説明

選択的な衣類ロットの引き出しを作動させることが可能なオーバーヘッド搬送システム

衣類ロットを選択的に引き出すためのオーバーヘッド搬送システムであって、箱型の支持レール(1)を利用し、このレール上を衣類ハンガーフック(G)が吊られ、内部には持ち上げ可能なトラック部(5)が設けられ、この中を閉回路鎖部(7)が誘導される。鎖部は対応するゴム管(4)が膨張することにより、持ち上げ可能なトラック部が選択的に上方に押し上げられると、フック部を保持するとともに引き出すことができる。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願明細書は、衣類ロットの引き出しを選択的に動作することができるオーバーヘッド搬送システムに関する。
【背景技術】
【0002】
ハンガーにかけられた衣類を前方に動かすことができるオーバーヘッド搬送システムは、一般に既知であり、最近まで用いられてきた。したがって、これらのシステムは基本的に、前述のハンガーフックを取り扱うとともに、引き出す機能を有するものである。
【0003】
しかしながらこれらのシステムは、衣類を1つずつ前方に進めるためのみに用いられてきたのではなく、自動的に選択的な衣類ロットを生成し、かつ生成されたばかりの後続のロットを自動的に荷下ろしすることが可能な機能のおかげで、これらの衣類をあらためて決められた順序に区分けする機能が用いられる場合がより多くなっている。
【0004】
より詳細には、回転するねじ込みレールが設けられているシステムにより、かかるロットの生成が可能である。このシステムにおいては適切なスイッチ装置が、別途の全てのロットを形成するために(ハンガーにかけられた)衣類類をゆっくりと平行位置に荷下ろしする。
【0005】
この場合、ねじ込みレールにより保持されるハンガーフックは前方に移動するが、これはまさにレールが荷下ろし場所に向かって、回転運動を行なうために可能となされるものであり、これに関しては理論的に、レールにより保持されている単一のハンガーは、荷下ろし場所に向けて迅速に運搬される必要があることは明らかである。
【0006】
このようなシステムの目的は衣類ロットを生成することである(そして生成したのち初めて、それぞれのロットの同時荷下ろしを行なう)ことを考えると、本願明細書において、衣類が順序に重ねられてロットを形成する限り、荷下ろし場所に向けて前方に移動するのを妨げるようなハンガーフックに介入する位置で、ねじ込みレールがレバーに設けられている理由を理解することは容易である。
【0007】
より詳細には、かかるレバーは動作位置にある場合、かかる回転レールに極めて近接して配置され、第1のロットの第1の衣類ハンガーフックを遮断する働きがある。この第1のハンガーはしたがって、(ねじ込みレールが依然として回転している状態であっても)前方に移動することができなくなるばかりでなく、当然のことながら、同様のロットの後続する衣類のハンガーの全てを保持することもできなくなり、レールにより前方に引き込まれて最終的には第1のハンガーのあとに次々と累積されることになってしまう。
【0008】
理論的には、要求されたロット情報が完全なものになると即座に、前述の停止レバーが解除され、これにより全てのロットが荷下ろし場所に迅速に運搬されることが可能である。
【0009】
これに関連してフック停止レバーを使用する必要性については、ねじ込みレールの回転が2つの機能を永久的に行なうことにより決して停止することがないという事実に結び付けられるということを留意することが重要である。この2つの機能とはまず、のちに同様のロットの一部となる、異なる衣類類を一緒にするということと、さらに、フック停止レバーが生成されたロットを荷下ろしし、その一方で他のロットがこの停止レバーののちに同時に生成されることである。
【0010】
従来型のこれらの搬送および区分けシステムの他のバージョンにおいて、ハンガーを前方に移動させるとともにこれにより、ロットが形成される機能は同様の停止レバーと協働することによりなされ、いかなる場合にも連続的な前方移動を支持するハンガーフックを作ることができる閉回路を含む。
【0011】
しかしながら、上述されるバージョンのいずれにおいても、これらの従来型のシステムは負の効果を有するかなりの欠点によって不利な条件に置かれている。この欠点はまさに後続ロットが形成されるとき、いいかえれば、ハンガーフック停止レバーが動作位置にあるときに現れる。
【0012】
