説明

録画予約方法及び情報処理装置

【課題】予約メールに対応する番組予約処理を、メール受信間隔に拘わりなく、録画再生装置に登録できる録画予約方法及び情報処理装置を提供する。
【解決手段】実施形態において、録画予約方法は、録画予約内容が記載された予約メールを第1のネットワークに接続されたサーバ装置から受信することで録画予約を受け付けるメール予約機能と、前記第1のネットワークよりも範囲の狭い第2のネットワークの機器から録画予約を受け付けるネットワーク予約機能とを有する録画装置に対し、
前記第2のネットワーク内において予約メール受信実施信号を受信した場合、前記サーバから予約メールを取得し、受信した前記予約メールに記載された予約内容に従って、前記録画装置に対してネットワーク予約を実施する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施の形態は、録画予約方法及び情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
メール形式で送信された録画予約を受け付け、番組予約処理を行う録画再生装置が実用化されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−203629号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
録画再生装置がメールを受信する間隔が長い場合、ユーザが自宅外で携帯情報端末から送信した予約メールに対応する番組予約処理が、ユーザが自宅に帰宅した時点で録画再生装置の番組予約処理として反映されていない可能性がある。
【0005】
本発明の目的は、予約メールに対応する番組予約処理を、ユーザにとって好適なタイミングで録画再生装置に登録できる録画予約方法及び情報処理装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態によれば、録画予約方法は、録画予約内容が記載された予約メールを第1のネットワークに接続されたサーバ装置から受信することで録画予約を受け付けるメール予約機能と、前記第1のネットワークよりも範囲の狭い第2のネットワークの機器から録画予約を受け付けるネットワーク予約機能とを有する録画装置に対し、前記第2のネットワーク内において予約メール受信実施信号を受信した場合、前記サーバから予約メールを取得し、受信した前記予約メールに記載された予約内容に従って、前記録画装置に対してネットワーク予約を実施する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】実施形態を適用するプライベートネットワークの一例を示す概略図。
【図2】実施形態を適用する予約メールの一例を示す概略図。
【図3】実施形態におけるライベートネットワーク内でネットワーク予約の一例を示す概略図。
【図4】実施形態におけるネットワーク予約の一例を示す概略図。
【図5】実施形態におけるネットワーク予約の一例を示す概略図。
【図6】実施形態を適用する録画再生装置の一例を示す概略図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。
【0009】
図1は、実施形態を適用するプライベートネットワークの一例を示す。なお、以下に説明する要素や構成あるいは機能は、ハードウェアで実現するものであってもよいし、マイクロコンピュータ(処理装置、CPU)等を用いてソフトウェアで実現するものであってもよい。
【0010】
図1に示す、以下に示す通信網(第1のネットワーク)に比較して狭い領域で利用されるもので、例えば家庭内やビル内等の比較的小規模な範囲に適用される閉じたネットワークであるプライベートネットワーク(第2のネットワーク)、例えば家庭内LAN1においては、録画再生装置(例えば、テレビジョン受信装置、以下テレビ装置と称する)11と「ネットワーク予約」により、テレビ装置11に、番組予約処理を行うことが可能な携帯情報端末12と、を含む。なお、家庭内LAN1には、例えばPC(Personal Computer)13が接続されても良い。また、家庭内LAN1には、例えば外部記録装置(LAN接続が可能なHDD(ハードディスク装置))14、等が接続されてもよい。
【0011】
家庭内LAN1に接続されたテレビ装置11は、通信網、すなわちインターネットNTに接続されている外部のメールサーバ101にユーザが送信した予約メールを受信して、予約メールに従う録画予約(以下、後段に説明する「ネットワーク予約」との識別のため「メール予約」と示す)が可能である。なお、携帯情報端末12は、家庭内LAN1から離れた任意の位置、例えば自宅外において、メールサーバ101に、「メール予約」ための予約メールを送信できる。
【0012】
携帯情報端末12からメールサーバ101に送信する予約メールは、例えば図2に一例を示すメールフォームに従い、録画開始時刻、録画終了時刻、録画すべきチャンネル(番組供給元識別コード)、録画レート等を含む。
