説明

配電機器の端子カバー

【課題】 生産性が向上してトータル的にコストの抑制が図れ、配電機器が実際に取り付けられる実フィールドにおいても操作性が向上する配電機器の端子カバーを提供する。
【解決手段】 端子カバー21は、一対の端子被覆部21a,21b、連結部21c1,21c2、および係合部21dから構成される。端子被覆部21a,21bは、電力量計22の表示部22cを挟んだ筐体両端部に設けられた一対の接続端子群を覆い、連結部21c1,21c2は表示部22cの両側部において各端子被覆部21a,21bを連結する。表示部22cの上下両端部には、長方形状の溝からなる被係合部22dがそれぞれ左右2箇所に設けられている。端子カバー21の係合部21dは、表示部22cの近傍に設けられた被係合部22dと係合する位置に形成されており、各被係合部22dに対応して4箇所に設けられ、爪部21d1が撓むことにより各被係合部22dと係合する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、配電機器の筐体の前面中央部を挟んだ筐体の両端部に設けられた一対の接続端子群を覆う配電機器の端子カバーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来この種の配電機器の端子カバーとしては、図1(a)の斜視図に示される配線用遮断器形の電子式電力量計1に用いられるものがある。この電力量計1は、筐体の前面中央部を挟んだ筐体両端部の電源側1aおよび負荷側1bに、図示しない一対の電源接続端子群および負荷接続端子群を備える。電源接続端子群には電源側電線、負荷接続端子群には負荷側電線が接続され、電流は電源側1aから負荷側1bへ電力量計1を貫通する。これら電源接続端子群および負荷接続端子群は、一般的に、同形状の端子カバー2aおよび2bによって覆われ、工事作業者等の感電が防止される。
【0003】
電力量計1は、筐体の前面中央部が電力量の計量値を表示する表示部1cとなっており、表示部1cの表面には透明カバー3が装着される。この透明カバー3は、特に強い紫外線や砂粒子などにより表示部1cの表面が損傷されるおそれのある環境に電力量計1が取り付けられる場合や、顧客の要望により、オプションとして装着される。透明カバー3は、同図(a)では一部破断して図示されており、電力量計1に取り付けられた状態の同図(b)の部分斜視図に示すように、凸部3aが電力量計1の凹部1dに係合し、スナップフィットして固定される。
【0004】
端子カバー2aおよび2bは電力量計1の筐体にネジ4によって取り付けられ、必要に応じて封印される。この封印は、ネジ4の頭部に設けられた貫通穴4aと、凸部1eの貫通穴1e1とにワイヤが通されて、結束されることで行われる。凸部1eは、電力量計1の筐体に突出して設けられており、その頭部に形成された貫通穴1e1が端子カバー2aおよび2bの表面に現れている。この封印により、ネジ4の回転が拘束され、端子カバー2aおよび2bは電力量計1の筐体から取り外せなくなる。
【0005】
また、配線用遮断器形の電子式電力量計に取り付けられる同様な端子カバーとして、特許文献1に開示されたものもある。この端子カバーも電源側および負荷側に同形状のものが2つ用いられ、ネジにより電力量計の筐体に取り付けられ、ネジの頭部に設けられた貫通穴が用いられて封印が行われる。
【0006】
また、従来、図2(a)に示される配電機器の端子カバー12a,12bもある。なお、図2において図1と同一または相当する部分には同一符号を付してその説明は省略する。この端子カバー12a,12bも同形状をしているが、端子カバー12a,12bの長辺側の端部を電力量計1の筐体に設けられた突出部1fに引っ掛け、端子カバー12a,12bの短辺側の各両端部に形成された、同図に一部破断して示す凸部12cを、同図(b)の部分斜視図に示すように電力量計1の筐体に設けられた凹部1gにスナップフィットさせて固定することで、電力量計1に取り付ける。この端子カバー12a,12bは、凸部1eの貫通穴1e1だけにワイヤが通されて結束されることで、封印される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2006−214761号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上記従来の図1に示される配電機器の端子カバー2aおよび2b、および、特許文献1に開示された配電機器の端子カバーは、同形状の2つの端子カバー以外にネジ等の固定部材の材料費が発生すると共に、ネジを締結する作業が必要とされて組立費もかかる。このため、市場で一般的に要求される現状からのさらなる製品のコストダウンを図ることは出来ない。
【0009】
また、上記従来の図2に示される配電機器の端子カバー12a,12bは、ネジを使わないで取り付けられるため、ネジ等の固定部材費用はかからないが、端子カバー12a,12bの凸部12cと電力量計1の凹部1gとによるスナップフィットを解除するのに手間がかかる。つまり、端子カバー12a,12bを電力量計1から取り外す際に端子カバー12a,12bに手を掛ける手がかり部分が無いので、接続端子部近傍の空間に指を入れて端子カバー12a,12bの裏面を押し上げ、端子カバー12a,12bを強制的に引き剥がすようにスナップフィットを解除しなければならない。このため、上記従来の図2に示される端子カバー12a,12bは、操作性が悪く、また、指が接続端子部に近づくため、安全性にも難がある。
