説明

陸上用の雨天時のシューズカバー

【課題】雨天時の運動パフォーマンスを維持するために靴底のあいたレインシューズカバーを提案する。
【解決手段】靴下から靴まで覆う一体型ビニールカバーの靴底は開いており、靴底周囲にあたる部分は伸縮ゴムで個々の靴サイズに対応できるようにしている。靴とカバーの接着は粘着材または粘着物(両面テープなど)でおこない、接着箇所は上記に同じ靴底周囲に施す様式にする。また靴下に触れる部分は伸縮ゴムを数本施すことによりフィット感を出し、風による抵抗を防ぐことにする。これにより雨天時の従来のレインシューズカバーとしての機能と、運動パフォーマンス維持を図る機能を融合させたレインシューズカバーが完成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、雨天時の運動靴を覆うシューズカバーに属する。
【背景技術】
【0002】
従来のシューズカバーは大抵汚れ防止や雨具として機能を満たすものとして認識されてきた。その形態は様々で、靴の一部分を覆うもの、靴全体を覆うもの、足全体を覆うもの(ズボンタイプ)などがある。(例えば特許文献1、2、3参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【特許文献1】特開2009−45187号公報
【特許文献2】特開平10−101号公報
【特許文献3】特開2008−57065号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
雨天時に、ランニングやマラソンなどの陸上競技を行う際、最も重視されるべき靴底部を覆わないシューズカバーが無い。
【0003】
本発明は雨天時の運動パフォーマンス維持を図り、機能的にサポートし、かつ快適に陸上ライフが楽しめるようにすることを目的とする。
【発明を解決するための手段】
【0004】
このような目的を達成する本発明は、コンディションの悪い雨天時でも個々の運動パフォーマンスを維持し、能力を低下させないことに大きな意味を持つものである。そのため形状は靴底を開けることで個々の能力を生かし、目標に向けたトレーニングの手助けが出来るようになる。
【発明の効果】
【0005】
このようなシューズカバーによれば、従来どおり雨天時の靴・靴下の汚れ・濡れ・冷たさの不快感を回避できることはもちろん、マラソン大会やレースなどのタイムやスピードを重視する陸上競技にとって最も避けたい雨水による靴の重量化を避け、かつ雨による足の負担(すり傷・切り傷・まめ・怪我などのリスク)を防ぐことが出来る。
【発明を実施するための形態】
【0006】
本発明の好適な実施形態を図面を参照して説明する。
【0007】
図1は実施形態に係わるシューズカバーの側面図である。シューズカバー本体は靴と靴下部分を覆う一体化したビニールで構成する。
【0008】
シューズカバー本体はナイロンよりも強度のあるビニールで作成し、運動時にこすれて起こるカサカサという不快音を軽減させる。ビニールでの作成は既存のシューズカバーでも取り入れられているので容易に作成可能である。
【0009】
本実施形態の特徴のひとつは、シューズカバー本体と靴下と触れる部分に伸縮細ゴムを数本施していることにある。それによりフィット感を出すとともに、タイムを追及する際の風による抵抗を最小限におさえ運動パフォーマンスの維持が出来る。
【0010】
また図1の靴底回りにも伸縮ゴムを施すことで個々の靴サイズに対応できるようにする。そしてその靴底回りと靴を粘着材または粘着物(例えばビニール・ゴム接着可能の両面テープや専用粘着フィルムなど)で接着することで靴とシューズカバーの簡易固定が可能になる。
【0011】
さらに簡易シューズカバーのため、持ち運びは軽量・簡単で、かつ使い捨ても可能である。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】実施形態に係るシューズカバーの側面図である。
【符号の説明】
1・・・伸縮ゴム
2・・・シューズカバー本体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
底が開いているシューズカバー。
【請求項2】
シューズカバー本体の底回りに、個々の靴サイズに対応できるよう伸縮ゴムを施したことを特徴とする請求項1に記載のシューズカバー。
【請求項3】
シューズカバー本体と靴下が触れる部分には伸縮ゴムを数本施すことを特徴とする請求項1に記載のシューズカバー。

【図1】
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【公開番号】特開2012−196418(P2012−196418A)
【公開日】平成24年10月18日(2012.10.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−86771(P2011−86771)
【出願日】平成23年3月22日(2011.3.22)
【出願人】(511090084)
【Fターム(参考)】