説明

録画再生装置

【課題】ユーザーが何も操作することなく一目で感覚的に録画可能な残り時間と記録媒体の使用容量の両方を認識することができる録画再生装置を提供する。
【解決手段】録画再生装置は、記録媒体に対して記録再生を行う記録再生部(HDD記録再生部5,光ディスク記録再生部6)と、前記記録再生部の所定の録画モードでの録画可能な残り時間を表示色で表し、前記記録媒体の使用容量を表示面積で表す記録媒体状態表示部(HD状態表示部10,光ディスク状態表示部11)と、前記記録再生部の録画可能な残り時間と前記表示色との対応関係を示すデータテーブル記憶する不揮発性メモリ8と、制御部7とを備える。制御部7は、前記データテーブルを参照して、前記記録媒体状態表示部を制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テレビ番組等の録画再生を行う録画再生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の一般的な録画再生装置は、接続されているテレビ受像機の画面に、録画可能な残り時間や録画可能な残容量を数字で表示する機能を有している。そして、当該機能によって録画可能な残り時間や録画可能な残容量を画面表示させるためには、ユーザーがリモートコントローラ又は録画再生装置本体に設けられているキーを操作する必要があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平2―240890号公報
【特許文献2】特開2009−80881号公報
【特許文献3】特開2005−267763号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、従来の一般的な録画再生装置では、ユーザーが何も操作することなく一目で感覚的に録画可能な残り時間や録画可能な残容量を認識することができなかった。
【0005】
そこで、特許文献1では、ユーザーが残容量表示の操作を行うことなく、残容量範囲毎に異なる色で残容量を数字で表示する記憶媒体の記憶容量の残量表示装置が提案されている。しかしながら、特許文献1で提案されている記憶媒体の記憶容量の残量表示装置は、録画可能な残り時間と記録媒体の使用容量の両方を一目で感覚的にユーザーに認識させることができるものではなかった。
【0006】
また、特許文献2では、記録媒体の再生位置や録画残量などを表示するための分割点灯が可能な照明を複数備える録画再生装置が提案されている。しかしながら、特許文献2で提案されている録画再生装置も、特許文献1で提案されている装置と同様に、録画可能な残り時間と記録媒体の使用容量の両方を一目で感覚的にユーザーに認識させることができるものではなかった。
【0007】
また、特許文献3では、光ディスクの記録可能な残容量に応じて表示色を切り替えることができる表示部を備える光ディスク装置が提案されている。しかしながら、特許文献3で提案されている光ディスク装置も、特許文献1,2で提案されている装置と同様に、録画可能な残り時間と記録媒体の使用容量の両方を一目で感覚的にユーザーに認識させることができるものではなかった。
【0008】
本発明は、上記の状況に鑑み、ユーザーが何も操作することなく一目で感覚的に録画可能な残り時間と記録媒体の使用容量の両方を認識することができる録画再生装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために本発明に係る録画再生装置は、記録媒体に対して記録再生を行う記録再生部と、前記記録再生部の所定の録画モードでの録画可能な残り時間を表示色で表し、前記記録媒体の使用容量を表示面積で表す記録媒体状態表示部と、前記記録再生部の録画可能な残り時間と前記表示色との対応関係を示すデータテーブル記憶する不揮発性メモリと、制御部とを備え、前記制御部が、前記データテーブルを参照して、前記記録媒体状態表示部を制御する構成(第1の構成)とする。
【0010】
このような構成によると、ユーザーが何も操作することなく一目で感覚的に録画可能な残り時間と記録媒体の使用容量の両方を認識することができる。さらに、記録媒体状態表示部の表示がイルミネーションとしても機能するので、審美性が向上する。
【0011】
また、上記第1の構成の録画再生装置において、前記データテーブルの区分数、各区分の境界となる録画可能な残り時間の数値、及び各区分に属する表示色の少なくとも一つが変更可能である構成(第2の構成)にしてもよい。これにより、これにより、ユーザーの好みに合った形態での表示が可能となる。
【0012】
また、上記第1の構成又は上記第2の構成の録画再生装置において、種類の異なる前記記録再生部を複数備え、前記記録媒体状態表示部を複数備え、複数の前記記録再生部と複数の前記記録媒体状態表示部とが1対1対応している構成(第3の構成)にしてもよい。これにより、いわゆる複合機に対応することができる。
