説明

配管経路探索装置とそれを用いて作成したプラント

【課題】配管部品の据付および操作スペースを確保した配管経路データを効率良く作成し、配管設計時間を削減する。
【解決手段】CADデータと配管始終点データとを入力する入力部と、前記入力部で入力したCADデータと配管始終点データとから配管の始終点を含む経路探索のためのグラフを作成するグラフ作成部とを有する配管経路探索装置において、前記グラフ作成部で作成したグラフから、始点からの累積距離と累積配置可能部品数を集計する累積距離・部品数集計部と、前記累積距離と累積配置可能部品数をグラフの各ノードに表示する表示部とを備えることを特徴とする配管経路探索装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、配管設計を支援する装置に関し、特に配管経路の作成に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、空間上にグラフを作成して、指定した始点と終点から最短経路を求めるシステムが開示されている。特許文献1の技術によれば自動的に生成したトポロジーマップを用いて、グリットマップにおける経路検索領域を限定することで、広範な移動空間においても高速かつ正確に経路検索を行える。
【0003】
特許文献2には、設計した配管経路を対象に、指定した始終点間の経路を簡素化するために、指定した始終点間の配管部品を認識して、始終点間に最短経路を仮経路として作成して、配管部品の経路方向のサイズから、配管部品が配置可能か判定して、配管部品が配置できないケースには、始終点を移動するか迂回経路を作成する方式が開示されている。
【0004】
特許文献3には、システムの中で配管部品である弁の操作性および据付性を評価する方式が開示されている。特許文献3の技術では、自動レイアウト及び対話レイアウトシステムにより計画された配管,トレイ及びダクトのレイアウトの機能性評価,操作性評価,総合調整評価を行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2009−53849号公報
【特許文献2】特開2010−44707号公報
【特許文献3】特開平7−244686号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、配管部品の配置位置を決めるには、経路方向のサイズのみではなく、据付に必要なスペースおよび運転時の操作スペースを確保しなければならない。特許文献1,2は、配管部品の据付および操作スペースについては考慮されておらず、配管部品の据付および操作スペースを確保した配管経路の作成は行えない。また、特許文献3においては経路作成時には操作性および据付性を評価していない。
【0007】
そこで、本発明の目的は、配管部品の据付および操作スペースを確保した配管経路を効率よく作成する配管経路探索装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明の配管データ編集装置は、CADデータと配管始終点データとを入力する入力部と、前記入力部で入力したCADデータと配管始終点データとから配管の始終点を含む経路探索のためのグラフを作成するグラフ作成部とを有する配管経路探索装置において、前記グラフ作成部で作成したグラフから、始点からの累積距離と累積配置可能部品数を集計する累積距離・部品数集計部と、前記累積距離と累積配置可能部品数をグラフの各ノードに表示する表示部とを備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、配管部品の配置を考慮した配管経路を効率よく作成することができ、配管設計時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の第1の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るCADデータの一例を説明する説明図である。
【図3】図2のCADデータの表示例である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る配管部品データの一例を説明する説明図である。
【図5】図2のCADデータの表示例である。
【図6】本発明のグラフ作成部で作成したグラフの例である。
【図7】本発明のグラフ作成部で作成した立体的なグラフの例である。
【図8】本発明の第1の実施形態に係る累積距離・部品数表示部での表示の例である。
