説明

釣竿用フェルール及び釣竿

【課題】釣竿本体の前方にグリップ部を設ける場合があるが、グリップ部がフェルールナットの近傍に位置するために、グリップ部用の接着剤が溢れ出すと、フェルールナットをフェルール本体と固着させて動作不良を起こしてしまう。一方、接着剤の塗布量を減らすと、接着剤の欠落部分の発生によるグリップ部の端部付近の剥がれや、グリップ部の空回りが発生し易くなる。
【解決手段】フェルール15が釣竿本体3の保持部19と、保持部の外周面に形成された外フランジ部21とでなるフェルール本体17と、リング状をなすフェルールリング29と、螺合部39と、螺合部の前端に形成された内フランジ部43とでなり、内フランジ部がフェルール本体の保護部の外周面に外フランジ部とフェルールリングとの間で遊合したフェルールナット37とを備える。接着剤13がグリップ部11から溢れ出しても、フェルールナットは固着されない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、釣竿本体(ロッド)とリールシートを備えたハンドル部と分割自在に結合するフェルール(ジョイント部)と、当該フェルールにより分割自在に構成された釣竿に関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1、2に示すように、釣竿本体(ロッド)とリールシートを備えたハンドル部とがフェルールにより分割自在になっているタイプの釣竿は従来から使用されている。
このタイプの釣竿は、釣竿本体を外嵌めしたフェルール本体の一部がリールシートに挿入されると共に、フェルール本体の外周面に遊合されたフェルールナットの雌ネジ部と、リールシートの外周面に形成された雄ネジ部とが螺合することで、釣竿本体とハンドル部とが結合される。
このタイプの釣竿は、分割自在に構成されているので、調子の異なる種々の釣竿本体にハンドル部を結合させることができ、しかも仕舞い込む際には分割することで釣竿の寸法を短くできる利点がある。
【0003】
【特許文献1】実開昭62−130474号公報
【特許文献2】特開2001−37379号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、釣竿によっては、両手で釣竿全体を支える場合を考慮して、釣竿本体の前方(竿先側)にグリップ部が設けられたものがあるが、かかるグリップ部は、通常、釣竿本体の外周面に接着剤を介して固着される。
上記した分割自在なタイプの釣竿の釣竿本体の前方にグリップ部を設ける場合には、フェルールナットをフェルール本体に遊合させたものを、まず釣竿に接着し、その後に、グリップ部となるグリップ材を接着剤の介在により釣竿本体からフェルール本体の外周面に固着させることになる。
しかしながら、図4に示す特許文献1の釣竿のように、グリップ部63がフェルールナット65の近傍に位置する、即ち隙間73の小さい構造になっていると、接着剤67の塗布量が過剰でグリップ部63から溢れ出た場合には、その溢れ出た分が容易にフェルールナット65に到達し、フェルールナット65をその周囲のフェルール本体69などと固着させて、動作不良を引き起こしてしまう。
【0005】
接着剤67のフェルールナット65への流出を阻止するために接着剤の塗布量を調整するとなると、微妙な調整が困難であることから接着剤の塗布量を減らす方向に向かい易い。その場合には前側の外フランジ部71付近で接着剤の欠落部分が発生し、グリップ部63の端部付近の剥がれや、グリップ部63の空回りが起こる。
また、接着剤67のフェルールナット65への流出を阻止するために、今度は予めマスキングをしたり、グリップ部63から溢れ出た接着剤67をふき取ったりしたのでは、手間がかかる上に熟練も要する余分な作業が必要となり、生産性の低下及びコストの上昇を招く。
【0006】
その一方で、図6に示す特許文献2の釣竿のように、グリップ部83とフェルールナット85とを離して隙間87を大きくすると、その隙間部分は凹部(段差)となり、今度は握り心地が悪くなる。
従って、グリップ部とフェルールナットとの間にはなるべく隙間を作りたくない。
【0007】
また、こませ餌を使う場合にはこませ籠にこませを直接手で、もしくはスプーン等で詰め込みながら釣りを行うが、船釣りのような場合には一斉に釣り始めることが多く、そのような場合には手にこませ餌が付着しても一々洗っている暇はない。従って、このようなときには、こませ餌が付着した手でグリップ部を握ることになり、図5に示すように、グリップ部63とフェルールナット65との隙間73が小さくとも、図6に示すように、その隙間73からこませ餌Fが容易に入り込んでしまう。
一旦、こませ餌Fが隙間73に入り込むと、接着剤による接着作用と同様にフェルールナット65の動作不良を引き起こすだけでなく、悪臭発生の原因ともなる。
この問題も副次的ながら、従来から懸念されている。
【0008】
それ故、本発明は、上記課題を解決するために、少々接着剤がグリップ部から溢れ出してもフェルールナットが固着されない構造のフェルール、及び上記フェルールによりリールシートを備えたハンドル部が分割自在になっている釣竿を提供することを目的とする。
