説明

錘の重力を利用した回転装置を使用した遊具やオモチャ

【課題】手でハンドルを上下すると、錘が扇形運動をしながら回転運動を始める。この回転運動を下の遊具やおもちゃのメリーゴーランド等にどのように減速や増速して伝える方法、又、回転エネルギーで他の動くおもちゃやからくりを動かす方法の提供。
【解決手段】ハンドル10の上下運動から支柱の高さの違いから、中心軸より横にある錘12が、安全ケースの中で回転運動をして、プーリー16、Oリング17、プーリー16で減速や増速して、Oリング17をねじりながら、メリーゴーラウンド等の遊具やおもちゃを回転させる。又、錘の回転運動を歯車で変速して、自由継手やスプリング継手で下部に継ぎ、フレキシブルワイヤー等で他の遊具やおもちゃのからくりを回転する装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、手で上下運動又は前後運動を加えるだけで、錘の重力を利用した回転装置を使用した遊具とおもちゃである。手で回転させるおもちゃは、クランク式のハンドルを回すものや、丸歯車を平歯車で押して回すものがある。ゼンマイを回すもの、電池を使ったボタンを押すおもちゃが主流で、人の手で回転させるおもちゃは少ない。又、上下運動で回転する遊具はない。
【背景技術】
【0002】
従来の手で回す回転装置は、クランク式のハンドルを回すもので、上下運動を加えるだけで、回転するおもちゃは少ない。又、上下運動で回転する遊具もない。前回の特許申請中文献1の重力からエネルギーを取り出す装置や、手続補正特許申請中文献2の上下運動から重力を利用した回転装置が開示されている。
[特許申請中文献1]
特開2001−134681号広報
[手続補正特許申請中文献2]
特開2002−285953号広報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
手で上下運動を加えると錘が扇形運動をしながら回転運動を始める。この回転運動を下部の固定したおもちゃのメリーゴーランドに減速や増速して伝えるかが重要である。又、回転エネルギーで他の動くおもちゃやからくりを動かすことが課題である。錘が静止の時に中心軸と同じ位置で初動しない。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この課題の解決は錘の回転しながら扇形運動をする部分と、下部の固定した回転部分に減速して継ぐのは、プーリーとOルングで継ぐのと、歯車で減速や増速してスプリング等で継ぐのとがある。又、遊具では自由継手で継ぐのもある。他の動く遊具やおもちゃへはフレキシブルワイヤー等がよい。又、安全のため錘はケースの中で回転させる。初動時の錘の位置は支柱等で右と左の高さを変えて静止の時に中心軸より横にする。
【発明の効果】
【0005】
本発明は、遊具やおもちゃを手で上下運動を加えるだけで錘が回転運動を始め、下部の遊具部分のメリーゴーランド等や他のからくりを回転させて、人の手で遊園地の乗り物を動かす楽しさがある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
図1は、正面図で、手でハンドルを上下すると錘が回転運動を始めて、プーリー、Oリング、プーリーと減速して伝わり、Oリングをねじりながら、固定したメリーゴーランド等を回転させる。錘は安全のためケースの中で回転させる。
【0007】
図2は、正面図で、錘の回転運動を歯車で減速して、自由継手やスプリング継手で下部の固定した回転運動にして、フレキシブルワイヤー等で他の遊具やおもちゃを回転させる。
【産業上の利用可能性】
【0008】
本発明は、おもちゃでは、台は木材の加工をケースはプラスチックを、支柱はアルミの切断、穴あけ、メッキと色々な材料を使い産業上の利用可能性がある。子供だけでなく大人でも仕事で疲れた頭は手を動かす事で休まる。
【0009】
遊具では、プラスチックケースの加工や、鉄の切断、穴あけ、溶接などがあり手づくりで産業上の利用可能性がある。科学館等で子供の遊具として利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】 上部と下部をプーリーとOリングで減速して継いだ正面図である。
【図2】 歯車で減速して上部と下部をスプリングで継いだ正面図である。
【符号の説明】
【0011】
1 台座 2 台支柱 3 横金具 4 固定軸受金具 5 ストッパー 6 支柱軸 7 移動支柱 8 移動軸受金具 9 安全ケース 10 ハンドル 11 錘取り付け金具 12 錘 13 移動軸 14 プーリー受け金具 15 プーリー軸 16 プーリー 17 Oリング 18 固定軸 19 飾り軸 20 回転ベース 21 歯車ケース 22 歯車 23 スプリング自由継手 24 フレキシブルワイヤー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
手でハンドルを上下すると移動支柱等で右と左の高さを変えて、静止の時に中心軸より横にある安全ケースの中の錘が回転運動をする装置。
【請求項2】
錘が回転運動をして、プーリー、Oリング、プーリーで減速や増速して、Oリングをねじりながら、メリーゴーランド等を回転させる遊具やおもちゃの装置
【請求項3】
錘の回転運動を歯車で減速や増速して、自由継手やスプリング継手で下部に継ぎ、フレキシブルワイヤーで他の遊具やおもちゃのからくりを回転する装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2007−170368(P2007−170368A)
【公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−381211(P2005−381211)
【出願日】平成17年12月22日(2005.12.22)
【出願人】(501172833)
【出願人】(501172844)
【Fターム(参考)】