【図9】本発明の第1の実施形態に係る累積距離・部品数表示部の構成を示すブロック図である。
【図10】図9の属性編集部で属性を編集したグラフの例である。
【図11】図9の集計部の処理を示すフローチャートである。
【図12】図9の集計部の処理手順を説明する図である。
【図13】本発明に係るコンピュータシステムの外観図である。
【図14】磁気ディスクの外観図である。
【図15】CD−ROMの外観図である。
【図16】本発明の第2の実施形態に係る累積距離・部品数表示部の構成を示すブロック図である。
【図17】図13の属性自動設定部の構成を示すブロック図である。
【図18】本発明の第3の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図19】図18の累積距離・部品数集計部の構成を示すブロック図である。
【図20】本発明の第3の実施形態の最短経路を表示した例の図である。
【図21】本発明の第4の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図22】図21の属性自動設定部の構成を示すブロック図である。
【図23】本発明の第5の実施形態の配管経路探索装置を用いて作成されたプラントの例である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、各図面を通し、同等の構成要素には同一の符号を付してある。
【実施例1】
【0012】
図1に本発明の第1の実施形態に係る配管経路作成装置の概要構成を示す。本実施形態は、概略的には、入力部101と、グラフ作成部102と、累積距離・部品数表示部103と、表示部104を備える。グラフ作成部102は、配管の始終点を含むグラフを作成する。累積距離・部品数表示部103は、上記グラフ作成部102で作成したグラフを探索して、始点から各ノードへの累積距離,累積配置可能配管部品数を集計して、表示部104に表示する。
【0013】
入力部101は、CADデータと、配管始終点データと、配置する配管部品データとを入力する。
【0014】
図2にCADデータの例を示す。機器201,柱202等の形状要素毎に面、線単位にタイプ、幾何情報を持ち、面の境界の線情報を持つことで、形状を表現する。また、必要に応じて機器の接続部分であるノズル情報を持つ。図3にCADデータの表示例を示す。図2で示されたCADデータにより、例えば図3に示す機器1を表すことができる。204は機器1の面1を表し、205は機器1の面2を表す。また206は機器1の線1を表し、207は機器1の線2を表す。
【0015】
配管始終点データは、例えば配管の始終点座標を直接入力する。または、CAD画面上で図形要素を選択することにより入力する。または、CADデータの機器のノズルを入力する。
【0016】
図4に配置する配管部品データを示す。配管部品データは少なくとも配置する配管部品の種類301を持ち、必要に応じてサイズ302を持つ。例えば、配置する配管部品が弁の場合には種類301には弁、サイズ302には弁のサイズである大きさ200が記載されている。配管部品は弁以外にもポンプや圧力計等の計器があげられる。
【0017】
図5は表示したCADデータの例である。このケースでは、図6のように干渉物のない領域にグラフを作成する。なお、図5は2次元のグラフを作成しているが、3次元のグラフも作成できる。図7には3次元のグラフの例を示す。また、ノード間の距離,グラフを作成する領域範囲は必要に応じて変更する。また、必要に応じて、斜めの経路も作成する。なお、説明を簡単にするため、グラフ間の距離は1とする。このグラフはコンピュータ1302に設けられた演算処理装置により、記憶装置内のCADデータや配管始終点データを参照して作成される。またその結果はディスプレイ1303に表示される。
【0018】
図8は表示したグラフの例である。ノード内の数字は累積距離:累積配置可能部品数とする。終点で累積配置可能部品数が、入力部101で入力した配管部品データ数よりも大きければ配管部品配置可能な経路となる。
【0019】
累積距離・部品数表示部103は、詳細には例えば図9のような構成とする。属性編集部701は、グラフのノード間に配管部品配置可能か否かの属性を対話操作で設定する。設定したこれらデータは記憶装置に保存される。このように対話操作でグラフのノード間に配管部品配置可能か否かの属性を設定できるため、条件を自由に設定して、配管部品の据付および操作スペースを確保した配管経路を作成することができる。集計部702は、上記属性編集部701で属性を設定したグラフデータから、始点から各ノードの累積距離および累積配置可能部品数を集計する。表示部104は、上記集計部702で集計した各ノードの累積距離および累積配置可能部品数を表示する。
