説明

避雷装置および避雷方法

【課題】 回転球体法によって被保護体を適正、確実に保護する。
【解決手段】 アンテナ101の数や配設位置に基づいて、鉄塔100や大地Gと第1の避雷部材21、または第1の避雷部材21同士が同時に接する仮想球体Qが所定の大きさとなり、かつ、この仮想球体Qの表面の包絡面と仮想球体Qに接する鉄塔100、大地Gおよび第1の避雷部材21の少なくとも一方とで囲まれる範囲内にアンテナ101が位置するように、第1の避雷部材21を配設する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、被保護体を落雷から保護する避雷装置および避雷方法に関し、特に、回転球体法に適合した避雷装置および避雷方法に関する。
【背景技術】
【0002】
無線局のアンテナなどの被保護体(被避雷体)は、避雷針によって直撃雷から保護されている。この避雷針により保護すべき保護範囲は、従来、受雷部の上端からその鉛直線に対して保護角を見込む稜線の内側を保護範囲とする保護角法(角度法)によって規定されており、保護レベルが高いほど、保護角が小さくなるように規定されている。しかしながら、近年、保護角法のみによる保護範囲では、被保護体を適正に保護することが困難であることが解明され、回転球体法やメッシュ法、あるいは建物などの高さに応じた保護角法が採用されるようになっている。
【0003】
ここで、回転球体法とは、2つ以上の受雷部に同時に接するように、または1つ以上の受雷部と大地とを同時に接するように仮想球体を回転させたときに、球体表面の包絡面から被保護体側を保護範囲とする方法である。この回転球体法では、保護レベルが高いほど、球体の半径が小さくなるように規定され、例えば、保護レベルが最も高い保護レベル1では半径20m、保護レベルが最も低い保護レベル4では半径60mと規定されている。また、メッシュ法とは、メッシュ導体で覆われた内側を保護範囲とする方法であり、保護レベルが高いほど、メッシュの幅が小さくなるように規定されている。
【0004】
このような背景の下、従来の保護角法に基づく避雷針装置に大規模な変更を加えることなく、回転球体法による保護範囲が得られる、という技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この技術は、被保護体である建物の頂部に設けられた支柱に避雷突針を取り付け、支柱を囲むようにリング状の避雷部材を配設するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−327581号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、被保護体の数や配設位置は多種多様であり、また、上記のように、回転球体法では、被保護体の保護レベルによって適用する仮想球体の半径が異なる。しかしながら、上記特許文献1の技術では、被保護体の頂部にのみ避雷部材を設けるため、被保護体の配設位置や保護レベルなどによっては、被保護体を保護することができない場合がある。
【0007】
例えば、図8に示すように、鉄塔100に被保護体であるアンテナ101が配設されている場合、鉄塔100の高さが高く、避雷部材(受雷部)200と大地Gとに接する仮想球体(図中一点鎖線)の半径R1が60mよりも大きいと、回転球体法では、保護レベル4でもアンテナ101を保護することができない。また、アンテナ101の保護レベルが高く、回転球体法による仮想球体(図中破線)の半径R2が小さい場合、図示のように、アンテナ101が保護範囲外に位置してしまう、つまりアンテナ101を保護できない場合がある。
【0008】
そこでこの発明は、回転球体法によって被保護体を適正、確実に保護することが可能な避雷装置および避雷方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、避雷装置以外の受雷体や大地を既存受雷体とし、被保護体の数や配設位置に基づいて、既存受雷体と避雷部材または避雷部材同士が同時に接する仮想球体が所定の大きさとなり、かつ、該仮想球体の表面の包絡面と該仮想球体に接する既存受雷体および避雷部材の少なくとも一方とで囲まれる範囲内に前記被保護体が位置するように、前記避雷部材が配設されている、ことを特徴とする避雷装置である。
【0010】
この発明によれば、被保護体の数や配設位置がどのような数、位置であっても、所定の大きさの仮想球体の包絡面と避雷装置の避雷部材などとに囲まれた範囲内に、被保護体が位置する。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の避雷装置おいて、周囲に前記被保護体が配設された塔の中心側から放射線状に、前記避雷部材が配設されている、ことを特徴とする。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の避雷装置おいて、前記避雷部材がリング状で、周囲に前記被保護体が配設された塔と同心状に前記避雷部材が配設されている、ことを特徴とする。
