開閉デバイス
所定の長さにわたってインターロックされる第一及び第二のファスナー条片を有する開閉デバイス。各ファスナー条片は、中間エリアによって分離される第一及び第二の開閉要素を含む。第一のファスナー条片の第一の開閉要素は、第二のファスナー条片の第一の開閉要素と所定の長さにわたってインターロックされ、第一のファスナー条片の第二の開閉要素は第二のファスナー条片の第二の開閉要素と所定の長さにわたってインターロックされる。各開閉要素は、顔料で色づけされる。例えば、一方のファスナー条片の開閉要素は第一の不透明な色である。他方のファスナー条片の開閉要素は半透明な色である。ファスナー条片の中間エリアは第二の不透明な色である。開閉デバイスが閉状態であると、第一と第二の色が組み合わさって色が変化する。この変色が、開閉デバイスのいずれかの側から観察できる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インターロック式の開閉デバイス及びこれを取り付けた容器の分野に属する。本発明の開閉デバイスは、旧来のファスナーエリアに用いることができ、特に、プラスチック製のバッグのような貯蔵容器用のファスナーに適するものである。
【背景技術】
【0002】
プラスチック製のバッグの本体のような容器の開閉(又は封口)用のファスナーデバイスの使用が一般的に知られている。また、プラスチック材料からなるファスナーデバイスの製造は、この分野の様々な特許文献に示されているように、開閉デバイスに関する当業者には一般的に知られている。
【0003】
バッグの本体のような可撓性のある容器に結合されることが、特に良く知られているファスナーデバイスの用途である。開閉デバイス及びこれを取り付けた容器は、熱可塑性材料から形成することができ、開閉デバイスと容器の側壁が、押出成形により一体的に形成される。変形的に、開閉デバイスと容器の側壁は、別々の部品として形成され、熱シールや他の適当な結合処理によりこれら部品を結合され得る。バッグ表体にファスナーとして組み込まれる開閉デバイスは、バッグ本体内にバッグ本体に入れた物を維持させるための開閉手段を与えるのに特に有用なものであった。
【0004】
在来の開閉デバイスは、デバイスを封口するように閉状態にされる相互に係合する雄型と雌型の開閉要素を使用する。雄型と雌型の開閉要素が閉状態にあることを確認することが困難なときがある。従って、在来の開閉デバイスが使用されると、開閉デバイスが少なくとも部分的に開状態になっている恐れがある。
【0005】
このような問題を解決する開閉デバイスの試みが従来技術に開示されている。例えば、従来技術では、一方の開閉要素が青色であり、他方のものが黄色あるというような雄型と雌型の開閉要素を有する様々な開閉デバイスが提供されてきた。青色と黄色の開閉要素が確実に閉状態にされると、開閉デバイスは緑色となり、開閉デバイスが確実に閉状態となったことを視覚的に確認できる。それぞれ異なる色の雄型と雌型の部材が閉状態にされたときに目視される変色は、市販の製品名「GLAD−LOCK(登録商標)」(ザ・グラッド・プロダクツ・カンパニー、アメリカ合衆国カリフォルニア州オークランド)でなされているものである。
【0006】
上記の「GLAD−LOCK(登録商標)」の製品は、従来既知のデバイスの欠点を克服する開閉デバイスを与えるものであり、消費者に許容されてきた。上記の製品は商業的に高い許容性を有するものであるが、改良された開閉デバイスが継続的に探求されている。開閉デバイスの幅がより狭いとき(つまり、開閉デバイスの幅が約90milsであるとき)に開閉デバイスの変色性が最も効果的となることが観察された。しかし、開閉デバイスが狭いと、このような開閉デバイスの開閉要素を正確に整列させることがより困難となる。従って、役180mils〜役380milsのオーダーの幅を有する開閉デバイスが消費者に好まれることがわかった。
【0007】
しかし、開閉デバイスの幅を増大すると、変色指示の効果がいくらか低減してしまう。閉状態と開嬢対との間での変色効果が低減する。上記の「GLAD−LOCK(登録商標)」の製品では、変色効果が、一方の開閉要素を不透明な黄色とし、他方を半透明な青色とすることで達成している。これら二つの開閉要素が閉状態であるときに得られる緑色は、半透明な青色の要素を通じて目視される。諸費社に好まれるように開閉要素をより大きくすると、開閉要素が完全に閉状態にされなかったときに不透明の黄色と半透明の青色の開閉要素の間の視覚的な重複部分のエリアがより大きくなる。よって、これら要素が極接近しているところ(ただし、閉じられていない)で青色の要素の色が青緑色となる。したがって、半透明の青色の開閉要素の開状態と閉状態との間の対照性が低減する。
【0008】
従って、視覚的な変色効果が、より狭い開閉デバイスによって与えられるが、閉状態にあることがユーザーにより容易にわかるより幅広の開閉デバイスの要求がある。従来技術は、例えば、幅広の変色開閉デバイスで変色の認識性を向上させるために、デバイス内に変色付勢部材を組み込んだ開閉デバイスを含む上記のような幅広の開閉デバイスの使用に対する様々な解決案を開示してきた。このような改良した変色開閉デバイスの一例が特許文献1に開示されている。幅広の開閉デバイスの変色効果を付勢したこの変色開閉デバイスは有益であるが、開閉デバイスをより幅広にするように、変色開閉デバイスをさらに向上させることが有益である。したがって、開状態と閉状態で目視できることなった色の間で高い対照性を有し、触知のための所望の幅を有する変色開閉デバイスの要求がある。
【特許文献1】米国特許第4829641号
【非特許文献1】“Practical Color Measurement”、Anni Berger-Schunn著、John Wiley & Sons, Inc.、1994年、第13頁
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は、上記の要求を満たす開閉デバイスを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一つの実施例に従って、中間エリアによって分離される第一と第二のファスナー条片を有する開閉デバイスが提供される。第一及び第二のファスナー条片は、所定の長さにわたってインターロックされるように配置される。前記第一及び第二のファスナー条片の各々は、第一及び第二の開閉要素を含み、第一のファスナー条片の第一の開閉要素は、第二のファスナー条片の第一の開閉要素と所定の長さにわたってインターロックされるように配置され、第一のファスナー条変の第二の開閉要素は、第二のファスナー条片の第二の開閉要素と所定の長さにわたってインターロックされるように配置される。一つの実施例では、第一のファスナー条片の開閉要素は、不透明であり、このファスナー条片上の中間エリアが透明又は不透明である。第二のファスナー条片の開閉要素は、半透明であり、このファスナー条片の中間エリアが透明である。
【発明の効果】
【0011】
本発明に従って、上記の要求、すなわち、開状態と閉状態で目視できることなった色の間で高い対照性を有し、触知のための所望の幅を有する変色開閉デバイスの要求を満たすことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明に従って、開閉デバイスは、所定の長さにわたってインターロックされるように配置した第一及び第二のファスナー条片を含む。これらファスナー条片の各々は、一つ又はそれ以上の開閉要素を含む。これら開閉要素は、“雄型”の開閉要素又は“雌型”の開閉要素であり得る。ここで用いられ、従来技術で一般的に理解されているように、用語“雄型”と“雌型”の開閉要素について、他方の開閉要素にインターロックし、外向きに突き出したフック部を有する要素を“雄型”の開閉要素といい、他方の要素を“雌型”の開閉要素といい、内向きに突き出したフック部を有する。これら用語は、上記の構成を有する開閉デバイスを説明するために、在来的に用いられている。
【0013】
図1は、シール可能な開閉デバイス21を有するプラスチック製のバッグ20の形態にある本発明に従った容器を示す。バッグ20は、開閉デバイス21の手段によってシールできる内部を形成するように、シーム25で結合した側壁22を含む。側壁22は、入口部27を形成するように、開閉デバイス21の上方に張り出している。入口部27により、開閉デバイス21を開状態又は閉状態により利便的にでき、プラスチック製のバッグ20をユーザーが握って、バッグ20を開けることができる。
【0014】
図2は、本発明の開閉デバイスの一つの実施例を示す。開閉デバイス121は、第一のファスナー条片103と第二のファスナー条片104を含む。第一のファスナー条片103は、U字溝形の雄型の開閉要素105、106を含む。第二のファスナー条片104は、U字溝形の雌型の開閉要素108、110を含む。
【0015】
開閉要素108は、ベース部111を含み、ベース部111は、ベース部111から突き出してそれぞれ平行に間隔をあけて配置された一対のウェブ112、113を有する。各ウェブ112、113は、これらから突き出し内向きに向き合ったフック部114、115を含む。開閉要素110は、開閉要素108と同様のものである。開閉要素108は、中間エリア121によって開閉要素110から分離される。
【0016】
開閉要素105は、ベース部119から内向きに突き出したそれぞれ平行に間隔をあけて配置された一対のウェブ116、117を含む。各ウェブ116、117は、これらから突き出し外向きに向き合ったフック部118、120を有する。開閉要素106は、開閉要素105と同様のものである。開閉要素105、106は、中間エリア122によって分離される。
【0017】
非特許文献1に従って、全ての材料及び物は、色に関して三つのグループに分けることができる。(1)透明、(2)半透明、及び(3)不透明又は反射。透明材料は、“光の一部を吸収し、他の部分を散乱させずにサンプルを通過させるものであり、・・・[透明材料]は、有色又は無色である。”半透明材料は、“入射光の一部を吸収し、他の部分を通過させるだけでなく、非吸収光の一部を散乱させるものであり、・・・散乱部分は部分的に通過し、部分的に反射する。”不透明又は反射材料は、“入射光を吸収し、又は反射し、・・・光を全く通さない。”ここで使用されるように、用語“無色透明”は、その材料が色を示さないが、有色として扱う。
【0018】
第一のファスナー条片103の第一及び第二の開閉要素105、106は、第一の色である。例えば、第一及び第二の開閉要素105、106は、半透明な青色であり得る。中間エリア122は、第二の色である。例えば、中間エリア122は、無色透明であり得る。
【0019】
第二のファスナー条片104の第一及び第二の開閉要素108、110は、第三の色である。例えば、第一及び第二の開閉要素108、110は、不透明な黄色であり得る。中間エリア121は、第四の色である。例えば、中間エリア121は、無色透明又は不透明な白であり得る。上記の色から明らかなように、本発明の目的が達成される限りにおいては、開閉要素の色は、与えられた開閉デバイスで繰返すことができる。
【0020】
図3A及び図3Bに開閉デバイスの閉動作を示す。ユーザーは矢印123、124の方向に力を適用する。第一のファスナー条片103の第一の雄型の開閉要素105が、第二のファスナー条片104の第一の雌型の開閉要素108と係合する。同様に、第一のファスナー条片103の第二の雄型の開閉要素106が、第二のファスナー条片104の第二の雌型の開閉要素110と係合する。図3Bに示すように、開閉デバイスが閉状態にされると、係合している雄型の開閉要素のフック部118、120が、雌型の開閉要素のフック部114、115と係合する。
