることにより、遊技球が始動入賞口14に入賞しにくくなり(始動入賞しにくくなり)、遊技者にとって不利な状態(第2の状態)となる。始動入賞口14に入った入賞球は、遊技盤の背面に導かれ、始動口スイッチ14aによって検出される。
【0074】
可変入賞球装置15の下部には、特別図柄表示器8に特定表示結果(大当り図柄:たとえば「−−」以外の「00」〜「99」の図柄)が導出表示された場合に生起する特定遊技状態(大当り遊技状態)においてソレノイド21によって開閉される開閉板20aを用いた特別可変入賞球装置20が設けられている。特別可変入賞球装置20は、開閉板20aによって開閉される大入賞口が設けられており、大当り遊技状態において開閉板20aが遊技者にとって有利な開状態(第1の状態)に制御され、大当り遊技状態以外の状態において開閉板が遊技者にとって不利な閉状態(第2の状態)に制御される。このように、特別可変入賞球装置20は、大当り遊技状態となるときに開放条件が成立する。特別可変入賞球装置20に入賞し遊技盤の背面に導かれた入賞球のうち一方(V入賞領域:特別領域)に入った入賞球はV入賞スイッチ22で検出された後カウントスイッチ23で検出され、他方の領域に入った遊技球は、そのままカウントスイッチ23で検出される。遊技盤の背面には、大入賞口内の経路を切換えるためのソレノイド21Aも設けられている。
【0075】
本実施の形態の場合は、大当りとして複数種類の大当りが設けられている。大当りには、通常大当り、および、確変大当りが設けられている。なお、大当りのうち、確変大当りのときと通常大当りのときとで、特別図柄表示器8に異なる図柄を表示させるようにしてもよい。たとえば、確変大当りのときには特別図柄表示器8に「40」〜「79」の図柄を表示させるようにし、通常大当りのときには特別図柄表示器8に「00」〜「39」の図柄を表示させるようにしてもよい。また、確変大当りのときと通常大当りのときとで、特別図柄表示器8に同じ図柄を表示させるようにしてもよい。たとえば、確変大当りまたは通常大当りのいずれの場合であっても、特別図柄表示器8に「00」〜「79」の図柄を表示させるようにしてもよい。
【0076】
変動表示装置745の真上には、普通図柄表示器10が設けられている。普通図柄表示器10は、普通図柄と呼ばれる複数種類の識別情報(たとえば、「○」および「×」)を変動表示する。
【0077】
ゲート32に遊技球が入賞しゲートスイッチ32aで検出されると、普通図柄表示器10の表示の変動表示が開始される。この実施の形態では、左右のランプ(点灯時に図柄が視認可能になる)が交互に点灯することによって変動表示が行なわれ、たとえば、変動表示の終了時に左側のランプが点灯すれば当りとなる。そして、普通図柄表示器10における停止図柄が所定の図柄(当り図柄)である場合に、可変入賞球装置15が所定回数、所定時間だけ開状態になる。すなわち、可変入賞球装置15の状態は、普通図柄の停止図柄が当り図柄である場合に、遊技者にとって不利な状態から有利な状態に変化する。普通図柄表示器10の近傍には、ゲート32を通過した入賞球数を表示する4つのLEDによる表示部を有する普通図柄保留記憶表示器41が設けられている。ゲート32への遊技球の通過がある毎に、普通図柄保留記憶表示器41は点灯するLEDを1増やす。そして、普通図柄表示器10の変動表示が開始される毎に、点灯するLEDを1減らす。
【0078】
遊技盤には、図示はしていないが、複数の入賞口が設けられ、遊技球の入賞口への入賞は、それぞれ入賞口スイッチによって検出される。各入賞口は、遊技球を受け入れて入賞を許容する領域として遊技盤に設けられる入賞領域を構成している。なお、始動入賞口14や大入賞口も、遊技球を受け入れて入賞を許容する入賞領域を構成する。遊技盤の遊技領域7の左右周辺には、遊技中に点滅表示される装飾ランプが設けられ、下部には、入賞しなかった打球が取込まれるアウト口26がある。また、遊技領域7の外側の左右上部には、所定の音声出力として効果音や音声を発声する2つの音出力装置としてのスピーカ27が設けられている。遊技領域7の外周には、LEDよりなる天枠ランプ、左枠ランプおよび右枠ランプが設けられている。さらに、遊技領域7における各構造物(大入賞口等)の周囲には装飾LEDが設置されている。天枠ランプ、左枠ランプ、右枠ランプおよび装飾用LEDは、パチンコ遊技機700に設けられている装飾発光体の一例である。
【0079】
そして、この例では、左のスピーカ27の下部の近傍に、賞球払出中に点灯するLEDよりなる賞球ランプ51が設けられ、右のスピーカ27の下部の近傍に、補給球が切れたときに点灯するLEDよりなる球切れランプ52が設けられている。さらに、プリペイドカードが挿入されることによって球貸しを可能にするプリペイドカードユニット(以下、「カードユニット」という。)600が、パチンコ遊技機700に隣接して設置されている。賞球ランプ51、球切れランプ52、装飾ランプ、天枠ランプ、左枠ランプおよび右枠ランプ等の各種発光手段は、ランプドライバ基板によって点灯制御(ランプ制御)される。また、スピーカ27からの音発生制御(音制御)は、後述する音声出力基板によって行なわれる。
【0080】
カードユニット600には、たとえば、使用可能状態であるか否かを示す使用可表示ランプ、カードユニット600がいずれの側のパチンコ遊技機700に対応しているのかを示す連結台方向表示器、カードユニット600内にカードが投入されていることを示すカード投入表示ランプ、記録媒体としてのカードが挿入されるカード挿入口、および、カード挿入口の裏面に設けられているカードリーダライタの機構を点検する場合にカードユニット600を解放するためのカードユニット錠が設けられている。
【0081】
パチンコ遊技機700には、遊技者が打球操作ハンドル5を操作することに応じて駆動モータを駆動し、駆動モータの回転力を利用して遊技球を遊技領域7に発射する打球発射装置(図示せず)が設けられている。打球発射装置から発射された遊技球は、遊技領域7を囲むように円形状に形成された打球レールを通って遊技領域7に入り、その後、遊技領域7を下りてくる。遊技球が始動入賞口14に入り始動口スイッチ14aで検出されると、特別図柄の変動表示を開始できる状態であれば(たとえば、大当り遊技終了または前回の変動表示の終了)、特別図柄表示器8において特別図柄の変動表示(変動)が開始されるとともに、変動表示装置745において飾り図柄の変動表示が開始される。特別図柄の変動表示を開始できる状態でなければ、特別図柄保留記憶表示器18についての保留記憶数を1増やす。
【0082】
特別図柄表示器8における特別図柄および変動表示装置745の飾り図柄の変動表示は、所定時間が経過したときに停止する。停止時の停止図柄が大当り図柄(特定表示結果)になると、大当り遊技状態に移行する。すなわち、遊技状態が大当り遊技状態以外の通常状態のときと比較して遊技者にとって有利な特定遊技状態に移行する。特定遊技状態(大当り遊技状態)では、一定時間(たとえば29.5秒)が経過するまで、または、所定個数(たとえば、10個)の遊技球が大入賞口に入賞するまで特別可変入賞球装置20が開放される。なお、特別可変入賞球装置20が開放されてから一定期間経過するまで、または、所定個数(たとえば、10個)の打球が大入賞口に入賞するまでが大当り遊技状態における1ラウンドである。なお、この実施の形態では、大当り遊技状態を15ラウンド継続させる。
【0083】
特別図柄表示器8における特別図柄の変動表示と、変動表示装置745における飾り図柄の変動表示とは同期している。ここで、同期とは、変動表示の期間が同じであることをいう。また、特別図柄表示器8において大当り図柄(たとえば「−−」以外の「00」〜「99」の図柄)が停止表示されるときには、変動表示装置745において左中右の飾り図柄が揃った状態(たとえば「222」や「777」等)で停止表示される。以下、変動表示装置745において左中右の飾り図柄が揃った状態で停止表示されることを、飾り図柄の大当り図柄(特定表示結果)が表示されるというように表現する。
【0084】
変動表示装置745において左中右の奇数の飾り図柄(「1」「3」「5」「7」「9」)が揃った状態(たとえば「777」)で停止表示されたときは、大当り遊技状態に移行するとともに、大当り遊技状態の終了後に、大当りの判定を行なう際に通常遊技状態よりも高い確率(割合)で大当りと判定する遊技者にとって有利な特別遊技状態としての確変状態(確率変動状態のことをいい、高確率状態ともいう)に制御される。すなわち、変動表示装置745の表示結果が大当り図柄の表示結果のうちの特別な表示結果となったときには、確変状態という遊技者にとってさらに有利な状態になる。この実施の形態では、所定の移行条件が成立したときに遊技状態が確変状態に移行される。具体的には、内部的に確変とすることが決定され、上記のように飾り図柄の変動表示の終了時に停止図柄として確変図柄を停止表示したとき(左中右の奇数の図柄が揃った状態で停止表示したとき、飾り図柄が「123」または「357」で停止表示したとき)、所定の移行条件が成立したとして確変状態に移行される。
【0085】
このように、「0」〜「9」の飾り図柄のうち、確変状態を生起させる奇数の飾り図柄のことを確変図柄といい、確変状態を生起させない偶数の飾り図柄のことを非確変図柄という。また、変動表示装置745において左中右の奇数の飾り図柄が揃った状態で停止表示されることを、飾り図柄の確変図柄(特別表示結果)が表示されるというように表現する。
【0086】
この実施の形態では、確変大当りにすることが事前決定されているときに、高確率状態に移行するとともに、特別図柄および飾り図柄の変動時間を短縮する時短状態に移行するように制御する。その場合、確変フラグとは別に時短フラグをセットし、時短フラグに基づいて変動時間を短縮させればよい。なお、遊技状態を確変状態に移行する場合には、単に特別図柄や飾り図柄が大当り図柄となる確率を高めた高確率状態に移行するだけで、普通図柄が当り図柄となる確率や、可変入賞球装置15における開放時間や開放回数の状態を変化させず、普通図柄が当り図柄となる確率や、可変入賞球装置15における開放時間や開放回数の状態の変化は、時短状態(時短フラグがセットされた状態)に制御されていることに基づいて実行するようにすればよい。
【0087】
たとえば、確変大当りである場合には、遊技状態を高確率状態に移行するとともに、遊技球が始動入賞しやすくなる(すなわち、特別図柄表示装置8や変動表示装置745における変動表示の実行条件が成立しやすくなる)ように制御された遊技状態である高ベース状態に移行する。高ベース状態である場合には、たとえば、高ベース状態でない場合と比較して、可変入賞球装置15が開状態となる頻度が高められたり、可変入賞球装置15が開状態となる時間が延長されたりして、始動入賞しやすくなる。
【0088】
なお、可変入賞球装置15が開状態となる時間を延長する(開放延長状態ともいう)のでなく、普通図柄表示器10における停止図柄が当り図柄になる確率が高められる普通図柄確変状態に移行することによって、高ベース状態に移行してもよい。普通図柄表示器10における停止図柄が所定の図柄(当り図柄)となると、可変入賞球装置15が所定回数、所定時間だけ開状態になる。この場合、普通図柄確変状態に移行制御することによって、普通図柄表示器10における停止図柄が当り図柄になる確率が高められ、可変入賞球装置15が開状態となる頻度が高まる。したがって、普通図柄確変状態に移行すれば、可変入賞球装置15の開放時間と開放回数が高められ、始動入賞しやすい状態(高ベース状態)となる。すなわち、可変入賞球装置15の開放時間と開放回数は、普通図柄の停止図柄が当り図柄であったり、特別図柄の停止図柄が確変図柄である場合等に高められ、遊技者にとって不利な状態から有利な状態(始動入賞しやすい状態)に変化する。なお、開放回数が高められることは、閉状態から開状態になることも含む概念である。
【0089】
また、普通図柄表示器10における普通図柄の変動時間(変動表示期間)が短縮される普通図柄時短状態に移行することによって、高ベース状態に移行してもよい。普通図柄時短状態では、普通図柄の変動時間が短縮されるので、普通図柄の変動が開始される頻度が高くなり、結果として普通図柄が当りとなる頻度が高くなる。したがって、普通図柄が当りとなる頻度が高くなることによって、可変入賞球装置15が開状態となる頻度が高くなり、始動入賞しやすい状態(高ベース状態)となる。
【0090】
また、特別図柄や飾り図柄の変動時間(変動表示期間)が短縮される特別図柄時短状態に移行することによって、高ベース状態に移行してもよい。特別図柄時短状態では、特別図柄や飾り図柄の変動時間が短縮されるので、特別図柄や飾り図柄の変動が開始される頻度が高くなり(換言すれば、保留記憶の消化が速くなる。)、結果として、始動入賞しやすくなり(高ベース状態に移行し)大当り遊技が行なわれる可能性が高まる。
【0091】
さらに、上記に示した全ての状態(開放延長状態、普通図柄確変状態、普通図柄時短状態および特別図柄時短状態)に移行させることによって、始動入賞しやすくなる(高ベース状態に移行する)ようにしてもよい。また、上記に示した各状態(開放延長状態、普通図柄確変状態、普通図柄時短状態および特別図柄時短状態)のうちのいずれか複数の状態に移行させることによって、始動入賞しやすくなる(高ベース状態に移行する)ようにしてもよい。
【0092】
次に、リーチ表示態様(リーチ)について説明する。この実施の形態におけるリーチ表示態様(リーチ)とは、停止した飾り図柄が大当り図柄の一部を構成しているときに未だ停止していない飾り図柄については変動表示(変動表示)が行なわれていること、および、全てまたは一部の飾り図柄が大当り図柄の全てまたは一部を構成しながら同期して変動表示している状態である。
【0093】
たとえば、変動表示装置745における左、中、右の表示領域のうち左、右の表示領域には大当り図柄の一部になる飾り図柄(たとえば、「7」)が停止表示されている状態で中の表示領域は未だ変動表示が行なわれている状態、および表示領域の全てまたは一部の図柄が大当り図柄の全てまたは一部を構成しながら同期して変動表示している状態(たとえば、変動表示装置745における左、中、右の表示領域の全てに変動表示が行なわれ、常に同一の図柄が揃っている状態で変動表示が行なわれている状態)がリーチ表示態様またはリーチになる。
【0094】
また、リーチの際に、通常と異なる演出がランプや音で行なわれる。その演出と変動表示装置745におけるリーチ表示態様とをリーチ演出という。また、リーチの際に、キャラクタ(人物等を模した演出表示であり、図柄(飾り図柄等)とは異なるもの)を表示させたり、変動表示装置745の背景の表示態様(たとえば、色等)を変化させたりすることがある。
【0095】
図5は、本実施の形態におけるパチンコ遊技機700の構成の一例を示すブロック図である。図5を参照して、パチンコ遊技機700は、遊技制御部710と、演出制御部740と、払出制御部760と、各種スイッチ730と、各種アクチュエータ750と、変動表示装置745と、球払出装置765とを含む。
【0096】
遊技制御部710には、プログラムにしたがってパチンコ遊技機700を制御する基本回路(遊技制御手段に相当)と、ゲートスイッチ32a、始動口スイッチ14a、カウントスイッチ23、および入賞口スイッチ等の各種スイッチ730からの信号を基本回路に与える入力ドライバ回路と、可変入賞球装置15を開閉するソレノイド16、特別可変入賞球装置20を開閉するソレノイド21および大入賞口内の経路を切換えるためのソレノイド21Aなどの各種アクチュエータ750を基本回路からの指令にしたがって駆動する出力回路とが搭載されている。
【0097】
なお、ゲートスイッチ32a、始動口スイッチ14a、カウントスイッチ23、入賞口スイッチ等の各種スイッチ730は、センサと称されているものでもよい。すなわち、遊技球を検出できる遊技媒体検出手段(この例では遊技球検出手段)であれば、その名称を問わない。入賞検出を行なう始動口スイッチ14a、カウントスイッチ23、および入賞口スイッチの各種スイッチ730は、入賞領域への遊技球の入賞を検出する入賞検出手段でもある。なお、ゲート32のような通過ゲートであっても、賞球の払出しが行なわれるものであれば、通過ゲートへ遊技球が進入することが入賞になり、通過ゲートに設けられているスイッチ(たとえばゲートスイッチ32a)が入賞検出手段になる。
【0098】
基本回路は、ゲーム制御(遊技進行制御)用のプログラム等を記憶するROM、ワークメモリとして使用される記憶手段(変動データを記憶する変動データ記憶手段)としてのRAM、およびプログラムにしたがって制御動作を行なうCPUを有する遊技制御用マイクロコンピュータを含む。なお、この実施の形態では、CPUとは、基本回路のうち、プログラムにしたがって動作する中央処理装置(ROMやRAM等の記憶手段、I/Oポート部57等を除いた部分)を指し、後述するメイン処理や割込処理(タイマ割込処理)を実行する。また、遊技制御用マイクロコンピュータとは、基本回路のうち、CPUに加えて、ROMやRAM等の記憶手段、I/Oポート部等を含む部分を指し、各基板(払出制御部760や演出制御部740)が搭載するマイクロコンピュータと各種データの送受信を行なう。
【0099】
この実施の形態では、ROM、ワークメモリとしての記憶手段であるRAMおよびI/Oポート部は遊技制御用マイクロコンピュータに内蔵されている。すなわち、遊技制御用マイクロコンピュータは、1チップマイクロコンピュータである。1チップマイクロコンピュータは、少なくともRAMが内蔵されていればよく、ROMは外付けであっても内蔵されていてもよい。
【0100】
なお、遊技制御用マイクロコンピュータにおいてCPUがROMに格納されているプログラムにしたがって制御を実行するので、以下、遊技制御用マイクロコンピュータが実行する(または、処理を行なう)ということは、具体的には、CPUがプログラムにしたがって制御を実行することである。このことは、遊技制御部710以外の他の基板に搭載されているマイクロコンピュータについても同様である。また、遊技制御手段は、遊技制御用マイクロコンピュータを含む基本回路で実現されている。
【0101】
また、RAMは、揮発性の記憶手段であるが、その一部または全部が電源基板において作成されるバックアップ電源によってバックアップされていることにより、不揮発性記憶手段として機能するバックアップRAMである。すなわち、パチンコ遊技機に対する電力供給が停止しても、所定期間(バックアップ電源としてのコンデンサが放電してバックアップ電源が電力供給不能になるまで)は、RAMの一部または全部の内容は保存される。特に、少なくとも、遊技状態すなわち遊技制御手段の制御状態に応じたデータ(特別図柄プロセスフラグ等)と未払出賞球数を示すデータは、バックアップRAMに保存される。遊技制御手段の制御状態に応じたデータとは、停電等が生じた後に復旧した場合に、そのデータに基づいて、制御状態を停電等の発生前に復旧させるために必要なデータである。また、制御状態に応じたデータと未払出賞球数を示すデータとを遊技の進行状態を示すデータと定義する。なお、この実施の形態では、RAMの全部が、電源バックアップされているとする。
【0102】
なお、パチンコ遊技機700は、バックアップ電源電圧を検知し、検知した電圧値が所定時間継続して一定値以下に低下すると、電力が低下した旨を変動表示装置745に表示したり音やランプを用いて報知する報知手段を設けてもよい。なお、バックアップ電源はコンデンサに限らず、たとえば、電池でもよく、コンデンサと電池とを併用して用いてもよい。要は、バックアップ電源は、瞬停電または停電の間において、たとえば、大当りに関する情報および確変に関する情報等の遊技状態に関する情報を記憶できるように、電力供給が可能なものであればよい。
【0103】
遊技制御用マイクロコンピュータのリセット端子には、電源基板からのリセット信号が入力される。また、払出制御用マイクロコンピュータのリセット端子にも、電源基板からのリセット信号が入力される。なお、リセット信号がハイレベルになると遊技制御用マイクロコンピュータおよび払出制御用マイクロコンピュータは動作可能状態になり、リセット信号がローレベルになると遊技制御用マイクロコンピュータおよび払出制御用マイクロコンピュータは動作停止状態になる。したがって、リセット信号がハイレベルである期間は、遊技制御用マイクロコンピュータおよび払出制御用マイクロコンピュータの動作を許容する許容信号が出力されていることになり、リセット信号がローレベルである期間は、遊技制御用マイクロコンピュータおよび払出制御用マイクロコンピュータの動作を停止させる動作停止信号が出力されていることになる。なお、リセット回路をそれぞれの制御基板(遊技制御部710を含む)に含まれてもよいし、複数の制御基板のうちの一つまたは複数にリセット回路を搭載し、そこからリセット信号を他の制御基板に供給するようにしてもよい。
【0104】
