説明

電子機器装置

【課題】プリント基板を電子機器ケースに収納する時の作業時間を短縮させる。
【解決手段】電子機器10は、電子部品20が実装される略四角形のプリント基板30と、このプリント基板30を収納する筒状の電子機器ケース40を備え、この電子機器ケースは、D字状あるいはカマボコ状の断面形状をなし、この断面形状は、それぞれ、プリント基板の一辺の長さとほぼ等しいまたはやや長い長さの直径の半円形をなす半円形曲面部41、この半円形曲面部の中心と等しい位置から、半円形の半径とほぼ同じ長さで軌跡を描き、半円形曲面部から突出する2つの曲面側壁部42、43、この2つの曲面側壁部を結ぶように備えられる直線状の平面部44、を備えるので、プリント基板を電子機器ケースに収納する時の作業時間を短縮させることができるとともに、寸法バラツキを低減させることが可能になる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子部品が実装されたプリント基板を電子機器ケースに収納する構造の技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、プリント基板の電子機器ケースはケース下部とケース上部の2部品で構成され、ケース下部に電子部品が実装されたプリント基板をセットし、ケース上部と嵌合させる構造が一般的に広く知られている。(例えば、特許文献1参照。)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−357986号公報(段落「0043」〜段落「0047」、図1参照。)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ケース下部とケース上部の2部品で構成される電子機器ケースの場合、それぞれが製造寸法公差を有している。例えばプリント基板を保持する機構や、電子機器ケース相互を嵌合する機構、また電子機器ケース相互やプリント基板のズレを抑制する機構などがある。
【0005】
これらのバラツキによって嵌合が悪くケース上部とケース下部との嵌合部にガタツキが発生したり、プリント基板に実装された電子部品と電子機器ケースの内側が接触したりしてしまう問題がある。また、製造工程でも基板をケース下部にセットし、プリント基板の位置を調整してケース上部を嵌合させる為、作業者によって組み立て時間に差がでるといった問題もある。
【0006】
また、2つの部品を嵌合させる構造である為、ねじれによる電子機器ケースの変形が生じてしまう問題もある。
【0007】
本発明は、電子部品搭載されたプリント基板を電子機器ケースに収納する構造において、組み立て時の作業効率を上げ、寸法公差によるプリント基板のガタツキを抑制し、且つ電子機器ケースの強度を確保できる電子機器装置の構造を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明にかかる電子機器は、電子部品が実装される略四角形のプリント基板と、このプリント基板を収納する筒状の電子機器ケースを備え、電子機器ケースは、D字状あるいはカマボコ状の断面形状をなし、この断面形状は、それぞれ、プリント基板の一辺の長さとほぼ等しいまたはやや長い長さの直径の半円形をなす半円形曲面部、この半円形曲面部の中心と等しい位置から、半円形の半径とほぼ同じ長さで軌跡を描き、半円形曲面部から突出する2つの曲面側壁部、この2つの曲面側壁部を結ぶように備えられる直線状の平面部からなることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、プリント基板を電子機器ケースに収納する時の作業時間を短縮させることができるとともに、2以上のケースを嵌合させる構造と比較して、寸法バラツキを低減させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】実施の形態1における電子機器の斜視図である。
【図2】図1に示す電子機器の短手方向の側面を示す短手側面図である。
【図3】図1に示す電子機器の分解斜視図である。
【図4】図1に示す電子機器の組み立て工程を示す組立斜視図である。
【図5】図2に示す電子機器のプリント基板を模式的に拡大した端面模式図である。
【図6】実施の形態1における電子機器を備える照明器具の斜視図である。
【図7】図6に示す照明器具の分解斜視図である。
【図8】実施の形態2における電子機器の斜視図である。
【図9】図8に示す電子機器の長手方向の側面を示す長手側面図である。
【図10】図8に示す電子機器の短手方向の側面を示す短手側面図である。
【図11】図8に示す電子機器の組み立て工程を示す組立斜視図である。
【図12】実施の形態2における他の電子機器の短手方向の側面を示す短手側面図である。
【図13】実施の形態3における電子機器の斜視図である。
【図14】図13に示す電子機器の長手方向の側面を示す長手側面図である。
【図15】図13に示す電子機器の短手方向の側面を示す短手側面図である。
【図16】図13に示す電子機器の基板固定部材の斜視図である。
【図17】実施の形態3における電子機器の斜視図である。
【図18】図17に示す電子機器の長手方向の側面を示す長手側面図である。
【図19】図17に示す電子機器の短手方向の側面を示す短手側面図である。
【図20】図17に示す電子機器の基板固定部材の斜視図および側面図である。
【図21】実施の形態4における電子機器の斜視図である。
【図22】図21に示す電子機器の短手方向の側面を示す短手側面図である。
【図23】図21に示す電子機器の基板固定部材の斜視図である。
【図24】実施の形態4における他の電子機器の斜視図である。
【図25】図24に示す電子機器の長手方向の側面を示す長手側面図である。
【図26】図24に示す電子機器の短手方向の側面を示す短手側面図である。
【図27】図24に示す電子機器の基板固定部材の斜視図および側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
実施の形態1.
