説明

電子機器

【課題】組立作業時間の増加やコストの増加を生じることなくスタンド部材の取り付けを行い、また、厚み方向の増加を抑え、スタンド部材を押圧するための弾性力の調整が容易な電子機器を提供することを目的とする。
【解決手段】スタンド部材400の回動部420を、回動軸方向の一方側において回動軸方向の他方側に向けてコイルバネ331により付勢し、後ケース300と当接させることにより取り付けているので、スタンド部材の取り付けに際し、部品点数を削減でき、作業時間の短縮を図ることができ、電子機器の厚みの増加を抑えることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示部を備えた電子機器に関するものであり、特に、背面側にスタンドが備わっており、このスタンドを取り出して、電子機器を立て掛けることによって視聴を行う電子機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、ナビゲーション装置は、ナビゲーション機能だけでなく、テレビジョン放送受信機能を備えたものが普及している。この種の電子機器は、車両に搭載されて用いられるだけでなく、卓上に載置して用いられる等、携帯用としても広く使用されている。そして、卓上に載置して使用する場合には、ナビゲーション装置の表示部を見やすくするために、ユーザはこのナビゲーション装置を傾けて、この状態をスタンド部材で支持することにより使用している。
【0003】
このようなナビゲーション装置のようなスタンド付きの電子機器として、特許文献1に記載されているものが知られている。特許文献1に記載されている液晶テレビ用スタンドは、液晶テレビの背面側にスタンド部材を回動可能に取り付けておき、必要な時にスタンド部材を引き出すことで液晶テレビを支持している。
【0004】
そして、この回動可能に取り付けられるスタンド部材は、スタンド部材を引き出すと、スタンド部材の先端と液晶テレビの背面側に設けた押圧部材(スライダ6)とが互いに押し合うことにより、液晶テレビの支持を行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−173848号公報(段落0029、0033、等)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1におけるスタンド部材を押圧する押圧部材は、スライダ6と圧縮コイルバネ5という複数の部材で構成されているため、部品点数の増加による組立作業時間の増加、コストの増加、また設置スペースの増大という問題が生じてしまう。
【0007】
また、電子機器においては、押圧部材として、背面のケースそのものを利用したものもよく知られている。具体的には、樹脂ケースの平面の一部をコ字状に切り欠いて、板状の樹脂の一部に(後方に向けて付勢する)弾性力を持たせる押圧部材の構造である。
【0008】
しかしながら、このようなケースの一部を切り欠いた板状のバネのような構成は、弾性による移動スペースが必要となるので、電子機器の厚み方向が増大してしまうという問題がある。
【0009】
特に、特許文献1のような液晶テレビであれば、厚みが多少増えたとしても大きな影響はないかもしれないが、携帯可能な小型の電子機器であれば多少の厚みの増加も大きな影響となる。
【0010】
また、ケースの一部を切り欠いた構成による押圧部材は、成型品なので、スタンド部材を押圧するための弾性力の調整が難しく、一度金型を作ってしまうと、弾性力の調整も容易に行えない、という問題がある。
【0011】
本願の発明者は、この問題を解消すべく種々検討を重ねた結果、表示部と、表示部を収容するケースと、ケースの背面に回動可能に取り付けられたスタンド部材と、からなる電子機器であって、スタンド部材の一辺には、ケースに対して回動する回動部を設けておき、この回動部を、回動軸方向の一方側において、回動軸方向の他方側に向けて付勢し、ケースに当接させることで、この問題を解決し得ることに想到し、本発明を完成するに至ったものである。
【0012】
すなわち、本発明は上記問題を解決することを課題とし、組立作業時間の増加やコストの増加を生じることなくスタンド部材の取り付けを行い、また、厚み方向の増加を抑え、スタンド部材を押圧するための弾性力の調整が容易な電子機器を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様によれば、表示部と、前記表示部を収容するケースと、前記ケースの背面側に回動可能に取り付けられたスタンド部材と、からなる電子機器であって、前記スタンド部材の一辺には、前記ケースに対して回動する回動部が設けられており、前記回動部が、回動軸方向の一方側において回動軸方向の他方側に向けて付勢され、前記ケースと当接することで、前記スタンド部材が前記ケースに取り付けられていることを特徴とする。
【0014】
また、本発明の第2の態様によれば、第1の態様にかかる電子機器であって、前記スタンド部材と前記ケースには、前記回動部と前記ケースとの当接箇所に凹凸が形成されていることを特徴とする。
【0015】
また、本発明の第3の態様によれば、第1または第2の態様にかかる電子機器であって、 前記回動部は、回動軸方向の一方側において、コイルバネによって回動軸方向の他方側に向けて付勢されていることを特徴とする。
【0016】
