説明

郵便物の分類の際のコンテナの識別情報を提供するための装置と方法

本発明は、郵便物を分類するとともにコンテナ(20)に識別情報を提供するための装置(10)に関する。該装置は処理装置(30)、電子表示装置(21)を備える複数のコンテナ(20)、および装置の複数の保管位置(50)に配置される伝達手段(40)からなる。該伝達手段(40)は処理装置と連絡されるとともにデータをコンテナ(20)の電子表示装置(21)に伝達するための手段からなる。本発明の装置はさらに、処理装置(30)と連絡され保管位置(50)におけるコンテナ(20)の存在を判定するセンサー(60)を有する。新たなコンテナが保管位置に配置されると、処理装置は対応するコンテナ識別を伝達装置に伝達し、該伝達装置はデータをラベル表示装置に伝達する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、郵便物を分類するとともにコンテナの識別情報を提供する装置に関する。
本発明はまた、郵便物を分類するとともにコンテナの識別情報を提供するための方法に関する。
【背景技術】
【0002】
商品、コンテナ、包装またはパレット等の物品の視覚的に検出可能な識別のために、これらの物品に例えば内容、輸送目的地、所定の商品の価格等の情報を持つラベルを提供する手法が知られている。この識別に基づいて、必要な情報を読み取るとともに、例えば物品の表示された目的地への輸送等の適当な行動を実行することができる。情報が可変の場合、変更がなされるごとに問題の物品に新たな識別を適用する必要がある。典型的には、ラベルから情報を手動で除去し新たな情報に置き換える。古いラベルを新しいものと完全に置き換えるか、あるいは例えば新たなラベルを古いものの上に接着することも可能である。
【0003】
従来のラベルの欠点を克服するために、電子インクに基づく電子ラベルがより頻繁に発展している。このようなラベルは例えば特許文献1において述べられている。該ラベルは表示層、活性化グリッド層、処理層、アンテナ層等の複数の層および記憶要素からなり、表示層に電子インクが配置される。表示される情報をアンテナ層によりラベルに伝達することができる。
【0004】
電子ラベルの典型的な利用は特許文献2において述べられ、ここでは商品の価格を可変表示する電子ラベルが開示されている。この過程において電子ラベルは商品が置かれる棚に適用され、可変の価格やさらなる製品情報を表示することができる。
【0005】
同様に、輸送またはロジスティクスシステムにおいて、複数回の書き込みと読み取りが可能な応答機からなるRFID技術による、視覚的に検出できる物品識別の手法が知られている。このようなシステムは、大量の情報を応答機に電子的に書き込み読み出すことが可能という点で有利であり、その結果自動的な輸送、分類、追跡または配達の手法が情報の視覚的表示なしに可能となる。
【0006】
郵便分野におけるRFID応答機の利用の例が特許文献3で述べられている。RFID応答機は郵便物に添付され、書き込みと読み出しが可能な情報に基づいて分類され、それから該郵便物は最終的な目的地に輸送される。
【0007】
特に、郵便システム等のロジスティクスシステムにおいて、多数のコンテナが郵便物の保管および/あるいは輸送に用いられるため、該コンテナを異なる処理・移送ステーションにおいて識別する必要がある。これは典型的には、印刷され変更の際には置き換えられる必要のある紙ラベルを多量に要する。これは物資、人員、廃棄物処理その他に高いコストを必要とする。さらに、使い捨てラベルを用いるコンテナの識別は、新たなラベルを適用する際に入れ替わることがあるので誤りがちである。しかし、視覚的に識別可能なラベルは、コンテナの宛先指示および輸送が少なくともたまに手動でなされる場合、郵便システムの構成に必要である。
【0008】
特に郵便物の分類のための装置において、用いられるコンテナには複数回のコンテナ識別がなされる。郵便分類機械について、例えば特許文献より、分類計画に基づきコンテナラベルを印刷するとともにそれを指定されたコンテナに輸送するプリンタが分類機械に装備される。
【0009】
先行技術のコンテナ識別方法の欠点を回避するために、様々な情報を表示可能な少なくとも1つの視覚的に検出可能な表示装置からなる電子ラベルを用いることができる。結果、可変の識別情報が必要であっても物資、人員、廃棄物処理その他のコストを相当に削減することができる。
