説明

釣り用手袋

【課題】容易に指を曲げることができるものでありながらも、滑り止め効果を確実に発揮することができる釣り用手袋を提供する。
【解決手段】少なくとも1本の指部5,6,7,8,9を備えた釣り用手袋であって、指部7,8,9の指の腹を覆う部位の外面に滑り止め部材11を備え、該滑り止め部材11をそれの指部の幅方向の中央部分11Aが指部の幅方向において幅狭となる形状にした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ジギングや投げ釣り等の釣りの際に好適に使用できる釣り用手袋に関する。
【背景技術】
【0002】
上記釣り用手袋を装着して釣りを行っている時に、釣竿や釣り用手袋に雨や海水が掛かる、又は手に汗をかく等して、釣竿に対して釣り用手袋が滑ってしまい、釣りを良好に行うことができないことがある。
そこで、釣り用手袋に滑り止めが施された各種のものが提案されている。
例えば、指部の掌側表面にエンボス加工により多数の凸部が形成された滑り止め部を備えたものが挙げられる(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2006−265804号公報(図2参照)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前記特許文献1によれば、指の関節に対応する部分にも凸部を備えているため、指を曲げ難く、使用し難いものであった。
また、間隔を置いて凸部が存在しているため、滑り止め効果もあまり期待できるものではなく、改善の余地があった。
【0004】
本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、容易に指を曲げることができるものでありながらも、滑り止め効果を確実に発揮することができる釣り用手袋を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の釣り用手袋は、前述の課題解決のために、少なくとも1本の指部を備えた釣り用手袋であって、指部の指の腹を覆う部位の外面に滑り止め部材を備え、該滑り止め部材をそれの指部の幅方向の中央部分が指部の幅方向において幅狭となる形状にしたことを特徴としている。
上記のように指部の指の腹を覆う部位の外面に滑り止め部材を備えることによって、指の関節に対応する指部の部分で容易に指を折り曲げることができる。また、滑り止め部材の指部の幅方向の中央部分を幅狭となるようにしているから、指を折り曲げたときに指の腹の形状に滑り止め部材を沿わせることができる。
例えば、図8(a),(b)に示すように、本発明の形状とは異なる形状である円形の滑り止め部材41を指部8に備えさせている場合に、指Fを曲げたときに、指Fの先端部42と付け根部43との間に滑り止め部材41が突っ張った状態になってしまうことがある。
これに対して本発明では、図5(a),(b)に示すように、指の腹うちの最も出っ張っている幅方向中央部が滑り止め部材11の指Fの幅方向の中央部分11Aに当接することを回避することができ、指Fを折り曲げたときに指Fの腹の形状に滑り止め部材11を沿わせることができるようになっている。しかも、滑り止め部材11の指Fの幅方向の両側部分11B,11Cが、中央部分11Aに比べて幅広となっていることから、滑り止め部材11の面積を両側部分11B,11Cで多く確保することができる。
【0006】
前記滑り止め部材の指部の長手方向両辺を、互いに中央部側ほど接近するように湾曲した湾曲面に形成してもよい。
【0007】
前記指部のうち、指の第2関節を挟んで両側に位置する腹を覆う部位のそれぞれに、前記滑り止め部材を備えてもよい。
【0008】
前記指部が、5本の指部からなり、前記滑り止め部材が、中指部、薬指部、小指部のそれぞれに備えてもよい。
【0009】
前記小指部に備えた滑り止め部材の薬指側とは反対側の端部を該小指部の端まで延出させ、その延出端部を他の部分よりも幅広に構成してもよい。
【0010】
前記中指部、薬指部、小指部それぞれの掌側を人工皮革にて構成してもよい。
【0011】
前記中指部、薬指部、小指部の掌側を覆う人工皮革を、各指部の付け根から前記掌部の上側部分までを覆う範囲に備えてもよい。
【0012】
前記人差し指部のうちの先端部分及び該先端部分から該人差し指部の付け根部までの間において親指部側に位置する側面部分を人工皮革にて構成してもよい。
【0013】
手の甲を覆う甲部と、掌を覆う掌部とを備え、前記5本の指部の甲部側及び甲部に伸縮自在なメッシュ状部材でなるメッシュ部を備えてもよい。
【0014】
前記人差し指から小指のうちの互いに隣り合う指部の側部間に渡る範囲に前記メッシュ部材よりも小さな孔を有する第2メッシュ部材でなる第2メッシュ部を備えてもよい。