また、本発明の第4の態様によれば、第3の態様にかかる電子機器であって、前記電子機器は、内部にバッテリを収容するバッテリ収容部が形成されており、前記バッテリ収容部側に、前記コイルバネが配置されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明の第1の態様によれば、スタンド部材の回動部を、回動軸方向の一方側において回動軸方向の他方側に向けて付勢し、ケースと当接させることにより、スタンド部材をケースに回動可能に取り付けているので、スタンド部材の取り付けに際し、部品点数を削減でき、作業時間の短縮を図ることができる。また、回動軸方向に付勢することで、スタンド部材をケースに取り付けているので、電子機器の厚みの増加を抑えることができ、薄型化、小型化を図ることできる。
【0018】
また、本発明の第2の態様によれば、スタンド部材とケースとが当接する箇所に凹凸が形成されているので、ユーザがスタンド部材を回動させると、ユーザに対してクリック感を付与することができる。
【0019】
また、本発明の第3の態様によれば、スタンド部材は、コイルバネによって付勢されているので、弾性力の異なるコイルバネを用いることで、付勢力の調整を簡単に行うことができる。
【0020】
また、本発明の第4の態様によれば、バッテリ収容部側にコイルバネを配置する構成なので、スタンド部材の回動軸方向の他方側は、取り付けスペースを用意に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の実施形態におけるナビゲーション装置全体の正面図である。
【図2】本発明の実施形態におけるナビゲーション装置の背面側斜視図である。
【図3】本発明の実施形態におけるナビゲーション装置の後ケースの内面側斜視図である。
【図4】本発明の実施形態におけるナビゲーション装置の後ケースの内面側概略図である。
【図5】本発明の実施形態におけるナビゲーション装置の後ケースの背面側概略図である。
【図6】本発明の実施形態におけるナビゲーション装置の要部の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の具体例を実施例及び図面を用いて詳細に説明する。但し、以下に示す実施例は、本発明の技術的思想を具体化するための電子機器を例示するものであって、本発明をこの電子機器に特定することを意図するものではなく、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって定められるものである。
【実施例】
【0023】
図1は、本発明の一実施例に係るスタンド付きのナビゲーション装置1を卓上に載置した状態を示す正面図であり、図2は図1におけるスタンド付きナビゲーション装置1を背面側の斜め上から見た斜視図である。
【0024】
本実施例に係るナビゲーション装置1は、図1、図2に示すように、矩形の形状をしている。そして、ナビゲーション装置1は、表示部100を前ケース200と後ケース300からなる収容ケースで収容している。また、後ケース300の背面側にはスタンド部材400が取り付けられている。
【0025】
表示部100は、液晶表示パネル101や、この液晶表示パネル101の裏側に配置され、液晶表示パネル101に様々な表示を行うための制御基板(図示せず)等で構成されている。また、液晶表示パネル101の表側には、入力手段を構成するタッチパネル(図示せず)が取り付けられており、ユーザはタッチパネルを介してナビゲーション装置1の操作を行うことになる。この表示部100によって、ナビゲーション装置1のナビゲーション機能における経路案内表示等が行われ、また、ナビゲーション装置1のテレビジョン放送受信機能におけるテレビ画像表示が行われる。
【0026】
表示部100を収容するケースを構成している前ケース200は、樹脂製の額縁状の枠体で構成されている。そして、この前ケース200が表示部100の前面側を覆うことで、額縁の内側から液晶表示パネル101を露出させる。この前ケース200の額縁部分には、一部に開口が設けられ、この開口から機械式のボタン201を露出させて配置している。
【0027】
前ケース200とともに表示部100を収容するケースを構成している後ケース300は、樹脂製の箱体で構成され、この後ケース300で表示部100の後面側を覆うことで、表示部100の保護等を行う。なお、後ケース300の構造については、詳細を後述する。
【0028】
スタンド部材400は、樹脂製の板状の部材で構成され、後ケース300の背面側320に取り付けられている。そして、このスタンド部材400は、後ケース300の背面内に収納された状態と、後ケース300から回動して引き出された状態(図2の状態)と、を取るように、図2のA−A方向である回動方向へ回動可能になっている。ユーザがナビゲーション装置1を卓上500に載置して使用する場合には、図2のように、スタンド部材400を後ケース300から引き出して、スタンド部材400でナビゲーション装置1を支持することにより、ナビゲーション装置1は使用される。
【0029】
次に、図3を用いて後ケース300の内面側310の構造について説明する。後ケース300の内面側310には、スタンド部材400を取付け、収納しておくスタンド取付部330が設けられている。なお、このスタンド取付部330については、詳細を後述する。
【0030】
また、後ケース300の内面側310には、収容される表示部100を固定するための、表示固定部340が複数設けられている。この表示固定部340によって、表示部100を構成する液晶表示パネル101や制御基板等がネジ等によって後ケース300の内面側310に固定される。
