遺伝子のサイレンシング
【課題】本発明は、動物細胞または該細胞を含む動物を含む動物細胞群の、表現型における変化を誘導し、促進し、またはそうでなければ容易にする方法を提供する。
【解決手段】表現型発現の調節は、タンパク質産物への転写物の翻訳を減少させるような手段による、遺伝子型操作によって都合よく行われる。発現可能な遺伝子配列のサイレンシングを誘導し、促進し、またはそうでなければ容易にする能力により、例えば、医学、獣医学、および養畜産業において表現型を調節する手段が提供される。特定の動物細胞に通常存在する遺伝子(すなわち、固有の遺伝子)のみならず、組換え手段によってまたはウイルスのような病原性物質による感染によって導入された遺伝子を含む、発現可能な遺伝子配列が本発明によって考慮される。
【解決手段】表現型発現の調節は、タンパク質産物への転写物の翻訳を減少させるような手段による、遺伝子型操作によって都合よく行われる。発現可能な遺伝子配列のサイレンシングを誘導し、促進し、またはそうでなければ容易にする能力により、例えば、医学、獣医学、および養畜産業において表現型を調節する手段が提供される。特定の動物細胞に通常存在する遺伝子(すなわち、固有の遺伝子)のみならず、組換え手段によってまたはウイルスのような病原性物質による感染によって導入された遺伝子を含む、発現可能な遺伝子配列が本発明によって考慮される。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
脊椎動物細胞のゲノムにおける標的内因性ヌクレオチド配列と実質的に同一なヌクレオチド配列および前記標的内因性ヌクレオチド配列と相補的なヌクレオチド配列とを含む遺伝子構築物であって、標的内因性ヌクレオチド配列と実質的に同一なヌクレオチド配列および前記標的内因性ヌクレオチド配列と相補的なヌクレオチド配列がスペーサー配列によって隔てられており、前記遺伝子構築物を前記脊椎動物細胞に導入すると、前記標的内因性ヌクレオチド配列を含む遺伝子の転写に起因するRNA転写物が、タンパク質産物への翻訳能の低下を示す、前記遺伝子構築物。
【請求項2】
表現型が内因性遺伝子の発現によって付与されるまたは促進される、脊椎動物細胞の表現型を変化させるための、請求項1記載の遺伝子構築物を活性成分として含む組成物。
【請求項3】
脊椎動物細胞が哺乳動物由来である、請求項2記載の組成物。
【請求項4】
哺乳動物が、ヒト、霊長類、家畜動物、または実験動物である、請求項3記載の組成物。
【請求項5】
哺乳動物がヒトである、請求項4記載の組成物。
【請求項6】
構築物が標的内因性ヌクレオチド配列と相補的なヌクレオチド配列をさらに含む、請求項2〜5のいずれか1項記載の組成物。
【請求項7】
請求項1記載の遺伝子構築物を活性成分として含む、脊椎動物の遺伝子治療用組成物。
【請求項8】
脊椎動物が哺乳動物である、請求項7記載の組成物。
【請求項9】
哺乳動物がヒト、霊長類、家畜動物、または実験動物である、請求項8記載の組成物。
【請求項10】
哺乳動物がヒトである、請求項9記載の組成物。
【請求項11】
導入されるヌクレオチド配列が標的内因性ヌクレオチド配列と相補的なヌクレオチド配列をさらに含む、請求項7〜10のいずれか1項記載の組成物。
【請求項1】
脊椎動物細胞のゲノムにおける標的内因性ヌクレオチド配列と実質的に同一なヌクレオチド配列および前記標的内因性ヌクレオチド配列と相補的なヌクレオチド配列とを含む遺伝子構築物であって、標的内因性ヌクレオチド配列と実質的に同一なヌクレオチド配列および前記標的内因性ヌクレオチド配列と相補的なヌクレオチド配列がスペーサー配列によって隔てられており、前記遺伝子構築物を前記脊椎動物細胞に導入すると、前記標的内因性ヌクレオチド配列を含む遺伝子の転写に起因するRNA転写物が、タンパク質産物への翻訳能の低下を示す、前記遺伝子構築物。
【請求項2】
表現型が内因性遺伝子の発現によって付与されるまたは促進される、脊椎動物細胞の表現型を変化させるための、請求項1記載の遺伝子構築物を活性成分として含む組成物。
【請求項3】
脊椎動物細胞が哺乳動物由来である、請求項2記載の組成物。
【請求項4】
哺乳動物が、ヒト、霊長類、家畜動物、または実験動物である、請求項3記載の組成物。
【請求項5】
哺乳動物がヒトである、請求項4記載の組成物。
【請求項6】
構築物が標的内因性ヌクレオチド配列と相補的なヌクレオチド配列をさらに含む、請求項2〜5のいずれか1項記載の組成物。
【請求項7】
請求項1記載の遺伝子構築物を活性成分として含む、脊椎動物の遺伝子治療用組成物。
【請求項8】
脊椎動物が哺乳動物である、請求項7記載の組成物。
【請求項9】
哺乳動物がヒト、霊長類、家畜動物、または実験動物である、請求項8記載の組成物。
【請求項10】
哺乳動物がヒトである、請求項9記載の組成物。
【請求項11】
導入されるヌクレオチド配列が標的内因性ヌクレオチド配列と相補的なヌクレオチド配列をさらに含む、請求項7〜10のいずれか1項記載の組成物。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21A】
【図21B】
【図21C】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25A】
【図25B】
【図25C】
【図25D】
【図2】
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【図4】
【図5】
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【図11】
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【図19】
【図20】
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【図21B】
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【図22】
【図23】
【図24】
【図25A】
【図25B】
【図25C】
【図25D】
【公開番号】特開2011−229542(P2011−229542A)
【公開日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−179375(P2011−179375)
【出願日】平成23年8月19日(2011.8.19)
【分割の表示】特願2001−569332(P2001−569332)の分割
【原出願日】平成13年3月16日(2001.3.16)
【出願人】(502336483)ベニテック オーストラリア リミテッド (2)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年8月19日(2011.8.19)
【分割の表示】特願2001−569332(P2001−569332)の分割
【原出願日】平成13年3月16日(2001.3.16)
【出願人】(502336483)ベニテック オーストラリア リミテッド (2)
【Fターム(参考)】
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