【0013】
また、上記第1〜3のいずれかの構成の録画再生装置において、前記記録媒体状態表示部が、前記記録媒体状態表示部に割り当てられる表示可能領域を領域分割して、複数の録画モードでの録画可能な残り時間を同時に表すようにしてもよい。これにより、ユーザーに対して録画モードを選択するための参考情報を提示することができる。
【0014】
また、上記第1〜3のいずれかの構成の録画再生装置において、前記記録媒体状態表示部が、複数の録画モードでの録画可能な残り時間を時分割で表すようにしてもよい。これにより、ユーザーに対して録画モードを選択するための参考情報を提示することができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明に係る録画再生装置によると、ユーザーが何も操作することなく一目で感覚的に録画可能な残り時間と記録媒体の使用容量の両方を認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の一実施形態に係るHDD搭載光ディスク記録再生装置の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るHDD搭載光ディスク記録再生装置の概略斜視図である。
【図3】録画可能な残り時間と表示色との関係を示すデータテーブルを概念的に示した図である。
【図4】HD状態表示部及び光ディスク状態表示部の第1表示例を示す図である。
【図5】HD状態表示部及び光ディスク状態表示部の第2表示例を示す図である。
【図6】HD状態表示部及び光ディスク状態表示部の第3表示例を示す図である。
【図7】HD状態表示部及び光ディスク状態表示部の第4表示例を示す図である。
【図8】HD状態表示部及び光ディスク状態表示部の第5表示例を示す図である。
【図9A】HD状態表示部及び光ディスク状態表示部の第6表示例を示す図である。
【図9B】HD状態表示部及び光ディスク状態表示部の第6表示例を示す図である。
【図10】本発明の一実施形態に係るHDD搭載光ディスク記録再生装置の概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の実施形態について図面を参照して以下に説明する。本発明に係る録画再生装置として、ここでは、HDD(Hard Disk Drive)搭載光ディスク記録再生装置を例に挙げて説明する。本発明の一実施形態に係るHDD搭載光ディスク記録再生装置の概略構成を図1に示す。
【0018】
本発明の一実施形態に係るHDD搭載光ディスク記録再生装置は、図1に示す通り、チューナ1と、映像音声処理部2と、OSD(On Screen Display)部3と、出力部4と、HDD記録再生部5と、光ディスク記録再生部6と、制御部7と、不揮発性メモリ8と、受光部9と、HD(Hard Disk)状態表示部10と、光ディスク状態表示部11とを備えている。
【0019】
チューナ1は、アンテナ12から受け取ったテレビ放送信号の選局及び復調(例えばOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調)を行う。映像音声処理部2は、チューナ1から受け取った映像音声信号又はHDD記録再生部5若しくは光ディスク記録再生部6で再生された映像音声信号を出力部4に送ったり、チューナ1から受け取った映像音声信号をHDD記録再生部5又は光ディスク記録再生部6に送ったりする。OSD部3は、制御部7からの指示に基づいて生成したOSD画像データを出力部4に送る。出力部4は、映像音声処理部2から受け取った映像信号とOSD部3から受け取ったOSD画像データとを合成した合成映像信号を外部に出力したり、上記合成処理を行わず映像音声処理部2から受け取った映像信号をそのまま外部に出力したり、上記合成処理を行わずOSD部3から受け取ったOSD画像データをそのまま外部に出力したり、映像音声処理部2から受け取った音声信号を外部に出力したりする。出力部4の出力信号は、本発明の一実施形態に係るHDD搭載光ディスク記録再生装置に接続されるテレビ受像機(不図示)に送出される。本発明の一実施形態に係るHDD搭載光ディスク記録再生装置に接続されるテレビ受像機は、出力部4の出力信号に基づく映像表示および音声出力を行う。
【0020】
HDD記録再生部5は、映像音声処理部2から受け取った映像音声信号をHDに記録したり、HDに記録されている映像音声信号を再生したりする。また、光ディスク記録再生部6は、映像音声処理部2から受け取った映像音声信号をDVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray Disc)等の光ディスクに記録したり、光ディスクに記録されている映像音声信号を再生したりする。なお、光ディスクは、光ディスク記録再生部6に対して着脱自在に装着される。