【0013】
送信されたメールS101は、家庭内LAN1に接続されているテレビ装置11からの予約メール受信リクエストS102に従い、テレビ装置11で受信される。すなわち、テレビ装置11は、予約メール受信リクエストS102に従い受信したメールの内容を解読し、同メールが録画予約に関するものである場合、番組予約処理を行う(S103)。
【0014】
ところで、テレビ装置11は、当該テレビ装置が使用されていない場合、スタンバイモード等の電源モードで待機しているが、メールを受信する場合にはスタンバイモードよりも消費電力の大きい電源モードに移行して当該受信処理を行う。そしてテレビ装置11は、当該メールの受信を例えば1日に数回程度、又は数時間に1回程度に抑えることにより、メール受信処理に伴う電力の消費を抑制する機能を備える。またテレビ装置11は、スタンバイモードで待機している場合であっても、後述する「ネットワーク予約」により録画予約を受け付ける機能も備える。
【0015】
このため、携帯情報端末12を保持したユーザが、例えば帰宅途中で、送信したメールS101がテレビ装置11で番組予約処理される前に、ユーザが自宅に戻る場合がある。この場合、ユーザは、テレビ装置11に、ユーザが手動で番組予約処理を行うことも可能であるが、ユーザが送信したメールS101をテレビ装置11が受信するタイミングと重複する等により、番組予約処理がエラーになる恐れもある。また、テレビ装置11による同メールS101の受信をユーザが手動で実行することも可能であるが、その操作は煩雑であることが多い。
【0016】
このような背景から、携帯情報端末12からユーザが送信した予約メールS101を、ユーザが自宅に戻った時点で携帯情報端末12により受信し、家庭内LAN(プライベートネットワーク)1に接続されているテレビ装置11に、以下に説明する「ネットワーク予約」として予約転送することにより、テレビ装置11に番組予約処理を確実に行うことができる。このことは、テレビ装置11による予約メールをユーザが手動で実行する方法よりも簡単であり、しかも、既にユーザが既に送信したメールの転送であるため、テレビ装置11の(ユーザの)操作ミス等に起因して録画予約処理を失敗することも生じにくい。なお、予約転送は、ユーザが送信したメールS101により指示した予約メールを受信し、受信した予約メールの内容に従って、テレビ装置11に、「ネットワーク予約」を実施することである。
【0017】
「ネットワーク予約」は、図3に一例を示すが、テレビ装置11に用意されるHTTPサーバに対し、ネットワーク(家庭内LAN)1内に位置するPC13や、携帯情報端末12から、ネットワーク1を介して番組予約指示を送信し、番組予約処理を行うものである。「ネットワーク予約」による番組予約処理は、例えば「http://tv−ip−address/reserve.html?ch=K01+day=20101129+time=1700+duration=60」等の記述文を用いることができる。なお、上記記述文は、「2010年11月29日の17時00分から60分、チャンネルK01を録画する」ことを示す。
【0018】
また、「ネットワーク予約」のための携帯情報端末12とテレビ装置11との間の通信方法としては、近接無線、例えばbluetooth(登録商標)等を用いることもできる。
【0019】
なお、携帯情報端末12は、「ネットワーク予約」時に、家庭内LAN1内において携帯情報端末12の接続が検出できた(携帯情報端末12から家庭内LAN1内にその存在が報知された)場合、図3に示すように、外部メールサーバ101に、予約メールの受信リクエストを送信する(S301)。
【0020】
携帯情報端末12からの受信リクエストS301に呼応して、メールサーバ101から予約メールS302が送信される。予約メールS302を受信した携帯情報端末12は、そのメールS302を解析し、「ネットワーク予約」のための上述の記述文を生成し、家庭内LAN1内に位置するテレビ装置11に、「ネットワーク予約」により、番組予約処理を行う。
【0021】
このとき、インターネットNTに接続しているメールサーバ101が保持する予約メールは、携帯情報端末12によるメール取得(予約メール受信リクエストに応じた携帯情報端末12への転送)の結果、送信済み、となり、メールサーバ101に引き続き残ることがない。従って、テレビ装置11から、テレビ装置11の固有の設定に従う通常のタイミングでメールサーバ101への予約メールのチェックがあったとしても、テレビ装置11で、予約メールが重複して受信されることもない。
【0022】
より詳細には、図4に一例を示すが、ユーザが帰宅する等により、携帯情報端末12が家庭内LAN(プライベートネットワーク)1に接続されたことが、家庭内LAN1において検知されると[01−YES]、携帯情報端末12から、インターネットNTと接続されているメールサーバ101に、予約メールがあるか否かのチェック(メールサーバ101へのメール受信のリクエストとメールがある場合の受信)が指示される[02]。