【0021】
図3A及び図3Bは、本発明の一つの実施例を示す。各ファスナー条片103、104の中間エリア121、122は、透明、半透明又は無色透明である。説明を目的として、中間エリア121、122をこの実施例では無色透明とする。開閉要素105、106は、第一の色(例えば、半透明の青色)である。開閉要素108、110は、第二の色(例えば、不透明な黄色)である。よって、図4に示すように、閉状態にある開閉デバイスは、それぞれ他と全く別の三つの区別バンド162、163、164を有する。これらバンド162、163、164は、それぞれ、緑色、透明及び緑色である。
【0022】
開閉要素の他の色の組合せにより、下記の表1のような第三の色を生じさせる。
【表1】
【0023】
また、図3Aは、閉状態になる前に開閉デバイスに入射する入射光を示す。この例では、開閉要素105、106は半透明な青色であり、中間エリア122は無色透明であり、開閉要素108、110は不透明な黄色であり、中間エリア121は無色透明である。無色の光線130が半透明な青色の開閉要素105を通過し、不透明な黄色の開閉要素108に当たった後に屈曲し、青緑色の光線が半透明な青色の開閉要素105を通過して出て行く。ここで、用語“屈曲”は、これらに限定されないが、反射及び屈折を含む。また、無色の光は、これらに限定されないが、不可視の日光、白熱電灯の光及び蛍光灯の光を含む。無色の光線132は、無色透明の中間エリア122を通過し、無色の光線が無色透明の中間エリア121を通過して出て行く。無色の光線134は、無色透明な中間エリア121を通過し、青色の光線が、半透明の青色の開閉要素106を通じて出てくる。無色の光線136は、半透明の青色の開閉要素106を通過し、青色の光線が、この半透明の青色の開閉要素106を通じて出てくる。
【0024】
光線は、無色透明な中間エリア121、122を通じて開閉デバイスに入射できる例えば、中間エリア121が不透明である場合、光線134は、開閉デバイスに入ることができない。開閉デバイスに入り込む付加的な光線が変色効果を向上させる。
【0025】
図5A〜図5C及び図6A〜図6Cは、所定の場所に光線を向けることができるレンズとして中間エリアを使用する実施例を示す。材料及び構造は、光線の所望の屈曲を達成できるように選択され得る。図5Aを参照する。ファスナー条片の係合側の中間エリア521、522が凹状である。図5Bを参照する。ファスナー条片の係合側の中間エリア621、622が凸状である。図5Cを参照する。ファスナー条片の係合側の中間エリア721、722が凹状であり、非係合側が凸状である。図6Aでは、ファスナー条片の係合側の中間エリア821、822が凸状であり、非係合側が凹状である。図6Bでは、ファスナー条片の係合側の中間エリア921、922が凹状であり、非係合側も凹状である。図6Cでは、ファスナー条片の係合側の中間エリア1021、1022が凸状であり、非係合側も凸状である。また、これらファスナー条片は、様々な組合せができる。例えば、図3Aのファスナー条片103と図5Aのファスナー条片504と組み合わせることができる。他の例として、図5Cnoファスナー条片703と図6Aのファスナー条片804を組み合わせることができる。レンズ構造は、係続中の米国特許出願第08/673653号(1996年6月28日出願)に開示されているように、開閉デバイスの閉状態時又は開状態時のファスナー条片の変形により形成され得る。当然に、凹面、凸面、多重凹面及び/又は凸面以外のレンズ構造が、所望の効果を達成できるように使用できる。このレンズ特徴は、ここで説明される任意の実施例で適宜に使用できる。
【0026】
図7A及び図7Bは、本発明の他の実施例を示す。第一のファスナー条片103Aの開閉要素105A、106Aは、半透明な青色のような第一の色である。中間エリア122Aは、無色透明である。第二のファスナー条片104Aの開閉要素108A、110Aは、不透明な黄色のような第二の色である。中間エリア121Aは、白色のような第三の色である。よって、図8に示すように、閉状態にある開閉デバイスは、それぞれ全く別の三つの区別バンド162A、163A,164Aを有する。バンド162A、163A、164Aは、それぞれ、緑色、白色、及び緑色である。
【0027】
図7A及び図7Bは、閉状態前の開閉デバイスに入る入射光も示す。この例のため、開閉要素105A、106Aは、半透明な青色であり、中間エリア122Aは、無色透明であり、開閉要素108A、110Aは、不透明な黄色であり、中間エリア121Aは、白色である。無色の光線130Aが、半透明の青色の開閉要素105Aを通過し、不透明な黄色の開閉要素108Aに当たった後に屈曲し、青緑色の光線が半透明の青色の開閉要素105Aから出て行く。無色の光線132Aは、透明な中間エリア122Aを通過し、白色の中間エリア121Aに当たった後に屈曲し、青色の光線が、半透明な青色の開閉要素106Aを通じて出て行く。無色の光線134Aは、白色の中間エリア121Aに当たった後に、白色の光線となって、屈曲する。無色の光線136Aは、半透明の青色の開閉要素106Aを通過し、青色の光線となって半透明の青色の開閉要素106Aから出て行く。
【0028】
中間エリア121Aは、開閉デバイスの他の色のバックグランド(又は、背景)を与える。例えば、中間エリア121Aが白色である場合、光線132Aは、青色の光線となって出て行く。中間エリア121Aが他の色である場合、この色は光線132Aに影響し得る。よって、中間エリアは、変色効果を向上させる背景色を与えることができる。
【0029】
図9A及び図9Bは、本発明の他の実施例を示す。第一のファスナー条片103Bの開閉要素105B、106Bと、第二のファスナー条片104Bの中間エリア121Bとが、透明な青色のような第一の色である。第一のファスナー条片103Bの中間エリア122Bと、第二のファスナー条片104Bの開閉要素108B、110Bとが、不透明な黄色のような第二の色である。これらファスナー条片で開閉デバイスを閉状態にすると、開閉デバイスは、開閉デバイスのいずれかの側で目視できる三つの色の区別バンドを有する。例えば、図10Aに示すように、開閉デバイスの一方の側のバンド162B、163B、164Bは、それぞれ、緑色、黄色及び緑色である。図10Bに示すように、開閉デバイスの他方の側のバンド162C、163C、164Cは、それぞれ、黄色、緑色及び黄色である。緑色が開閉デバイスの両側に現れるので、デバイスは、開閉デバイスのいすれの側にも閉状態であることを示す視覚的な指示を与える。
【0030】
図9Aは、閉状態前の開閉デバイスに入る入射光も示す。この例のため、開閉要素105B.106Bは半透明な青色であり、中間エリア122Bは不透明な黄色であり、開閉要素108B,110Bは不透明な黄色であり、中間エリア121Bは半透明な青色である。無色の光線130Bは、半透明の青色の開閉要素105Bに入り、不透明な黄色の開閉要素108Bに当たった後に屈曲し、青緑色の光線となって半透明な青色の開閉要素105Bを通じて出て行く。無色の光線132Bは、不透明な黄色の中間エリア122Bに当たった後に、屈曲して、黄色の光線となる。無色の光線134Bは、半透明な青色の中間エリア121Bに入り、青色の光線となって半透明の青色の開閉要素106Bから出て行く。無色の光線136Bは、半透明な青色の開閉要素106Bに入り、青色の光線となって半透明の青色の開閉要素106Bから出て行く。
【0031】
図11Aは、本発明の他の実施例を示す。第一のファスナー条片103Dの第一の開閉要素105Dが第一の色であり、第一のファスナー条片103Dの第二の開閉要素106Dが第二の色である。また、第二のファスナー条片104Dの第一の開閉要素108Dが第三の色であり、第二のファスナー条片104Dの第二の開閉要素110Dが第四の色である。第一のファスナー条片103Dの第一の中間エリア122Dは第七の色であり、第二のファスナー条片104Dの第二の中間エリア122Dが第八の色である。これらファスナー条片で開閉デバイスを閉状態にすると、第一と第三の色が第五の色を生じさせ、第二と第四の色が第六の色を生じさせ、第七と第八の色が第九の色を生じさせる。
【0032】
例えば、第一の色を半透明の青色とし、第三の色を不透明な黄色とすると、第五の色が緑色となる。第二の色を半透明な白色とし、第四の色を不透明な黒色とすると、第六の色が灰色となる。第七の色を不透明な青色とし、第八の色を半透明な赤色とすると、第九の色が紫色となる。開閉デバイスは、開閉デバイスのいずれの側からも目視できる三つの色の区別バンドを有する。例えば、図11Bに示すように、開閉デバイスの一方の側のバンド162D、163D、164Dは、それぞれ、緑色、青色及び灰色である。図11Cに示すように、開閉デバイスの他方の側のバンド162E、163E、164Eは、それぞれ、黄色、紫色及び黒い炉である。変色効果が開閉デバイスの両側に現れるので、デバイスは、開閉デバイスのいずれの側からも閉状態であることを示す視覚的な指示を与える。
【0033】
開閉デバイスの他の組合せが利点的に用いられ得る。例えば、図12は、二つのファスナー条片140、141を含む開閉デバイスを示す。各ファスナー条片は、三つの開閉要素140A〜140C、141A〜141Cを含む。図12に示す開閉要素は、全て、図2に示すのと同様のU字溝形の開閉要素である。しかし、他の開閉要素を使用してもよい。所望であれば、ファスナー条片は、さらに、より多数の開閉要素を含み得る。色の数は、付加される各一対の開閉要素と各一対の中間エリア用に六色だけ増加する。
【0034】
図13は、本発明に従った開閉デバイス221の他の実施例を示す。開閉要素245,246、247、248は、ファスナー条片249、250を形成するように、側壁22に分離して押出成形されたものである。図示のように、第一のファスナー条片249の第一及び第二の開閉要素245、246の各々は、ファスナー条片のベース部となる側壁から突き出している。第一の開閉要素245のベース部252と第二の開閉要素246のベース部254との間の側壁22Aのエリア251は、ファスナー条片249の中間エリア251を形成する。同様に、第一の開閉要素247のベース部257と第二の開閉要素248のベース部258との間のエリア256は、ファスナー条片250の中間エリア256を形成する。
【0035】
開閉要素245、246、247、248は、上記のような色を含み得る。例えば、開閉要素245、246は、半透明な青色であり、開閉要素247、248は、不透明な黄色であり得る。また、中間エリア251、256は、上記のような色を含み得る。例えば、中間エリア251は、無色透明であり、中間エリア256は、無色透明又は不透明な白色であり得る。不透明な白色は、塗料又は他の材料を適用するか又は中間エリア256にある側壁22Bの白色部分を押出成形することによって作り出し得る。
【0036】
ファスナー条片249、150は、図2〜図7Bのファスナー条片と同じやり方で閉状態にされ、同様の変色効果を達成する。
【0037】
