鍔付き被り物の発光装置
【課題】従来の発光被り物は頭部を包む被り物本体の外面に発光ダイオード等が配置されているので、その着用者の存在を示す視認装置としての機能は発揮している。しかし、従来の発光被り物は、その着用者にとっては照明装置にはなり難くかった。
【解決手段】鍔付き被り物の鍔の内面に発光用電子部品を装着することにより、その着用者にとっては前面を照らす照明装置となる。
【解決手段】鍔付き被り物の鍔の内面に発光用電子部品を装着することにより、その着用者にとっては前面を照らす照明装置となる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、発光装置を具備する帽子、サンバイザー、ヘルメット、レインウェアー、傘等の発光被り物に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来の発光被り物の発光装置は発光ダイオード（ＬＥＤ素子）等が使用されており、
被り物の頭頂部（例えば、特許文献１参照）や外周部（例えば、特許文献２参照）、後頭
部（例えば、特許文献３参照）、前頭部（例えば、特許文献４参照）に発光装置が配置さ
れている。
【０００３】
【特許文献１】実開昭５９−１８９８３４号公報
【特許文献２】特開平１１−３２９００３号公報
【特許文献３】特開平１０−００８３１９号公報
【特許文献４】特開平０８−１００３１８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
従来の発光被り物は頭部を包む被り物本体の外面に発光ダイオード等が配置されてい
るので、その着用者の存在を示す視認装置としての機能は発揮している。しかし、従来の
発光被り物は、照明の方向が帽子の鍔の水平方向と同一の方向にあり、着用者の目線とずれが生じているため、その着用者にとっては照明装置にはなり難いという問題があった。
また、その発光装置は被り物自体に組み込まれているので、汚れや汗を取るための洗濯等が出来ないため、長期間の使用に不向きであるという問題があった。
そこで本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明では、発光ダイオード２の照射方向を被り物の鍔の角度より下方に１０度から２０度下げることと、電池を納めた電源部５を専用の防水性のある生地による電源部収納袋６に入れて発光ダイオード２と電源部５を専用のコードで配線していることを特徴としている。
【発明の効果】
【０００６】
被り物に前面を照らす発光装置を組み込み、照射角度を帽子の鍔の水平方向より下方に１０度から２０度傾けることにより、暗闇での補助照明装置を手で持つ必要が無いので、安全面で非常に便利である。また、少々の激しい動きをした時でも帽子がずれない限り発光ダイオード２がずれないので、常に目線と光線の方向が概ね一致する
ために非常に見やすくなっており、安全に対し、非常に有効である。
【０００７】
電源部５を収納する電源部収納袋６を装着することにより、前面からの衝撃などによる頭部への損傷防止の働きも兼ねることができる。
【０００８】
発光装置が防水加工されているため、汚れや汗による洗濯等が可能である。
【０００９】
電源であるバッテリーにリチウム電池を使用しており、その特徴である自然放電が少な
いので、装着したままでの長期保存が可能なため、災害等の非常用照明装置として利用で
きる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
【図１】鍔付き被り物の発光装置の平面図である。
【図２】鍔付き被り物の発光装置の鍔の側面図である。
【図３】鍔付き被り物を裏から見た写真である。
【図４】鍔付き被り物を横から見た写真である。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１１】
本発明に係る発光被り物は、鍔付き被り物の鍔１の布の内面に正面を向けて発光ダイオード２を鍔1の水平方向より下方に15度下げて取り付けることにより、正面からその光を直視した場合にも眩しくなく、また散歩などでの足元への照射、夜釣り等での手元の照射に適切な角度となる。
【００１２】
鍔1に発光ダイオード２を３個点灯、５個点灯、３個点滅の切り替えや一定の輝度を保たせるための制御をおこなう電子回路基盤３とスイッチ４を組み込んでいる。
【００１３】
電子回路基盤３とスイッチ４の電気接点を樹脂によるモールドして防水仕様にすると共に、電源部５を収納する電源部収納袋６も防水布にすることで防水機能を有するため、屋外での雨や海上での水しぶきの中でも使用可能である。
【００１４】
実施例では発光ダイオード２は鍔付き被り物の鍔１の水平方向より下方に１５度傾けたとしたが、１０度から２０度の範囲で用途に応じて使い分けすることが出来る。
【符号の説明】
【００１５】
１. 被り物の鍔
２. 発光ダイオード
３. 電子回路基盤
４. スイッチ
５. 電源部
６. 電源部収納袋
【技術分野】
【０００１】
本発明は、発光装置を具備する帽子、サンバイザー、ヘルメット、レインウェアー、傘等の発光被り物に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来の発光被り物の発光装置は発光ダイオード（ＬＥＤ素子）等が使用されており、
被り物の頭頂部（例えば、特許文献１参照）や外周部（例えば、特許文献２参照）、後頭
部（例えば、特許文献３参照）、前頭部（例えば、特許文献４参照）に発光装置が配置さ
れている。
【０００３】
【特許文献１】実開昭５９−１８９８３４号公報
【特許文献２】特開平１１−３２９００３号公報