さらに、好ましくは、本発明は、こませ餌の入り込みが阻止される構造のフェルール、及び上記フェルールにより分割自在になっている釣竿を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を達成するために、請求項1の発明は、釣竿本体を外嵌め保持すると共に、リールシートに一部が着脱自在に挿入される釣竿本体の保持部と、前記保持部外周面の非挿入部に形成された外フランジ部とでなるフェルール本体と、リング状をなし、前記外フランジ部より前方で、前記フェルール本体保持部外周面を外嵌めしたフェルールリングと、筒状をなし、内周面に雌ネジが形成された螺合部と、前記螺合部の前端に形成された内フランジ部とでなり、前記内フランジ部が前記フェルール本体保持部外周面に外フランジ部と前記フェルールリングとの間で遊合したフェルールナットと、を備えたことを特徴とする釣竿用フェルールである。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1に記載した釣竿用フェルールにおいて、フェルールリングの前面には溜め凹部が形成されていることを特徴とする釣竿用フェルールである。
【0011】
請求項3の発明は、請求項1または2に記載した釣竿用フェルールにおいて、フェルールリングの後面には内方が凸となる段差部が形成され、フェルールナットの内フランジ部前面は環状の係合凸部が形成されており、前記フェルールリングの段差部に前記内フランジ部の係合凸部が遊合されたことを特徴とする釣竿用フェルールである。
【0012】
請求項4の発明は、釣竿本体と、リールシートを備えたハンドル部が請求項1から3のいずれかに記載したフェルールにより分割自在に結合されていることを特徴とする釣竿である。
【0013】
請求項5の発明は、請求項4に記載した釣竿において、釣竿本体の竿先側にグリップ部が設けられていることを特徴とする釣竿である。
【発明の効果】
【0014】
本発明のフェルールを釣竿本体に取り付ける場合には、釣竿本体側の製造中に、竿先側にグリップ部を設けるために少々多めの接着剤を使用し、その接着剤がグリップ部から溢れ出しても、フェルールナットが固着されることはない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明の実施の形態に係るフェルールを備えた釣竿1を、図1〜図3に従って説明する。
図1に示すように、この釣竿1は、釣竿本体3と、リールシート5を備えたハンドル部9とが、フェルール15により分割自在に構成されている。図3に示すように、この釣竿1の釣竿本体3の前方には、後からグリップ部11が設けられる。
【0016】
以下、フェルール15のフェルール本体17の構成について図1を用いて説明する。
符号19は管状の保持部を示し、この保持部19の一端は開口され、他端は閉口されている。この開口から釣竿本体3の一部が挿入されており、保持部19が釣竿本体3を外嵌め保持している。保持部19はリールシート5内にその前端から着脱自在に、即ち前後進自在に挿入される。
【0017】
符号21は外フランジ部を示し、この外フランジ部21は保持部19の外周面の非挿入部(即ち、リールシート5に挿入されずに露出する部分)に一体に形成されている。外フランジ部21は途切れ目の無い連続した環状をなしている。
外フランジ部21は後述するフェルールナット37の後方向への移動を阻止するために形成されたものである。
保持部19の肉厚は外フランジ部21の前後で異なっており、外フランジ部21の前方が後方より肉厚になっている。前方部分の保持部19の外周面には環状の底浅のアンダーカット部(凹部)23が形成されている。このアンダーカット部23は後述するフェルールリング29の圧入嵌合時の嵌合位置を定めるために形成されたものであり、その前後方向の長さは、後述するフェルールリング29の内周面の前後方向の長さより若干大きく設定されている。
【0018】
また、前方部分の保持部19には、その途中で前方側に向かってテーパ状に傾斜した傾斜面25が形成されており、その前後で段差が生じている。
符号27は係止溝を示し、この係止溝27は保持部19の後端の閉口に形成されている。係止溝27は、リールシート5内に横架された係止ピン7と係合するよう形成されている。
【0019】
以下、フェルールリング29の構成について説明する。
図2はフェルールリング29の断面図と、前後方向から見た斜視図を示す。
符号31は堰板部を示し、この堰板部31は中心部分に穴が開いたリング状をなしている。堰板部31の板面は前後方向を向いている。
堰板部31の前板面には外周縁に沿って前方に突出する環状凸部33が一体に形成されている。この環状凸部33は途切れ目なく連続している。フェルールリング29にフェルール本体17の保持部19が圧入嵌合されると、この環状凸部33と堰板部31の前板面とフェルール本体17の保持部19とによって前方に向かって開口した溜め凹部34が形成される。