さらに、基本回路の入力ポートには、払出制御部760を経由して、電源基板からの電源電圧が所定値以下に低下したことを示す電源断信号が入力される。また、基本回路の入力ポートには、遊技制御用マイクロコンピュータ等のマイクロコンピュータのRAMの内容をクリアすることを指示するためのクリアスイッチが操作されたことを示すクリア信号が入力される。
【0105】
クリア信号は、遊技制御部710において分岐され、演出制御部740にも供給される。なお、遊技制御用マイクロコンピュータが入力ポートを介して入力したクリア信号の状態を、出力ポートを介して演出制御部740に出力してもよい。
【0106】
遊技制御用マイクロコンピュータは、演出制御部740に表示制御、音制御、および、ランプ制御を含む演出制御を指令するための制御信号としての演出制御コマンド(演出制御信号)を送信する。演出制御部740には、中継基板を介して遊技制御用マイクロコンピュータからの演出制御コマンドを受信し、変動表示装置745での表示制御を行なう演出制御用マイクロコンピュータ等の電気部品制御手段が搭載されている。遊技制御部710と演出制御部740との間には、演出制御信号としての演出制御コマンドをパラレル信号で送信するためのパラレル信号線として、8本の信号線と、ストローブ信号としての演出制御INT信号を送信するための1本の信号線とが設けられている。
【0107】
この実施の形態では、演出制御部740等に含まれている演出制御手段(演出制御用マイクロコンピュータや各種処理回路で構成される。)が、中継基板を介して遊技制御用マイクロコンピュータからの演出制御コマンドを受信し、飾り図柄を変動表示する変動表示装置745の表示制御を行なう。また、演出制御手段は、音声出力基板を介してスピーカ27の音出力制御を行なったり、ランプドライバ基板を介して各ランプの表示制御等を行なう。また、この実施の形態では、「演出制御」とは、変動表示装置745の表示制御や、スピーカ27の音出力制御、各ランプの表示制御を行なうことによって、遊技演出等の演出を行なうことをいう。また、この実施の形態では、演出制御手段は、変動表示装置745の表示制御、スピーカ27の音出力制御、および各ランプの表示制御を行なう演出制御用マイクロコンピュータや各種処理回路(たとえば、リアルタイムクロックやバックアップ電源回路、音声合成用IC)によって実現される。
【0108】
演出制御用マイクロコンピュータは、演出制御コマンドに応じて、変動表示装置745の変動表示等の各種表示の演出に関する制御の他に、賞球ランプ51、球切れランプ52、装飾ランプ、天枠ランプ、左枠ランプおよび右枠ランプの制御(ランプ制御)と、スピーカ27を用いた遊技音発生制御(音制御)とを含む各種演出に関する制御を行なう。演出制御部740には、演出制御用マイクロコンピュータの他に、たとえば、画像表示を行なう表示制御機能および高速描画機能を有する処理装置であり、変動表示装置745の表示制御を行なうVDP(Video Display Processor)、変動表示装置745に表示する画像データを予め格納するキャラクタROM、および、VDPによって生成された画像データを展開するためのVRAM(Video Random Access Memory)が搭載されている。
【0109】
遊技球が遊技領域に発射され、遊技領域を流下して、始動入賞口14に入賞すると、各種スイッチ730の1つである始動口スイッチ14aが、入賞した遊技球を検出し、検出信号を遊技制御部710に出力する。遊技制御部710は、始動口スイッチ14aからの検出信号を受けたことを条件として、乱数を用いて大当り遊技状態を発生させるか否かを決定し、その決定結果に基づいた演出制御コマンドを演出制御部740に出力する。
【0110】
遊技制御部710は、特別図柄を可変表示するように特別図柄表示器8を制御する。演出制御部740は、遊技制御部710から受けた演出制御コマンドに従って、飾り図柄を可変表示するよう変動表示装置745を制御する。そして、遊技制御部710によって大当り遊技状態を発生させることが事前に決定されている場合、遊技制御部710は、特別図柄の大当り図柄(特定表示結果)を停止表示させるように制御し、その旨の演出制御コマンドを演出制御部740に出力する。その旨の演出制御コマンドを受けた場合、演出制御部740は、飾り図柄の大当り図柄を停止表示させるよう変動表示装置745を制御する。
【0111】
そして、大当り図柄が停止表示されると、遊技制御部710は、遊技状態を大当り遊技状態(特定遊技状態)に移行させる。大当り遊技状態において、遊技制御部710は、大入賞口および開閉板20aによって構成される特別可変入賞球装置20を、各種アクチュエータ750の1つであるソレノイド21を動作させて開閉板20aを開状態にすることで遊技球が入賞可能な開放状態にするように制御し、所定回数、特別可変入賞球装置20を開放状態と遊技球が入賞不可能な閉塞状態とに変化させることでラウンド継続させる。
【0112】
始動入賞口14および大入賞口などの入賞口への遊技球の入賞に応じて、それぞれ、始動口スイッチ14aおよびカウントスイッチ23などの各種スイッチ730によって出力された検出信号を受けると、遊技制御部710は、入賞口に応じて設定された賞球個数を示す払出制御コマンドを払出制御部760に出力する。
【0113】
遊技制御部710から払出制御コマンドを受けると、払出制御部760は、当該払出制御コマンドに応じて球払出装置765を駆動して賞球を打球供給皿3に払出す。
【0114】
カードユニット600は、パチンコ遊技機700に対応して設けられる。カードユニット600は、遊技者からプリペイドカードを受付けて、パチンコ遊技機700に設けられた球貸ボタンの操作に応じて、プリペイドカードに記録されたプリペイドデータで示される価値のうちから所定額相当(たとえば、500円相当)の価値を減算して、減算した価値に見合った遊技球を払出すことを指示する球貸操作信号をパチンコ遊技機700に送信する。
【0115】
カードユニット600から球貸操作信号を受けると、払出制御部760は、当該球貸操作信号に応じて球払出装置765を駆動して貸球を打球供給皿3に払出す。
【0116】
カードユニット600は、遊技者から現金を受付けると、プリペイドカードに受付けた現金で示される価値を追加記録する。カードユニット600は、パチンコ遊技機700に設けられた返却ボタンの操作に応じて、プリペイドカードを排出する。
【0117】
図6は、本実施の形態における特典管理会社サーバ200の記憶部220に記憶される会員情報DB(Database)を説明するための図である。本実施の形態においては、遊技者は、トレーディングカード802のおまけの景品としてのデジタルコンテンツ、特別特典および組合せ特典を受取るための特典受取アプリをダウンロードするために、会員登録する必要がある。特別特典とは、特典管理会社サーバ200の特別特典受取URLへのアクセスで付与される特典であり、たとえば、待受け画像などである。
【0118】
組合せ特典とは、遊技者が取得した2次元コード191,192の種類の組合せ、ならびに、2次元コード191,192の取得順序に対して付与される特典であり、特別特典よりも得るための手間が掛かるため、特別特典よりも価値の高い特典とされ、たとえば、特別な待受け画像、着信メロディ、着信音楽またはゲームアプリなどである。
【0119】
ここで、特典受取アプリは、特別特典を受取るための特典管理会社サーバ200へのアクセスを行なって景品、特別特典および組合せ特典を得るための携帯端末100の処理手順を示すアプリケーションプログラムである。
【0120】
図6を参照して、会員情報DBには、遊技者の会員IDに対応付けて、遊技者の氏名、性別、生年月日、メールアドレス、組合せ未付与ID、および、景品カードID受信回数が記憶される。
【0121】
組合せ未付与IDとしては、組合せ特典の付与の対象となっていない2次元コード191に含まれる特別特典受取URLの末尾の特典ID、および、組合せ特典の付与の対象となっていない2次元コード192とともに説明カード801に印刷された景品カードIDのハイフン前の部分である種別IDが記憶される。
【0122】
景品カードID受信回数は、特典管理会社サーバ200が携帯端末100から、異なる景品カードIDを受信した回数である。
【0123】
たとえば、会員IDが「0001」の遊技者については、氏名が「佐藤太郎」、性別が「男」、生年月日が「1970年11月22日」、メールアドレスが「sato@abc」、組合せ未付与IDが「b1」、景品カードID受信回数「3」回であることが会員情報DBによって示されている。
【0124】
また、会員IDが「0002」の遊技者については、氏名が「鈴木花子」、性別が「女」、生年月日が「1971年8月4日」、メールアドレスが「suzuki@def」、組合せ未付与IDが「a1,A1」、景品カードID受信回数「0」回であることが会員情報DBによって示されている。
【0125】
なお、会員情報DBには、組合せ未付与IDに含まれる特典IDまたは景品カードIDの種別IDの受信順序が特定可能なように記憶される。つまり、組合せ未付与IDが「a1,A1」である場合には、「a1」が先の順序、「A1」が後の順序で受信されたことが特定可能なように記憶される。
【0126】
図7は、景品カードDBを説明するための図である。図7を参照して、景品カードには、100円相当のデジタルコンテンツをダウンロードするための100円景品用の景品カードと、200円相当のデジタルコンテンツをダウンロードするための200円景品用の景品カードがある。
【0127】
また、景品カードは、トレーディングカード802に印刷される人物またはキャラクタなどの分野に応じて種類分けされる。たとえば、景品カードのカード種類としては、遊技機αの演出に採用されている分野および野球選手の分野で、それぞれ、100円景品用および200円景品用であるものがある。
【0128】
そして、それぞれのカード種類に応じて、景品カードIDが割当てられる。本実施の形態においては、景品カードIDが○○−××××××(○○は、アルファベットと数字との組合せ、××××××は、000000〜999999までの数字)で表わされる場合に、ハイフン前の部分である種別IDが、カード種類に応じて定められる。
【0129】
たとえば、遊技機αの演出に採用されている分野の100円景品用の景品カードの場合は、種別IDが「A1」と定められる。同様に、遊技機αの演出に採用されている分野の200円景品用の景品カードの場合は、種別IDが「A2」と定められる。また、野球選手の分野の100円景品用および200円景品用の景品カードの場合は、それぞれ、種別IDが「B1」および「B2」と定められる。
【0130】
景品カードの説明カード801に印刷される2次元コード192は、カード種類に対応付けられた図1で説明した景品検索URLが図形パターン化されたものである。本実施の形態においては、カード種類が100円景品用である場合には、景品検索URL「http://sankyo-fever.co.jp/mobile/keihin100.html」が対応付けられる。また、カード種類が200円景品用である場合には、景品検索URL「http://sankyo-fever.co.jp/mobile/keihin200.html」が対応付けられる。このように、100円景品用の景品検索URLと、200円景品用の景品検索URLとを異ならせることにより、金額に応じた景品を提供することが可能となる。
【0131】
図8は、本実施の形態における特典管理会社サーバ200の記憶部220に記憶される特別特典DBを説明するための図である。図8を参照して、特別特典DBには、特別特典に対して一意に割振られる特典IDに対応させて、当該特別特典を取得するためにアクセスする特別特典受取URLを含む2次元コードを出力する出力元の機種名、当該特別特典受取URL、および、当該特別特典の内容が記憶される。
【0132】
たとえば、特典ID「a1」に対応付けて、出力元「遊技機α」、特別特典受取URL「http://sankyo-fever.co.jp/mobile/tokuten.html?id=a1」、特別特典「キャラクタX待受け画像No.1」が記憶される。
【0133】
同様に、特典ID「a2」,「b1」,「b2」のそれぞれに対応付けて、出力元「遊技機α」,「遊技機β」,「遊技機β」、特別特典受取URL「http://sankyo-fever.co.jp/mobile/tokuten.html?id=a2」,「http://sankyo-fever.co.jp/mobile/tokuten.html?id=b1」,「http://sankyo-fever.co.jp/mobile/tokuten.html?id=b2」、特別特典「キャラクタY待受け画像No.1」,「キャラクタP待受け画像No.1」,「キャラクタQ待受け画像No.1」が記憶される。
【0134】
図9は、本実施の形態における特典管理会社サーバ200の記憶部220に記憶される組合せ特典DBを説明するための図である。図9を参照して、組合せ特典DBには、ID取得順序に対応させて、当該取得順序に対応する組合せ特典の内容が記憶される。ID取得順序とは、2次元コード191に含まれる特別特典受取URLの末尾の特典IDおよび2次元コード192とともに景品カードの説明カード801に印刷されている景品カードIDのハイフン前の種別IDを特典管理会社サーバが取得した順序である。
【0135】
たとえば、特典取得順序が特典ID「a1」から景品カードIDの種別ID「A1」の順の組合せに対応させて、組合せ特典「キャラクタX特別待受け画像No.1」が記憶される。同様に、特典取得順序が景品カードIDの種別ID「A1」から特典ID「a1」の順の組合せに対応させて、組合せ特典「キャラクタX特別待受け画像No.2」が記憶される。また、特典取得順序が特典ID「a1」から景品カードIDの種別ID「A2」の順の組合せに対応させて、組合せ特典「キャラクタX,Y組合せ待受け画像No.1」が記憶される。また、特典取得順序が景品カードIDの種別ID「A1」から特典ID「a2」の順の組合せに対応させて、組合せ特典「キャラクタX,Y組合せ待受け画像No.2」が記憶される。また、特典取得順序が特典ID「a2」から景品カードIDの種別ID「A2」の順の組合せおよびその逆順の組合せに対応させて、組合せ特典「キャラクタY特別待受け画像」が記憶される。
【0136】
また、特典取得順序が特典ID「a1」から景品カードIDの種別ID「A1」、特典ID「a1」の順の組合せに対応させて、組合せ特典「遊技機α着信音楽」が記憶される。また、特典取得順序が景品カードIDの種別ID「A1」から,特典ID「a1」、景品カードIDの種別ID「A1」の順の組合せに対応させて、組合せ特典「遊技機α着信メロディ」が記憶される。
【0137】
また、特典取得順序が、特典ID「a1」、特典ID「a2」、景品カードIDの種別ID「A1」、景品カードIDの種別ID「A2」の組合せのいずれの順序でもよい組合せに対応させて、組合せ特典「遊技機αのゲームアプリ」が記憶される。
【0138】
なお、遊技機で遊技をして2次元コード191を取得して2次元コード191に含まれる特別特典受取URLにアクセスして特別特典を受取って、かつ、景品カードを取得して景品カードの説明カード801に印刷されている2次元コード192に含まれる景品検索URLにアクセスして景品を受取らないと、組合せ特典を取得することができないので、組合せ特典を取得する方が、景品および特別特典を取得する場合と比較して、遊技者が取得する手間が掛かる。このため、取得したいといったインセンティブを遊技者に与えるために、組合せ特典は、景品および特別特典に対して、遊技者が取得したいと思うような価値の高い特典とすることが好ましい。
【0139】
たとえば、特別特典の待受け画像が、単独のキャラクタで構成される画像であれば、組合せ特典の特別な待受け画像は、複数のキャラクタで構成される画像や単独のキャラクタであっても特別特典の待受け画像と異なる画像とする。また、組合せ特典には、特別特典には含まれない、1曲すべてをデジタルデータ化した着信音楽や、1曲の音楽の一部をデジタルデータ化した着信メロディや、携帯端末100で遊技機のシミュレーションを行なうためのプログラムであるゲームアプリなど待受け画像と比較してより良い特典も含まれる。
【0140】
また、待受け画像、着信メロディおよび着信音楽などの著作物のコンテンツなどの無体物と異なり、有体物を購入することに用いることができる買物ポイント、および、有体物である記念品などが、組合せ特典に含まれようにしてもよい。
【0141】
図10は、本実施の形態における特典管理会社サーバ200の記憶部220に記憶される付与済特定情報DBを説明するための図である。図10を参照して、付与済特定情報DBには、特別特典を受取るときに携帯端末100から特典管理会社サーバ200に送信されてきた情報に含まれる特典IDに対応付けて会員IDが記憶される。また、付与済特定情報DBには、景品を受取るときに携帯端末100から特典管理会社サーバ200に伝達されてきた景品カードIDが記憶される。
【0142】
たとえば、付与済特定情報DBには、特典ID「a1」に対応付けて会員ID「0001」が記憶される。同様に、付与済特定情報DBには、特典ID「b1」に対応付けて会員ID「0002」が記憶される。また、付与済特定情報DBには、景品カードID「A1−123456」が記憶される。同様に、景品カードID「B1−654321」が記憶される。
【0143】
なお、ある会員の遊技者がある特別特典を1度取得したか否かを確認するために、特典IDと会員IDとを対応付けて記憶するようにする。しかし、景品については、景品カードIDが景品カードに対して一意に割振られるため、景品カードIDを記憶するだけで、ある会員の遊技者がある景品を1度取得したか否かを確認することができる。
【0144】
図11は、本実施の形態における携帯端末100で実行されるウェブブラウザ処理および特典管理会社サーバ200で実行されるアプリダウンロード処理それぞれの流れを示すフローチャートである。図11を参照して、まず、携帯端末100において、ステップS101で、携帯端末100のデータ処理部110は、会員登録ページのURLの指定が受付けられたかを判断する。URLの指定は、他のウェブページまたは電子メールなどに添付されたリンクが選択されることによってなされたり、携帯端末100に直接URLが入力されることによってなされたりする。
【0145】
会員登録ページのURLの指定が受付けられていないと判断した場合(ステップS101でNOと判断した場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS105以降の処理に進める。
【0146】
一方、会員登録ページのURLの指定が受付けられたと判断した場合(ステップS101でYESと判断した場合)、ステップS102で、データ処理部110は、指定されたURLで示される特典管理会社サーバ200の会員登録ページにアクセスをするよう無線通信部160を制御する。ここで、「ウェブページにアクセスする」とは、ウェブページの送信の要求をすることをいう。
【0147】
特典管理会社サーバ200においては、ステップS201で、特典管理会社サーバ200のデータ処理部210は、会員登録ページにアクセスが有ったかを判断する。
【0148】
会員登録ページへのアクセスが無いと判断した場合(ステップS201でNOと判断した場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS205以降の処理に進める。
【0149】
一方、会員登録ページへのアクセスが有ったと判断した場合(ステップS201でYESと判断した場合)、ステップS202で、データ処理部210は、アクセスしてきた携帯端末100に、会員登録ページを送信するよう通信部260を制御する。
【0150】
ここで、「ページを送信する」とは、HTML(HyperText Markup Language)などのマークアップ言語で記述されたウェブページを表示するためのハイパーテキストデータを送信することである。
【0151】
携帯端末100においては、ステップS103で、データ処理部110は、特典管理会社サーバ200から会員登録ページを受信するよう無線通信部160を制御し、受信した会員登録ページを表示するよう表示部140を制御する。
【0152】
図12は、本実施の形態における携帯端末100の表示部140に表示される第1の表示画面図である。図12(A)を参照して、図11のステップS103で携帯端末100の表示部140に表示される会員登録ページには、最上段に、このウェブページの名称である「会員登録ページ」、以下の段に、氏名入力欄、性別選択欄、生年月日入力欄、メールアドレス入力欄、および、入力された内容を特典管理会社サーバ200に送信するために操作される「登録」ボタンが表示される。
【0153】
ユーザは、携帯端末100のデータ入力部130を用いて、この会員登録ページに、必要事項を入力する。ここでは、氏名として「佐藤太郎」、性別として「男」、生年月日として「1970/11/11」、メールアドレスとして「sato@abc」が入力されている。