実際、停止レバーを作動したのち蓄積されるハンガーの数が徐々に増加すると、−ねじ込みレールまたは他方これに替わるものとして閉回路鎖部による引き抜き行為の結果として−ねじ込みレールの回転自体または鎖部自体の前方閉回路移動に有害である抵抗の上昇を誘発する。
【0013】
これらの手段は全て、レールの回転または鎖部の前方移動を担う装置に特に重要な負荷をかけるものであり、危険要因なしでこの負荷を取り除くためには、これらの回転または移動は必要とされるよりはるかに大きいものでなければならない。
【0014】
さらに、このシステムにかかるかなりの負荷もまた当然ながら、エネルギーを著しく消費するものである。特に、システム自体の前方移動に対する抵抗が大きい「ピーク」時においては、互いに密着して積まれるハンガーの数が相当数あるために、その消費量もより大きいものとなる。
【発明の開示】
【0015】
従来技術の装置を批判的に評価することにより、本発明にしたがったシステム設計に対する要求が高まったが、これにともない、ハンガーにかけられた衣類のロットを、前述された欠点に遭遇することなく、効率的な態様で形成することが可能であると確信するに至った。つまり、システム自体の前方移動に対する大幅な抵抗を生成することなく、かつ、極めて高いエネルギー消費を課すことなく、さらには衣類を前述の損傷圧力にさらすことなく、ということである。
【0016】
これらの目標は、軌道を画定するための基本的に箱型の支持レールをシステムに設けることにより達成されてきたが、この軌道は概ね、ハンガーにかけられた衣類のロットを形成するために用いられるシステム自体の線に対して平行なものである。
【0017】
ハンガーを前方に移動させるために用いられている機能は、結合部を有する特別な鎖部に代表されるものであることが好ましい。この鎖部は、閉回路内を作動し、誘導し、かつ前述の箱型の支持レール内に含まれる。
【0018】
さらに詳細にはこの鎖部は、端と端とを接するとともに、平坦な結合部の規則的な交番を示すものであり、端と端とに配置された2つの後続の結合部を特別に生成するものである。2つの間の結合部により形成された一種のクレードルであって、平坦なものである。この種のクレードルはハンガーフックの配置および引き込みに便利である。
【0019】
本発明の基本となる概念は、鎖部をもたらす一方で、ハンガーのフック部を妨害する状態において、(そして実際にこれらを引き込む状態において)、またはハンガーのフック部を妨害しない状態において、(そしてこれらの前方移動が不可能な状態において)の両方の状態において、閉回路内を連続的に前方移動するものである。
【0020】
この鎖部とハンガーとの間への介入は理論的には、前述のシステムで要求されるロット全てを形成するために必要とされる時間のあいだ、妨害される。当然のことながらこれらの介入がなくとも、ハンガーはシステム自体の静的な位置に保持される。
【0021】
ロットが完全なものとなると即座に、この鎖部はロット自体のハンガーのフックに介入することができる位置におかれる。したがってこれらのハンガーはのちに鎖部自体の引き抜き作業を受けることになり、これによりロットのハンガーフックは荷下ろし場所に送られる。
【0022】
本発明にしたがったシステムの内部で動作する、ハンガーフックと鎖部との間への介入を選択的に行なうために、鎖部は箱型の支持レール内の前方移動の高さを変動させる必要がある。
【0023】
さらに詳細には鎖部は、その結合部が支持構造部自体により支持されるハンガーのフックに介入するために、支持レール部から充分に突出しない、より低い軌道に沿って交互に動作することができる。さらにその結合部が、システム上を前方移動しなければならないハンガーのフックを介入するために、充分に突出するより高い軌道に沿って、交互に動作することができる。
【0024】
鎖部が前方移動するのに変動可能な高さを得るためには、当該システム上の支持レールの全長にわたり設けられた、適切な溝部内で次々に保持される2本の適切な持ち上げ可能なトラック間で実際に動作させることである。
【0025】
これらの各トラックの持ち上げまたは引き下げは、トラック直下に配置されるゴム管を膨張させたり空気を抜いたりすることによりなされてもよく、したがってこれらの各ゴム管は、それぞれの持ち上げ可能なトラックに関して、変動可能なサイズを有する適切な厚みとして機能するものであってもよいといえる。
【0026】
システムの支持レールに配置された種々のトラックは、上述されるように互いから独立して持ち上げられてもよいことに留意されたい。したがって異なるロットが生成される場合、本発明にしたがったシステム上の種々の点において、選択的に運搬鎖部とハンガーとの間の介入がなされてもよい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