【発明の効果】
【0015】
指部の指の腹を覆う部位の外面に滑り止め部材を備え、滑り止め部材をそれの指部の幅方向の中央部分が指部の幅方向において幅狭となる形状にすることによって、指が曲がり易く、指の腹の形状に合わせた形状に滑り止め部材を構成しながらも、滑り止め部材の指部の幅方向の両側の幅広部分にて滑り止め部材の面積を多く確保することができるから、容易に指を曲げることができるものでありながらも、滑り止め効果を確実に発揮することができる釣り用手袋を提供することができる。
【0016】
前記滑り止め部材の指部の長手方向両辺を、互いに中央部側ほど接近するように湾曲した湾曲面に形成することによって、指の腹の形状に近付けることができるから、指の腹が滑り止め部材に当接することを回避することを確実に回避することができる利点がある。
【0017】
前記指部のうち、指の第2関節を挟んで両側に位置する腹を覆う部位のそれぞれに、前記滑り止め部材を備えることによって、一箇所にのみ設けている場合に比べて滑り止め効果を高めることができる。しかも、3箇所に設ける場合に比べて製造コスト面において有利になる。
【0018】
前記指部が、5本の指部からなり、リールの操作等を行う親指及び人差し指を除いた釣竿を常に握っている必要最小限の中指部、薬指部、小指部のそれぞれに前記滑り止め部材を備えさせることにより、製造コスト面において有利にしながらも、滑り止め効果を確実に発揮させることができる。
【0019】
前記小指部に備えた滑り止め部材の薬指側とは反対側の端部を該小指部の端まで延出させ、その延出端部を他の部分よりも幅広に構成することによって、滑り止め効果を効率よく発揮させ易い小指部での滑り止め効果を更に増大させることができる。
【0020】
釣竿の握り部に接触する耐久性を必要とする中指部、薬指部、小指部それぞれの掌側を人工皮革にて構成することによって、合成皮革にて構成した場合に比べて耐久面において有利になる。また、釣竿の握り部に接触する耐久性を必要とする中指部、薬指部、小指部の掌側を覆う人工皮革を、各指部の付け根から前記掌部の上側部分までを覆う範囲にも備えることによって、耐久面において更に有利になる。
【0021】
手の甲を覆う甲部と、掌を覆う掌部とを備え、釣竿の握り部に接触する部位に比べて耐久性を必要としない部分、つまり前記5本の指部の甲部側及び甲部に伸縮自在なメッシュ状部材でなるメッシュ部を備えさせることによって、耐久面において不利になることなく、通気性を持たせることができる。
【0022】
前記人差し指から小指のうちの互いに隣り合う指部の側部間に渡る範囲に前記メッシュ部材よりも小さな孔を有する第2メッシュ部材でなる第2メッシュ部を備えることによって、通気性を持たせながらも孔の大きさの異なる2種類のメッシュ部にて変化に富んだ釣り用手袋を構成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
図1〜図4に、左手用の釣り用手袋1を示し、図6及び図7に右手用の釣り用手袋2を示しているが、両方とも向きが異なるだけで、同一構成部材にて構成されているため、左手用の釣り用手袋1を中心に説明し、図6、図7の右手用の釣り用手袋2は、同一構成であるため、図1〜図4で付した符号と同一符号を付し、説明は省略する。
【0024】
釣り用手袋1は、手の甲を覆う甲部3と、掌を覆う掌部4と、5本の指部5,6,7,8,9とを備えている。
【0025】
そして、前記5本の指部5,6,7,8,9のうちの中指部7、薬指部8、小指部9のそれぞれの指の第2関節10を挟んで両側に位置する腹を覆う部位のそれぞれに、滑り止め部材11を縫着している。
【0026】
前記滑り止め部材11は、それの指部の幅方向の中央部分が指部の幅方向において幅狭となるほぼ鼓形状となる形状になっている。従って、図5(a),(b)に示すように、釣竿12を円周方向2箇所の滑り止め部材11,11にて挟み込んだ状態で掴むことによって、滑り止め効果を発揮することができるようにしている。図では、滑り止め部材11の指部8の長手方向両辺11a,11bが、互いに中央部側ほど接近するように湾曲した湾曲面に形成されており、指Fの外形により一層沿った形状になっている。
【0027】
前記滑り止め部材11のうち小指部9に備えさせた滑り止め部材11の薬指側とは反対側の端部を、小指部9の幅方向外側端部まで延出させ、その延出端部11Tを他方の端部よりも指部の幅方向において幅広に構成して、最も滑り止め効果を効率よく発揮させ易い小指部での滑り止め効果を更に増大させることができるようにしている。
【0028】