図1は、本実施の形態を示す電子機器の斜視図であり、図2は、図1に示す電子機器の短手方向の側面を示す短手側面図であり、図3は、図1に示す電子機器の分解斜視図である。
【0012】
電子機器10は、電子部品20が実装される略長方形のプリント基板30と、このプリント基板30を収納する筒状の電子機器ケース40を備える。
【0013】
電子部品20は、トランス20a、コンデンサ20b、20c、端子台20d、20eなどの部品であり、プリント基板30に半田などによって固定され、実装される。
【0014】
端子台20d、20eは、それぞれプリント基板30の長手方向の両端部に実装され、電源線などの電線が接続される。
【0015】
プリント基板30は、長手方向の端部側に取付穴31を備える。
【0016】
電子機器ケース40は、断面形状がD字状あるいはカマボコ状をなしている。
【0017】
この電子機器ケース40の断面形状は、それぞれ、プリント基板30の一辺の長さとほぼ等しいまたはやや長い長さの直径(半径r)の半円形をなす半円形曲面部41と、この半円形曲面部41の中心と等しい位置から、半円形曲面部41の半径rと同じ長さで軌跡を描き、半円形曲面部41から突出する2つの曲面側壁部42、43と、この2つの曲面側壁部42、43を結ぶように備えられる略直線状の平面部44と、プリント基板30を固定する基板固定機構45(固定部)と、この基板固定機構45にネジ46が取り付けられるネジ受け穴47と、被取付機器に取り付けるネジなどが挿入される機器取付穴48からなっている。
【0018】
電子機器ケース40の断面は、平面部44以外の断面(半円形曲面部41および曲面側壁部42、43)が略真円となっている。「略真円」とは、電子機器ケース40の平面部44以外の円弧部分の公称径が真円であることを示すが、電子機器ケース40の寸法公差は許容できるものとする。
【0019】
曲面側壁部42、43の長手方向の長さは、半円形曲面部41の長手方向の長さよりも長くなっている。そのため、端子台20d、20eの上面を半円形曲面部41で覆わないようにしているので、電源線などの電線を端子台20d、20eに接続し易くしている。
【0020】
平面部44は、電子機器ケース40を後述する照明器具100などの被取付機器へ取り付けた時に、電子機器ケース40が安定した状態で被取付機器に固定されるように、後述する被取付機器の取付部201に面接触する。
【0021】
なお、半円形曲面部41よりも延出させた曲面側壁部42、43の高さは、取り付けられるプリント基板の厚さや端子台20d、20eに電線を挿入する作業性などを考慮して、電子機器ケース40の端部の中心線p−pよりも平面部44側に低くしてもよい。
【0022】
また、平面部44の寸法は、電子機器ケース40を被取付機器の取付部201(平面)に置いた時に、電子機器ケース40が安定して静止する寸法である。したがって、電子機器ケース40は、半円形曲面部41または曲面側壁部42、43の曲面によって、取付部201への取り付けが不安定になることなく、取付部201に取り付けることができる。
【0023】
また、基板固定機構45は、曲面側壁部42の長手方向の一端側、かつ、電子機器ケース40の内側方向に折り曲げられて形成する。
【0024】
次に、本実施の形態に示す電子機器の組立工程について説明する。
【0025】
図4は、図1に示す電子機器の組み立て工程を示す組立図であり、図4(a)は、電子機器ケースにプリント基板を挿入する過程、図4(b)は、電子機器ケースにプリント基板を挿入した状態をそれぞれ示している。
【0026】
図5は、図2の電子機器を模式的に拡大した端面模式図である。図5は、プリント基板の短手方向の長さと、電子機器ケースの内壁との関係を説明するために、プリント基板の端面を部分的に拡大している。
【0027】
まず、電子機器ケース40の長手方向のいずれかの端部からプリント基板30を挿入する。なお、電子機器ケース40の長手方向の一端側には、プリント基板固定機能45を有しているので、プリント基板固定機能45を有していない電子機器ケース40の長手方向の他端側から挿入する方が、プリント基板30を挿入し易い。
【0028】
プリント基板30の断面対角寸法Zは、電子機器ケース40の円弧内寸Rと同じまたはやや短い寸法となるように設定している。
【0029】