【0010】
一方、端子カバー12a,12bの接続端子部から離れた短辺側の両端部に手を掛ける手がかりとなる凸部を設けようとしても、配線用遮断器形の電子式電力量計1は互いに密着した状態で横に並んで分電盤内に取り付けられることがあるため、電力量計1の側部外周に突出したこのような手がかりを端子カバー12a,12bに設けることは出来ない。また、端子カバー12a,12bの前面に、スナップフィットのラッチを指で解除操作できるラッチ解除機構を設けようとしても、端子カバー12a,12bの前面スペースが狭いため、困難である。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、配電機器の筐体の前面中央部を挟んだ筐体の両端部に設けられた一対の接続端子群を覆う一対の端子被覆部と、これら各端子被覆部を連結する連結部と、撓むことによって筐体に設けられた被係合部と係合する係合部とから、配電機器の端子カバーを構成した。
【0012】
この構成によれば、配電機器の一対の接続端子群を覆う一対の端子被覆部が連結部によって一体化されるので、配電機器の一対の接続端子群は1つの部品で覆われる。このため、従来の同形状の一対の端子カバーを用いて配電機器の一対の接続端子群を覆う場合に比べ、端子カバー自体の材料費が連結部の分だけ上昇するものの、部品数が減るため、ネジ等の固定部材費がかからなくなると共に、部品の検査費は半減する。また、端子カバーを配電機器に取り付けて工場から梱包出荷する際、一対の2つの端子カバーを配電機器の両端部にそれぞれ取り付ける従来の場合よりも、1つの端子カバーを配電機器に1回で取り付ける方が作業量が減るため、製造工程における機器梱包費なども半減する。このため、工場における生産性が向上してトータル的にコストの抑制が図れ、現状からのさらなる製品のコストダウンを図ることが可能になる。また、配電機器が実際に取り付けられる実フィールドにおいても、配電機器への電線の取り付け、取り外しに伴って行われる、端子カバーを配電機器に取り付けたり取り外したりする作業が容易になり、端子カバーの操作性が向上する。
【0013】
また、本発明は、係合部が、筐体の前面中央部近傍に設けられた被係合部と係合する位置に形成されていることを特徴とする。
【0014】
この構成によれば、端子カバーの係合部は、端子カバーの取り付け時に配電機器の前面中央部近傍に位置するため、被係合部との係合を指で解除することの出来る操作性の良い係合解除機構を係合部に設けるスペースが確保される。このため、端子カバーを配電機器から取り外す手がかりとなる係合解除機構を、配電機器の両側部外周に突出することなく備えた端子カバーを提供することが可能になり、配電機器を複数密着した状態で横並びに分電盤内に取り付けることも可能になる。さらに、係合部の形成位置が配電機器の接続端子群から離れ、係合部の操作時に工事作業者の指が接続端子群に近づかなくなるため、安全性が高まる。
【0015】
また、本発明は、被係合部が筐体の前面中央部の両端部に設けられ、係合部が、各被係合部に対応して設けられ、筐体の前面中央部側に力が加えられることで被係合部との係合を解く作用部を備えることを特徴とする。
【0016】
この構成によれば、作用部によって係合解除機構が構成され、各係合部の作用部が作業者の手で同時に摘まれて筐体の前面中央部側に力が加えられることで、係合部と被係合部との係合が簡単に解除される。このため、より操作性の向上した配電機器の端子カバーが提供される。
【0017】
また、本発明は、連結部が、筐体の前面中央部を覆う形状を有することを特徴とする。
【0018】
この構成によれば、筐体の前面中央部を覆う連結部が透明な材料で形成されることにより、連結部が透明カバーとして機能する。このため、端子カバーが従来の一対の端子カバーに加えて透明カバーとしても働き、1つの部品で働く機能が増えて配電機器の生産性はより一層向上する。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、工場における生産性が向上してトータル的にコストの抑制が図れ、また、配電機器が実際に取り付けられる実フィールドにおいても操作性が向上する配電機器の端子カバーが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】従来の配電機器の端子カバーが取り付けられた配線用遮断器形の電子式電力量計の斜視図である。
【図2】別の従来の配電機器の端子カバーが取り付けられた配線用遮断器形の電子式電力量計の斜視図である。
【図3】(a)は本発明の一実施の形態による配電機器の端子カバーの斜視図、(b)は(a)に示す端子カバーが取り付けられた配線用遮断器形の電子式電力量計の斜視図である。
【図4】(a)は図3に示す端子カバーの係合部と電力量計の被係合部とが係合した状態の部分断面図、(b)は(a)に示す係合が解除されるときの部分断面図である。
