説明

重量チェッカーおよび計量包装検査システム

【課題】稼働率を殆ど低下させることなく、高い計量精度を維持し得る重量チェッカーを提供する。
【解決手段】商品をコンベヤで搬送しながら、該商品の重量を計って商品の合否を判定する重量チェッカーに関する。該重量チェッカーで計った商品の計量値に関する情報と、他の計量装置で計った計量値に関する情報とを比較する比較手段31fと、該比較手段31fによる比較結果が許容値を外れた場合に、前記重量チェッカーにゼロ点不良が生じている可能性があると判別する判別手段31cとを設けている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は重量チェッカーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、図7に示すように、商品を搬送しながら商品の重量を計って検査する重量チェッカー300が知られている。かかる重量チェッカー300は、コンベヤ310に商品M1がない状態、すなわち、空の状態において、ゼロ点調整を行っている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、重量チェッカー300の上流に高速の包装機などが配置されたシステムでは、重量チェッカー300の稼働効率が高くなり、このように稼働率が高くなると、図7の破線および実線で示すように、商品M1同士の間隔が接近するので、空の状態を得ることができないから、ゼロ点調整を行うことができない。そのため、重量チェッカー300の計量精度が低下する。
したがって、本発明の目的は、稼働率を殆ど低下させることなく、高い計量精度を維持し得る重量チェッカーを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前記目的を達成するために、本発明は、商品をコンベヤで搬送しながら、該商品の重量を計って商品の合否を判定する重量チェッカーであって、該重量チェッカーで計った商品の計量値に関する情報と、他の計量装置で計った同一の商品に係る計量値に関する情報とを比較する比較手段と、該比較手段による比較結果が許容値を外れた場合に、前記重量チェッカーにゼロ点不良が生じている可能性があると判別する判別手段とを設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
以上説明したように、本発明の重量チェッカーによれば、重量チェッカーで計った商品の計量値に関する情報と、他の計量装置で計った計量値に関する情報とを比較し、該比較結果が予め記憶した許容値を外れた場合に、該重量チェッカーにゼロ点不良が生じている可能性があると判別する。したがって、重量チェッカーの稼働効率を著しく低下させることなく、ゼロ点不良の判別を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明において、前記ゼロ点不良が生じている可能性があると判別された場合には、たとえば、重量チェッカーへの商品の搬入を遅らせて、商品が搬入されていない間に重量チェッカーがゼロ点調整を行うようにする。
【0007】
また、ゼロ点不良が生じている可能性があると判別された場合には、重量チェッカーへの商品の搬入を遅らせて、ゼロ点調整を行うようにすれば、稼働効率を殆ど低下させることなく、重量チェッカーの高い計量精度を維持することができる。
【0008】
さらに、ゼロ点調整前の誤差と、ゼロ点調整後の前記両計量値の計量差との比較を行うようにすれば、重量チェッカーのゼロ点異常か、あるいは、他の計量装置に異常があるのかを判別でき、当該事態に応じた表示を出力することができる。
【0009】
本発明において、「計量値に関する情報」とは、1つの商品の計量値に関する情報に限らず、複数個の商品の計量値に関する情報(たとえば、複数個の商品の計量値を平均して求めた平均値)を含む。
「他の計量装置」とは、重量チェッカーで計量する商品に対応する商品や品物を計量する計量装置のことをいい、「他の計量装置」としては、たとえば、組合せ計量装置などがある。