【0010】
コンテナに電子表示装置が設けられ、計画によって分類される郵便物が中に配置される多数のコンテナからなる郵便分類機械において用いられる場合、情報伝達手段としてコンテナの電子ラベルが必要となる。
【特許文献1】国際特許WO00/16189A1
【特許文献2】国際特許WO00/67110A1
【特許文献3】国際特許WO03/098533A1
【特許文献4】ヨーロッパ特許EP0595596B1
【発明の開示】
【0011】
本発明の目的は郵便物を分類しコンテナの電子識別情報を提供するための装置を提案することである。
【0012】
本発明によって、この目的は独立な請求項1および5の内容によって達成される。本発明の有利な改良は従属の請求項2、4および6から7から見つけることができる。
【0013】
本発明は、郵便物の分類とコンテナ電子識別情報の提供のための装置を提案するものであり、該装置は電子表示装置を持つ複数のコンテナからなる。該装置はまた処理装置と、装置の複数の保管位置に伝達手段を有する。これに関連して、伝達手段は処理装置と連絡されるとともに、コンテナの電子表示装置への伝達手段を有する。
【0014】
該装置はまた保管位置におけるコンテナの存在を判定するために処理装置と連絡するセンサーを有する。該センサーは、作業者に作動された際に信号を発信するスイッチとすることができる。作業者がコンテナを装置の保管位置に配置すると、スイッチを作動させ、発信された信号が処理装置に伝達される。処理装置は識別情報をコンテナに割り当て、それを、伝達手段を経て、コンテナの表示装置へ伝達する。本発明の別の特に好ましい実施形態においては、該センサーは、コンテナが既定の領域内に入れられると信号を発信する自動装置とする。例えば光バリアやモーションセンサー等を該自動装置として用いることができる。
【0015】
電子表示装置だけでなくRFID応答機をも有する郵便物分類装置のコンテナを設けることが有利であると示されている。本発明の好ましい実施形態において、コンテナは電子表示装置に加えてRFID応答機を有し、伝達手段はデータをコンテナのRFID応答機に伝達する手段を有する。
【0016】
本発明はまた、郵便物を分類するとともに装置内のコンテナに識別情報を提供する方法に関する。該方法により、処理装置と連絡されるセンサーによって保管位置におけるコンテナの存在を判定することが提案される。さらに、データが伝達手段により装置の複数の保管位置のコンテナの電子表示装置に伝達され、伝達手段が処理装置と連絡される。
【0017】
該センサーは、コンテナが既定の領域内に入れられると信号を発信する自動装置とすることが好ましい。該センサーは手動で作動されるものとしてもよい。データは、例えば表示装置に接続されるRFIDチップを経て、コンテナの電子表示装置に伝達される。
【0018】
本発明の装置および関連する方法は、分類機械内のコンテナの様々な識別情報を印刷しコンテナに手動で添付する必要がなく、代わりに表示されるデータが自動的に伝達されるという利点を有する。結果、誤った識別を回避でき、コンテナの識別のための材料費およびその他のコストを削減できる。分類機械の処理装置は現在の郵便物の量に関係する分類計画とともに供給されるとともに該計画に基づいて異なる保管位置の郵便物の出力を制御するので、コンテナの情報をコンテナの表示装置に直通の経路で伝達することができる。
【0019】
本発明のさらなる利点、特別な特色および実際的な改良は、従属する請求項および図1を参照する以下の好ましい実施例の提示によって示される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
図1によって、郵便物を分類するとともに装置内のコンテナ20・20・・・に識別情報を提供するための装置10の形態の、本発明の特に好ましい実施例が示される。ここで、複数のコンテナ20は装置の複数の保管位置50・50・・・に配置される。個々のコンテナは少なくとも1つの電子表示装置21を有する。
【0021】
装置の保管位置50は、分類された郵便物が既定の分類計画によって中に配置される区画である。装置はまたこの分類手法を制御する中央処理装置30を有する。処理装置は個々の保管位置の伝達手段40・40・・・に接続される。保管位置はまた、新たなコンテナの存在を検出するセンサー60・60・・・を有する。新たなコンテナは、例えば分類の開始の際や満杯のコンテナを空のコンテナと置き換える際に配置することができる。