【0023】
メールサーバ101に予約メールがある場合、携帯情報端末12によりそのメール受信され[03−YES]、携帯情報端末12により、メールに指示された録画予約の内容が解析され、テレビ装置11に番組予約処理が行われる[04]。
【0024】
これにより、携帯情報端末12を保持したユーザが予約メールS101を送信したのち、予約メールによる録画予約がテレビ装置11で開始される前にユーザが自宅に戻った場合、テレビ装置11への番組予約処理が確実に実行される。
【0025】
より具体的には、図5に一例を示すが、携帯情報端末12が、家庭内LAN1に対する当該携帯情報端末12の接続を検出した(家庭内LAN1の受信範囲)内に戻ったことを検出した時点[11]において、携帯情報端末12から、メールサーバ101へのアクセスすなわち(メールサーバ101への)受信リクエスト[S301]が実行される。なお、携帯情報端末12の家庭内LAN1の受信範囲内への接続が検出できた時点で、携帯情報端末12は、『予約メール受信実施信号』を受信し、メールサーバ101への受信リクエストを行う。また、最初にメールサーバ101へ予約メールを送信する携帯情報端末と上記『予約メール受信実施信号』を受信する携帯情報端末が同一の端末であることは必須ではなく、後段に説明するが、家庭内LAN1に、予め位置している別の携帯情報端末や、PCであっても良い。
【0026】
携帯情報端末12による受信リクエスト(S301)に呼応して、メールサーバ101から(携帯情報端末12に)予約メールが送信され、携帯情報端末12が予約メールを受信する[S302]。
【0027】
携帯情報端末12は、受信した予約メールの内容を解析し[15]、家庭内LAN(プライベートネットワーク)1内に位置するテレビ装置11に、「ネットワーク予約」による録画予約を指示する[S303]。
【0028】
携帯情報端末12から、「ネットワーク予約」による録画予約を受け取ったテレビ装置11は、例えば録画予約保持部(タイマコントローラユニット)等において、録画予約に従う番組予約処理(予約登録処理)を行う[13]。
【0029】
なお、携帯情報端末12がメールサーバ101に受信リクエスト(S301)を送信するタイミングすなわち携帯情報端末が家庭内LAN1内において受信する『予約メール受信実施信号』が発信されるタイミングは、特定の様式のメールを受信した時点であることが好ましい。もちろん、特定の様式のメールを受信した時点で、『予約メール受信実施信号』を発信することを、確約しておくこともできる。この場合、予約メールをメールサーバ101に送信する携帯情報端末と特定の様式のメールを受信する携帯情報端末とは異なり、『予約メール受信実施信号』は、家庭内LAN1と接続した携帯情報端末に、予約メールをメールサーバ101に送信した携帯情報端末から送信される。
【0030】
また、同『予約メール受信実施信号』は、あらかじめ携帯情報端末に設定された時刻において、送信されることが好ましい。この場合、予約メールをメールサーバ101に送信した携帯情報端末と『予約メール受信実施信号』を送信する携帯情報端末は同一の端末であり、例えばユーザが予約メールをメールサーバ101に送信した後、ユーザが、通常、帰宅すると予測される時間またはその前後に、『予約メール受信実施信号』を送信することを特徴とする。
【0031】
また、同『予約メール受信実施信号』は、携帯情報端末の電源を入れた時点において、送信されることが好ましい。すなわち、ユーザが携帯情報端末の電源をオフし、帰宅した時点で携帯情報端末の電源をオンした場合に、『予約メール受信実施信号』を送信することを特徴とする。
【0032】
また、同『予約メール受信実施信号』は、携帯情報端末が予約メールを送信してから一定時間経過した時点で、送信されることが好ましい。この場合、予約メールをメールサーバ101に送信した携帯情報端末と『予約メール受信実施信号』を送信する携帯情報端末は、同一の端末であり、例えば、帰宅時にユーザが予約メールを送信し、ユーザが帰宅に要する時間が経過した時点で『予約メール受信信号』を送信することを特徴とする。
【0033】
また、同『予約メール受信実施信号』は、携帯情報端末において特定のソフトウェアが利用された時点で、送信されることが好ましい。この場合、予約メールをメールサーバ101に送信した携帯情報端末と『予約メール受信実施信号』を送信する携帯情報端末は、同一の端末である必要はなく、例えば、家庭内LANに存在する携帯情報端末がインターネットブラウザソフトを起動した時点で『予約メール受信実施信号』を送信することを特徴とする。
【0034】
