説明

釣竿

【課題】シート本体側と移動フード側との固着現象を回避し、かつ移動フードを強く締め付ける場合でも移動フードのふら付きのない所定の位置にリールを移動フード自体で取り付けることができるようにした釣竿を提供することにある。
【解決手段】リールシート本体14にはリール脚載置面に隣接して設けた平らな第1の支え面41と、リール脚載置面16とは反対側に位置して設けた平らな第2の支え面42とを形成し、移動フード23には第1の支え面41に回動を阻止する状態で当接する第1の当付け面51と、第2の支え面42に回動を阻止する状態で当接する第2の当付け面52とを具備した釣竿である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、魚釣用リールを取り付けるリール脚固定装置を有する釣竿に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、魚釣用リールを取り付けるリール脚固定装置はリール脚載置面を備えたリールシート本体と、このリールシート本体にリール脚載置面の長手軸方向において向き合うように対置して設けられる、リールシート本体に固定的に設けた固定フードと、環状に形成されてリールシート本体に被嵌した移動フードと、を備える。移動フードはリールシート本体に螺合したナットによりリール脚載置面の長手軸方向へ移動させられ、リール脚をリール脚載置面に固定するようになっている。リール脚固定装置はナットを回転して移動フードを押し込むようにするので、移動フードは回転するナットから摩擦力を受けてシート本体の軸周りに追従して回り易い。このため、従来ではシート本体の周面の一部を平坦とし、この平坦部の位置に合わせて移動フード内面に平坦部を設け、シート本体側の平坦部と移動フード側の平坦部とを係合してシート本体の軸周りに移動フードが回転しないように規制するようにした方式が提案されている。
【特許文献1】特開2006−180801号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ナットを回転して移動フードを押し込む方式では特にナットを回転して移動フードを強く締め込む最終段階でナットから回転方向への強い摩擦力が移動フードに加わる。このため、移動フードはシート本体の軸周りに強い力で回転しようとする。ここで、シート本体側の平坦部と移動フード側の平坦部とは隙間が一切ない完全な状態で密着して突き当たっていると、移動フードの動きを確保できないので平坦部間には多少の隙間が必要である。その結果、ナットから回転方向への強い摩擦力で移動フードはシート本体の軸周りに強く回転しようとする。このときに、シート本体側の平坦部における周方向端の角(隅)部が、移動フード側の平坦部から外れたフード内周面に強く喰い込み、両者が噛み合って固着する現象を起こす虞があった。また、ナットの締付け操作力により移動フードが回転してしまうのではなく、ナットを所定位置に締め込んだ状態であっても、リールの方に強い回転力が加わった時、同様に噛み合う不具合があった。さらに、ナットから回転力を受けて移動フードはふらつくのでシート本体の軸周りに回転して傾いた姿勢の状態で移動フードが固定されてしまう虞もあった。
【0004】
本発明は、上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、シート本体側と移動フード側との固着現象を回避し、かつ移動フードを強く締め付ける場合でも移動フードのふら付きのない所定の位置にリールを移動フード自体で取り付けることができるようにした釣竿を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、リール脚載置面を有したリールシート本体と、上記リールシート本体に上記リール脚載置面に隣接して設けられた平坦面若しくは該リールシート本体部分の外周面の曲率半径と異なる曲率半径の曲面からなる第1の支え面と、上記リール脚載置面とは反対側に位置する上記リールシート本体の周面に設けられた平坦面若しくは該リールシート本体部分の外周面の曲率半径と異なる曲率半径の曲面からなる第2の支え面と、上記リールシート本体に螺合されたナットと、上記リールシート本体に被嵌し、上記ナットを回動することにより移動可能に設けられ、上記リール脚載置面に載置されたリール脚の足部分を差し込む開口を有した環状の移動フードと、上記移動フードの内面にあって上記開口側に位置する部位に設けられ、上記第1の支え面に上記移動フードの回動を阻止する状態で当接する第1の当付け面と、上記移動フードの内面に設けられ、上記第2の支え面に上記移動フードの回動を阻止する状態で当接する第2の当付け面とを具備したことを特徴とする釣竿である。