したがって、プリント基板30の断面対角寸法Z(両側端部の対角を結ぶ線の長さ)は、電子機器ケース40の円弧内寸Rと同等であるため、プリント基板30が電子機器ケース40の開口部に挿入すると、プリント基板30の両側端部(プリント基板30の両側端部の角部)が電子機器ケース40の内壁に接触し、電子機器ケース40の円弧内寸Rに対するプリント基板30の位置(図4の矢印A1〜矢印A4で示す上下左右方向)は自然と決まる。
【0030】
次に、プリント基板30をA方向にスライドさせて電子機器ケース40内に収納する。その後、プリント基板30を電子機器ケース40の内壁に沿って回転させ、プリント基板30の長手方向端部側を基板固定機構45に接触させ、プリント基板30の取付穴31にネジ46などの固定部材を挿入して基板固定機構45のネジ受け穴47にねじ込み、プリント基板30を基板固定機構45に固定する。
【0031】
このように、プリント基板30は、短手方向の一端側には取付穴31が設けられており、この取付穴31にネジ46を挿入して、プリント基板30を基板固定機構45に固定する。したがって、プリント基板30が電子機器ケース40の内径に沿って回転するのを防止できる。
【0032】
また、プリント基板30を電子機器ケース40に収納するとともに固定するので、互いの寸法公差を考慮する部品が少なくなるため、電子機器ケース40およびプリント基板30の寸法公差の影響を受けにくくすることができる。
【0033】
また、電子機器ケース40は、押し出し加工または成型加工によって一体的に形成することによって、電子機器ケース40の外周は切れ目や嵌合部分がない(平面に展開できない)構造とすることができる。このように電子機器ケース40を一体的に形成することによって、電子機器ケース40の外周に切れ目や嵌合部をなくし、電子機器ケース40の強度を増すことができるとともに、嵌合部の構造公差の影響を少なくすることができる。
【0034】
また、電子機器ケース40が金属製のときに、プリント基板30の取付穴31にアース端子を備えると、ネジ46を介してプリント基板30に配置された回路を電子機器ケース40に電気的に接続することができる。なお、図示していないが、プリント基板30に配置された回路と電子機器ケース40との間に、接地用コンデンサを介在させて電気的に接続する構造をとっている。
【0035】
なお、電子機器ケース40が金属製でないとき、例えば樹脂製の場合は、基板固定機構45に別途被取付機器と電気的に接続する中継端子を備えて、プリント基板30のアース端子と中継端子を電気的に接続してもよい。
【0036】
なお、本実施の形態では、プリント基板30の形状が長方形の場合について説明したが、正方形であってもよい。
【0037】
また、本実施の形態では、基板固定機構45を1つ備える場合について説明したが、2つ以上備えてもよい。
【0038】
実施例1.
本実施例は、電子機器を取り付けた照明器具(取付機器)を説明する。
【0039】
図6は、本実施例を示す照明器具の斜視図であり、図7は、図6に示す照明器具の分解斜視図である。
【0040】
照明器具100は、電子機器10が取り付けられる器具本体200と、器具本体200の両端部に取り付けられ、ランプLが着脱可能の取り付けられるランプソケット300と、器具本体200を覆うように取り付けられ、ランプLが発した光を反射する反射板400と、この反射板400を器具本体200に固定する固定具500と、器具本体200に取り付けられ、電子機器10と電気的に接続される端子台600を備える。
【0041】
器具本体200は、電子機器10および端子台600が取り付けられるほぼ平面状の取付部201と、長手方向の両端側に、ランプソケットが取り付けられるランプソケット取付台座202と、固定具500が取り付けられる固定具取付台座203(図示しない)を備える。
【0042】
反射板400は、固定具500が挿入されて器具本体200に固定される固定具取付部401と、長手方向両端に備えられ、ランプソケット300が反射面側に突出するように挿入されるランプソケット挿入部402とを備える。
【0043】
電子機器10は、電子機器ケース40の平面部44が器具本体200の取付部201に面接触するように取り付けられる。
【0044】
したがって、電子機器ケース40の平面部44が、器具本体200の取付部201に接触するように取り付けられるので、電子機器ケース40は、半円形曲面部41または曲面側壁部42、43の曲面によって、器具本体200(取付部201)への取り付けが不安定になることはなく、安定した状態で電子機器10(電子機器ケース40)を器具本体200(取付部201)に取り付けることができる。
【0045】
実施の形態2.