前記滑り止め部材11は、ポリエステル製の不織布からなる基材又はフィルム状に形成された基材の表面に、滑り止め層を備えさせたものからなっている。前記滑り止め層は、ABS樹脂を発泡させて形成したものであり、多数の連続気泡を備え、かつ、弾性及び粘着性を有し、その表面には、微細な多数の凹凸を形成して通水性を備えたものである。従って、滑り止め部材11の表面に水が掛かった場合や水中でも、その水が表面外に直ちに通り抜けることから、水による滑り止め効果の低下がないようにしている。
【0029】
前記指部のうち、釣竿の握り部に接触する耐久性を必要とする中指部7、薬指部8、小指部9それぞれの掌側及びこれら各指部7,8,9の付け根から前記掌部4の上側部分13までを覆う範囲を一枚の人口皮革にて構成して、特に釣竿の握り部を握るときに接触する強度を必要とする部分の強度アップを図ることができるようにしている。
【0030】
また、前記中指部7、薬指部8、小指部9それぞれの甲部側先端部7A,8A,9Aを人口皮革にて構成し、甲部側先端部7A,8A,9Aそれぞれの付け根部側端から各指の付け根7B,8B,9Bと、人差し指部6の人工皮革にて構成された後述する部分21の付け根部側端から人差し指部6の付け根6Bとが伸縮自在な1枚のメッシュ状部材からなる第1メッシュ部14を備えている。
【0031】
前記人差し指部6と中指部7の隣り合う側部同士、中指部7と薬指部8の隣り合う側部同士、薬指部8と小指部9の隣り合う側部同士が前記メッシュ部材14よりも小さな孔を有する第2メッシュ部材でなる第2メッシュ部15を備えている。この第2メッシュ部15は、前記第1メッシュ部14よりも伸び易い素材を使用している。
【0032】
前記第2メッシュ部15の指部先端側には合成皮革でなる先端横側部16を備えている。前記先端横側部16のうちの中指部7及び薬指部8の先端横側部16は、両側に備えているとともに、それら両側の先端横側部16,16を繋ぐ頂部16Aを備えている。
【0033】
前記掌部4は、合成皮革にて構成され、それの表面の、上下方向中間部にほぼ逆L字状でなるとともに人工皮革で構成された補強部材22を縫着している。そして、親指部5の先端部分及び掌側部分は、合成皮革で構成され、先端を除いた甲側部分は前記第1メッシュ状部材からなる第1メッシュ部14に構成されている。前記掌部4及び親指部5の合成皮革の表面には、エンボス加工により凹凸部が形成され、また、親指部5を除く4本の指部6,7,8,9の先端部の側部に備えた合成皮革は、表面を加工していない滑らかな表面にして、2種類の合成皮革にてそれぞれ構成している。なお、凹凸部が形成されている合成皮革を第1合成皮革と称し、滑らかな表面を有している合成皮革を第2合成皮革として区別するものとする。
【0034】
前記甲部3の上側には、人差し指部6の端部から小指部9の端部に渡る長さの伸縮素材でなる伸縮部17を備えさせている。この伸縮部17は、基布の表面にウレタンをコーティングして伸縮性を持たせているものを使用している。
【0035】
前記伸縮部17の下端には前記第1メッシュ部14を備え、その第1メッシュ部14の下端と甲部3の下端である手首部側端に備えている第1メッシュ部14との間に、前記第2合成皮革でなり、親指側から小指側にかけて甲部3を締付けて手袋を手に固定するための帯状のベルト18を固定する被固定部19を備えさせている。
【0036】
前記ベルト18の基端部は、前記親指部5と甲部3とを連結する伸縮素材で構成された連結部20に縫着され、ベルト18の裏面に備えさせている雄型又は雌型の面ファスナー(図示せず)を、前記被固定部19の表面に縫着されている面ファスナー19Fに係止させることによりベルト18を該被固定部19に固定することにより、手袋を甲側に締付け固定することができるようになっている。なお、連結部20は、前記伸縮部17と同一素材からなっている。
【0037】
人差し指6について説明すれば、前記人差し指部6のうちの先端部分及び該先端部分から該人差し指部の付け根部までの間において親指部側に位置する側面部分からなる部分21を強度的に有利な人工皮革にて構成している。従って、リールや道糸等に頻繁に接触する人差し指6が擦れることにより損傷することを抑制することができ、長期間に渡って良好に使用することができるようになっている。特に親指側の側面部分は道糸との擦れが発生する部分であり、少なくとも側面部をフィット感が良好でしかも強度面で有利な人工皮革を使用することによって、使用面及び耐久面のいずれにおいても有利な商品価値のある手袋にすることができる。
【0038】
前記実施形態では、人工皮革、2種類の合成皮革、2種類のメッシュ部材、伸縮素材、滑り止め部材11に用いた素材の合計7種類の素材を使用して釣り用手袋を作製したが、これに限定されるものではなく、どのような素材にて使用することもできる。特に、滑り止め部材11に用いた素材は水にも滑り難い性質を持つ素材を用いたが、合成樹脂や合成ゴム等からなる一般的な滑り止め素材から構成することもできる。また、5本指部からなる釣り用手袋としたが、1本以上の指部があるものから構成してもよい。
