説明

遊技用装置及び遊技情報処理方法

【課題】 簡単で有効な手法により、大当り回数のカウント誤差を解消して、正確な遊技データの集計を可能とする。
【解決手段】 遊技用管理装置50の判定手段53において、特定遊技状態信号のオフ状態が検出されてから次のオン状態が検出されるまでの間に図柄変動停止信号のオン状態が検出されると、図柄停止フラグがセットされる。その特定遊技状態信号のオン状態の検出時に、図柄停止フラグがセットされていないときは、遊技用装置側でトラブルが発生し、その後復旧したことにより、そのオン状態が直前のオン状態の特定遊技状態から継続したものであると判定される。この場合、遊技関連情報集計手段54では、そのオン状態における遊技情報が直前のオン状態における遊技情報に継続して集計される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技機を含む一又は二以上の遊技用装置から遊技関連情報を受信するとともに、この受信した遊技関連情報を集計管理する遊技用管理装置、及び、その遊技関連情報の集計管理を行う遊技情報処理方法に関し、特に、特定遊技状態信号のオフ状態が検出されてから次にオン状態が検出されるまでの間に図柄変動に関する信号又は遊技媒体の投入に関する信号が検出されないときは、その特定遊技状態手段のオン状態は、直前のオン状態から継続したものと判定して、その直前のオン状態における遊技情報から継続して集計する遊技用管理装置及び遊技情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
パチンコ機やスロットマシンなどの遊技機が複数設置された遊技ホールにおいては、それら遊技機を含む遊技用装置(遊技機の他、遊技媒体貸出機や遊技媒体計数機などを含む)から各種データ信号を受信して集計する遊技用管理装置が設置されている。
この遊技用管理装置が遊技用装置から受信するデータ信号には、例えば、回収(アウト)信号、補給又は賞球(セーフ)信号、図柄確定回数(スタート)信号、特定遊技状態信号などがある。
これらのうち、特定遊技状態信号は、遊技機が現在特定遊技状態(大当り状態等)にあるか否かを示す信号である。つまり、図5(a)に示すように、特定遊技状態信号がオン状態のときは、遊技機が特定遊技状態であり、一方、オフ状態のときは、遊技機が特定遊技状態以外の状態である。
【0003】
ところで、遊技機や台コントローラなどにおいては、何らかのトラブルによる電源供給の停止や、不用意なリセットなどが起こることがあるが、この場合は、図5(b)に示すように、大当り等の特定遊技状態の信号が途中でオフ状態となる(同図中「電源断」)。
この場合、遊技用管理装置では、特定遊技状態での遊技情報の集計が完結しないまま特定遊技状態が終了したことになる。つまり、特定遊技状態での遊技データを正確に集計したことにならない。
【0004】
そこで、遊技機においては、停電直前の遊技状態を保存しておき、停電が復旧すると、その保存しておいた遊技状態を遊技用管理装置へ送信している(同図中「復旧」)。
これにより、遊技用管理装置においては、その保存されていたデータについても集計することができる。
【0005】
なお、停電時のデータの取扱いに関する技術が、従来から提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この文献に開示の技術は、島設備の停電が発生したとき、バックアップの電源装置を作動させて、停電時の遊技機の遊技状態を記憶しておき、停電が復旧したとき、その状態を管理装置に送信するものである。これは、同時停電、同時復旧の場合の処理に関する技術である。
【特許文献1】特開平09−117560号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、遊技用管理装置においては、図5(b)に示すように、特定遊技状態信号が、オン状態(電源断まで)→オフ状態(電源断から復旧まで)→オン状態(復旧後)の順に、オフ状態を挟んでオン状態を2回検出することとなるため、大当り自体は1回しか発生していないものの、大当り回数は誤って2回とカウントしてしまっていた。このように、大当り回数が本来よりも多くカウントされてしまうことから、大当り確率その他の遊技データに誤差が生じていた。
【0007】