また、同『予約メール受信実施信号』は、携帯情報端末において携帯情報端末に対するユーザの特定の入力を検知した時点で、送信されることが好ましい。この場合、予約メールをメールサーバ101に送信した携帯情報端末と、『予約メール受信実施信号』を送信する携帯情報端末は、同一の端末である必要はなく、例えば家庭内LANに存在する携帯情報端末上で『予約メール受信実施』ボタン、あるいは『予約メール受信実施』アイコン等を介して、『予約メール受信実施』が指示されたことを検知した時点で『予約メール受信実施信号』をを送信することを特徴とする。
【0035】
また、同『予約メール受信実施信号』は、プライベートネットワーク上の携帯情報端末以外の機器、例えばPC13から携帯情報端末に向けて送信されることが好ましい。この場合、予約メールをメールサーバ101に送信した携帯情報端末と、『予約メール受信実施信号』を送信する携帯情報端末は、同一の端末である必要はなく、例えば家庭内LANに存在する携帯情報端末に対して、PC13が特定の様式のメールを受信した時点で『予約メール受信実施信号』をを送信することを特徴とする。
【0036】
図6は、図1及び図3に示したプライベートネットワーク内に位置し、「ネットワーク予約」が可能な録画再生装置(テレビ装置)の概略を示す。
【0037】
テレビ装置11は、少なくともデジタル放送の番組すなわちコンテンツを受信し、再生できる。なお、TV装置11は、インターネット(ネットワーク)NTを通じて供給されるコンテンツの受信が可能である。
【0038】
TV装置11において、コンテンツ(番組)を受信するチューナ部911が受信したコンテンツは、分離(Demux)部912により、映像(ビデオ)データと音声(オーディオ)データとに分離される。
【0039】
分離部912が分離した映像(ビデオ)データは、映像(ビデオ)処理ブロック921の映像(ビデオ)デコーダ922によりデコードされ、デジタル映像(ビデオ)信号として出力される。
【0040】
映像デコーダ922がデコードした映像(ビデオ)データは、映像出力装置を表示可能に処理する映像(ビデオ)処理部923に入力され、ディスプレイ924が表示可能に、所定の解像度及び出力方式、例えばインターレース(i)/ノンインターレース(p)等に変換され、ディスプレイ924に供給される。なお、映像(ビデオ)処理部923の出力は、例えば外部モニタ装置あるいは投影装置(プロジェクタ装置)等が接続可能な、出力端925に出力されてもよい。
【0041】
分離部912が分離した音声データは、音声(オーディオ)処理ブロック931の音声(オーディオ)デコーダ932によりデコードされ、デジタル音声(オーディオ)信号として出力される。
【0042】
音声デコーダ932がデコードした音声(オーディオ)信号は、音声出力装置が再生可能に処理する音声(オーディオ)処理部933を通じ、アナログの音声(オーディオ)出力を得るD−Aコンバータ934に入力される。
【0043】
D−Aコンバータ934からのアナログの音声(オーディオ)出力は、例えばスピーカ935に入力される。なお、D−Aコンバータ35からの出力は、AV(Audio Visual)アンプ等が接続可能な出力端936に、分岐されてもよい。
【0044】
テレビ装置11において、チューナ部911、分離部912、映像(ビデオ)処理ブロック921、及び音声(オーディオ)処理ブロック931のそれぞれは、主制御ブロック951により制御され、所定の動作を実行する。
【0045】
主制御ブロック(Main Processing Unit,MPU)951は、例えばCPU(Central Processing Unit,演算装置)あるいはマイクロコンピュータを含む。主制御ブロック951は、動作プログラムを保持したROM及びワークメモリとして機能するRAMを少なくとも含むメモリユニット952、録画予約情報を保持する予約メモリ953、ディスプレイ924に表示するGUI(Graphical User Interface,グラフィカルユーザインタフェース)の表示及びGUIからのユーザ入力を処理するGUI制御部954及びインターネットNTとの間の接続、すなわちインターネットNTからのさまざまな情報の取得及びインターネットNTへのユーザからのアクセス等を制御するネットワーク制御部955、等を少なくとも含む。
【0046】
主制御ブロック951にはまた、ユーザからの制御入力を受け付ける操作入力部903が接続される。
【0047】
操作入力部903は、例えばチューナ(入力)部911が選択するチャンネルを特定するためのチャンネルキー(ボタン)や電源のオン/オフに用いる電源スイッチあるいはリモートコントローラ905からの指示や制御入力を受け付ける受信部、等を少なくとも含む。また、文字や記号あるいは数字等の入力を可能とするキー操作入力部(キーボード)等、が接続されてもよい。
【0048】