【0022】
センサーは例えば、作業者が新たなコンテナを保管位置に配置してすぐに操作するスイッチとすることができる。該スイッチは処理装置に伝達される信号を発信する。それから処理装置はコンテナに関連付けられた識別情報を生成し、該情報を関連する伝達手段に伝達する。該情報は表示装置21へ搬出され表示され、次にコンテナが取り出される際に、例えばコンテナおよび/あるいは次の輸送目的地等の情報を読み出すことができる。本発明の別実施例においては、表示される情報は、例えばバーコード等の少なくとも部分的に暗号化されたデータからなる。このバーコードは郵便配達システムの複数の移送ステーションにおいて、スキャナー等の光学装置を用いて読み取ることができる。
【0023】
さらに該センサーは光バリアやモーションセンサー等の自動装置とすることができる。作業者がコンテナをセンサーの検出範囲内に配置すると、処理装置が信号を受信し、コンテナの表示装置に対応する識別情報を伝達する。本発明の別実施例においては、識別情報は新たなコンテナが持ち込まれる際ではなく取り出される際に伝達される。
【0024】
コンテナの電子ラベルは少なくとも1つの光学的または視覚的に検出可能な電子表示装置を有する。単安定表示システムの場合、表示される情報は停電の際には見ることができないため、電子情報キャリアには双安定表示ユニットを用いることが好ましい。例えば液晶等に基づく様々な技術を表示装置に用いることができる。適当な表示技術の選択において、柔軟性、耐衝撃性、耐用年数、耐候性、使用温度範囲、書き込みサイクルの数、および生成間隔等の基準を、適用領域に基づいて考慮に入れる必要がある。
【0025】
FLCD(強誘電性液晶表示装置)技術を表示技術として用いることができる。強誘電性液晶相はキラルまたはキラル添加のスメクチックC相によって形成される。スメクチック層内の分子縦軸の傾斜の結果、層に垂直に自発分極が起こる。この分極の逆に電界を印加することで、分子の傾斜方向が反転し、分極の方向も反転する。両方の切り替わった状態は光学的に異なるとともに安定である。反射FLCDは基本的には偏光子、液晶相および裏面鏡からなる。偏光子に関しスメクチック相の傾斜方向に依存して明暗状態が生成される。
【0026】
別の技術はEASL(電気的アドレス可能液体表示装置)からなる。これはスメクチック液晶の電気光学効果に基づく液晶表示装置である。傾斜していないスメクチック層は表示セルに平行に向けられ、この状態において入射光は複屈折を受けない。表示装置が透明に見えるか、あるいは有色の反射層で裏当てされている場合は該反射層の色に見える。第二の状態は散乱光が生成される無作為に配置された焦点の円錐形の領域を特徴とする。その複屈折の結果、該散乱光は白く見え、二色性の色素が添加された場合はその色素の色に見える。いずれの状態も電圧の印加によって他の状態に変換することができる。
【0027】
頂点双安定装置(ZBD)はネマチック液晶に基づいた表示装置である。この特別な型式のネマチック表示装置において、ネマチック配向度の妨害はマイクロメーター範囲の溝構造によって、直流電場の影響によって二次元またはホメオトロピック配列を確立可能とすることで、基質に誘導される。
【0028】
BiNem技術は2つのネマチック状態の双安定性に基づいている。液晶は二次元配向であり、1つの基質上で強く端部に係止され、他の基質上で弱く端部に係止される。専用の電流パルスをねじれていないバルク構造と180度ねじれたバルク構造との切り替えに用いることができる。偏光子を備え平行に配置された液晶セルが吸収フィルムで裏当てされている場合、ねじれていない状態は白く見え、ねじれた状態は黒く見える。
【0029】
コレステリック液晶表示装置(CHLCD)の技術はねじれたネマチック液晶相に基づいている。キラルネマチック相またはキラル添加剤を有するネマチック相は分子レベルでらせん構造を形成する。らせんの長さが可視光線の波長と等しい場合、選択的に反射(表示装置の表面に垂直ならせん)あるいは透過(らせんの偶発的な配置)する。いずれの状態も長期において安定であり、電圧の印加によってもう一方の状態に変換することができる。
【0030】