本発明は、上記の事情にかんがみなされたものであり、簡単で有効な手法により、大当り回数のカウント誤差を解消して、正確な遊技データの集計を可能とする遊技用装置及び遊技情報処理方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的を達成するため、本発明の遊技用装置は、一又は二以上の遊技機から遊技関連情報を受信する遊技用装置であって、遊技機が特定遊技状態にあるか否かを示す特定遊技状態信号を遊技機から受信するとともに、図柄変動に関する信号又は遊技媒体の投入に関する信号を受信する受信手段と、特定遊技状態信号のオフ状態を検出してから次のオン状態を検出するまでの間に、図柄変動に関する信号又は遊技媒体の投入に関する信号のオン状態を検出しない場合には、特定遊技状態信号のオン状態は、直前のオン状態から継続したものと判定する判定手段と、特定遊技状態信号のオン状態が直前のオン状態から継続したものと判定されると、特定遊技状態信号のオン状態に関連する情報を直前のオン状態に関連する情報に継続して集計する遊技関連情報集計手段とを有した構成としてある。
【0009】
遊技用装置をこのような構成とすると、特定遊技状態信号のオン状態が直前のオン状態とは別の大当りについてのものか、あるいは、直前のオン状態から継続したものかを判定することができる。
そして、直前のオン状態から継続したものと判定したときは、そのオン状態は遊技用装置側のトラブルの復旧により発生したものと判定でき、しかも、直前のオン状態における遊技情報から継続したかたちで集計することができる。これにより、大当り回数のカウント誤差を解消して、正確に遊技データを集計することができる。
さらに、その継続か否かの判定は、特定遊技状態信号のオフ状態を検出してから次のオン状態を検出するまでの間に、図柄変動に関する信号又は遊技媒体の投入に関する信号のオン状態を検出したか否かにより判定される。すなわち、その継続か否かの判定を、簡単で有効な手法により行うことができる。
【0010】
また、本発明の遊技情報処理方法は、遊技用装置が一又は二以上の遊技機から遊技関連情報を受信する遊技情報処理方法であって、遊技用装置が、特定遊技状態信号のオフ状態を検出し、次に当該特定遊技状態信号のオン状態を検出すると、オフ状態の検出からオン状態の検出までの間に図柄変動に関する信号又は遊技媒体の投入に関する信号のオン状態を検出したか否かを判定し、判定の結果、図柄変動に関する信号又は遊技媒体の投入に関する信号のオン状態を検出しない場合には、特定遊技状態信号のオン状態は、直前のオン状態から継続したものと判定し、特定遊技状態信号のオン状態に関連する情報を直前のオン状態に関連する情報に継続して集計する方法としてある。
このように、本発明は、遊技情報処理方法としても実現できる。
【発明の効果】
【0011】
以上のように、本発明によれば、特定遊技状態信号のオフ状態が検出されてから、次に特定遊技状態信号のオン状態が検出されるまでの間に、図柄変動停止信号又は投入信号を検出しない場合は、遊技用装置側でトラブルが発生し、その後復旧したことにより、前回の特定遊技状態が継続したものと判定して集計を開始することができる。したがって、簡単で有効な手法により、大当り回数のカウント誤差を解消して、正確な遊技データの集計を可能とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明に係る遊技用装置及び遊技情報処理方法の好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
【0013】
(遊技場管理システム)
まず、本発明の遊技場管理システムの実施形態について、図1を参照して説明する。
同図は、遊技場管理システムの構成を示すブロック図である。
【0014】
同図に示すように、遊技場管理システム1は、遊技機10と、玉貸機20と、台コントローラ30と、島コントローラ40と、遊技用管理装置50とを備えている。
遊技機10には、パチンコ機,スロットマシン,アレンジボール機,雀球機等、玉やメダルなどの所定の遊技媒体を使用して遊技を行う各種の遊技機が含まれる。
この遊技機10から遊技用管理装置50へは、遊技に関する所定の信号が送信される。この送信される信号には、例えば、特定遊技状態信号(遊技機10が現在特定遊技状態であるか否かを示す信号)、図柄変動停止信号(図柄変動に関する信号)、投入信号(遊技媒体の投入に関する信号)などが含まれる。
【0015】
玉貸機20には、遊技球を貸し出す遊技球貸出機や、メダルを貸し出すメダル貸出機がある。
台コントローラ30は、一又は二以上の遊技機10等から遊技に関連する所定の信号を入力し、その入力した信号に対して所定の処理を行い、島コントローラ40を介して遊技用管理装置50へ送信する。
島コントローラ40は、一又は二以上の台コントローラ30から送信されてきた所定の信号を遊技用管理装置50へ送信する。
なお、台コントローラ30や島コントローラ40は、省略することもできる。