図14は、本発明に従った開閉デバイスの他の実施例を示す。開閉デバイス321は、第一のファスナー条片374と第二のファスナー条片384を含む。ファスナー条片374は、中間エリア377によって分離された二つの雄型のアローヘッド開閉要素375、376を含む。雄型のアローヘッド開閉要素375、376の各々は、ベース部378A、378Bを含む。ベース部378A、378Bは、これらから突き出すウェブ380A、380Bを有し、各ウェブは、各ウェブから突き出したフック部382A、382B、383A、383Bを含む。
【0038】
第二のファスナー条片384は、ファスナー条片上の中間エリア388によって分離される雌方の開閉要素385、386を含む。雌型の開閉要素385、386の各々は、ベース部389A、389Bを含む。ベース部389A、389Bは、これらから平行に間隔をあけて突き出して配置された一対のウェブ390A、390B、391A、391Bを有する。これらウェブは、内向きに向き合ったフック部392A、392B、394A、394Bを有する。
【0039】
第一のファスナー条片の開閉要素375、376は、第一の色である。例えば、開閉要素375、376は、半透明な青色である。また、中間エリア377は、第二の色である。例えば、中間エリア377は、無色透明である。
【0040】
第二のファスナー条片の開閉要素385、386は、第三の色である。例えば、第一及び第二の開閉要素385、386は、不透明な黄色である。中間エリア388は、第四の色である。例えば、中間エリア381は、無色透明又は不透明な白色であり得る。
【0041】
図15は、本発明の開閉デバイスの一つの実施例の雄型と雌型のファスナー条片を示す。様々なパラメーター(符号)のそれぞれの寸法を下記の表2に示す。
【表2】
【0042】
一般に、本発明の開閉デバイスは、熱可塑性材料(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロンなど、又はこれらの組合せ)から形成され得る。よって、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン及び低密度ポリエチレンのような樹脂又は樹脂混合物が、新規な本発明のファスナーを製造するために用いられ得る。好適に、開閉総素は、低密度ポリエチレンからなる。熱可塑性材料の選択は、特許請求の範囲に記載の開閉デバイスの機能を与えるような開閉デバイスの設計、そのヤング係数、所望の弾性及び可撓性に関連する。
【0043】
本発明の開閉デバイスがシール可能なバッグに使用されるとき、ファスナー、及びバッグの本体を形成するフィルムが熱シール材料からなり得る。よって、バッグは、バッグを形成する上記の構成成分を熱シールすることによって経済的に形成できる。好適に、バッグは、高圧、低密度ポリエチレン及び線状低密度ポリエチレンの混合物からなる。
【0044】
本発明の開閉デバイスは、押出成形又は他の既知の方法によって製造できる。開閉デバイスは、ファスナー条片を製造してからフィルムに取り付けて製造され得る。変形的に、ファスナー条片は、バッグ本体に形成したフィルムと一体的に製造され得る。また、ファスナー条片は、意図とする用途又は付加的な製造工程に依存して、一方又は両方のファスナー条片上にフランジを有するように又はフランジを有さないように製造され得る。フランジの使用は、当業者には既知である。
【0045】
開閉デバイスが、ファスナー条片を製造してからフィルムに取り付けて製造される場合、デバイスは、いずれの多くの既知の方法を使用することによって容器の側壁に一体的に結合され得る。例えば、熱電デバイスが、ファスナー条片のフランジに接触してフィルムに適用でき、又は熱電デバイスが、フランジを有さない開閉要素のベース部に接触して適用でき、フィルムを通じる熱伝導が、フィルムと開閉要素のフランジ又はベース部との界面を溶融する。適当な熱電デバイスは、過熱回転ディスク、移動過熱バンド、抵抗過熱ワイヤーなどを含む。ファスナー条片と容器の結合は、ホットメルト接着剤、フィルムにホットエアージェットを適用して溶融させる方法、超音波過熱、又は他の既知の方法によって達成できる。
【0046】
開閉デバイスの色は、製造(同時押出成形)中に開閉デバイスの素材に加えてもよいし、また色は、開閉デバイス又は容器の側壁の部分にペイントなどにより適用してもよい。
【0047】
よって、本発明は、従来技術の欠点を克服する開閉デバイスを提供する。特に、本発明は、変色効果を有する開閉デバイスを提供する。
【0048】
本発明の特定的な実施例を示したが、特に、上記の教示に従って閉鉱物が当業者になされ得ることから、本発明はこれら実施例に限定されない。したがって、本発明は、いずれのこのような変更物を網羅し、本発明の精神及び範囲内の改良物の本質的な特徴を構成する特徴を組み入れた特許請求の範囲により限定されるものである。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】図1は、プラスチック製のバッグの形態にある本発明に従った容器の斜視図を示す。
【図2】図2は、図1の2−2線断面図であり、本発明の開閉デバイスのファスナー条片を示す。
【図3】図3Aは、開位置にある一つの実施例の断面図であり、光線が開閉デバイスに当たるところを示し、図3Bは、閉位置にある図3Aの実施例を示す。
【図4】図4は、容器の部分正面図であり、図3Bの開閉デバイスの変色エリアを示す。
【図5】図5Aは、閉位置にある他の実施例の断面図であり、中間エリアのレンズ特徴を示し、図5Bは、閉位置にある他の実施例の断面図であり、中間エリアのレンズ特徴を示し、図5Cは、閉位置にある他の実施例の断面図であり、中間エリアのレンズ特徴を示す。
【図6】図6Aは、閉位置にある他の実施例の断面図であり、中間エリアのレンズ特徴を示し、図6Bは、閉位置にある他の実施例の断面図であり、中間エリアのレンズ特徴を示し、図6Cは、閉位置にある他の実施例の断面図であり、中間エリアのレンズ特徴を示す。
【図7】図7Aは、開位置にある他の実施例の断面図であり、光線が開閉デバイスに当たるところを示し、図7Bは、閉位置にある図7Aの実施例を示す。
【図8】図8は、容器の部分正面図であり、図7Bの開閉デバイスの変色エリアを示す。
【図9】図9Aは、開位置にある他の実施例の断面図であり、光線が開閉デバイスに当たるところを示し、図9Bは、閉位置にある図9Aの実施例を示す。
【図10】図10Aは、容器の部分正面図であり、図9Bの開閉デバイスの一方の側の変色エリアを示し、図10Bは、容器の部分正面図であり、図9Bの開閉デバイスの他方の側の変色エリアを示す。
【図11】図11Aは、閉位置にある他の実施例の断面図であり、図11Bは、容器の部分正面図であり、図11Aの開閉デバイスの一方の側の変色エリアを示し、図11Cは、容器の部分正面図であり、図11Aの開閉デバイスの他方の側の変色エリアを示す。
【図12】図12は、本発明の開閉デバイスの他の実施例の断面図であり、三つの開閉要素を有するファスナー条片を示す。
【図13】図13は、本発明の他の実施例の断面図であり、容器の側壁又はファスナー条片に別々に適用された開閉要素を有する開閉デバイスを示す。
【図14】図14は、本発明に従った開閉デバイスの他の実施例の断面図である。
【図15】図15は、本発明の開閉デバイスの一つの実施例の断面図である。
【符号の説明】
【0050】
20・・・バッグ
21、121・・・開閉デバイス
22・・・側壁
25・・・シーム
27・・・入口部
103・・・第一のファスナー条片
104・・・第二のファスナー条片
105、106・・・U字溝形の雄型の開閉要素
108、110・・・U字溝形の雌型の開閉要素108、110を含む。
111、119・・・ベース部
112、113、116、117・・・ウェブ
114、115・・・フック部
121、122・・・中間エリア
118、120・・・フック部
【技術分野】
【0001】
本発明は、インターロック式の開閉デバイス及びこれを取り付けた容器の分野に属する。本発明の開閉デバイスは、旧来のファスナーエリアに用いることができ、特に、プラスチック製のバッグのような貯蔵容器用のファスナーに適するものである。
【背景技術】
【0002】
プラスチック製のバッグの本体のような容器の開閉(又は封口)用のファスナーデバイスの使用が一般的に知られている。また、プラスチック材料からなるファスナーデバイスの製造は、この分野の様々な特許文献に示されているように、開閉デバイスに関する当業者には一般的に知られている。
【0003】
バッグの本体のような可撓性のある容器に結合されることが、特に良く知られているファスナーデバイスの用途である。開閉デバイス及びこれを取り付けた容器は、熱可塑性材料から形成することができ、開閉デバイスと容器の側壁が、押出成形により一体的に形成される。変形的に、開閉デバイスと容器の側壁は、別々の部品として形成され、熱シールや他の適当な結合処理によりこれら部品を結合され得る。バッグ表体にファスナーとして組み込まれる開閉デバイスは、バッグ本体内にバッグ本体に入れた物を維持させるための開閉手段を与えるのに特に有用なものであった。
【0004】
在来の開閉デバイスは、デバイスを封口するように閉状態にされる相互に係合する雄型と雌型の開閉要素を使用する。雄型と雌型の開閉要素が閉状態にあることを確認することが困難なときがある。従って、在来の開閉デバイスが使用されると、開閉デバイスが少なくとも部分的に開状態になっている恐れがある。
【0005】
このような問題を解決する開閉デバイスの試みが従来技術に開示されている。例えば、従来技術では、一方の開閉要素が青色であり、他方のものが黄色あるというような雄型と雌型の開閉要素を有する様々な開閉デバイスが提供されてきた。青色と黄色の開閉要素が確実に閉状態にされると、開閉デバイスは緑色となり、開閉デバイスが確実に閉状態となったことを視覚的に確認できる。それぞれ異なる色の雄型と雌型の部材が閉状態にされたときに目視される変色は、市販の製品名「GLAD−LOCK(登録商標)」(ザ・グラッド・プロダクツ・カンパニー、アメリカ合衆国カリフォルニア州オークランド)でなされているものである。
【0006】
上記の「GLAD−LOCK(登録商標)」の製品は、従来既知のデバイスの欠点を克服する開閉デバイスを与えるものであり、消費者に許容されてきた。上記の製品は商業的に高い許容性を有するものであるが、改良された開閉デバイスが継続的に探求されている。開閉デバイスの幅がより狭いとき(つまり、開閉デバイスの幅が約90milsであるとき)に開閉デバイスの変色性が最も効果的となることが観察された。しかし、開閉デバイスが狭いと、このような開閉デバイスの開閉要素を正確に整列させることがより困難となる。従って、役180mils〜役380milsのオーダーの幅を有する開閉デバイスが消費者に好まれることがわかった。
【0007】
しかし、開閉デバイスの幅を増大すると、変色指示の効果がいくらか低減してしまう。閉状態と開嬢対との間での変色効果が低減する。上記の「GLAD−LOCK(登録商標)」の製品では、変色効果が、一方の開閉要素を不透明な黄色とし、他方を半透明な青色とすることで達成している。これら二つの開閉要素が閉状態であるときに得られる緑色は、半透明な青色の要素を通じて目視される。諸費社に好まれるように開閉要素をより大きくすると、開閉要素が完全に閉状態にされなかったときに不透明の黄色と半透明の青色の開閉要素の間の視覚的な重複部分のエリアがより大きくなる。よって、これら要素が極接近しているところ(ただし、閉じられていない)で青色の要素の色が青緑色となる。したがって、半透明の青色の開閉要素の開状態と閉状態との間の対照性が低減する。
【0008】