【0020】
図10は、属性を設定したグラフの例である。点線で示したところが配管部品配置可能なノード間である。
集計部702は詳細には図11の処理を行う。始点を探索ノードとして、探索ノードの隣接するノードに累積距離と累積配管部品数を設定する。隣接ノードが、終点かつ累積配管部品数が条件を満たす場合は、処理を終了する。今回のケースは配管部品数が3であるので、累積配置可能部品数が3以上で終点に到達したら終了する。それ以外の場合は、累積距離最小のノードを探索ノードに設定して、繰り返す。なお、累積距離最小のノードが設定できなくなった場合には配管部品がそもそも配置できない設定であるため表示部に「配管部品は設置できない設定です。」の表示を行い処理を終了する。
【0021】
図10のグラフを例に説明する。なお、説明を簡単にするためグラフ間の距離は1、配管部品配置可能なグラフ間には、1部品を配置できるとする。
【0022】
図12が探索の手順である。(a)のように始点の隣接ノード1001に累積距離1と累積配置可能部品数0を設定する。次に(b)のようにノード1001の隣接ノード1002と1003に隣接ノード1001に累積距離と累積配置可能部品数を設定する。1001と1002間は配管部品配置不可なので2:0、1001と1003間は配管部品配置可なので2:1を設定する。(c)では1002と1003の隣接ノードに値を設定するが、ノード1004に到達する複数の経路がある。この場合、累積距離が同じであれば、累積配置可能部品数の大きい経路を優先する。すなわちノード1004は、1003から来る経路を優先し、値を3:2とする。(d)では、累積距離3のノードの隣接ノードに値を設定する。ノード1002では、設定済の2:0の経路の他に1004からの経路ができるが、距離が異なるので、両方の値を保持する。以下(e),(f),(g),(h)でそれぞれ累積距離が4,5,6,7のノードの隣接ノードに値を設定する。(h)の段階で終点に到達する経路1005が探索されるが、累積配置可能部品数が0であるため、経路1006等の探索処理を継続する。(i),(j)でそれぞれ累積距離が8,9のノードの隣接ノードに値を設定する。(j)で終点に到達し、累積配置可能部品数が3になる経路1007が探索されたので処理を終了する。なお、本説明ではグラフ間に1部品を配置できると仮定したが、グラフ間に複数部品を配置できるケースと、直線につながる複数のグラフ間にしか、配管部品を配置できないケースもある。入力部101で入力した配管部品のサイズとノードの間隔から、ノード間に配置できる部品数を算出して、集計部702の集計に反映する。
【0023】
図13に配管経路作成装置の具体的な構成を示す。本実施形態の配管データ編集装置は、キーボード等の入力装置1301と、前述したようなデータや処理プログラムを入力する入力手段,入力されたデータやプログラムを蓄積する記憶装置,演算装置などを備えたコンピュータ本体1302と、ディスプレイ1303で構成される汎用のコンピュータシステムと、その上で稼動する処理プログラムによって実現することができる。汎用のコンピュータシステムに処理プログラムを付加して実現するときには、処理プログラムは図14に示すような磁気ディスク1401や、図15に示すようなCD−ROM1501などのメディアに記録して配送,保管,実装され、コンピュータ本体1302に設けた磁気ディスク読み取り装置やCD−ROM読み取り装置によって読み取り、コンピュータ本体1302内に取り込まれる。
【0024】
通信ネットワークを通じて配送される処理プログラムを入力手段によって取り込んで実現する場合には、取り込んだ処理プログラムを磁気ディスク等のメディアに記憶させて保存することにより、繰り返し使用できるようにする。
【実施例2】
【0025】
次に第2の実施例を説明する。なお実施例1と同様の個所は適宜省略して説明する。
【0026】
図16に累積距離・部品数表示部の第2の実施例を示す。属性自動設定部1101は、入力部101で入力したCADデータから、グラフ作成部102で作成したグラフの各ノード間に配管部品配置可否属性を自動で設定する。集計部702は、上記属性自動設定部1101で属性を設定したグラフデータから、始点から各ノードの累積距離および累積配置可能部品数を集計する。表示部104は、上記集計部702で集計した各ノードの累積距離および累積配置可能部品数を表示する。