【0016】
(遊技用管理装置)
次に、遊技用管理装置の構成について、図2を参照して説明する。
遊技用管理装置50は、プログラム制御により動作するコンピュータであって、図2に示すように、通信手段51と、記憶手段52と、判定手段53と、遊技関連情報集計手段54と、制御手段55と、表示手段56と、出力手段57とを備えている。
通信手段(受信手段)41は、各遊技用装置から所定の信号を受信する。その所定の信号には、例えば、特定遊技状態信号、図柄変動停止信号、投入信号などが含まれる。
記憶手段52は、遊技用管理装置50の有する各種機能に関するデータやプログラムなどを記憶する。また、記憶手段52は、通信手段51で受信された信号にもとづく各種の遊技関連情報を記憶する。この遊技関連情報には、例えば、特定遊技状態に関連する情報、図柄変動に関連する情報、遊技媒体の投入に関連する情報、その他各種情報が含まれる。
【0017】
判定手段53は、特定遊技状態信号のオン状態及びオフ状態を検出する。そして、特定遊技状態信号のオフ状態を検出してから、次に特定遊技状態信号のオン状態を検出するまでの間に、図柄変動停止信号又は投入信号が検出されたか否かを判定する。
判定の結果、図柄変動停止信号又は投入信号を検出したときは、通常状態(少なくとも、大当り状態中に電源供給の停止や、不用意なリセットが発生していない状態)と判定する。
一方、図柄変動停止信号又は投入信号を検出しなかったときは、遊技用装置側でトラブルが発生し、その後復旧したことにより、前回の特定遊技状態が継続したものと判定する。
【0018】
なお、このような判定を可能とする理由は、次による。
通常状態であれば、大当りなどの特定遊技状態が検出される前には必ず図柄変動停止信号又は投入信号が検出されるはずである。ところが、特定遊技状態が検出されているもののその前に図柄変動停止信号又は投入信号が検出されていない場合は、何か異常が発生しているものと判断できる。ここで、発生し得る異常には、電源供給の停止や、不用意なリセットが考えられる。
したがって、特定遊技状態信号のオフ状態が検出されてから、次に特定遊技状態信号のオン状態が検出されるまでの間に、図柄変動停止信号又は投入信号が検出されたか否かを判定することにより、トラブル等の発生の有無を知得でき、そのトラブルが復旧して特定遊技状態信号のオン状態が送信されたものと認識して、そのオン状態における遊技情報を直前のオン状態における遊技情報に継続して集計することができる。
【0019】
なお、遊技機10がパチンコ機の場合は、図柄変動に関する信号が用いられる。一方、遊技機10がスロットマシンの場合は、遊技媒体の投入に関する信号が用いられる。
このような判定は、遊技機10毎に行われる。
【0020】
遊技関連情報集計手段54は、遊技用装置から受信した各種信号にもとづいて、遊技に関連する情報を集計、算出する。この集計、算出した情報は、記憶手段52へ送られて記憶される。
また、遊技関連情報集計手段54は、判定手段53が通常状態(遊技用装置側でトラブル等が発生していない状態)と判定したときは、オフ状態検出後のオン状態における遊技情報は、直前のオン状態における遊技情報とは別の特定遊技状態についてのものとして集計する。
【0021】
一方、判定手段53がトラブルの復旧にともない特定遊技状態信号が送信されたものと判定したときは、オフ状態検出後のオン状態における遊技情報は、直前のオン状態における遊技情報とは同じ特定遊技状態についてのものとして継続したかたちで集計する。
これにより、大当り回数のカウント誤差を解消して、正確に遊技データを集計することができる。
【0022】
制御手段55は、遊技用管理装置50の有する各種機能を実行するための制御を行う。
表示手段56は、例えば、液晶ディスプレイなどで構成されており、遊技関連情報集計手段54での集計結果などを表示する。
出力手段57は、例えば、プリンタなどで構成されており、遊技関連情報集計手段54での集計結果などを印字出力する。
【0023】
なお、本実施形態において、「遊技用装置」とは、遊技場に設置される種々の装置の総称であって、例えば、遊技機10,玉貸機20,台コントローラ30,島コントローラ40,遊技用管理装置50,遊技媒体計数機などを含む。
また、本実施形態においては、特定遊技状態信号のオン状態が電源断の復旧により発生したものか否かを判定する処理を遊技用管理装置50の判定手段53が行うこととしているが、その判定処理は、遊技用管理装置50で行うことに限るものではなく、各種の遊技用装置、例えば、台コントローラ30や島コントローラ40などにおいて行わせることもできる。つまり、台コントローラ30や島コントローラ40等は、判定手段53と同様の機能を有することができる。