上記第1の支え面は上記リールシート本体部分の外周面の曲率半径と異なる曲率半径の曲面であり、上記第2の支え面は平坦面であってもよい。
上記リール脚載置面と上記第1の支え面は、連続する平坦面若しくは曲面で連なるものでもよい。
上記第1の当付け面と、第2の当付け面とは、上記移動フードの軸方向において前後にずれているものでもよい。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ナットで移動フードを締め付けた場合、シート本体側と移動フード側との固着現象を回避できる。また、移動フードを強く締め付ける場合でも移動フードには軸周りの傾きやふら付きがなく、所定の位置に正しい姿勢でリールを強固に固定することができるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態に係るリール脚固定装置1を備えた釣竿2の全体を示している。釣竿2は例えば繊維強化樹脂製の竿管3からなり、竿管3の手元部には発泡樹脂やコルク材等によって形成したグリップ部材4を取り付けて構成したグリップ5を設けている。リール脚固定装置1はグリップ5の直ぐ前に位置して配設される。竿管3の後端には尻栓6が設けられている。竿管3の先端側途中部分には穂先に向けて所定の間隔をおいて固定された釣糸ガイド7が設けられている。竿管3の先端にはトップガイド8が設けられている。釣竿としては一本の竿管でなくとも元竿と先端節との2本継ぎ形式や先端節が多数の継ぎ形式であってもよい。継ぎ形式の場合、リール脚固定装置1は元竿に設けるようにする。
【0008】
図2に示すように、上記リール脚固定装置1は魚釣用リール11を支えるリール脚12の足部13を取り付けるためのリールシート本体14を備える。リールシート本体14は合成樹脂(例えばナイロンやABS等)あるいは金属(SUS、アルミニウム、真鍮等)などの材料によって竿管3の竿管本体と別体の筒状部材のものであってその肉厚一部を中空にした構造になっている。図3(A)に示すように、筒状のリールシート本体14の内孔15には竿管3が貫通するように挿通され、リールシート本体14は接着剤等で竿管3の竿管本体に固定されている。リールシート本体14には図3では下側に示す一側に魚釣用リール11のリール脚12における足部13を載置する略平坦なリール脚載置面16が前後方向へ長く形成されている。リール脚載置面16の後端部つまり後方のグリップ5に近接した位置にはリール脚12の足部13における後端を差し込むための開口17を前方へ向けて形成した固定フード18が設けられている。固定フード18はリールシート本体14と一体に形成されている。
【0009】
図4に示すように、リールシート本体14の前端側部分は後端側部分よりも小径の小径部21として形成されている。この小径部21にはリール脚12の足部13の前端を差し込むための開口22を後方へ向けて形成した移動フード23と、この移動フード23よりも前方に位置して配置されるとともにその移動フード23を後方へ移動させるためのナット24とが装着される。小径部21の外周部分にはナット24を螺合するための雄ねじ25が形成され、雄ねじ25にナット24を螺合するようになっている。そしてナット24を回転することにより、移動フード23をリールシート本体14の前後方向へ移動させることが可能である。図3(A)に示すように、ナット24はリールシート本体14の雄ねじ25に対し直接に螺合する雌ねじ26を有した螺管27と、この螺管27に被嵌固定された回転操作用外套管28とからなる。回転操作用外套管28の外径は移動フード23の外径と略一致する。
【0010】
図3(A)及び図5(A)に示すように、移動フード23の前端部分の外周には周回する係止溝31が形成されている。この係止溝31にはナット24の螺管27後端に内方へ突き出して形成したフランジ32が嵌り込んで回転自在に係合している。これによりナット24の螺管27と移動フード23とは相対的に軸周りに回転自在に連結されている。
【0011】
