説明

遠赤外線低温サウナ装置

【課題】遠赤外線式サウナ室効果と温水入浴効果を同時に得られる遠赤外線低温サウナ室の提供。
【解決手段】天然電気石の装填部101を、送風器102の送風方向に配置し、送風器と天然電気石の装填部との空間に、または天然電気石の装填部内に、熱水給排式熱交換器103を介設した遠赤外線・マイナスイオン放射装置100と、前記熱水給排式熱交換器の排水管を膨張室203に接続し膨張室内にイオン電池を配置した簡易還元水器200と、簡易還元水器の排水管を接続しサウナ室内に還元水を噴霧する噴霧装置300とを配置した遠赤外線低温サウナ装置702。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は遠赤外線低温サウナ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
人間本来が持つ治療力をより高め、又療養患者の自然回復力を高める方法として、従来から遠赤外線式サウナ浴が利用されてきた。 遠赤外線式サウナ室は、遠赤外線ヒーターを壁に嵌め込み設置し、天然電気石を壁に配設してスチーム加熱、ヒーター加熱してマイナスイオン浴をするものであった。
マイナスイオンをサウナ室内空間に放射させる技術としては、特開2005−87724等に紹介のようにスライス化しタイル状にした天然電気石をサウナ室内壁面の全面に張り合せ、又は粉末状天然電気石をモルタル化しサウナ室内壁面に溶射し、これらの壁の中にパイプを埋め込み高温度のスチーム加熱をし、同時に遠赤外線ヒーター加熱をして電光石成分を加熱しマイナスイオンを放出させるものであった。
上記方法はサウナ室内がmax92℃と非常に高温の為、入浴するには体力を必要とするにもかかわらず、入浴者へのマイナスイオン照射は頭と足先ではバラツキが大きい。
max92℃の高温対策として、サウナ室に天然桧等を使い桧の臭いで冷し効果を出していが、天然鉱石のマイナスイオン効果は希釈され充分なものではなかった。
このように上記サウナ浴は、熱効率が悪く、多量のエネルギーが必要であるため、主として、多人数が入る大室の岩盤窟サウナ方式に主として使われている。
一方、天然電気石をスライスタイル化し、貼りつけた床暖房方式の岩盤浴方式があるが、これは人体の接触した側と上ではイオン浴効果に大きな差異が生じるので、体力の弱い病人の治療に使う事は出来なかった。
そこで本発明者等は、特願2005−239738により提案の遠赤外線式低温サウナ室を開発した。
【特許文献1】特開平11−322408
【特許文献2】特開2004−331800
【特許文献3】特開平11−322469
【特許文献4】特開2002−154869
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前記遠赤外線式低温サウナ室は、温度max42℃以内の室内において、遠赤外線を天然電気石・人工電気発生元素入りセラミックスに照射するのみ、又はこれと同時に超臨界水や還元水ミスト噴霧することにより、無静電気状態の入浴者全身にマイナスイオンを均一に放射する低温サウナ浴を可能にし、以って体力の消耗が少ないマイナスイオン空気治療を容易に実現し、病人治療に適し、自律神経の調整、免疫強化、肺機能強化、鎮痛(リウマチ等)、細胞の活性化等の効果を確実に得ると共に、場所的にも1m2〜1.5 m2あれば充分な1〜2人専用の小型で一般家庭、医療補助用にも使用可能な遠赤外線式サウナ室であった。
しかしながら上記遠赤外線式サウナ室では、2回目の入浴者は多量の発汗効果により入浴後に温水に入浴したほうが更に効果があることが判明したこと、並びに日本住宅環境上、設置場所の確保の問題から、一般住宅用のお風呂場に代わって、上記遠赤外線式サウナ室効果と温水入浴効果を同時に得られる遠赤外線低温サウナ室の開発が急務である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は上記問題を解決するためになされたものでありその特徴とするところは、次の(1)〜(6)にある。
