説明

金箔イオン温熱灸

【課題】痛み、細菌感染の危険、臭いと言う欠点がなく、人体は体内で起きた静電気異常を、皮膚の表面の特定の場所である「つぼ」に移動させ、体外に放電させて正常化する金箔の使用方法を提供する。
【解決手段】金箔を皮膚に接して「はり灸」のつぼに貼り付ける。金箔に炭素と珪石の片岩の粉末から出来た薄片を合わせる事で、弱電気が発生する電池作用を利用して、つぼに集中してきたプラスイオンを吸着し金箔の周辺から空気中に放電させることができる。銅製の鎚状の温熱灸棒を摂氏80度程度に熱し、金箔に当てると、皮膚にあるつぼの表面は摂氏80度に熱せられ、灸の効果が発生する。同時に、金箔に吸収されたプラスイオンも電気伝導度の高い銅に吸着され、プラスイオンは直ちに空気中に放電される。これにより、「はり」と「灸」の効果を同時に実行することが出来る構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
中国医学で呼ばれている「はり」や「灸」の「つぼ」は、現代医学では身体の中の体液の状態を調整し改善する皮膚の上にある特定の場所の事で、体中に365箇所の存在が知られている。
このつぼの医学的効果については国連の専門機関である世界保健機関のWorld Health Organization(WHO)が現代医学の立場からその存在と効果を認めており,現在世界各国で、つぼを対象とした病気の治療方法の研究開発が進でいる。その対応方法は、「身体にはりをさす」と言う行為ともぐさに火を付けて、「火傷をさせる」という行為が必要である。 この発明は金箔で作った特殊な貼付用品を「つぼ」に貼り、銅製の温熱棒で「つぼ」に貼った金箔の貼り付け用品に触れて、はりと灸との同じ医学的効果を可能にする方法である。金箔を円く切り抜き、遠赤外線や各種電磁波を発する鉱物を貼り付け、これを「はり」や灸の「つぼ」に貼る。従って無痛、無臭で細菌感染も無い新しい治療法である。
遠赤外線や各種電磁波を発する鉱物とは石墨片岩や黒色珪石に対応する鉱物で、地中で変成作用を受けた時、高温、高圧で炭素原子が原子振動を起した物で、この原子振動が遠赤外線の発生や各種電磁波の発生の元になっているのである。更にこの鉱物は現在でも、摂氏40度以上に暖めると原子振動が活発になり、遠赤外線や各種電磁波の発生も、増加して行く事が知られている。
この金箔と炭素と珪石の鉱物の薄片を合わせたものは、弱電気を発生する電池となり、皮膚と接すると、プラスイオンを吸着する作用も生じるのである。 従って金箔の上に、熱伝導度の高い銅製の温灸棒を摂氏80度の温湯で暖めた状態で、つぼに貼った金箔に接すれば温熱灸の効果があり、お灸の効果と同じ効果が「つぼ」に発生する。 同時に、電気の良導体であり熱伝導度の高い銅の温熱棒をつぼに接する事で「つぼ」に集中してきたプラスイオンを銅の温熱棒に吸着させこのイオンを空中に放電させる効果があり、金属性の「はり」による効果と同じ事が起きる。
つぼに貼った金箔によるプラスイオンの吸着と空中への放電が起こり、更に温度上昇で、遠赤外線と各種電磁波の発生が強まり、相乗効果が出て来るのである。
【0002】
「つぼ」は、身体の中の色々な部位から生じる静電気のプラスイオンの集中箇所であり、集中してきたプラスイオンをつぼから放電させ体液の電気的平衡を維持する事で健康を保持している。
つぼにはりを刺して、つぼに集まる体液の中の静電気のプラスイオンを金属製のはりに集中させそれを「はり」の上部から空中に放電するのが「はり」の理論である。つぼ付近には、プラスイオンが集中しており、この付近に電気の良導体である銅製の温灸棒を接すると、やはりプラスイオンも温灸棒に吸着され空気中に放電され金箔灸の作用を増幅させる事になる。
灸はもぐさをつぼの上で燃やすと、瞬間的に摂氏100度以上の高温になり、皮膚が火傷をしつぼに接した部分の蛋白質が熱変質を起すのであり、蛋白質の異常が、体液を伝わって身体の中枢神経に達し、身体は皮膚に火傷発生の情報と受け取るのである。この発明では、銅製の鎚状温熱灸棒を摂氏100度以下、理想的には80度程度に暖めて、つぼに接し、暖める事で軽い火傷を起こさせるのである。この様に、身体は火傷の治療に直ちに対応するようにつぼに白血球、赤血球、血小板などの治療に必要な要素を送り込むのである。自然治癒力の発生である。
つまり、金箔に石墨片岩や黒色珪石などの炭素の珪素化合物の微粉末を酢酸ビニール系接着剤と混和し薄く延ばし、円く抜いて金箔にはり、これをつぼに貼る事と、その部分を銅製の温熱灸棒で摂氏80度程度に部分的な加熱をする事で痛くも、熱くも、臭く無い「はりと灸」の同時効果が出てくるのである。
【背景技術】
【0003】
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】 公開特許公報(A) 特許公開2004−351162 金箔灸
【非特許文献2】 公開特許公報(A) 特許公開2008−264440 金属箔皮膚電池
【発明の概要】
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】
【0006】
この発明は中国医学で開発されたはりと灸による治療法を現代医学を基礎に実行する発明である。
はりと灸には痛い、熱い、細菌感染という問題がある。この問題を解決するのが本発明である
【課題を解決するための手段】
【0007】
つぼに金箔を貼ることで、つぼに集中してくるプラスイオンを金箔に吸着させ、金箔の先端部分から空中に放電させる事で、プラスイオンを減らし、また銅で作った温熱灸棒をつぼに当てる事で摂氏80度程度の温度で皮膚に火傷を起こさせ「もぐさ」の燃焼と同じ効果を発生させる事ができる
【発明の効果】
【0008】
はりと灸は中国医学に基く「はり灸治療」であるが、金属製のはりを身体に突き刺すことに対する恐怖感と痛みと細菌の伝染の危険がある。灸は「もぐさ」を燃焼させて火傷を起させるので、必要以上の火傷が起きる可能性がある。この発明は、これらの危険をすべて回避できるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図3に基いて説明する。
【0010】
図1と図2において
1 直径12mmの通気性の良い医薬用粘着テープであり、厚さは0.2mm
2 は純金製の金箔で直径6mm、厚さは10ミクロン。
3 石墨片岩の微粉を接着剤を混和して薄板状にしたもの。直径は3mm、厚さは0.2mm。
4 1の医薬用粘着テープに開けた直径3mmの穴。金箔に吸着したイオンを放電する放電口である。
図3は電気銅棒を研磨して鎚状にした温熱灸棒。30cmの木製の柄をつけた物。銅棒は長さ12cm。
使用に際しては、温熱灸棒を熱湯中に5分程度漬け込んで暖めればよい。摂氏80度程度が理想的。
熱い温灸棒の先端でつぼの上の金箔灸を一回5秒程度温めれば良い。
【図面の簡単な説明】
金箔製でつぼに貼る金箔灸と金箔灸を熱する為の銅製の温熱灸棒である
【図1】金箔灸を真横から見た図
【図2】金箔灸を真下から見た図
【図3】銅製の温熱灸棒を真横から見た図
【産業上の利用可能性】
はりと灸については、国連の専門機関であるWorld Health Organization(WHO)により現代医学を基礎に、その効果と科学性を認め始め、今後大きな需要が発生するであろう。これによる産業上の効果は金箔や銀、銅、アルミ等の非鉄金属の需要であり、将来発展途上国からの需要が期待できる