また、「比較結果」とは、両計量値に関する情報の差や比に限らず、これらの差や比の変化も含む。たとえば、差や比が所定の許容値よりも大きい場合には、計量器が劣化していると判断できる。
【実施例】
【0010】
以下、本発明の一実施形態を図面にしたがって説明する。
まず、本発明が適用される計量包装検査システムの概略について説明する。
図1において、100は搬送コンベヤ、1は組合せ計量装置(他の計量装置)、200は製袋包装機、300は重量チェッカー、400はシールチェッカー、700は箱詰装置である。搬送コンベア100は、被計量物である内容物Mを組合せ計量装置1の分散フィーダ2の中央部へ落下させる。
【0011】
図2に示すように、前記分散フィーダ2の周縁には、電磁フィーダからなる供給トラフ3iが複数組設けられている。前記分散フィーダ2および各供給トラフ3iはそれぞれ加振装置の駆動により振動することで、分散フィーダ2上の内容物Mを、各供給トラフ3iの下流に設けられた多数のプールホッパ4iに供給する。これら各プールホッパ4iには、ゲート5iが設けられ前記各供給トラフ3iから供給されて受け取った内容物Mを一時的に収容して貯留する。前記各プールホッパ4iの下流には計量ホッパ6iが設けられている。これら各計量ホッパ6iには、前記プールホッパ4iから該計量ホッパ6iに投入された内容物Mの重量を検出する重量検出器7iを備えた計量ヘッドおよびゲート8iが設けられている。ゲート8iの下方には大きな集合排出シュート9が設けられており、各重量検出器7iで検出された内容物Mの重量を組み合わせることで、内容物Mを一まとめにして(組合せ排出して)目標値もしくは目標値に近い値とし、図1の製袋包装機200に所定の間隔で内容物Mを落下させる。
【0012】
図1に示す製袋包装機200は、いわゆる縦型ピロー包装機で、フィルムロールFrから巻き出したシート状のフィルムFを縦シーラ201で溶着して筒状に形成し、上方から落下する内容物Mを筒状のフィルムF内に充填した状態で、前記フィルムFにおける内容物Mの上方の端部F1をエンドシーラ202で溶着する(シールする)と共に切断して商品M1を連続的に包装する(たとえば、特開平4−28105号公報参照)。包装済の商品M1は下方に落下すると共に、前倒具301によって受取コンベヤ302上に倒されて搬送される。商品M1は所定のピッチで受取コンベヤ302から重量チェッカー300に搬送される。
【0013】
前記重量チェッカー300は、図3に示すように、商品M1の重量を計量するロードセルのような重量検出器305と、重量検出器305に支持されたコンベヤ310を有している。コンベヤ310は、駆動ベルト303を有している。図1の重量チェッカー300は、商品Mを斜め上方に向って搬送しながら後述する方法で、商品M1の重量を計って検査する。商品M1は重量チェッカー300からシールチェッカー400に搬送される。
【0014】
前記シールチェッカー400は、重量チェッカー300から搬送された商品M1を押え具401で上から押さえながら斜め上方に搬送すると共に、包装袋のシール不良および商品M1の長さを検査する。振分装置500は、シールチェッカー400から受け取った商品M1を前記各検査結果に基づいて、不良であれば系外に排出すると共に、良品であれば下流に搬送する。商品M1は振分装置500および整列搬送装置600などからなる搬送装置を介して下流の箱詰装置700に搬送される。箱詰装置700は、段ボール箱B内に商品M1を箱詰する。
【0015】
つぎに、本システムの要部の構成について説明する。
図3に示すように、組合せ計量装置1および重量チェッカー300の組合せコントローラ10およびチェッカー制御部30は、図示しないインターフェイスを介してアクチュエータやモータなどの機器に接続されている。また、組合せコントローラ10およびチェッカー制御部30は、図示しないインターフェイスを介して互いに接続されている。
【0016】
組合せコントローラ10は、前記重量検出器7iから出力された計量値の1以上を組み合わせた組合せ算出値Wcを算出して、該組合せ算出値Wcを所定の組合せ目標値と比較し、組合せ算出値Wcが該組合せ目標値に等しいかまたは近い組合せのうち、最も組合せ目標値に近い組合せを求め、当該組合せに対応する図2のゲート8iを開放させて、計量ホッパ6iから集合排出シュート9に内容物Mを組合せ排出させる。
