説明

雑豆ミックス飲料及びその製造法

【課題】雑豆を破砕し搾汁若しくは裏ごしをして皮等を除去して得られたものを、そのまま果汁及び/又は野菜汁に混和して、保存中に雑豆に含まれる澱粉に起因する微細な白色混濁物質および白色沈殿が発生しない雑豆ミックス飲料を得る。
【解決手段】小豆、インゲン豆、ササゲ、ソラ豆、フィールドピー及びグリーンピースのうちいずれか1種又は2種以上の雑豆を、破砕し搾汁若しくは裏ごしをして皮等を除去して得られたものを、果汁及び/又は野菜汁を含有する飲料に混和し、該混和液を品温84℃以上に加熱し、品温70℃以上において包装容器詰めし、該容器詰飲料を熱媒体にて品温70℃以上80℃未満では4分以上、80℃以上では3分以上保持して課題の雑豆ミックス飲料を得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、小豆、インゲン豆、ササゲ、ソラ豆、フィールドピー及びグリーンピース等の雑豆(以下、雑豆という)を破砕し搾汁若しくは裏ごしをして皮等を除去して得られたものを、果汁及び/又は野菜汁に混和してなり、雑豆に含まれる澱粉に起因する微細な白色混濁物質および白色沈殿が発生しない雑豆ミックス飲料に関する。
【背景技術】
【0002】
雑豆は澱粉を約50〜60%も多く含み、これを水に懸濁して加熱すると該澱粉がアルファー化し、可溶化するが、冷却と同時に老化してゲル状になって微細な白色混濁物質として析出し、凝集して白色沈殿が発生し、外観が悪くなるため飲料には不適であるという欠点を有する。
このようなことから、雑豆を利用した飲料は、殆ど知られておらず、わずかに(1)雑豆を水に浸漬した後、磨砕して得た磨砕物に耐熱性を有するアミラーゼを添加し、70〜90℃、pH6.5〜9.0の範囲内で反応させ、可溶部を採取し、ここに必要により油脂、甘味料、ビタミン、ミネラル、フレーバー、乳化剤、分散剤等より選ばれた少なくとも一種のものを添加する蛋白飲料(特許文献1)及び(2)分離大豆蛋白と雑豆の豆乳を混和し、さらにカルシウムを添加し、かつ酸性にした分離タイプの植物性蛋白飲料(特許文献2)が知られているに過ぎない。そして、(3)雑豆を破砕し搾汁若しくは裏ごしをして皮等を除去して得られたものを、そのまま果汁及び/又は野菜汁に混和した雑豆ミックス飲料を得ることは不可能と考えられ実施されていない。
【特許文献1】特公昭59−18020号公報
【特許文献2】特開平5−308900号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、雑豆を破砕し搾汁若しくは裏ごしをして皮等を除去して得られたものを、そのまま果汁及び/又は野菜汁に混和して、雑豆に含まれる澱粉に起因する微細な白色混濁物質および白色沈殿が発生しない雑豆ミックス飲料を得ることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明者等は、上記課題を解決するため鋭意研究をした結果、雑豆を破砕し搾汁若しくは裏ごしをして皮等を除去して得られたものを、果汁及び/又は野菜汁を含有する飲料に混和し、該混和液を加熱し得られた雑豆ミックス飲料は、保存中に雑豆に含まれる澱粉に起因する微細な白色混濁物質およびその凝集に基く白色沈殿が見られるが、この殿物は雑豆に含まれる澱粉が相互に結合して形成されたものであることを見出した。又該ミックス飲料中の果汁由来の多糖類と澱粉を結合させる加熱条件を設定すると凝集の発生を防止できることを見出した。又、本発明者等は、50〜60%の澱粉を含有する雑豆では、その澱粉の糊化温度は84℃であり、84℃未満の加熱では澱粉が糊化することなく沈降すること、又84℃以上の加熱は澱粉の糊化には大きな影響は与えないことを見出した。また、雑豆ピューレを含有する雑豆含有果汁野菜ミックス飲料においては、84℃が加熱下限条件であることを見出した。また、該雑豆含有果汁野菜ミックス飲料中の混濁物質の凝集沈殿物は電子顕微鏡観察によって、澱粉粒子が互いに結合したものであり、化学分析の結果、その凝集沈殿物には果汁由来のペクチン質、蛋白質、カルシウムイオンが結合していることも見出した。