【0154】
図11に戻って、会員登録ページにおいて、ユーザによって必要事項が入力され、「登録」ボタンが操作されると、ステップS104で、データ処理部110は、会員登録ページに会員登録のために入力された必要事項の情報を、特典管理会社サーバ200に送信するよう無線通信部160を制御する。
【0155】
特典管理会社サーバ200においては、ステップS203で、データ処理部210は、携帯端末100から、会員登録の入力情報を受信するよう通信部260を制御する。
【0156】
そして、ステップS204で、データ処理部210は、新たに会員IDを発行し、発行した会員ID、ならびに、受信した会員登録の入力情報に基づく氏名、性別、生年月日およびメールアドレスを、図6で説明した記憶部220の会員情報DBに登録する。
【0157】
次に、ステップS205で、データ処理部210は、記憶部220に記憶された後述する図14で説明する特典受取アプリを読出して、読出した特典受取アプリにステップS204で会員情報DBに登録した会員IDを登録して、その特典受取アプリを携帯端末100に送信するよう通信部260を制御する。
【0158】
携帯端末100においては、ステップS105で、データ処理部110は、特典管理会社サーバ200から特典受取アプリを受信するよう無線通信部160を制御し、受信した特典受取アプリを記憶部120に記憶させる。
【0159】
図12に進んで、図12(B)で示される特典受取アプリダウンロードページは、特典受取アプリの受信前に携帯端末100の表示部140に表示される。図12(B)を参照して、特典受取アプリダウンロードページには、最上段に、このウェブページの名称である「特典受取アプリダウンロードページ」、以下の段に、特典を受取るためには特典受取アプリが必要である旨の文章、ダウンロードを開始するために「開始」ボタンの操作を促すための文章、および、特典受取アプリのダウンロードを開始させるための「開始」ボタンが表示される。
【0160】
「開始」ボタンがユーザによって操作されると、携帯端末100において、特典受取アプリの受信が開始される。そして、特典受取アプリの受信後に、図12(C)で示される特典受取アプリダウンロードページが、携帯端末100の表示部140に表示される。
【0161】
図12(C)を参照して、特典受取アプリダウンロードページには、最上段に、このウェブページの名称である「特典受取アプリダウンロードページ」、以下の段に、特典受取アプリのダウンロードが完了した旨、特典受取アプリを起動して遊技機に表示される2次元コード191を読取ると特典を受取ることができる旨、および、特典受取アプリのダウンロードのための処理を終了させるための「OK」ボタンが表示される。
【0162】
図13は、本実施の形態におけるパチンコ遊技機700の演出制御部740で実行される2次元コード関連処理の流れを示すフローチャートである。この2次元コード関連処理は、演出制御部740によって行なわれるパチンコ遊技機700における変動表示装置745およびスピーカなどでの演出を制御するための処理のサブルーチンとして実行される処理である。
【0163】
図13を参照して、パチンコ遊技機700において、ステップS701で、演出制御部740は、遊技制御部710からのコマンドに基づいて、大当り遊技状態が終了したか否かを判断する。大当り遊技状態が終了していないと判断した場合(ステップS701でNOと判断した場合)、演出制御部740は、実行する処理をステップS703の処理に進める。
【0164】
一方、大当り遊技状態が終了したと判断した場合(ステップS701でYESと判断した場合)、ステップS702で、演出制御部740は、大当り回数を1回加算更新する。
【0165】
次に、ステップS703で、演出制御部740は、図4のパチンコ遊技機700の変動表示装置745で示したように、大当りに対応する2次元コード191を、所定時間(たとえば、1分間)、表示するよう変動表示装置745を制御する。
【0166】
この2次元コード191は、パチンコ遊技機700の機種に対応して生成され演出制御部740のROMに予め記憶される。また、この2次元コード191は、特別特典を受取るための特別特典受取URLが図形パターン化された画像である。大当りに対応する特別特典受取URLは、たとえば、図8の特別特典DBの特典ID「a1」に対応する「http://sankyo-fever.co.jp/mobile/tokuten.html?id=a1」である。
【0167】
次に、ステップS704で、遊技制御部710からのコマンドに基づいて、大当り遊技状態が3回連続で発生する3連チャンが終了したか否かを判断する。3連チャンが終了していないと判断した場合(ステップS704でNOと判断した場合)、演出制御部740は、実行する処理をステップS706の処理に進める。
【0168】
一方、3連チャンが終了したと判断した場合(ステップS704でYESと判断した場合)、ステップS705で、演出制御部740は、ステップS703と同様に、3連チャンに対応する2次元コード191を、所定時間(たとえば、1分間)、表示するよう変動表示装置745を制御する。3連チャンに対応する特別特典受取URLは、たとえば、図8の特別特典DBの特典ID「a2」に対応する「http://sankyo-fever.co.jp/mobile/tokuten.html?id=a2」である。
【0169】
次に、ステップS706で、演出制御部740は、遊技者によって遊技終了ボタンが操作されることによって遊技終了操作が行なわれたか否かを判断する。遊技終了ボタンが操作されていないと判断した場合(ステップS706でNOと判断した場合)、演出制御部740は、実行する処理をこの2次元コード関連処理の呼出元の処理に戻す。
【0170】
一方、遊技終了ボタンが操作されたと判断した場合(ステップS706でYESと判断した場合)、ステップS707で、演出制御部740は、大当り回数を0回にリセットする。その後、演出制御部740は、実行する処理をこの2次元コード関連処理の呼出元の処理に戻す。
【0171】
このように、本実施の形態の遊技機αは、特典管理会社サーバ200へアクセスするための特別特典受取URLを含む2次元コード191を出力情報として表示出力し、しかも、大当り時と3連チャン時とで異なる2種類の2次元コード191を出力する。
【0172】
なお、ここでは、パチンコ遊技機700において2次元コード191が出力される処理について説明したが、スロットマシンである遊技機βなど他の遊技機においても同様の処理が行なわれて2次元コード191が出力される。
【0173】
スロットマシンである遊技機βは、特典管理会社サーバ200へアクセスするための特別特典受取URLを含む2次元コード191を出力情報として表示出力し、しかも、ビッグボーナス時およびレギュラーボーナス時と、ビッグボーナスおよびレギュラーボーナスの3連チャン時とで異なる2種類の2次元コード191を出力する。
【0174】
図14は、本実施の形態における携帯端末100で実行される特典受取アプリの流れを示すフローチャートである。図14を参照して、携帯端末100において、特典受取アプリが起動されると、まず、ステップS121で、データ処理部110は、メニュー画面を表示するよう表示部140を制御する。
【0175】
図15は、本実施の形態における携帯端末100の表示部140に表示される第2の表示画面図である。図15(A)を参照して、図14のステップS121で携帯端末100の表示部140に表示されるメニュー画面には、最上段に、このアプリケーションプログラムの名称である「特典受取アプリ」、以下の段に、メニューとして、景品カードの説明カード801に印刷されている2次元コード192の読取りを開始するための「1.景品2次元コード読取」リンク、遊技機から出力された2次元コード191の読取りを開始するための「2.出力2次元コード読取」リンク、組合せ特典の受取りを開始するための「3.組合せ特典受取」リンク、特典受取アプリを終了させるための「4.終了」リンク、および、いずれかのリンクの選択を促す旨の文章が表示される。
【0176】
図14に戻って、携帯端末100において、ステップS122で、データ処理部110は、図15(A)のメニュー画面で、遊技者によって「景品2次元コード読取」リンクが操作されることによって、2次元コード192の読取りを開始することが選択されたか否かを判断する。2次元コード192の読取りの開始が選択されていないと判断した場合(ステップS122でNOと判断した場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS123の処理に進める。
【0177】
一方、2次元コード192の読取りの開始が選択されたと判断した場合(ステップS122でYESと判断した場合)、ステップS160で、データ処理部110は、後述する図16で説明する景品受取処理を実行する。
【0178】
図16は、本実施の形態における携帯端末100で実行される特典受取アプリのサブルーチンである景品受取処理の流れを示すフローチャートである。図16を参照して、まず、ステップS161で、データ処理部110は、カメラ機能を起動させて、カメラ部190で撮影されている画像を表示するよう表示部140を制御する。
【0179】
図15に戻って、図15(B)を参照して、特典受取アプリの2次元コード読取中の画面には、最上段に、このアプリケーションプログラムの名称である「特典受取アプリ」、以下の段に、2次元コード読取中である旨の文章、および、カメラ部190で撮影されている画像が表示される。
【0180】
図16に進んで、ステップS162で、データ処理部110は、遊技者によって携帯端末100が動かされて、撮影されている画像に2次元コード192が含まれるようになったか否かを判断する。ここで、撮影される2次元コード192は、景品カードの説明カード801に印刷されているものである。撮影画像に2次元コード192が含まれないと判断した場合(ステップS162でNOと判断した場合)、データ処理部110は、ステップS162の処理を繰返す。
【0181】
一方、撮影画像に2次元コード192が含まれるようになったと判断した場合(ステップS162でYESと判断した場合)、ステップS163で、データ処理部110は、撮影された2次元コード192で示される景品検索URLにアクセスするよう無線通信部160を制御する。
【0182】
図17は、本実施の形態における特典管理会社サーバ200で実行される景品検索処理の流れを示すフローチャートである。図17を参照して、特典管理会社サーバ200において、まず、ステップS211で、データ処理部210は、携帯端末から景品検索URLにアクセスが有ったか否かを判断する。
【0183】
景品検索URLにアクセスが有ったと判断した場合(ステップS211でYESと判断した場合)、ステップS212で、データ処理部210は、アクセスしてきた携帯端末100に、景品検索URLに対応するトップ画面を送信するよう通信部260を制御する。
【0184】
景品検索URLにアクセスが無いと判断した場合(ステップS211でNOと判断した場合)、および、ステップS212の後、データ処理部210は、実行する処理をステップS213の処理に進める。
【0185】
図16に戻って、ステップS163で、データ処理部110は、特典管理会社サーバ200から送信されてきたトップ画面を受信するよう無線通信部160を制御し、受信されたトップ画面を表示するよう表示部140を制御する。
【0186】
図18は、本実施の形態における携帯端末100の表示部140に表示される第3の表示画面図である。図18(A)を参照して、図16のステップS163で携帯端末100の表示部140に表示されるトップ画面には、最上段に、このサイトの名称である「景品検索サイト(特典管理会社運営)」、以下の段に、この画面の名称である「TOP画面」、ダウンロードしたい景品を検索するページにリンクする「1.景品検索」リンク、遊技者に対するお知らせを表示するページにリンクする「2.お知らせ」リンク、および、景品検索サイトの規約を表示するページにリンクする「3.規約」リンクが表示される。
【0187】
なお、100円景品用の景品検索URLのトップ画面、および、200円景品用の景品検索URLのトップ画面は、景品検索リンクのリンク先が異なり、それぞれ、100円相当のデジタルコンテンツを検索できるカテゴリ選択画面、および、200円相当のデジタルコンテンツを検索できるカテゴリ選択画面にリンクしている。
【0188】
図16に戻って、ステップS164で、データ処理部110は、景品検索リンクが選択されたか否かを判断する。景品検索リンクが選択されたと判断した場合(ステップS164でYESと判断した場合)、ステップS165で、データ処理部110は、景品検索リンクにアクセスするよう無線通信部160を制御する。
【0189】
図17に進んで、特典管理会社サーバ200において、ステップS213で、データ処理部210は、携帯端末100から景品検索リンクにアクセスが有ったか否かを判断する。
【0190】
景品検索リンクにアクセスが有ったと判断した場合(ステップS213でYESと判断した場合)、ステップS214で、データ処理部210は、アクセスしてきた携帯端末100に、景品検索リンクのカテゴリ選択画面を送信するよう通信部260を制御する。
【0191】
景品検索リンクにアクセスが無いと判断した場合(ステップS213でNOと判断した場合)、および、ステップS214の後、データ処理部210は、実行する処理をステップS221の処理に進める。
【0192】
図16に戻って、ステップS165で、データ処理部110は、特典管理会社サーバ200から送信されてきたカテゴリ選択画面を受信するよう無線通信部160を制御し、受信されたカテゴリ選択画面を表示するよう表示部140を制御する。
【0193】
図18に進んで、図18(B)を参照して、図16のステップS165で携帯端末100の表示部140に表示されるカテゴリ選択画面には、最上段に、このサイトの名称である「景品検索サイト(特典管理会社運営)」、以下の段に、この画面の名称である「カテゴリ選択画面」、着信音楽を選択するページにリンクする「1.着信音楽」リンク、ゲームアプリを選択するページにリンクする「2.ゲームアプリ」リンク、および、電子書籍を選択するページにリンクする「3.電子書籍」リンクが表示される。
【0194】
なお、各カテゴリのリンク先のページを景品提供会社が用意している場合には、各カテゴリのリンク先は、景品提供会社サーバ300である。一方、各カテゴリのリンク先のページを景品提供会社が用意していない場合には、各カテゴリのリンク先のページが特典管理会社によって用意され、各カテゴリのリンク先は、特典管理会社サーバ200である。
【0195】
したがって、各カテゴリのリンク先が、景品提供会社サーバ300であるか特典管理会社サーバ200であるかによって、携帯端末100からのアクセスに応じた処理を行なうサーバが、それぞれ、景品提供会社サーバ300および特典管理会社サーバ200のいずれかとなる。
【0196】
図16に戻って、ステップS166で、データ処理部110は、いずれかのカテゴリのリンクが選択されたか否かを判断する。いずれかのカテゴリのリンクが選択されたと判断した場合(ステップS166でYESと判断した場合)、ステップS171で、データ処理部110は、選択されたカテゴリのリンクにアクセスするよう無線通信部160を制御する。
【0197】
選択されたカテゴリのリンク先が特典管理会社サーバ200である場合、図17に進んで、特典管理会社サーバ200において、ステップS221で、データ処理部210は、携帯端末100からいずれかのカテゴリのリンクにアクセスが有ったか否かを判断する。
【0198】
いずれかのカテゴリのリンクにアクセスが有ったと判断した場合(ステップS221でYESと判断した場合)、ステップS222で、データ処理部210は、アクセスしてきた携帯端末100に、選択されたカテゴリの景品一覧画面、および、景品カードIDを入力するためのID入力画面を送信するよう通信部260を制御する。
【0199】
いずれのカテゴリのリンクにもアクセスが無いと判断した場合(ステップS221でNOと判断した場合)、および、ステップS222の後、データ処理部210は、実行する処理をステップS223の処理に進める。
【0200】
一方、選択されたカテゴリのリンク先が景品提供会社サーバ300である場合、携帯端末100からのアクセスに応じた処理が景品提供会社サーバ300で実行される。
【0201】
図19は、本実施の形態における景品提供会社サーバ300で実行される景品送信処理の流れを示すフローチャートである。図19を参照して、景品提供会社サーバ300において、ステップS321で、景品提供会社サーバ300のデータ処理部は、携帯端末100からいずれかのカテゴリのリンクにアクセスが有ったか否かを判断する。
【0202】
いずれかのカテゴリのリンクにアクセスが有ったと判断した場合(ステップS321でYESと判断した場合)、ステップS322で、景品提供会社サーバ300のデータ処理部は、アクセスしてきた携帯端末100に、選択されたカテゴリの景品一覧画面、および、景品カードIDを入力するためのID入力画面を送信するよう景品提供会社サーバ300の通信部を制御する。
【0203】
いずれのカテゴリのリンクにもアクセスが無いと判断した場合(ステップS321でNOと判断した場合)、および、ステップS322の後、景品提供会社サーバ300のデータ処理部は、実行する処理をステップS323の処理に進める。
【0204】
図16に戻って、ステップS171で、データ処理部110は、特典管理会社サーバ200または景品提供会社サーバ300から送信されてきた景品一覧画面およびID入力画面を受信するよう無線通信部160を制御し、受信された景品一覧画面を表示するよう表示部140を制御する。
【0205】
図18に進んで、図18(C)を参照して、図16のステップS171で携帯端末100の表示部140に表示される景品一覧画面には、最上段に、このサイトの名称である「景品検索サイト(特典管理会社運営)」、以下の段に、この画面の名称である「景品一覧画面」、ダウンロードする景品として着信音楽Aを選択するための「1.着信音楽A」リンク、ダウンロードする景品として着信音楽Bを選択するための「2.着信音楽B」リンク、および、ダウンロードする景品として着信音楽Cを選択するための「3.着信音楽C」リンクが表示される。
【0206】
なお、図18(C)の景品一覧画面は、特典管理会社サーバ200から受信された画面であるが、景品提供会社サーバ300から受信された画面は、図18(C)の景品一覧画面において、サイトの名称が「景品DLサイト(景品提供会社運営)」となるだけで、その他の部分は、図18(C)の景品一覧画面と同様である。
【0207】
図16に戻って、ステップS172で、データ処理部110は、いずれかの景品が選択されたか否かを判断する。いずれかの景品が選択されたと判断した場合(ステップS172でYESと判断した場合)、ステップS173で、データ処理部110は、前述のステップS171で景品一覧画面とともに受信済のID入力画面を表示するよう表示部140を制御する。
【0208】
図20は、本実施の形態における携帯端末100の表示部140に表示される第4の表示画面図である。図20(A)を参照して、図16のステップS173で携帯端末100の表示部140に表示されるID入力画面には、最上段に、このサイトの名称である「景品検索サイト(特典管理会社運営)」、以下の段に、この画面の名称である「ID入力画面」、景品カードID入力欄に景品カードIDの入力を促す旨の文章、景品カードID入力欄、入力をキャンセルするための「キャンセル」ボタン、および、入力した景品カードIDを確定して処理を進めるための「OK」ボタンが表示される。
【0209】
なお、図20(A)のID入力画面は、特典管理会社サーバ200から受信された画面であるが、景品提供会社サーバ300から受信された画面は、図20(A)のID入力画面において、サイトの名称が「景品DLサイト(景品提供会社運営)」となるだけで、その他の部分は、図20(A)のID入力画面と同様である。
【0210】
図16に戻って、ステップS174で、データ処理部110は、ID入力画面で「OK」ボタンが選択されたか否かを判断する。「OK」ボタンが選択されたと判断した場合(ステップS174でYESと判断した場合)、ステップS175で、データ処理部110は、図20(A)のID入力画面の景品カードID入力欄に景品カードIDが入力済であるか否かを判断する。
【0211】
「OK」ボタンが選択されていないと判断した場合(ステップS174でNOと判断した場合)、および、景品カードIDが入力済でないと判断した場合(ステップS175でNOと判断した場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS174の処理に戻す。
