説明

電化製品用の操作装置、および操作方法

【課題】 電化製品用の操作装置、および操作方法を提供する。
【解決手段】 電化製品用の操作装置は、制御パネルと、それに配置された回転作動用の操作要素と、制御装置とを有し、この場合、操作要素は、制御パネルの後部に配置された収容部に取り付けられ、前面において、制御装置に導電接続されるセンサ素子を有するタッチセンシティブスイッチを備える。操作装置は、押圧によって操作要素を収容部内の前記操作要素の後退位置に後退させるための後退装置を備える。ノブを単一の後退回転位置における前記ノブの後退位置に単に後退させることができるように、後退装置が構成され、タッチセンシティブスイッチがこの後退回転位置で制御装置によって停止される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、制御パネルと、前記制御パネルに配置された回転作動操作用の操作要素とを有し、前記制御パネルの後部に制御装置を有する電化製品用の操作装置であって、前記操作要素が、前記制御パネルの後部に配置された収容部に取り付けられ、前面において、センサ素子を有するタッチセンシティブスイッチを備え、前記スイッチが導電的にまたは前記制御装置との容量性信号伝達を行うことができるように接続され、前記操作装置が、押圧によって前記操作要素を実質的に収容部内の後退位置に後退させるための後退装置を備える操作装置において、ノブが1つのみの後退回転位置における前記後退位置に後退可能であるように、前記後退装置が構成され、前記タッチセンシティブスイッチが前記後退回転位置で前記制御装置によって停止される操作装置と、それに対応する操作方法とに関する。
【背景技術】
【0002】
一方、回転作動用の操作要素を有するこのような操作装置の場合、前記操作要素を「後退する回転ノブ」として構成することが知られている。通常、操作要素はこの場合制御パネル内に後退する。上記操作要素が必要とされる場合、それらの操作要素は、一般にそれらを1回押圧することによって飛び出すようにすることが可能であり、ここで、完全に把持することが可能である。操作工程後または電化製品の使用後に、上記操作要素をそれらの後退位置に後退させ得る。
【0003】
特許文献1から、タッチセンシティブスイッチを回転作動用の操作要素の前面に設けることが知られている。このようにして、回転作動に加えて、別の切換工程を実行することが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許第2007/0181410A1号明細書
【特許文献2】独国特許出願公開第102009006434A号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、従来技術の問題を回避することを可能にし、特に、実用的で万能な操作装置およびそれに対応する操作方法を提供し得る上記操作装置および上記操作方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この課題は、請求項1の特徴を有する操作装置と、請求項12の特徴を有する関連する操作方法とによって解決される。本発明の有利かつ好ましい形態は、別の請求項の主題であり、以下により詳細に説明される。以下に記載する特徴のいくつかは、操作装置の参照のみによってまたは操作方法の参照のみによって示される。しかし、上記特徴は、操作装置および操作方法の両方に無関係に適用されるように意図される。請求項の用語は、明確な参照によって明細書の記載内容に援用される。
【0007】
操作装置が、制御パネルと、それに配置された操作要素とを備え、この操作要素が、回転作動操作のために構成され、すなわち、ある種の回転ノブであることが意図される。さらに、操作装置は制御装置を備え、この制御装置は、有利には、制御パネルの後部に配置され、特に、操作装置、さらには電化製品全体に関連する他の操作要素にも向けられる。操作要素は、制御パネルの後部にまたはその背部に配置された収容部に取り付けられる。操作要素の前面は、センサ素子を有するタッチセンシティブスイッチを備え、そのタッチセンシティブスイッチまたはセンサ素子は制御装置に導電接続される。操作装置は、押圧によって操作要素を実質的に収容部内の前記操作要素の後退位置に後退させるための操作要素用の後退装置を備える。
【0008】
