説明

釣り竿用の竿体

【課題】釣り糸の絡み付きを抑制しながらコマセ等の残渣物の付着をも抑制して、付着した場合にも取り除き易い釣り竿用の竿体を提供する点にある。
【解決手段】元上4の外周面に外付け釣り糸ガイド4Aを取付けるとともに、複数個の突条10を形成し、突条10と外周面とを覆う撥水・撥油層11を形成してある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、釣り糸が絡み付き難い表面構造を有する釣り竿用の竿体に関する。
【背景技術】
【0002】
竿本体の外周面におけるリールシートと釣り糸用ガイドとを装着する部位の間に、環状又は螺旋状の凹部を形成し、その凹部の表面に撥水性樹脂粉を埋設する釣り竿用の竿体があった(特許文献1)。
【0003】
竿本体の外周面に微細な凹凸を形成し、凸部の先端に撥水性を付与する処理を施している釣り竿用の竿体があった(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平9−154440号公報(段落番号〔0009〕〜〔0012〕、図1〜図4)
【特許文献2】特開平5−284884号公報(段落番号〔0009〕〜〔0011〕、図2)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の技術においては、凹部においても撥水層を形成して釣り糸が付着することを阻止することを目的としているが、釣り糸が凹部内に落ち込んだ場合において、釣り糸にコマセ等の残渣物が付着していると、凹部内に釣り糸や残渣物が落ち込んだ状態になり、竿本体に釣り糸が絡みつく状態が回避できない虞があった。
特許文献2に記載の技術においては、凹凸部が微細でかつ密接する状態に形成されているので、密接する凸部の間にコマセ等の残渣物が落ち込んだ場合において、それを取り除く作業に難儀することがあるとともに、残渣物に釣り糸が絡み付き易く、絡み付くと外れ難いところから改善の余地があった。
【0006】
本発明の目的は、釣り糸の絡み付きを抑制しながらコマセ等の残渣物の付着をも抑制して、付着した場合にも取り除き易い釣り竿用の竿体を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
〔構成〕
請求項1に係る発明の特徴構成は、竿本体の外周面に外付け釣り糸ガイドを取付けている釣り竿用の竿体であって、前記竿本体の外周面に複数個の突条を形成し、前記突条と前記外周面とを覆う撥水・撥油層を形成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0008】
〔作用効果〕
つまり、釣り糸が隣接する突条同士に亘って掛け渡される状態となっても、突条によって、釣り糸が突条の近傍で竿本体の外周面より持ち上げられるので、竿本体の外周面に接触する機会を少なくでき、釣り糸の絡み付きを抑制できる。
しかも、突条は竿本体の外周面から突出する状態にあるので、コマセ等が付着しても直ぐに拭いとることが、特許文献1に記載の凹部や特許文献2に記載の密接凹凸部に比べて容易に行える。その上に、竿本体の外周面と突条を覆う撥水・撥油層を設けてあるので、釣り糸の絡み付きやコマセ等の残渣物の付着が元々抑制されているので、釣り糸の絡み付きが少なくコマセ等の残渣物の付着も抑制され、付着しても拭い取り易い釣り竿用竿体を提供することができた。
【0009】
〔構成〕
請求項2に係る発明の特徴構成は、複数個の前記突条を互いに平行で、かつ、前記竿本体に対する径方向視において前記竿本体の竿軸線に対して傾斜する状態に配設されている点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0010】
〔作用効果〕
複数個の突条が前記竿本体の竿軸線に対して傾斜する状態に配設されているので、竿軸線に沿った状態で突条に接触する釣り糸を突条自体の幅よりも広い幅で支持することができ、突条の外周面に設けてある撥水・撥油層の支持面圧を小さく抑えることができ、撥水・撥油層の磨耗損傷等を抑制できる。
【0011】
〔構成〕
請求項3に係る発明の特徴構成は、前記平行に配設されている前記突条の間隔を、前記突条の幅に比べて大きくしてある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0012】
〔作用効果〕
平行に配設されている突条の間隔が、突条の幅に比べて大きくしてあるので、隣同士の突条に亘ってコマセ等の残渣物が架橋することは少なく、残渣物が大きな塊化することは少ない。したがって、残渣物の払拭作業も容易に行え、かつ、その払拭作業機会も少なくできる。
【0013】
〔構成〕