【0031】
また、後ケース300の内面側310には、円形のスピーカ(図示せず)を固定するスピーカ固定部350が設けられている。このスピーカ固定部350に固定されるスピーカによって、ナビゲーション装置1における経路案内の音声や、受信したテレビやラジオなどの音声等が出力される。
【0032】
また、後ケース300の内面側310には、アンテナ収容部360が設けられている。このアンテナ収容部360には、例えばワンセグ用のロッドアンテナ(図示せず)が収容されており、ナビゲーション装置1においてワンセグの視聴を行う際にこのロッドアンテナがアンテナ収容部360から引き出される。
【0033】
また、後ケース300の内面側310には、電源端子の挿入部370が設けられている。この挿入部370を介して、ACアダプターの端子や、車内のシガーライターソケットに挿入されたシガーライターコードの端子が電源回路へと接続される。
【0034】
また、後ケース300の内面側310には、バッテリ収容部380が設けられている。このバッテリ収容部380は矩形状の収容領域を備え、この収容領域にリチウムイオンバッテリ等の各種バッテリ(図示せず)が後ケース300の背面側320から挿入される。そして、図示していないバッテリカバーによって、このバッテリが覆われことになる。このバッテリ収容部380に収容されるバッテリにより、ナビゲーション装置1はACアダプター等からの外部電源の供給がなくても使用すること可能になる。
【0035】
次に、図4〜6を用いて後ケース300とスタンド部材400との関係について詳細を説明する。図4は図3に示した後ケース300の内面側310の概略図である。また、図5は後ケース300の背面側320の概略図である。
【0036】
スタンド部材400は、後ケース300の背面側320において、スタンド取付部330に収容され、回動可能に固定される。スタンド取付部330は、後ケース300の背面側320の一部が内側310へ凹むことにより形成されている。そしてこの凹んだ領域に、スタンド部材400が収容された状態では、スタンド部材400と後ケース300の背面側320とが面一の状態となる。
【0037】
このスタンド部材400は、樹脂の成型品であり、スタンド本体410と、回動部420で構成されている。スタンド本体410は、板状をしており、ユーザによってスタンド取付部330から引き出されることで、ナビゲーション装置1を図2に示すように卓上500で支持する。
【0038】
また、スタンド本体410は、ユーザが引き出し動作を行いやすくするため、卓上500と接する支持辺411の一部が切り欠かれている。そして、支持辺411の反対側であるスタンド本体410の回動辺412には、回動部420が設けられている。
【0039】
この回動部420は、回動辺412の一端にバネ受け部430を備え、回動辺412の他端に軸受孔440を備えている。
【0040】
バネ受け部430は、筒状になっている。そして、バネ受け部430は、回動軸方向(B−B方向)において伸縮するコイルバネ331の一部を筒状の内部に収納している(図4ではバネ受け部430に収納されているバネ331を図示せず)。そしてコイルバネ331は、スタンド取付部330の側壁330aを基準に回動軸方向にバネ受け部430を付勢する。スタンド部材400は、バネ受け部430側で、このコイルバネ331の弾性力によって、回動軸方向の他方側(軸受孔440側)へ向けて付勢されることになる。
【0041】
一方、軸受孔440側には、B−B方向に伸びる金属製の軸材332が挿入されている。この軸材332は、後ケース300の背面側320から内面側310へと繋がっている。そして、この軸材332を回動軸として、スタンド部材400は回動可能に後ケース300に取り付けられることになる。
【0042】
そして、コイルバネ331の弾性力によりスタンド部材400が回動軸方向に沿って付勢されることで、スタンド部材400のスタンド当接部441と、後ケース300のケース当接部333とが当接状態となる。この時、スタンド当接部441とケース当接部333には、スタンド部材400の引き出し動作の際、ユーザにクリック感を与えるために、凹部と凸部が形成されている。なお、図6(a)には、図5におけるスタンド当接部441周辺の領域■aの拡大図を示しており、図6(b)には、図5におけるケース当接部3
33周辺の領域■bの拡大図を示している。
【0043】
本実施例においては、スタンド当接部441に二つの凹部442a、442bが形成されており、ケース当接部333に凸部334が形成されている。スタンド部材400が収容されている時は、凹部442aと凸部334が係合し、スタンド部材400が引き出されている時は、凹部442bと凸部334が係合する。この凹部442と凸部334が係合する際に、ユーザにクリック感が与えられる。
【0044】
次に、スタンド部材400を後面ケース300の背面側320へ取り付ける作業手順について説明を行う。まず、コイルバネ331をバネ受け部430の筒状内部に挿入する。次に、スタンド部材400を後ケース300の背面側320から、スタンド取付部330へ収容する。この時、コイルバネ331は伸びて後ケース300の側壁330aと当接し、スタンド部材400をケース当接部333側へ付勢することになる。最後に、軸332を後ケース300の内面側310から、軸受孔440へ挿入することにより、後ケース300の背面側320へのスタンド部材400の取り付けが完了する。