【0039】
また、滑り止め部材11としては、湾曲面を有するものから構成することが好ましいが、斜めの直線状に構成されたものであってもよいし、階段状になっているものでもよく、要するに、指部の幅方向の中央部分が指部の幅方向において幅狭となる形状であれば、滑り止め部材11としてはどのような形状であってもよい。また、個数も6個の滑り止め部材11を設けたが、個数についても自由に変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】左手用の釣り用手袋を掌部側から見た正面図である。
【図2】左手用の釣り用手袋を甲部側から見た背面図である。
【図3】左手用の釣り用手袋を小指側から見た側面図である。
【図4】左手用の釣り用手袋を親指側から見た側面図である。
【図5】本願発明の滑り止め部材を備えた中指袋に入れた中指を曲げた状態の要部の断面図を示し、(a)はそれの側面図、(b)は(a)におけるA−A線断面図である。
【図6】右手用の釣り用手袋を掌部側から見た正面図である。
【図7】右手用の釣り用手袋を甲部側から見た背面図である。
【図8】比較例の滑り止め部材を備えた中指袋に入れた中指を曲げた状態の要部の断面図を示し、(a)はそれの側面図、(b)は(a)におけるB−B線断面図である。
【符号の説明】
【0041】
1,2…釣り用手袋、3…甲部、4…掌部、5…親指部、6…人差し指部、7…中指部、7A,8A,9A…甲部側先端部、7B,8B,9B…付け根、8…薬指部、8a,8b…長手方向両辺、9…小指部、10…関節、11…滑り止め部材、11A…中央部分、11B,11C…両側部分、11T…延出端部、12…釣竿、13…上側部分、14,15…メッシュ部、16…先端横側部、17…伸縮部、16A…頂部、18…ベルト、19…被固定部、19F…面ファスナー、20…連結部、21…部分、22…補強部材、41…滑り止め部材、42…先端部、43…付け根部、F…指

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1本の指部を備えた釣り用手袋であって、
指部の指の腹を覆う部位の外面に滑り止め部材を備え、該滑り止め部材をそれの指部の幅方向の中央部分が指部の幅方向において幅狭となる形状にしたことを特徴とする釣り用手袋。
【請求項2】
前記滑り止め部材の指部の長手方向両辺が、互いに中央部側ほど接近するように湾曲した湾曲面に形成されている請求項1記載の釣り用手袋。
【請求項3】
前記指部のうち、指の第2関節を挟んで両側に位置する腹を覆う部位のそれぞれに、前記滑り止め部材を備えている請求項1又は2記載の釣り用手袋。
【請求項4】
前記指部が、5本の指部からなり、前記滑り止め部材が、中指部、薬指部、小指部のそれぞれに備えられている請求項1〜3のいずれかに記載の釣り用手袋。
【請求項5】
前記小指部に備えた滑り止め部材の薬指側とは反対側の端部を該小指部の端まで延出させ、その延出端部を他の部分よりも幅広に構成したことを特徴とする請求項4記載の釣り用手袋。
【請求項6】
前記中指部、薬指部、小指部それぞれの掌側を人工皮革にて構成している請求項4又は5記載の釣り用手袋。
【請求項7】
前記中指部、薬指部、小指部の掌側を覆う人工皮革が、各指部の付け根から前記掌部の上側部分までを覆う範囲に備えられている請求項6記載の釣り用手袋。
【請求項8】
前記人差し指部のうちの先端部分及び該先端部分から該人差し指部の付け根部までの間において親指部側に位置する側面部分を人工皮革にて構成してなる請求項4〜7のいずれかに記載の釣り用手袋。
【請求項9】
手の甲を覆う甲部と、掌を覆う掌部とを備え、前記5本の指部の甲部側及び甲部に伸縮自在なメッシュ状部材でなるメッシュ部を備えている請求項4〜8のいずれかに記載の釣り用手袋。
【請求項10】
前記人差し指から小指のうちの互いに隣り合う指部の側部間に渡る範囲に前記メッシュ部材よりも小さな孔を有する第2メッシュ部材でなる第2メッシュ部を備えている請求項9記載の釣り用手袋。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−150016(P2009−150016A)
【公開日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−329988(P2007−329988)
【出願日】平成19年12月21日(2007.12.21)
【出願人】(000002439)株式会社シマノ (1,038)
【Fターム(参考)】