説明

鍵盤足演奏ハンマー

【課題】
足を使って、通常指で扱う鍵盤楽器を演奏する。
【解決手段】
ピアノのハンマーに似た形の物を靴の親指側の先端に取り付け固定する事で、鍵盤楽器の一音の幅よりも靴の先端に取り付けたハンマーが狭いことで一音のみを出すことで演奏可能にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鍵盤楽器の演奏に関する。
【背景技術】
【0002】
エレクトーンの一部で足鍵盤と呼ばれる物がある。
【0003】
アコースティックピアノの構造に、指で鍵盤を弾くとピアノの中のハンマーが弦を叩き音が出るという仕組みになっている。
【特許文献1】特開2000−155578号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
足で音を出し演奏する楽器はエレクトーンの一部足鍵盤は、持ち運びが不便であった。
【0005】
通常の鍵盤楽器(ドからドまで約18センチ)や小型の鍵盤楽器に対し、足鍵盤はドから一オクターブ上のドまで約44センチあった。
【0006】
足鍵盤の黒い鍵盤を演奏する際、演奏者はかかとを地面から離していた(白い鍵盤も一緒に踏んでしまうため)。
【0007】
通常の鍵盤楽器はド#やファ#といった黒い鍵盤は白い鍵盤の約半分しかないため。指で弾く分には問題ないが、足で演奏する際に黒い鍵盤の幅が狭いためピンポイントで当てなければならず、演奏上非常に困難である。
【0008】
演奏以外の時に靴に取り付けたハンマーが、歩くときや邪魔であり、そのまま地面を踏むと壊れたりする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
エレクトーンの一部である足鍵盤を使用するのではなく、通常指で演奏する鍵盤楽器を床に置き、ほぼそのままの状態で足をつかって演奏するために、ピアノの音を出す際に演奏者が鍵盤を押すと中のハンマーと呼ばれる部品が弦を叩く事により、弦が響く仕組みになっているが、その弦を叩くハンマーに似た形の物を靴の親指側の先端に取り付け固定する事で、演奏者が裸足、もしくは靴を履いた状態では、自分の出したい音、例えばドであった場合、隣のレとシも一緒に出してしまう、通常足で鍵盤楽器を演奏する事は不可能である。鍵盤楽器の一音の幅よりも靴の先端に取り付けたハンマーが狭いことで一音のみを出すことを可能である。
【0010】
足鍵盤は足のサイズに合わせて作られているが、鍵盤楽器のサイズに合うように、靴の先にピアノの音を出す際に演奏者が鍵盤を押すと中のハンマーと呼ばれる部品が弦を叩く事により、弦が響く仕組みになっているが、その弦を叩くハンマーに似た形の物を靴の親指側の先端に取り付け固定する事で、演奏者が裸足、もしくは靴を履いた状態では、自分の出したい音、例えばドであった場合、隣のレとシも一緒に出してしまう事があるため、通常足で鍵盤楽器を演奏する事は不可能であった。しかし鍵盤楽器の一音の幅よりも靴の先端に取り付けたハンマーが狭いことで一音のみを出すことができる事で通常の鍵盤楽器を演奏可能にする。
【0011】
靴の先に取り付けたハンマーが真下に垂直に伸びていることでかかとを上げずに黒い鍵盤だけを押すことが出来る。
【0012】
黒い鍵盤に約縦の長さ0.8センチ、横1.6センチ、厚さ0.2センチ程の木材を張ることにより幅の狭さは克服できるが、材質がアルミなど鉄製の場合、音の強弱が効かなくなる(弱く弾いても強の音が出る)ため重さが軽い材質使用すること。
【0013】
靴の裏にハンマーがそのまま地面に着かないようにカバーをつける事、カバーは黒い鍵盤をハンマーが押したときに、白い鍵盤も押さない位置に着けること。
【発明の効果】
【0014】
エレクトーンの一部であり主にベース音を弾くだけの足鍵盤に比べ、持ち運びに優れ、メロディを弾くなど、演奏上有利な点も多く、足鍵盤を指で弾く人がいないのに対し、指でも足でもどちらで弾くか選ぶことが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明の試作品では、靴にボルトで固定しているが、取り外し可能であれば、更によいと思われる
【産業上の利用可能性】
【0016】
一般に最も普及していると思われるギターは、演奏者がアマチュアであった場合チューニングメーター等にたよるケースが多いと思うが、本発明を用いてチューニングする事により演奏だけでなく、音感も鍛えることが出来る。チューニングメーターと同じ位のもしくはそれよりも安く販売することが可能とも思われ、ギタリストに普及すれば、キーボードやシンセサイザーといった鍵盤楽器の売り上げも上り、タブ譜ではなく譜面にも対応しやすくなると予想される。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の側面から見た図である。
【図2】本発明の正面から見た図である。
【図3】本発明の図による説明。
【図4】本発明の図による説明。
【符号の説明】
【0018】
1 鍵盤楽器の音ではなく、鍵盤とハンマーが当たった時に出る音を抑えるための物、試作品ではゴム製の物を使用。
2 ハンマー、試作品では木材を使用。
3 ハンマーが細いため折れるのを防ぐカバー、試作品ではボルトでベース版と固定するための部品、プラスティック製の物を使用。
4 靴に固定するベース版、鉄製。
5 カバー。
6 鍵盤楽器
7 木材
8 本発明
9 靴

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通常の鍵盤楽器もしくは、小型の鍵盤楽器の白い鍵盤よりも幅の狭いハンマーと、前記ハンマーを靴に取り付ける部品によって、鍵盤楽器を足で演奏可能にする、演奏補助器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−298630(P2007−298630A)
【公開日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−125214(P2006−125214)
【出願日】平成18年4月28日(2006.4.28)
【出願人】(305041212)
【Fターム(参考)】