本実施の形態は、実施の形態1の電子機器の電子機器ケースの内周に沿って絶縁シートを配置したものである。実施の形態1と同様の構成については同符号を付し、説明を省略する。
【0046】
図8は、本実施の形態を示す電子機器の斜視図であり、図9は、図8に示す電子機器の長手方向の側面を示す長手側面図であり、図10は、図8に示す電子機器の短手方向の側面を示す短手側面図である。
【0047】
電子機器10aは、電子部品20が実装される略長方形のプリント基板30と、このプリント基板30を収納する筒状の電子機器ケース40aと、プリント基板30と電子機器ケース40aとの間に取り付けられる絶縁シート50(絶縁部材)を備える。
【0048】
電子機器ケース40aは、断面形状がD字状あるいはカマボコ状をなしている。
【0049】
この電子機器ケース40aの断面形状は、それぞれ、プリント基板30の一辺の長さとほぼ等しいまたはやや長い長さの直径(半径r)の半円形をなす半円形曲面部41と、この半円形曲面部41の中心と等しい位置から、半円形曲面部41の半径rと同じ長さで軌跡を描き、半円形曲面部41から突出する2つの曲面側壁部42a、43aと、この2つの曲面側壁部42a、43aを結ぶように備えられる略直線状の平面部44と、プリント基板30を固定する基板固定機構45(固定部)と、この基板固定機構45にネジ46が取り付けられるネジ受け穴47と、被取付機器に取り付けるネジなどが挿入される機器取付穴48からなっている。
【0050】
絶縁シート50は、断面形状が電子機器ケース40aの内径の形状とほぼ同様の形状であり、電子機器ケース40aの内径に沿って取り付けられる。
【0051】
また、絶縁シート50は、シート状のプラスチックシート(例えば、ポリエチレン、ポリエステルフィルムなど)の短手方向の両端側を折り曲げて、断面形状を「コ」の字状に形成されている。絶縁シート50は、弾性力を持っており、折り曲げられた絶縁シート50の両端を内側に変形させる(例えば、曲面を描くように撓ませる)ことができる。
【0052】
次に、この実施の形態における電子機器の組み立て工程について説明する。
【0053】
図11は、本実施の形態の電子機器の組み立て工程を示す組立斜視図であり、図11(a)は、電子機器ケースに絶縁シートを挿入する前の状態を示す斜視図、図11(b)は、電子機器ケースに絶縁シートを挿入する過程を示す斜視図、図11(c)は、電子機器ケースに絶縁シートを挿入した状態を示す斜視図、図11(d)は、プリント基板を電子機器ケースに挿入する過程を示す斜視図、図11(e)は、プリント基板を電子機器ケースに挿入した状態を示す斜視図である。
【0054】
まず、絶縁シート50の両端を内側に撓ませ、電子機器ケース40aの開口部から滑り込ませるように挿入・収納する。(図11(a)、図11(b))
【0055】
撓ませた絶縁シート50の両端は、電子機器ケース40aに挿入すると、絶縁シート50の弾性力で電子機器ケース40aの内壁(曲面側壁部42、43の内側)に接触し、絶縁シート50の断面は、電子機器ケース40aの断面(断面内壁)とほぼ同じ形状となる。
【0056】
次に、プリント基板30を、絶縁シート50を収納する電子機器ケース40aの開口部から滑り込ませるように挿入し、収納する。(図11(c)〜図11(e))
【0057】
このとき、実施の形態1とほぼ同様に、プリント基板30の断面対角寸法3(両側端部の対角を結ぶ線の長さ)は、電子機器ケースの内径と同等であるため、プリント基板30が電子機器ケース40aの開口部に挿入すると、プリント基板30の両側端部(プリント基板30の両側端部の角部)が電子機器ケース40aの内壁に接触し、電子機器ケース40aの内径に対するプリント基板30の位置(上下左右方向)は自然と決まる。
【0058】
なお、絶縁シート50の厚さは薄く、また、電子機器ケース40aの内壁に接触するように電子機器ケース40a内に収納されているので、本実施の形態では、説明の都合上、絶縁シート50の厚さは電子機器ケース40aの内径寸法に含むものとして、電子機器ケース40aの内径寸法と絶縁シート50の内径寸法とプリント基板30の外形寸法とのそれぞれの関係についての詳細説明を省略するが、実際には、電子機器ケース40aに絶縁シート50を収納した状態での絶縁シート50の内径寸法とプリント基板30の外形寸法によって、プリント基板30の位置が自然と決まるものである。
【0059】