請求項4に係る発明の特徴構成は、複数個の前記突条が前記竿本体に対する径方向視において前記竿本体の竿軸線に対して傾斜する状態で、かつ、径方向において隣り合う状態にある突条同士がハの字状に配置してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0014】
〔作用効果〕
径方向において隣り合う状態にある突条同士がハの字状に配置してあるので、釣り糸が竿軸線に沿った方向だけでなく、風に吹かれて竿軸線に対して傾斜した場合、或いは、周方向に沿った姿勢になった場合にも、ハの字状に配置された二つの突条で受け止めることができ、釣り糸を竿本体の外周面から浮かせて支持する機能が高い。
【0015】
〔構成〕
請求項5に係る発明の特徴構成は、前記ハの字状に配置した突条の先端部同士の間に形成された間隙部分を、前記複数の外付け釣り糸ガイドにおける釣り糸挿通孔を結ぶ仮想線から外れた位置に形成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0016】
〔作用効果〕
つまり、釣り糸挿通孔を結ぶ仮想線上に前記間隙部分が位置することはないので、釣り糸挿通孔を結ぶ仮想線に沿った状態で位置する釣り糸が間隙部分に落ち込むことが少なく、釣り糸が竿本体の外周面に溜まった水玉等と接触する機会を少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】釣り竿の全体側面図である。
【図2】(a)マンドレルに対して、内側メインパターン、中間メインパターン、外側メインパターンを巻回する前の状態を示す斜視図、(b)焼成後の竿素材に突条を形成した状態を示す斜視図、(c)突条を施した竿素材を示す展開図、(d)突条の幅と突条同士の間に形成している谷部分の幅を示す説明図である。
【図3】竿素材に、下塗り層と、突条と、撥水・撥油層を形成している状態を示す縦断側面図である。
【図4】(a)周方向に二個の突条を配置したものを示す側面図、(b)周方向に単一の突条を配置したものを示す側面図である。
【図5】(a)釣り糸用ガイドの釣り糸挿通孔と突条同士の間隙部分との位置関係を示す正面図、(b)釣り糸用ガイドの釣り糸挿通孔と突条同士の間隙部分との位置関係を示す側面図である。
【図6】突条として螺旋状のものを形成した状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
〔第1実施形態〕
磯竿、船竿等の釣り竿について説明する。図1に示すように、釣り竿Aは、釣り竿用竿体としての一番竿1、二番竿2、三番竿3、元上4、スピニングリールRを取付けた元竿5を備えて構成してある。各釣り竿用竿体1,2,3,4は、竿本体1B,2B,3B,4Bの竿先端に、リールRから繰り出された釣り糸aを案内する外付け釣り糸用ガイド1A,2A,3A,4Aが取付けてある。
【0019】
次に、各釣り竿用竿体の製造方法について説明する。図2(a)に示すように、プリプレグシートを巻回する金属製のマンドレル6を設ける。マンドレル6は、先細り状の緩円錐棒体であり、表面にクロムメッキが施されている。緩円錐棒体の先端細径部から後端大径部までの表面傾斜度は、軸線Yに対して4/1000mmに設定されている。
【0020】
次に、図2(a)に示すように、釣り竿用竿体1等を形成するメインパターン7を用意し、図示してはいないが、そのメインパターン7を巻回する。メインパターン7の構成としては、内側メインパターン7A、中間メインパターン7B、外側メインパターン7Cの3枚を重ねて、各釣り竿用竿体の竿本体1B等を形成する。
メインパターンとして使用されるプリプレグシートは、炭素繊維、ガラス繊維等の強化繊維を一方向に引き揃えたものに、エポキシ等の熱硬化性樹脂又はPET等の熱可塑性樹脂を含浸させて、プリプレグシートを構成する。その他、バルクモールド法、シートモールド法を利用して、プリプレグシートを構成してもよい。このプリプレグシートを所定の台形形状に裁断して、メインパターンを形成する。
【0021】
図示していないが、3枚の内側メインパターン7A,中間メインパターン7B,外側メインパターン7Cを順次、又は、重ね合わせた状態で、補強パターン(メインパターンより長さの短いプリプレグシート)とともにマンドレル6に巻き付けて竿素材8を形成する。竿素材8におけるメインパターン7の上から成形テープを巻回して巻き締め、マンドレル6と一体で竿素材8を焼成する。焼成後は竿素材8からマンドレル6を取外し、成形テープを剥離し、所定長さに裁断して、表面研磨加工を施し、塗装工程を経て竿本体1B等を製造する。
【0022】