【0017】
前記チェッカー制御部30は、マイコン35、重量検出回路306、商品検出回路307およびモータ制御回路309を有している。重量検出回路306およびモータ制御回路309はマイコン35に図示しないインターフェイスを介してそれぞれ接続されている。重量検出回路306は重量検出器305に接続されており、重量検出器305からの計量信号を受け取る。
【0018】
前記商品検出回路307は商品検出器308に接続されている。この商品検出器308は、たとえば、光検出器からなり、図1に示すように、コンベヤ310と受取コンベヤ302との間に設けられている。商品検出器308が商品M1を検出すると、図3の商品検出回路307が重量検出回路306に商品検出信号を出力する。重量検出回路306は、該商品検出信号に基づいて、所定のタイミングで計量信号から振動成分を除去した重量信号をマイコン35に出力する。
【0019】
一方、重量検出回路306は、重量検出器305からの計量信号が所定の基準電圧を下回った場合、すなわち、コンベヤ310が空状態である場合、当該計量信号からなるゼロ点信号をマイコン35に出力する。前記重量信号からゼロ点信号および風袋重量を減算することで、商品M1の正味重量である後計量値Wsが得られる。
モータ制御回路309は、コンベヤ310の駆動モータ(図示せず)などの制御を行う。
【0020】
前記マイコン35は、CPU31、ROM32およびRAM33を有している。RAM33には、合格基準値記憶部33a、重量履歴記憶部33b、平均値記憶部33c、許容値記憶部33dおよびゼロ点重量記憶部33eが設けられている。合格基準値記憶部33aには、商品M1の合否の基準となる合格基準値が記憶されている(一般に、合否の基準となる許容範囲で記憶されている)。CPU31は、後計量値Wsと合格基準値との比較を行い、後計量値Wsが合格基準値内であれば、当該商品M1を合格と判定する。一方、CPU31は、商品M1が不合格であると判定した場合には、振り分け信号を振り分け装置500に出力して、当該不良の商品M1を系外に排出させる。
【0021】
図4に示すように、前記重量履歴記憶部33bには、合格と判定された商品M1の内、1回前からn回前までに計量を行った組合せ算出値Wcが記憶される。また、重量履歴記憶部33bには、前記各組合せ算出値Wcに対応する商品M1(組合せ排出した内容物Mと同一のものを包装した商品M1)の後計量値Wsが記憶される。組合せ算出値Wcおよび後計量値Wsは計量が行われるごとに更新して記憶される。
【0022】
前記CPU31は、図4の重量履歴記憶部33bに記憶されたn回分の組合せ算出値Wcおよび後計量値Wsをそれぞれ平均した組合せ平均値Waおよび後計量平均値Wbを算出する。平均値記憶部33cには、前記組合せ平均値Waおよび後計量平均値Wbが記憶される。図3の許容値記憶部33dには、後述する許容値Wpが記憶されている。ゼロ点重量記憶部33eには、今回および前回のゼロ点重量が更新記憶される。
【0023】
前記CPU31は、計量手段31a、第1比較手段31b、判別手段31c、ゼロ点調整手段31dおよび第2比較手段31fを備えている。
CPU31の計量手段31aは、重量検出回路306より出力された重量信号からゼロ点信号を減算した後、更に当該重量から所定の風袋重量を減算して、前記後計量値Wsの算出を行う。
【0024】
前記第1比較手段31bは、組合せ平均値Waおよび後計量平均値Wbを求め、この求めた組合せ平均値Waから後計量平均値Wbを減算して計量偏差(Wa─Wb)の算出を行う。
判別手段31cは、該計量偏差(Wa─Wb)と許容値Wpとの比較を行い、該比較結果に基づいてゼロ点不良が生じている可能性があるか否かの判別を行う。ゼロ点調整手段31dは、周知のゼロ点調整を行う(たとえば、実公平3−32985号第6欄第39行目〜第7欄第6行目)。
第2比較手段31fは前記ゼロ点調整の結果と前記計量偏差(Wa─Wb)を比較して、ゼロ点不良であったかどうかを判定する。
【0025】
