部分深耕機
【課題】 効率の良い作業ができる部分深耕機を提供する。
【解決手段】 部分深耕機１は、支持フレーム１１を備え、支持フレーム１１の下端部には心土層の土を切削して持ち上げるチゼル１５を設ける。支持フレーム１１にはチゼル１５から土を受け入れるとともに土を切削して持ち上げて地表面Ｇ上に反転放てきする作業体５１を設ける。支持フレーム１１には、土を切削する切削体２０を設ける。
【解決手段】 部分深耕機１は、支持フレーム１１を備え、支持フレーム１１の下端部には心土層の土を切削して持ち上げるチゼル１５を設ける。支持フレーム１１にはチゼル１５から土を受け入れるとともに土を切削して持ち上げて地表面Ｇ上に反転放てきする作業体５１を設ける。支持フレーム１１には、土を切削する切削体２０を設ける。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、部分的に深い位置の土まで耕耘する部分深耕機に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来のサブソイラ作業機は、例えばビーム等の支持フレームの下端部に設けられ心土層の土を切削して持ち上げるチゼルと、このチゼルから土が導かれるとともに土を切削して持ち上げて地表面上に反転放てきする作業体とを備えている。
【特許文献１】特開平９−３２２６０１号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
しかしながら、上記従来のサブソイラ作業機では、例えば、地表面上から比較的深い位置の硬い土を切削するために、牽引抵抗が大きく、効率の良い作業ができないおそれがある。
【０００４】
本発明は効率の良い作業ができる部分深耕機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
請求項１記載の部分深耕機は、支持フレームと、この支持フレームの下端部に設けられ、心土層の土を切削して持ち上げるチゼルと、このチゼルから土が導かれるとともに、土を切削して持ち上げて地表面上に反転放てきする作業体と、前記支持フレームに設けられ、土を切削する切削体を設けたものである。
【０００６】
そして、この構成では、切削体を設けたことにより牽引抵抗を小さくすることができ、作業体の切削性が向上し、切削溝を確実に形成でき、十分な混層効果が得られる。
【０００７】
請求項２記載の部分深耕機は、請求項1記載の部分深耕機において、切削体の先端部が上方へ立ち上げた形状となっているものである。
【０００８】
そして、この構成では、切削体の先端部によって、土中に入る亀裂方向が一定になり、土質による作業仕上がりの違いが無くなり、安定した作業ができる。
【０００９】
請求項３記載の部分深耕機は、請求項1記載の部分深耕機において、切削体の作業進行方向の前部が山型形状となっているものである。
【００１０】
そして、この構成では、切削体の前部によって、草などの雑物が切断され、安定した作業ができる。
【発明の効果】
【００１１】
請求項１記載の発明によれば、切削体を設けたことにより牽引抵抗を小さくすることができ、作業体の切削性が向上し、切削溝を確実に形成でき、十分な混層効果が得られる。
【００１２】
請求項２記載の発明によれば、切削体の先端部が上方へ立ち上げた形状となっているので、切削体の先端部によって、土中に入る亀裂方向が一定になり、土質による作業仕上がりの違いが無くなり、安定した作業ができる。
【００１３】
請求項３記載の発明によれば、切削体の作業進行方向の前部が山型形状となっているので、草などの雑物が切断され、牽引抵抗を小さくすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１４】
本発明の部分深耕機の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【００１５】
図１から図３において、１は部分深耕機で、この部分深耕機１は、走行車である牽引車としてのトラクタ（図示せず）に着脱可能に装着して使用する牽引式のもので、トラクタの牽引動作により圃場を進行方向Ｘに移動しながら深い位置の心土層まで耕耘（土を切削、破砕および反転）する作業機である。
【００１６】
なお、この部分深耕機１は、下層すなわち心土層・耕盤層を切削するとともに切削土を地表面Ｇ上まで持ち上げ、地表面Ｇ上に反転および投てきすることにより、下層土と上層土とを混ぜて、表土である作土の排水効果、客土効果等の向上を図ろうとするもので、プラウの天地返しとサブソイラの心土破砕との両方の効果を実現できるものである。
【００１７】