ここに、前記した表面加工後に、竿素材8の表面に突条10を形成する構成について説明する。図3に示すように、竿素材8の表面に下塗り塗装層9を設ける。下塗り塗装層9に使用される塗料としては、ウレタン樹脂塗料等を使用し、スプレー塗装等の通常の塗装手段で塗装する。
【0023】
下塗り塗装層9の表面に、突条10を設ける。突条10は、ドッドスクリーン印刷製法を用いて形成され、この突条10の厚さ(下塗り塗装層9の表面からの突出量)は、下塗り塗装層9の厚さより厚く、10〜50ミクロン位の厚さを呈する。
突条10の形態は、図2(b)に示すように、複数個の突条10が互いに平行で、かつ、釣り竿用竿体1等に対する径方向視において竿体の竿軸線Xに対して傾斜する状態に配設されている。つまり、図面上、上方に位置する突条列は、複数個の突条10が互いに平行で、かつ、同一方向に傾斜する状態に設けてある。図面上、下方に位置する突条列は、複数個の突条10が互いに平行で、かつ、同一方向に傾斜する状態に設けてあり、上方列の突条10に対して竿軸線Xを挟んで対象に配置してある。
【0024】
上記した配置構成によって、周方向で隣接する突条10は、竿軸線Xを挟んで対象に配置してあり、竿先側に位置する先端同士が近接するハの字状に形成してある。
このような構成によって、請求項4に係る発明に対する作用効果を奏することに加えて、次ぎのような効果も言える。つまり、竿先側に向けて傾斜するハの字状に配置してあるので、釣り竿用竿体1等を振って仕掛けを投入する場合に、釣り竿用竿体1等の表面に付着した水分が竿先側に移動しようするのを、竿軸線Xに対して傾斜する突条10が案内し、互いにハの字状に配置されている両突条10の竿先端同士の間に形成されている間隙部分cから排出することが容易なものとなる。
【0025】
突条10の外周面を含む下塗り塗装層9の表面に亘って撥水・撥油層11を形成する。撥水・撥油層11に使用される塗料としては、フッ素樹脂塗料、及び、シリコン(アクリルシリコン)樹脂塗料などが挙げられ、これらの樹脂塗料を吹き付け、シゴキ等の塗装方法によって施すことができる。
このような構成によって、突条10で釣り糸aを持ち上げ、釣り糸aが隣り合う突条10同士の間の谷部分(竿体の外周面自体)bで溜まった水分との接触する機会を抑制している。また、突条10の外周面には撥水・撥油層11が設けてあるので、その外周面に水が溜まることが少なく、釣り糸aが突条10の外周面に付着することは抑制される。
【0026】
また、前記谷部分bにおいても下塗り塗装層9の表面に撥水・撥油層11が形成されているので、水分をはじき易く、谷部分bにおいても水が溜まることが少なく、水と釣り糸aが接触することを抑制できる。
図2(d)に示すように、竿先側の突条10と竿尻側の突条10とで挟まれる前記した谷部分bの幅Wが突条10の幅wに比べて大きく採ってあるので、竿先側の突条10と竿尻側の突条10とが比較的離間した状態にあり、コマセ等の残渣物が竿先側の突条10と竿尻側の突条10とに亘って架橋し付着することを抑制できる。特に、この谷部分bに撥水・撥油層を設けた場合には、一層、コマセ等の残渣物の付着を抑制できる。
【0027】
図2(b)においては、上下ニ列の突条列をハの字状に配列したものについて説明したが、これは釣り竿用竿体1等を一側方(表側)から径方向に沿って見た状態を示しており、釣り竿用竿体1等における竿軸線Xを挟んで反対側の背面側においても、同様に、上下ニ列の突条列をハの字状に配列したものが施されている。
したがって、この構成のものは、釣り竿用竿体1等を展開すると図2(c)で示すように、周方向に沿って4個の突条10が形成されている。
このように、周方向に4個の突条10を配置した構成のものは、三番竿3、元上4、元竿5等の大径竿体に設けることができる。
【0028】
〔第2実施形態〕
第1実施形態では、周方向で90度の範囲に一つの突条10を配置して、全周で4個の突条10を配置する構成を採ったが、図4(a)に示すように、180度の範囲に一つの突条10を配置し、全周で2つの突条10を配置する構成を採る。突条10の向きは、径方向視において、竿軸線Xに対して傾斜する状態にある。
この場合には、突条10同士の間隙部分cを周方向に4個配置されている場合に比べて少なくできるので、その短い間隙部分cに亘ってコマセが架橋するのを抑制でき、コマセ等を取り除く作業も容易になる。
【0029】
図4(a)に示す突条10を元上4に設けて、この元上4の突条10と釣り糸用ガイド4Aとの位置関係について説明する。図5(a),(b)に示すように、二つの突条10を元上4の外周面に間隙部分cを介在させた状態で上下に配置構成する。