(1)、天然電気石の装填部を、送風器の送風方向に配置し、送風器と天然電気石の装填部との空間に、または天然電気石の装填部内に、熱水給排式熱交換器を介設した遠赤外線・マイナスイオン放射装置と、前記熱水給排式熱交換器の排水管を膨張室に接続し膨張室内にイオン電池を配置した簡易還元水器と、簡易還元水器の排水管を接続しサウナ室内に還元水を噴霧する噴霧装置とを配置したことを特徴とする遠赤外線低温サウナ装置。
(2)、天然電気石の装填部を、送風器の送風方向に配置し、送風器と天然電気石の装填部との空間に、または天然電気石の装填部内に、熱水給排式熱交換器を介設した遠赤外線・マイナスイオン放射装置と、前記熱水給排式熱交換器の排水管を膨張室に接続し膨張室内にイオン電池を配置した簡易還元水器と、簡易還元水器の排水管を接続しサウナ室内に還元水を噴霧する噴霧装置と、アース方式静電気(+)除去装置と配置したことを特徴とする遠赤外線低温サウナ装置。
(3)、天然電気石の装填部を、送風器の送風方向に配置し、送風器と天然電気石の装填部との空間に、または天然電気石の装填部内に、熱水給排式熱交換器を介設した遠赤外線・マイナスイオン放射装置と、前記熱水給排式熱交換器の排水管を膨張室に接続し膨張室内にイオン電池を配置した簡易還元水器と、簡易還元水器の排水管を接続しサウナ室内に還元水を噴霧する噴霧装置と、簡易還元水器に接続した還元水飲料器とアース方式静電気(+)除去装置と配置したことを特徴とする遠赤外線低温サウナ装置。
(4)、マット層内に天然電気石微粉とフェライト磁石を埋設したシリコンゴムマットを敷設した前記各遠赤外線低温サウナ装置。
(5)、マット層内に天然電気石微粉を埋設したシリコンゴムマットを壁掛け配置した前記各遠赤外線低温サウナ装置。
(6)、リング層内に天然電気石微粉とフェライト磁石を埋設したシリコンゴムOリングを具備した前記各赤外線低温サウナ装置。
【発明の効果】
【0005】
本発明の遠赤外線低温サウナ装置は、入浴者はアース方式静電気(+)除去装置にて体内に溜まった静電気を取り、静電気の無い状態にして略裸体で入室し、そしてこの状態で、前記遠赤外線・マイナスイオン放射装置による放熱と(−)イオン放出と簡易還元水器からの還元水の(−)イオン水シャワーを噴霧することにより、浴室を温度MAX42〜45℃に維持し、入浴者には全身に遠赤外線による天然電気石からの多量の(−)イオン空気を照射し、マイナスイオン温風とマイナスイオン水「滝のマイナスイオン粒子浴」を浴びさせ、これらの相乗効果を受ける。つまり5分〜10分の短時間入浴で、人間本来が持っている治癒力を効率よく早期に高め、健康体維持及び自然治療等の優れた効果を確実に得ることができるものである。このことは気功の功法である腸管免疫スピン協力療法と同じ事で、人体内で分子共鳴が起こり地球電磁波を吸収し易くなり、免疫力が活性化するのである。
そしてこの入浴で発汗すると直ぐ温水入浴して汗を流すことが可能で、温水入浴との繰り返し入浴を実現したものである。
前記マイナスイオン温風とマイナスイオン水の相乗効果については、他に知覚神経、交感神経、運動神経の伝達で痛みのある入浴者は、血液サラサラ効果が痛み物質を排除し、消炎沈痛治療と一種の神経ブロック(人間の痛みの表現として、焼けるような痛み、チクチク針を刺すような痛み、ピリピリと電気を通すような痛み等が神経から直接脳に入ることを途中でカットすること)する治療を受け痛みが和らぎ早期治癒に向わせる。また前記腸内スピン効果を受け、免疫が強化され、アトピーや花粉症の治癒、自律神経調整、肺機能強化、リュウマチ患者の鎮痛治療、細胞の活性化等の優れた効果を呈する。