次に、電子機器ケース40aに収納後、プリント基板30は電子機器ケース40aの内径に沿って回転させ、プリント基板30を基板固定機構45に接触させ、プリント基板30の取付穴31にネジ46などの固定部材を挿入して基板固定機構45のネジ受け穴47にねじ込み、プリント基板30を基板固定機構45に固定する。
【0060】
次に、プリント基板30をA方向にスライドさせて、電子機器ケース40a内に収納し、プリント基板30の取付穴31にネジ46を挿入して、基板固定機構45にネジ止めする。
【0061】
このように、プリント基板30は、短手方向の一端側には取付穴31が設けられており、この取付穴31にネジ46を挿入して、プリント基板30を基板固定機構45に固定する。したがって、プリント基板30が電子機器ケース40aの内径に沿って回転するのを防止できる。
【0062】
また、プリント基板30を電子機器ケース40aに収納するとともに固定するので、電子機器ケース40aおよびプリント基板30の寸法公差の影響を受けにくくすることができる。
【0063】
また、プリント基板30と電子機器ケース40aとの間に絶縁シート50を介在させるので、絶縁シート50によって、プリント基板30と電子機器ケース40aとの絶縁距離が確保できる。
【0064】
したがって、絶縁シート50を配置することにより、プリント基板30に実装された電子部品やプリント基板30のパターンとの充電部と電子機器ケース40a間の空間距離が短く出来るため、曲面側壁部42、43の高さを低くして、プリント基板30と平面部の距離を近づけることができ、電子機器ケース40aの外形を小型化することができ、電子機器10aの小型化につながる。
【0065】
なお、本実施の形態では、絶縁シート50の断面形状を電子機器ケース40aの内径とほぼ同様の形状の場合について説明したが、電子機器ケース40aとプリント基板30との絶縁距離が取れればよく、電子機器ケース40aの平面部44とプリント基板30の間に挿入する平面状などであってもよい。
【0066】
また、本実施の形態では、絶縁シート50を電子機器ケース40aとプリント基板30との間に挿入する場合について説明したが、電子機器ケース40aとプリント基板30との絶縁距離が充分に保てる場合は、絶縁シート50を挿入しなくてもよい。例えば、本実施の形態では、電子機器ケース40aの内壁(半円形曲面部41、曲面側壁部42a、43aおよび平面部44)に密着させる場合について説明したが、プリント基板30と半円形曲面部41、曲面側壁部42a、43aとの絶縁距離が充分である場合は、平面部44とプリント基板30との間のみ絶縁シート50を備えてもよい。
【0067】
また、本実施の形態では、絶縁シート50を用いる場合について説明したが、絶縁シート50を用いることなく、電子機器ケース40aの両端部からシリコンやウレタンなどの流動性のある充填材(絶縁部材)を電子機器ケース40aの内部に充填しても良い。ここで用いるシリコンやウレタンなどの充填材(絶縁部材)は、電子機器ケース40aに充填後固まる特性を有したものを用いる。
【0068】
このように、絶縁部材として、シリコンやウレタンなどの充填材を用いる場合であっても、電子機器ケース40aには切れ目や嵌合部がないため、シリコンやウレタンなどが電子機器ケース40aの外部に流れ出すことはない。
【0069】
図12は、本実施の形態の他の電子機器の短手方向の短手側面図である。
【0070】
図12に示す電子機器は、図8に示す電子機器の平面部を底面平面部とするとき、上面に上面平面部を設けたものである。
【0071】
この電子機器ケース40bは、底面平面部44aの対角にもう一箇所平らな上面平面部44bを有する構造である。
【0072】
電子機器10bは、電子機器ケース40bとプリント基板30との間に絶縁シート50を備えるので、電子機器ケース40bの上面平面部44bと、プリント基板30に実装される電子部品20との絶縁距離を保つことができる。
【0073】
このように、図10に示す電子機器40aでは、電子機器ケース40aの上部は円形であり、収納されたプリント基板30の実装電子部品と電子機器ケース40aの上部間には余分な空隙が存在する場合がある。このような場合に、図12に示す電子機器10bのように、上面平面部44bを設け、プリント基板30に実装される電子部品20と上面平面部44bとの間の余分な空隙を無くすことで、電子機器ケース40bの小型化が可能になり、電子機器10bが搭載される照明器具100(取付機器)の小型化・薄型化が可能になる。
【0074】
実施の形態3.