従って、視覚的な変色効果が、より狭い開閉デバイスによって与えられるが、閉状態にあることがユーザーにより容易にわかるより幅広の開閉デバイスの要求がある。従来技術は、例えば、幅広の変色開閉デバイスで変色の認識性を向上させるために、デバイス内に変色付勢部材を組み込んだ開閉デバイスを含む上記のような幅広の開閉デバイスの使用に対する様々な解決案を開示してきた。このような改良した変色開閉デバイスの一例が特許文献1に開示されている。幅広の開閉デバイスの変色効果を付勢したこの変色開閉デバイスは有益であるが、開閉デバイスをより幅広にするように、変色開閉デバイスをさらに向上させることが有益である。したがって、開状態と閉状態で目視できることなった色の間で高い対照性を有し、触知のための所望の幅を有する変色開閉デバイスの要求がある。
【特許文献1】米国特許第4829641号
【非特許文献1】“Practical Color Measurement”、Anni Berger-Schunn著、John Wiley & Sons, Inc.、1994年、第13頁
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は、上記の要求を満たす開閉デバイスを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一つの実施例に従って、中間エリアによって分離される第一と第二のファスナー条片を有する開閉デバイスが提供される。第一及び第二のファスナー条片は、所定の長さにわたってインターロックされるように配置される。前記第一及び第二のファスナー条片の各々は、第一及び第二の開閉要素を含み、第一のファスナー条片の第一の開閉要素は、第二のファスナー条片の第一の開閉要素と所定の長さにわたってインターロックされるように配置され、第一のファスナー条変の第二の開閉要素は、第二のファスナー条片の第二の開閉要素と所定の長さにわたってインターロックされるように配置される。一つの実施例では、第一のファスナー条片の開閉要素は、不透明であり、このファスナー条片上の中間エリアが透明又は不透明である。第二のファスナー条片の開閉要素は、半透明であり、このファスナー条片の中間エリアが透明である。
【発明の効果】
【0011】
本発明に従って、上記の要求、すなわち、開状態と閉状態で目視できることなった色の間で高い対照性を有し、触知のための所望の幅を有する変色開閉デバイスの要求を満たすことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明に従って、開閉デバイスは、所定の長さにわたってインターロックされるように配置した第一及び第二のファスナー条片を含む。これらファスナー条片の各々は、一つ又はそれ以上の開閉要素を含む。これら開閉要素は、“雄型”の開閉要素又は“雌型”の開閉要素であり得る。ここで用いられ、従来技術で一般的に理解されているように、用語“雄型”と“雌型”の開閉要素について、他方の開閉要素にインターロックし、外向きに突き出したフック部を有する要素を“雄型”の開閉要素といい、他方の要素を“雌型”の開閉要素といい、内向きに突き出したフック部を有する。これら用語は、上記の構成を有する開閉デバイスを説明するために、在来的に用いられている。
【0013】
図1は、シール可能な開閉デバイス21を有するプラスチック製のバッグ20の形態にある本発明に従った容器を示す。バッグ20は、開閉デバイス21の手段によってシールできる内部を形成するように、シーム25で結合した側壁22を含む。側壁22は、入口部27を形成するように、開閉デバイス21の上方に張り出している。入口部27により、開閉デバイス21を開状態又は閉状態により利便的にでき、プラスチック製のバッグ20をユーザーが握って、バッグ20を開けることができる。
【0014】
図2は、本発明の開閉デバイスの一つの実施例を示す。開閉デバイス121は、第一のファスナー条片103と第二のファスナー条片104を含む。第一のファスナー条片103は、U字溝形の雄型の開閉要素105、106を含む。第二のファスナー条片104は、U字溝形の雌型の開閉要素108、110を含む。
【0015】
開閉要素108は、ベース部111を含み、ベース部111は、ベース部111から突き出してそれぞれ平行に間隔をあけて配置された一対のウェブ112、113を有する。各ウェブ112、113は、これらから突き出し内向きに向き合ったフック部114、115を含む。開閉要素110は、開閉要素108と同様のものである。開閉要素108は、中間エリア121によって開閉要素110から分離される。
【0016】
開閉要素105は、ベース部119から内向きに突き出したそれぞれ平行に間隔をあけて配置された一対のウェブ116、117を含む。各ウェブ116、117は、これらから突き出し外向きに向き合ったフック部118、120を有する。開閉要素106は、開閉要素105と同様のものである。開閉要素105、106は、中間エリア122によって分離される。
【0017】
非特許文献1に従って、全ての材料及び物は、色に関して三つのグループに分けることができる。(1)透明、(2)半透明、及び(3)不透明又は反射。透明材料は、“光の一部を吸収し、他の部分を散乱させずにサンプルを通過させるものであり、・・・[透明材料]は、有色又は無色である。”半透明材料は、“入射光の一部を吸収し、他の部分を通過させるだけでなく、非吸収光の一部を散乱させるものであり、・・・散乱部分は部分的に通過し、部分的に反射する。”不透明又は反射材料は、“入射光を吸収し、又は反射し、・・・光を全く通さない。”ここで使用されるように、用語“無色透明”は、その材料が色を示さないが、有色として扱う。
【0018】
第一のファスナー条片103の第一及び第二の開閉要素105、106は、第一の色である。例えば、第一及び第二の開閉要素105、106は、半透明な青色であり得る。中間エリア122は、第二の色である。例えば、中間エリア122は、無色透明であり得る。
【0019】
第二のファスナー条片104の第一及び第二の開閉要素108、110は、第三の色である。例えば、第一及び第二の開閉要素108、110は、不透明な黄色であり得る。中間エリア121は、第四の色である。例えば、中間エリア121は、無色透明又は不透明な白であり得る。上記の色から明らかなように、本発明の目的が達成される限りにおいては、開閉要素の色は、与えられた開閉デバイスで繰返すことができる。
【0020】
図3A及び図3Bに開閉デバイスの閉動作を示す。ユーザーは矢印123、124の方向に力を適用する。第一のファスナー条片103の第一の雄型の開閉要素105が、第二のファスナー条片104の第一の雌型の開閉要素108と係合する。同様に、第一のファスナー条片103の第二の雄型の開閉要素106が、第二のファスナー条片104の第二の雌型の開閉要素110と係合する。図3Bに示すように、開閉デバイスが閉状態にされると、係合している雄型の開閉要素のフック部118、120が、雌型の開閉要素のフック部114、115と係合する。
【0021】
図3A及び図3Bは、本発明の一つの実施例を示す。各ファスナー条片103、104の中間エリア121、122は、透明、半透明又は無色透明である。説明を目的として、中間エリア121、122をこの実施例では無色透明とする。開閉要素105、106は、第一の色(例えば、半透明の青色)である。開閉要素108、110は、第二の色(例えば、不透明な黄色)である。よって、図4に示すように、閉状態にある開閉デバイスは、それぞれ他と全く別の三つの区別バンド162、163、164を有する。これらバンド162、163、164は、それぞれ、緑色、透明及び緑色である。
【0022】
開閉要素の他の色の組合せにより、下記の表1のような第三の色を生じさせる。
【表1】
【0023】
また、図3Aは、閉状態になる前に開閉デバイスに入射する入射光を示す。この例では、開閉要素105、106は半透明な青色であり、中間エリア122は無色透明であり、開閉要素108、110は不透明な黄色であり、中間エリア121は無色透明である。無色の光線130が半透明な青色の開閉要素105を通過し、不透明な黄色の開閉要素108に当たった後に屈曲し、青緑色の光線が半透明な青色の開閉要素105を通過して出て行く。ここで、用語“屈曲”は、これらに限定されないが、反射及び屈折を含む。また、無色の光は、これらに限定されないが、不可視の日光、白熱電灯の光及び蛍光灯の光を含む。無色の光線132は、無色透明の中間エリア122を通過し、無色の光線が無色透明の中間エリア121を通過して出て行く。無色の光線134は、無色透明な中間エリア121を通過し、青色の光線が、半透明の青色の開閉要素106を通じて出てくる。無色の光線136は、半透明の青色の開閉要素106を通過し、青色の光線が、この半透明の青色の開閉要素106を通じて出てくる。
【0024】
光線は、無色透明な中間エリア121、122を通じて開閉デバイスに入射できる例えば、中間エリア121が不透明である場合、光線134は、開閉デバイスに入ることができない。開閉デバイスに入り込む付加的な光線が変色効果を向上させる。
【0025】
図5A〜図5C及び図6A〜図6Cは、所定の場所に光線を向けることができるレンズとして中間エリアを使用する実施例を示す。材料及び構造は、光線の所望の屈曲を達成できるように選択され得る。図5Aを参照する。ファスナー条片の係合側の中間エリア521、522が凹状である。図5Bを参照する。ファスナー条片の係合側の中間エリア621、622が凸状である。図5Cを参照する。ファスナー条片の係合側の中間エリア721、722が凹状であり、非係合側が凸状である。図6Aでは、ファスナー条片の係合側の中間エリア821、822が凸状であり、非係合側が凹状である。図6Bでは、ファスナー条片の係合側の中間エリア921、922が凹状であり、非係合側も凹状である。図6Cでは、ファスナー条片の係合側の中間エリア1021、1022が凸状であり、非係合側も凸状である。また、これらファスナー条片は、様々な組合せができる。例えば、図3Aのファスナー条片103と図5Aのファスナー条片504と組み合わせることができる。他の例として、図5Cnoファスナー条片703と図6Aのファスナー条片804を組み合わせることができる。レンズ構造は、係続中の米国特許出願第08/673653号(1996年6月28日出願)に開示されているように、開閉デバイスの閉状態時又は開状態時のファスナー条片の変形により形成され得る。当然に、凹面、凸面、多重凹面及び/又は凸面以外のレンズ構造が、所望の効果を達成できるように使用できる。このレンズ特徴は、ここで説明される任意の実施例で適宜に使用できる。
【0026】
図7A及び図7Bは、本発明の他の実施例を示す。第一のファスナー条片103Aの開閉要素105A、106Aは、半透明な青色のような第一の色である。中間エリア122Aは、無色透明である。第二のファスナー条片104Aの開閉要素108A、110Aは、不透明な黄色のような第二の色である。中間エリア121Aは、白色のような第三の色である。よって、図8に示すように、閉状態にある開閉デバイスは、それぞれ全く別の三つの区別バンド162A、163A,164Aを有する。バンド162A、163A、164Aは、それぞれ、緑色、白色、及び緑色である。
【0027】