本発明によれば、操作要素または回転ノブを、1つのみの回転位置における前記操作要素または回転ノブの後退位置、すなわち「後退回転位置」に後退させることができるように、後退装置が構成される。ここで、この後退回転位置において、タッチセンシティブスイッチが制御装置によって停止されるかまたは非作動にされ、無視される。
【0009】
このようにして、本発明は、この目的のために使用される操作者の指がタッチセンシティブスイッチまたはセンサ素子に接触する場合、操作要素が後退位置に後退しているかまたは飛び出しているか否かにかかわらず、操作要素が押圧されるときに、前面の押圧または接触に関連する切換工程が起動されないことを可能にする。したがって、この後退回転位置では、制御装置によりスイッチ機能が起動されない。
【0010】
さらに、1つのみの回転位置に対する後退位置への操作要素の後退の可能性を制限することにより、タッチセンシティブスイッチがこの位置で停止されるだけで十分である。この後退回転位置が、有利には、操作装置の、または操作要素の、およびそれに接触するスイッチ装置または角度センサのオフ位置である場合、一般に、選択機能はこの位置のどこにも設けられず、出力または機能のレベル設定もない。このようにして、他の全ての回転位置において、操作要素を全く押圧することができず、ここで、操作者はこのことに気付くので、実際には、操作要素の前面の意図しない接触の危険性もないことが意図され得る。
【0011】
本発明の一形態では、タッチセンシティブスイッチ、または主にそれを構造的に形成するセンサ素子は、操作要素の前面に固定されるかまたは設けられる導電性表面である。一方では、これに関して、タッチセンシティブスイッチまたはセンサ素子が、操作者の当てられた指とセンサ素子との間の直接的な電気的接触のために外側に向かって露出されることが可能である。代わりに、絶縁の問題を回避するためにおよび安全規則を満たすために、タッチセンシティブスイッチまたはそのセンサ素子を前方に向かって、すなわち外側に向かって電気的に絶縁してもよい。このことは、例えば、絶縁プラスチック層、コーティング、接着剤フィルム等によって実現することが可能である。センサ素子自体は、例えば、コーティングの形状において、または接着接合されるか、さもなければ固定される小さな金属板の形状において、金属表面の形態をとり得る。さらに、例えば、上記センサ素子を、操作要素として構成された回転ノブに組み込むかまたは射出成形することが可能である。
【0012】
操作要素は、それを介した制御装置への導電性接続部を備え、さらに、この接続部は、後退装置を通過するかまたはそれに沿って案内される。このため、少なくとも部分的に導電性のばね要素、有利には、金属製の螺旋ばねを設け得る。特に、ばねを後退装置の機能部として使用することが可能である。例えば、伸長する導電性ばねを設けることが可能であり、このばねは、有利には、螺旋ばねとして構成され、従来通りに上記後退装置に設けられた飛び出しばねに加えて、この飛び出しばねと上記スイッチ装置または角度センサとの別の電気接点を提供する。このため、スイッチ装置のシャフトは、スイッチ装置の内部のピックオフによって有利には導電性である。導電性接続要素によって、後退装置の上記接触ばねおよび飛び出しばねを接続または連結することが可能である。さらに、いずれにしても直接的または間接的に操作要素を押圧しなければならない飛び出しばねは、センサ素子にまたは容量性信号伝達によって導電接続することが可能である。この場合、センサ素子と飛び出しばねとを構造ユニットとして予め製作し、次に、特に上記のような射出成形によって、前記センサ素子および前記飛び出しばねを回転ノブに設置することも可能である。
【0013】
本発明の別形態では、後退装置は、操作要素に接続される入れ子式スリーブと、スイッチ装置の旋回ピンまたは回転シャフトに嵌合される入れ子式管とを備え得る。入れ子式スリーブは入れ子式管にわたって延び、それらの2つの部分がラッチ機構によって互いに連結される。入れ子式管は、圧縮された飛び出しばねにより入れ子式スリーブに対して緊張され、前記飛び出しばねは、上記のように、センサ素子に当接するかまたは電気的に接触することが可能である。
【0014】
本発明の一形態では、入れ子式管は、電気絶縁部であることが可能であり、特にプラスチックからなることが可能であり、好ましくは入れ子式スリーブと同様であり得る。本発明の代替形態では、少なくとも、スイッチ装置の回転シャフトに直接押圧される入れ子式管は、導電性であるかまたは金属から製造され、センサ素子に導電接続することが可能である。上記のように、飛び出しばねがこの目的のために使用され得る。代わりに、入れ子式スリーブは、導電性構造であってもよく、一方ではセンサ素子に接続され、他方では入れ子式管に導電接続されてもよい。