【0045】
この時、本実施例においては、コイルバネ331をバッテリ収容部380側へ配置するように構成している。したがって、スタンド取付部330とバッテリ収容部380とを近づけたとしても、軸332の取り付け作業はバッテリ収容部380とは反対側で行うことになるので、回動軸方向での取り付け作業の空間を広く確保することができる。このような構成は、ナビゲーション装置1のように、バッテリを備える携帯型の電子機器において、ケース内部におけるスペースの効率利用とともに、組立作業性の向上を図ることができる。
【0046】
以上のように、本実施例においてナビゲーション装置1は、スタンド部材400の後ケースの背面側320へ取り付けを、押圧部材であるコイルバネ331を用い、回動軸方向の一方側(バネ受け部430側)にこのコイルバネ331を配置し、コイルバネ331の弾性力で、回動軸方向の他方側(軸受穴440側)に向けてスタンド部材400を付勢する構成により行っている。
【0047】
したがって、ナビゲーション装置1においては、金型を変更することなく、コイルバネ331を変えることによって、スタンド部材400の取り付における弾性力の調整を容易に行うことができる。そして、スタンド部材400の取り付けを、コイルバネ331による付勢と、スタンド部材400と後ケース300との当接で行っているので、部品点数を削減でき組立作業性の向上や省スペース化を図ることができる。
【0048】
また、例えば従来の押圧部材として、後ケース300のスタンド取付部330に、コ字状に切り欠くことにより形成した板状のバネ部材を用いると、この押圧部材が内面側310へ移動できるスペースを確保しておく必要がある。しかしながら、本実施例におけるナビゲーション装置1では、回動軸方向に沿ってコイルバネ331で付勢しているだけなので、ナビゲーション装置1の厚み方向への増加を抑えることができる。また、コ字状のバネ部材とスタンド部材との係合構造も不要になるので、後ケース300の省スペース化を図ることもできる。
【0049】
また、後ケース300に押圧部材としての切り欠きを設けておくと、後ケース300の内面側310と背面側320とが切り欠きにより連通してしまう。この時、本実施例のようにスタンド取付部300の近くにスピーカ固定部350が設けられている構成だと、この切り欠きによる外部へ通じる開口から、空気が漏れてしまい、スピーカの音圧低下の原因となるが、ナビゲーション装置1では押圧部材としての切り欠きを設ける必要がないので、音圧低下も生じない。
【0050】
なお、本実施例においては、回動軸方向に沿ってスタンド部材400を付勢する弾性部材としてコイルバネ331を示したが、ゴム材等コイルバネ331以外のものを用いても構わない。
【0051】
また、表示部100を収容するケースとして、別体の前ケース200と後ケース300とで構成されたものについて説明したが、前ケースと後ケースが最初から一体となっているケースを用いても構わない。
【0052】
また、スタンド付きの電子機器としてナビゲーション装置1について説明したが、表示部を備えた電子機器であれば携帯型のテレビやデジタルフォトフレーム等他の電子機器にも、本発明は適用可能である。
【符号の説明】
【0053】
1・・・ナビゲーション装置
300・・・後ケース
310・・・内面側
320・・・平面側
331・・・コイルバネ
332・・・軸材
400・・・スタンド部材
410・・・スタンド本体
411・・・支持辺
412・・・回動辺
420・・・回動部
430・・・バネ受け部
440・・・軸受孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部と、前記表示部を収容するケースと、前記ケースの背面側に回動可能に取り付けられたスタンド部材と、からなる電子機器であって、
前記スタンド部材の一辺には、前記ケースに対して回動する回動部が設けられており、
前記回動部が、回動軸方向の一方側において回動軸方向の他方側に向けて付勢され、前記ケースと当接することで、前記スタンド部材が前記ケースに取り付けられていることを特徴とする電子機器。
【請求項2】
前記スタンド部材と前記ケースには、前記回動部と前記ケースとの当接箇所に凹凸が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記回動部は、回動軸方向の一方側において、コイルバネによって回動軸方向の他方側に向けて付勢されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
【請求項4】
前記電子機器は、内部にバッテリを収容するバッテリ収容部が形成されており、
前記バッテリ収容部側に、前記コイルバネが配置されていることを特徴とする請求項3に記載の電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−106201(P2013−106201A)
【公開日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−248940(P2011−248940)
【出願日】平成23年11月14日(2011.11.14)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【Fターム(参考)】