図7A及び図7Bは、閉状態前の開閉デバイスに入る入射光も示す。この例のため、開閉要素105A、106Aは、半透明な青色であり、中間エリア122Aは、無色透明であり、開閉要素108A、110Aは、不透明な黄色であり、中間エリア121Aは、白色である。無色の光線130Aが、半透明の青色の開閉要素105Aを通過し、不透明な黄色の開閉要素108Aに当たった後に屈曲し、青緑色の光線が半透明の青色の開閉要素105Aから出て行く。無色の光線132Aは、透明な中間エリア122Aを通過し、白色の中間エリア121Aに当たった後に屈曲し、青色の光線が、半透明な青色の開閉要素106Aを通じて出て行く。無色の光線134Aは、白色の中間エリア121Aに当たった後に、白色の光線となって、屈曲する。無色の光線136Aは、半透明の青色の開閉要素106Aを通過し、青色の光線となって半透明の青色の開閉要素106Aから出て行く。
【0028】
中間エリア121Aは、開閉デバイスの他の色のバックグランド(又は、背景)を与える。例えば、中間エリア121Aが白色である場合、光線132Aは、青色の光線となって出て行く。中間エリア121Aが他の色である場合、この色は光線132Aに影響し得る。よって、中間エリアは、変色効果を向上させる背景色を与えることができる。
【0029】
図9A及び図9Bは、本発明の他の実施例を示す。第一のファスナー条片103Bの開閉要素105B、106Bと、第二のファスナー条片104Bの中間エリア121Bとが、透明な青色のような第一の色である。第一のファスナー条片103Bの中間エリア122Bと、第二のファスナー条片104Bの開閉要素108B、110Bとが、不透明な黄色のような第二の色である。これらファスナー条片で開閉デバイスを閉状態にすると、開閉デバイスは、開閉デバイスのいずれかの側で目視できる三つの色の区別バンドを有する。例えば、図10Aに示すように、開閉デバイスの一方の側のバンド162B、163B、164Bは、それぞれ、緑色、黄色及び緑色である。図10Bに示すように、開閉デバイスの他方の側のバンド162C、163C、164Cは、それぞれ、黄色、緑色及び黄色である。緑色が開閉デバイスの両側に現れるので、デバイスは、開閉デバイスのいすれの側にも閉状態であることを示す視覚的な指示を与える。
【0030】
図9Aは、閉状態前の開閉デバイスに入る入射光も示す。この例のため、開閉要素105B.106Bは半透明な青色であり、中間エリア122Bは不透明な黄色であり、開閉要素108B,110Bは不透明な黄色であり、中間エリア121Bは半透明な青色である。無色の光線130Bは、半透明の青色の開閉要素105Bに入り、不透明な黄色の開閉要素108Bに当たった後に屈曲し、青緑色の光線となって半透明な青色の開閉要素105Bを通じて出て行く。無色の光線132Bは、不透明な黄色の中間エリア122Bに当たった後に、屈曲して、黄色の光線となる。無色の光線134Bは、半透明な青色の中間エリア121Bに入り、青色の光線となって半透明の青色の開閉要素106Bから出て行く。無色の光線136Bは、半透明な青色の開閉要素106Bに入り、青色の光線となって半透明の青色の開閉要素106Bから出て行く。
【0031】
図11Aは、本発明の他の実施例を示す。第一のファスナー条片103Dの第一の開閉要素105Dが第一の色であり、第一のファスナー条片103Dの第二の開閉要素106Dが第二の色である。また、第二のファスナー条片104Dの第一の開閉要素108Dが第三の色であり、第二のファスナー条片104Dの第二の開閉要素110Dが第四の色である。第一のファスナー条片103Dの第一の中間エリア122Dは第七の色であり、第二のファスナー条片104Dの第二の中間エリア122Dが第八の色である。これらファスナー条片で開閉デバイスを閉状態にすると、第一と第三の色が第五の色を生じさせ、第二と第四の色が第六の色を生じさせ、第七と第八の色が第九の色を生じさせる。
【0032】
例えば、第一の色を半透明の青色とし、第三の色を不透明な黄色とすると、第五の色が緑色となる。第二の色を半透明な白色とし、第四の色を不透明な黒色とすると、第六の色が灰色となる。第七の色を不透明な青色とし、第八の色を半透明な赤色とすると、第九の色が紫色となる。開閉デバイスは、開閉デバイスのいずれの側からも目視できる三つの色の区別バンドを有する。例えば、図11Bに示すように、開閉デバイスの一方の側のバンド162D、163D、164Dは、それぞれ、緑色、青色及び灰色である。図11Cに示すように、開閉デバイスの他方の側のバンド162E、163E、164Eは、それぞれ、黄色、紫色及び黒い炉である。変色効果が開閉デバイスの両側に現れるので、デバイスは、開閉デバイスのいずれの側からも閉状態であることを示す視覚的な指示を与える。
【0033】
開閉デバイスの他の組合せが利点的に用いられ得る。例えば、図12は、二つのファスナー条片140、141を含む開閉デバイスを示す。各ファスナー条片は、三つの開閉要素140A〜140C、141A〜141Cを含む。図12に示す開閉要素は、全て、図2に示すのと同様のU字溝形の開閉要素である。しかし、他の開閉要素を使用してもよい。所望であれば、ファスナー条片は、さらに、より多数の開閉要素を含み得る。色の数は、付加される各一対の開閉要素と各一対の中間エリア用に六色だけ増加する。
【0034】
図13は、本発明に従った開閉デバイス221の他の実施例を示す。開閉要素245,246、247、248は、ファスナー条片249、250を形成するように、側壁22に分離して押出成形されたものである。図示のように、第一のファスナー条片249の第一及び第二の開閉要素245、246の各々は、ファスナー条片のベース部となる側壁から突き出している。第一の開閉要素245のベース部252と第二の開閉要素246のベース部254との間の側壁22Aのエリア251は、ファスナー条片249の中間エリア251を形成する。同様に、第一の開閉要素247のベース部257と第二の開閉要素248のベース部258との間のエリア256は、ファスナー条片250の中間エリア256を形成する。
【0035】
開閉要素245、246、247、248は、上記のような色を含み得る。例えば、開閉要素245、246は、半透明な青色であり、開閉要素247、248は、不透明な黄色であり得る。また、中間エリア251、256は、上記のような色を含み得る。例えば、中間エリア251は、無色透明であり、中間エリア256は、無色透明又は不透明な白色であり得る。不透明な白色は、塗料又は他の材料を適用するか又は中間エリア256にある側壁22Bの白色部分を押出成形することによって作り出し得る。
【0036】
ファスナー条片249、150は、図2〜図7Bのファスナー条片と同じやり方で閉状態にされ、同様の変色効果を達成する。
【0037】
図14は、本発明に従った開閉デバイスの他の実施例を示す。開閉デバイス321は、第一のファスナー条片374と第二のファスナー条片384を含む。ファスナー条片374は、中間エリア377によって分離された二つの雄型のアローヘッド開閉要素375、376を含む。雄型のアローヘッド開閉要素375、376の各々は、ベース部378A、378Bを含む。ベース部378A、378Bは、これらから突き出すウェブ380A、380Bを有し、各ウェブは、各ウェブから突き出したフック部382A、382B、383A、383Bを含む。
【0038】
第二のファスナー条片384は、ファスナー条片上の中間エリア388によって分離される雌方の開閉要素385、386を含む。雌型の開閉要素385、386の各々は、ベース部389A、389Bを含む。ベース部389A、389Bは、これらから平行に間隔をあけて突き出して配置された一対のウェブ390A、390B、391A、391Bを有する。これらウェブは、内向きに向き合ったフック部392A、392B、394A、394Bを有する。
【0039】
第一のファスナー条片の開閉要素375、376は、第一の色である。例えば、開閉要素375、376は、半透明な青色である。また、中間エリア377は、第二の色である。例えば、中間エリア377は、無色透明である。
【0040】
第二のファスナー条片の開閉要素385、386は、第三の色である。例えば、第一及び第二の開閉要素385、386は、不透明な黄色である。中間エリア388は、第四の色である。例えば、中間エリア381は、無色透明又は不透明な白色であり得る。
【0041】
図15は、本発明の開閉デバイスの一つの実施例の雄型と雌型のファスナー条片を示す。様々なパラメーター(符号)のそれぞれの寸法を下記の表2に示す。
【表2】
【0042】
一般に、本発明の開閉デバイスは、熱可塑性材料(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロンなど、又はこれらの組合せ)から形成され得る。よって、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン及び低密度ポリエチレンのような樹脂又は樹脂混合物が、新規な本発明のファスナーを製造するために用いられ得る。好適に、開閉総素は、低密度ポリエチレンからなる。熱可塑性材料の選択は、特許請求の範囲に記載の開閉デバイスの機能を与えるような開閉デバイスの設計、そのヤング係数、所望の弾性及び可撓性に関連する。
【0043】
本発明の開閉デバイスがシール可能なバッグに使用されるとき、ファスナー、及びバッグの本体を形成するフィルムが熱シール材料からなり得る。よって、バッグは、バッグを形成する上記の構成成分を熱シールすることによって経済的に形成できる。好適に、バッグは、高圧、低密度ポリエチレン及び線状低密度ポリエチレンの混合物からなる。
【0044】
本発明の開閉デバイスは、押出成形又は他の既知の方法によって製造できる。開閉デバイスは、ファスナー条片を製造してからフィルムに取り付けて製造され得る。変形的に、ファスナー条片は、バッグ本体に形成したフィルムと一体的に製造され得る。また、ファスナー条片は、意図とする用途又は付加的な製造工程に依存して、一方又は両方のファスナー条片上にフランジを有するように又はフランジを有さないように製造され得る。フランジの使用は、当業者には既知である。
【0045】
開閉デバイスが、ファスナー条片を製造してからフィルムに取り付けて製造される場合、デバイスは、いずれの多くの既知の方法を使用することによって容器の側壁に一体的に結合され得る。例えば、熱電デバイスが、ファスナー条片のフランジに接触してフィルムに適用でき、又は熱電デバイスが、フランジを有さない開閉要素のベース部に接触して適用でき、フィルムを通じる熱伝導が、フィルムと開閉要素のフランジ又はベース部との界面を溶融する。適当な熱電デバイスは、過熱回転ディスク、移動過熱バンド、抵抗過熱ワイヤーなどを含む。ファスナー条片と容器の結合は、ホットメルト接着剤、フィルムにホットエアージェットを適用して溶融させる方法、超音波過熱、又は他の既知の方法によって達成できる。
【0046】
開閉デバイスの色は、製造(同時押出成形)中に開閉デバイスの素材に加えてもよいし、また色は、開閉デバイス又は容器の側壁の部分にペイントなどにより適用してもよい。
【0047】
よって、本発明は、従来技術の欠点を克服する開閉デバイスを提供する。特に、本発明は、変色効果を有する開閉デバイスを提供する。
【0048】
本発明の特定的な実施例を示したが、特に、上記の教示に従って閉鉱物が当業者になされ得ることから、本発明はこれら実施例に限定されない。したがって、本発明は、いずれのこのような変更物を網羅し、本発明の精神及び範囲内の改良物の本質的な特徴を構成する特徴を組み入れた特許請求の範囲により限定されるものである。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】図1は、プラスチック製のバッグの形態にある本発明に従った容器の斜視図を示す。