そして、この凝集沈殿物の発生を防止するには、84℃以上の加熱の後に引き続き、一定の加熱条件をさらに施すことが必須であることを見出した。すなわち、混和液が70℃以上80℃未満の温度では4分以上、80℃以上では3分以上保持する条件が必要であることも見出した。
そして、本発明者等は澱粉粒子が果汁由来の多糖類と結合するために必要な温度条件及び澱粉を果汁中に浮遊させ澱粉粒子同士が結合することを防止する条件を最終的に見出した。
【0005】
本発明はこれらの知見に基いて完成したものであって、すなわち、本発明は(1)雑豆を破砕し搾汁若しくは裏ごしをして、皮等を除去して得られたものを、果汁及び/又は野菜汁に混和してなり、二週間室温保管しても、白色凝集物が観察されない雑豆ミックス飲料である。
また本発明は、(2)雑豆を破砕し搾汁若しくは裏ごしをして皮等を除去して得られたものを、果汁及び/又は野菜汁を含有する飲料に混和し、該混和液を品温84℃以上に加熱し、引き続き70℃以上80℃未満では4分以上、80℃以上では3分以上保持することを特徴とする雑豆ミックス飲料の製造法である。
また本発明は、(3)雑豆を破砕し搾汁若しくは裏ごしをして皮等を除去して得られたものを、果汁及び/又は野菜汁を含有する飲料に混和し、該混和液を品温84℃以上に加熱した後、品温70℃以上において包装容器詰めし、該容器詰飲料を熱媒体にて品温70℃以上80℃未満では4分以上、80℃以上では3分以上保持することを特徴とする雑豆ミックス飲料の製造法である。
【発明の効果】
【0006】
本発明の雑豆ミックス飲料は、雑豆に含まれる澱粉に起因する微細な白色混濁物質および白色沈殿が発生しない。よって、本発明の雑豆ミックス飲料を透明色のPETボトルやガラス容器に充填した際、容器詰め飲料は最後まで高品質を維持することが可能となる。
また、本発明は、α−アミラーゼや乳化剤等の添加に頼ることなく、当該飲料の容器充填後の加熱保持条件を制御するだけの簡単な手段により、雑豆ミックス飲料の澱粉に起因する微細な白色混濁物質および白色沈殿を防止するものであるから、コストパフォーマンスに優れ、食品衛生的にも安心である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明に用いられる雑豆としては、小豆、インゲン豆、ササゲ、ソラ豆、フィールドピー及びグリーンピースのうちいずれか1種又は2種以上の混合物が挙げられる。
雑豆のうち、乾燥豆の場合は、水浸漬、膨潤した後、蒸煮、煮水し組織を軟化して、破砕(又は磨砕)し搾汁若しくは裏ごしをして皮等を除去して得られたものを使用する。また雑豆のうち、生豆の場合は、蒸煮、煮水して組織を軟化した後、破砕(又は磨砕)し搾汁若しくは裏ごしをして皮等を除去して得られたもの、例えばピューレを使用する。
【0008】
また、本発明に用いられる果汁としては、ペクチン質などの高分子多糖類成分を多く含有する果汁が好ましく、例えばリンゴ、オレンジ、桃、グレープフルーツ、ぶどう、パイナップル、梨及びバナナのうちいずれか1種の果汁又は2種以上のミックス果汁が挙げられる。
【0009】
また、本発明に用いられる野菜汁としては、トマト、人参、ほうれん草、モロヘイヤ、パセリ、セルリー、ピーマン、キャベツ、ケール、ブロッコリーのうちいずれか1種又は2種以上の搾汁又は磨砕物が挙げられる。
【0010】
本発明を実施するには、雑豆を破砕し搾汁若しくは裏ごしをして皮等を除去して得られたものを、果汁及び/又は野菜汁を含有する飲料に混和し、該混和液を品温84℃以上に加熱する。