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気と熱の良導体である金箔を円形に切り抜き、これを人体の皮膚の表面の要所である「はり」「灸」のつぼに貼付する。つぼに集まる体液の中の過剰イオンを吸着し体外に放電し、体液の電気的平衡を維持する事を目的とする。皮膚に貼付するには通気性のよい医薬用粘着テープを丸く抜いて使用。
【請求項2】
上記の金箔の裏面に石墨片岩や黒色珪岩などの炭素と珪素の化合物で、変成作用を受けた時に炭素が高温、高圧を受けて原子振動を起している鉱物を微粉にし、粘着剤を混和して薄片にしこれを円形薄片として上記の金箔に添付する。大きさは金箔の直径の半分とし、つぼの表面の皮膚に接する様にする。金箔と上記鉱物薄片が接することで弱電を発する電池になっている。
この電池がつぼの周辺のプラスイオンを吸着する。
【請求項3】
金箔は熱と電気の良導体で、これを人体の皮膚に貼り、高温の物体が触れると熱と電気が良く伝わる。
銅製の鎚状の物体を摂氏100度以下に暖め、金箔に真上から触れると、灸と同じ効果が起こる。
つぼの下の部分の蛋白質が熱変成を起し、身体の中枢に火傷発症の情報を連絡する。
同時に、銅製の鎚が接した金箔に帯電したプラスイオンは銅鎚に吸収され、空中に放電される。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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