【0021】
受光部9は、リモートコントローラ(不図示)から送信されたリモコン赤外線信号を受光して電気信号に変換し、さらにその電気信号から操作コードを抽出して制御部7に出力する。制御部7は、不揮発性メモリ8に格納されている制御プログラム及び各種設定(例えば、各操作コードと各機能との対応関係を示すデータテーブル等)と、受光部9から受け取った操作コードと、本発明の一実施形態に係るHDD搭載光ディスク記録再生装置の本体に設けられている操作キー(不図示)から出力される信号によって定まる操作コードとに応じて、本発明の一実施形態に係るHDD搭載光ディスク記録再生装置の各部を制御する。
【0022】
HD状態表示部10は、制御部7の制御に従って、HDD記録再生部5の録画可能な残り時間及びHDの使用容量を表示色及び表示面積で表す。このため、HD状態表示部10は、表示色を変更する手段と、表示面積を変更する手段を有する構成とする。さらに、同時に複数の表示色での表示が可能な構成にしてもよい。HD状態表示部10は、例えば、発光色の異なる複数のLED(Light Emitting Diode)と、当該LEDから発せられる光を導光して発光面積を拡げるプリズムと、プリズムから発せられる光を遮光し且つその遮光量の調整が可能な遮光機構とを有する表示部で実現可能であり、また、例えば、液晶表示部でも実現可能である。
【0023】
光ディスク状態表示部11は、制御部7の制御に従って、光ディスク記録再生部6の録画可能な残り時間及びHDの使用容量を表示色及び表示面積で表す。このため、光ディスク状態表示部11は、表示色を変更する手段と、表示面積を変更する手段を有する構成とする。さらに、同時に複数の表示色での表示が可能な構成にしてもよい。光ディスク状態表示部11は、例えば、発光色の異なる複数のLEDと、当該LEDから発せられる光を導光して発光面積を拡げるプリズムと、プリズムから発せられる光を遮光し且つその遮光量の調整が可能な遮光機構とを有する表示部で実現可能であり、また、例えば、液晶表示部でも実現可能である。
【0024】
本発明の一実施形態に係るHDD搭載光ディスク記録再生装置の概略斜視図を図2に示す。本発明の一実施形態に係るHDD搭載光ディスク記録再生装置の上面左半分領域13はHD状態表示部10に割り当てられており、上面左半分領域13の一部又は全部がHD状態表示部10によって発光する。また、本発明の一実施形態に係るHDD搭載光ディスク記録再生装置の上面右半分領域14は光ディスク状態表示部11に割り当てられており、上面右半分領域14の一部又は全部が光ディスク状態表示部11によって発光する。
【0025】
制御部7は、不揮発性メモリ8に予め記憶されている図3に示すようなデータテーブルを参照して、HD状態表示部10及び光ディスク状態表示部11を制御し、所定の録画モードでの録画可能な残り時間及び記録媒体の使用容量に関する表示を行わせる。なお、録画番組の消去や光ディスクの交換等のHDや光ディスクの状態が変化するイベントが発生した場合、制御部7は、リアルタイムに所定の録画モードでの録画可能な残り時間及び記録媒体の使用容量に関する表示内容を変更させる。所定の録画モードの候補としては、例えば、デフォルトの録画モード、最も使用頻度が高い録画モード、直近に録画動作で使用した録画モード等が挙げられる。なお、所定の録画モードは、複数の候補から選択可能であることが望ましい。
【0026】
<第1表示例>
ここで、HDの使用容量がHD容量の50%であり、所定の録画モードでのHDD記録再生部5の録画可能な残り時間が100時間であり、光ディスク記録再生部6に装着されている光ディスクの使用容量が光ディスク容量の100%であり、所定の録画モードでの光ディスク記録再生部6の録画可能な残り時間が0時間である場合(以下、条件1という)のHD状態表示部10及び光ディスク状態表示部11の表示例(第1表示例)を図4に示す。図4は、第1表示例での本発明の一実施形態に係るHDD搭載光ディスク記録再生装置の上面図である。
【0027】
図4では、上面左半分領域13の50%が青色発光領域Bとなっており、HDD記録再生部5の録画可能な残り時間(100時間)が上面左半分領域13の表示色で表され、HDの使用容量(50%)が上面左半分領域13の表示面積で表されている。
【0028】
また、図4では、上面右半分領域14の100%が白色発光領域Wとなっており、光ディスク記録再生部6の録画可能な残り時間(0時間)が上面右半分領域14の表示色で表され、光ディスク記録再生部6に装着されている光ディスクの使用容量(100%)が上面右半分領域14の表示面積で表されている。
【0029】
<第2表示例>