【0013】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の避雷装置おいて、前記避雷部材が前記被保護体の被保護側よりも突出し、該避雷部材のみに接する仮想球体が前記所定の仮想球体となるように前記避雷部材が配設されている、ことを特徴とする。
【0014】
請求項5に記載の発明は、避雷部材以外の受雷体や大地を既存受雷体とし、被保護体の数や配設位置に基づいて、既存受雷体と避雷部材または避雷部材同士が同時に接する仮想球体が所定の大きさとなり、かつ、該仮想球体の表面の包絡面と該仮想球体に接する既存受雷体および避雷部材の少なくとも一方とで囲まれる範囲内に前記被保護体が位置するように、前記避雷部材を配設する、ことを特徴とする避雷方法である。
【発明の効果】
【0015】
請求項1および5に記載の発明によれば、被保護体の数や配設位置がどのような数、位置であっても、所定の大きさの仮想球体の包絡面と避雷装置の避雷部材などとに囲まれた範囲内に、被保護体が位置する。すなわち、仮想球体の大きさを回転球体法における所望の保護レベルに応じた大きさに設定することで、被保護体の数や配設位置に係らず、保護レベルに適合した大きさの仮想球体の包絡面と避雷部材などとに囲まれた範囲内、つまり適正な保護範囲内にすべての被保護体を位置させることができる。この結果、回転球体法によって被保護体を適正、確実に保護することが可能となる。しかも、仮想球体が所定の大きさとなり、その保護範囲内に被保護体が位置するように避雷部材を配設すればよいため、避雷部材の配設範囲が広く、柔軟な配設が可能となる。
【0016】
請求項2に記載の発明によれば、避雷部材を塔の中心側から放射線状に配設するだけでよいため、構成が簡単で、避雷装置の製作、設置などに要する労力や時間、費用を軽減することが可能となる。
【0017】
請求項3に記載の発明によれば、避雷部材がリング状のため、そのリング径を大きくするだけで容易に保護範囲を広げることができ、また、避雷部材を放射線状に配設する場合に比べて、避雷部材の数を少なくすることが可能となる。この結果、避雷装置の製作、設置などに要する労力や時間、費用をより軽減することが可能となる。
【0018】
請求項4に記載の発明によれば、避雷部材のみに接する仮想球体によって所定の大きさの仮想球体を形成するため、つまり、既存受雷体によらず避雷部材のみによって回転球体法上の保護範囲が確定するため、避雷装置をユニット化・規格化することが可能となる。この結果、個々の被保護体に対して、ユニット化・規格化した避雷装置を配設することで、避雷装置の製作、設置などに要する労力や時間、費用を軽減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】この発明の実施の形態1に係る避雷装置の配設状態を示す正面図である。
【図2】図1の避雷装置の平面図(a)と、避雷装置の変形例の平面図(b)である。
【図3】この発明の実施の形態2に係る避雷装置の配設状態を示す正面図である。
【図4】図3の避雷装置の拡大平面図(a)と拡大側面図(b)、(c)である。
【図5】図3の避雷装置の変形例を示す正面図である。
【図6】図1の避雷装置の変形例を示す正面図である。
【図7】図6の避雷装置の平面図(a)と説明図(b)である。
【図8】従来の避雷装置の配設状態を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
【0021】
(実施の形態1)
図1は、この実施の形態に係る避雷装置1の配設状態を示す正面図であり、図2(a)は、その平面図である。この避雷装置1は、被保護体を落雷から保護する装置であり、この実施の形態では、鉄塔100に配設されている無線アンテナ101を被保護体とする。
【0022】
具体的には、鉄塔100は導電性で大地Gに接地され、大地Gと鉄塔100とが避雷装置1(避雷部材21、22)以外の受雷体である既存受雷体となっている。また、アンテナ101は、図2(a)に示すように、鉄塔100を中心として周状に(鉄塔100の周囲に)複数配設され、鉄塔100の頂部側に配設された第1のアンテナ群111と、第1のアンテナ群111の下方に配設された第2のアンテナ群121とにグループ化されている。
【0023】
避雷装置1は導電性で、鉄塔100の頂部で第1のアンテナ群111の上方に配設された第1の受雷体2と、第1のアンテナ群111と第2のアンテナ群121との間に配設された第2の受雷体3と、第2のアンテナ群121の下方に配設された第3の受雷体4とから構成されている。これらの受雷体2〜4はほぼ同形状で、図2(a)に示すように、円環形(リング状)の第1の避雷部材21と、第1の避雷部材21の内面から中心に向って延びる複数の第2の避雷部材22とから構成されている。そして、第1の避雷部材21の中心が鉄塔100の中心と一致するように、つまり同心上に位置するように、第2の避雷部材22が鉄塔100に取り付けられている。
