説明

野菜の芯及び種取り裁断具

【課題】野菜の芯及び種を取りつつ身を望む大きさに裁断することができる野菜の裁断具を提供する。
【解決手段】受け皿5の中心に嵌め込んで立てられた円錐状筒1の先端円形開口部の周縁に多数の突起2を設けこの円錐状筒1の外面に沿って垂直に複数の刃3が等間隔に立設されている野菜の芯及び種取りと身の裁断分離を一連の動作でできることとした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は野菜の芯及び種をとりつつ裁断し身と分離することのできる道具に関する。
【背景技術】
【0002】
特開平10−14752号公報にはピーマンの種取り具が提案されているが望む大きさに裁断できるものではない。
【特許文献】特開平10−14752号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は上記課題を解決するために発明されたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
請求項1記載の芯及び種取り裁断具(以下、本発明1という)は受け皿5の中心に嵌め込んで立てられた円錐状筒1の先端円形開口部の周縁に先を尖らせた多数の突起2を設けこの円錐状筒1の外面に沿って垂直に上側先端部を尖らせた複数の刃3が等間隔に立設されていることを特徴とする。
【0005】
本発明1は野菜を調理する内容に応じて円錐状筒1を交換する為受け皿5とは、嵌合部4で接続されていて円錐状筒1の外面にある刃3の数が違う別に用意された円錐状筒1と交換が可能となされている。またはこの刃3は円錐状筒1の外面に垂直の溝を設け、この溝に必要な枚数の刃を取り外し差込が可能なように取り付けてもよい。
【0006】
上記受け皿5の下側に容器6とはワンタッチで着脱自在ができる嵌めこみ式になっている。
【発明の効果】
【0007】
本発明の効果として本発明1は芯及び種の除去、裁断が一連の動作ですべてが出来、刃の数が違う円錐状筒1を交換すれば刃3で、または円錐状筒1の外面に垂直の溝を設けた刃3を必要な枚数、取り外し差込を可能にすれば調理の内容により身の大切り、細切りの使い分けが出来る。
【0008】
本発明2は上記効果がすべて発現するとさらに突起2で切り取った芯及び種は容器6と刃3で裁断された身は受け皿5でそれぞれ分離、集積され後の作業が簡単になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【実施例】
【0009】
以下本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0010】
図1の本発明は合成樹脂製の材料で直径160mm、深さ10mmの円形受け皿5の、中心に嵌めこんで立てられた合成樹脂製材料円錐状筒1の先端円形開口部に、直径25mmの周縁に先を尖らせた多数の突起2を設け、この円錐状筒1の外面に沿って、垂直に合成樹脂製材料で底辺60mm、高さ20mmの三角形で短い辺の先端部を尖らせた複数の刃3を上向きにして12mmおき等間隔に8枚立設されている円錐状筒1に取り付けられ、受け皿5と接続されている。円錐状筒1の底部と、受け皿5の中心部には直径40mmの開口があり、嵌合部4でワンタッチの嵌め込み式またはネジ式に、受け皿5と合成樹脂製材料で直径160mm、深さ40mmの容器6も着脱自在でワンタッチの嵌め込み式になっている。容器6は円形に限らず四角形、多角形、楕円形その他どのような形でもよい。
【0011】
図2は本発明の実施例を実際に使用する状況を説明すると、野菜のピーマンまたはパプリカの芯を下側にして突起2に当て少し左右に回転させながら上部を下に押すと芯が切断され、続いて種と一緒に円錐状筒1の内側を通り容器6に落ち、身は刃3で裁断され受け皿5に滑り落ち芯及び種取り、身の裁断分離を一連の動作なすことが出来た。
【産業上の利用可能性】
【0012】
本発明は上述したとおり野菜の芯及び種取りと身の裁断分離に使用できるので家庭や外食産業等で調理時の便宜が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施の例を示す説明図
【図2】本発明の実際に使用している状況を示す説明図
【符号の説明】
【0014】
1 円錐状筒
2 突起
3 刃
4 嵌合部
5 受け皿
6 容器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
受け皿(5)の中心に嵌め込んで立てられた円錐状筒(1)の先端円形開口部の周縁に先を尖らせた多数の突起(2)を設けこの円錐状筒(1)の外面に沿って垂直に上側先端部を尖らせた複数の刃(3)が等間隔に立設されていることを特徴とする野菜の芯及び種取り裁断具。
【請求項2】
上記受け皿(5)の下側に容器(6)が着脱自在に嵌め込まれていることを特徴とする請求項1記載の野菜の芯及び種取り裁断具。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2006−158920(P2006−158920A)
【公開日】平成18年6月22日(2006.6.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−382368(P2004−382368)
【出願日】平成16年12月6日(2004.12.6)
【出願人】(599062405)