【0212】
一方、景品カードIDが入力済であると判断した場合(ステップS175でYESと判断した場合)、ステップS177で、データ処理部110は、ステップS171で景品一覧画面およびID入力画面を送信してきたのが、特典管理会社サーバ200であった場合は、特典管理会社サーバ200に、景品提供会社サーバ300であった場合は、景品提供会社サーバ300に、それぞれアクセスし、ステップS171で表示された景品一覧画面で選択された景品の景品ID、この特典受取アプリに登録されている会員ID、および、ステップS173で表示されたID入力画面で入力された景品カードIDを送信するよう無線通信部160を制御する。その後、データ処理部110は、実行する処理をステップS181の処理に進める。
【0213】
携帯端末100から特典管理会社サーバ200に景品ID、会員IDおよび景品カードIDが送信された場合、図17に進んで、ステップS223で、データ処理部210は、携帯端末100で選択された景品の景品ID、会員IDおよび景品カードIDを、携帯端末100から受信したか否かを判断する。受信していないと判断した場合(ステップS223でNOと判断した場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS231の処理に進める。
【0214】
一方、景品ID、会員IDおよび景品カードIDを受信したと判断した場合(ステップS223でYESと判断した場合)、ステップS224で、データ処理部210は、受信した景品カードIDが、図10で説明した付与済特定情報DBに記憶されているか否かを判断する。
【0215】
景品カードIDが記憶されていると判断した場合(ステップS224でYESと判断した場合)、ステップS225で、データ処理部210は、当該景品カードIDの景品カードのおまけとしての景品を付与済である旨の景品付与済画面を、携帯端末100に送信するよう通信部260を制御する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS231に進める。
【0216】
一方、景品カードIDが記憶されていないと判断した場合(ステップS224でNOと判断した場合)、ステップS226で、データ処理部210は、景品カードID等の送信元の携帯端末100のIPアドレス、ならびに、受信した景品ID、会員IDおよび景品カードIDを、景品提供会社サーバ300に送信するよう通信部260を制御する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS235の処理に進める。
【0217】
携帯端末100から景品提供会社サーバ300に景品ID、会員IDおよび景品カードIDが送信された場合、図19に進んで、ステップS323で、景品提供会社サーバ300のデータ処理部は、携帯端末100で選択された景品の景品ID、会員IDおよび景品カードIDを、携帯端末100から受信したか否かを判断する。
【0218】
受信していないと判断した場合(ステップS323でNOと判断した場合)、ステップS331で、景品提供会社サーバ300のデータ処理部は、景品カードID等の送信元の携帯端末100のIPアドレス、ならびに、携帯端末100で選択された景品ID、会員IDおよび景品カードIDを、特典管理会社サーバ200から受信したか否かを判断する。受信していないと判断した場合(ステップS331でNOと判断した場合)、景品提供会社サーバ300のデータ処理部は、実行する処理をステップS321の処理に戻す。
【0219】
一方、携帯端末100のIPアドレス、景品ID、会員IDおよび景品カードIDを受信したと判断した場合(ステップS331でYESと判断した場合)、ステップS332で、景品提供会社サーバ300のデータ処理部は、受信した景品IDの景品でよいか否かを遊技者に確認するための景品確認画面を、受信したIPアドレスの携帯端末100に送信するよう通信部を制御する。その後、景品提供会社サーバ300のデータ処理部は、実行する処理をステップS333の処理に進める。
【0220】
一方、景品ID、会員IDおよび景品カードIDを、携帯端末100から受信したと判断した場合(ステップS323でYESと判断した場合)、ステップS324で、景品提供会社サーバ300のデータ処理部は、受信した会員IDおよび景品カードIDを、特典管理会社サーバ200に送信するよう通信部を制御する。その後、データ処理部は、実行する処理をステップS325の処理に進める。
【0221】
図17に戻って、ステップS231で、データ処理部210は、景品提供会社サーバ200から、会員IDおよび景品カードIDを受信したか否かを判断する。受信していないと判断した場合(ステップS231でNOと判断した場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS211の処理に戻す。
【0222】
一方、景品提供会社サーバ200から会員IDおよび景品カードIDを受信したと判断した場合(ステップS231でYESと判断した場合)、ステップS232で、データ処理部210は、受信した景品カードIDが、図10で説明した付与済特定情報DBに記憶されているか否かを判断する。
【0223】
景品カードIDが記憶されていると判断した場合(ステップS232でYESと判断した場合)、ステップS233で、データ処理部210は、当該景品カードIDの景品カードのおまけとしての景品を付与済である旨を、景品提供会社サーバ300に送信するよう通信部260を制御する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS211の処理に戻す。
【0224】
一方、景品カードIDが記憶されていないと判断した場合(ステップS232でNOと判断した場合)、ステップS234で、データ処理部210は、当該景品カードIDの景品カードのおまけとしての景品を未付与である旨を、景品提供会社サーバ300に送信するよう通信部260を制御する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS235の処理に進める。
【0225】
図19に進んで、ステップS325で、景品提供会社サーバ300のデータ処理部は、当該景品カードIDで景品を付与済である旨を、特典管理会社サーバ200から受信したか否かを判断する。受信したと判断した場合(ステップS325でYESと判断した場合)、ステップS326で、景品提供会社サーバ300のデータ処理部は、当該景品カードIDの景品カードのおまけとしての景品を付与済である旨の景品付与済画面を、携帯端末100に送信するよう通信部を制御する。その後、景品提供会社サーバ300のデータ処理部は、実行する処理をステップS321に戻す。
【0226】
一方、当該景品カードIDで景品を付与済である旨を受信していないと判断した場合(ステップS325でNOと判断した場合)、ステップS327で、景品提供会社サーバ300のデータ処理部は、当該景品カードIDで景品を未付与である旨を、特典管理会社サーバ200から受信したか否かを判断する。受信してないと判断した場合(ステップS327でNOと判断した場合)、景品提供会社サーバ300のデータ処理部は、実行する処理をステップS325の処理に戻す。
【0227】
一方、当該景品カードIDで景品を未付与である旨を受信したと判断した場合(ステップS327でYESと判断した場合)、ステップS328で、景品提供会社サーバ300のデータ処理部は、受信した景品IDの景品でよいか否かを遊技者に確認するための景品確認画面を、ステップS323で景品ID等を送信してきた携帯端末100に送信するよう通信部を制御する。その後、景品提供会社サーバ300のデータ処理部は、実行する処理をステップS333の処理に進める。
【0228】
図16に戻って、ステップS181では、データ処理部110は、図17のステップS225で特典管理会社サーバ200から送信されてきた景品付与済画面、または、図19のステップS326で景品提供会社サーバ300から送信されてきた景品付与済画面を受信したか否かを判断する。受信したと判断した場合(ステップS181でYESと判断した場合)、ステップS182で、データ処理部110は、受信した景品付与済画面を表示するよう表示部140を制御する。その後、データ処理部110は、実行する処理をこの景品受取処理の呼出元の処理に戻す。
【0229】
一方、景品付与済画面を受信していないと判断した場合(ステップS181でNOと判断した場合)、ステップS183で、データ処理部110は、図19のステップS328またはステップS332で景品提供会社サーバ300から送信されてきた景品確認画面を受信したか否かを判断する。受信していないと判断した場合(ステップS183でNOと判断した場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS181の処理に戻す。
【0230】
一方、景品確認画面を受信したと判断した場合(ステップS183でYESと判断した場合)、ステップS184で、データ処理部110は、受信した景品確認画面を表示するよう表示部140を制御する。
【0231】
図20に進んで、図20(B)を参照して、図16のステップS184で携帯端末100の表示部140に表示される景品確認画面には、最上段に、このサイトの名称である「景品DLサイト(景品提供会社運営)」、以下の段に、この画面の名称である「景品確認画面」、選択した景品を確認する旨の文章、選択した景品の名称、名称が表示されている景品が誤っている旨を入力するための「NO」ボタン、および、名称が表示されている景品が正しい旨を入力するための「YES」ボタンが表示される。
【0232】
図16に戻って、ステップS187で、データ処理部110は、景品確認画面で「YES」ボタンが選択されたか否かを判断する。「YES」ボタンが選択されたと判断した場合(ステップS187でYESと判断した場合)、ステップS188で、データ処理部110は、景品提供会社サーバ300にアクセスし、景品確認画面に表示された景品が正しいことを確認した旨の情報を送信するよう無線通信部160を制御する。
【0233】
図19に進んで、ステップS333では、景品提供会社サーバ300のデータ処理部は、景品確認画面に表示された景品が正しいことを確認した旨を、携帯端末100から受信したか否かを判断する。受信してないと判断した場合(ステップS333でNOと判断した場合)、景品提供会社サーバ300のデータ処理部は、実行する処理をステップS321の処理に戻す。
【0234】
一方、景品確認画面に表示された景品が正しいことを確認した旨を受信したと判断した場合(ステップS333でYESと判断した場合)、ステップS334で、景品提供会社サーバ300のデータ処理部は、当該景品を携帯端末100にダウンロードするよう通信部を制御する。その後、景品提供会社サーバ300のデータ処理部は、実行する処理をステップS335の処理に進める。
【0235】
図17に戻って、ステップS235では、データ処理部210は、ステップS223で携帯端末100から受信した景品カードID、または、ステップS231で景品提供会社サーバ300から受信した景品カードIDを、それぞれ、ステップS223で携帯端末から受信した会員ID、または、ステップS231で景品提供会社サーバ300から受信した会員IDに対応する組合せ未付与IDとして、図6で説明した会員情報DBに記憶させる。
【0236】
次に、ステップS236で、データ処理部210は、ステップS223で携帯端末100から受信した景品カードID、または、ステップS231で景品提供会社サーバ300から受信した景品カードIDを、図10で説明した付与済特定情報DBに記憶させる。
【0237】
次いで、データ処理部210は、ステップS237で、ステップS223で携帯端末から受信した会員ID、または、ステップS231で景品提供会社サーバ300から受信した会員IDに対応して図6の会員情報DBに記憶されている景品カードIDの受信回数を1加算して、ステップS238で、当該受信回数を景品提供会社サーバ300に送信するよう通信部260を制御する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS211の処理に戻す。
【0238】
図19に進んで、ステップS335で、景品提供会社サーバ300のデータ処理部は、特典管理会社サーバ200から、景品カードIDの受信回数を受信して、当該受信回数が所定回数であるか否かを判断する。所定回数は、たとえば、5の倍数である。
【0239】
景品カードIDの受信回数が所定回数であると判断した場合(ステップS335でYESと判断した場合)、景品提供会社サーバ300のデータ処理部は、受信回数に応じた景品を携帯端末100にダウンロードするよう通信部を制御する。
【0240】
景品カードIDの受信回数が所定回数でないと判断した場合(ステップS335でNOと判断した場合)、および、ステップS336の後、ステップS337で、景品提供会社サーバ300のデータ処理部は、景品DL完了画面を携帯端末100に送信するよう通信部を制御する。その後、景品提供会社サーバ300のデータ処理部は、実行する処理をステップS321の処理に戻す。
【0241】
図16に戻って、ステップS188で、データ処理部110は、図19のステップS334およびステップS336で景品提供会社サーバ300からダウンロードされた景品を受信するよう無線通信部160を制御し、当該景品を記憶部120に記憶させ、図19のステップS337で送信された景品DL完了画面を受信するよう無線通信部160を制御し、当該景品DL完了画面を表示するよう表示部140を制御する。その後、データ処理部110は、実行する処理をこの景品受取処理の呼出元の処理に戻す。
【0242】
図20に進んで、図20(C)を参照して、図16のステップS188で携帯端末100の表示部140に表示される景品DL完了画面には、最上段に、このサイトの名称である「景品DLサイト(景品提供会社運営)」、以下の段に、この画面の名称である「景品DL完了画面」、景品のDLが完了した旨の文章、および、景品受取処理を終了させるための「OK」ボタンが表示される。
【0243】
図14に戻って、データ処理部110は、ステップS160で景品受取処理を実行した後、実行する処理をステップS121の処理に戻す。
【0244】
ステップS123では、データ処理部110は、図15(A)のメニュー画面で、遊技者によって「出力2次元コード読取」リンクが操作されることによって、2次元コード191の読取りを開始することが選択されたか否かを判断する。2次元コード191の読取りの開始が選択されていないと判断した場合(ステップS123でNOと判断した場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS131の処理に進める。
【0245】
一方、「出力2次元コード読取」が選択されたと判断した場合(ステップS123でYESと判断した場合)、ステップS190で、データ処理部110は、後述する図21で説明する特典受取処理を実行する。
【0246】
図21は、本実施の形態における携帯端末100で実行される特典受取アプリのサブルーチンである特典受取処理の流れを示すフローチャートである。図21を参照して、まず、ステップS191で、データ処理部110は、カメラ機能を起動させて、カメラ部190で撮影されている画像を表示するよう表示部140を制御する。2次元コード読取中の画面は、図15(B)で説明した画面と同様である。
【0247】
図21に進んで、ステップS192で、データ処理部110は、遊技者によって携帯端末100が動かされて、撮影されている画像に2次元コード191が含まれるようになったか否かを判断する。ここで、撮影される2次元コード191は、パチンコ遊技機700およびスロットマシンなどの遊技機に表示出力されたものである。撮影画像に2次元コード191が含まれないと判断した場合(ステップS192でNOと判断した場合)、データ処理部110は、ステップS192の処理を繰返す。
【0248】
一方、撮影画像に2次元コード191が含まれるようになったと判断した場合(ステップS192でYESと判断した場合)、ステップS193で、データ処理部110は、撮影された2次元コード191で示される特別特典受取URLにアクセスし、当該特典受取アプリに登録された会員IDを送信するよう無線通信部160を制御する。
【0249】
図22は、本実施の形態における特典管理会社サーバ200で実行される特典付与処理の流れを示すフローチャートである。図22を参照して、特典管理会社サーバ200において、まず、ステップS241で、データ処理部210は、特別特典受取URLのいずれかにアクセスが有り、会員IDを受信したか否かを判断する。
【0250】
いずれの特別特典受取URLへもアクセスが無いと判断した場合、または、いずれかの特別特典受取URLにアクセスが有ったが、会員IDを受信していないと判断した場合(ステップS241でNOと判断した場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS251の処理に進める。
【0251】
一方、いずれかの特別特典受取URLにアクセスが有り、会員IDを受信したと判断した場合(ステップS241でYESと判断した場合)、ステップS242で、データ処理部210は、当該特別特典受取URLの末尾に含まれる特典IDと、受信した会員IDと組合せが、図10で説明した付与済特定情報DBに記憶されているか否かを判断する。
【0252】
特典IDと会員IDとの組合せが記憶されていると判断した場合(ステップS242でYESと判断した場合)、ステップS246で、データ処理部210は、当該会員IDの遊技者に当該特典IDの特別特典を付与済である旨の特典付与済画面を、携帯端末100に送信するよう通信部260を制御する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS241に戻す。
【0253】
一方、特典IDと会員IDとの組合せが記憶されていないと判断した場合(ステップS242でNOと判断した場合)、ステップS243で、データ処理部210は、ステップS241でアクセスがあった特別特典受取URLに対応する特典IDの特別特典を含む特別特典画面を、携帯端末100に送信するよう通信部260を制御する。
【0254】
次に、ステップS244で、ステップS241でアクセスがあった特別特典受取URLに対応する特典IDを、ステップS241で受信した会員IDに対応する組合せ未付与IDとして、図6で説明した会員情報DBに記憶させる。
【0255】
そして、ステップS245で、データ処理部210は、ステップS241でアクセスがあった特別特典受取URLに対応する特典IDと、ステップS241で受信した会員IDとの組合せを、図10で説明した付与済特定情報DBに記憶させる。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS241の処理に戻す。
【0256】
図21に戻って、ステップS194で、データ処理部110は、図22のステップS246で特典管理会社サーバ200から送信された特典付与済画面を受信したか否かを判断する。受信したと判断した場合(ステップS194でYESと判断した場合)、ステップS195で、データ処理部110は、受信した特典付与済画面を表示するよう表示部140を制御する。その後、データ処理部110は、実行する処理をこの処理の呼出元の処理に戻す。
【0257】
一方、特典付与済画面を受信していないと判断した場合(ステップS194でNOと判断した場合)、ステップS196で、データ処理部110は、図22のステップS243で特典管理会社サーバ200から送信された特別特典画面を受信したか否かを判断する。受信したと判断した場合(ステップS196でYESと判断した場合)、ステップS197で、データ処理部110は、受信した特別特典画面を表示するよう表示部140を制御する。その後、データ処理部110は、実行する処理をこの特典受取処理の呼出元の処理に戻す。
【0258】
図23は、本実施の形態における携帯端末100の表示部140に表示される第5の表示画面図である。図23(A)を参照して、ステップS197で携帯端末100の表示部140に表示される特別特典画面には、最上段に、特別特典画面を表示させているアプリケーションプログラムの名称である「特典受取アプリ」、以下の段に、当該特別特典であるキャラクタX待受け画像No.1、および、特別特典が付与された旨が表示される。
【0259】
図14に戻って、ステップS131では、データ処理部110は、図15(A)のメニュー画面で、遊技者によって「組合せ特典受取」リンクが操作されることによって、組合せ特典の受取りを開始することが選択されたか否かを判断する。「組合せ特典受取」が選択されていないと判断した場合(ステップS131でNOと判断した場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS143の処理に進める。