本発明において、品温84℃以上に加熱することは極めて重要であって、84℃未満の加熱では雑豆ミックス飲料中に含有される澱粉が糊化することなく沈降し、また雑豆に含まれる澱粉に起因する微細な白色混濁物質および白色沈殿が発生するので好ましくない。
【0011】
本発明では、上記加熱に引き続き、混和液を70℃以上80℃未満では4分以上、80℃以上では3分以上保持する。
本発明において、この加熱保持も極めて重要であって、この条件を満たさない場合は、雑豆ミックス飲料中において雑豆に含まれる澱粉に起因する微細な白色混濁物質および白色沈殿が発生するので好ましくない。
【0012】
本発明では、上記加熱保持を包装容器詰め後において実施してもよい。
すなわち、雑豆を破砕し搾汁若しくは裏ごしをして皮等を除去して得られたものを、果汁及び/又は野菜汁を含有する飲料に混和し、該混和液を品温84℃以上に加熱した後、品温70℃以上において包装容器詰(ホットパック)し、該容器詰飲料を熱媒体(電熱ヒーター、水蒸気、熱湯浴、パストライザー等)にて品温70℃以上80℃未満では4分以上、80℃以上では3分以上保持する。
【0013】
雑豆を破砕し搾汁若しくは裏ごしをして皮等を除去して得られたものを、果汁及び/又は野菜汁に混和するには、果汁及び/又は野菜汁7〜100%(W/W)を含有する飲料に雑豆ピューレ0.1〜10%(W/W)を混和することが好ましい。
【0014】
本発明の雑豆ミックス飲料としては、雑豆ピューレ及び果汁を含有する野菜・果汁ミックスジュース、又は果実・野菜ミックスジュース、雑豆ピューレ及び果汁を配合する飲料等が挙げられる。
【0015】
本発明の雑豆ミックス飲料の原料は、野菜汁及びその他の原料を配合することができる。野菜汁としては、上記したものが挙げられ、さらにホワイトグレープフルーツ、みかん、レモン等の破砕、磨砕物を適宜使用することができる。
【0016】
そして、本発明の雑豆ミックス飲料は、pH調整剤にてpHを3.3〜5.0に調整することが好ましい。
また、Brix(ブリックス)は6〜15に調整することが好ましい。
pH調整剤としては、有機酸、柑橘果汁、酸味料などが挙げられる。例えば、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、酢酸、乳酸及びグルコン酸等の有機酸、レモン及びオレンジ等の果汁、及び酸味料等が挙げられる。
【0017】
また、必要によりBrix調整剤及び甘味料などを添加してもよい。
これらの具体例としては、蜂蜜、砂糖、ブドウ糖及び果糖等の糖類;ソルビット、マルチトール及び還元乳糖等の糖アルコール;並びにキシロオリゴ糖、フラクトオリゴ糖及び乳化オリゴ糖等のオリゴ糖;リンゴ果汁、ぶどう果汁及びパイナップル果汁等糖類を含む果汁などが挙げられる。
【0018】
上記のように、雑豆ミックス飲料を一旦84℃以上に加熱し、引き続き所定温度で一定時間保持したら、室温まで急冷して、前記した特徴を有する本発明の雑豆ミックス飲料を得る。
【0019】
(実験1)雑豆ピューレの糊化温度
雑豆ミックスピューレ(小豆25%、インゲン豆25%、グリーンピース50%を含有する)(%は、W/W%を意味する。下述の%も同じ)と水を1:1の割合で混合し、80〜92℃の湯水中で加熱して、加熱した該雑豆ミックスピューレと水の混合物をVISKOGRAPH−E(ブランベンダー社製)で粘度を測定して、雑豆ミックスピューレの糊化温度を求めた。その結果を図1に示す。
【0020】
図1の結果から、雑豆ミックスピューレに含まれる澱粉の糊化温度は、84℃であることが判る。
【0021】
(実験2)加熱保持条件が雑豆ピューレの澱粉粘度に与える影響
実験1で用いたものと同一の雑豆ミックスピューレと水とを1:1で混合し、92℃で1分間加熱して、雑豆ミックスピューレが含有する澱粉を糊化した。