次に、HDの使用容量がHD容量の90%であり、所定の録画モードでのHDD記録再生部5の録画可能な残り時間が20時間であり、光ディスク記録再生部6に装着されている光ディスクの使用容量が光ディスク容量の100%であり、所定の録画モードでの光ディスク記録再生部6の録画可能な残り時間が0時間である場合(以下、条件2という)のHD状態表示部10及び光ディスク状態表示部11の表示例(第2表示例)を図5に示す。図5は、第2表示例での本発明の一実施形態に係るHDD搭載光ディスク記録再生装置の上面図である。
【0030】
図5では、上面左半分領域13の90%が赤色発光領域Rとなっており、HDD記録再生部5の録画可能な残り時間(20時間)が上面左半分領域13の表示色で表され、HDの使用容量(90%)が上面左半分領域13の表示面積で表されている。
【0031】
また、図5では、上面右半分領域14の100%が白色発光領域Wとなっており、光ディスク記録再生部6の録画可能な残り時間(0時間)が上面右半分領域14の表示色で表され、光ディスク記録再生部6に装着されている光ディスクの使用容量(100%)が上面右半分領域14の表示面積で表されている。
【0032】
<第3表示例>
次に、条件2のHD状態表示部10及び光ディスク状態表示部11の他の表示例(第3表示例)を図6に示す。図6は、第3表示例での本発明の一実施形態に係るHDD搭載光ディスク記録再生装置の上面図である。
【0033】
図6では、上面左半分領域13の90%が発光領域(上面左半分領域13の50%が青色発光領域B、上面左半分領域13の15%が緑色発光領域G、上面左半分領域13の20%が黄色発光領域Y、上面左半分領域13の5%が赤色発光領域R)となっており、HDD記録再生部5の録画可能な残り時間(20時間)が上面左半分領域13の最も手前側の表示色で表され、HDの使用容量(90%)が上面左半分領域13の表示面積で表されている。
【0034】
また、図6では、上面右半分領域14の100%が白色発光領域Wとなっており、光ディスク記録再生部6の録画可能な残り時間(0時間)が上面右半分領域14の表示色で表され、光ディスク記録再生部6に装着されている光ディスクの使用容量(100%)が上面右半分領域14の表示面積で表されている。
【0035】
<第4表示例>
次に、条件1から所定の録画モードを条件1での録画モード(第1録画モード)より高画質な録画モード(第2録画モード)に変更し、HDD記録再生部5の録画可能な残り時間が50時間に減った場合(以下、条件3という)のHD状態表示部10及び光ディスク状態表示部11の表示例(第4表示例)を図7に示す。図7は、第4表示例での本発明の一実施形態に係るHDD搭載光ディスク記録再生装置の上面図である。
【0036】
図7では、上面左半分領域13の50%が黄色発光領域Yとなっており、HDD記録再生部5の録画可能な残り時間(50時間)が上面左半分領域13の表示色で表され、HDの使用容量(50%)が上面左半分領域13の表示面積で表されている。
【0037】
また、図7では、上面右半分領域14の100%が白色発光領域Wとなっており、光ディスク記録再生部6の録画可能な残り時間(0時間)が上面右半分領域14の表示色で表され、光ディスク記録再生部6に装着されている光ディスクの使用容量(100%)が上面右半分領域14の表示面積で表されている。
【0038】
<第5表示例>
次に、条件3のHD状態表示部10及び光ディスク状態表示部11の他の表示例(第5表示例)を図8に示す。図8は、第5表示例での本発明の一実施形態に係るHDD搭載光ディスク記録再生装置の上面図である。
【0039】
図8では、上面左半分領域13の50%が発光領域(上面左半分領域13の30%が緑色発光領域G、上面左半分領域13の20%が黄色発光領域Y)となっており、HDD記録再生部5の録画可能な残り時間(50時間)が上面左半分領域13の最も手前側の表示色で表され、HDの使用容量(50%)が上面左半分領域13の表示面積で表されている。
【0040】
また、図8では、上面右半分領域14の100%が白色発光領域Wとなっており、光ディスク記録再生部6の録画可能な残り時間(0時間)が上面右半分領域14の表示色で表され、光ディスク記録再生部6に装着されている光ディスクの使用容量(100%)が上面右半分領域14の表示面積で表されている。
【0041】
<第6表示例>
上面左半分領域13及び上面右半分領域14をそれぞれ複数に分割することで、複数の所定の録画モードでの録画可能な残り時間を一度に表示することができる。例えば、上面左半分領域13及び上面右半分領域14をそれぞれ2分割し、条件1及び条件3の表示を同時に行う場合、図9Aに示す表示や図9Bに示す表示にすればよい。なお、図9Aに示す表示の代わりに、第1表示例と第4表示例とを時分割で実行してもよい。同様に、図9Bに示す表示の代わりに、第1表示例と第5表示例とを時分割で実行してもよい。
【0042】
<効果>