【0024】
このような第1の避雷部材21の直径および各受雷体2〜4の配設位置・高さは、次のように設定されている。すなわち、アンテナ101の数や配設位置に基づいて、既存受雷体と第1の避雷部材21または第1の避雷部材21同士が同時に接する仮想球体が所定の大きさとなり、かつ、この仮想球体の表面の包絡面とこの仮想球体に接する既存受雷体および第1の避雷部材21の少なくとも一方とで囲まれる範囲内に各アンテナ101が位置するように、設定されている。
【0025】
具体的には、例えば、アンテナ101に要求されている保護レベルが「2」の場合、回転球体法における仮想球体の半径は、30mとなる。このような仮想球体Q(図1参照)を回転させ、
(1)仮想球体Qが第2の受雷体3と第3の受雷体4とに接した状態(図1中Q1の状態)で、仮想球体Qと受雷体3、4と鉄塔100とで囲まれた保護範囲内に第2のアンテナ群121が位置し、
(2)仮想球体Qが第1の受雷体2と第2の受雷体3とに接した状態(図1中Q2の状態)で、仮想球体Qと受雷体2、3と鉄塔100とで囲まれた保護範囲内に第1のアンテナ群111が位置
するように、第1の避雷部材21の直径および各受雷体2〜4の配設位置が設定されている。
【0026】
このような避雷装置1のアースは、鉄塔100本体に接続され、鉄塔100の塔脚自体を引き下げ導線として利用し、雷サージを接地極に流すようになっている。
【0027】
このような構成の避雷装置1および避雷方法によれば、アンテナ101の配設数や配設位置がどのような数、位置であっても、回転球体法上の適正な保護範囲内にすべてのアンテナ101を位置させることができる。この結果、回転球体法によってすべてのアンテナ101を適正、確実に保護することが可能となる。しかも、仮想球体Qが所定の大きさとなり、その保護範囲内に各アンテナ101が位置するように各受雷体2〜4を配設すればよいため、受雷体2〜4の配設範囲が広く、柔軟な配設が可能となる。さらに、第2の避雷部材22を鉄塔100に取り付けるだけで、受雷体2〜4を鉄塔100に配設できるため、大規模な工事などが不要で、しかも、既設のアンテナ101などを変更、移設する必要もない。また、第1の避雷部材21が円環形のため、その径を変えるだけで容易に保護範囲を調整することができる。
【0028】
ところで、この実施の形態では、各受雷体2〜4に円環形の第1の避雷部材21を備えているが、要求される保護レベルつまり仮想球体Qの大きさや、アンテナ101の配設位置などによっては、第1の避雷部材21を備えなくてもよい。すなわち、図2(b)に示すように、周囲にアンテナ101が配設された鉄塔100の中心側から放射線状に、棒状の避雷部材23を複数配設した受雷体2〜4としてもよい。このとき、棒状の避雷部材23の先端に仮想球体Qが接触するため、上記の実施の形態と同等の保護範囲を得るには(図中二点鎖線の第1の避雷部材21と仮想球体Qとが接した状態とするには)、棒状の避雷部材23を第1の避雷部材21の半径よりも長くする必要がある。このように、棒状の避雷部材23を放射線状に配設するだけの構成であるため、構成が簡単で、避雷装置1の製作、設置などに要する労力や時間、費用を軽減することが可能となる。
【0029】
(実施の形態2)
図3は、この実施の形態に係る避雷装置10の配設状態を示す正面図である。この実施の形態では、各アンテナ101に対して避雷装置10が配設されている点で、実施の形態1と構成が異なり、同等の構成については、同一符号を付することで、その説明を省略する。
【0030】
この避雷装置10は、全体が略コーン(円錐)状で、図4に示すように、複数の棒状の第1の避雷部材24と、円環形の第2の避雷部材25とから構成されている。具体的には、各第1の避雷部材24の基端部が鉄塔100に接続・固定され、各第1の避雷部材24の自由端部がアンテナ101の被保護側(鉄塔100の反対側)よりも突出し、かつ末広がりになるように配設されている。このような各第1の避雷部材24の自由端部に第2の避雷部材25が配設され、この第2の避雷部材25のみに接する仮想球体Qが所定の仮想球体となるように、第2の避雷部材25の直径が設定されている。
【0031】
例えば、実施の形態1と同様に、保護レベルが「2」で仮想球体Qの半径が30mの場合、仮想球体Qを回転させて、仮想球体Qが第2の避雷部材25の全周と接した状態(図3中Q3の状態)で、仮想球体Qと第2の避雷部材25と鉄塔100とで囲まれた保護範囲内にアンテナ101が位置するように、第2の避雷部材25の直径が設定されている。ここで、第1の避雷部材24は、図4(b)に示すように、縦横十文字状に配設してもよいし、図4(c)に示すように、斜め十文字状に配設してもよい。
【0032】