次に、この混合液を40、50、60、又は70℃の各温度に10分間加熱保持した。
そして、該混合液をキャノンフェンスケ型粘度計で、20℃での水の粘度を1.0として漿液比粘度を測定した。
また、コントロールとして、該混合液を無加熱のものと、該混合液を92℃で1分間加熱した後、直ちに20℃に急冷したものの漿液比粘度も測定した。
同様に雑豆ミックスピューレとリンゴ果汁とを1:1で混合し、この混合液を92℃で1分間加熱して、雑豆ミックスピューレが含有する澱粉を糊化した後、該混合液を40、50、60、又は70℃の各温度に10分間保持した。そして、該混合液をキャノンフェンスケ型粘度計で、20℃での水の粘度を1.0として漿液比粘度を測定した。
また、コントロールとして、該混合液を無加熱のものと、該混合液を92℃で1分加熱した後、直ちに20℃に急冷したものの漿液比粘度も測定した。
この結果を図2に示す。
【0022】
図2の結果、雑豆ミックスピューレにリンゴ果汁を混和したものを、40℃、50℃、60℃の各温度で10分加熱保持する区分では、漿液比粘度が12以下であるが、70℃以上10分加熱保持する区分では、漿液比粘度が12を超え、最も高い値が得られることから、雑豆ミックスピューレにリンゴ果汁が共存する場合は、水が共存する場合に比べ、加熱保持条件の違いが雑豆ミックスピューレの澱粉粘度に影響することが判明した。よって、加熱保持条件の差異が豆類ミックスピューレの澱粉とリンゴペクチンの相互作用に影響し、該相互作用が不足していると、容器充填後の凝集沈殿の発生に繋がることが推定された。
【実施例1】
【0023】
(雑豆含有果汁野菜混合飲料の調製)
実験1、2で用いたものと同じ雑豆ミックスピューレ1.0%、リンゴ透明果汁70%に、トマト野菜汁を加えて、100%とし、この混合液を撹拌機で均一に混合して、雑豆含有果汁野菜混合飲料を調合した(pH3.6、Brix9.0)。そして、該混合飲料を85℃に加熱して、常法通りに透明色の900mlのPETボトルに充填し、容器詰めした後、このPETボトル容器詰め飲料を、7区分用意し、それぞれ所定温度に制御された二重釜の熱水中にて、表1記載の如き温度で所定時間保持した(表1)。
そして、該PETボトル容器詰め飲料をシャワーで20分間の水冷却して、該飲料の液温を室温まで下げ、本発明1〜3、対照例及び比較例1〜3の雑豆ミックス飲料(雑豆含有果汁野菜混合飲料)を得た。そして、該PETボトル容器詰め飲料を二週間室温で保管した後、該混合飲料中に生成した凝集沈殿の程度をそれぞれ肉眼観察した。その肉眼観察の結果を表1に示した。
【0024】
【表1】

【0025】
また、上記雑豆ミックスピューレ2.0%、リンゴ果汁60%、梨果汁15%、人参野菜汁を加えて100%とし、この混合液を撹拌機で均一に混合して、雑豆含有果汁野菜混合飲料を調合した(pH3.5、Brix9.5)。そして、当該飲料を85℃に加熱して、常法通りに透明色の900mlのPETボトルに充填し、容器詰めした後、このPETボトル容器詰め飲料を、80℃で10分間加熱保持し、次いで該PETボトル容器詰め飲料をシャワーで20分間水冷却して、該飲料の液温を室温まで下げ、本発明4のPETボトル容器詰め飲料を作成した。
この雑豆ミックスピューレとリンゴ果汁を原料とする雑豆ミックス飲料を二週間室温保管したところ、該飲料中に雑豆ミックスピューレの澱粉に由来する白色の凝集物が観察されず、凝集沈殿の評価は、「−」であった。
【0026】
本発明1〜4及び表1の結果から、加熱保持を行わない対照例の区分は雑豆ミックス飲料中に白色の凝集物がはっきりと確認され、また70℃、3分の比較例1の区分、75℃3分の比較例2の区分及び80℃1分の比較例3の区分は、雑豆ミックス飲料中に小さい白色の凝集物が確認され、それぞれ好ましくないことが判る。