図3(A)(B)及び図5(A)(B)に示すように、移動フード23の内面にはその前後方向にわたり長いキー状の突起33が形成されている。また、図3(B)及び図4(A)(D)に示すように、リールシート本体14の小径部21における先端側外周部分の上面部に位置する部分には該小径部21の先端から移動フード23が被嵌する領域まで前後方向に沿ってキー溝34が形成されている。キー溝34には移動フード23の突起33が嵌り込み、これにより、リールシート本体14に対する移動フード23の軸周りの回転が規制されるとともに前後方向への移動を案内するガイド機構を構成する。
【0012】
図4(C)に示すように、リールシート本体14のリール脚載置面16に続けて平坦な状態が移動フード23が被嵌する領域まで連続して延長される。つまり平坦面がリール脚載置面16から小径部21の先端に抜けるまで全長にわたり連続的に形成される。
【0013】
そして移動フード23が被嵌する領域における平坦な部分によって上記移動フード23の内面の一部を受け止める第1の支え面41を形成する。また、図4(A)に示すように、リール脚載置面16とは反対側に位置した小径部21の周面部位には上記移動フード23の内面の一部を受け止める第2の支え面42が形成されている。この第2の支え面42は上記キー溝34を形成した円周に一致しており、第2の支え面42はキー溝34の底部に連なっている。第2の支え面42を形成するところの、小径部21の基端部は図4(A)に示すように基端側が大きい径のテーパー状に形成されており、第2の支え面42はそのテーパー状基端部分の周面の一部分を平坦に切り欠くことにより形成されている。図4(B)(C)に示すように、リール脚載置面16に続く平坦な面部はそのテーパー部および小径部21の一周部を切り欠くことにより形成されている。
【0014】
一方、図3(A)(B)に示すように、上記移動フード23の内面には第1の支え面41で受け止められる第1の当付け面51と、第2の支え面42で受け止められる第2の当付け面52とが軸中心に対し反対側に位置するように設けられている。第1の当付け面51はリール脚12の足部の前端を差し込む開口22の領域に隣接してその開口22の前方領域に形成されている。第2の当付け面52は移動フード軸中心に対しリール脚載置面16とは反対側に位置する領域に形成されている。第1の当付け面51と第2の当付け面52とはその間でリールシート本体14を間に挟む形で配置されるように移動フード23における、互いに反対側に位置する軸対称の内周面部に形成されている。
【0015】
また、図5(A)に示すように、移動フード23の第1の当付け面51と第2の当付け面52とは移動フード23の軸方向において前後にずれて配設される(前後方向の位置が一致していてもよい)。この実施形態では第1の当付け面51は開口22の前方に位置しており、第2の当付け面52は移動フード23の軸方向において開口22と同じ位置に配設されている。リールシート本体14側の第1の支え面41と第2の支え面42もこれに対応する位置に配設されている。図4(B)に示すように、上記移動フードの軸方向である前後移動方向つまり上記リールシート本体の前後方向において第1の支え面41よりも第2の支え面42の方が上記リール脚載置面側(つまりリールシート本体14の後ろ側)に位置するように配置されている。また、上記第1の当付け面と第2の当付け面とは上記移動フードの軸方向において前後にずれている。
【0016】
各面41,42,51,52はいずれも実質的に平坦な表面としたが、当接する面同士が面接触することにより、リールシート本体14の軸周りでの移動フード23の回転を阻止する形態になれば、平坦な表面同士でなくともよい。例えば、第1の支え面41または第2の支え面42が、移動フード23が被嵌するところのリールシート本体14の部分ここでの実施形態では小径部21の外周面の曲率半径と異なる曲率半径の曲面部(該外周面の曲率半径より大きい曲面部或いは小さい曲面部)又は小径部21の外周と異なる形(例えば凹み部)の面部に形成してもよい。第1の当付け面51及び第2の当付け面52はそれに当接する第1の支え面41または第2の支え面42に密接する形の面部とする。もっとも、各面41,42,51,52は全面的に密に当接する関係でなくともよく、リールシート本体14の軸周り方向の両端部において複数部分が突き当たり、その中央部分では接触しない面同士のような形でもよい。