本発明の遠赤外線低温サウナ装置は、一般家庭の複数の入浴者を収容可能な広いお風呂に転換改装することが出来るため、家庭にいながらにして、家族が毎日の清潔体と健康維持の温水入浴時に、同時に上記の各種治療効能を受けることができるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明の遠赤外線低温サウナ装置において、アース方式静電気(+)除去装置は、アース線を水道管等に繋ぎ、遠赤外線低温サウナ室の内・外壁や入り口ドアーのノブを或いはサウナ室内の金属性腰掛を通電電極棒にしこれに入浴者の手が触れるとアースし、入浴者からの静電気(+)を除去する。他の公知のものとして特開2003-98207号公開公報で紹介のものも利用できる。
【0007】
本発明の遠赤外線低温サウナ装置における遠赤外線・マイナスイオン放射装置は、熱水給排式熱交換器を銅製にし、送風器と天然電気石の装填部との空間に介設して、通常のお風呂用温水器からの85度程度のお湯を導入して、送風器からの風を60〜65℃の温風に替え天然電気石に接触させて遠赤外線とマイナスイオン温風を浴室内に供給する。あるいは熱水給排式熱交換器を天然電気石の装填部内に挿入して天然電気石を加熱し送風器からの風を加温天然電気石と熱交換管に接触させて60〜65℃の温風に替え遠赤外線とマイナスイオン温風を浴室内に供給するものである。
一方熱水給排式熱交換器からの温水は、銅イオンを含み、その95%程度を浴槽内に供給して自然蒸気を発生し保温する。この保温効果の補助は後記の噴霧装置の副次効果で行うことができる。
【0008】
前記遠赤外線・マイナスイオン放射装置における天然電気石装填部に装填する天然電気石は、塊状や粒状にしたトルマリン石と黒鉛珪石であるが、他に上記天然電気石粉末を50〜60%と、酸化チタン(TiO2)、酸化鉄(Fe2O3)、酸化銅(CuO2)のマイナスイオンの強化鉱物粉末とを所望形状に成型し、これにホウ酸ガラス球を低温焼結品バイダーとして混合し800℃以下で焼成してなる焼成トルマリン石とすることが好ましい。
前記焼成トルマリン石におけるホウ酸ガラス体(球)は、公知のものでよく、例えば成分がBaO3(酸化ホウ素):20〜27%、 SiO2(二酸化ケイ素): 9〜13%、ZnO(酸化亜鉛):45〜62%、SnO(酸化スズ):0〜3%、Ta2O:53〜23%、CeO2:3〜5%、焼成温度を700℃〜800℃とした低温焼成体がある。
簡単な組み合わせ成分例は、BaO3:26%、SiO2:%9、ZnO:62%、SnO:3%、焼成温度を700℃とした低温焼成体でもよい。
【0009】
本発明の遠赤外線低温サウナ室における簡易還元水器は、イオン電池(電位発生器)を内設した膨張室からなり前記熱水給排式熱交換器の排水管を膨張室の入り口オリフィスに接続して、熱水給排式熱交換器からの5〜8%程度を膨張室に導入し、その際の急膨張によるキャビティションにより超音波を発生させて膨張室内のイオン電池に照射して還元水を生成するものである。
本発明における上記イオン電池とは、マグネシウム合金の(−)極と、銀メッキ銅(+)極(又はアルミニウムに銅蝋しその上表面に銀蝋した(+)極)を交互に対面離間配置(直列配置)させ、この対面離間配置方向を前記超音波の照射方向に対して直角方向に配置して超音波を照射することにより、各電極は1.5Vで0.1A程度の電流が流れその合計の電圧と電流が発生し(+)極の表面に生成付着する水素ガスを温水中に取り込んで還元水化させるものである。上記マグネシウム合金は、Ca:3〜5%、Zn: 3〜5%、Mn: 0.15〜0.5%、Fe: 0.15〜0.5%、Si:0.1〜0.5%、Cu:0.1〜0.5%、残りMgが好ましい。これによりマグネシウムが膨張室内の湯にて水酸化マグネシウムとなる時水素が発生し、この水素により(+)極の他の成分も水素化物(Ca+H→CaH、Zn+H→ZnH、Fe+H→FeH、Cu+H→CuH、Si+H→SiH)として溶出し水のクライスターの中に入り、膨張室通過中に-100mVのミネラル還元水が生成される。