そして、部分深耕機１は、トラクタ連結部としての連結部３を備えている。また、三点連結部３の後方には、支持フレーム取付体１０が設けられ、支持フレーム取付体１０には、支持フレーム１１が取り付けられている。この支持フレーム１１は、例えば金属材料等で上下方向に長手方向を有する細長板形状に形成されている。
【００１８】
そして、支持フレーム１１の下端部、つまり支持フレーム１１の進行方向Ｘ先端部には、進行方向Ｘへの移動に伴って硬い心土層の土を切削してやや持ち上げる先端切削部である先金等の金属製のチゼル１５が、着脱可能に取り付けられている。
【００１９】
さらに、支持フレーム１１の下端近傍の後端部には、土中に亀裂を入れ切削する切削体２０が着脱可能に取り付けられている。この切削体２０は、金属製で熱処理され、左右対称に一対取り付けられている。そして、図２に示すように、切削体２０の先端部は、上方へ向いて立ち上げた形状となっている。さらに、図３の斜線部に示すように、切削体２０の前部は、草などの雑物を切断する切削刃が設けられ、進行方向に対して山型形状となっている。
【００２０】
また、支持フレーム１１の下部前側には、例えば金属製の切削板取付体２１が、支持フレーム１１の前端に沿って着脱可能に取り付けられている。この切削板取付体２１は、ボルト挿通用孔等の連結用孔を有する連結板部２３と、この連結板部２３の前端に一体に交差状に形成されたやや湾曲した矩形板状の取付板部２４とにて構成されている。
【００２１】
そして、切削板取付体２１の取付板部２４の前面には、進行方向Ｘへの移動に伴って心土層および耕盤層（心土と作土の中間部分等）の土を切削しながらこの切削土を地表面Ｇ近傍（作土層近傍）まで持ち上げるとともに、切削土を地表面Ｇ近傍（作土層近傍）まで持ち上げる分割作業体である樹脂切削板等の切削板２６が、着脱可能に取り付けられており、切削板２６と取付板部２４とが重なり合い積層状態となっている。
【００２２】
また、切削板２６は、例えば取付板部２４と対応する形状をなす土の付着しにくい比較的薄肉状の１枚の合成樹脂板にて構成されている。なお、切削板２６および切削板取付体２１にて切削部３０が構成されている。
【００２３】
さらに、支持フレーム１１の長手方向略中央部の前側には、例えば金属製の反転板取付体３１が、支持フレーム１１の前端に沿って位置するように着脱可能に取り付けられている。この反転取付体３１は、ボルト挿通用孔等の連結用孔を有する連結板部３３と、この連結板部３３の前端に一体に交差状に形成されたやや湾曲した略矩形板状の取付板部３４とで構成されている。
【００２４】
そして、反転板取付体３１の取付板部３４の前面には、進行方向Ｘへの移動に伴って主として切削板２６から導入された切削土（切削板２６にて持ち上げられた土）を地表面Ｇ上に反転放てきする樹脂反転板等の反転板４６が、着脱可能に取り付けられており、反転板４６と取付板部３４とが重なり合い積層状態でかつ切削板２６と上下に隣接した状態で位置している。
【００２５】
また、反転板４６は、例えば取付板部３４と対応する形状をなす土の付着しにくい比較的薄肉状の１枚の合成樹脂板にて構成されている。この反転板４６は、進行方向Ｘである前方に対して所定の傾斜角度（例えば７５度）だけ傾斜して取り付けられている。
【００２６】
なお、反転板４６および反転板取付体３１にて反転部５０が構成されている。また、支持フレーム１１の長手方向に沿って上下方向に互いに隣接した状態で位置する複数、例えば連続した２つの切削板２６と反転板４６とによって、チゼル１５から土が導かれるとともに土を切削して持ち上げて地表面Ｇ上に反転放てきする作業体５１が構成されている。
【００２７】
次に、上記部分深耕機１を用いて耕耘作業をする場合について説明する。
【００２８】
トラクタの作業連結部である三点ヒッチ部と部分深耕機１の三点連結部３とを連結させることでトラクタに部分深耕機１を装着する。
【００２９】
その後、トラクタの三点ヒッチ部により部分深耕機１を圃場の土中に差し込み、トラクタの牽引動作により部分深耕機１を進行方向Ｘに移動させる。すると、作業体５１にて土が確実に切削され、この切削土が地表面Ｇ上に確実に反転放てきされる。
【００３０】
また、進行方向Ｘへの移動により反転部５０の反転板４６によって、切削板２６から供給された土が、地表面Ｇ上に向って反転放てきされる。さらに、切削体２０の立ち上がり部により、土中に入る亀裂方向が一定になり、反転放てきされる土の量が安定し、さらに、切削体２０の前部により、草などの雑物が切断され、牽引抵抗が軽減する。そして、反転部５０で切削土が反転放てきされるので、砕土性がよく、作業後の圃場の凸凹が少なく、また、圃場の土寄りを最小限に抑えることができる。