添付図面を参照して、当該オーバーヘッド搬送システムは、平行に突出するプレート部(1a)により、地上に固定された適切な直立する柱の頂部に取り付けられた細長い支持レール(1)を利用するものである。
【0028】
支持レール(1)は、2つの細長い溝部(2、3)があるため、2つの異なる高さに連通せずに配置された箱型構造を有している。
【0029】
さらに詳細に説明すると、上部に配置された溝部(2)はその高さがより高く、かつ「U」字型部分を有しており、一方では下部に配置された溝部(3)はその高さがより低く、かつ両端が閉じている。
【0030】
上述した形状のおかげで、(2)上に配された溝部は底部でゴム管部(4)を保持することが可能であり、その高さの残りの部分は、持ち上げ可能な基本トラック部(5)により、その下の一種のサドル部(5a)に占められており、これはかかる管部(4)の環状側面上に載置されるとともに、完璧に結合されている。
【0031】
より高い溝部(2)を有する開口部は、対向する一対の基本端部(2a)により区切られて、その外部上には対応する細長い帯部(6)が使用されている。この帯部は摩擦係数の低い材料からできており、外部側面は湾曲している。したがって2本の帯部(6)は共に導かれて、支持レール(1)の頂部でハンガーフック(G)の保持部と、滑動線とを生成する。滑動線の中央の細長いスロット部(6a)は、前述の2本の帯部(6)の間に何も存在しない空間を有する。
【0032】
この線の湾曲した側面は特に、ハンガーフック(G)の規則的な曲線を考慮に入れて設計されてきた。これによりフックは自然に、安定し、かつバランスのとれたセンタリングが確実に線上になされるようになる。
【0033】
より低い溝部(3)の底部は固定トラック(3a)に配置され、このトラック内部では特定の閉回路鎖部(7)の枝部がより低く作動しているが、このより高い枝部は前述の持ち上げ可能なトラック部(5)を介して作動する。
【0034】
既に述べたようにかかる鎖部(7)は、端と端とを接する結合部(7a)と、平坦な結合部(7b)とを含み、これらが定期的に交互になされている。
【0035】
かかる鎖部(7)の端と端との異なる結合部の下方の半円周は、持ち上げ可能なトラック部(5)の上に配置された適切な溝部(5b)を走行し、一方、これらの結合部のより高い半円周は前述の細長いスロット部(6a)を、突出することなく、走行する。これに対し、平坦な結合部(7b)はその一方で、持ち上げ可能なトラック部(5)の前述の溝部(5b)の端部により鎖部(7)が走行している間、保持されたままの状態である。
【0036】
ハウジング内の溝部(2)のトラック部(5)の持ち上げは、その下に配置された管部(4)を膨張させることによりなされる。図3および図4は、膨張後の管部の楕円形状を正確に示している。
【0037】
それぞれのトラック部(5)を持ち上げることにより当然、トラック部(5)自体を走行する鎖部(7)が前方移動する際の高さを上昇させる誘引となる。このため、(7a)端と端とに設定された結合部の半円周が高くなればなるほど、かかるスロット部(6)からより突出することになり、しいては図4により詳細を示すように、かかる帯部(6)により形成された支持部および滑動線により保持される、衣類フック部(G)に実際に介入することになる。
【0038】
トラック部(5)の持ち上げは、溝部(2)の境界を定める端部(2a)の内部に存在する、対向する一対の歯部(2b)があるために、停止されることになる。この部分は図4に示されるように、トラック部(5)の内部に存在する、対応する一対の段差部(5c)と協働する。
【0039】
また、かかる溝部(2)の対向する側面上には、対向する一対の段差部(2c)がある。この段差部の機能は、上に配置された管部(4)が収縮したのちに、滑動部(5)が下降するのを止めることである。これにより、収縮した管部(4)に直接、溝部自体(5)の重量がかかることを防止する。
【0040】
かかる支持レール(1)の外側には、細長い吸収側面部(8)が配設されており、それぞれのハンガーのフック部(G)と支持レールの側面とのほとんど垂直な部分間に起こりうる衝撃を和らげるようにするために寸法がとられて配分されている。
【0041】
本発明にしたがったシステムの支持レール(1)に沿って、膨張可能な管部(4)の対応する部分と連結する、2または3以上の持ち上げ可能なトラック部(5)が実際に存在することを理解されたい。
【0042】