【図5】一実施の形態の変形例による配電機器の端子カバーの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
次に、本発明による配電機器の端子カバーを配線用遮断器形の電子式電力量計に適用した一実施の形態について説明する。
【0022】
図3(a)は、本発明の一実施の形態による端子カバー21、同図(b)は同図(a)に示す端子カバー21が取り付けられた配線用遮断器形の電子式電力量計22の斜視図である。
【0023】
配線用遮断器形の電子式電力量計22は、その筐体が配線用遮断器と類似する形状を有した配電機器であり、配線用遮断器と同様な形で分電盤内に取り付けることが出来る。この電力量計22は、電源側22aおよび負荷側22bに図示しない接続端子群を備えており、電源側22aの接続端子群には電源側電線、負荷側22bの接続端子群には負荷側電線がネジで締結されて接続される。電力量計22の筐体の前面中央部には電力量の計量値を表示する表示部22cが設けられ、この表示部22cの表面にはプラスチック銘板が接着される。
【0024】
端子カバー21は、一対の端子被覆部21a,21b、連結部21c1,21c2、および係合部21dから構成され、電気的絶縁性を有する透明な樹脂材料によりこれらが一体成型されている。一対の端子被覆部21a,21bは、電力量計22の表示部22cを挟んだ筐体の上下両端部に設けられた一対の接続端子群を覆い、連結部21c1,21c2は表示部22cの両側部においてこれら各端子被覆部21a,21bを連結する。ここで、端子カバー21の最大幅は電力量計22の最大幅を超えないように設計される。
【0025】
電力量計22の筐体の表示部22cの上下両端部には、長方形状の溝からなる被係合部22dがそれぞれ左右2箇所に設けられている。端子カバー21の係合部21dは、表示部22cの近傍に設けられた被係合部22dと係合する位置に形成されており、端子カバー21の右下の係合部21dの断面形状は同図(b)に一部破断して示される。各係合部21dは、各被係合部22dに対応して4箇所に設けられ、端子カバー21の裏面側に突出して形成された爪部21d1が撓むことにより、同図(b)の一部破断部を拡大して示す図4(a)の部分断面図に示すように、爪部21d1が被係合部22dに嵌合して、各被係合部22dと係合する。なお、図4において図3と同一部分には同一符号を付してその説明は省略する。本実施の形態では、係合部21dは、図4(b)の部分断面図に示すように、電力量計22の表示部22c側に向かう方向Aへ力が加えられることで、被係合部22dとの係合を解く作用部21d2を備える。図4に示す係合部21dの長手方向中央部の点線部分は、爪部21d1と作用部21d2とを連結する基部21d3にある樹脂肉を示し、爪部21d1および作用部21d2はこの基部21d3周りに可撓性を有する。
【0026】
また、図3に示すように、端子カバー21の一対の端子被覆部21a,21bにはそれぞれ開口部21eが形成されている。端子カバー21が電力量計22に取り付けられることで、電力量計22の筐体に突出して設けられた凸部22eの頭部が開口部21eに露出し、凸部22eの貫通穴22e1が端子カバー21の表面に現れる。端子カバー21の封印は、この貫通穴22e1にワイヤが通されて結束されることで、行われる。
【0027】
このような本実施の形態による端子カバー21によれば、電力量計22の一対の接続端子群を覆う一対の端子被覆部21a,21bが連結部21c1,21c2によって一体化されるので、電力量計22の一対の接続端子群は1つの部品で覆われる。このため、従来の同形状の一対の端子カバー2a,2b、12a,12bを用いて電力量計1の一対の接続端子群を覆う場合に比べ、端子カバー21自体の材料費が連結部21c1,21c2の分だけ上昇するものの、部品数が減るため、ネジ等の固定部材費がかからなくなると共に、部品の検査費は半減する。また、端子カバー21を電力量計22に取り付けて工場から梱包出荷する際、一対の2つの端子カバー2a,2b、12a,12bを電力量計1の両端部にそれぞれ取り付ける従来の場合よりも、1つの端子カバー21を電力量計22に1回で取り付ける方が作業量が減るため、製造工程における計器梱包費なども半減する。このため、工場における生産性が向上してトータル的にコストの抑制が図れ、現状からのさらなる製品のコストダウンを図ることが可能になる。また、電力量計22が実際に取り付けられる実フィールドにおいても、電力量計22への電線の取り付け、取り外しに伴って行われる、端子カバー21を電力量計22に取り付けたり取り外したりする作業が容易になり、端子カバー21の操作性が向上する。
【0028】
また、本実施の形態による端子カバー21によれば、端子カバー21の係合部21dは、端子カバー21の取り付け時に電力量計22の前面中央部の表示部22c近傍に位置するため、被係合部22dとの係合を指で解除することの出来る操作性の良い作用部21d2を係合部21dに設けるスペースが確保される。このため、端子カバー21を電力量計22から取り外す手がかりとなる作用部21d2を、電力量計22の両側部外周に突出することなく備えた端子カバー21を提供することが可能になり、電力量計22を複数密着した状態で横並びに分電盤内に取り付けることも可能になる。さらに、係合部21dの形成位置が電力量計22の接続端子群から離れ、係合部21dの操作時に工事作業者の指が接続端子群に近づかなくなるため、安全性が高まる。