【００３１】
このように、１つに連なった状態のチゼル１５および作業体５１で、深い位置の比較的固い土壌が切削、破砕、反転等されることにより、比較的深い凹溝部が形成されるとともに、下層土と上層土とが混和され、作土の排水効果、客土効果等が得られる。
【００３２】
また、作業体５１を有する構成には１本式には限定されず、２本式、或いは、３本式、４本式、５本以上のものでもよい。また、複数式のものは、作業体５１を左右方向に位置調節可能に設け、圃場の大きさに適応する位置に作業体５１を配置するようにしてもよい。
【００３３】
さらに、切削部３０の切削板２６は、進行方向Ｘである前方に対して所定の傾斜角度だけ傾斜させたり、左右方向中央側が前方に膨出するように湾曲させたり、上端ほど一側方を向くようにねじった形状等にしてもよい。
【００３４】
また、切削体２０は、図３に示すように、切断部と立ち上がり部とを組付けたり、あるいは、溶接等で固定してもよい。さらに、切削体２０は、左右対称に別々にする必要もなく、一体成形で形成された物でもよい。
【図面の簡単な説明】
【００３５】
【図１】本発明の部分深耕機の一実施の形態を示す側面図である。
【図２】同上部分深耕機の要部正面図である。
【図３】同上部分深耕機の切削体の一部を示す正面図である。
【図４】他の実施の形態を示す切削体の一部を示す正面図である。
【符号の説明】
【００３６】
１ 部分深耕機
３ 三点連結部
１０ 支持フレーム取付体
１１ 支持フレーム
１５ チゼル
２０ 切削体
２１ 切削板取付体
２６ 切削板
３０ 切削部
３１ 反転板取付体
４６ 反転板
５０ 反転部
５１ 作業体
Ｇ 地表面
【技術分野】
【０００１】
本発明は、部分的に深い位置の土まで耕耘する部分深耕機に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来のサブソイラ作業機は、例えばビーム等の支持フレームの下端部に設けられ心土層の土を切削して持ち上げるチゼルと、このチゼルから土が導かれるとともに土を切削して持ち上げて地表面上に反転放てきする作業体とを備えている。
【特許文献１】特開平９−３２２６０１号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
しかしながら、上記従来のサブソイラ作業機では、例えば、地表面上から比較的深い位置の硬い土を切削するために、牽引抵抗が大きく、効率の良い作業ができないおそれがある。
【０００４】
本発明は効率の良い作業ができる部分深耕機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
請求項１記載の部分深耕機は、支持フレームと、この支持フレームの下端部に設けられ、心土層の土を切削して持ち上げるチゼルと、このチゼルから土が導かれるとともに、土を切削して持ち上げて地表面上に反転放てきする作業体と、前記支持フレームに設けられ、土を切削する切削体を設けたものである。
【０００６】
そして、この構成では、切削体を設けたことにより牽引抵抗を小さくすることができ、作業体の切削性が向上し、切削溝を確実に形成でき、十分な混層効果が得られる。
【０００７】
請求項２記載の部分深耕機は、請求項1記載の部分深耕機において、切削体の先端部が上方へ立ち上げた形状となっているものである。
【０００８】
そして、この構成では、切削体の先端部によって、土中に入る亀裂方向が一定になり、土質による作業仕上がりの違いが無くなり、安定した作業ができる。
【０００９】
請求項３記載の部分深耕機は、請求項1記載の部分深耕機において、切削体の作業進行方向の前部が山型形状となっているものである。
【００１０】
そして、この構成では、切削体の前部によって、草などの雑物が切断され、安定した作業ができる。
【発明の効果】
【００１１】
請求項１記載の発明によれば、切削体を設けたことにより牽引抵抗を小さくすることができ、作業体の切削性が向上し、切削溝を確実に形成でき、十分な混層効果が得られる。
【００１２】
請求項２記載の発明によれば、切削体の先端部が上方へ立ち上げた形状となっているので、切削体の先端部によって、土中に入る亀裂方向が一定になり、土質による作業仕上がりの違いが無くなり、安定した作業ができる。
【００１３】
請求項３記載の発明によれば、切削体の作業進行方向の前部が山型形状となっているので、草などの雑物が切断され、牽引抵抗を小さくすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１４】
本発明の部分深耕機の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【００１５】