【図2】図2は、図1の2−2線断面図であり、本発明の開閉デバイスのファスナー条片を示す。
【図3】図3Aは、開位置にある一つの実施例の断面図であり、光線が開閉デバイスに当たるところを示し、図3Bは、閉位置にある図3Aの実施例を示す。
【図4】図4は、容器の部分正面図であり、図3Bの開閉デバイスの変色エリアを示す。
【図5】図5Aは、閉位置にある他の実施例の断面図であり、中間エリアのレンズ特徴を示し、図5Bは、閉位置にある他の実施例の断面図であり、中間エリアのレンズ特徴を示し、図5Cは、閉位置にある他の実施例の断面図であり、中間エリアのレンズ特徴を示す。
【図6】図6Aは、閉位置にある他の実施例の断面図であり、中間エリアのレンズ特徴を示し、図6Bは、閉位置にある他の実施例の断面図であり、中間エリアのレンズ特徴を示し、図6Cは、閉位置にある他の実施例の断面図であり、中間エリアのレンズ特徴を示す。
【図7】図7Aは、開位置にある他の実施例の断面図であり、光線が開閉デバイスに当たるところを示し、図7Bは、閉位置にある図7Aの実施例を示す。
【図8】図8は、容器の部分正面図であり、図7Bの開閉デバイスの変色エリアを示す。
【図9】図9Aは、開位置にある他の実施例の断面図であり、光線が開閉デバイスに当たるところを示し、図9Bは、閉位置にある図9Aの実施例を示す。
【図10】図10Aは、容器の部分正面図であり、図9Bの開閉デバイスの一方の側の変色エリアを示し、図10Bは、容器の部分正面図であり、図9Bの開閉デバイスの他方の側の変色エリアを示す。
【図11】図11Aは、閉位置にある他の実施例の断面図であり、図11Bは、容器の部分正面図であり、図11Aの開閉デバイスの一方の側の変色エリアを示し、図11Cは、容器の部分正面図であり、図11Aの開閉デバイスの他方の側の変色エリアを示す。
【図12】図12は、本発明の開閉デバイスの他の実施例の断面図であり、三つの開閉要素を有するファスナー条片を示す。
【図13】図13は、本発明の他の実施例の断面図であり、容器の側壁又はファスナー条片に別々に適用された開閉要素を有する開閉デバイスを示す。
【図14】図14は、本発明に従った開閉デバイスの他の実施例の断面図である。
【図15】図15は、本発明の開閉デバイスの一つの実施例の断面図である。
【符号の説明】
【0050】
20・・・バッグ
21、121・・・開閉デバイス
22・・・側壁
25・・・シーム
27・・・入口部
103・・・第一のファスナー条片
104・・・第二のファスナー条片
105、106・・・U字溝形の雄型の開閉要素
108、110・・・U字溝形の雌型の開閉要素108、110を含む。
111、119・・・ベース部
112、113、116、117・・・ウェブ
114、115・・・フック部
121、122・・・中間エリア
118、120・・・フック部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
開閉デバイスであって、
所定の長さにわたってインターロックされるように配置した第一及び第二のファスナー条片、
を含み、
前記第一のファスナー条片が、第一及び第二の開閉要素を含み、
前記第二のファスナー条片が、第一及び第二の開閉要素を含み、
前記第一のファスナー条片の前記第一の開閉要素が、前記第二のファスナー条片の前記第一の開閉要素と所定の長さにわたってインターロックされるように配置され、
前記第一のファスナー条片の前記第二の開閉要素が、前記第二のファスナー条片の前記第二の開閉要素と所定の長さにわたってインターロックされるように配置され、
前記第一のファスナー条片の前記第一の開閉要素が第一の色であり、
前記第一のファスナー条片の前記第二の開閉要素が第二の色であり、
前記第二のファスナー条片の前記第一の開閉要素が第三の色であり、
前記第二のファスナー条片の前記第二の開閉要素が第四の色であり、
前記第一のファスナー条片の前記第一の開閉要素が前記第二のファスナー条片の前記第一の開閉要素とインターロックすると、前記第一と第三の色によって第五の色が生じ、
前記第一のファスナー条片の前記第二の開閉要素が前記第二のファスナー条片の前記第二の開閉要素とインターロックすると、前記第二と第四の色によって第六の色が生じ、
前記第一のファスナー条片の前記第一と第二の開閉要素が、第一の中間エリアによって分離され、
前記第二のファスナー条片の前記第一と第二の開閉要素が、第二の中間エリアによって分離され、
前記第一の中間エリアが第七の色であり、
前記第二の中間エリアが第八の色である、
ところの開閉デバイス。
【請求項2】
請求項1の開閉デバイスであって、
前記第七の色と前記第八の色が透明である、
ところの開閉デバイス。
【請求項3】
請求項2の開閉デバイスであって、
前記第七の色と前記第八の色が無色透明である、
ところの開閉デバイス。
【請求項4】
請求項1の開閉デバイスであって、
前記第七の色が透明であり、
前記第八の色が白色である、
ところの開閉デバイス。
【請求項5】
請求項4の開閉デバイスであって、
前記第七の色が無色透明である、
ところの開閉デバイス。
【請求項6】
請求項1の開閉デバイスであって、
前記第七の色と前記第八の色によって第九の色が生じる、
ところの開閉デバイス。
【請求項7】
請求項1の開閉デバイスであって、
前記第一と第二の色が同一であり、
前記第三と第四の色が同一であり、
前記第五と第六の色が同一である、
ところの開閉デバイス。
【請求項8】
請求項7の開閉デバイスであって、
前記第一と第二の色が黄色であり、
前記第三と第四の色が青色であり、
前記第五と第六の色が緑色である、
ところの開閉デバイス。
【請求項9】
請求項8の開閉デバイスであって、
前記第一と第二の色が不透明な黄色であり、
前記第三と第四の色が半透明な青色であり、
前記第七の色が透明であり、
前記第八の色が透明である、
ところの開閉デバイス。
【請求項10】
請求項9の開閉デバイスであって、
前記第七の色と前記第八の色が無色透明である、
ところの開閉デバイス。
【請求項11】
請求項8の開閉デバイスであって、
前記第一と第二の色が不透明な黄色であり、
前記第三と第四の色が半透明な青色であり、
前記第七の色が透明であり、
前記第八の色が白色である、
ところの開閉デバイス。
【請求項12】
請求項11の開閉デバイスであって、
前記第七の色が無色透明である、
ところの開閉デバイス。
【請求項13】
請求項1の開閉デバイスであって、
前記第一のファスナー条片の前記第一及び第二の開閉要素が雄型の開閉要素であり、
前記第二のファスナー条片の前記第一及び第二の開閉要素が雌型の開閉要素である、
ところの開閉デバイス。
【請求項14】
請求項13の開閉デバイスであって、
前記第一のファスナー条片の前記第一及び第二の開閉要素がアローヘッド開閉要素である、
ところの開閉デバイス。
【請求項15】
請求項13の開閉デバイスであって、
前記第一のファスナー条片の前記第一及び第二の開閉要素がU字溝形の開閉要素である、
ところの開閉デバイス。
【請求項16】
請求項6の開閉デバイスであって、
前記第三、第四及び第七の色が同一であり、
前記第一、第二及び第八の色が同一であり、
前記第五、第六及び第九の色が同一である、
ところの開閉デバイス。
【請求項17】
請求項16の開閉デバイスであって、
前記第三、第四及び第七の色が不透明な黄色であり、
前記第一、第二及び第八の色が半透明な青色であり、
前記第五、第六及び第九の色が緑色である、
ところの開閉デバイス。
【請求項18】
開閉デバイスであって、
所定の長さにわたってインターロックされるように配置した第一及び第二のファスナー条片、
を含み、
前記第一のファスナー条片が、第一及び第二の開閉要素を含み、
前記第二のファスナー条片が、第一及び第二の開閉要素を含み、
前記第一のファスナー条片の前記第一の開閉要素が、前記第二のファスナー条片の前記第一の開閉要素と所定の長さにわたってインターロックされるように配置され、
前記第一のファスナー条片の前記第二の開閉要素が、前記第二のファスナー条片の前記第二の開閉要素と所定の長さにわたってインターロックされるように配置され、
前記第一のファスナー条片の前記第一の開閉要素が第一の色であり、
前記第一のファスナー条片の前記第二の開閉要素が第二の色であり、
前記第二のファスナー条片の前記第一の開閉要素が第三の色であり、
前記第二のファスナー条片の前記第二の開閉要素が第四の色であり、
前記第一のファスナー条片の前記第一の開閉要素が前記第二のファスナー条片の前記第一の開閉要素とインターロックすると、前記第一と第三の色によって第五の色が生じ、
前記第二のファスナー条片の前記第二の開閉要素が前記第二のファスナー条片の前記第二の開閉要素とインターロックすると、前記第二と第四の色によって第六の色が生じる、
ところの開閉デバイス。
【請求項19】
請求項18の開閉デバイスであって、
前記第一と第二の色が同一であり、
前記第三と第四の色が同一であり、
前記第五と第六の色が同イルである、
ところの開閉デバイス。
【請求項20】
請求項19の開閉デバイスであって、
前記第一と第二の色が黄色であり、
前記第三と第四の色が青色であり、
前記第五と第六の色が緑色である、
ところの開閉デバイス。
【請求項21】
請求項20の開閉デバイスであって、
前記第一と第二の色が不透明な黄色であり、
前記第三と第四の色が半透明な青色である、
ところの開閉デバイス。
【請求項22】
請求項18の開閉デバイスであって、
前記第一のファスナー条片の前記第一及び第二の開閉要素が雄型の開閉要素であり、
前記第二のファスナー条片の前記第一及び第二の開閉要素が雌型の開閉要素である、
ところの開閉デバイス。
【請求項23】
請求項22の開閉デバイスであって、
前記第一のファスナー条片の前記第一及び第二の開閉要素がアローヘッド開閉要素である、
ところの開閉デバイス。
【請求項24】
請求項22の開閉デバイスであって、
前記第一のファスナー条片の前記第一及び第二の開閉要素がU字溝形の開閉要素である、
ところの開閉デバイス。
【請求項25】
請求項18の開閉デバイスであって、
前記第一と第四の色が同一であり、
前記第二と第三の色が同一であり、
前記第五と第六の色が同一である、
ところの開閉デバイス。
【請求項26】
請求項25の開閉デバイスであって、
前記第一と第四の色が不透明な黄色であり、
前記第二と第三の色が半透明な青色であり、
前記第五と第六の色が緑色である、
ところの開閉デバイス。
【請求項27】
容器であって、
第一及び第二の側壁、
を含み、
前記第一及び第二の側壁が、それぞれ、係合する第一及び第二のファスナー条片を含み、
前記第一及び第二のファスナー条片の各々が、第一及び第二の開閉要素を含み、
前記第一のファスナー条片の前記第一の開閉要素が前記第二のファスナー条片の前記第一の開閉要素と所定の長さにわたってインターロックされるように配置され、
前記第一のファスナー条片の前記第二の開閉要素が前記第二のファスナー条片の前記第二の開閉要素と所定の長さにわたってインターロックされるように配置され、
前記第一のファスナー条片の前記第一の開閉要素が第一の色であり、
前記第一のファスナー条片の前記第二の開閉要素が第二の色であり、
前記第二のファスナー条片の前記第一の開閉要素が第三の色であり、
前記第二のファスナー条片の前記第二の開閉要素が第四の色であり、