また、前後方向においても、全面的に突き当たらなくともその一部において当接するようになっていてもよい。第1の支え面41と第1の当付け面51との接する係合及び第2の支え面42と第2の当付け面52との接する係合の関係はいずれもリールシート本体14の軸周りに移動フード23を回転させない関係に位置決めするようになっている。また、第1の支え面41と第1の当付け面51とが接する位置と、第2の支え面42と第2の当付け面52とが接する位置とは、リールシート本体14の前後中心軸に対して上下反対側に配置される。第1の支え面41と第1の当付け面51とが接する位置と、第2の支え面42と第2の当付け面52とが接する位置とはリール脚12の足部13の前端を差し込む、移動フード23の開口22の位置と同一平面上で重なるように配設されている。
【0017】
次に、魚釣用リール11をリール脚固定装置1に取り付ける場合の手順とその作用について説明する。
魚釣用リール11を取り付ける場合、ナット24を逆回転して移動フード23を前方へ移動し、固定フード18と移動フード23との間隔を広くする。その上で、リール脚12の足部13の後端を固定フード18の開口17に差し込み、リール脚12の足部13をリール脚載置面16上に載せる。この後、ナット24を順回転して移動フード23を固定フード18側へ移動させる。突起33とキー溝34との係合により移動フード23の回転は阻止され、リールシート本体14の軸周りに回転することなく、リールシート本体14の軸方向に沿って手元側へ移動する。すると、移動フード23の開口22内に手元側で待機するリール脚12の足部13の前端が入り込み、さらにナット24を強く回転させて移動フード23の開口22内にリール脚12の足部13の前端を押し込むようにする。
【0018】
すると、図3(A)に示すように、足部13の前端部分が移動フード23の開口22にその開口22を押し広げるように強く入り込む。この結果、移動フード23の開口22付近に足部13の前端部分による圧迫力が集中的に加わる。一方、移動フード23は前端側からナット24で移動を阻止されているので、移動フード23には図3(A)に示す紙面に垂直な軸Pを中心として回転する力が加わる。通常、開口22の内面はリール脚載置面16の面方向に対して入り口側が外側へ広がるように傾斜しており、その開口22内に入り込む足部13の前端背部分も先端側が低く傾斜して楔状に形成されているので、足部13の前端部分が移動フード23の開口22に対し楔の様に押し込まれるようになるため、移動フード23には一層、上記軸Pを中心として回転する力が強く加わる。
【0019】
このように移動フード23には上記軸Pを中心とした回転力が加わる結果、リールシート本体14の第1の支え面41に対して移動フード23の第1の当付け面51が押し当たると同時にリールシート本体14の第2の支え面42に対し移動フード23の第2の当付け面52も押し当たる。つまり、開口22にリール脚12の足部13が入り込む際に移動フード23には図3(A)に矢印Fで示す向きの回転力が加わる結果、リールシート本体14の第1の支え面41と移動フード23の第1の当付け面51とが接触すると同時に、この第1の支え面41と第1の当付け面51との接触部が支点となって移動フード23が回動しようとするので該支点の裏面側に位置するリールシート本体14の第2の支え面42と移動フード23の第2の当付け面52とが強く押し付けられる。そして、リールシート本体14の第1の支え面41と移動フード23の第1の当付け面51との接触部と、リールシート本体14の第2の支え面42と移動フード23の第2の当付け面52との接触部とはいわば梃子の力学関係で相互作用を受けるので密着固定される状態になる。
【0020】
リールシート本体14の第1の支え面41と移動フード23の第1の当付け面51との接触と、リールシート本体14の第2の支え面42と移動フード23の第2の当付け面52との接触とはナット24により回転力を受ける移動フード23の軸周りの捻り回転を阻止する。各組の面同士の当接が当接係合力を高める協同関係にあるので、移動フード23の軸周りの相対回転を確実に阻止する。各接触は面的に当接する係合であるので当接する位置が所定の位置で定まり、安定した位置決め作用を発揮する。そして移動フード23の軸周りの動きを阻止しながら所定の位置に移動フードを位置決め固定するので、移動フードがナット24による締め付け時にガタ付いてふら付くなどの現象を起こすことを防止できる。