表示装置をOLED(有機発光ダイオード)のような高分子表示装置とすることも可能である。このような表示装置は非常に薄い高分子を2つの電極の間に配置した多層システムからなる。結果、薄い表示装置を作ることができ、物品の識別のための紙の代用品として用いることができる。ここで、白黒の表示装置を用いても充分であるが、複数の色を備えるより複雑な表示装置を用いることもできる。このようなOLED表示装置はLED表示装置より必要なエネルギーが少ないという利点を有し、コンテナ識別に用いるバッテリーの耐用年数を延長することができる。
【0031】
本発明の特に好ましい実施例において、表示装置は電子インクを用いて作られる。化学的に言えば、これらは逆の電荷を持ち電界内に指向される2つの異なる色成分を含むマイクロカプセルである。粒子の大きさとシステムの粘性によって、電界が切られた直後に要求されない状態への逆転が起こることはない。従って、書かれた情報が失われることはなく、多くともコントラストの減少が生じるのみである。
【0032】
電気泳動表示装置は、特に柔軟性、耐衝撃性および圧力安定性の機械的要求に関して有利な特性を持つ。さらに、充分な双安定挙動を提供するとともに、輸送コンテナシステムの典型的な天候条件にわたる温度範囲内で機能することができる。加えて、作動電圧が比較的低いため、エネルギー供給のための切り替え回路構成は単純である。
【0033】
本発明の実施例の1つにおいて、電子ラベルはデータの好ましい双方向伝達のための少なくとも1つの無線インターフェースと、光学的に検出可能な情報の視覚化のための表示装置とを有する。該インターフェースは好ましくはチップ等のRFID部材である。さらに、データ管理のための論理回路を統合し、これは無線インターフェースから表示装置へデータを移送する役割を果たす。加えて、ラベルは個々のシステムの部材が必要とするエネルギーを提供するための回路部材を有することが有利である。
【0034】
電子ラベルの動作に必要なエネルギーを、無線インターフェースを経て、伝達することが有利であることが解っている。無線インターフェース経由の表示装置へのデータの伝達は、例えば適当な表示装置ドライバーに接続されたマイクロコントローラー等によって実行される。連結の形式やこれらの基本要素の付加的な回路構成に関して、システム全体の様々な概念の変形を実現可能である。
【0035】
活性(単安定)LCDを用いる場合、表示装置への恒久的なエネルギー供給が必要であり、これは充分な容量を持つバッテリー、蓄電池または蓄電器等のエネルギー貯蔵ユニットの統合を要する。伝達されたデータはRFインターフェースに受信され、そこに直接保存される。表示装置に直接的に関連するデータは、表示装置を作動させる表示装置ドライバーを備えるマイクロコントローラーに伝達される。データ伝達の間、エネルギーはRF信号から、コントローラーおよび表示装置への供給を確実とするエネルギー貯蔵ユニットを満たす分離回路部によって得られる。
【0036】
RF部材は必要なエネルギーをRF信号から直接得る。これに必要な全ての部材はRFIDチップ内にあらかじめ備えておくことが好ましい。一方、付加的なエネルギーを得るために回路構成に必要な複雑性は、他の接続される部材の供給電圧に大きく依存する。
【0037】
受動(双安定)表示装置を用いる場合、前述の概念の単純化した変形を用いることができる。ここで、RF部材および表示装置を備えるマイクロコントローラーの基本的な要素は保持される。しかし受動表示装置を用いることにより、エネルギー貯蔵ユニットは不要となる。双安定表示装置は通常、従来のLCDよりも高い動作電圧で動作するので、表示装置の作動が変化する。この動作電圧を得るために、付加的な(受動)部材を用いることができるが、それは部材点数を増加させる。
【0038】
例えば、2つの分離したRF部材を受動(双安定)表示装置に用いることができる。1つの部材はRF信号からのエネルギー取得に必要な回路構成を有するRFID−IC部材とすることができる。該回路構成の、表示装置の作動のために設けられる部分は、RFID−IC部材と非連結に構成することが好ましい。これによって第二の部材やさらなる必要な部材の、受動表示装置のより高い動作電圧への適合が単純化される。よって、表示装置に伝達されるデータは第二のRF部材のみを経由し、表示装置を備えるその後のマイクロコントローラーを経て表示される。
【0039】