主制御ブロック951内部に、または同ブロック951と独立して、タイマIC(タイマコントローラ)961が設けられる。タイマIC961は、時刻や、ユーザからの入力により設定される予約録画のための予約時刻(日時)を管理するとともに、録画対象チャンネル等の情報を予約メモリ953に記録する。なお、タイマIC961は、チューナ911を介して受信するデジタル放送におけるTOT(Time Offset Table)と呼ばれる「時刻情報」を、常時取得できる。すなわち、電波時計を内蔵している機器と同等の時刻管理が可能である。また、タイマIC961は、予め設定された、あるいはオフタイマ等の機能において所定の時刻において、商用電源に対する電源のオン/オフ(通電)を制御できることはいうまでもない。
【0049】
また、タイマIC961は、プライベートネットワーク(家庭内LAN)1内における上述の「ネットワーク予約」にて指示される番組予約処理を受けつけ、予約内容を、予約メモリ953に格納する。
【0050】
以上説明した通り、本提案により、予約メールとして送信された録画予約を受け付け、番組予約処理を行う録画再生装置において、録画再生装置がメールを受信する間隔が長い場合であっても、ユーザが自宅に帰宅した時点、あるいは『予約メール受信実施信号』を外部サーバに送信した時点で、予約メールを受信し、メールによる予約とは異なるネットワーク予約により、番組予約処理を実現できる。
【0051】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0052】
1…プライベートネットワーク(家庭内LAN)、11…テレビ装置(録画再生装置)、12…携帯情報端末、13…PC(パーソナルコンピュータ)、101…メールサーバ、953…予約メモリ、961…予約管理部(タイマIC)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
録画予約内容が記載された予約メールを第1のネットワークに接続されたサーバ装置から受信することで録画予約を受け付けるメール予約機能と、前記第1のネットワークよりも範囲の狭い第2のネットワークの機器から録画予約を受け付けるネットワーク予約機能とを有する録画装置に対し、
前記第2のネットワーク内において予約メール受信実施信号を受信した場合、前記サーバから予約メールを取得し、
受信した前記予約メールに記載された予約内容に従って、前記録画装置に対してネットワーク予約を実施する録画予約方法。
【請求項2】
前記予約メール受信実施信号は、情報端末が前記第2のネットワークに接続された場合に、前記情報端末から前記情報端末に向けて発信される信号である請求項1記載の録画予約方法。
【請求項3】
前記予約メール受信実施信号は、情報端末が特定の様式のメールを受信した場合に、前記情報端末から前記情報端末に向けて発信される信号である請求項1記載の録画予約方法。
【請求項4】
前記予約メール受信実施信号は、あらかじめ情報端末に設定された時刻において、前記情報端末から前記情報端末に向けて発信される信号である請求項1記載の録画予約方法。
【請求項5】
前記予約メール受信実施信号は、情報端末の電源が投入された場合に、前記情報端末から前記情報端末に向けて発信される信号である請求項1記載の録画予約方法。
【請求項6】
前記予約メール受信実施信号は、携帯情報端末が予約メールの受信を実施してから一定時間経過した場合に、前記情報端末から前記情報端末に向けて発信される信号である請求項1記載の録画予約方法。
【請求項7】
前記予約メール受信実施信号は、情報端末において特定のソフトウェアが利用された場合に、前記情報端末から前記情報端末に向けて発信される信号である請求項1記載の録画予約方法。
【請求項8】
前記予約メール受信実施信号は、情報端末に対するユーザの特定の入力を検知した場合に、前記情報端末から前記情報端末に向けて発信される信号である請求項1記載の録画予約方法。
【請求項9】
第1のネットワークに接続されたサーバ装置に格納された録画予約メールを受信することにより録画予約を設定する録画装置に対して指示を送信する情報処理装置であって、
前記情報処理装置が、前記第1のネットワークよりも範囲の狭い第2のネットワークに接続されている場合にで、前記サーバ装置に格納された前記予約メールを受信する受信手段と、
受信された前記予約メールに基づいた録画予約指示を、前記第2のネットワークを介して前記録画装置に送信する送信手段と、
を具備する情報処理装置。
【請求項10】
前記情報処理装置が前記第2のネットワークに接続されていない場合に、前記録画予約メールを前記サーバ装置に送信するメール送信手段をさらに具備する請求項9記載の情報処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−120121(P2012−120121A)
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−270708(P2010−270708)
【出願日】平成22年12月3日(2010.12.3)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】