避難ボックス
【課題】家庭内暴力や不法侵入者及び大地震から身を守る避難ボックスを提供する。
【解決手段】三角形の角を弧状にした如く形状の天板１と底板２に出入り口３を適宜数有した側板４を、分解組立て自在にとりつけた避難ボックス。
【解決手段】三角形の角を弧状にした如く形状の天板１と底板２に出入り口３を適宜数有した側板４を、分解組立て自在にとりつけた避難ボックス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
この発明は家庭内暴力とか、不法侵入の暴漢、あるいは大地震の際に転げ回る家具や建物の倒壊等々から、身を守るための避難ボックスに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来我が国では、家庭においても、職場においても万一の際に身を守る手段が極めて貧弱であった。
例えば家庭内暴力の場合、被害者が加害者に力で対抗できないときその危険を避けるための安全な手段が一般にはなく、そのため被害を大きくする事が有った。又一般に家屋には硝子窓や硝子戸がよく用いられているが、これ等の内、格子戸、雨戸等による防犯の用心の無い場合は、屋内外を遮るものは硝子一枚のみで、侵入者にとってはいとも容易に侵入が出来る。このような侵入者から身を守る手段も確固たるものが無かった。更に地震国と言われる我が国では、大地震の度に多くの人が亡くなっていて、あの阪神大震災では犠牲者の８４％以上が屋内を転げ廻る家具や建物の倒壊等による圧死、圧迫死だった事は既に周知のこと、そして平成２３年３月の東日本大震災では、身体の自由を奪われて津波から逃げられず、水死したものと思われるケースが多かったとのこと。
以上の如く家庭内暴力等において、又屋外からの侵入者から、そして大地震からも危険が迫ったその時に、そのいずれからも身を守れるものが無かったため惨事となり、犠牲となってしまうことが多く問題とされていた。
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
昔から我が国では大地震の時には机の下にもぐって落下物や家具等から身を守るように言われて来た。そして現在も新聞、テレビ等において大地震からの避難方法の一つとして公言されている。しかし現実には強烈な大地震に耐える机など一般には無いに等しく、その証があの阪神大震災の犠牲者の８４％以上が圧死だったことで、机の下に隠れた人が随分居た筈なのに、机のお陰で助かったと言う話は聞かれない。よって、従来の机等はその目的からして、身を守るには殆ど期待できないと言える。そこで家庭内暴力からも、不法侵入者からも、そして大地震からも身を守れる如く手段が課題であった。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
本発明は上記課題に応えんためのもので、その一実施例についてのべる。
図，１に示す如く三角形の角をそれぞれ弧状にした如く形状で頑丈な天板１と同形の底板２に適宜数の出入り口３を有する側板４を分解組立て自在にとりつけたもので、使用場所の形状とか広さ等、必要によって天板１と底板２の形状を円形とか楕円形又は多角形のものにして、それに応じた側板としても良い。
【発明の効果】
【０００５】
以下に本発明の効果について記すれば
イ・本発明は底板２を存する箱状とした事で歪みに強く従来の底板の無い机、テーブル等に比較して極めて頑丈。
ロ・本発明を鉄製とし、側板４に有する適宜数の出入り口３に扉５を設け、内側より施錠可能の如くすれば、家庭内暴力や万一の不法侵入者から身を守る事が出来る。世間では、一度人を殺してみたかった、誰でも良かった、などと気の狂った犯罪者も居た今節、家の中だから安全とは言えなく、二つとない命を大事に思えば安全、安心の避難ボックスと言える。
ハ・側板４に有する適宜数の出入り口３によって、大地震発生の瞬間に、どの方向からも素早く這入れる。又、適宜数設けたことで家具や建物の転倒、倒壊等により閉じ込められる事が少ない。
ニ・家に子供のみ在宅の際に大地震発生の場合、子供は恐怖に慄き、避難方法が分からない事が考えられる。従来このような場合、親としても的確な指図の仕様がなかったが、本発明によれば日頃から子供たちに地震のときは速やかに本発明内に避難するように教え、訓練しておけば、子供たちも安心無事で、外出中の親も安心。
ホ・本発明は分解組立てがドライバー１本で簡単に出来、分解により老人、女性の一人住まいの場合には持運びが楽、階上、階下への移動や狭い玄関、通路等の移動にも便利。
ヘ・本発明は鉄を素材に最大巾７３ｃｍ、高さ７５ｃｍの大きさに試作し、公的試験施設の愛知県産業技術研究所にて強度試験を受けた結果１８トンの荷重に耐える強度が認められ、証明書が得られた。
【図面の簡単な説明】
【０００６】
【図１】天板１の平面図
【図２】底板２の平面図
【図３】本発明の前面斜視図
【図４】本発明の背面斜視図
【符号の説明】
【０００７】
１、天板 ２、底板 ３、出入り口 ４、側板 ５、ドア
【技術分野】
【０００１】
この発明は家庭内暴力とか、不法侵入の暴漢、あるいは大地震の際に転げ回る家具や建物の倒壊等々から、身を守るための避難ボックスに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来我が国では、家庭においても、職場においても万一の際に身を守る手段が極めて貧弱であった。