本実施の形態は、実施の形態1または実施の形態2に示す電子機器の基板固定機構45の形状を変更したものである。実施の形態1または実施の形態2と同様の構成については同符号を付し、説明を省略する。
【0075】
図13は、本実施の形態を示す電子機器の斜視図であり、図14は、図13に示す電子機器の長手方向の長手側面図であり、図15は、図13に示す電子機器の短手方向の短手側面図である。
【0076】
電子機器10cは、電子部品20を実装される略長方形のプリント基板30と、このプリント基板30を収納する筒状の電子機器ケース40cと、電子機器ケース40cの両端部にそれぞれ取り付けられ、プリント基板30を電子機器ケース40c内に固定する基板固定部材45aとを備える。
【0077】
電子機器ケース40cは、断面形状がD字状あるいはカマボコ状をなしている。
【0078】
この電子機器ケース40cの断面形状は、それぞれ、プリント基板30の一辺の長さとほぼ等しいまたはやや長い長さの直径(半径r)の半円形をなす半円形曲面部41と、この半円形曲面部41の中心と等しい位置から、半円形曲面部41の半径rと同じ長さで軌跡を描き、半円形曲面部41から突出する2つの曲面側壁部42a、43aと、この2つの曲面側壁部42a、43aを結ぶように備えられる略直線状の平面部44と、被取付機器に取り付けるネジなどが挿入される機器取付穴48からなっている。
【0079】
図16は、本実施の形態を示す基板固定部材の斜視図である。
基板固定部材45aは、「コ」の字状をなしており、プリント基板30に接触する基台部45a1と、この基台部45a1を切り欠いた切欠部45a2と、基台部45a1に設けられ、ネジ46がねじ込まれるネジ穴45a3とを備える。切欠部45a2が、曲面側壁部42a、43aに挿入され、2つの基板固定部材45aにより電子機器ケース40cの両端を挟み込んで、プリント基板30が、電子機器ケース40cの長手方向および電子機器ケース40cの回転方向へ移動するのを規制し、電子機器ケース40c内の所定の位置に固定する。
【0080】
次に、この電子機器の組み立て工程について説明する。
まず、電子機器ケース40cの一端側の曲面側壁部42aに、基板固定部材45aの切欠部45a2を挿入して取り付ける。
【0081】
次に、電子機器ケース40cの他端側からプリント基板30を挿入し、電子機器ケース40cの一方側に取り付けた基板固定部材45aに接触させ、ネジ46をプリント基板30の取付穴31に挿入し、基台部45a1のネジ穴45a3にねじ込み、プリント基板30を基板固定部材45aに固定する。
【0082】
次に、電子機器ケース40cの他端側の曲面側壁部43aに、もう一つの基板固定部材45aの切欠部45aを挿入し、ネジ46をプリント基板30の取付穴に31挿入して、基台部45a1のネジ穴45a3にねじ込み、プリント基板30を基板固定部材45aに固定する。
【0083】
このように、2つの基板取付部材45aによって、プリント基板30の両端が挟みこまれて、電子機器ケース40cの回転方向およびプリント基板30の挿入方向へずれるのを防止できる。
【0084】
図17は、本実施の形態を示す他の電子機器の斜視図であり、図18は、図17に示す電子機器の長手方向の長手側面図であり、図19は、図17に示す電子機器の短手方向の短手側面図である。
【0085】
電子機器10dは、電子部品20を実装される略長方形のプリント基板30と、このプリント基板30を収納する筒状の電子機器ケース40dと、電子機器ケース40dの両端部にそれぞれ取り付けられ、プリント基板30を電子機器ケース40d内に固定する基板固定部材45bとを備える。
【0086】
図20は、本実施の形態を示す他の基板固定部材であり、図20(a)は斜視図、図20(b)は側面図である。
【0087】
基板固定部材45bは、側面形状が「コ」の字状に折り曲げられて形成される基台部45b1と、基台部45b1から側方に突出する固定板45b2と、基台部45b1から斜め方向に突出する基板取付ガイド部45b3と、基台部45b1の両端部がL字状に折り曲げられて形成する引掛部45b4と、基台部45b1または固定板45b2に設けられ、ネジ46がねじ込まれるネジ穴45b5とを備える。
【0088】
基板取付ガイド部45b3は、プリント基板30を電子機器ケース40dに挿入するときに、プリント基板30の回転方向にガイドし、プリント基板30が基板取付ガイド部45b3に接触して回転し、基板固定部材45bおよび基台部45b1の面上に載るようにガイドする。
【0089】
ネジ穴45b5は、ネジ46がねじ込まれ、プリント基板30を固定する。
【0090】
基板固定部材45bは、電子機器ケース40dの両端に装着され、プリント基板30の両端を保持する。
【0091】
このように、基板取付部材45bによって、プリント基板30の両端を電子機器ケース40dに固定するので、プリント基板30を電子機器ケース40dに挿入すると電子機器ケース40dの縦方向、横方向の位置決めを行うとともに、基板取付ガイド部45b3によってプリント基板30の回転がガイドされ、基台部45b1によって回転を規制するとともに位置決めを行うことができる。
【0092】
電子機器10dの組み立て工程は、電子機器10cの組み立て工程と同様のため説明を省略した。
【0093】
実施の形態4.