【0010】
本発明の遠赤外線低温サウナ室における噴霧装置は、簡易還元水器からの42〜45℃、2kg/cm2還元温水をノズルから120〜150μmの蒸気噴霧する所謂「霧吹き」の原理を応用して霧粒子を発生させ、霧状マイナスイオン粒子を噴霧して室内の加温と加湿をし、入浴者に該霧状マイナスイオン粒子浴びさせて体内に吸収させ体内の活性酸素を除去するものである。
【0011】
また、本発明の遠赤外線低温サウナ装置を配置するサウナ室には、(1)、800〜1000メッシュの天然電気石微粉30〜200W%と、着磁フェライト3〜5W%を内部に均一に混入した電位差生成用のシリコンゴムマットを敷設して40〜50ガウスの磁場形成し足腰への反射(−)イオン浴を可能にする。(2)、また5〜10mmの天然電気石を内部に均一に混入した10〜12mm厚のシリコンボード壁掛けを配置し(−)イオンの岩盤浴を可能にする。 (3)、更に800〜1000メッシュの天然電気石微粉30〜200W%を内部に均一に混入した入浴者装着用シリコンゴムOリングを常設して、入浴者の患部により多く(−)イオン浴をさせる。などの付帯により入浴者の体に電位差を作り、イオンの流れを早くし自律神経調整による精神安定効果、通風やリュウマチ等の痛み抑制効果を早期に得ることができるものである。
【0012】
更に簡易還元水器からの還元水をストップバルブ等を介して補給器を付設し入浴者が入浴中に飲むようにし、体内にミネラルを供給することにより遠赤外線低温サウナ装置の効果をより高めることが出来る。
特に還元水は体内の活性酸素と結びつき水に変わるため、体内の余分な活性酸素を体内から除去する効果があり、還元水の飲量は効果が大きい。
【実施例1】
【0013】
以下に本発明の実施例を図1、図2、図3により詳細に説明する。
図1は本発明の遠赤外線低温サウナ装置をサウナ室に配置した例の全体構成を示す斜視説明図であり、図2は、図1に示す簡易還元水器の詳細を示す斜視断面説明図であり、図3は図1に示す噴霧装置のノズル部の詳細を示す断面説明図であり、図4は図1に示す遠赤外線・マイナスイオン放射装置100の要部縦断面説明図である。
遠赤外線低温サウナ装置は、遠赤外線・マイナスイオン放射装置100と簡易還元水器200と噴霧装置300とアース方式静電気(+)除去装置400を主構成とする。アース方式静電気(+)除去装置400は、サウナ室のドアーDに取り付けた電気除去確認ランプ403と、縦型の手摺状にして取り付けた一対の通電電極棒401と、電源制御器402と、入浴者が入浴前に乗るアース台404からなり、入浴者がアース台404に乗り通電電極棒401に手を触れると体内に溜まった静電気が通電除去されこのアースで電気除去確認ランプ403が点灯し静電気が除去されたことを入浴者に報知する
遠赤外線・マイナスイオン放射装置100は、図1と図4に示す如く、天然電気石の装填部101を、送風器102の送風方向に配置し、送風器102と天然電気石の装填部101との空間に、(または天然電気石の装填部内に)銅製熱交換管を内設した熱水給排式熱交換器103を介設し、前記熱水給排式熱交換器103に通常のお風呂用温水器の給水管110からの85度程度のお湯を導入し、排水管104を温水入浴用給湯管105と簡易還元水器200の入り口管201に接続する。これにより送風器102からの風を60〜65℃の温風に替え天然電気石に接触させて遠赤外線とマイナスイオン温風を浴室内に供給する。