チェッカー制御部30には、タッチスクリーン34が図示しないインターフェイスを介して接続されている。タッチスクリーン34は、たとえば、液晶表示器を有しており、CPU31からの出力に基づいて種々の表示などを行う。
【0026】
前記組合せコントローラ10は、チェッカー制御部30から後述する休止信号を受け取ると、組合せ計量装置1に1回分の内容物Mの組合せ排出を休止させる。
【0027】
つぎに、本発明の原理と運用の一例について説明する。
図4に示すように、重量チェッカー300で検査した重量が適正であった商品M1のうち、最も最近計量した内容物Mのn回分の組合せ算出値Wcついて組合せ平均値Waを算出する。当該組合せ算出を行った内容物Mと同一の内容物Mの後計量値Wsについて後計量平均値Wbを算出する。つぎに、組合せ平均値Waから後計量平均値Wbを減算し、計量偏差(Wa─Wb)の算出を行う。
ここで、前記2つの平均値Wa,Wbは、同一の内容物Mについての重量を計った平均値であるから、本来一致するはずである。したがって、当該計量偏差(Wa─Wb)と所定の許容値Wpを比較し、計量偏差(Wa─Wb)が許容値Wpを越える場合は、重量チェッカー300にゼロ点不良が生じている可能性があると判別することができる。
【0028】
つぎに、ゼロ点の調整モードについて図5のフローチャートを用いて説明する。
ステップS1において、第1比較手段31bは、組合せ平均値Waから後計量平均値Wbを減算して計量偏差(Wa─Wb)を算出し、更に、該偏差の絶対値を算出する。判別手段31cは、許容値記憶部33dから許容値Wpを読み出し、計量偏差(Wa─Wb)の絶対値と許容値Wpとの比較を行う。判別手段31cは、計量偏差(Wa─Wb)の絶対値が許容値Wpよりも大きい場合に、重量チェッカー300にゼロ点不良が生じている可能性があると判別して、ステップS2に進む。一方、計量偏差(Wa─Wb)の絶対値が許容値Wp以下の場合にはステップS1に戻る。
【0029】
ステップS2では、チェッカー制御部30がゼロ点調整を行う。すなわち、CPU31が組合せコントローラ10または製袋包装機200に休止信号を出力すると、図1の組合せ計量装置1が、1回分の内容物Mの組合せ排出を休止させる。同時に、製袋包装機200も包装動作を休止する。したがって、重量チェッカー300への商品M1の搬入が遅れ、数秒後には図7の破線で示す商品M1がコンベヤ310に乗っていない空の状態が生じる。この時、図3のゼロ点調整手段31dは、空の状態のコンベヤ310(図7)のゼロ点信号に基づいて、新たなゼロ点重量を算出し、この新しいゼロ点重量をゼロ点重量記憶部33eに更新記憶させることで、ゼロ点調整を行う。
【0030】
このように、ゼロ点不良が生じていると判別された場合に、組合せ計量装置1に1回分の内容物Mの組合せ排出を休止させて、ゼロ点調整を行うことができる。そのため、システムの稼働効率を殆ど低下させることなく、重量チェッカー300の高い計量精度を維持することができる。
【0031】
前記ステップS2のゼロ点調整に続いてステップS3に進む。ステップS3では、CPU31がゼロ点重量記憶部33eから今回および前回のゼロ点重量を読み出し、今回算出した新たなゼロ点重量から前回のゼロ点重量を減算して、変動値Woを求め、ステップS4に進む。ステップS4では、計量偏差(Wa─Wb)から変動値Woを減算した値が、許容値Wp内であるか否かの判別をCPU31が行う。
【0032】
ここで、ゼロ点不良が生じていたならば、後計量平均値Wbは変動値Woだけ変動しているはずであるから、変動値Woと計量偏差(Wa─Wb)の値は、本来一致するはずである。したがって、計量偏差(Wa─Wb)から変動値Woを減算した結果が、許容値Wp内である場合は、ゼロ点不良が生じていたと断定することができる。一方、該減算結果が許容値Wpを越える場合は、ゼロ点不良ではなく、組合せ計量装置1に異常が生じている可能性があると判別することができる。したがって、該減算結果が許容値Wpよりも小さい場合には、ゼロ点不良が生じていたとCPU31が判別して、ステップS5に進む。一方、該減算結果が許容値Wp以上である場合には、組合せ計量装置1に異常の可能性があるとCPU31が判別して、ステップS6に進む。