【0260】
一方、「組合せ特典受取」が選択されたと判断した場合(ステップS131でYESと判断した場合)、ステップS132で、データ処理部110は、特典管理会社サーバ200の、特典受取アプリとともに予め記憶部120に記憶されている組合せ特典受取URLにアクセスし、特典受取アプリに予め登録されている会員IDを送信する。
【0261】
図22に進んで、ステップS251では、組合せ特典受取URLにアクセスが有り、会員IDを受信したか否かを判断する。
【0262】
組合せ特典受取URLにアクセスが無いと判断した場合、または、組合せ特典受取URLにアクセスが有ったが、会員IDを受信していないと判断した場合(ステップS251でNOと判断した場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS241の処理に戻す。
【0263】
一方、組合せ特典受取URLにアクセスが有り、会員IDを受信したと判断した場合(ステップS251でYESと判断した場合)、ステップS252で、データ処理部210は、図6で説明した会員情報DBにおいて、受信した会員IDに対応して組合せ未付与IDに、図9で説明した組合せ特典DBの特典IDおよび景品カードIDの種別IDが順序付けられた組合せと同じ受信順序の組合せが記憶されているか否かを判断する。
【0264】
特典IDと景品カードIDの種別IDとの組合せが記憶されていると判断した場合(ステップS252でYESと判断した場合)、ステップS253で、データ処理部210は、さらに、特典IDまたは景品カードIDの種別IDを加えると組合せが成立するような特典IDと景品カードIDの種別IDとの組合せが、図9の組合せ特典DBにあるか否かを判断する。
【0265】
たとえば、組合せ未付与IDとして、「a1」が記憶されている状態で、ステップS241で、「A1」が組合せ未付与IDとして記憶された場合、前述したように、図6で示した会員ID「0002」の組合せ未付与IDのように、「a1」が先の順序、「A1」が後の順序で記憶される。そして、ステップS252で、この組合せ未付与IDの受信順序の組合せの中に、図15の組合せ特典DBの特典IDおよび景品カードIDの種別IDの順序付けられた組合せのうち同じ受信順序の組合せ「a1,A1」が記憶されていると判断される。さらに、ステップS253で、さらに、特典ID「a1」の特典を取得すると「a1,A1,a1」の順序の組合せが成立すると判断される。
【0266】
さらに特典IDまたは景品カードIDの種別IDを加えると成立する組合せがあると判断した場合(ステップS253でYESと判断した場合)、ステップS254で、データ処理部210は、今組合せ特典を受取るか否かを確認するための確認画面を携帯端末100に送信するように通信部260を制御する。
【0267】
図14に戻って、ステップS132の後、ステップS133で、データ処理部110は、特典管理会社サーバ200から確認画面を受信したか否かを判断する。確認画面を受信したと判断した場合(ステップS133でYESと判断した場合)、ステップS134で、データ処理部110は、確認画面を表示するように表示部140を制御する。
【0268】
図23に進んで、図23(B)を参照して、ステップS134で携帯端末100の表示部140に表示される確認画面には、最上段に、確認画面を表示させているアプリケーションプログラムの名称である「特典受取アプリ」、以下の段に、現在の組合せで付与される組合せ特典の概要、さらに所定の条件を満たせばより良い組合せ特典が付与される旨、組合せ特典を今受取るか否かの入力を促す旨、組合せ特典を今受取る旨を返答するための「YES」ボタン、組合せ特典を今は受取らない旨を返答するための「NO」ボタンが表示される。
【0269】
ここで、より良い組合せ特典は、図22のステップS253でさらに特典IDまたは景品カードIDの種別IDを加えると成立すると判断された組合せによって得られる組合せ特典である。また、所定の条件は、ステップS253で判断された組合せを成立させるための特典IDを末尾に含む特別特典受取URLが含まれる2次元コード191がパチンコ遊技機700およびスロットマシンなどの遊技機に表示される条件、または、景品カードIDの種別IDに対応する景品カードの種別の条件である。たとえば、さらに、特典ID「a1」の特典を取得すると「a1,A1,a1」の順序の組合せが成立すると判断された場合、より良い組合せ特典は、「a1,A1,a1」の特典取得順序に対応して図9の組合せ特典DBに記憶されている「遊技機α着信音楽」である。また、所定の条件は、「a1,A1,a1」の組合せを成立させるための特典ID「a1」を末尾に含む特別特典URLが含まれる2次元コード191が遊技機に表示される条件であり、ここでは、遊技機αで大当り遊技状態が終了することという条件である。
【0270】
図14に戻って、ステップS134の後、ステップS135で、データ処理部110は、入力されたのが今受取る旨を返答するための「YES」ボタンの選択であるか否かを判断する。「YES」ボタンの選択であると判断した場合(ステップS135でYESと判断した場合)、ステップS136で、今受取る旨の返答を特典管理会社サーバ200に送信する。一方、「YES」ボタンの選択でない、つまり、「NO」ボタンの選択であると判断した場合(ステップS135でNOと判断した場合)、ステップS137で、今受取らない旨の返答を特典管理会社サーバ200に送信する。
【0271】
図22に進んで、ステップS255で、データ処理部210は、今受取る旨の返答を携帯端末100から受信したか否かを判断する。
【0272】
特典IDと景品カードIDの種別IDとの組合せが記憶されていないと判断した場合(ステップS252でNOと判断した場合)、および、今受取る旨の返答を受信していないと判断した場合、つまり今受取らない旨の返答を受信した場合(ステップS255でNOと判断した場合)、ステップS256で、組合せ特典を得るための組合せが成立するための示唆情報を含む示唆画面を、アクセス元の携帯端末100に送信する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS241の処理に戻す。
【0273】
ここで、ステップS255でNOの場合、つまり、今受取らない旨の返答を受信した場合においては、示唆情報は、ステップS253でさらに特典IDまたは景品カードIDの種別IDを加えると成立すると判断された組合せが成立するための条件を含む情報である。この示唆情報に含まれる条件は、ステップS253で判断された組合せを成立させるための特典IDを末尾に含む特別特典受取URLが含まれる2次元コード191がパチンコ遊技機700およびスロットマシンなどの遊技機に表示される条件、または、景品カードIDの種別IDに対応する景品カードの種別の条件である。たとえば、さらに、特典ID「a1」の特典を取得すると図9の組合せ特典DBで示される「a1,A1,a1」の順序の組合せが成立すると判断された場合、示唆情報に含まれる条件は、「a1,A1,a1」の組合せを成立させるための特典ID「a1」を末尾に含む特別特典URLが含まれる2次元コード191が遊技機に表示される条件であり、ここでは、遊技機αで大当り遊技状態が終了することという条件である。
【0274】
また、ステップS252でNOの場合、つまり、特典IDと景品カードIDの種別IDとの組合せが記憶されていないと判断した場合においては、示唆情報は、組合せ未付与IDとして記憶されている特典IDまたは景品カードIDの種別IDに、さらに特典IDまたは景品カードIDの種別IDを加えると成立する組合せが成立するための条件を含む情報である。この示唆情報に含まれる条件は、この組合せを成立させるための特典IDを末尾に含む特別特典受取URLが含まれる2次元コード191がパチンコ遊技機700およびスロットマシンなどの遊技機に表示される条件、または、景品カードIDの種別IDに対応する景品カードの種別の条件である。たとえば、図6の会員情報DBの会員ID「0001」の組合せ未付与IDのように、組合せ未付与IDとして「b1」が記憶されている場合に、「a1」が組合せ未付与IDとして記憶された場合、「b1」が先の順序、「a1」が後の順序で記憶される。
【0275】
そして、ステップS252で、この組合せ未付与IDの受信順序の組合せの中に、図9の組合せ特典DBの特典IDと景品カードIDの種別IDとの順序付けられた組合せのうち同じ受信順序の組合せが記憶されていないと判断される。そして、景品カードIDの種別ID「A1」,「A2」を取得するとそれぞれ図9の組合せ特典DBで示される「a1,A1」,「a1,A2」の順序の組合せが成立すると検索され、このうち、1つの組合せ「a1,A1」がランダムに決定される。このため、示唆情報に含まれる条件は、「a1,A1」の組合せを成立させるための特典ID「A1」に対応する景品カードの種別の条件であり、ここでは、遊技機αの演出に採用されている分野で100円景品用の景品カードの種別という条件である。なお、ここでは、複数の成立する組合せがある場合に、ランダムに1つの組合せを決定するようにしたが、これに限定されず、すべての組合せがそれぞれ成立するための条件を示唆情報に含めるようにしてもよい。
【0276】
一方、さらに特典IDおよび景品カードIDの種別IDを加えると成立する組合せがないと判断した場合(ステップS253でNOと判断した場合)、および、今受取る旨の返答を受信したと判断した場合(ステップS255でYESと判断した場合)、ステップS257で、データ処理部210は、ステップS252で記憶されていると判断された順序付けられた組合せに対応して図9の組合せ特典DBに記憶されている組合せ特典を含む組合せ特典画面を、アクセス元の携帯端末100に送信する。
【0277】
次に、ステップS258で、データ処理部210は、組合せ対象の特典IDまたは景品カードIDの種別IDを、図6の会員情報DBの組合せ未付与IDの記憶領域から削除する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS241の処理に戻す。
【0278】
図14に戻って、携帯端末100においては、確認画面を受信していないと判断した場合(ステップS133でNOと判断した場合)、ステップS136の後、および、ステップS137の後、ステップS138で、特典管理会社サーバ200から示唆画面を受信したか否かを判断する。示唆画面を受信したと判断した場合(ステップS138でYESと判断した場合)、ステップS139で、データ処理部110は、受信した示唆画面を表示するよう表示部140を制御する。その後、データ処理部110は、実行する処理をステップS121の処理に戻す。
【0279】
一方、示唆画面を受信していないと判断した場合(ステップS138でNOと判断した場合)、ステップS141で、特典管理会社サーバ200から組合せ特典画面を受信したか否かを判断する。組合せ特典画面を受信したと判断した場合(ステップS141でYESと判断した場合)、ステップS142で、データ処理部110は、受信した組合せ特典画面を表示するよう表示部140を制御する。その後、データ処理部110は、実行する処理をステップS121の処理に戻す。
【0280】
図23に進んで、図23(C)を参照して、ステップS139で携帯端末100の表示部140に表示される、示唆画面には、最上段に、特典ページを表示させているアプリケーションプログラムの名称である「特典受取アプリ」、以下の段に、組合せ特典を得るための組合せが成立するための示唆情報が表示される。
【0281】
また、図23(D)を参照して、ステップS142で携帯端末100の表示部140に表示される、組合せ特典画面には、最上段に、特典ページを表示させているアプリケーションプログラムの名称である「特典受取アプリ」、以下の段に、組合せ特典であるキャラクタX特別待受け画像No.1、および、組合せ特典が付与された旨が表示される。
【0282】
図14に戻って、ステップS143では、データ処理部110は、図15(A)のメニュー画面で、ユーザによって「終了」リンクが操作されることによって、特典受取アプリを終了させることが選択されたか否かを判断する。特典受取アプリの終了が選択されていないと判断した場合(ステップS143でNOと判断した場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS121に戻す。
【0283】
一方、特典受取アプリの終了が選択されたと判断した場合(ステップS143でYESと判断した場合)、データ処理部110は、この特典受取アプリを終了させる。
【0284】
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態においては、特典管理会社サーバ200が、図6の会員情報DBで示したように、組合せ未付与IDを記憶して、図22のステップS252で説明したように、組合せ特典を付与するための特典IDと景品カードIDの種別IDとの組合せが成立したか否かを判定するようにした。第2の実施の形態においては、携帯端末100が、組合せ未付与IDを記憶して、組合せ特典を付与するための特典IDと景品カードIDの種別IDとの組合せが成立したか否かを判定するようにする。
【0285】
また、第1の実施の形態においては、図6の会員情報DBで示したように、特典管理会社サーバ200が、携帯端末100からの景品カードIDの受信回数を記憶して、景品提供会社サーバ300が、図19のステップS336で説明したように、受信回数に応じた景品を遊技者に付与するようにした。第2の実施の形態においては、携帯端末100が、特典管理会社サーバ景品カードIDの送信回数を記憶して、景品提供会社サーバ300が、送信回数に応じた景品を遊技者に付与するようにする。
【0286】
また、第1の実施の形態においては、図10の付与済特定情報DBで示したように、特典管理会社サーバ200が、特別特典および景品の再付与を禁止するために、それぞれ、一度、ある特別特典およびある景品を付与した場合に、その特別特典が付与される契機となった特典IDおよび会員ID、ならびに、その景品が付与される契機となった景品カードIDを記憶するようにした。第2の実施の形態においては、携帯端末100が、ある特別特典およびある景品が付与された場合に、その特別特典が付与される契機となった特典ID、ならびに、その景品が付与される契機となった景品カードIDを記憶するようにする。
【0287】
さらに、第1の実施の形態においては、景品カードIDは、景品カードの説明カード801に、景品検索URLが図形パターン化された2次元コード192とともに、印刷されるようにした。第2の実施の形態においては、景品カードIDは、景品カードの説明カード801に印刷される2次元コード192に、景品検索URLとともに図形パターン化されるようにする。
【0288】
図24は、本実施の形態のおける携帯端末100の記憶部120に記憶される携帯端末DBを説明するための図である。図24を参照して、携帯端末DBには、組合せ未付与ID、および、景品カードID送信回数が記憶される。
【0289】
図6で説明した会員情報DBの組合せ未付与IDと同様、組合せ未付与IDとしては、組合せ特典の付与の対象となっていない2次元コード191に含まれる特別特典受取URLの末尾の特典ID、および、組合せ特典の付与の対象となっていない2次元コード192とともに説明カード801に印刷された景品カードIDのハイフン前の部分である種別IDが記憶される。
【0290】
また、景品カードID送信回数は、携帯端末100から特典管理会社サーバ200に、異なる景品カードIDを送信した回数である。
【0291】
たとえば、携帯端末DBには、組合せ未付与IDとして「b1,a1」、景品カードID送信回数として「5」回が記憶される。
【0292】
図25は、本実施の形態のおける携帯端末100の記憶部120に記憶される付与済特定情報DBを説明するための図である。図25を参照して、付与済特定情報DBには、特別特典を受取るときに特典管理会社サーバ200に送信される情報に含まれる特典IDが記憶される。また、付与済特定情報DBには、景品を受取るときに特典管理会社サーバ200に伝達される景品カードIDが記憶される。
【0293】
たとえば、付与済特定情報DBには、特典ID「a1」,「b1」が記憶される。また、付与済特定情報DBには、景品カードID「A1−123456」,「B1−654321」が記憶される。
【0294】
図26は、第2の実施の形態における携帯端末100で実行される特典受取アプリの流れを示すフローチャートである。この処理は、図14で説明した第1の実施の形態の処理と共通の処理は、ステップS121からステップS123までの処理、および、ステップS143の処理である。また、図14で説明した第1の処理と異なる処理は、ステップS160A、ステップS190A、および、ステップS152からステップS158までの処理である。ここでは、図14の処理と異なる処理について説明する。
【0295】
図26を参照して、2次元コード192の読取りの開始が選択されたと判断した場合(ステップS122でYESと判断した場合)、ステップS160Aで、データ処理部110は、後述する図27で説明する景品受取処理を実行する。
【0296】
図27は、第2の実施の形態における携帯端末100で実行される特典受取アプリのサブルーチンである景品受取処理の流れを示すフローチャートである。図27を参照して、ステップS161およびステップS162の処理は、図16で説明した処理と同様であるので、重複する説明は繰返さない。
【0297】
撮影画像に2次元コード192が含まれるようになったと判断した場合(ステップS162でYESと判断した場合)、ステップS181Aで、撮影された2次元コード192で示される景品カードIDが、図25で説明した付与済特定情報DBに記憶されているか否かを判断する。
【0298】
景品カードIDが記憶されていると判断した場合(ステップS181AでYESと判断した場合)、ステップS182Aで、データ処理部210は、当該景品カードIDの景品カードのおまけとしての景品を付与済である旨の景品付与済画面を表示するよう表示部140を制御する。その後、データ処理部110は、実行する処理をこの景品受取処理の呼出元の処理に戻す。
【0299】
一方、景品カードIDが記憶されていないと判断した場合(ステップS181AでNOと判断した場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS163の処理に進める。ステップS163からステップS172までの処理は、図16で説明した処理と同様であるので、重複する説明は繰返さない。
【0300】
図28は、第2の実施の形態における特典管理会社サーバ200で実行される景品検索処理の流れを示すフローチャートである。図28を参照して、ステップS211からステップS222までの処理は、図17で説明した処理と同様であるので、重複する説明は繰返さない。
【0301】
図29は、第2の実施の形態における景品提供会社サーバ300で実行される景品送信処理の流れを示すフローチャートである。図29を参照して、ステップS321およびステップS322の処理は、図19で説明した処理と同様であるので、重複する説明は繰返さない。
【0302】
図27に戻って、ステップS172で、いずれかの景品が選択されたと判断した場合(ステップS172でYESと判断した場合)、ステップS176で、データ処理部110は、記憶部120の携帯端末DBに記憶している景品カードID送信回数を1加算する。
【0303】
次に、ステップS177Aで、データ処理部110は、ステップS171で景品一覧画面およびID入力画面を送信してきたのが、特典管理会社サーバ200であった場合は、特典管理会社サーバ200に、景品提供会社サーバ300であった場合は、景品提供会社サーバ300に、それぞれアクセスし、ステップS171で表示された景品一覧画面で選択された景品の景品ID、および、記憶部120の携帯端末DBに記憶している景品カードID送信回数を送信するよう無線通信部160を制御する。
【0304】
携帯端末100から特典管理会社サーバ200に景品IDおよび景品カードID送信回数が送信された場合、図28に進んで、ステップS223Aで、データ処理部210は、携帯端末100で選択された景品の景品IDおよび景品カードID送信回数を、携帯端末100から受信したか否かを判断する。受信していないと判断した場合(ステップS223AでNOと判断した場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS211の処理に戻す。
【0305】
一方、景品IDおよび景品カードID送信回数を受信したと判断した場合(ステップS223AでYESと判断した場合)、ステップS226Aで、データ処理部210は、景品カードID等の送信元の携帯端末100のIPアドレス、ならびに、受信した景品IDおよび景品カードID送信回数を、景品提供会社サーバ300に送信するよう通信部260を制御する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS211の処理に戻す。