図１から図３において、１は部分深耕機で、この部分深耕機１は、走行車である牽引車としてのトラクタ（図示せず）に着脱可能に装着して使用する牽引式のもので、トラクタの牽引動作により圃場を進行方向Ｘに移動しながら深い位置の心土層まで耕耘（土を切削、破砕および反転）する作業機である。
【００１６】
なお、この部分深耕機１は、下層すなわち心土層・耕盤層を切削するとともに切削土を地表面Ｇ上まで持ち上げ、地表面Ｇ上に反転および投てきすることにより、下層土と上層土とを混ぜて、表土である作土の排水効果、客土効果等の向上を図ろうとするもので、プラウの天地返しとサブソイラの心土破砕との両方の効果を実現できるものである。
【００１７】
そして、部分深耕機１は、トラクタ連結部としての連結部３を備えている。また、三点連結部３の後方には、支持フレーム取付体１０が設けられ、支持フレーム取付体１０には、支持フレーム１１が取り付けられている。この支持フレーム１１は、例えば金属材料等で上下方向に長手方向を有する細長板形状に形成されている。
【００１８】
そして、支持フレーム１１の下端部、つまり支持フレーム１１の進行方向Ｘ先端部には、進行方向Ｘへの移動に伴って硬い心土層の土を切削してやや持ち上げる先端切削部である先金等の金属製のチゼル１５が、着脱可能に取り付けられている。
【００１９】
さらに、支持フレーム１１の下端近傍の後端部には、土中に亀裂を入れ切削する切削体２０が着脱可能に取り付けられている。この切削体２０は、金属製で熱処理され、左右対称に一対取り付けられている。そして、図２に示すように、切削体２０の先端部は、上方へ向いて立ち上げた形状となっている。さらに、図３の斜線部に示すように、切削体２０の前部は、草などの雑物を切断する切削刃が設けられ、進行方向に対して山型形状となっている。
【００２０】
また、支持フレーム１１の下部前側には、例えば金属製の切削板取付体２１が、支持フレーム１１の前端に沿って着脱可能に取り付けられている。この切削板取付体２１は、ボルト挿通用孔等の連結用孔を有する連結板部２３と、この連結板部２３の前端に一体に交差状に形成されたやや湾曲した矩形板状の取付板部２４とにて構成されている。
【００２１】
そして、切削板取付体２１の取付板部２４の前面には、進行方向Ｘへの移動に伴って心土層および耕盤層（心土と作土の中間部分等）の土を切削しながらこの切削土を地表面Ｇ近傍（作土層近傍）まで持ち上げるとともに、切削土を地表面Ｇ近傍（作土層近傍）まで持ち上げる分割作業体である樹脂切削板等の切削板２６が、着脱可能に取り付けられており、切削板２６と取付板部２４とが重なり合い積層状態となっている。
【００２２】
また、切削板２６は、例えば取付板部２４と対応する形状をなす土の付着しにくい比較的薄肉状の１枚の合成樹脂板にて構成されている。なお、切削板２６および切削板取付体２１にて切削部３０が構成されている。
【００２３】
さらに、支持フレーム１１の長手方向略中央部の前側には、例えば金属製の反転板取付体３１が、支持フレーム１１の前端に沿って位置するように着脱可能に取り付けられている。この反転取付体３１は、ボルト挿通用孔等の連結用孔を有する連結板部３３と、この連結板部３３の前端に一体に交差状に形成されたやや湾曲した略矩形板状の取付板部３４とで構成されている。
【００２４】
そして、反転板取付体３１の取付板部３４の前面には、進行方向Ｘへの移動に伴って主として切削板２６から導入された切削土（切削板２６にて持ち上げられた土）を地表面Ｇ上に反転放てきする樹脂反転板等の反転板４６が、着脱可能に取り付けられており、反転板４６と取付板部３４とが重なり合い積層状態でかつ切削板２６と上下に隣接した状態で位置している。
【００２５】
また、反転板４６は、例えば取付板部３４と対応する形状をなす土の付着しにくい比較的薄肉状の１枚の合成樹脂板にて構成されている。この反転板４６は、進行方向Ｘである前方に対して所定の傾斜角度（例えば７５度）だけ傾斜して取り付けられている。
【００２６】
なお、反転板４６および反転板取付体３１にて反転部５０が構成されている。また、支持フレーム１１の長手方向に沿って上下方向に互いに隣接した状態で位置する複数、例えば連続した２つの切削板２６と反転板４６とによって、チゼル１５から土が導かれるとともに土を切削して持ち上げて地表面Ｇ上に反転放てきする作業体５１が構成されている。
【００２７】
次に、上記部分深耕機１を用いて耕耘作業をする場合について説明する。
【００２８】
トラクタの作業連結部である三点ヒッチ部と部分深耕機１の三点連結部３とを連結させることでトラクタに部分深耕機１を装着する。
【００２９】