このような構成の避雷装置10および避雷方法によれば、大地Gや鉄塔100などによらず、第2の避雷部材25のみによって回転球体法上の保護範囲が確定するため、避雷装置10をユニット化・規格化することが可能となる。すなわち、保護レベルや大きさが同じ被保護体であるアンテナ101に対して、ユニット化・規格化した避雷装置10を配設することができ、避雷装置10の製作、設置などに要する労力や時間、費用を軽減することが可能となる。また、アンテナ101が点在しグループ化できない場合であっても、個々のアンテナ101に避雷装置10を配設するだけで、容易かつ確実にアンテナ101を保護することができる。
【0033】
ところで、この実施の形態では、円環形の第2の避雷部材25を備えているが、これを備えずに、図5に示すように、複数の第1の避雷部材24のみによって避雷装置20を構成してもよい。この場合、避雷装置10と同等の保護範囲を得るには、上記の図2(b)の受雷体2〜4と同様に、第1の避雷部材24を第2の避雷部材25の位置よりも長く突出させる必要がある。このように、棒状の第1の避雷部材24を配設するだけの構成であるため、構成が簡単で、避雷装置20の製作、設置などに要する労力や時間、費用を軽減することが可能となる。
【0034】
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、実施の形態1では、鉄塔100に対して新たな避雷装置1を取り付けているが、既設・既存の部材を利用して避雷装置を構成してもよい。例えば、図6、7に示すように、アンテナ101を設置するために鉄塔100に配設されているステージ102を利用して、避雷装置を構成してもよい。具体的には、導電性のステージ102の最縁端から、棒状の第1の避雷部材26を放射状に複数配設し、各第1の避雷部材26の自由端部に接するように、環状の第2の避雷部材27を配設して、受雷体5を構成する。この場合、図7(b)の二点鎖線円102a内においてアンテナ101が保護される。このように、既設・既存の部材を利用することで、避雷装置の配設スペースを確保し、かつ、容易に避雷装置を製作、設置することができる。
【0035】
また、既存受雷体は、大地Gや鉄塔100に限らず、その他の受雷体であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0036】
鉄塔に配設された無線アンテナに限らず、通信機器などその他の被保護体の保護にも広く適用することができる。
【符号の説明】
【0037】
1 避雷装置
2 第1の受雷体
21 第1の避雷部材(避雷部材)
22 第2の避雷部材(避雷部材)
3 第2の受雷体
4 第3の受雷体
100 鉄塔(既存受雷体)
101 無線アンテナ(被保護体)
111 第1のアンテナ群
121 第2のアンテナ群
G 大地(既存受雷体)
Q 仮想球体


【特許請求の範囲】
【請求項1】
避雷装置以外の受雷体や大地を既存受雷体とし、
被保護体の数や配設位置に基づいて、既存受雷体と避雷部材または避雷部材同士が同時に接する仮想球体が所定の大きさとなり、かつ、該仮想球体の表面の包絡面と該仮想球体に接する既存受雷体および避雷部材の少なくとも一方とで囲まれる範囲内に前記被保護体が位置するように、前記避雷部材が配設されている、
ことを特徴とする避雷装置。
【請求項2】
周囲に前記被保護体が配設された塔の中心側から放射線状に、前記避雷部材が配設されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の避雷装置。
【請求項3】
前記避雷部材がリング状で、周囲に前記被保護体が配設された塔と同心状に前記避雷部材が配設されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の避雷装置。
【請求項4】
前記避雷部材が前記被保護体の被保護側よりも突出し、該避雷部材のみに接する仮想球体が前記所定の仮想球体となるように前記避雷部材が配設されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の避雷装置。
【請求項5】
避雷部材以外の受雷体や大地を既存受雷体とし、
被保護体の数や配設位置に基づいて、既存受雷体と避雷部材または避雷部材同士が同時に接する仮想球体が所定の大きさとなり、かつ、該仮想球体の表面の包絡面と該仮想球体に接する既存受雷体および避雷部材の少なくとも一方とで囲まれる範囲内に前記被保護体が位置するように、前記避雷部材を配設する、
ことを特徴とする避雷方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−146282(P2011−146282A)
【公開日】平成23年7月28日(2011.7.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−6855(P2010−6855)
【出願日】平成22年1月15日(2010.1.15)
【出願人】(000211307)中国電力株式会社 (6,505)
【Fターム(参考)】