【0306】
携帯端末100から景品提供会社サーバ300に景品IDおよび景品カードID送信回数が送信された場合、図29に進んで、ステップS323Aで、景品提供会社サーバ300のデータ処理部は、携帯端末100で選択された景品の景品IDおよび景品カードIDの送信回数を、携帯端末100から受信したか否かを判断する。
【0307】
受信していないと判断した場合(ステップS323AでNOと判断した場合)、ステップS331Aで、景品提供会社サーバ300のデータ処理部は、景品カードID等の送信元の携帯端末100のIPアドレス、ならびに、携帯端末100で選択された景品IDおよび景品カードIDの送信回数を、特典管理会社サーバ200から受信したか否かを判断する。受信していないと判断した場合(ステップS331AでNOと判断した場合)、景品提供会社サーバ300のデータ処理部は、実行する処理をステップS321の処理に戻す。
【0308】
一方、携帯端末100のIPアドレス、景品IDおよび景品カードIDの送信回数を受信したと判断した場合(ステップS331AでYESと判断した場合)、図19と同様、ステップS332で、景品提供会社サーバ300のデータ処理部は、受信した景品IDの景品でよいか否かを遊技者に確認するための景品確認画面を、受信したIPアドレスの携帯端末100に送信するよう通信部を制御する。その後、景品提供会社サーバ300のデータ処理部は、実行する処理をステップS333の処理に進める。
【0309】
一方、景品ID、会員IDおよび景品カードIDを、携帯端末100から受信したと判断した場合(ステップS323でYESと判断した場合)、図19と同様、ステップS328で、景品提供会社サーバ300のデータ処理部は、受信した景品IDの景品でよいか否かを遊技者に確認するための景品確認画面を、ステップS323で景品ID等を送信してきた携帯端末100に送信するよう通信部を制御する。その後、景品提供会社サーバ300のデータ処理部は、実行する処理をステップS333の処理に進める。
【0310】
図27に戻って、ステップS183Aで、データ処理部110は、図29のステップS328またはステップS332で景品提供会社サーバ300から送信されてきた景品確認画面を受信したか否かを判断する。受信していないと判断した場合(ステップS183AでNOと判断した場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS183Aの処理を繰返す。
【0311】
一方、景品確認画面を受信したと判断した場合(ステップS183AでYESと判断した場合)、ステップS184で、データ処理部110は、受信した景品確認画面を表示するよう表示部140を制御する。景品確認画面は、図20(B)で説明したものと同様であるので、重複する説明は繰返さない。
【0312】
次に、ステップS185で、データ処理部110は、ステップS162で撮影された2次元コード192に含まれる景品カードIDを、記憶部120の携帯端末DBの組合せ未付与IDとして記憶させる。
【0313】
また、ステップS186で、データ処理部110は、ステップS162で撮影された2次元コード192に含まれる景品カードIDを、記憶部120の付与済特定情報DBに記憶させる。
【0314】
ステップS187およびステップS188の処理は、図16で説明した処理と同様であるので、重複する説明は繰返さない。
【0315】
図29に進んで、ステップS333およびステップS334の処理は、図19で説明した処理と同様であるので、重複する説明は繰返さない。
【0316】
ステップS335Aでは、景品提供会社サーバ300のデータ処理部は、ステップS323Aで携帯端末100から受信した景品カードIDの送信回数、または、ステップS331Aで特典管理会社サーバ200から受信した景品カードIDの送信回数が、所定回数であるか否かを判断する。所定回数は、たとえば、5の倍数である。
【0317】
景品カードIDの送信回数が所定回数であると判断した場合(ステップS335AでYESと判断した場合)、景品提供会社サーバ300のデータ処理部は、送信回数に応じた景品を携帯端末100にダウンロードするよう通信部を制御する。
【0318】
景品カードIDの送信回数が所定回数でないと判断した場合(ステップS335AでNOと判断した場合)、および、ステップS336Aの後、ステップS337で、景品提供会社サーバ300のデータ処理部は、景品DL完了画面を携帯端末100に送信するよう通信部を制御する。その後、景品提供会社サーバ300のデータ処理部は、実行する処理をステップS321の処理に戻す。
【0319】
図27に戻って、ステップS188で、データ処理部110は、図29のステップS334およびステップS336Aで景品提供会社サーバ300からダウンロードされた景品を受信するよう無線通信部160を制御し、当該景品を記憶部120に記憶させ、図29のステップS337で送信された景品DL完了画面を受信するよう無線通信部160を制御し、当該景品DL完了画面を表示するよう表示部140を制御する。その後、データ処理部110は、実行する処理をこの景品受取処理の呼出元の処理に戻す。景品DL完了画面は、図20(C)で説明したので、重複する説明は繰返さない。
【0320】
図26に戻って、データ処理部110は、ステップS160Aで景品受取処理を実行した後、実行する処理をステップS121の処理に戻す。
【0321】
ステップS123の処理は、図14で説明した処理と同様であるので、重複する説明を繰返さない。
【0322】
ステップS123で、「出力2次元コード読取」が選択されたと判断した場合(ステップS123でYESと判断した場合)、ステップS190Aで、データ処理部110は、後述する図30で説明する特典受取処理を実行する。
【0323】
図30は、第2の実施の形態における携帯端末100で実行される特典受取アプリのサブルーチンである特典受取処理の流れを示すフローチャートである。図30を参照して、ステップS191およびステップS192の処理は、図21で説明した処理と同様であるので、重複する説明は繰返さない。
【0324】
撮影画像に2次元コード191が含まれるようになったと判断した場合(ステップS192でYESと判断した場合)、ステップS194Aで、撮影された2次元コード191で示される特別特典受取URLの末尾の特典IDが、図25の付与済特定情報DBに記憶されているか否かを判断する。
【0325】
特典IDが付与済特定情報DBに記憶されていると判断した場合(ステップS194AでYESと判断した場合)、ステップS195Aで、当該特典IDの特別特典を付与済である旨の特典付与済画面を表示するよう表示部140を制御する。その後、データ処理部110は、実行する処理をこの特典受取処理の呼出元の処理に戻す。
【0326】
一方、特典IDが付与済特定情報DBに記憶されていないと判断した場合(ステップS194AでNOと判断した場合)、ステップS193で、図21と同様、データ処理部110は、撮影された2次元コード191で示される特別特典受取URLにアクセスし、当該特典受取アプリに登録された会員IDを送信するよう無線通信部160を制御する。
【0327】
図31は、第2の実施の形態における特典管理会社サーバ200で実行される特典付与処理の流れを示すフローチャートである。図31を参照して、サーバ200において、まず、ステップS241で、図22と同様、データ処理部210は、特別特典受取URLのいずれかにアクセスが有り、会員IDを受信したか否かを判断する。
【0328】
いずれの特別特典受取URLへもアクセスが無いと判断した場合、または、いずれかの特別特典受取URLにアクセスが有ったが、会員IDを受信していないと判断した場合(ステップS241でNOと判断した場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS251Aの処理に進める。
【0329】
一方、いずれかの特別特典受取URLにアクセスが有り、会員IDを受信したと判断した場合(ステップS241でYESと判断した場合)、ステップS243で、図22と同様、データ処理部210は、ステップS241でアクセスがあった特別特典受取URLに対応する特典IDの特別特典を含む特別特典画面を、携帯端末100に送信するよう通信部260を制御する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS241の処理に戻す。
【0330】
図30に戻って、ステップS196Aで、データ処理部110は、図31のステップS243で特典管理会社サーバ200から送信された特別特典画面を受信したか否かを判断する。受信したと判断した場合(ステップS196AでYESと判断した場合)、ステップS197で、図21と同様、データ処理部110は、受信した特別特典画面を表示するよう表示部140を制御する。特別特典画面は、図23(A)で説明した画面と同様であるので、重複する説明は繰返さない。
【0331】
次に、ステップS198で、データ処理部110は、ステップS192で撮影された2次元コード191で示される特別特典受取URLの末尾の特典IDを、記憶部120の携帯端末DBの組合せ未付与IDとして記憶させる。
【0332】
また、ステップS199で、データ処理部110は、ステップS192で撮影された2次元コード191で示される特別特典受取URLの末尾の特典IDを、記憶部120の付与済特定情報DBに記憶させる。その後、データ処理部110は、実行する処理をこの特典受取処理の呼出元の処理に戻す。
【0333】
図26に戻って、ステップS131は、図14で説明した処理と同様であるので、重複する説明は繰返さない。
【0334】
「組合せ特典受取」が選択されたと判断した場合(ステップS131でYESと判断した場合)、ステップS152で、データ処理部110は、図24で説明した携帯端末DBにおいて、組合せ未付与IDに、図9で説明した組合せ特典DBの特典IDおよび景品カードIDの種別IDが順序付けられた組合せと同じ取得順序の組合せが記憶されているか否かを判断する。
【0335】
なお、第2の実施の形態においては、図9で説明した組合せ特典DBは、特典受取アプリの一部として、携帯端末100の記憶部120に記憶される。
【0336】
特典IDと景品カードIDの種別IDとの組合せが記憶されていると判断した場合(ステップS152でYESと判断した場合)、ステップS153で、データ処理部110は、さらに、特典IDまたは景品カードIDの種別IDを加えると組合せが成立するような特典IDと景品カードIDの種別IDとの組合せが、図9の組合せ特典DBにあるか否かを判断する。
【0337】
さらに特別特典IDを加えると成立する組合せがあると判断した場合(ステップS153でYESと判断した場合)、ステップS154で、データ処理部110は、今組合せ特典を受取るか否かを確認するための確認画面を表示するように表示部140を制御する。確認画面は、図23(B)で説明した画面と同様であるので、重複する説明は繰返さない。
【0338】
ステップS154の後、ステップS155で、データ処理部110は、確認画面で入力されたのが、今受取る旨を返答するための「YES」ボタンの選択であるか否かを判断する。「YES」ボタンの選択でない、つまり、「NO」ボタンの選択であると判断した場合(ステップS155でNOと判断した場合)、ステップS156で、組合せ特典を得るための組合せが成立するための示唆情報を含む示唆画面を表示するよう表示部140を制御する。示唆画面は、図23(C)で説明した画面と同様であるので、重複する説明を繰返さない。
【0339】
一方、さらに特典IDおよび景品カードIDの種別IDを加えると成立する組合せがないと判断した場合(ステップS153でNOと判断した場合)、および、確認画面で入力されたのが、「YES」ボタンの選択であると判断した場合(ステップS155でYESと判断した場合)、ステップS157で、データ処理部110は、特典管理会社サーバ200の、特典受取アプリとともに予め記憶部120に記憶されている組合せ特典受取URLにアクセスし、特典受取アプリに予め登録されている会員ID、ならびに、ステップS152で組合せ特典DBに記憶されていると判断された組合せ対象の特典IDおよび景品カードIDの種別IDを、送信する。
【0340】
図31に進んで、ステップS251Aでは、組合せ特典受取URLにアクセスが有り、会員ID、ならびに、組合せ対象の特典IDおよび景品カードIDの種別IDを、受信したか否かを判断する。
【0341】
組合せ特典受取URLにアクセスが無いと判断した場合、または、組合せ特典受取URLにアクセスが有ったが、会員ID、ならびに、組合せ対象の特典IDおよび景品カードIDの種別IDを、受信していないと判断した場合(ステップS251AでNOと判断した場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS241の処理に戻す。
【0342】
一方、組合せ特典受取URLにアクセスが有り、会員ID、ならびに、組合せ対象の特典IDおよび景品カードIDの種別IDを、受信したと判断した場合(ステップS251AでYESと判断した場合)、ステップS257Aで、データ処理部210は、ステップS251Aで受信された組合せ対象の特典IDと景品カードIDの種別IDとの順序付けられた組合せに対応して図9で説明した記憶部220の組合せ特典DBに記憶されている組合せ特典を含む組合せ特典画面を、アクセス元の携帯端末100に送信する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS241の処理に戻す。
【0343】
図26に戻って、ステップS141では、図14と同様、特典管理会社サーバ200から組合せ特典画面を受信したか否かを判断する。組合せ特典画面を受信したと判断した場合(ステップS141でYESと判断した場合)、ステップS142で、図14と同様、データ処理部110は、受信した組合せ特典画面を表示するよう表示部140を制御する。その後、データ処理部110は、実行する処理をステップS121の処理に戻す。組合せ特典画面は、図23(D)で説明した画面と同様であるので、重複する説明は繰返さない。
【0344】
次に、ステップS158で、データ処理部110は、組合せ対象の特典IDまたは景品カードIDの種別IDを、図24の携帯端末DBの組合せ未付与IDの記憶領域から削除する。その後、データ処理部110は、実行する処理をステップS121の処理に戻す。
【0345】
ステップS143の処理は、図14で説明した処理と同様であるので、重複する説明は繰返さない。
【0346】
次に、前述した実施の形態により得られる主な効果を説明する。
(1−1) 図16のステップS161,ステップS162,ステップS173,ステップS175、または、図27のステップS161,ステップS162で説明したように、それぞれ、携帯端末100によって、遊技者がパチンコ遊技およびスロットマシンでの遊技において獲得したパチンコ玉およびメダルとの景品交換を条件に付与される景品カードの説明カード801に印刷された、景品検索URLが図形パターン化された2次元コード192および景品コードID、または、景品検索URLおよび景品カードIDが図形パターン化された2次元コード192(以下「特典情報」という)が取得される。
【0347】
図17のステップS211,ステップS213,ステップS221,ステップS223、図19のステップS321,ステップS323、または、図28のステップS211,ステップS213,ステップS221,ステップS223A、図29のステップS321,ステップS323Aで説明したように、それぞれ、特典管理会社サーバ200および景品提供会社サーバ300によって、特典情報を取得した携帯端末100からのアクセスが受付けられる。
【0348】
図17のステップS213〜ステップS222、図19のステップS321,ステップS322、または、図28のステップS213〜ステップS222、図29のステップS321,ステップS322で説明したように、それぞれ、特典管理会社サーバ200および景品提供会社サーバ300によって、携帯端末100からアクセスが受付けられたことに基づいて、遊技者に対して付与可能な複数の景品を示す、図18(B)のカテゴリ選択画面および図18(C)の景品一覧画面、それぞれの画面のHTMLデータが当該携帯端末100に送信される。
【0349】
図16のステップS165,ステップS171、または、図27のステップS165,ステップS171で説明したように、それぞれ、携帯端末100によって、特典管理会社サーバ200または景品提供会社サーバ300から送信されてきたHTMLデータに基づいて図18(B)のカテゴリ選択画面および図18(C)の景品一覧画面が表示される。
【0350】
図16のステップS172、または、図27のステップS172で説明したように、それぞれ、携帯端末100によって、表示された図18(B)のカテゴリ選択画面および図18(C)の景品一覧画面で示される複数の景品のうちから景品の選択が受付けられる。図16のステップS177、または、ステップS177Aで説明したように、それぞれ、携帯端末100によって、受付けられた景品を特定可能な景品IDが、特典管理会社サーバ200または景品提供会社サーバ300に送信される。
【0351】
図17のステップS223,ステップS226、図19のステップS323,ステップS331,ステップS334、または、図28のステップS223A,ステップS226A、図29のステップS323A,ステップS331A,ステップS334で説明したように、それぞれ、特典管理会社サーバ200または景品提供会社サーバ300によって、携帯端末100から送信されてきた景品IDで特定される景品を付与するための処理が行なわれる。
【0352】
このため、遊技者は、特典情報を取得することによって、複数の景品のうちから希望する景品を選択することができる。その結果、遊技者がパチンコ遊技およびスロットマシンでの遊技において獲得したパチンコ玉およびメダルとの景品交換を条件に付与される特典情報の魅力を向上させることができ、特典情報の付与の条件であるパチンコ玉およびメダルとの景品交換を効果的に促進することができる。
【0353】
(1−2) 特典情報は、当該特典情報を個々に識別可能、または、当該特典情報の種類を識別可能な、景品カードIDを含む。図16のステップS177、または、図27のステップS177Aで説明したように、それぞれ、携帯端末100によって、アクセスに伴って、当該携帯端末100を識別可能な会員IDおよび取得された特典情報に含まれる景品カードIDが送信される。
【0354】
図17のステップS223、または、図28のステップS223Aで説明したように、特典管理会社サーバ200によって、アクセスに伴って送信されてきた会員IDおよび景品カードIDが受信される。図17のステップS224,ステップS237,ステップS238、または、図27のステップS176,ステップS177A、図28のステップS226Aで説明したように、それぞれ、特典管理会社サーバ200、または、携帯端末100および特典管理会社サーバ200によって、会員IDごとに、異なる景品カードIDが受信された景品カード受信回数が特定される。図19のステップS335,ステップS336、または、図29のステップS335A,ステップS336Aで説明したように、景品提供会社サーバ300によって、特定された景品カード受信回数に応じた景品を付与するための処理が行なわれる。
【0355】
このため、携帯端末100によって取得された特典情報に含まれる景品カードIDの受信回数に応じた景品が遊技者に付与される。その結果、特典情報の付与の条件であるパチンコ玉およびメダルとの景品交換をさらに促進することができる。
【0356】
(1−3) 図10の付与済特定情報DB、図17のステップS236,ステップS224、または、図25の付与済特定情報DB、図27のステップS186,ステップS181Aで説明したように、それぞれ、特典管理会社サーバ200、または、携帯端末100によって、景品を付与する処理が行なわれたことを条件として、当該景品を付与する処理の契機となった特典情報に基づく景品の再付与を禁止するための処理が行なわれる。
【0357】
このため、一度、景品の付与の契機となった特典情報に基づいて再度景品が付与されることを禁止することができる。その結果、1つの特典情報で何度も景品の付与を受けるような行為を防止することができる。
【0358】
(1−4) 図21のステップS191,ステップS192で説明したように、携帯端末100によって、遊技場30に設置されるパチンコ遊技機700およびスロットマシンなどの遊技機から出力される、特別特典受取URLが図形パターン化された2次元コード191(以下「出力情報」という)が取得される。図16のステップS177、図21のステップS193で説明したように、アクセスに伴って、特典情報が取得済か出力情報が取得済かを特定可能な、景品カードID、または、2次元コード191に含まれる特別特典受取URLへのアクセス要求情報(以下「種別情報」という)が、送信される。