【0021】
したがって、シート本体の軸周りに回転して傾いた姿勢の状態のままで移動フードを固定してしまうこともない。
【0022】
以上のことから、リールシート本体14の第1の支え面41と移動フード23の第1の当付け面51との接触部と、リールシート本体14の第2の支え面42と移動フード23の第2の当付け面52との接触部とはいわば梃子の力学関係で相互作用を受けるので密着固定される状態になる。よって、リールシート本体側と移動フード側との固着現象を回避できるとともに所定の位置に正しい姿勢でリールを強固に固定することができるようになる。
【0023】
本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、他の形態にも適用可能なものである。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の一実施形態に係る釣竿の側面図。
【図2】同実施形態に係るリール脚固定装置の部分の側面図。
【図3】(A)は同実施形態に係るリール脚固定装置の部分を縦断して示す断面図、(B)は(A)中のA−A線に沿う縦断面図、(C)は(A)中のB−B線に沿う縦断面図。
【図4】(A)は同実施形態に係るリール脚固定装置のリールシート本体の平面図、(B)は同実施形態に係るリール脚固定装置のリールシート本体の側面図、(C)は同実施形態に係るリール脚固定装置のリールシート本体の下面図、(D)は同実施形態に係るリール脚固定装置の移動フードを先端側から見た正面図。
【図5】(A)は同実施形態に係るリール脚固定装置の移動フードを縦断して示す断面図、(B)は同実施形態に係るリール脚固定装置の移動フードを手元側から見た背面図。
【符号の説明】
【0025】
1…リール脚固定装置、11…魚釣用リール、14…リールシート本体、16…リール脚載置面、22…開口、23…移動フード、24…ナット、41…第1の支え面、
42…第2の支え面、51…第1の当付け面、52…第2の当付け面。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
リール脚載置面を有したリールシート本体と、
上記リールシート本体に上記リール脚載置面に隣接して設けられた平坦面若しくは該リールシート本体部分の外周面の曲率半径と異なる曲率半径の曲面からなる第1の支え面と、
上記リール脚載置面とは反対側に位置する上記リールシート本体の周面に設けられた平坦面若しくは該リールシート本体部分の外周面の曲率半径と異なる曲率半径の曲面からなる第2の支え面と、
上記リールシート本体に螺合されたナットと、
上記リールシート本体に被嵌し、上記ナットを回動することにより移動可能に設けられ、上記リール脚載置面に載置されたリール脚の足部分を差し込む開口を有した環状の移動フードと、
上記移動フードの内面にあって上記開口側に位置する部位に設けられ、上記第1の支え面に上記移動フードの回動を阻止する状態で当接する第1の当付け面と、
上記移動フードの内面に設けられ、上記第2の支え面に上記移動フードの回動を阻止する状態で当接する第2の当付け面と、
を具備したことを特徴とする釣竿。
【請求項2】
上記第1の支え面は上記リールシート本体部分の外周面の曲率半径と異なる曲率半径の曲面であり、上記第2の支え面は平坦面であることを特徴とする請求項1に記載の釣竿。
【請求項3】
上記リール脚載置面と上記第1の支え面は、連続する平坦面若しくは曲面で連なることを特徴とする請求項1に記載の釣竿。
【請求項4】
上記第1の当付け面と、第2の当付け面とは、上記移動フードの軸方向において前後にずれていることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3に記載の釣竿。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−4854(P2010−4854A)
【公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−171611(P2008−171611)
【出願日】平成20年6月30日(2008.6.30)
【出願人】(000002495)グローブライド株式会社 (1,394)
【Fターム(参考)】