【0027】
属性自動設定部1101は詳細には例えば図17のような構成とする。据付性・操作性評価部1201は、入力部101で入力したCADデータとから、上記グラフ作成部102で作成したグラフの各ノード間に配管部品を配置した際の、据付性あるいは操作性の少なくとも1つ評価する。ここで据付性あるいは操作性評価は、例えばノード間から緩衝物への距離によって評価し、緩衝物との距離か閾値以下であれば配管部品配置可能と評価する等の方法である。実際には据付性・操作性評価部では、CADデータ等を参照し、緩衝物への距離を算出する。そして、ある閾値を決め閾値と実際の距離とを比較して据付可能か判断する。また、弁やポンプを設置する場合にも設置のための領域を確保する必要があるため、距離に基づく操作性の判断を行う。これら判別には既存の方法を用いて行ってもよい。属性設定部1202は、上記据付性・操作性評価部1201の評価結果から、グラフの各ノード間に配管部品配置可否の属性を設定する。
【0028】
このように配管部品配置可否属性を自動で設定できるため、対話操作で設定するより効率的に配管部品の据付および操作スペースを確保した配管経路探索装置を提供できる。
【実施例3】
【0029】
図18に本発明の第3の実施形態に係る配管経路作成装置の概要構成を示す。本実施形態は、概略的には、入力部101と、グラフ作成部102と、累積距離・部品数集計部103と、経路探索部1601と、表示部104とを備える。なお前記実施例と同様の個所は適宜省略して説明する。
【0030】
入力部101はCADデータと配管始終点データと配管部品データとを入力する。グラフ作成部102は、上記入力部101で入力したCADデータと配管始終点データとから配管の始終点を含む経路探索のためのグラフを作成する。累積距離・部品数集計部103は、上記グラフ作成部102で作成したグラフの各ノード間に配管部品配置可否属性を対話操作で編集する。経路探索部1601は、上記属性編集部701で属性を設定したグラフから、入力部101で入力した配管部品データの部品が配置可能な始点から終点までの最短経路を探索する。
【0031】
累積距離・部品数集計部103は、詳細には集計部702を有する。集計部702は、上記属性編集部701で属性を設定したグラフデータから、始点から各ノードの累積距離および累積配置可能部品数を集計する。経路検索部1601では、上記集計部702で集計した各ノードの累積距離および累積配置可能部品数から、入力部101で入力した配管部品データの部品が配置可能な始点から終点までの最短経路を探索して表示部104に表示する。図20に最短経路を表示した一例を示す。これにより、配管部品の据付および操作スペースを確保した最短の配管経路を検索できる。
【実施例4】
【0032】
本発明の第4の実施形態に係る配管経路作成装置の概要構成を示す。本実施形態は、概略的には、入力部101と、グラフ作成部102と、属性自動設定部1101と、経路探索部1601と、表示部104とを備える。なお前記実施例と同様の個所は適宜省略して説明する。図21,図22は実施例3と異なる部分を記載した。
【0033】
入力部101はCADデータと配管始終点データと配管部品データとを入力する。グラフ作成部102は、上記入力部101で入力したCADデータと配管始終点データとから配管の始終点を含む経路探索のためのグラフを作成する。属性自動設定部1101は、入力部101で入力したCADデータから、グラフ作成部102で作成したグラフの各ノード間に配管部品配置可否属性を自動で設定する。経路探索部1601は、上記属性自動設定部1101で属性を設定したグラフから、入力部101で入力した配管部品データの部品が配置可能な始点から終点までの最短経路を探索する。経路検索部1601では、経路探索部1601で処理した各ノードの累積距離および累積配置可能部品数から、入力部101で入力した配管部品データの部品が配置可能な始点から終点までの最短経路を探索して表示部104に表示する。このように配管部品配置可否属性を自動で設定できるため、対話操作で設定するより効率的に配管部品の据付および操作スペースを確保した配管経路を作成する配管経路探索装置を提供できる。
【実施例5】
【0034】