【0359】
図17のステップS223、図22のステップS241で説明したように、特典管理会社サーバ200によって、アクセスに伴って送信されてきた種別情報が受信される。図9の組合せ特典DB、図17のステップS235、図22のステップS244,ステップS252,ステップS257で説明したように、特典管理会社サーバ200によって、少なくとも特典情報の取得を特定可能な種別情報を伴うアクセスおよび出力情報の取得を特定可能な種別情報を伴うアクセスの両方が受付けられたことを条件として、所定の組合せ特典を付与するための処理が行なわれる。
【0360】
このため、遊技者がパチンコ遊技およびスロットマシンでの遊技において獲得したパチンコ玉およびメダルとの景品交換を条件に付与される特典情報が取得済であり、かつ、遊技場30に設置されるパチンコ遊技機700およびスロットマシンなどの遊技機から出力される出力情報が取得済であることを条件として組合せ特典が付与される。その結果、パチンコ玉およびメダルとの景品交換を条件に特典情報が付与された遊技者によるパチンコ遊技機700およびスロットマシンなどの遊技機の利用を効果的に促進できるとともに、パチンコ遊技機700およびスロットマシンなどの遊技機を利用した遊技者による特典情報の付与の条件であるパチンコ玉およびメダルとの景品交換を効果的に促進できることによって、特典情報の付与の条件であるパチンコ玉およびメダルとの景品交換とパチンコ遊技機700およびスロットマシンなどの遊技機の利用との相乗効果を向上させることができる。
【0361】
(1−5) 図7の景品カードDBで示されるように景品カードIDが複数種類あり、図8の特別特典DBで示されるように2次元コード191に含まれる特典付与URLが複数種類あることから、特典情報および出力情報は、各々複数種類ある。図16のステップS177、図21のステップS193で説明したように、携帯端末100によって、アクセスに伴って、特典情報および出力情報の種類をさらに特定可能な種別情報が、特典管理会社サーバ200に送信される。図9の組合せ特典DB、図17のステップS235、図22のステップS244,ステップS252,ステップS257で説明したように、特典管理会社サーバ200によって、特典情報および出力情報の種類の組合せに応じた組合せ特典を付与するための処理が行なわれる。
【0362】
このため、遊技者がパチンコ遊技およびスロットマシンでの遊技において獲得したパチンコ玉およびメダルとの景品交換を条件に付与される特典情報、および、遊技場30に設置されるパチンコ遊技機700およびスロットマシンなどの遊技機から出力される出力情報の種類の組合せに応じた組合せ特典が付与される。その結果、様々な特典情報および出力情報を取得する動機付けができるため、特典情報の付与の条件であるパチンコ玉およびメダルとの景品交換およびパチンコ遊技機700およびスロットマシンなどの遊技機の利用をさらに促進できる。
【0363】
(1−6) 図9の組合せ特典DB、図17のステップS235、図22のステップS244,ステップS252,ステップS257で説明したように、特典管理会社サーバ200によって、特典情報の取得を特定可能な種別情報を伴うアクセスおよび出力情報の取得を特定可能な種別情報を伴うアクセスの受付順序に応じた組合せ特典を付与するための処理が行なわれる。
【0364】
このため、ある組合せで組合せ特典の付与を受けた場合であっても、同じ組合せで異なる順序に応じた組合せ特典の付与を受けることができる。その結果、一旦組合せ特典の付与を受けた遊技者に対して再度、特典情報の付与の条件であるパチンコ玉およびメダルとの景品交換およびパチンコ遊技機700およびスロットマシンなどの遊技機の利用を促進できる。
【0365】
(1−7) 図30のステップS191,ステップS192で説明したように、携帯端末100によって、遊技場30に設置されるパチンコ遊技機700およびスロットマシンなどの遊技機から出力される出力情報が取得される。図24の携帯端末DBの組合せ未付与ID、図27のステップS185、図30のステップS198で説明したように、携帯端末100によって、特典情報を取得済か出力情報を取得済かを特定可能な種別情報が、組合せ未付与IDとして記憶される。図26のステップS157で説明したように、携帯端末100によって、アクセスに伴って、携帯端末DBに記憶された種別情報が送信される。
【0366】
図31のステップS251Aで説明したように、特典管理会社サーバ200によって、アクセスに伴って送信されてきた種別情報が受信される。図9の組合せ特典DB、図31のステップS257Aで説明したように、特典管理会社サーバ200によって、特典情報および出力情報の両方の取得を特定可能な種別情報を伴うアクセスが受付けられたことを条件として、所定の組合せ特典を付与するための処理が行なわれる。
【0367】
このため、遊技者がパチンコ遊技およびスロットマシンでの遊技において獲得したパチンコ玉およびメダルとの景品交換を条件に付与される特典情報が取得済であり、かつ、遊技場30に設置されるパチンコ遊技機およびスロットマシンなどの遊技機から出力される出力情報が取得済であることを条件として組合せ特典が付与される。その結果、パチンコ玉およびメダルとの景品交換を条件に特典情報が付与された遊技者によるパチンコ遊技機およびスロットマシンなどの遊技機の利用を効果的に促進できるとともに、パチンコ遊技機およびスロットマシンなどの遊技機を利用した遊技者による特典情報の付与の条件であるパチンコ玉およびメダルとの景品交換を効果的に促進できることによって、特典情報の付与の条件であるパチンコ玉およびメダルとの景品交換とパチンコ遊技機およびスロットマシンなどの遊技機の利用との相乗効果を向上させることができる。
【0368】
(1−8) 図7の景品カードDBで示されるように景品カードIDが複数種類あり、図8の特別特典DBで示されるように2次元コード191に含まれる特典付与URLが複数種類あることから、特典情報および出力情報は、各々複数種類ある。図26のステップS157で説明したように、携帯端末100によって、アクセスに伴って、特典情報および出力情報の種類をさらに特定可能な種別情報が、特典管理会社サーバ200に送信される。図9の組合せ特典DB、図31のステップS257Aで説明したように、特典管理会社サーバ200によって、受信された種別情報で特定される特典情報および出力情報の種類の組合せに応じた組合せ特典を付与するための処理が行なわれる。
【0369】
このため、遊技者がパチンコ遊技およびスロットマシンでの遊技において獲得したパチンコ玉およびメダルとの景品交換を条件に付与される特典情報、および、遊技場30に設置されるパチンコ遊技機700およびスロットマシンなどの遊技機から出力される出力情報の種類の組合せに応じた組合せ特典が付与される。その結果、様々な特典情報および出力情報を取得する動機付けができるため、特典情報の付与の条件であるパチンコ玉およびメダルとの景品交換およびパチンコ遊技機700およびスロットマシンなどの遊技機の利用をさらに促進できる。
【0370】
(1−9) 図26のステップS157で説明したように、携帯端末100によって、記憶された種別情報に基づいて、特典情報および出力情報の取得順序を特定可能な種別情報が送信される。図9の組合せ特典DB、図31のステップS257Aで説明したように、特典管理会社サーバ200によって、受信された種別情報によって特定される取得順序に応じた組合せ特典を付与するための処理が行なわれる。
【0371】
このため、ある組合せで組合せ特典の付与を受けた場合であっても、同じ組合せで異なる順序に応じた組合せ特典の付与を受けることができる。その結果、一旦組合せ特典の付与を受けた遊技者に対して再度、特典情報の付与の条件であるパチンコ玉およびメダルとの景品交換およびパチンコ遊技機700およびスロットマシンなどの遊技機の利用を促進できる。
【0372】
(2−1) 従来、遊技場に設置された遊技機から出力される2次元コードに含まれるURLにアクセスすることにより、特典が付与されるシステムがあった(特開2006−158846号公報(以下「特許文献1」という)参照)。また、携帯端末の画面を拭くための携帯クリーナーなどの端玉景品のパッケージに、URL(Uniform Resource Locator)が図形パターン化された2次元コードが印刷され、携帯端末によって、当該2次元コードが読取られ、当該2次元コードに含まれるURLにアクセスが行なわれると、特典が付与されるシステムがあった(非特許文献1参照)。
【0373】
しかし、特許文献1に記載のシステムにおいて遊技場の遊技機で遊技を行ない前述のアクセスを行なった遊技者による、パッケージに特典が付与されるURLが図形パターン化された2次元コードが印刷された端玉景品への景品交換を効果的に促進できないといった問題があった。
【0374】
また、非特許文献1に記載のシステムにおいて、パッケージに特典が付与されるURLが図形パターン化された2次元コードが印刷された端玉景品への景品交換を行なった遊技者による、遊技場の遊技機での遊技を効果的に促進できないといった問題があった。
【0375】
しかし、本発明は、前述したように構成しているため、遊技媒体との交換を条件に特典情報が付与された遊技者による、遊技装置の利用を効果的に促進できるとともに、遊技装置を利用した遊技者による、特典情報の付与の条件である遊技媒体との交換を効果的に促進できることによって、特典情報の付与の条件である遊技媒体との交換と遊技装置の利用との相乗効果を向上させることができる。
【0376】
すなわち、この発明は、次のような構成である。
遊技者が使用する利用者端末と、遊技者に対して特典を付与するサーバとを備える遊技用システムであって、
前記利用者端末は、
遊技者が遊技において獲得した遊技媒体との交換を条件に付与される特典情報を取得する特典情報取得手段と、
遊技場に設置される遊技装置から出力される出力情報を取得する出力情報取得手段と、
前記サーバに前記特典を受けるためのアクセスを行なうとともに、該アクセスに伴って、前記特典情報取得手段によって前記特典情報を取得済か前記出力情報取得手段によって前記出力情報を取得済かを少なくとも特定可能な種別情報を、前記サーバに送信するアクセス手段とを備え、
前記サーバは、
前記利用者端末からの前記アクセスを受付けるとともに、前記種別情報を受信するアクセス受付手段と、
少なくとも前記特典情報の取得を特定可能な前記種別情報を伴うアクセスおよび前記出力情報の取得を特定可能な前記種別情報を伴うアクセスの両方が前記アクセス受付手段によって受付けられたことを条件として、前記特典を付与するための特典付与処理を行なう特典付与手段とを備えることを特徴とする。
【0377】
具体的には、図16のステップS161,ステップS162,ステップS173,ステップS175、または、図27のステップS161,ステップS162で説明したように、それぞれ、携帯端末100によって、遊技者がパチンコ遊技およびスロットマシンでの遊技において獲得したパチンコ玉およびメダルとの景品交換を条件に付与される特典情報が取得される。図21のステップS191,ステップS192で説明したように、携帯端末100によって、遊技場30に設置されるパチンコ遊技機700およびスロットマシンなどの遊技機から出力される出力情報が取得される。
【0378】
図16のステップS163,ステップS177、図21のステップS193、または、図27のステップS163,ステップS177A、図30のステップS193で説明したように、特典管理会社サーバ200または景品提供会社サーバ300に景品または特別特典を受けるためのアクセスを行なうとともに、該アクセスに伴って、特典情報を取得済か出力情報を取得済かを少なくとも特定可能な種別情報が、特典管理会社サーバ200または景品提供会社サーバ300に送信される。
【0379】
図17のステップS213〜ステップS222、図19のステップS321,ステップS322、または、図28のステップS213〜ステップS222、図29のステップS321,ステップS322で説明したように、それぞれ、特典管理会社サーバ200および景品提供会社サーバ300によって、携帯端末100からのアクセスが受付けられるとともに、種別情報が受信される。図9の組合せ特典DB、ならびに、図22のステップS257、または、図31のステップS257Aで説明したように、特典管理会社サーバ200によって、少なくとも特典情報の取得を特定可能な種別情報を伴うアクセスおよび出力情報の取得を特定可能な種別情報を伴うアクセスの両方が受付けられたことを条件として、組合せ特典を付与するための処理が行なわれる。
【0380】
このため、遊技者がパチンコ遊技およびスロットマシンでの遊技において獲得したパチンコ玉およびメダルとの景品交換を条件に付与される特典情報が取得済であり、かつ、遊技場30に設置されるパチンコ遊技機700およびスロットマシンなどの遊技機から出力される出力情報が取得済であることを条件として組合せ特典が付与される。その結果、パチンコ玉およびメダルとの景品交換を条件に特典情報が付与された遊技者によるパチンコ遊技機700およびスロットマシンなどの遊技機の利用を効果的に促進できるとともに、パチンコ遊技機700およびスロットマシンなどの遊技機を利用した遊技者による特典情報の付与の条件であるパチンコ玉およびメダルとの景品交換を効果的に促進できることによって、特典情報の付与の条件であるパチンコ玉およびメダルとの景品交換とパチンコ遊技機700およびスロットマシンなどの遊技機の利用との相乗効果を向上させることができる。
【0381】
(2−2) (2−1)で示した課題を解決して、(2−1)で示した効果を奏する、(2−1)で示した発明と異なる発明は、次のような構成である。
【0382】
遊技者が使用する利用者端末と、遊技者に対して特典を付与するサーバとを備える遊技用システムであって、
前記利用者端末は、
遊技者が遊技において獲得した遊技媒体との交換を条件に付与される特典情報を取得する特典情報取得手段と、
遊技場に設置される遊技装置から出力される出力情報を取得する出力情報取得手段と、
前記特典情報取得手段によって前記特典情報を取得済か前記出力情報取得手段によって前記出力情報を取得済かを特定可能な種別情報を記憶する記憶手段と、
前記サーバに前記特典を受けるためのアクセスを行なうとともに、該アクセスに伴って、前記記憶手段に記憶された前記種別情報を、前記サーバに送信するアクセス手段とを備え、
前記サーバは、
前記利用者端末からの前記アクセスを受付けるとともに、前記種別情報を受信するアクセス受付手段と、
前記特典情報および前記出力情報の両方の取得を特定可能な前記種別情報を伴うアクセスが前記アクセス受付手段によって受付けられたことを条件として、所定の組合せ特典を付与するための特典付与処理を行なう特典付与手段とを備えることを特徴とする。
【0383】
具体的には、図16のステップS161,ステップS162,ステップS173,ステップS175、または、図27のステップS161,ステップS162で説明したように、それぞれ、携帯端末100によって、遊技者がパチンコ遊技およびスロットマシンでの遊技において獲得したパチンコ玉およびメダルとの景品交換を条件に付与される特典情報が取得される。図21のステップS191,ステップS192で説明したように、携帯端末100によって、遊技場30に設置されるパチンコ遊技機700およびスロットマシンなどの遊技機から出力される出力情報が取得される。
【0384】
図24の携帯端末DBの組合せ未付与ID、図27のステップS185、図30のステップS198で説明したように、携帯端末100によって、特典情報を取得済か出力情報を取得済かを特定可能な種別情報が、組合せ未付与IDとして記憶される。図26のステップS157で説明したように、携帯端末100によって、アクセスに伴って、携帯端末DBに記憶された種別情報が送信される。
【0385】
図31のステップS251Aで説明したように、特典管理会社サーバ200によって、アクセスに伴って送信されてきた種別情報が受信される。図9の組合せ特典DB、図31のステップS257Aで説明したように、特典管理会社サーバ200によって、特典情報および出力情報の両方の取得を特定可能な種別情報を伴うアクセスが受付けられたことを条件として、所定の組合せ特典を付与するための処理が行なわれる。
【0386】
このため、遊技者がパチンコ遊技およびスロットマシンでの遊技において獲得したパチンコ玉およびメダルとの景品交換を条件に付与される特典情報が取得済であり、かつ、遊技場30に設置されるパチンコ遊技機およびスロットマシンなどの遊技機から出力される出力情報が取得済であることを条件として組合せ特典が付与される。その結果、パチンコ玉およびメダルとの景品交換を条件に特典情報が付与された遊技者によるパチンコ遊技機およびスロットマシンなどの遊技機の利用を効果的に促進できるとともに、パチンコ遊技機およびスロットマシンなどの遊技機を利用した遊技者による特典情報の付与の条件であるパチンコ玉およびメダルとの景品交換を効果的に促進できることによって、特典情報の付与の条件であるパチンコ玉およびメダルとの景品交換とパチンコ遊技機およびスロットマシンなどの遊技機の利用との相乗効果を向上させることができる。
【0387】
次に前述した実施の形態の変形例を挙げる。
(1) 前述した実施の形態においては、特典情報が、景品検索URLが図形パターン化された2次元コード192+景品コードID、または、景品検索URLおよび景品カードIDが図形パターン化された2次元コード192であることとした。また、出力情報が、特別特典受取URLが図形パターン化された2次元コード191であることとした。つまり、特典情報および出力情報に、画像情報が含まれるようにした。
【0388】
しかし、これに限定されず、特典情報または出力情報が、パスワードのような文字情報のみで構成されるようにしてもよい。この場合、景品検索URLおよび特別特典受取URLは、それぞれ、2次元コード191,192を読取って景品および特別特典を受取るための特典受取アプリのプログラムの一部として記憶される。
【0389】
(2) 前述した実施の形態においては、利用者端末が、携帯端末100であることとした。しかし、これに限定されず、利用者端末は、パソコンであってもよいし、携帯型または家庭用のゲーム機であってもよい。
【0390】
(3) 前述した実施の形態においては、出力情報を出力する遊技装置は、パチンコ遊技機700およびスロットマシンなどの遊技機であることとした。しかし、これに限定されず、遊技装置は、カードユニット600であってもよいし、遊技に関するデータを遊技者に提供する装置であってもよい。
【0391】
たとえば、カードユニット600である場合には、遊技機から集計した大当り回数が10回に達した場合に、出力情報としての2次元コードが表示されるようにする。また、遊技に関するデータを遊技者に提供する装置である場合には、その装置で抽選を行なって、当選したら、出力情報としての2次元コードが表示されるようにする。
【0392】
(4) 前述した第1の実施の形態においては、特典管理会社サーバ200が、図17のステップS237で、景品カードIDの受信回数をカウントして、景品提供会社サーバ300が、図19のステップS336で、受信回数に応じた景品を遊技者に付与するようにした。
【0393】
しかし、これに限定されず、特典管理会社サーバ200が、景品カードIDの受信回数をカウントして、さらに、受信回数に応じた特典を遊技者に付与するようにしてもよい。また、景品提供会社サーバ300が、景品カードIDの受信回数をカウントして、特典管理会社サーバ200が、受信回数に応じた特典を遊技者に付与するようにしてもよい。また、また、景品提供会社サーバ300が、景品カードIDの受信回数をカウントして、さらに、受信回数に応じた特典を遊技者に付与するようにしてもよい。
【0394】
(5) 前述した第2の実施の形態においては、携帯端末100が、図27のステップS176で、景品カードIDの送信回数をカウントして、景品提供会社サーバ300が、図29のステップS336Aで、送信回数に応じた景品を遊技者に付与するようにした。
【0395】
しかし、これに限定されず、携帯端末100が、景品カードIDの送信回数をカウントして、特典管理会社サーバ200が、送信回数に応じた特典を遊技者に付与するようにしてもよい。
【0396】
(6) 前述した実施の形態においては、図14または図26のステップS131で、組合せ特典受取が選択されたと判断されたことを条件として、図22のステップS257または図31のステップS257Aで、組合せ特典が遊技者に付与されるようにした。
【0397】