例えば家庭内暴力の場合、被害者が加害者に力で対抗できないときその危険を避けるための安全な手段が一般にはなく、そのため被害を大きくする事が有った。又一般に家屋には硝子窓や硝子戸がよく用いられているが、これ等の内、格子戸、雨戸等による防犯の用心の無い場合は、屋内外を遮るものは硝子一枚のみで、侵入者にとってはいとも容易に侵入が出来る。このような侵入者から身を守る手段も確固たるものが無かった。更に地震国と言われる我が国では、大地震の度に多くの人が亡くなっていて、あの阪神大震災では犠牲者の８４％以上が屋内を転げ廻る家具や建物の倒壊等による圧死、圧迫死だった事は既に周知のこと、そして平成２３年３月の東日本大震災では、身体の自由を奪われて津波から逃げられず、水死したものと思われるケースが多かったとのこと。
以上の如く家庭内暴力等において、又屋外からの侵入者から、そして大地震からも危険が迫ったその時に、そのいずれからも身を守れるものが無かったため惨事となり、犠牲となってしまうことが多く問題とされていた。
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
昔から我が国では大地震の時には机の下にもぐって落下物や家具等から身を守るように言われて来た。そして現在も新聞、テレビ等において大地震からの避難方法の一つとして公言されている。しかし現実には強烈な大地震に耐える机など一般には無いに等しく、その証があの阪神大震災の犠牲者の８４％以上が圧死だったことで、机の下に隠れた人が随分居た筈なのに、机のお陰で助かったと言う話は聞かれない。よって、従来の机等はその目的からして、身を守るには殆ど期待できないと言える。そこで家庭内暴力からも、不法侵入者からも、そして大地震からも身を守れる如く手段が課題であった。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
本発明は上記課題に応えんためのもので、その一実施例についてのべる。
図，１に示す如く三角形の角をそれぞれ弧状にした如く形状で頑丈な天板１と同形の底板２に適宜数の出入り口３を有する側板４を分解組立て自在にとりつけたもので、使用場所の形状とか広さ等、必要によって天板１と底板２の形状を円形とか楕円形又は多角形のものにして、それに応じた側板としても良い。
【発明の効果】
【０００５】
以下に本発明の効果について記すれば
イ・本発明は底板２を存する箱状とした事で歪みに強く従来の底板の無い机、テーブル等に比較して極めて頑丈。
ロ・本発明を鉄製とし、側板４に有する適宜数の出入り口３に扉５を設け、内側より施錠可能の如くすれば、家庭内暴力や万一の不法侵入者から身を守る事が出来る。世間では、一度人を殺してみたかった、誰でも良かった、などと気の狂った犯罪者も居た今節、家の中だから安全とは言えなく、二つとない命を大事に思えば安全、安心の避難ボックスと言える。
ハ・側板４に有する適宜数の出入り口３によって、大地震発生の瞬間に、どの方向からも素早く這入れる。又、適宜数設けたことで家具や建物の転倒、倒壊等により閉じ込められる事が少ない。
ニ・家に子供のみ在宅の際に大地震発生の場合、子供は恐怖に慄き、避難方法が分からない事が考えられる。従来このような場合、親としても的確な指図の仕様がなかったが、本発明によれば日頃から子供たちに地震のときは速やかに本発明内に避難するように教え、訓練しておけば、子供たちも安心無事で、外出中の親も安心。
ホ・本発明は分解組立てがドライバー１本で簡単に出来、分解により老人、女性の一人住まいの場合には持運びが楽、階上、階下への移動や狭い玄関、通路等の移動にも便利。
ヘ・本発明は鉄を素材に最大巾７３ｃｍ、高さ７５ｃｍの大きさに試作し、公的試験施設の愛知県産業技術研究所にて強度試験を受けた結果１８トンの荷重に耐える強度が認められ、証明書が得られた。
【図面の簡単な説明】
【０００６】
【図１】天板１の平面図
【図２】底板２の平面図
【図３】本発明の前面斜視図
【図４】本発明の背面斜視図
【符号の説明】
【０００７】
１、天板 ２、底板 ３、出入り口 ４、側板 ５、ドア
【特許請求の範囲】
【請求項１】
図１、図２に示す如く三角形の角をそれぞれ弧状にした如く形状で、頑丈な天板１と同外形の底板２に出入り口３を適宜数有する側板４を、分解組立て自在にとりつけたことを特長とする避難ボックス。
【請求項１】
図１、図２に示す如く三角形の角をそれぞれ弧状にした如く形状で、頑丈な天板１と同外形の底板２に出入り口３を適宜数有する側板４を、分解組立て自在にとりつけたことを特長とする避難ボックス。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図２】
【図３】
【図４】
【公開番号】特開２０１３−５３５０４（Ｐ２０１３−５３５０４Ａ）
【公開日】平成２５年３月２１日（２０１３．３．２１）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１１−２０８０６８（Ｐ２０１１−２０８０６８）
【出願日】平成２３年９月５日（２０１１．９．５）
【出願人】（５９８０６９６６３）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２５年３月２１日（２０１３．３．２１）
【国際特許分類】
【出願日】平成２３年９月５日（２０１１．９．５）
【出願人】（５９８０６９６６３）
【Ｆターム（参考）】
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