【0015】
センサ素子の一形態は、有利には、側縁から数ミリメートルの距離にあるようなものである。この目的は、操作用の回転ノブの通常の回転において、突き出した指または突き出した指先がセンサ素子に不意に接触しないことを保証することである。もちろん、それと同時に、センサ素子を、指で容易に認識することができないような小さなものにしてはならない。これに関連して、有利には、上記センサ素子は、前面の直径の約半分の直径を有する。さらに、その他の点において、操作要素が外側に金属部分を備えるかまたは少なくとも部分的に導電性である場合、ここで、センサ素子へのブリッジが生じることができないことを保証しなければならない。
【0016】
本発明のさらに別の形態では、制御装置は、操作要素を押圧するかまたは後退させる工程が開始されるときを認識することも可能である。次に、いわばこれによってセンサ素子を停止し得る。しかし、もちろん、このことのおそらく不利な特徴は、このような措置がおそらく若干過度に遅くなるように、押圧が実際に行われる前の押圧時に、最初にセンサ素子に接触しなければならないことである。
【0017】
本発明のさらに別の形態では、例えば特許文献2から知られているように、操作要素を照射することが可能である。
【0018】
これらおよび別の特徴は、請求項からだけでなく、説明および図面からも明らかになり、個々の特徴は、本発明の実施形態のサブコンビネーションの形態においておよび他の分野において、それぞれ単独でまたは複数の組み合わせで実現され、本明細書で保護が請求される有利でそれ自体保護可能な実施形態を表すことが可能である。本出願が個々の区分および副題に細分されても、以下になされる説明の一般的な適用性が制限されない。
【0019】
本発明の例示的な実施形態を図面に概略的に示し、以下により詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】操作要素用の後退装置と、操作要素の前方のタッチセンシティブスイッチとを有する本発明による操作装置の横断面図である。
【図2】図1と同様の操作装置の代替形態の図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
図1は、より詳細には図示していない電化製品、例えば電気調理器の回転作動用の、したがって回転制御用の操作装置11の非常に概略的な図である。前記電化製品の制御パネル12には操作装置11が組み込まれる。操作装置11は、それ自体知られているように、回転操作用のハンドルとしての回転ノブ15を有する操作要素14を備える。以下により詳細に説明するように、回転ノブ15の前面16を押圧することにより、その前面が制御パネル12とほぼ面一になるかそれよりも下になり、そして再び飛び出るように、前記前面を後退位置に後退させることが可能である。
【0022】
それ自体知られているように、操作要素14は収容部17に取り付けられるか、または操作装置11はこのような収容部を備える。この場合、収容部17は略カップ状であり得る。収容部17には、操作要素14用の後退装置18が設けられる。実質的にそれ自体知られているように、操作要素14または回転ノブ15に確実に接続される入れ子式スリーブ19によって、後退装置18を構成することが可能である。入れ子式管20は入れ子式スリーブ19に延び、その管とそのスリーブとがラッチ機構22によって接続される。前面16への押圧により、後退した操作要素14を自動的に飛び出させる飛び出しばね24が入れ子式スリーブ19に設けられる。それ自体導電性であり、このため、有利には金属製である飛び出しばね24は、有利には金属製の同様に導電性の接触子25によって、接触ばね26に接続または接触される。有利には、接触ばね26も金属からなる。上記接触ばねは、スイッチ装置30の同様に好ましくは金属製の回転シャフト28の前部に配置され、前記スイッチ装置は、有利には、コードスイッチ、例えばグレイコードスイッチであるか、またはその代わりに角度センサである。スイッチ装置30を収容部17の後部に取り付けることが可能である。図示していないが、スイッチ装置30内において、電気接点が回転シャフト28に設けられ、次に、おそらくは制御装置32に向かう。したがって、制御装置32は飛び出しばね24に電気的に接続される。