しかし、これに限定されず、図14または図26のステップS122で、景品2次元コード読取が選択されたと判断されたことを条件として、図19または図29のステップS334で、景品が遊技者に付与されるとき、および、図14または図26のステップS123で、出力2次元コード読取が選択されたと判断されたことを条件として、図22または図31のステップS243で、特別特典が遊技者に付与されるときに、組合せ特典が遊技者に付与されるようにしてもよい。
【0398】
(7) 前述した実施の形態においては、図13で説明したように、遊技機で大当り遊技状態または3連チャンが終了すると、2次元コード191を表示するようにした。しかし、これに限定されず、他の条件(たとえば、プレミアムリーチ等のレア演出の出現)が成立したことを条件として、2次元コード191を表示するようにしてもよい。
【0399】
(8) 前述した実施の形態においては、携帯端末100を使用する遊技者の会員IDで携帯端末100を識別することとした。しかし、これに限定されず、携帯端末100を個々に識別可能な情報であれば他の情報であってもよい。たとえば、電話番号、メールアドレス、または、シリアルナンバなどの携帯端末自体のIDであってもよい。
【0400】
このようにした場合、会員IDを発行する必要がないため、会員登録しない場合にも、適用することが可能となる。そうすると、前述した特典受取アプリによって実行される処理である2次元コードを撮影したり、景品、特別特典および組合せ特典を受取ったりする処理を、携帯端末100が通常備えている機能である2次元コード読取機能、ウェブブラウザ機能、および、電子メール機能で実行すればよい。
【0401】
たとえば、2次元コード読取機能によって読取られた2次元コードに含まれるURLに、ウェブブラウザ機能によって、アクセスが行なわれ、前述の特典受取アプリでサーバとの間でやりとりされる情報が、ウェブベースでやりとりされ、ウェブブラウザのダウンロード機能や電子メール機能によって、景品や特別特典が受信されるようにする。
【0402】
このようにすることによって、会員登録するという手間を掛けることなく、景品および特別特典を得ることができるようになるため、さらに、遊技者が遊技において獲得した遊技媒体との交換を条件に付与される特典情報、および、遊技機から出力される出力情報の魅力を向上させることができ、当該特典情報の付与の条件である遊技媒体との交換、および、遊技機の利用をさらに促進することができる。
【0403】
(9) 前述した実施の形態においては、図6の会員情報DBおよび図24の携帯端末DBの組合せ未付与IDの記憶領域に、特典IDまたは景品カードIDの種別IDが記憶された順序に応じた組合せ特典が付与されるようにした。しかし、これに限定されず、特典IDおよび景品カードIDの種別IDの順序を遊技者が変更できるようにしてもよい。
【0404】
(10) 前述した実施の形態のおいては、図6の会員情報DBおよび図24の携帯端末DBで説明した組合せ未付与IDを、それぞれ、順序を特定可能なように記憶するようにした。しかし、図9の組合せ特典DBに、順序を問わない組合せしかなければ、順序を特定可能なように記憶しなくてもよい。
【0405】
(11) 前述した実施の形態においては、図13のステップS706で、遊技終了操作が行なわれたときに、ステップS707で、遊技結果情報である大当り回数をリセットするようにした。しかし、これに限定されず、所定時間、遊技機の稼動がないことで遊技結果情報をリセットするようにしてもよい。
【0406】
また、遊技開始ボタンを設け、遊技開始ボタンが操作されると、ステップS707のように、大当り回数を0回にリセットするようにしてもよい。
【0407】
(12) 前述した実施の形態においては、出力情報の取得方法は、2次元コード191を携帯端末100のカメラ部190で撮影することにより取得されるようにした。しかし、これに限定されず、出力情報を、携帯端末100の非接触型ICチップでの通信機能あるいは赤外線通信機能等を用いて取得できるようにしてもよい。
【0408】
(13) 前述した実施の形態においては、景品、特別特典および組合せ特典などの特典を付与する特典付与処理は、待受け画像や着信音楽や着信音楽やアプリなどのコンテンツを携帯端末100にダウンロードする処理であることとした。しかし、これに限定されず、特典付与処理は、特典をユーザに配送するための処理であってもよいし、買物や景品交換などに利用できる特典としてのポイントをユーザに付与するための処理であってもよい。
【0409】
(14) 前述した実施の形態においては、図22のステップS258および図26のステップS158で、それぞれ、組合せ対象の特典IDを記憶部220,120から削除するようにした。
【0410】
しかし、これに限定されず、組合せ対象の特典IDおよび景品カードIDの種別IDを無効化されたことが判別可能であれば他の方法であってもよい。たとえば、組合せ未付与IDを記憶させたときに当該特典IDまたは景品カードIDの種別IDが有効である旨のフラグを立てるようにし、当該特典IDまたは景品カードIDの種別IDを無効化するときには当該特典IDまたは景品カードIDの種別IDが無効である旨のフラグに変更するようにしてもよい。
【0411】
(15) 前述した実施の形態においては、図7および図8で説明したように、特典情報および出力情報がそれぞれ複数種類あることとした。このため、図16のステップS177および図21のステップS193で説明したように、それぞれ、特典情報および出力情報の種別だけではなく、特典情報および出力情報それぞれの種類も特定可能な種別情報を特典管理会社サーバ200に送信するようにした。
【0412】
具体的には、特典情報としての景品カードIDの種別IDは、「A1」,「B1」であり、出力情報としての特典IDは、「a1」,「b1」であるので、特典情報および出力情報の種別を特定可能なだけでなく(アルファベットが大文字であるか小文字あるかで特定可能)、特典情報の種類も特定可能であるし、出力情報の種類も特定可能である(アルファベットと数字との組合せの違いで特定可能)。
【0413】
しかし、特典情報および出力情報がそれぞれ1種類ずつであることとしてもよい。この場合は、特典情報および出力情報の種別のみを識別可能な種別情報を特典管理会社サーバ200に送信するようにすればよい。たとえば、特典情報および出力情報の種別を識別可能な記号として、それぞれ「0」および「1」を送信する。
【0414】
また、前述した実施の形態においては、図7で説明したように、特典識別情報としての景品カードIDは、「A1」,「A2」,「B1」,「B2」のような、当該特典情報の種類を識別可能な情報、および、「××××××」のような、当該特典情報を個々に識別可能な情報の両方を含むようにした。
【0415】
しかし、これに限定されず、特典識別情報は、当該特典情報の種類を識別可能な情報、および、当該特典情報を個々に識別可能な情報のいずれか一方を含むようにしてもよい。
【0416】
(16) 前述した実施の形態のおいては、景品、特別特典および組合せ特典の3種類の特典を付与するようにした。しかし、これに限定されず、いずれか少なくとも1つの特典を付与するようにしてもよい。
【0417】
(17) 前述した実施の形態のおいては、景品、特別特典および組合せ特典などの特典を受取るために特典受取アプリが必要であることとした。しかし、これに限定されず、特典受取アプリがなくても特典を受取ることが可能なようにしてもよい。
【0418】
(18) 前述した第1の実施の形態においては、遊技者が遊技において獲得したパチンコ玉との交換を条件に付与される景品カードの説明カード801に、景品検索URLが図形パターン化された2次元コード192および景品コードIDが印刷され、携帯端末100によって、当該2次元コード192が撮影され、景品コードIDの入力が受付けられることによって、特典情報としての、2次元コード192に含まれる景品検索URL、および、景品コードIDが、取得されるようにした。
【0419】
また、前述した第2の実施の形態においては、遊技者が遊技において獲得したパチンコ玉との交換を条件に付与される景品カードの説明カード801に、景品検索URLおよび景品コードIDが図形パターン化された2次元コード192が印刷され、携帯端末100によって、当該2次元コード192が撮影されることによって、特典情報としての、2次元コード192に含まれる、景品検索URLおよび景品コードIDが、取得されるようにした。
【0420】
しかし、携帯端末100によって、遊技者が遊技において獲得した遊技媒体との交換を条件に付与される特典情報が取得されるのであれば、これに限定されない。たとえば、遊技者が遊技において獲得した遊技媒体との交換を条件に、景品検索URLおよび景品コードIDが図形パターン化された2次元コードなどの特典情報が、景品交換装置に表示され、携帯端末100によって、当該特典情報が撮影されることによって、特典情報が取得されるようにしてもよい。
【0421】
(19) 今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0422】
【図1】本発明に係る特典付与システムの構成の一例を示すシステム構成図である。
【図2】本実施の形態における携帯端末の構成の一例を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態における特典管理会社サーバの構成の一例を示すブロック図である。
【図4】本実施の形態におけるパチンコ遊技機を正面から見た正面図である。
【図5】本実施の形態におけるパチンコ遊技機の構成の一例を示すブロック図である。
【図6】本実施の形態における特典管理会社サーバの記憶部に記憶される会員情報DBを説明するための図である。
【図7】景品カードDBを説明するための図である。
【図8】本実施の形態における特典管理会社サーバの記憶部に記憶される特別特典DBを説明するための図である。
【図9】本実施の形態における特典管理会社サーバの記憶部に記憶される組合せ特典DBを説明するための図である。
【図10】本実施の形態における特典管理会社サーバの記憶部に記憶される付与済特定情報DBを説明するための図である。
【図11】本実施の形態における携帯端末で実行されるウェブブラウザ処理および特典管理会社サーバで実行されるアプリダウンロード処理それぞれの流れを示すフローチャートである。
【図12】本実施の形態における携帯端末の表示部に表示される第1の表示画面図である。
【図13】本実施の形態におけるパチンコ遊技機の演出制御部で実行される2次元コード関連処理の流れを示すフローチャートである。
【図14】本実施の形態における携帯端末で実行される特典受取アプリの流れを示すフローチャートである。
【図15】本実施の形態における携帯端末の表示部に表示される第2の表示画面図である。
【図16】本実施の形態における携帯端末で実行される特典受取アプリのサブルーチンである景品受取処理の流れを示すフローチャートである。
【図17】本実施の形態における特典管理会社サーバで実行される景品検索処理の流れを示すフローチャートである。
【図18】本実施の形態における携帯端末の表示部に表示される第3の表示画面図である。
【図19】本実施の形態における景品提供会社サーバで実行される景品送信処理の流れを示すフローチャートである。
【図20】本実施の形態における携帯端末の表示部に表示される第4の表示画面図である。
【図21】本実施の形態における携帯端末で実行される特典受取アプリのサブルーチンである特典受取処理の流れを示すフローチャートである。
【図22】本実施の形態における特典管理会社サーバで実行される特典付与処理の流れを示すフローチャートである。
【図23】本実施の形態における携帯端末の表示部に表示される第5の表示画面図である。
【図24】本実施の形態のおける携帯端末の記憶部に記憶される携帯端末DBを説明するための図である。
【図25】本実施の形態のおける携帯端末の記憶部に記憶される付与済特定情報DBを説明するための図である。
【図26】第2の実施の形態における携帯端末で実行される特典受取アプリの流れを示すフローチャートである。
【図27】第2の実施の形態における携帯端末で実行される特典受取アプリのサブルーチンである景品受取処理の流れを示すフローチャートである。
【図28】第2の実施の形態における特典管理会社サーバで実行される景品検索処理の流れを示すフローチャートである。
【図29】第2の実施の形態における景品提供会社サーバで実行される景品送信処理の流れを示すフローチャートである。
【図30】第2の実施の形態における携帯端末で実行される特典受取アプリのサブルーチンである特典受取処理の流れを示すフローチャートである。
【図31】第2の実施の形態における特典管理会社サーバで実行される特典付与処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0423】
10 特典付与システム、30 遊技場、100 携帯端末、110 データ処理部、120 記憶部、130 データ入力部、140 表示部、150 音声入出力部、160 無線通信部、161 アンテナ、190 カメラ部、191,192 2次元コード、200 特典管理会社サーバ、210 データ処理部、220 記憶部、230 データ入力部、240 表示部、260 通信部、300 景品提供会社サーバ、500 携帯端末キャリアサーバ、510 アンテナ、520 インターネット、600 カードユニット、700 パチンコ遊技機、710 遊技制御部、730 各種スイッチ、740 演出制御部、745 変動表示装置、750 各種アクチュエータ、760 払出制御部、765 球払出装置、766 パチンコ玉、801 説明カード、802 トレーディングカード、803 景品カード袋。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技者が遊技において獲得した遊技媒体との交換を条件に付与される特典情報を取得する特典情報取得手段を有し遊技者が使用する利用者端末と、特典情報を取得した利用者端末からのアクセスを受付けるアクセス受付手段を有し前記遊技者に対して特典を付与するサーバとを備える遊技用システムであって、
前記サーバは、
前記アクセス受付手段によって前記利用者端末から前記アクセスが受付けられたことに基づいて、前記遊技者に対して付与可能な複数の前記特典を示す特典選択画面を表示させるための特典選択画面情報を当該利用者端末に送信する特典選択画面送信手段を備え、
前記利用者端末は、
前記サーバから送信されてきた前記特典選択画面情報に基づいて前記特典選択画面を表示する特典選択画面表示手段と、
該特典選択画面表示手段によって表示された前記特典選択画面で示される複数の前記特典のうちから特典の選択を受付ける特典選択受付手段と、
該特典選択受付手段によって受付けられた特典を特定可能な特典特定情報を前記サーバに送信する特典特定情報送信手段とを備え、
前記サーバは、さらに、
前記利用者端末から送信されてきた前記特典特定情報で特定される特典を付与するための特典付与処理を行なう特典付与手段を備えることを特徴とする、遊技用システム。
【請求項2】
前記特典情報は、当該特典情報を個々に識別可能、または、当該特典情報の種類を識別可能な特典識別情報を含み、
前記利用者端末は、前記アクセスに伴って、当該利用者端末を識別可能な端末識別情報および前記特典情報取得手段によって取得された前記特典情報に含まれる前記特典識別情報を送信し、
前記アクセス受付手段は、前記アクセスに伴って送信されてきた前記端末識別情報および前記特典識別情報を受信し、
前記サーバは、さらに、
前記端末識別情報ごとに、前記アクセス受付手段によって異なる前記特典識別情報が受信された受信回数を特定する受信回数特定手段を備え、
前記特典付与手段は、前記受信回数特定手段によって特定された受信回数に応じた特典を付与するための特典付与処理を行なうことを特徴とする、請求項1に記載の遊技用システム。
【請求項3】
前記遊技用システムは、さらに、
前記特典付与手段によって前記特典付与処理が行なわれたことを条件として、当該特典付与処理の契機となった前記特典情報に基づく前記特典の再付与を禁止するための処理を行なう再付与禁止手段を備えることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の遊技用システム。
【請求項4】
前記利用者端末は、さらに、
遊技場に設置される遊技装置から出力される出力情報を取得する出力情報取得手段を備え、
前記利用者端末は、前記アクセスに伴って、前記特典情報取得手段によって前記特典情報が取得済か前記出力情報取得手段によって前記出力情報が取得済かを特定可能な種別情報を送信し、
前記アクセス受付手段は、前記アクセスに伴って送信されてきた前記種別情報を受信し、
前記特典付与手段は、少なくとも前記特典情報の取得を特定可能な前記種別情報を伴うアクセスおよび前記出力情報の取得を特定可能な前記種別情報を伴うアクセスの両方が前記アクセス受付手段によって受付けられたことを条件として、所定の組合せ特典を付与するための特典付与処理を行なうことを特徴とする、請求項1から請求項3までのいずれかに記載の遊技用システム。
【請求項5】
前記特典情報および前記出力情報は、各々複数種類あり、
前記利用者端末は、前記アクセスに伴って、前記特典情報および前記出力情報の種類をさらに特定可能な前記種別情報を前記サーバに送信し、
前記特典付与手段は、前記特典情報および前記出力情報の種類の組合せに応じた前記組合せ特典を付与するための前記特典付与処理を行なうことを特徴とする、請求項4に記載の遊技用システム。
【請求項6】
前記特典付与手段は、前記特典情報の取得を特定可能な前記種別情報を伴うアクセスおよび前記出力情報の取得を特定可能な前記種別情報を伴うアクセスの受付順序に応じた前記組合せ特典を付与するための前記特典付与処理を行なうことを特徴とする、請求項4または請求項5に記載の遊技用システム。
【請求項7】
前記利用者端末は、さらに、
遊技場に設置される遊技装置から出力される出力情報を取得する出力情報取得手段と、
前記特典情報取得手段によって前記特典情報を取得済か前記出力情報取得手段によって前記出力情報を取得済かを特定可能な種別情報を記憶する記憶手段とを備え、
前記利用者端末は、前記アクセスに伴って、前記記憶手段に記憶された前記種別情報を送信し、
前記アクセス受付手段は、前記アクセスに伴って送信されてきた前記種別情報を受信し、
前記特典付与手段は、前記特典情報および前記出力情報の両方の取得を特定可能な前記種別情報を伴うアクセスが前記アクセス受付手段によって受付けられたことを条件として、所定の組合せ特典を付与するための特典付与処理を行なうことを特徴とする、請求項1から請求項3までのいずれかに記載の遊技用システム。
【請求項8】
前記特典情報および前記出力情報は、各々複数種類あり、
前記利用者端末は、前記アクセスに伴って、前記特典情報および前記出力情報の種類をさらに特定可能な種別情報を前記サーバに送信し、
前記特典付与手段は、前記アクセス受付手段によって受信された前記種別情報で特定される前記特典情報および前記出力情報の種類の組合せに応じた前記組合せ特典を付与するための前記特典付与処理を行なうことを特徴とする、請求項7に記載の遊技用システム。
【請求項9】
前記利用者端末は、前記記憶手段に記憶された前記種別情報に基づいて、前記特典情報および前記出力情報の取得順序を特定可能な前記種別情報を送信し、
前記特典付与手段は、前記アクセス受付手段によって受信された前記種別情報によって特定される前記取得順序に応じた前記組合せ特典を付与するための前記特典付与処理を行なうことを特徴とする、請求項7または請求項8に記載の遊技用システム。
【請求項10】
遊技者が遊技において獲得した遊技媒体との交換を条件に付与される特典情報を取得した利用者端末からのアクセスを受付けるアクセス受付手段を有し遊技者に対して特典を付与する遊技用サーバであって、
該アクセス受付手段によって前記利用者端末から前記アクセスが受付けられたことに基づいて、前記遊技者に対して付与可能な複数の前記特典を示す特典選択画面を表示させるための特典選択画面情報を当該利用者端末に送信する特典選択画面送信手段と、
該特典選択画面送信手段によって送信された前記特典選択画面情報に基づいて表示された前記特典選択画面で選択が受付けられた特典を特定可能で前記利用者端末から送信されてきた特典特定情報で特定される特典を付与するための特典付与処理を行なう特典付与手段とを備えることを特徴とする、遊技用サーバ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【公開番号】特開2009−247744(P2009−247744A)
【公開日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−101749(P2008−101749)
【出願日】平成20年4月9日(2008.4.9)
【出願人】(000144153)株式会社三共 (5,148)
【Fターム(参考)】