簡易還元水器200は、図2に詳細を示すように、上下2分割200A,200B螺合型で入り口管201にオリフィス202を設けた膨張室203を有し、膨張室203内の分割部200B側にイオン電池204を着脱可能に配置すると共に排水管205を噴霧装置300の供給管301に接続する。上分割部200Aには還元水飲料器900を接続してある。イオン電池204は、マグネシウム合金(−)極204Aと、銀メッキの銅(+)極204Bを交互に5mmの対面離間配置(直列配置)させ、この対面離間配置方向Xを前記超音波の照射方向Yに対して直角方向に配置してある。そしてマグネシウム合金(−)極204Aの成分は、Ca:3〜5%、Zn: 3〜5%、Mn: 0.15〜0.5%、Fe: 0.15〜0.5%、Si:0.1〜0.5%、Cu:0.1〜0.5%、残りMgとしてある。
これによりイオン電池204は、オリフィス202からの急膨張キャビティション超音波を受けて、各電極204Aと204B間で1.5Vで0.1A程度の電流が流れその合計の電圧と電流が発生しマグネシウム合金(−)極204Aの成分が溶出すると共に銀メッキの銅(+)極204Bの表面に水素ガスが生成付着し温水中に取り込まれて溶出成分が水素化物(Ca+H→CaH、Zn+H→ZnH、Fe+H→FeH、Cu+H→CuH、Si+H→SiH)として水のクライスターの中に入り、膨張室通過中に-100mVのミネラル還元水が生成される。
噴霧装置300は、簡易還元水器200からの還元水をサウナ室内に噴霧するものでその噴霧ノズル301主体とする。噴霧ノズル301は図3に詳細に示すように、ホルダー302の先部にSUS製のノズル303を螺合し、ノズル303は、内部にセラミックスのノズルチップ305、306を設け、ノズルチップ305の後部に、調節螺子307付のスプリングボールバルブ308をセットし、調節螺子305後部にストレーナ304を設けたものである。ノズル303は開口先をV型スリット303aにして前記ノズルチップ305、306とにより微細ミスの均一噴霧を可能にしてある。
アース方式静電気(+)除去装置400は、遠赤外線式サウナ室の内・外壁や入り口ドアーに縦型、横型の手摺状にして取り付けた一対の通電電極棒401と電源制御器402と静電気除去確認ランプ402とから構成し、通電電極棒401に入浴者の手が触れるとアースしランプ402が点灯し静電気が除去されたことを知らせる。他の例として該サウナ室内に設けた入浴者用の腰掛けに設けることもできる。
サウナ室の洗い場床には、マット層内に天然電気石微粉とフェライト磁石を埋設したシリコンゴムマット500とを敷き、壁には、マット層内に天然電気石微粉を埋設したシリコンゴムマット600を掛け配置し、入浴者には、リング層内に天然電気石微粉とフェライト磁石を埋設したシリコンゴムOリング701、702、703、704を飾着してある。
以上の実施例の遠赤外線低温サウナ装置により、入浴者はアース方式静電気(+)除去装置400にて体内に溜まった静電気を取り、静電気の無い状態にして略裸体で入室し、そしてこの状態で、前記遠赤外線・マイナスイオン放射装置100による放熱と(−)イオン放出と簡易還元水器200からの還元水を還元水飲料器900から受けて飲み、また噴霧装置300で(−)イオン水シャワーすることにより、浴室を温度MAX42〜45℃に維持し、入浴者には全身に遠赤外線による天然電気石からの多量の(−)イオン空気を照射し、マイナスイオン温風とマイナスイオン水「滝のマイナスイオン粒子浴」を浴びさせ、これらの前記相乗効果を受ける。そしてこの入浴で発汗すると直ぐ温水入浴して汗を流すことが可能で、温水入浴との繰り返し入浴を可能にした。
【産業上の利用可能性】
【0014】
本発明は、日本住宅環境上、設置場所の確保の問題から、一般住宅用のお風呂場に代わって、上記遠赤外線式サウナ室効果と温水入浴効果を同時に得られる遠赤外線低温サウナ装置を開発したものであり、前記の数多くの優れた効果を呈するもので、健康機器産業及び医療機器産業での利用は多大なものがある。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の遠赤外線低温サウナ装置をサウナ室に配置した例の全体構成を示す斜視説明図である。