フェルールリング29の堰板部31の後板面にはその外周縁に沿って内方が凸となる段差部35が形成されている。
堰板部31の外周面は途中から後方に向かってテーパ状に傾斜している。
【0020】
以下、フェルールナット37の構成について図1を用いて説明する。
フェルールナット37は樹脂または金属により構成することができる。
符合39は筒状の螺合部を示し、その内径はリールシート5の外周部の雄ネジ6の形成部の外径に対応している。この螺合部39の内周面には雌ネジ41が形成されており、この雌ネジ41はリールシート5の外周部に形成された雄ネジ6と螺合する。
符号43は内フランジ部を示し、この内フランジ部43は螺合部39の前端に一体に形成されている。内フランジ部43の存在によりフェルールナット37の前方部分は略L字の鍵状になっている。内フランジ部43の内方側面はフェルール本体17の保持部19の外周面と略合致する形状になっている。
内フランジ部43の内方への突出長さは、内フランジ部43がフェルール本体17の保持部19の外周面に遊合する、即ち回転自在に嵌合させることを考慮して、嵌合時に保持部19の外周面との間に所定の隙間が開くように設定されている。
【0021】
符号45は係合凸部を示し、この係合凸部45は内フランジ部43に一体に形成されており、内フランジ部43の前面の外周縁付近から前方に向かって突出している。
係合凸部45の形状はフェルールリング29の段差部35の形状に対応している。
【0022】
以下、釣竿1の釣竿本体3側の製造方法を説明する。
先ず、フェルールナット37の穴にフェルール本体17を前端から通し、フェルールナット37の内フランジ部43の後面をフェルール本体17の外フランジ部21の前面に当接させる。当接すると、フェルールナット37は、その内フランジ部43がフェルール本体17の外フランジ部21により後方に移動するのを抑制係止される。このとき、フェルールナット37の内周面はフェルール本体17の保持部19外周面と遊合する。
次に、フェルールナット37の取り付けられたフェルール本体17をフェルールリング29の穴に前端から圧入し、フェルール本体17のアンダーカット部23と嵌合させる。このとき、フェルールナット37の内フランジ部43の前面及び係合凸部45は、フェルールリング29の堰板部31の後面及び段差部35と、それぞれ、隙間30を開けて遊合する。その後、フェルール本体17に釣竿本体3を挿入、接着する。
さらに、EVA、コルク等の材料で構成されたグリップ部11でフェルール本体17から釣竿本体3にかけてその外周面を被覆する。被覆方法は定法による。
グリップ部11の後端はフェルールリング29の前面に形成された環状凸部33と当接させる。
【0023】
以下に、効果について説明する。
フェルールリング29の嵌合により、フェルール本体17の外フランジ部21とフェルールリング29の堰板部31とその間に挟まれたフェルール本体17の保持部19の外周面とによって画定された遊合凹部32にフェルールナット37の内フランジ部43が遊合された状態、即ち、回転自在に支持された状態となる、フェルールリング29と外フランジ部21の存在により、フェルールナット37の前後方向への移動は阻止される。
なお、図1、3では、フェルールナット37と遊合凹部32を画定するフェルール本体17の外フランジ部21等との間にはかなり大きい隙間が出来ているように見えるが、実際の隙間はこの図示の隙間の1/5以下である。図1、3では、各部材の外縁形状を明瞭に示す便宜上、隙間が実際より大きくなっているにすぎない。
【0024】
図4に示す特許文献1のものでは、フェルールナット65の前方への移動はフェルール本体69の前方に形成された外フランジ部71により阻止される構造になっているが、先ずフェルールナット65を外フランジ部71より後方の所定の嵌合位置で嵌合させる必要があり、そのためには、外フランジ部71を押圧により弾性的に一旦押し下げて外フランジ71に対して相対的に後方にフェルールナット65を押し込めなければならない。従って、外フランジ部71の突出高さには限界がある。しかも、当然のことながら外フランジ部71は弾性変形する、即ち剛性の低い材料で構成しなくてはならない。そのため、フェルールナット65の前方への移動を確実に阻止することはできない。
これに対して、この実施の形態では、引用文献1の外フランジ部71に相当するものは、フェルール本体17とは別体のフェルールリング29になっており、このフェルールリング29はフェルールナット37をフェルール本体17に取付けた後に取り付けることから、上記したような不都合は無く、フェルールナット37の前方への移動が確実に阻止される。特に、剛性の有る材料でフェルールリング29を構成した場合には一層確実に阻止されることは言うまでもない。
【0025】
フェルールリング29とフェルールナット37との間の隙間30は、フェルールナット37の内フランジ部43の前面と係合凸部45の境界で略垂直に屈曲しており、こませ餌の内方への入り込みはこの屈曲部で阻止される。従って、こませ餌の内方への入り込みによるフェルールナット37の動作不良や悪臭の発生が阻止される。