電子ラベルの別実施例においては、表示装置を除く全ての部材を特定用途向けICに統合することで、システム部材の数を可能な限り少なくしている。ASIC(特定用途向けIC)やCSIC(特定顧客向けIC)の目的は最終的な電子製品に必要な全ての機能性を可能な限りの範囲で単一の半導体に統合することである。
【0040】
本発明の別の特に好ましい実施例においては、ラベルの視覚的に検出可能な電子表示装置は、同様にコンテナに接続されるRFID応答機70によって拡張される。この手法においては、同様な、あるいは異なる情報をRFID応答機に保存して電子表示装置に表示することができる。通常はRFID応答機をコンテナの追跡と輸送統計の生成に用い、表示される識別以上の情報をも保存することができる。伝達手段40はRFID応答機へのデータの伝達のためのさらなる手段を有する。
【0041】
電子表示装置21へのデータの伝達は接触なしで行われることが好ましい。この目的のために、伝達手段40はデータを表示装置の受信手段に伝達する送信機を備える。本発明の別実施例においては、この伝達はコンテナの表示装置と伝達手段の接触手段との直接接触によってなされる。例えば、保管位置50にコンテナを受ける装置を設け、該装置は伝達手段の接触手段と表示装置の対応部とが嵌合する位置にコンテナを配列し、データの伝達を経由させる固定接触が確立される。
【符号の説明】
【0042】
10 装置(郵便分類装置)
20 コンテナ
30 処理装置
40 伝達手段
50 保管位置
60 センサー
70 RFID応答機

【図1】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
郵便物を分類するとともにコンテナ(20)に識別情報を提供するための装置(10)であって、
処理装置(30)、
電子表示装置(21)を備える複数のコンテナ(20)、
装置の複数の保管位置(50)に配置され、処理装置(30)と連絡されるとともにデータをコンテナ(20)の電子表示装置(21)に伝達するための手段からなる伝達手段(40)、および
処理装置(10)と連絡され保管位置(50)におけるコンテナ(20)の存在を判定するセンサー(60)、
からなることを特徴とする装置。
【請求項2】
前記センサー(60)は作動されると信号を発信するスイッチとする、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記センサー(60)はコンテナが既定の領域内に入れられると信号を発信する自動装置とする、請求項1または2に記載の装置。
【請求項4】
コンテナ(20)はRFID応答機(70)を有し、伝達手段(40)はデータをコンテナのRFID応答機へ伝達するための手段を備える、請求項1から3のいずれか1項に記載の装置。
【請求項5】
装置(10)内において郵便物を分類するとともにコンテナ(20)に識別情報を提供するための方法であって、
処理装置(10)と連絡されるセンサー(60)による、保管位置(50)におけるコンテナ(20)の存在の判定、および
装置の複数の保管位置(50)に配置され処理装置(30)と連絡される伝達手段(40)によるコンテナ(20)の電子表示装置(21)へのデータの伝達、
からなることを特徴とする方法。
【請求項6】
前記センサー(60)はコンテナが既定の領域内に入れられると信号を発信する自動装置とする、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
コンテナの電子表示装置(21)に接続されるRFIDチップを経由してデータが表示装置に伝達される、請求項5または6に記載の方法。


【公表番号】特表2008−508086(P2008−508086A)
【公表日】平成20年3月21日(2008.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−522978(P2007−522978)
【出願日】平成17年7月19日(2005.7.19)
【国際出願番号】PCT/EP2005/007849
【国際公開番号】WO2006/012998
【国際公開日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【出願人】(503276470)ドイチェ ポスト アーゲー (50)
【Fターム(参考)】