【0033】
ステップS5では、CPU31が、タッチスクリーン34に、「ゼロ点調整を行いました。」などの内容を出力させると共に、ゼロ点調整を行った時刻および変動値WoなどをRAM33の所定の記憶部に記憶させる。ステップS6では、CPU31が、タッチスクリーン34に「組合せ計量装置に異常はありませんか?」などの内容を表示させる。
【0034】
なお、本発明では図3の許容値記憶部33dをRAM33に設けたが、ROM32のプログラム中に記憶させてもよい。また、図5のステップS1における許容値Wpと、ステップS4における許容値(所定値)Wpとは別の値を用いてもよい。
また、図6に示すように、第1比較手段31b、判別手段31c、重量履歴記憶部33b、平均値記憶部33c、許容値記憶部33dおよびゼロ点重量記憶部33eの機能を有するリモコン15をチェッカー制御部30とは独立して設け、チェッカー制御部30および組合せコントローラ10と、図示しないインターフェイスを介して互いに接続してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の一実施形態にかかる計量包装検査システムの概略側面図である。
【図2】組合せ計量装置の機能を示す概念図である。
【図3】本発明の要部を示す概略構成図である。
【図4】重量履歴記憶部および平均値記憶部の記憶内容を示す図表である。
【図5】ゼロ点の調整モードを示すフローチャートである。
【図6】変形例における要部の概略構成図である。
【図7】ゼロ点調整時の重量チェッカーを示す概略側面図である。
【符号の説明】
【0036】
M1:商品
310:コンベヤ
300:重量チェッカー
1:組合せ計量装置(他の計量装置)
31f:第2比較手段
31c:判別手段
33b:重量履歴記憶部(記憶手段)
Wa:組合せ平均値
Wb:後計量平均値

【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品をコンベヤで搬送しながら、該商品の重量を計って商品の合否を判定する重量チェッカーであって、
該重量チェッカーで計った商品の計量値に関する情報と、他の計量装置で計った計量値に関する情報とを比較する比較手段と、
該比較手段による比較結果が許容値を外れた場合に、前記重量チェッカーにゼロ点不良が生じている可能性があると判別する判別手段とを設けた重量チェッカー。
【請求項2】
請求項1において、前記計量値に関する情報として、複数個の商品の計量値に関する情報を用いるようにした重量チェッカー。
【請求項3】
請求項1もしくは2において、前記重量チェッカーは他の計量装置から入力した計量値に関する情報を複数記憶する記憶手段を有しており、前記商品についての両計量値を比較する際に、前記記憶手段から対応する計量値を読み出すようにした重量チェッカー。
【請求項4】
請求項1,2もしくは3において、前記計量値に関する情報として、複数個の商品の計量値を平均して求めた平均値を用いるようにした重量チェッカー。
【請求項5】
請求項1において、前記ゼロ点不良が生じている可能性があると判別された場合には、前記重量チェッカーへの商品の搬入を遅らせて、
商品が搬入されていない間に前記重量チェッカーがゼロ点調整を行うようにした重量チェッカー。
【請求項6】
請求項5において、前記ゼロ点調整前の誤差と、ゼロ点調整後の前記両計量値の計量差とを比較し、
該比較結果が所定値の範囲外である場合に、当該事態に応じた表示を出力するようにした重量チェッカー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−20468(P2008−20468A)
【公開日】平成20年1月31日(2008.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−261832(P2007−261832)
【出願日】平成19年10月5日(2007.10.5)
【分割の表示】特願平10−373260の分割
【原出願日】平成10年12月28日(1998.12.28)
【出願人】(000147833)株式会社イシダ (859)