【図2】図1に示す簡易還元水器の詳細を示す斜視断面説明図である。
【図3】図1に示す噴霧装置のノズル部の詳細を示す断面説明図である。
【図4】は図1に示す遠赤外線・マイナスイオン放射装置100の要部縦断面説明図である。
【符号の説明】
【0016】
100 遠赤外線・マイナスイオン放射装置
200 簡易還元水器
300 噴霧装置
400 アース方式静電気(+)除去装置
101 天然電気石の装填部
102 送風器
103 熱水給排式熱交換器
202 オリフィス
203 膨張室
204 イオン電池
204A マグネシウム合金(−)極
204B 銀メッキの銅(+)極
302 ホルダー
303 SUS製のノズル
305、306 セラミックスのノズルチップ
307 調節螺子
308 スプリングボールバルブ
304 ストレーナ
303a V型スリット
500 シリコンゴムマット
600 シリコンゴム壁掛
701、702 シリコンゴムOリング
還元水飲料器


【特許請求の範囲】
【請求項1】
天然電気石の装填部を、送風器の送風方向に配置し、送風器と天然電気石の装填部との空間に、または天然電気石の装填部内に、熱水給排式熱交換器を介設した遠赤外線・マイナスイオン放射装置と、前記熱水給排式熱交換器の排水管を膨張室に接続し膨張室内にイオン電池を配置した簡易還元水器と、簡易還元水器の排水管を接続しサウナ室内に還元水を噴霧する噴霧装置とを配置したことを特徴とする遠赤外線低温サウナ装置。
【請求項2】
天然電気石の装填部を、送風器の送風方向に配置し、送風器と天然電気石の装填部との空間に、または天然電気石の装填部内に、熱水給排式熱交換器を介設した遠赤外線・マイナスイオン放射装置と、前記熱水給排式熱交換器の排水管を膨張室に接続し膨張室内にイオン電池を配置した簡易還元水器と、簡易還元水器の排水管を接続しサウナ室内に還元水を噴霧する噴霧装置と、アース方式静電気(+)除去装置と配置したことを特徴とする遠赤外線低温サウナ装置。
【請求項3】
天然電気石の装填部を、送風器の送風方向に配置し、送風器と天然電気石の装填部との空間に、または天然電気石の装填部内に、熱水給排式熱交換器を介設した遠赤外線・マイナスイオン放射装置と、前記熱水給排式熱交換器の排水管を膨張室に接続し膨張室内にイオン電池を配置した簡易還元水器と、簡易還元水器の排水管を接続しサウナ室内に還元水を噴霧する噴霧装置と、簡易還元水器に接続した還元水飲料器とアース方式静電気(+)除去装置と配置したことを特徴とする遠赤外線低温サウナ装置。
【請求項4】
マット層内に天然電気石微粉とフェライト磁石を埋設したシリコンゴムマットを敷設したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の遠赤外線低温サウナ装置。
【請求項5】
マット層内に天然電気石微粉を埋設したシリコンゴムマットを壁掛け配置したことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一つに記載の遠赤外線低温サウナ装置。
【請求項6】
リング層内に天然電気石微粉とフェライト磁石を埋設したシリコンゴムOリングを具備したことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一つに記載の遠赤外線低温サウナ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−75400(P2007−75400A)
【公開日】平成19年3月29日(2007.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−267979(P2005−267979)
【出願日】平成17年9月15日(2005.9.15)
【出願人】(504132962)
【Fターム(参考)】