その後、トラクタの三点ヒッチ部により部分深耕機１を圃場の土中に差し込み、トラクタの牽引動作により部分深耕機１を進行方向Ｘに移動させる。すると、作業体５１にて土が確実に切削され、この切削土が地表面Ｇ上に確実に反転放てきされる。
【００３０】
また、進行方向Ｘへの移動により反転部５０の反転板４６によって、切削板２６から供給された土が、地表面Ｇ上に向って反転放てきされる。さらに、切削体２０の立ち上がり部により、土中に入る亀裂方向が一定になり、反転放てきされる土の量が安定し、さらに、切削体２０の前部により、草などの雑物が切断され、牽引抵抗が軽減する。そして、反転部５０で切削土が反転放てきされるので、砕土性がよく、作業後の圃場の凸凹が少なく、また、圃場の土寄りを最小限に抑えることができる。
【００３１】
このように、１つに連なった状態のチゼル１５および作業体５１で、深い位置の比較的固い土壌が切削、破砕、反転等されることにより、比較的深い凹溝部が形成されるとともに、下層土と上層土とが混和され、作土の排水効果、客土効果等が得られる。
【００３２】
また、作業体５１を有する構成には１本式には限定されず、２本式、或いは、３本式、４本式、５本以上のものでもよい。また、複数式のものは、作業体５１を左右方向に位置調節可能に設け、圃場の大きさに適応する位置に作業体５１を配置するようにしてもよい。
【００３３】
さらに、切削部３０の切削板２６は、進行方向Ｘである前方に対して所定の傾斜角度だけ傾斜させたり、左右方向中央側が前方に膨出するように湾曲させたり、上端ほど一側方を向くようにねじった形状等にしてもよい。
【００３４】
また、切削体２０は、図３に示すように、切断部と立ち上がり部とを組付けたり、あるいは、溶接等で固定してもよい。さらに、切削体２０は、左右対称に別々にする必要もなく、一体成形で形成された物でもよい。
【図面の簡単な説明】
【００３５】
【図１】本発明の部分深耕機の一実施の形態を示す側面図である。
【図２】同上部分深耕機の要部正面図である。
【図３】同上部分深耕機の切削体の一部を示す正面図である。
【図４】他の実施の形態を示す切削体の一部を示す正面図である。
【符号の説明】
【００３６】
１ 部分深耕機
３ 三点連結部
１０ 支持フレーム取付体
１１ 支持フレーム
１５ チゼル
２０ 切削体
２１ 切削板取付体
２６ 切削板
３０ 切削部
３１ 反転板取付体
４６ 反転板
５０ 反転部
５１ 作業体
Ｇ 地表面
【特許請求の範囲】
【請求項１】
支持フレームと、この支持フレームの下端部に設けられ、心土層の土を切削して持ち上げるチゼルと、このチゼルから土が導かれるとともに、土を切削して持ち上げて地表面上に反転放てきする作業体と、前記支持フレームに設けられ、土を切削する切削体を設けたことを特徴とする部分深耕機。
【請求項２】
切削体の先端部が上方へ立ち上げた形状となっていることを特徴とする請求項１記載の部分深耕機。
【請求項３】
切削体の作業進行方向の前部が山型形状となっていることを特徴とする請求項１記載の部分深耕機。
【請求項１】
支持フレームと、この支持フレームの下端部に設けられ、心土層の土を切削して持ち上げるチゼルと、このチゼルから土が導かれるとともに、土を切削して持ち上げて地表面上に反転放てきする作業体と、前記支持フレームに設けられ、土を切削する切削体を設けたことを特徴とする部分深耕機。
【請求項２】
切削体の先端部が上方へ立ち上げた形状となっていることを特徴とする請求項１記載の部分深耕機。
【請求項３】
切削体の作業進行方向の前部が山型形状となっていることを特徴とする請求項１記載の部分深耕機。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図２】
【図３】
【図４】
【公開番号】特開２００６−２１７８７５（Ｐ２００６−２１７８７５Ａ）
【公開日】平成１８年８月２４日（２００６．８．２４）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００５−３５３４５（Ｐ２００５−３５３４５）
【出願日】平成１７年２月１４日（２００５．２．１４）
【出願人】（０００１８８００９）松山株式会社 (285)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１８年８月２４日（２００６．８．２４）
【国際特許分類】
【出願日】平成１７年２月１４日（２００５．２．１４）
【出願人】（０００１８８００９）松山株式会社 (285)
【Ｆターム（参考）】
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