上述した第1〜第6表示例から明らかな通り、本発明の一実施形態に係るHDD搭載光ディスク記録再生装置は、ユーザーが何も操作することなく一目で感覚的に録画可能な残り時間と記録媒体の使用容量の両方を認識することができる。さらに、HD状態表示部10及び光ディスク状態表示部11の表示がイルミネーションとしても機能するので、審美性が向上する。
【0043】
なお、HD状態表示部10及び光ディスク状態表示部11に割り当てられる領域は、上述した実施形態のような装置の筐体の或る一面全面に限定されず、例えば図10に示すような装置の筐体の或る一面の一部であってもよい。図10では、HD状態表示部10に割り当てられる領域を符号15で示しており、光ディスク状態表示部11に割り当てられる領域を符号16で示している。
【0044】
<設定変更等>
OSD画像データによって、本発明の一実施形態に係るHDD搭載光ディスク記録再生装置に接続されるテレビ受像機に設定メニュー画面が表示されている状態において、ユーザーが、リモートコントローラや本発明の一実施形態に係るHDD搭載光ディスク記録再生装置の本体に設けられている操作キーを操作することで、図3に示すようなデータテーブルの区分数、各区分の境界となる録画可能な残り時間の数値、各区分に属する表示色をそれぞれ変更できることが望ましい。これにより、ユーザーの好みに合った形態での表示が可能となる。特に、各区分に属する表示色を変更できるようにすれば、ユーザーの好みに合ったイルミネーションを得ることができる。
【符号の説明】
【0045】
1 チューナ
2 映像音声処理部
3 OSD部
4 出力部
5 HDD記録再生部
6 光ディスク記録再生部
7 制御部
8 不揮発性メモリ
9 受光部
10 HD状態表示部
11 光ディスク状態表示部
12 アンテナ
13 上面左半分領域
14 上面右半分領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録媒体に対して記録再生を行う記録再生部と、
前記記録再生部の所定の録画モードでの録画可能な残り時間を表示色で表し、前記記録媒体の使用容量を表示面積で表す記録媒体状態表示部と、
前記記録再生部の録画可能な残り時間と前記表示色との対応関係を示すデータテーブル記憶する不揮発性メモリと、
制御部とを備え、
前記制御部が、前記データテーブルを参照して、前記記録媒体状態表示部を制御することを特徴とする録画再生装置。
【請求項2】
前記データテーブルの区分数、各区分の境界となる録画可能な残り時間の数値、及び各区分に属する表示色の少なくとも一つが変更可能であることを特徴とする請求項1に記載の録画再生装置。
【請求項3】
種類の異なる前記記録再生部を複数備え、
前記記録媒体状態表示部を複数備え、
複数の前記記録再生部と複数の前記記録媒体状態表示部とが1対1対応していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の録画再生装置。
【請求項4】
前記記録媒体状態表示部が、前記記録媒体状態表示部に割り当てられる表示可能領域を領域分割して、複数の録画モードでの録画可能な残り時間を同時に表すことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の録画再生装置。
【請求項5】
前記記録媒体状態表示部が、複数の録画モードでの録画可能な残り時間を時分割で表すことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の録画再生装置。

【図1】
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【図3】
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【図4】
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【図8】
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【図9A】
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【図9B】
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【図2】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−243343(P2012−243343A)
【公開日】平成24年12月10日(2012.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−111449(P2011−111449)
【出願日】平成23年5月18日(2011.5.18)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】