本実施の形態は、実施の形態1または実施の形態2に示す電子機器の電子機器ケースの形状を変更したものである。実施の形態1または実施の形態2と同様の構成については同符号を付し、説明を省略する。
【0094】
図21は、本実施の形態の電子機器の斜視図であり、図22は、図21の電子機器の側面図である。
【0095】
電子機器10eは、電子部品20を実装される略長方形のプリント基板30と、このプリント基板30を収納する筒状の電子機器ケース40eと、電子機器ケース40eの両端部にそれぞれ取り付けられ、プリント基板30を電子機器ケース40e内に固定する基板固定部材45cと、プリント基板30の長手方向両端部を基板固定部材45cに固定するネジ46を備える。
【0096】
電子機器ケース40eは、断面形状がD字状あるいはカマボコ状をなしている。
【0097】
この電子機器ケース40eの断面形状は、それぞれ、プリント基板30の一辺の長さとほぼ等しいまたはやや長い長さの直径(半径r)の半円形をなす半円形曲面部41と、この半円形曲面部41の中心と等しい位置から、半円形曲面部41の半径rと同じ長さで軌跡を描き、半円形曲面部41から突出する2つの曲面側壁部42b、43bと、この2つの曲面側壁部42b、43bを結ぶように備えられる略直線状の平面部44からなっている。
【0098】
図23は、本実施の形態の電子機器の基板固定部材の斜視図である。
【0099】
基板固定部材45cは、基台部45c1と、この基台部45c1から延出する機器取付部45c2と、基台部45c1に設けられ、略「コ」の字状に切り欠いた切欠部45c3と、基台部45c1に設けられ、ネジ46がねじ込まれるネジ穴45c4と、機器取付部45c2に設けられ、被取付機器に取り付けるネジ46などが挿入される機器取付穴48aを備える。
【0100】
電子機器ケース40eの一方の曲面側壁部42bに切欠部45c3を挿入し、電子機器ケース40eの他方からプリント基板30を挿入する。
【0101】
挿入したプリント基板30の一端側を基台部45c1のネジ穴45c4にネジ止めして固定する。
【0102】
次に、電子機器ケース40eの他方側の曲面側壁部43bに切欠部45c3を挿入し、プリント基板30の他方側を電子機器ケース40eに固定する。
【0103】
したがって、2つの基板固定部材45cによって、プリント基板30の両端が挟みこまれて、電子機器ケース40eの回転方向およびプリント基板30の挿入方向へずれるのを防止できる。
【0104】
図24は、本実施の形態の他の電子機器の斜視図であり、図25は、図24の電子機器の長手方向の長手側面図であり、図26は、図24の電子機器の短手方向の短手側面図である。
【0105】
電子機器10fは、電子部品20が実装される略長方形のプリント基板30と、このプリント基板30を収納する筒状の電子機器ケース40fと、電子機器ケース40fの両端部にそれぞれ取り付けられ、プリント基板30を電子機器ケース40f内に固定する基板固定部材45dと、プリント基板30の長手方向両端部を基板固定部材45dに固定するネジ46を備える。
【0106】
電子機器ケース40fは、断面形状がD字状あるいはカマボコ状をなしている。
【0107】
この電子機器ケース40fの断面形状は、それぞれ、プリント基板30の一辺の長さとほぼ等しいまたはやや長い長さの直径(半径r)の半円形をなす半円形曲面部41aと、この半円形曲面部41aの中心と等しい位置から、半円形曲面部41aの半径rと同じ長さで軌跡を描き、半円形曲面部41aから突出する2つの曲面側壁部42b、43bと、この2つの曲面側壁部42b、43bを結ぶように備えられる略直線状の平面部44からなっている。
【0108】
半円形曲面部41aの長手方向の両端には、ドライバなどが挿入される挿入穴49を備える。
【0109】
図27は、本実施の形態の他の基板取付部材の斜視図および側面図である。
基板取付部材45dは、基台部45d1と、基台部45d1の両側側から立設し、外形が電子機器ケース40eの曲面側壁部42、43の内径形状と同様の曲面を有するプリント基板取付部45d2と、プリント基板取付部45d2の基台部45d1側に設けられ、プリント基板30が挿入されるスリット45d3と、基台部45d1に設けられ、ネジ46がねじ込まれるネジ穴45d4と、基台部45d1の短手方向端部から突出して設けられる機器取付部45d5と、機器取付部45d5に設けられ、被取付機器に取り付けるネジなどが挿入される機器取付穴48bを備える。
【0110】
次に電子機器40fの組み立て工程について説明する。
電子機器ケース40fの一方の曲面側壁部42b、43bの内壁にプリント基板取付部45d2の外形が接触するように基板取付部材45dを挿入し、電子機器ケース40eの他方からプリント基板30を挿入する。
【0111】
挿入したプリント基板30の一端側が、スリット45d3に挿入され、ドライバなどを挿入穴49に挿入してネジ46を基台部45d1のネジ穴45d4にネジ止めしてプリント基板30を固定する。
【0112】
次に、電子機器ケース40fの他方側の曲面側壁部42b、43bの内壁にプリント基板取付部45d2の外形が接触させるとともに、プリント基板30の他方側にスリット45d3を挿入し、一端側と同様に、ドライバなどを挿入穴49に挿入してネジ46をネジ穴45d4にねじ込み、プリント基板30の他方側を電子機器ケース40fに固定する。