さらに、本実施形態においては、遊技に関連する情報の集計処理を遊技用管理装置50の遊技関連情報集計手段54が行うこととしているが、その集計処理は、遊技用管理装置50で行うことに限るものではなく、各種の遊技用装置で行わせることもできる。
【0024】
(遊技情報処理方法)
次に、本実施形態の遊技場管理システムの動作(遊技情報処理方法)について、図3、図4を参照して説明する。
図3は、遊技用管理装置の動作を示すフローチャート、図4は、遊技用管理装置の動作を説明するための大当り信号等の波形図である。
【0025】
図3に示すように、予め図柄停止フラグは、リセットされている(ステップ10)。
大当り信号(特定遊技状態信号、特賞信号)のオフ状態が検出されると、遊技用管理装置50の判定手段53において、図柄変動停止信号(又は投入信号)のオン状態が検出されたか否かが判定される(ステップ11)。
判定の結果、図柄変動停止信号のオン状態が検出されたときは、図柄停止フラグがセットされる(ステップ12)。
【0026】
一方、図柄変動停止信号のオン状態が検出されていないときは、図柄停止フラグはリセットが維持される。
なお、図柄変動停止信号のオン状態が検出されて図柄停止フラグが一度セットされると、ステップ15でリセットされるまで、図柄停止フラグは、セットが維持される。
【0027】
続いて、判定手段53において、大当り信号のオン状態が検出されたか否かが判定される(ステップ13)。
判定の結果、大当り信号のオン状態が検出されていないときは、ステップ11に戻る。
【0028】
一方、大当り信号のオン状態が検出されたときは、続いて、図柄停止フラグがセットされているか否か(オンか否か)が判定される(ステップ14)。
判定の結果、図柄停止フラグがセットされているときは、その図柄停止フラグがリセットされる(ステップ15)。そして、この場合は、図4(a)に示すような通常状態であるとされ、オン状態(2)は、直前のオン状態(1)の大当りとは別の大当りについてのものと判定されて(ステップ16)、大当り回数は「2回」とカウントされ、それぞれ別の大当りに関する遊技情報として集計される(ステップ17)。
【0029】
一方、図柄停止フラグがセットされていないとき(リセットのとき)は、図4(b)に示すように、電源断が発生し、それが復旧した状態であるとされ、オン状態(2)は、直前のオン状態(1)の大当りと同じ大当りについてのものであって遊技情報も継続しているものと判定される(ステップ18)。
この場合、大当り回数は「1回」とカウントされ、オン状態(2)における遊技情報は、オン状態(1)における遊技情報に継続して集計される(ステップ19)。
【0030】
以上説明したように、本実施形態の遊技用装置及び遊技情報処理方法によれば、特定遊技状態信号のオフ状態が検出されてから次のオン状態が検出されるまでの間に図柄変動に関する信号(又は遊技媒体の投入に関する信号)のオン状態が検出されなかった場合には、その特定遊技状態信号のオン状態は、遊技用装置側のトラブルの復旧にともない発生したものであって直前の特定遊技状態が継続していると判定し、その直前の特定遊技状態の集計を継続することができる。したがって、簡易な構成で簡単な手法により、正確な遊技データを算出することができる。
【0031】
なお、遊技用装置からの特定遊技状態信号が、コネクタ接触不良や、断線でオフ状態になった場合は、その遊技状態に対応する、アウト信号、セーフ信号を監視して、その異常を検出して対処する。
【0032】
また、大当り中に電源の供給が停止する状況として、遊技機と集計系統(台コントローラ)の両方を考慮しなければならない。遊技機だけの電源が停止した場合は、遊技機から電源停止の信号は台コントローラに入力されないので、その時点の遊技情報はすべて無信号(オフ)の状態となるが、台コントローラは大当りが終了したと判断する。そして、電源が復旧したとき停止時の遊技状態が復元されるので、本来なら台コントローラは新たに大当りが発生したと判断するので、本発明の手法でこの大当りは、電源停止時の大当りの継続か、したものかを判定する。
【0033】
次に、台コントローラだけの電源が停止した場合は、台コントローラは停止時の遊技状態を記憶して、機能を停止する。そして電源が復旧したとき、停止時刻とその時点の遊技情報及び復旧時刻を遊技用管理装置に報告する。その間のデータ収集はできない。
次に、遊技機、台コントローラとも同時に電源が停止し、同時に復旧した場合は、台コントローラは電源停止時の大当り情報を記憶しているので、この大当りは電源停止時の大当りの継続か、新規の大当りかを判定できる。