前記第一のファスナー条片の前記第一の開閉要素が前記第二のファスナー条片の前記第一の開閉要素とインターロックすると、前記第一と第三の色によって第五の色が生じ、
前記第一のファスナー条片の前記第二の開閉要素が前記第二のファスナー条片の前記第二の開閉要素とインターロックすると、前記第二と第四の色によって第六の色が生じ、
前記第一のファスナー条片の前記第一と第二の開閉要素が、第一の中間エリアによって分離され、
前記第二のファスナー条片の前記第一と第二の開閉要素が、第二の中間エリアによって分離され、
前記第一の中間エリアが第七の色であり、
前記第二の中間エリアが第八の色である、
ところの容器。
【請求項28】
請求項27の容器であって、
前記第七の色と前記第八の色が透明である、
ところの容器。
【請求項29】
請求項28の容器であって、
前記第七の色と前記第八の色が無色透明である、
ところの容器。
【請求項30】
請求項27の容器であって、
前記第七の色が透明であり、
前記第八の色が白色である、
ところの容器。
【請求項31】
請求項30の容器であって、
前記第七の色が無色透明である、
ところの容器。
【請求項32】
請求項27の容器であって、
前記第七の色と前記第八の色により第九の色が生じる、
ところの容器。
【請求項33】
請求項27の容器であって、
前記第一と第二の色が同一であり、
前記第三と第四の色が同一であり、
前記第五と第六の色が同一である、
ところの容器。
【請求項34】
請求項33の容器であって、
前記第一と第二の色が黄色であり、
前記第三と第四の色が青色であり、
前記第五と第六の色が緑色である、
ところの容器。
【請求項35】
請求項34の容器であって、
前記第一と第二の色が不透明な黄色であり、
前記第三と第四の色が半透明な青色であり、
前記第七の色が透明であり、
前記第八の色が透明である、
ところの容器。
【請求項36】
請求項35の容器であって、
前記第七の色と前記第八の色が無色透明である、
ところの容器。
【請求項37】
請求項34の容器であって、
前記第一と第二の色が不透明な黄色であり、
前記第三と第四の色が半透明な青色であり、
前記第七の色が透明であり、
前記第八の色が白色である、
ところの容器。
【請求項38】
請求項37の容器であって、
前記第七の色が無色透明である、
ところの容器。
【請求項39】
請求項27の容器であって、
前記第一のファスナー条片の前記第一及び第二の開閉要素が雄型の開閉要素であり、
前記第二のファスナー条片の前記第一及び第二の開閉要素が雌型の開閉要素である、
ところの容器。
【請求項40】
請求項39の容器であって、
前記第一のファスナー条片の前記第一及び第二の開閉要素がアローヘッド開閉要素である、
ところの容器。
【請求項41】
請求項39の容器であって、
前記第一のファスナー条片の前記第一及び第二の開閉要素がU字溝形の開閉要素である、
ところの容器。
【請求項42】
請求項32の容器であって、
前記第三、第四及び第七の色が同一であり、
前記第一、第二及び第八の色が同一であり、
前記第五、第六及び第九の色が同一である、
ところの容器。
【請求項43】
請求項42の容器であって、
前記第三、第四及び第七の色が不透明な黄色であり、
前記第一、第二及び第八の色が半透明な青色であり、
前記第五、第六及び第九の色が緑色である、
ところの容器。
【請求項44】
開閉デバイスであって、
第一及び第二の側壁を含み、
前記第一及び第二の側壁が、それぞれ、係合する第一及び第二のファスナー条片を含み、
前記第一のファスナー条片が、第一及び第二の開閉要素を含み、
前記第二のファスナー条片が、第一及び第二の開閉要素を含み、
前記第一のファスナー条片の前記第一の開閉要素が前記第二のファスナー条片の前記第一の開閉要素と所定の長さにわたってインターロックされるように配置され、
前記第一のファスナー条片の前記第二の開閉要素が前記第二のファスナー条片の前記第二の開閉要素と所定の長さにわたってインターロックされるように配置され、
前記第一のファスナー条片の前記第一の開閉要素が第一の色であり、
前記第一のファスナー条片の前記第二の開閉要素が第二の色であり、
前記第二のファスナー条片の前記第一の開閉要素が第三の色であり、
前記第二のファスナー条片の前記第二の開閉要素が第四の色であり、
前記第一のファスナー条片の前記第一の開閉要素が前記第二のファスナー条片の前記第一の開閉要素とインターロックすると、前記第一と第三の色によって第五の色が生じ、
前記第一のファスナー条片の前記第二の開閉要素が前記第二のファスナー条片の前記第二の開閉要素とインターロックすると、前記第二と第四の色によって第六の色が生じる、
ところの開閉デバイス。
【請求項45】
請求項44の開閉デバイスであって、
前記第一と第二の色が同一であり、
前記第三と第四の色が同一であり、
前記第五と第六の色が同一である、
ところの開閉デバイス。
【請求項46】
請求項45の開閉デバイスであって、
前記第一と第二の色が黄色であり、
前記第三と第四の色が青色であり、
前記第五と第六の色が緑色である、
ところの開閉デバイス。
【請求項47】
請求項46の開閉デバイスであって、
前記第一と第二の色が不透明な黄色であり、
前記第三と第四の色が半透明な青色である、
ところの開閉デバイス。
【請求項48】
請求項44の開閉デバイスであって、
前記第一のファスナー条片の前記第一及び第二の開閉要素が雄型の開閉要素であり、
前記第二のファスナー条片の前記第一及び第二の開閉要素が雌型の開閉要素である、
ところの開閉デバイス。
【請求項49】
請求項48の開閉デバイスであって、
前記第一のファスナー条片の前記第一及び第二の開閉要素がアローヘッド開閉要素である、
ところの開閉デバイス。
【請求項50】
請求項48の開閉デバイスであって、
前記第一のファスナー条片の前記第一及び第二の開閉要素がU字溝形の開閉要素である、
ところの開閉デバイス。
【請求項51】
請求項44の開閉デバイスであって、
前記第一と第四の色が同一であり、
前記第二と第三の色が同一であり、
前記第五と第六の色が同一である、
ところの開閉デバイス。
【請求項52】
請求項51の開閉デバイスであって、
前記第一と第四の色が不透明な黄色であり、
前記第二と第三の色が半透明な青色であり、
前記第五と第六の色が緑色である、
ところの開閉デバイス。
【請求項1】
開閉デバイスであって、
所定の長さにわたってインターロックされるように配置した第一及び第二のファスナー条片、
を含み、
前記第一のファスナー条片が、第一及び第二の開閉要素を含み、
前記第二のファスナー条片が、第一及び第二の開閉要素を含み、
前記第一のファスナー条片の前記第一の開閉要素が、前記第二のファスナー条片の前記第一の開閉要素と所定の長さにわたってインターロックされるように配置され、
前記第一のファスナー条片の前記第二の開閉要素が、前記第二のファスナー条片の前記第二の開閉要素と所定の長さにわたってインターロックされるように配置され、
前記第一のファスナー条片の前記第一の開閉要素が第一の色であり、
前記第一のファスナー条片の前記第二の開閉要素が第二の色であり、
前記第二のファスナー条片の前記第一の開閉要素が第三の色であり、
前記第二のファスナー条片の前記第二の開閉要素が第四の色であり、
前記第一のファスナー条片の前記第一の開閉要素が前記第二のファスナー条片の前記第一の開閉要素とインターロックすると、前記第一と第三の色によって第五の色が生じ、
前記第一のファスナー条片の前記第二の開閉要素が前記第二のファスナー条片の前記第二の開閉要素とインターロックすると、前記第二と第四の色によって第六の色が生じ、
前記第一のファスナー条片の前記第一と第二の開閉要素が、第一の中間エリアによって分離され、
前記第二のファスナー条片の前記第一と第二の開閉要素が、第二の中間エリアによって分離され、
前記第一の中間エリアが第七の色であり、
前記第二の中間エリアが第八の色である、
ところの開閉デバイス。
【請求項2】
請求項1の開閉デバイスであって、
前記第七の色と前記第八の色が透明である、
ところの開閉デバイス。
【請求項3】
請求項2の開閉デバイスであって、
前記第七の色と前記第八の色が無色透明である、
ところの開閉デバイス。
【請求項4】
請求項1の開閉デバイスであって、
前記第七の色が透明であり、
前記第八の色が白色である、
ところの開閉デバイス。
【請求項5】
請求項4の開閉デバイスであって、
前記第七の色が無色透明である、
ところの開閉デバイス。
【請求項6】
請求項1の開閉デバイスであって、
前記第七の色と前記第八の色によって第九の色が生じる、
ところの開閉デバイス。
【請求項7】
請求項1の開閉デバイスであって、
前記第一と第二の色が同一であり、
前記第三と第四の色が同一であり、
前記第五と第六の色が同一である、
ところの開閉デバイス。
【請求項8】
請求項7の開閉デバイスであって、
前記第一と第二の色が黄色であり、
前記第三と第四の色が青色であり、
前記第五と第六の色が緑色である、
ところの開閉デバイス。
【請求項9】
請求項8の開閉デバイスであって、
前記第一と第二の色が不透明な黄色であり、
前記第三と第四の色が半透明な青色であり、
前記第七の色が透明であり、
前記第八の色が透明である、
ところの開閉デバイス。
【請求項10】
請求項9の開閉デバイスであって、
前記第七の色と前記第八の色が無色透明である、
ところの開閉デバイス。
【請求項11】
請求項8の開閉デバイスであって、
前記第一と第二の色が不透明な黄色であり、
前記第三と第四の色が半透明な青色であり、
前記第七の色が透明であり、
前記第八の色が白色である、
ところの開閉デバイス。
【請求項12】
請求項11の開閉デバイスであって、
前記第七の色が無色透明である、
ところの開閉デバイス。
【請求項13】
請求項1の開閉デバイスであって、
前記第一のファスナー条片の前記第一及び第二の開閉要素が雄型の開閉要素であり、
前記第二のファスナー条片の前記第一及び第二の開閉要素が雌型の開閉要素である、
ところの開閉デバイス。
【請求項14】
請求項13の開閉デバイスであって、
前記第一のファスナー条片の前記第一及び第二の開閉要素がアローヘッド開閉要素である、
ところの開閉デバイス。
【請求項15】
請求項13の開閉デバイスであって、
前記第一のファスナー条片の前記第一及び第二の開閉要素がU字溝形の開閉要素である、
ところの開閉デバイス。
【請求項16】
請求項6の開閉デバイスであって、
前記第三、第四及び第七の色が同一であり、
前記第一、第二及び第八の色が同一であり、
前記第五、第六及び第九の色が同一である、
ところの開閉デバイス。
【請求項17】
請求項16の開閉デバイスであって、
前記第三、第四及び第七の色が不透明な黄色であり、
前記第一、第二及び第八の色が半透明な青色であり、
前記第五、第六及び第九の色が緑色である、
ところの開閉デバイス。
【請求項18】
開閉デバイスであって、
所定の長さにわたってインターロックされるように配置した第一及び第二のファスナー条片、
を含み、
前記第一のファスナー条片が、第一及び第二の開閉要素を含み、
前記第二のファスナー条片が、第一及び第二の開閉要素を含み、
前記第一のファスナー条片の前記第一の開閉要素が、前記第二のファスナー条片の前記第一の開閉要素と所定の長さにわたってインターロックされるように配置され、
前記第一のファスナー条片の前記第二の開閉要素が、前記第二のファスナー条片の前記第二の開閉要素と所定の長さにわたってインターロックされるように配置され、
前記第一のファスナー条片の前記第一の開閉要素が第一の色であり、