図23に配管経路作成装置を用いて作成したプラントについて示す。一例として発電プラント1701に適用した例を示す。配管を接続したい始点1704から終点1705まで、配管部品である弁1702を配置して配管は接続されている。なお、本プラントでは干渉物1706,1707との据付性あるいは操作性を考慮して作成できるため設計の信頼性をより高めたプラント作成が行える。また配管部品の配置を考慮した配管経路を効率よく作成することができるため、配管設計時間を短縮でき、より建設時間を短縮したプラントが提供可能である。
【符号の説明】
【0035】
101 入力部
102 グラフ作成部
103 累積距離・部品数表示部
701 属性編集部
702 集計部
703 表示部
1101 属性自動設定部
1601 経路探索部
1701 発電プラント
1702 弁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
CADデータと配管始終点データとを入力する入力部と、
前記入力部で入力したCADデータと配管始終点データとから配管の始終点を含む経路探索のためのグラフを作成するグラフ作成部とを有する配管経路探索装置において、
前記グラフ作成部で作成したグラフから、始点からの累積距離と累積配置可能部品数を集計する累積距離・部品数集計部と、
前記累積距離と累積配置可能部品数をグラフの各ノードに表示する表示部とを備えることを特徴とする配管経路探索装置。
【請求項2】
請求項1に記載の配管経路探索装置において、
前記累積距離・部品数集計部は、上記グラフ作成部で作成したグラフの各ノード間に配管部品配置可否属性を対話操作で編集する属性編集部と、
上記属性編集部で属性を設定したグラフから、始点から各ノードまでの経路を探索して累積距離と累積配置可能部品数を集計する集計部とを備えたことを特徴とする配管経路作成装置。
【請求項3】
請求項1に記載の配管経路探索装置において、
前記入力部で入力したCADデータから、グラフ作成部で作成したグラフの各ノード間に配管部品配置可否属性を自動で設定する属性自動設定部と、
前記属性自動設定部で属性を設定したグラフから、始点から各ノードまでの経路を探索して累積距離と累積配置可能部品数を集計する集計部と、
上記部で集計した累積距離と累積配置可能部品数とを備えたことを特徴とする配管経路作成装置。
【請求項4】
請求項3に記載の配管経路探索装置において、
前記属性自動設定部は、前記入力部で入力したCADデータから、上記グラフ作成部で作成したグラフの各ノード間に配管部品を配置した場合の、据付性あるいは操作性の少なくとも1つを評価する据付性・操作性評価部と、
前記据付性・操作性評価部の評価結果から、グラフの各ノード間に配管部品配置可否の属性を設定する属性設定部とを備えたことを特徴とする配管経路作成装置。
【請求項5】
CADデータと配管始終点データとを入力する入力部と、
前記入力部で入力したCADデータと配管始終点データとから配管の始終点を含む経路探索のためのグラフを作成するグラフ作成部とを持つ配管経路探索装置において、
上記入力部が配管部品データと入力する手段を有し、
上記グラフ作成部で作成したグラフの各ノード間に配管部品配置可否属性を対話操作で編集する属性編集部と、
上記属性編集部で属性を設定したグラフから、入力部で入力した配管部品データの部品が配置可能な始点から終点までの最短経路を探索する経路探索部を有することを特徴とする配管経路探索装置。
【請求項6】
CADデータと配管始終点データとを入力する入力部と、
上記入力部で入力したCADデータと配管始終点データとから配管の始終点を含む経路探索のためのグラフを作成するグラフ作成部とを持つ配管経路探索装置において、
上記入力部が配管部品データと入力する手段を有し、
上記入力部で入力したCADデータから、グラフ作成部で作成したグラフの各ノード間に配管部品配置可否属性を自動で設定する属性自動設定部と、
上記属性自動設定部で属性を設定したグラフから、入力部で入力した配管部品データの部品が配置可能な始点から終点までの最短経路を探索する経路探索部を有することを特徴とする配管経路探索装置。
【請求項7】
請求項1の配管経路探索装置を用いて作成したプラント。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【公開番号】特開2012−155565(P2012−155565A)
【公開日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−14681(P2011−14681)
【出願日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】