【0023】
回転ノブ15は、詳細には、例えば金属材料またはプラスチック材料の外側カバー34からなる。タッチセンシティブスイッチ36の前面16には、有利なことに、回転ノブ15の断面に対応する原則として円形の形状または表面が設けられる。タッチセンシティブスイッチ36はセンサ素子37を備え、このセンサ素子は、この場合、回転ノブに組み込まれるかまたは一体化された金属板の形態で存在する。センサ素子37の電気的接触は、センサ素子37の後部に設けられた接触部38によって行われ、この接触部38は、導電的にスリップさせ得る飛び出しばね24に機械的に接続される。対応する部分を射出成形で封止することによって、接触部38、飛び出しばね24および外側カバー34と共にセンサ素子37を形成または接続することが可能である。飛び出しばね24を共射出成形することも可能である。代わりに、この時点で、接触部38は、回転ノブ15から突出し、さらに特に、飛び出しばね24が電気的に接触して配置され得る入れ子式スリーブ19に機械的に接続されてもよい。また、入れ子式スリーブ19を射出成形してもしなくてもよい。
【0024】
図1には示していないが、当業者によって容易に達成されることは、回転ノブ15または操作要素14を1つのみの回転位置、すなわち後退回転位置に押圧し得るような後退装置18の、特にラッチ機構22の形態である。その他の点において、スイッチ装置30は制御装置32に接続され、したがって、制御装置32は、特に、それぞれの回転位置に関する情報を通知するので、制御装置32は、タッチセンシティブスイッチ36を停止してもよく、または有利にはオフ位置に対応する後退回転位置において、前記スイッチから受信されているスイッチ信号を用いなくてもよい。
【0025】
タッチセンシティブスイッチ36は、例えば特許文献1に記載されているように、容量式のタッチセンシティブスイッチであり得る。ここで、操作者の指の直接接触によりスイッチを起動するために、センサ素子37の前面が導電性であることが保証され得る。しかし、このようにする必要はなく、例えば安全規則に従うために、特にセンサ素子37を絶縁することも可能である。さらに、視覚的な理由により、例えばコーティングまたはプラスチック部分によって形成された前面16のために、単一の連続面を望むことも可能である。
【0026】
図2は、図1の操作装置11の変形例、すなわち、回転ノブ115によって形成される操作要素114を同様に備える制御パネル112を有する操作装置111を示している。上記操作装置の前面116には、同様に、タッチセンシティブスイッチ136が設けられ、このタッチセンシティブスイッチは、容量式のタッチセンシティブスイッチとして、回転ノブ115に挿入された対応するセンサ素子137を備える。
【0027】
この場合、より詳細には説明しない後退装置118を有する収容部117は同様にカップ状の構造である。後退装置118は、同様に、入れ子式スリーブ119と入れ子式管120とを備える。この場合、入れ子式スリーブ119は回転ノブ115と一体に構成される。この場合、入れ子式管120は、有利には金属からなる異なる構造の接触子125によって、同様に制御装置132に接続されるスイッチ装置130の旋回ピン128に嵌合される。さらに、後退装置118は、センサ素子137に導電接続される1つのみの飛び出しばね124を備え、図1に対応する接触ばねを備えない。電気的接触は飛び出しばね124から導電性接触子125を介して、スイッチ装置130における対応する電気ピックオフを備える同様に導電性の旋回ピン128に進行する。
【0028】
したがって、図2により、図1とは若干異なって回転ノブ115を構成することと、さらに特に、図1による接触ばね26を、若干異なるように構成された接触子125に置き換えることの両方が可能であることが明らかになる。さらに、図2に示していないラッチ機構により、操作要素114の1つのみの後退回転位置が存在することと、この位置が「オフ」位置であることが保証される。上記ラッチ機構は、入れ子式スリーブ119と入れ子式管120との間に必ずしも設ける必要はなく、収容部117の他の位置に設けてもよく、例えば、回転ノブ115の外側カバー134と直接相互作用し得る。
【符号の説明】
【0029】
11 操作装置
12 制御パネル
14 操作要素
15 回転ノブ
16 前面
17 収容部
18 後退装置
19 入れ子式スリーブ
20 入れ子式管