【0029】
また、本実施の形態による端子カバー21によれば、作用部21d2によって係合解除機構が構成され、各係合部21dの作用部21d2が作業者の両手の親指および人差し指などで同時に摘まれて筐体の前面中央部側の方向Aに力が加えられることで、各爪部21d1と各被係合部22dとの係合が簡単に解除される。このため、係合が解除された端子カバー21をそのまま手前に引けば、端子カバー21は容易に電力量計22から取り外せ、より操作性の向上した電力量計22の端子カバー21が提供される。
【0030】
図5は、本実施の形態の変形例による端子カバー21Aの斜視図である。なお、同図において図3(a)と同一または相当する部分には同一符号を付してその説明は省略する。
【0031】
上記の実施の形態の端子カバー21は、図3(a)に示すように、連結部21c1,21c2に挟まれた領域21fは何も存在しない空間であった。しかし、この変形例による端子カバー21Aは、領域21fに相当する領域にも透明樹脂が充填されて樹脂成型されて、連結部21c3が形成されている。連結部21c3は、電力量計22の筐体の前面中央部の表示部22cを覆う形状を有して、一対の端子被覆部21a,21bを連結する。
【0032】
このような本変形例による端子カバー21Aによれば、電力量計22の筐体の前面中央部を覆う連結部21c3が、従来の図1(a)に示す透明カバー3として機能する。このため、端子カバー21が従来の一対の端子カバー2a,2b、12a,12bに加えて透明カバー3としても働き、1つの部品で働く機能が増えて電力量計22の生産性はより一層向上する。
【0033】
なお、上記の実施の形態では、係合部21dおよび被係合部22dが表示部22cの上下両端部の各左右に4箇所設けられた場合について説明した。しかし、表示部22cの上下両端部の各中央に2箇所設ける構成としてもよい。この構成によれば、2箇所に設ける係合部21dを大きく形成するなどして強度を高めることで、作業者の片手で作用部21d2を操作することが可能となり、端子カバー21の操作性がより一層高まる。
【0034】
また、上記の実施の形態では、端子カバー21の連結部21c1,21c2を表示部22cの両側部に設けたが、表示部22cの中央部を通って各端子被覆部21a,21bとローマ字のIの字を形成するような所定幅の連結部を設けるように構成してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0035】
上記の実施の形態では、端子カバー21を取り付ける配電機器を配線用遮断器形の電子式電力量計22とした場合について説明した。しかし、端子カバー21を取り付ける配電機器は、配線用遮断器そのものや、漏電遮断器などでもよく、一対の端子部に挟まれた筐体の前面中央部の表示部や操作部の縦寸法が端子部の縦寸法と比べて余り大きくなければよい。このような配電機器に本発明の端子カバーを適用しても、上記の実施形態と同様な作用効果が奏される。
【符号の説明】
【0036】
21,21A…端子カバー
21a,21b…端子被覆部
21c1,21c2,21c3…連結部
21d…係合部
21d1…爪部
21d2…作用部
21d3…基部
21e…開口部
22…電子式電力量計
22a…電源側
22b…負荷側
22c…表示部(前面中央部)
22d…被係合部
22e…凸部
22e1…貫通穴

【特許請求の範囲】
【請求項1】
配電機器の筐体の前面中央部を挟んだ筐体の両端部に設けられた一対の接続端子群を覆う一対の端子被覆部と、これら各端子被覆部を連結する連結部と、撓むことによって前記筐体に設けられた被係合部と係合する係合部とから構成される配電機器の端子カバー。
【請求項2】
前記係合部は、前記筐体の前面中央部近傍に設けられた前記被係合部と係合する位置に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の配電機器の端子カバー。
【請求項3】
前記被係合部は前記筐体の前面中央部の両端部に設けられ、
前記係合部は、各前記被係合部に対応して設けられ、前記筐体の前面中央部側に力が加えられることで前記被係合部との係合を解く作用部を備えることを特徴とする請求項2に記載の配電機器の端子カバー。
【請求項4】
前記連結部は、前記筐体の前面中央部を覆う形状を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の配電機器の端子カバー。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2013−24767(P2013−24767A)
【公開日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−160686(P2011−160686)
【出願日】平成23年7月22日(2011.7.22)
【出願人】(000205661)大崎電気工業株式会社 (61)