【特許文献３】特開平１０−００８３１９号公報
【特許文献４】特開平０８−１００３１８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
従来の発光被り物は頭部を包む被り物本体の外面に発光ダイオード等が配置されてい
るので、その着用者の存在を示す視認装置としての機能は発揮している。しかし、従来の
発光被り物は、照明の方向が帽子の鍔の水平方向と同一の方向にあり、着用者の目線とずれが生じているため、その着用者にとっては照明装置にはなり難いという問題があった。
また、その発光装置は被り物自体に組み込まれているので、汚れや汗を取るための洗濯等が出来ないため、長期間の使用に不向きであるという問題があった。
そこで本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明では、発光ダイオード２の照射方向を被り物の鍔の角度より下方に１０度から２０度下げることと、電池を納めた電源部５を専用の防水性のある生地による電源部収納袋６に入れて発光ダイオード２と電源部５を専用のコードで配線していることを特徴としている。
【発明の効果】
【０００６】
被り物に前面を照らす発光装置を組み込み、照射角度を帽子の鍔の水平方向より下方に１０度から２０度傾けることにより、暗闇での補助照明装置を手で持つ必要が無いので、安全面で非常に便利である。また、少々の激しい動きをした時でも帽子がずれない限り発光ダイオード２がずれないので、常に目線と光線の方向が概ね一致する
ために非常に見やすくなっており、安全に対し、非常に有効である。
【０００７】
電源部５を収納する電源部収納袋６を装着することにより、前面からの衝撃などによる頭部への損傷防止の働きも兼ねることができる。
【０００８】
発光装置が防水加工されているため、汚れや汗による洗濯等が可能である。
【０００９】
電源であるバッテリーにリチウム電池を使用しており、その特徴である自然放電が少な
いので、装着したままでの長期保存が可能なため、災害等の非常用照明装置として利用で
きる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
【図１】鍔付き被り物の発光装置の平面図である。
【図２】鍔付き被り物の発光装置の鍔の側面図である。
【図３】鍔付き被り物を裏から見た写真である。
【図４】鍔付き被り物を横から見た写真である。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１１】
本発明に係る発光被り物は、鍔付き被り物の鍔１の布の内面に正面を向けて発光ダイオード２を鍔1の水平方向より下方に15度下げて取り付けることにより、正面からその光を直視した場合にも眩しくなく、また散歩などでの足元への照射、夜釣り等での手元の照射に適切な角度となる。
【００１２】
鍔1に発光ダイオード２を３個点灯、５個点灯、３個点滅の切り替えや一定の輝度を保たせるための制御をおこなう電子回路基盤３とスイッチ４を組み込んでいる。
【００１３】
電子回路基盤３とスイッチ４の電気接点を樹脂によるモールドして防水仕様にすると共に、電源部５を収納する電源部収納袋６も防水布にすることで防水機能を有するため、屋外での雨や海上での水しぶきの中でも使用可能である。
【００１４】
実施例では発光ダイオード２は鍔付き被り物の鍔１の水平方向より下方に１５度傾けたとしたが、１０度から２０度の範囲で用途に応じて使い分けすることが出来る。
【符号の説明】
【００１５】
１. 被り物の鍔
２. 発光ダイオード
３. 電子回路基盤
４. スイッチ
５. 電源部
６. 電源部収納袋
【特許請求の範囲】
【請求項１】
照明装置としての発光ダイオード２の照射角度を被り物の鍔１の水平角度より下方に下げることを特徴とする鍔付き被り物の発光装置
【請求項２】
電源部５を収納する電源部収納袋６を帽子本体の前頭部に取り付けることを特徴とする鍔付き被り物の発光装置
【請求項３】
前記発光ダイオード２の照射角度は被り物の鍔１の水平角度より10度から20度下方であることを特徴とする請求項１記載の鍔付き被り物の発光装置
【請求項１】
照明装置としての発光ダイオード２の照射角度を被り物の鍔１の水平角度より下方に下げることを特徴とする鍔付き被り物の発光装置
【請求項２】
電源部５を収納する電源部収納袋６を帽子本体の前頭部に取り付けることを特徴とする鍔付き被り物の発光装置
【請求項３】
前記発光ダイオード２の照射角度は被り物の鍔１の水平角度より10度から20度下方であることを特徴とする請求項１記載の鍔付き被り物の発光装置
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図２】
【図３】
【図４】
【公開番号】特開２０１１−１８４８４１（Ｐ２０１１−１８４８４１Ａ）
【公開日】平成２３年９月２２日（２０１１．９．２２）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１０−５４２３３（Ｐ２０１０−５４２３３）
【出願日】平成２２年３月１１日（２０１０．３．１１）
【出願人】（３１０００２４２２）有限会社アドバンテージ (1)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２３年９月２２日（２０１１．９．２２）
【国際特許分類】
【出願日】平成２２年３月１１日（２０１０．３．１１）
【出願人】（３１０００２４２２）有限会社アドバンテージ (1)
【Ｆターム（参考）】
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