これにより、全体的なシステムのラインに沿って、ハンガーフックが引き出される領域と、引き出しがなされない領域とを交互に確立することを可能にする。このことは、1つまたは他のトラック部(5)が持ち上げられるか否かに依存し、システムにより生成され、荷下ろしされた衣類ロットを管理する最も適切な態様を構成することを目的とする。
【0043】
これまで常に、支持レール(1)内に一連の異なる持ち上げ可能なトラック部(5)を有するシステムに関して説明を行なってきたが、それぞれが膨張可能な管(4)を下部に設けており、この代わりとして、支持レール(1)と同じ長さの単一の連続的なトラック部(5)を用いた同様の新規な概念を実行しない理由はない。
【0044】
この場合には連続的なトラック部が、通常の順序になされ下部に配設された膨張可能な管(4)に連結されている。このトラック部は細く柔軟な構造、好ましくはプラスチックで作成される。これは下部に配設された異なる管(4)が選択的に膨張され、トラック部では実際に膨張した管(4)の隆起部を生成する特定の部分のみが、上方に湾曲することができるからである。
【0045】
異なる管(4)を選択的に膨張させ、あるいは収縮するために必要な設備管理については、本願明細書からは故意に除かれ、定型的な設計とされている。
【0046】
これまで常に、交互に結合する鎖部(7)に関して説明を行なってきたが、この代わりとして、同様の機能を行なうことができる引き出し機構を用いない理由はないことを最後に留意されたい。
【0047】
歯付き帯に関連して実施例を用いて参照がなされてもよい。本件において歯部は望ましくは、ハンガーフック(G)に干渉してもよい。これに対して、2つの歯部間に備えられた溝部は、フック部(G)が前方に引き出される間、このフック部を保持することが望ましい。
【0048】
明らかに、このような歯付き帯を仮に選択すると、適応されるべき箱型支持構造部(1)の溝部(2、3)に保持される、トラック部(3a)側面、および持ち上げ可能なトラック部(5)側面を固定する必要がでてくることになる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
本発明をよりわかりやすいものにするために、添付図面に関連して本発明をさらに説明するが、これらの図面は例示を意図とするものであり、本発明を限定するためのものではないことを理解されたい。
【図1】本発明にしたがったシステム上に用いられる支持レールの部分を、図面の鎖部がハンガーフックに介入しない場合の位置において、アクソメトリック法で示した図である。
【図2】本発明にしたがったシステム上に用いられる支持レールの部分を、図面の鎖部がハンガーフックに介入しない場合の位置において、アクソメトリック法で示した図である。
【図3】前述の図面と同様な図であるが、鎖部をハンガーフックに介入する必要がある場合が異なるシステムを示す図である。
【図4】前述の図面と同様な図であるが、鎖部をハンガーフックに介入する必要がある場合が異なるシステムを示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
選択的な衣類ロットの引き出しを作動させることが可能なオーバーヘッド搬送システムであって、支持レール(1)を利用し、この支持レールは頂部に「U」字型部分を有する細長い溝部(2)の切込みが入っており、これは上部に配設された1つまたは複数のトラック部(5)を持ち上げることができるいくつかの手段(4)を下部に保持するためのものであり、前記溝部(2)内にはまた、正確に誘導、かつ前方移動させるための引き出し手段を備えており、この手段は支持レール(1)に沿って閉回路(7)を走行するものであり、この間を区切るための一連の凹部(7b)として規則正しく配列された一連の突起型構成部(7a)を設け、このために前記適切な手段(4)が前記トラック部または複数のトラック部(5)を、頂部の停止点まで持ち上げることができる時点で、前記支持レール(1)上に吊られたハンガーのフック部(G)に介入することが可能であり、そのうえ前記トラック部または複数のトラック部(5)はまた次いで、底部の停止点まで滑動されて、下部に配設された持ち上げ手段(4)が作動しなくなると即座に、引き出し機構(7)の部分とハンガーフック(G)との間の干渉を解除することを特徴とするシステム。
【請求項2】
システムであって、剛性な構造を有する一連の持ち上げ可能なトラック部(5)を備え、かつこのトラック部のそれぞれが下部に配設された持ち上げ手段(4)と連係することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