【0026】
グリップ部11は上記した外周面と接着剤13を介して固着されるが、図3に示すように、接着剤13がグリップ部11とフェルール本体17の保持部19の間から溢れ出しても、その分は溜め凹部34内に溜め置かれ、フェルールナット37側まで流出することはない。従って、フェルールナット37の遊合状態は維持される。
また、少々の溢れ出しを気にせずに接着剤13を十分に塗布することができるので、グリップ部11の後端まで十分に接着剤を行き渡らせることができ、グリップ部11の剥がれや空回りは防止される。
【0027】
その他、グリップ部11とフェルールリング29との間には隙間がないので、そこにこませ餌が入り込むこともない。
また、グリップ部11の後端の小口部がフェルールリング29により保護されるので、損傷が防止される。
さらに、フェルールリング29がグリップ部11とフェルールナット37との間に設けられることになるので、外観構成要素が増えることになり、外観の装飾効果を一層高めることが可能となる。
【0028】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の具体的構成は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨から外れない範囲での設計変更があっても本発明に含まれる。
フェルール本体、フェルールリング、フェルールナットは金属、プラスチックのいずれで構成してもよい。
いずれにしても、特許請求されている事項を除いては、従来からあるまたは将来案出される形状や素材や製造方法を任意に組み合わせることができる。
【産業上の利用可能性】
【0029】
本発明の釣竿用フェルールを使用すれば、フェルールナットの動作不良などの問題が無い製品を、手間がかかる上に熟練も要する余分な作業を必要とせずに製造でき、生産性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る釣竿のグリップ部取付け前の側方断面図である。
【図2】図1の釣竿用フェルールのフェルールリングの斜視図及び断面図である。
【図3】図1の釣竿のグリップ部取付け後の側方断面図である。
【図4】従来品(特許文献1)の釣竿の側方断面図である。
【図5】従来品(特許文献1)の釣竿の側方断面図である。
【図6】従来品(特許文献2)の釣竿の側面図である。
【符号の説明】
【0031】
1‥‥釣竿
3‥‥釣竿本体 5‥‥リールシート
7‥‥係止ピン 9‥‥ハンドル部
11‥‥グリップ部 13‥‥接着剤
15‥‥フェルール 17‥‥フェルール本体
19‥‥保持部 21‥‥外フランジ部
23‥‥アンダーカット部 25‥‥傾斜面
27‥‥係止溝 29‥‥フェルールリング
31‥‥堰板部 32‥‥遊合凹部
33‥‥環状凸部 34‥‥溜め凹部
37‥‥フェルールナット
39‥‥螺合部 41‥‥雌ネジ
43‥‥内フランジ部 45‥‥係合凸部
F‥‥こませ餌

【特許請求の範囲】
【請求項1】
釣竿本体を外嵌め保持すると共に、リールシートに一部が着脱自在に挿入される釣竿本体の保持部と、前記保持部外周面の非挿入部に形成された外フランジ部とでなるフェルール本体と、
リング状をなし、前記外フランジ部より前方で、前記フェルール本体保持部外周面を外嵌めしたフェルールリングと、
筒状をなし、内周面に雌ネジが形成された螺合部と、前記螺合部の前端に形成された内フランジ部とでなり、前記内フランジ部が前記フェルール本体保持部外周面に外フランジ部と前記フェルールリングとの間で遊合したフェルールナットと、
を備えたことを特徴とする釣竿用フェルール。
【請求項2】
請求項1に記載した釣竿用フェルールにおいて、フェルールリングの前面には溜め凹部が形成されていることを特徴とする釣竿用フェルール。
【請求項3】
請求項1または2に記載した釣竿用フェルールにおいて、フェルールリングの後面には内方が凸となる段差部が形成され、フェルールナットの内フランジ部前面は環状の係合凸部が形成されており、前記フェルールリングの段差部に前記内フランジ部の係合凸部が遊合されたことを特徴とする釣竿用フェルール。
【請求項4】
釣竿本体と、リールシートを備えたハンドル部が請求項1から3のいずれかに記載したフェルールにより分割自在に結合されていることを特徴とする釣竿。
【請求項5】
請求項4に記載した釣竿において、釣竿本体の竿先側にグリップ部が設けられていることを特徴とする釣竿。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−67621(P2008−67621A)
【公開日】平成20年3月27日(2008.3.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−247797(P2006−247797)
【出願日】平成18年9月13日(2006.9.13)
【出願人】(000237385)富士工業株式会社 (24)
【Fターム(参考)】