22 ラッチ機構
24 飛び出しばね
25 導電性接触子
26 接触ばね
28 回転シャフト
30 スイッチ装置
32 制御装置
34 外側カバー
36 タッチセンシティブスイッチ
37 センサ素子
38 接触部
111 操作装置
112 制御パネル
114 操作要素
115 回転ノブ
116 前面
117 収容部
118 後退装置
119 入れ子式スリーブ
120 入れ子式管
124 飛び出しばね
125 接触子
128 旋回ピン
130 スイッチ装置
132 制御装置
136 タッチセンシティブスイッチ
137 センサ素子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御パネルと、前記制御パネルに配置された回転作動操作用の操作要素とを有し、前記制御パネルの後部に制御装置を有する電化製品用の操作装置であって、前記操作要素が、前記制御パネルの後部に配置された収容部に取り付けられ、前面において、センサ素子を有するタッチセンシティブスイッチを備え、前記スイッチが導電的にまたは前記制御装置との容量性信号伝達を行うことができるように接続され、前記操作装置が、押圧によって前記操作要素を実質的に収容部内の後退位置に後退させるための後退装置を備える操作装置において、ノブが1つのみの後退回転位置における前記後退位置に後退可能であるように、前記後退装置が構成され、前記タッチセンシティブスイッチが前記後退回転位置で前記制御装置によって停止されることを特徴とする操作装置。
【請求項2】
前記タッチセンシティブスイッチ、または前記タッチセンシティブスイッチの前記センサ素子が、前記操作要素の前記前面の導電性表面であり、前記操作要素と前記後退装置とを介した前記制御装置への導電性接続部を備えることを特徴とする請求項1に記載の操作装置。
【請求項3】
前記導電性接続部が、少なくとも部分的に、導電性のばね要素を備えることを特徴とする請求項2に記載の操作装置。
【請求項4】
タッチセンシティブスイッチまたは前記センサ素子が前方に向かってまたは外側に向かって露出されることを特徴とする請求項1に記載の操作装置。
【請求項5】
タッチセンシティブスイッチまたは前記センサ素子が前方に向かってまたは外側に向かって電気的に絶縁されることを特徴とする請求項1に記載の操作装置。
【請求項6】
前記後退装置が、伸長する導電性ばねを備え、それと同時に、前記ばねが、前記タッチセンシティブスイッチと前記制御装置との電気接点または導電性接続部を提供することを特徴とする請求項1に記載の操作装置。
【請求項7】
前記ばねが螺旋ばねであることを特徴とする請求項6に記載の操作装置。
【請求項8】
前記後退装置が、入れ子式スリーブと、スイッチ装置の旋回ピンに嵌合された入れ子式管とを備え、前記入れ子式管にわたって前記入れ子式スリーブが延び、入れ子式管および入れ子式スリーブがラッチ機構を介して互いに連結され、前記入れ子式管が、飛び出しばねにより前記入れ子式スリーブに対して緊張され、前記飛び出しばねが、前記入れ子式スリーブの自由領域に延び、入れ子式管と入れ子式スリーブとを離すようにすることを特徴とする請求項1に記載の操作装置。
【請求項9】
前記飛び出しばねが前記操作要素に当接することを特徴とする請求項8に記載の操作装置。
【請求項10】
前記飛び出しばねが、導電性接続部として、前記タッチセンシティブスイッチまたは前記センサ素子に導電接続されることを特徴とする請求項8に記載の操作装置。
【請求項11】
前記入れ子式管が電気絶縁部であり、接触ばねが、一方の前記飛び出しばねへの導電性接触子と、他方の前記スイッチ装置に通じる前記導電性旋回ピンとの間の前記入れ子式管の内部に延び、前記スイッチ装置の前記旋回ピンが前記制御装置に導電接続されることを特徴とする請求項8に記載の操作装置。
【請求項12】
請求項1に記載の操作装置を操作するための操作方法において、操作要素の回転位置が、制御装置により前記操作装置のスイッチ装置で検出され、前記制御装置が、後退回転位置でタッチセンシティブスイッチを停止し、前記後退回転位置が、前記操作要素を収容部内の前記操作要素の後退位置に後退させ得る1つのみの回転位置であることを特徴とする操作方法。

【図1】
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【図2】
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