これに対し、本発明の区分は、混和液を品温84℃以上に加熱し、引き続き70℃以上80℃未満では4分以上、80℃以上では3分以上保持するものであるから、いずれの区分も白色の凝集物が確認されることはなく、良好な雑豆ミックス飲料を製造できることが判る。
【産業上の利用可能性】
【0027】
本発明の雑豆ミックス飲料は、雑豆に由来する優れた風味を維持しつつ、雑豆に含まれる澱粉に起因する白色の凝集物(混濁物質)および白色沈殿が発生がない。よって、本発明の雑豆ミックス飲料を透明色のPETボトルやガラス容器に充填した際、その製品は高品質を維持し、商品価値が大変高いものとなる。
また、本発明の雑豆ミックス飲料の凝集沈殿を防止する方法は、乳化剤等の添加物を添加せずに、当該飲料の容器充填後の加熱保持条件を制御するだけなので、コストパフォーマンスに優れ、食品衛生的にも安心な発明である。
したがって、本発明によれば従来知られていない雑豆を利用した新規飲料を提供することが可能となり、飲料業界にとって多大な貢献となる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】図1は、雑豆ミックスピューレの糊化温度を示す図。
【図2】図2は、雑豆ミックス飲料の加熱保持温度と漿液比粘度の関係を示す図。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
雑豆を破砕し搾汁若しくは裏ごしをして皮等を除去して得られたものを、果汁及び/又は野菜汁に混和してなり、二週間室温保管しても、白色凝集物が観察されない雑豆ミックス飲料。
【請求項2】
雑豆を破砕し搾汁若しくは裏ごしをして皮等を除去して得られたものを、果汁及び/又は野菜汁を含有する飲料に混和し、該混和液を品温84℃以上に加熱し、引き続き70℃以上80℃未満では4分以上、80℃以上では3分以上保持することを特徴とする雑豆ミックス飲料の製造法。
【請求項3】
雑豆を破砕し搾汁若しくは裏ごしをして皮等を除去して得られたものを、果汁及び/又は野菜汁を含有する飲料に混和し、該混和液を品温84℃以上に加熱した後、品温70℃以上において包装容器詰めし、該容器詰飲料を熱媒体にて品温70℃以上80℃未満では4分以上、80℃以上では3分以上保持することを特徴とする雑豆ミックス飲料の製造法。
【請求項4】
雑豆が、小豆、インゲン豆、ササゲ、ソラ豆、フィールドピー及びグリーンピースのうちいずれか1種又は2種以上の混合物である請求項2又は3に記載の雑豆ミックス飲料の製造法。
【請求項5】
雑豆を破砕し搾汁若しくは裏ごしをして皮等を除去して得られたものが、小豆、インゲン豆、ササゲ、ソラ豆、フィールドピー及びグリーンピースのうちいずれか1種のピューレ又は2種以上の雑豆ミックスピューレである請求項2又は3のいずれかに記載の雑豆ミックス飲料の製造法。
【請求項6】
果汁が、リンゴ、オレンジ、桃、グレープフルーツ、ぶどう、パイナップル、梨及びバナナのうちいずれか1種の果汁又は2種以上のミックス果汁である請求項2〜5のいずれかに記載の雑豆ミックス飲料の製造法。
【請求項7】
野菜汁が、トマト、人参、ほうれん草、モロヘイヤ、パセリ、セルリー、ピーマン、キャベツ、ケール、ブロッコリーのうちいずれか1種又は2種以上の搾汁又は磨砕物である請求項2〜5のいずれかに記載の雑豆ミックス飲料の製造法。
【請求項8】
果汁及び/又は野菜汁を7〜100(W/W)%含有する飲料に雑豆ピューレを0.1〜10(W/W)%混和することを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の雑豆ミックス飲料の製造法。

【図1】
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【図2】
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