前記第一のファスナー条片の前記第二の開閉要素が第二の色であり、
前記第二のファスナー条片の前記第一の開閉要素が第三の色であり、
前記第二のファスナー条片の前記第二の開閉要素が第四の色であり、
前記第一のファスナー条片の前記第一の開閉要素が前記第二のファスナー条片の前記第一の開閉要素とインターロックすると、前記第一と第三の色によって第五の色が生じ、
前記第二のファスナー条片の前記第二の開閉要素が前記第二のファスナー条片の前記第二の開閉要素とインターロックすると、前記第二と第四の色によって第六の色が生じる、
ところの開閉デバイス。
【請求項19】
請求項18の開閉デバイスであって、
前記第一と第二の色が同一であり、
前記第三と第四の色が同一であり、
前記第五と第六の色が同イルである、
ところの開閉デバイス。
【請求項20】
請求項19の開閉デバイスであって、
前記第一と第二の色が黄色であり、
前記第三と第四の色が青色であり、
前記第五と第六の色が緑色である、
ところの開閉デバイス。
【請求項21】
請求項20の開閉デバイスであって、
前記第一と第二の色が不透明な黄色であり、
前記第三と第四の色が半透明な青色である、
ところの開閉デバイス。
【請求項22】
請求項18の開閉デバイスであって、
前記第一のファスナー条片の前記第一及び第二の開閉要素が雄型の開閉要素であり、
前記第二のファスナー条片の前記第一及び第二の開閉要素が雌型の開閉要素である、
ところの開閉デバイス。
【請求項23】
請求項22の開閉デバイスであって、
前記第一のファスナー条片の前記第一及び第二の開閉要素がアローヘッド開閉要素である、
ところの開閉デバイス。
【請求項24】
請求項22の開閉デバイスであって、
前記第一のファスナー条片の前記第一及び第二の開閉要素がU字溝形の開閉要素である、
ところの開閉デバイス。
【請求項25】
請求項18の開閉デバイスであって、
前記第一と第四の色が同一であり、
前記第二と第三の色が同一であり、
前記第五と第六の色が同一である、
ところの開閉デバイス。
【請求項26】
請求項25の開閉デバイスであって、
前記第一と第四の色が不透明な黄色であり、
前記第二と第三の色が半透明な青色であり、
前記第五と第六の色が緑色である、
ところの開閉デバイス。
【請求項27】
容器であって、
第一及び第二の側壁、
を含み、
前記第一及び第二の側壁が、それぞれ、係合する第一及び第二のファスナー条片を含み、
前記第一及び第二のファスナー条片の各々が、第一及び第二の開閉要素を含み、
前記第一のファスナー条片の前記第一の開閉要素が前記第二のファスナー条片の前記第一の開閉要素と所定の長さにわたってインターロックされるように配置され、
前記第一のファスナー条片の前記第二の開閉要素が前記第二のファスナー条片の前記第二の開閉要素と所定の長さにわたってインターロックされるように配置され、
前記第一のファスナー条片の前記第一の開閉要素が第一の色であり、
前記第一のファスナー条片の前記第二の開閉要素が第二の色であり、
前記第二のファスナー条片の前記第一の開閉要素が第三の色であり、
前記第二のファスナー条片の前記第二の開閉要素が第四の色であり、
前記第一のファスナー条片の前記第一の開閉要素が前記第二のファスナー条片の前記第一の開閉要素とインターロックすると、前記第一と第三の色によって第五の色が生じ、
前記第一のファスナー条片の前記第二の開閉要素が前記第二のファスナー条片の前記第二の開閉要素とインターロックすると、前記第二と第四の色によって第六の色が生じ、
前記第一のファスナー条片の前記第一と第二の開閉要素が、第一の中間エリアによって分離され、
前記第二のファスナー条片の前記第一と第二の開閉要素が、第二の中間エリアによって分離され、
前記第一の中間エリアが第七の色であり、
前記第二の中間エリアが第八の色である、
ところの容器。
【請求項28】
請求項27の容器であって、
前記第七の色と前記第八の色が透明である、
ところの容器。
【請求項29】
請求項28の容器であって、
前記第七の色と前記第八の色が無色透明である、
ところの容器。
【請求項30】
請求項27の容器であって、
前記第七の色が透明であり、
前記第八の色が白色である、
ところの容器。
【請求項31】
請求項30の容器であって、
前記第七の色が無色透明である、
ところの容器。
【請求項32】
請求項27の容器であって、
前記第七の色と前記第八の色により第九の色が生じる、
ところの容器。
【請求項33】
請求項27の容器であって、
前記第一と第二の色が同一であり、
前記第三と第四の色が同一であり、
前記第五と第六の色が同一である、
ところの容器。
【請求項34】
請求項33の容器であって、
前記第一と第二の色が黄色であり、
前記第三と第四の色が青色であり、
前記第五と第六の色が緑色である、
ところの容器。
【請求項35】
請求項34の容器であって、
前記第一と第二の色が不透明な黄色であり、
前記第三と第四の色が半透明な青色であり、
前記第七の色が透明であり、
前記第八の色が透明である、
ところの容器。
【請求項36】
請求項35の容器であって、
前記第七の色と前記第八の色が無色透明である、
ところの容器。
【請求項37】
請求項34の容器であって、
前記第一と第二の色が不透明な黄色であり、
前記第三と第四の色が半透明な青色であり、
前記第七の色が透明であり、
前記第八の色が白色である、
ところの容器。
【請求項38】
請求項37の容器であって、
前記第七の色が無色透明である、
ところの容器。
【請求項39】
請求項27の容器であって、
前記第一のファスナー条片の前記第一及び第二の開閉要素が雄型の開閉要素であり、
前記第二のファスナー条片の前記第一及び第二の開閉要素が雌型の開閉要素である、
ところの容器。
【請求項40】
請求項39の容器であって、
前記第一のファスナー条片の前記第一及び第二の開閉要素がアローヘッド開閉要素である、
ところの容器。
【請求項41】
請求項39の容器であって、
前記第一のファスナー条片の前記第一及び第二の開閉要素がU字溝形の開閉要素である、
ところの容器。
【請求項42】
請求項32の容器であって、
前記第三、第四及び第七の色が同一であり、
前記第一、第二及び第八の色が同一であり、
前記第五、第六及び第九の色が同一である、
ところの容器。
【請求項43】
請求項42の容器であって、
前記第三、第四及び第七の色が不透明な黄色であり、
前記第一、第二及び第八の色が半透明な青色であり、
前記第五、第六及び第九の色が緑色である、
ところの容器。
【請求項44】
開閉デバイスであって、
第一及び第二の側壁を含み、
前記第一及び第二の側壁が、それぞれ、係合する第一及び第二のファスナー条片を含み、
前記第一のファスナー条片が、第一及び第二の開閉要素を含み、
前記第二のファスナー条片が、第一及び第二の開閉要素を含み、
前記第一のファスナー条片の前記第一の開閉要素が前記第二のファスナー条片の前記第一の開閉要素と所定の長さにわたってインターロックされるように配置され、
前記第一のファスナー条片の前記第二の開閉要素が前記第二のファスナー条片の前記第二の開閉要素と所定の長さにわたってインターロックされるように配置され、
前記第一のファスナー条片の前記第一の開閉要素が第一の色であり、
前記第一のファスナー条片の前記第二の開閉要素が第二の色であり、
前記第二のファスナー条片の前記第一の開閉要素が第三の色であり、
前記第二のファスナー条片の前記第二の開閉要素が第四の色であり、
前記第一のファスナー条片の前記第一の開閉要素が前記第二のファスナー条片の前記第一の開閉要素とインターロックすると、前記第一と第三の色によって第五の色が生じ、
前記第一のファスナー条片の前記第二の開閉要素が前記第二のファスナー条片の前記第二の開閉要素とインターロックすると、前記第二と第四の色によって第六の色が生じる、
ところの開閉デバイス。
【請求項45】
請求項44の開閉デバイスであって、
前記第一と第二の色が同一であり、
前記第三と第四の色が同一であり、
前記第五と第六の色が同一である、
ところの開閉デバイス。
【請求項46】
請求項45の開閉デバイスであって、
前記第一と第二の色が黄色であり、
前記第三と第四の色が青色であり、
前記第五と第六の色が緑色である、
ところの開閉デバイス。
【請求項47】
請求項46の開閉デバイスであって、
前記第一と第二の色が不透明な黄色であり、
前記第三と第四の色が半透明な青色である、
ところの開閉デバイス。
【請求項48】
請求項44の開閉デバイスであって、
前記第一のファスナー条片の前記第一及び第二の開閉要素が雄型の開閉要素であり、
前記第二のファスナー条片の前記第一及び第二の開閉要素が雌型の開閉要素である、
ところの開閉デバイス。
【請求項49】
請求項48の開閉デバイスであって、
前記第一のファスナー条片の前記第一及び第二の開閉要素がアローヘッド開閉要素である、
ところの開閉デバイス。
【請求項50】
請求項48の開閉デバイスであって、
前記第一のファスナー条片の前記第一及び第二の開閉要素がU字溝形の開閉要素である、
ところの開閉デバイス。
【請求項51】
請求項44の開閉デバイスであって、
前記第一と第四の色が同一であり、
前記第二と第三の色が同一であり、
前記第五と第六の色が同一である、
ところの開閉デバイス。
【請求項52】
請求項51の開閉デバイスであって、
前記第一と第四の色が不透明な黄色であり、
前記第二と第三の色が半透明な青色であり、
前記第五と第六の色が緑色である、
ところの開閉デバイス。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【公表番号】特表2007−534443(P2007−534443A)
【公表日】平成19年11月29日(2007.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−510770(P2007−510770)
【出願日】平成17年4月13日(2005.4.13)
【国際出願番号】PCT/US2005/012403
【国際公開番号】WO2005/108225
【国際公開日】平成17年11月17日(2005.11.17)
【出願人】(501090940)ザ・グラッド・プロダクツ・カンパニー (28)
【氏名又は名称原語表記】THE GLAD PRODUCTS COMPANY
【住所又は居所原語表記】1221 Broadway, Oakland, California, United States of America
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年11月29日(2007.11.29)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年4月13日(2005.4.13)
【国際出願番号】PCT/US2005/012403
【国際公開番号】WO2005/108225
【国際公開日】平成17年11月17日(2005.11.17)
【出願人】(501090940)ザ・グラッド・プロダクツ・カンパニー (28)
【氏名又は名称原語表記】THE GLAD PRODUCTS COMPANY
【住所又は居所原語表記】1221 Broadway, Oakland, California, United States of America
【Fターム(参考)】
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