【0113】
したがって、2つの基板取付部材45dによって、プリント基板30の両端が挟みこまれて、電子機器ケース40fの回転方向およびプリント基板30の挿入方向へずれるのを防止できる。
【符号の説明】
【0114】
10、10a〜10f 電子機器、20 電子部品、20a トランス、20b、20c コンデンサ、20d、20e 端子台、30 プリント基板、31 取付穴、40、40a〜40f 電子機器ケース、41 半円形曲面部、42、42a、42b、43、43a、43b 曲面側壁部、44 平面部、44a 下面平面部、44b 上面平面部、45 基板固定機構、45a〜45d 基板固定部材、45a1 基台部、45a2 切欠部、45a3 ネジ穴、45b1 基台部、45b2 固定板、45b3 基板取付ガイド部、45b4 引掛部、45b5 ネジ穴、45c1 基台部、45c2 機器取付部、45c3 切欠部、45c4 ネジ穴、45c5 機器取付穴45d1 基台部、45d2 プリント基板取付部、45d3 スリット、45d4 ネジ穴、45d5 機器取付部、45d6 機器取付穴、46 ネジ、47 ネジ受け穴、48、48a、48b 機器取付穴、49 挿入穴、50 絶縁シート、100 照明器具、200 器具本体、201 取付部、202 取付台座、203 固定具取付台座、300 ランプソケット、400 反射板、401 固定具取付部、402 ランプソケット挿入部、500 固定具、600 端子台、L ランプ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子部品が実装される略四角形のプリント基板と、前記プリント基板を収納する筒状の電子機器ケースと、を備える電子機器であって、
前記電子機器ケースは、D字状あるいはカマボコ状の断面形状をなし、
この断面形状は、それぞれ、
前記プリント基板の一辺の長さとほぼ等しいまたはやや長い長さの直径の半円形をなす半円形曲面部、
この半円形曲面部の中心と等しい位置から、前記半円形の半径とほぼ同じ長さで軌跡を描き、前記半円形曲面部から突出する2つの曲面側壁部、
この2つの前記曲面側壁部を結ぶように備えられる直線状の平面部、
からなることを特徴とする電子機器。
【請求項2】
電子部品が実装される略四角形のプリント基板と、前記プリント基板を収納する筒状の電子機器ケースと、を備える電子機器であって、
前記電子機器ケースは、D字状あるいはカマボコ状の断面形状をなし、
この断面形状は、それぞれ、
前記プリント基板の一辺の長さとほぼ等しいまたはやや長い長さの直径の半円形をなす半円形曲面部、
この半円形曲面部の中心と等しい位置から、前記半円形の半径とほぼ同じ長さで軌跡を描き、前記半円形曲面部から突出する2つの曲面側壁部、
この2つの前記曲面側壁部を結ぶように備えられる直線状の平面部、
この平面部に対向するとともに、前記円形曲面部の一部を平面に形成する上面平面部、
からなることを特徴とする電子機器。
【請求項3】
前記電子機器ケースは、一体成形されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子機器。
【請求項4】
前記プリント基板を前記電子機器ケースに固定する固定部を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の電子機器。
【請求項5】
前記プリント基板はアース端子を備え、
前記電子機器ケースおよび前記固定部は、伝導性を有する金属からなり、前記アース端子に電気的に接続することを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
【請求項6】
前記固定部は、前記曲面側壁部に一体成形されることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の電子機器。
【請求項7】
前記固定部は、前記電子機器ケースとは別体の固定具であって、この固定具は、前記プリント基板の長手方向の両端部に取り付けられるとともに、前記ケースの両端部に接して、前記プリント基板を前記電子機器ケースに挿入する挿入方向のスライドを規制することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の電子機器。
【請求項8】
前記プリント基板と前記電子機器ケースとの間に、絶縁性を有する絶縁部材を備えることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の電子機器。
【請求項9】
前記プリント基板を前記電子機器ケースに挿入する挿入方向に前記半円形曲面部よりも突出し、被取付機器に取り付ける機器取付穴を備えることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【公開番号】特開2011−49443(P2011−49443A)
【公開日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−198072(P2009−198072)
【出願日】平成21年8月28日(2009.8.28)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【出願人】(390014546)三菱電機照明株式会社 (585)
【Fターム(参考)】