システムであって、細くかつ柔軟な構造を有する単一の連続的な持ち上げ可能なトラック部(5)を備え、かつ下部に配設された持ち上げ手段(4)と連係することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
システムであって、前記手段は前記トラック部または複数のトラック部(5)の持ち上げを担い、環状の管セグメント(4)から作成され、部分側面、およびさらに高さ方向を占める空間を修正するために、膨張し次いで収縮されるようになされた前述の溝部(2)の底部上に細長く配置され、前記トラック部または複数のトラック部(5)はその下部にサドル部(5a)を有し、サドル部は下部に配設された管セグメント(4)の側面と完全に結合することを特徴とする前述の1つまたは複数の請求項に記載のシステム。
【請求項5】
システムであって、トラック部または複数のトラック部(5)の頂部における前述の停止点は、前記支持レール(1)のうちのより高い溝部(2)の開口部内を切り出した2つの歯部(2b)を有し、これらの歯部は前記トラック部(5)のそれぞれの頂部近傍に配置された、2つの対応する段差部(5c)に介入するのに適切であり、これに対してトラック部または複数のトラック部(5)の底部にある前述の停止点は、前記溝部(2)の対向する側面上を切り出した一対の段差部(5c)を有することを特徴とする前述の1つまたは複数の請求項に記載のシステム。
【請求項6】
システムであって、前記支持レール(1)は完全に閉じており、上部に配設された前記溝部(2)と連通することがない第2の細長い溝部(3)を有し、この溝部は固定されたトラック部(3)を正確に位置づけるためのものであり、前述の引き出し手段(7)を含み、この手段の前方移動を往路の軌道上に誘導するものであり、かかる軌道は、前記持ち上げ可能なトラック部または複数のトラック部(5)を含み、これを区切る可動の軌道と平行であるが、他方の方向であることを特徴とする前述の1つまたは複数の請求項に記載のシステム。
【請求項7】
システムであって、前記支持レール(1)はその頂部に支持レール(1)のうちのより高い溝部(2)の開口部の側面部に設けられた対向する一対の同様の帯部(6)によってなされた湾曲した側面部を有し、前述の引き出し機構(7)の突出機構(7a)よりわずかに幅広である細長いスロット部(6a)を中央で区切ることを特徴とする前述の1つまたは複数の請求項に記載のシステム。
【請求項8】
システムであって、前記支持レール(1)は外側に、支持レール(1)に吊られたハンガーフック(G)のほとんど垂直な部分に介入するようになされた、細長い吸収側面部(8)を有することを特徴とする前述の1つまたは複数の請求項に記載のシステム。
【請求項9】
システムであって、前記支持レール(1)は前述の吸収側面部(8)が設けられた側と対向する側上に、適切な保持手段と連結するための平行プレート(1a)を複数枚有することを特徴とする前述の1つまたは複数の請求項に記載のシステム。
【請求項10】
システムであって、前記閉回路引き出し機構は、端と端との連結部(7a)と、平坦な連結部(7b)とが規則正しく順序付けられた鎖部(7)を含むことを特徴とする前述の1つまたは複数の請求項に記載のシステム。
【請求項11】
システムであって、前述の持ち上げ可能なトラック部または複数のトラック部(5)および前述の固定されたトラック部(3a)は頂部に、前述の鎖部(7)の端と端とを結ぶ結合部(7a)の正確に下方の半円周を含むようになされた溝部(5b、3b)を有することを特徴とする請求項8に記載のシステム。
【請求項12】
システムであって、前記閉回路引き出し機構は歯付き帯を含むことを特徴とする前述の1つまたは複数の請求項に記載のシステム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2007−508222(P2007−508222A)
【公表日】平成19年4月5日(2007.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−534910(P2006−534910)
【出願日】平成16年10月5日(2004.10.5)
【国際出願番号】PCT/IT2004/000551
【国際公開番号】WO2005/035403
【国際公開日】平成17年4月21日(2005.4.21)
【出願人】(505428802)イモビリアーレ メタルプロゲッティ エス.アール.エル. (3)
【Fターム(参考)】