二つの突条10は径方向視でハの字状に配置されており、突条10の先端部同士の間に形成された間隙部分cを、釣り糸用ガイド4Aとは90度位相の異なる左右に配置する構成が採られている。これによって、間隙部分cが複数の外付け釣り糸ガイド4A等における釣り糸挿通孔4aを結ぶ仮想線Zから外れた位置に形成してあることとなる。そうすると、請求項5に係る発明に対応して記載した作用効果を奏する。
【0030】
また、図4(a)で周方向に二つの突条10を配置する構成を示したが、図4(b)に示すように、二つの突条10の隣り合う一端同士を連結して、突条10を単一のものとして構成してもよい。
このように、周方向に2個の突条10または1個の突条10を配置した構成のものは、一番竿1、二番竿2等の小径竿体に設けることができる。
【0031】
〔第3実施形態〕
図6に示すように、釣り竿用竿体1等の外周面に螺旋状の突条10を形成する。突条10の外周面及び周回する突条10の間に位置する釣り竿用竿体1等の谷部分bに排水・排油層11を形成する。
このような構成によって、全周に亘って突条10が形成されているので、周方向における全ての位相で釣り糸aを受止ることができ、前記した突条10の間の谷部分bにおける釣り糸aの付着や絡み付きを阻止できる。
【0032】
〔別実施形態〕
(1) 前記実施形態において、突条10を周方向に沿って4個配置するものと、2個配置するものについて記載したが、周方向に配置する突条10の個数に制限はない。また、釣り竿用竿体1等ごとに突条10の形成個数を異なるものに設定してもよく、或いは、各釣り竿用竿体1等に突条10の形成個数を同一に設定してもよい。
【0033】
(2) 元竿4に取り付けるリールRとしては、スピニングリールだけでなく、両軸受リール、片軸受リールであってもよい。
【0034】
(3) 突条10を形成する製造方法としては、ドッドスクリーン印刷法を採用したが、転写印刷法を使用して突条10を形成してもよい。つまり、転写紙に突条形成用の二液反応型エポキシ樹脂からなる印刷インキと接着剤とを重ねて取付け、これらの印刷インキと接着剤とを竿本体1B等に転写することによって、又は、ハの字状の孔のあいたマスキングテープを貼り付け、吹き付け塗装、シゴキ塗装によって、突条10を形成することができる。
【0035】
(4) 突条10としては、周方向に沿った環状のものであってもよい。また、この環状のものにおいて、円周方向の一部に間隙を設けて、竿本体1B等の表面に付着した水分をその間隙を通して逃がすように構成してもよい。
【0036】
本発明の構成は、磯竿、船竿だけではなく、外付け釣り糸ガイド1A等を備えているものであれば、他の竿にも適用できる。
【符号の説明】
【0037】
1 一番竿(釣り竿用竿体)
1A 釣り糸用ガイド
1B 竿本体
2 二番竿(釣り竿用竿体)
2A 釣り糸用ガイド
2B 竿本体
3 三番竿(釣り竿用竿体)
3A 釣り糸用ガイド
3B 竿本体
4 元上(釣り竿用竿体)
4A 釣り糸用ガイド
4B 竿本体
5 元竿(釣り竿用竿体)
10 突条
11 撥水・撥油層
A 釣り竿
a 釣り糸
c 間隙部分
X 竿軸線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
竿本体の外周面に外付け釣り糸ガイドを取付けている釣り竿用の竿体であって、前記竿本体の外周面に複数個の突条を形成し、前記突条と前記外周面とを覆う撥水・撥油層を形成してある釣り竿用の竿体。
【請求項2】
複数個の前記突条を互いに平行で、かつ、前記竿本体に対する径方向視において前記竿本体の竿軸線に対して傾斜する状態に配設されている請求項1記載の釣り竿用の竿体。
【請求項3】
前記平行に配設されている前記突条の間隔を、前記突条の幅に比べて大きくしてある請求項2記載の釣り竿用の竿体。
【請求項4】
複数個の前記突条が前記竿本体に対する径方向視において前記竿本体の竿軸線に対して傾斜する状態で、かつ、径方向において隣り合う状態にある突条同士がハの字状に配置してある請求項1〜3のうちのいずれか一つに記載の釣り竿用の竿体。
【請求項5】
前記ハの字状に配置した突条の先端部同士の間に形成された間隙部分を、前記複数の外付け釣り糸ガイドにおける釣り糸挿通孔を結ぶ仮想線から外れた位置に形成してある請求項4記載の釣り竿用の竿体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−45335(P2011−45335A)
【公開日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−198549(P2009−198549)
【出願日】平成21年8月28日(2009.8.28)
【出願人】(000002439)株式会社シマノ (1,038)
【Fターム(参考)】