【0034】
上記の実施形態における遊技情報処理方法は、プログラムに制御されたコンピュータにより実行することができる。プログラムは、例えば、記録媒体により提供される。記録媒体としては、たとえば、磁気ディスク,光ディスク,半導体メモリ,その他コンピュータで読み取り可能な任意の手段を使用することができる。
さらに、記録媒体に記録されたプログラムは、記録媒体を直接コンピュータに装着して当該コンピュータに読み込ませることができ、また、通信回線を介してコンピュータに読み込ませるようにしても良い。
【0035】
以上、本発明の遊技用装置及び遊技情報処理方法の好ましい実施形態について説明したが、本発明に係る遊技用装置及び遊技情報処理方法は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した実施形態では、遊技用管理装置を一つのみ備えた構成としたが、遊技用管理装置は一つに限るものではなく、複数備えることもできる。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明は、特定遊技状態信号にもとづく遊技情報の集計に関する発明であるため、遊技情報の集計を行う装置や機器に利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】遊技場管理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の遊技用管理装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の遊技用管理装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の遊技用管理装置の動作を説明するための大当り信号(特定遊技状態信号)及び図柄変動又は投入信号の波形図である。
【図5】従来の遊技用管理装置の動作を説明するための大当り信号(特定遊技状態信号)及び図柄変動又は投入信号の波形図である。
【符号の説明】
【0038】
1 遊技場管理システム
10 遊技機
20 玉貸機
30 台コントローラ
40 島コントローラ
50 遊技用管理装置
51 通信手段
52 記憶手段
53 判定手段
54 遊技関連情報集計手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一又は二以上の遊技機から遊技関連情報を受信する遊技用装置であって、
前記遊技機が特定遊技状態にあるか否かを示す特定遊技状態信号を前記遊技機から受信するとともに、図柄変動に関する信号又は遊技媒体の投入に関する信号を受信する受信手段と、
前記特定遊技状態信号のオフ状態を検出してから次のオン状態を検出するまでの間に、前記図柄変動に関する信号又は遊技媒体の投入に関する信号のオン状態を検出しない場合には、前記特定遊技状態信号の前記オン状態は、直前のオン状態から継続したものと判定する判定手段と、
前記特定遊技状態信号の前記オン状態が直前のオン状態から継続したものと判定されると、前記特定遊技状態信号の前記オン状態に関連する情報を直前のオン状態に関連する情報に継続して集計する遊技関連情報集計手段とを有した
ことを特徴とする遊技用装置。
【請求項2】
遊技用装置が一又は二以上の遊技機から遊技関連情報を受信する遊技情報処理方法であって、
前記遊技用装置が、特定遊技状態信号のオフ状態を検出し、次に当該特定遊技状態信号のオン状態を検出すると、前記オフ状態の検出から前記オン状態の検出までの間に図柄変動に関する信号又は遊技媒体の投入に関する信号のオン状態を検出したか否かを判定し、
判定の結果、図柄変動に関する信号又は遊技媒体の投入に関する信号のオン状態を検出しない場合には、前記特定遊技状態信号の前記オン状態は、直前のオン状態から継続したものと判定し、
前記特定遊技状態信号の前記オン状態に関連する情報を直前のオン状態に関連する情報に継続して集計する
ことを特徴とする遊技情報処理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−244688(P2007−244688A)
【公開日】平成19年9月27日(2007.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−73226(P2006−73226)
【出願日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【出願人】(591142507)株式会社北電子 (348)
【Fターム(参考)】