説明

金属箔皮膚電池

【課題】病気は体内の循環液の電気平衡異常が関係し、特に体液中プラスイオンの増加時、蛋白質の分子量が増加し体液の粘性が強くなり、色々の病気を併発する。人体は体内で生じた静電気異常を、皮膚の表面の特定場所「つぼ」に移動させ、体外に放出する機能をもつ。中国医学では経験的にハリや灸で対応してきたが、痛い、熱い、臭いという欠点があり、つぼに集中するプラスイオンを金属箔で吸収し体外に放出する。
【解決手段】活性炭素と金属が接した状態で弱電気が発生しておきる電池作用を利用し、活性炭素を主体とする円形の膜1と金、銀、銅、アルミニュームなどの円形の薄箔2と粘着マット3,4とからなる金属泊皮膚電池を皮膚の上の「つぼ」に貼って、体液の中のプラスイオンを吸着し、これを金属箔に移動させ、空気中に放電させる。これで電気平衡を保ち体液の蛋白質の分子量が小さくなり体液の粘度が低下して、ハリや灸の欠点が解決される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は金属箔に活性炭素鉱物の粉末などの薄片を貼付し、これを皮膚に貼り、人体の体内のイオン交換を行い静電気平衡を保たせることを目的としている。
【0002】
この種の金属箔の皮膚電池は今まで存在していない。
【0003】
従来、人体の固有の静電気の平衡状態を是正するのに、つぼと称する体液の交差点に、高温度の灸や静電気移動の目的のハリをつぼに刺しその目的を達していた。今回の発明による皮膚電池はただ皮膚の要所に貼るだけでその目的を達している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
以上のべた従来の人体の静電気平衡を維持するための方法は、ハリや灸を始め、指圧などの古来からの中国医学を基本とした方法であった。
これ等はいずれも、熱い、痛、臭いいなどの欠点を持っている。
これが解決を要する課題である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は上記の欠点を除去するために、体内の血液やリンパ液の静電気平衡を維持する目的で、電気の良導体であり、熱の良導体である特殊金属の箔とこれに活性炭素を含む特殊活性炭素箔を密着させ、無臭、無痛で、人体内の静電気異常を平衡維持する方法である。
【0006】
上記に対応する方法は、中国医学のハリや灸であるが、いずれも熱い、痛い、臭いという欠点をもつ。この発明では、効果は十分あるが上記の欠点を持たない。
【発明の効果】
【0007】
上記の通り、ただ皮膚の上に貼るだけであり、痛くも、熱くも、臭くもなく、体液のイオン交換など、各種効果が可能である。
【発明の実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。
【0009】
図において、
1は原子振動を起こす活性炭素を主体とする円形の膜である。
直径は3mm。厚さは0.3mm。これが遠赤外線を発する。
2は、金、銀、銅、アルミニュームなどの円形の薄箔で、直径は6mm。厚さは10ミクロン。
3は粘着マット。医薬用の粘着マットであり、通気性あり、消毒済。
4は皮膚電池を皮膚に貼付する医薬用3同様の粘着マットであり、直径12mm。
【0010】
以下、上記構成の内容の有効性を説明する。
人体の皮膚面にある「つぼ」は、全部で365箇所が中国医学で確認されており、わが国の医学界でも、その作用が確認されている。
「つぼ」は経絡と呼ばれるリンパ液により、人体の内部器官と皮膚表面とを結ぶもので、人体内部器官で起こったプラスイオンを体の表面の「つぼ」に、移動させ、これを対外に放電することにより、体の静電気の電気平衡を維持する働きを持っている。発明の電池は測定では、25マイクロボルト程度の電気を発生する電池であり、この電池を「つぼ」に貼ることで、「つぼ」に近付く、リンパ球の中のプラスイオンを吸着し金属箔に吸着させ、通気性の高い粘着マットを通し、大気中に放電させる。これが本発明の基本である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】 本発明の斜め上から見た、模式的説明図
【図2】 本発明の真横から見た説明図
【符号の説明】
【0012】
1 遠赤外線鉱物 厚さ0.3 mm 直径 3mm
2 金属箔 厚さ10ミクロン 直径 6mm
3 粘着マット 厚さ100ミクロン 直径 6mm
4 粘着マット 厚さ100ミクロン 直径 12mm

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気と熱の良伝導体である銀、金、アルミニューム、銅等の箔を使い、これを円形に切り、人体の表面の要所にこれを貼付する。
人体の体液のイオンを交換し静電気平衡が保てる様に役立てる。
【請求項2】
上記の金属箔の裏面に活性炭素またはこれと同様の働きをする鉱物の粉末で作った箔を貼り付ける。鉱物は炭素の原子振動による遠赤外線を発する石墨片岩などの微粒粉末に、粘着物質を混和して円形薄片として、上記金属箔貼付する。 大きさは金属箔の半分の直径程。これを活性炭素の面が肌に付くように、肌に貼る。
【請求項3】
上記金属箔は熱の良導体であり、これを人体の皮膚に貼ると、高温の物体が触れる際には熱が良く伝わる。適切な温度の物体を触れさすと、灸と同様の効果が皮膚の上に起きる。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate