説明

電気掃除機の吸込み具

【課題】網戸の両面に付着した塵埃を除去し易いとともに、この除去性能の持続性が高い電気掃除機の吸込み具を提供する。
【解決手段】網戸の掃除に使用される吸込み具11は、吸込み具本体12と、回転ブラシ21と、一方向クラッチ(回転負荷手段)を具備する。回転ブラシ21は、吸込み具本体12の吸込み開口13aに露出するブラシ本体22、及びこのブラシ本体22の外周に装着された清掃部材25を備える。この回転ブラシ21を吸込み開口13aと同方向に延びる軸線周りに回転可能に設ける。清掃部材25は、網戸に沿って吸込み具本体12が一方向に移動される場合に倒れ、かつ、網戸に沿って前記一方向とは反対方向に吸込み具本体12が移動される場合に起きる毛25aを有している。一方向クラッチは、吸込み具本体12が前記一方向に移動される場合に回転ブラシ21の回転を許し、吸込み具本体12が前記一方向とは反対方向に移動される場合に回転ブラシ21の回転に負荷を与える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、網戸の掃除に使用される電気掃除機の吸込み具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電気掃除機に接続して使用される網戸用清掃具として、清掃作業部の網戸に対置される面に、清掃作業部内のタンクから洗浄液が補給されるフェルトと、洗浄液により網戸を洗浄するブラシと、これらの間に汚水通路の吸込み口を配設し、汚水通路から供給される汚水を液体とそれ以外に分離する気液分離部を清掃作業部に接続し、この気液分離部で分離された液体を、気液分離部に接続された電気掃除機に吸い込ませるようにした網戸用清掃具が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
この他に、電気掃除機に接続して使用される網戸用清掃具として、吸込み開口の縁に本体側毛ブラシが植毛された丸ブラシ本体内に、この本体を通過する気流により回転される軸流ファンを配設し、このファンが有した複数の羽根の先端部にファン側毛ブラシを植毛して、網戸に対して直角方向に延びる軸線周りに回転されるファン側ブラシ毛で、網戸に付着している塵埃を掻き落とすようにした網戸用清掃具が知られている(例えば、特許文献2,3参照。)。
【特許文献1】特開2002−172074号公報
【特許文献2】特開2002−85300号公報
【特許文献3】特許第3784264号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術では、洗浄液を使用する関係から多くの部品が必要であるので、構成が複雑でコスト高であるだけではなく、大形でかつ重くなるので、取扱い及び格納する上でも不便である。
【0005】
このような問題は、洗浄液を使用しないで、丸ブラシ本体内のファン側ブラシ毛を網戸と平行に回転させて網戸に付着している塵埃を掻き落とす引用文献2,3の技術では解決できる。
【0006】
しかし、引用文献2,3の技術では、網戸への押付け加減にもよるが、ファン側ブラシ毛がその回転に伴って網戸の接触面に沿って倒れるように変形して回転される傾向が高い。このため、網戸の塵埃をファン側ブラシ毛で掻き落とす性能を十分に発揮し難い。特に、ファン側ブラシ毛が接する側と反対側の網戸の表面の塵埃を落し難い。この点で更なる改善が求められている。
【0007】
こうした事情に基づいて本発明者は、エチケットブラシ(商品名)に多用されている起毛布を、吸込み具本体の吸込み開口の前後方向中間部に平らな状態に配設して、この起毛布で網戸に付着している塵埃を除去する吸込み具を試作するに至った。ここに起毛布とは、それが有した毛が、網戸に沿って起毛布が一方向に移動される場合に倒れる状態となり、この逆に前記一方向とは反対方向に網戸に沿って起毛布が移動される場合に起きる状態となるものを指している。
【0008】
この試作品によれば、明確な理由は不明であるが、網戸の表裏に付着した塵埃を起毛布で効果的に除去できることが認められ、更に、起毛布は網戸から除去した塵埃を毛相互間に保持する性能が高いことも認められた。しかし、起毛布が平らであるとはいえ、網戸と平行を保って吸込み具本体を移動させることは難しく、起毛布の特定の一部が網戸に擦られ続けることが多々ある。
【0009】
そのため、比較的早期に、起毛布の毛相互間に入り込んで保持された塵埃が過度に溜まって、網戸に付着した塵埃を除去する性能が低下することがわかった。
【0010】
本発明の目的は、網戸の両面に付着した塵埃を除去し易いとともに、この除去性能の持続性が高い電気掃除機の吸込み具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、網戸の掃除に使用される吸込み具において、吸込み具本体と、回転ブラシと、回転負荷手段を具備する。回転ブラシは、吸込み具本体の吸込み開口と同方向に延びる軸線周りに回転可能に設けられていて、吸込み開口に露出するブラシ本体、及びこのブラシ本体の外周に装着された清掃部材を備え、清掃部材は、網戸に沿って吸込み具本体が一方向に移動される場合に倒れ、かつ、網戸に沿って前記一方向とは反対方向に吸込み具本体が移動される場合に起きる毛を有している。回転負荷手段は、吸込み具本体が前記一方向に移動される場合に回転ブラシの回転を許し、吸込み具本体が前記反対方向に移動される場合に回転ブラシの回転に負荷を与えるものであることを特徴としている。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、網戸の両面に付着した塵埃を除去し易いとともに、この除去性能の持続性が高い電気掃除機の吸込み具を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図1〜図6を参照して本発明の一実施形態を説明する。
【0014】
図1中符号1は例えばキャニスタ型の電気掃除機を示している。電気掃除機1は、その掃除機本体2に接続された可撓性の吸塵ホース3を備えている。掃除機本体2には、図示しないが電動送風機、この電動送風機により吸込まれる含塵気流を空気と塵に分離する塵分離部、及びこの分離部で分離された塵を溜める集塵部等、掃除に必要とする構成が設けられている。吸塵ホース3の硬質な先端部3aに図示しない延長管が取外し可能に接続され、この延長管の先端に通常床掃除に用いられる図示しない吸込み口体が取外し可能に接続される。
【0015】
図1〜図3中符号11は一実施形態に係る網戸掃除用の吸込み具を示している。この吸込み具11は、電気掃除機1の付属品であり、網戸5を掃除する場合に、前記図示しない床掃除用の吸込み口体と交換して吸塵ホース3の先端部3a又は前記図示しない延長管の先端部に嵌合状態に接続して使用される。
【0016】
吸込み具11は、吸込み具本体12と、回転ブラシ21と、回転負荷手段例えば一方向クラッチ31と、第1のブラシ清掃部材36及び第2のブラシ清掃部材38を具備している。
【0017】
吸込み具本体12は、例えば横長をなした本体部13に接続管部14を一体に設けて形成されている。本体部13は中空でその下面は開放されて吸込み開口13aをなしている。吸込み開口13aは吸込み具11が押し引きされる方向に直交して左右方向に延びている。接続管部14は、本体部13の長手方向中央部でかつ後部から斜め上方に突出されていて、吸込み開口13aに連通している。この接続管部14は、吸塵ホース3の先端部3a又は前記図示しない延長管の先端部に接続される。
【0018】
なお、符号15は吸込み開口13aの周りを囲んで設けられた縁カバーを示している。この縁カバー15は、本体部13をなした合成樹脂材が網戸5に引っかかってこれを傷つけないようにするための丸みを帯びて形成されるとともに、本体部13をなした合成樹脂材よりも網戸5との間での滑り性が良い材料で作られている。
【0019】
回転ブラシ21は、図3及び図4に示すようにブラシ本体22と、清掃部材25とを備えている。
【0020】
ブラシ本体22は、図4に示すように円柱状であり、その中心部を貫通する回転軸22aを有している。この回転軸22aの両端部を本体部13の長手方向両端部に設けた図示しない軸受に支持させることによって、回転ブラシ21が、吸込み開口13aと同方向に延びる図示しない軸線、言い換えれば、前記図示しない軸受を結んだ直線周りに回転可能に吸込み具本体12内に取付けられている。この取付け状態で、回転ブラシ21の下端部は、図3に示すように吸込み開口13aに露出されるように設けられていて、それにより、図2及び図3に示すように回転ブラシ21で吸込み開口13aが前後に二分されている。
【0021】
清掃部材25はブラシ本体22の外周全体に装着されている。この清掃部材25として、網戸5に対する吸込み具11の移動方向によって起倒される毛25a(図3及び図6参照)を有した所謂起毛布が用いられている。すなわち、清掃部材25の毛25aは、網戸5に沿って吸込み具本体12が一方向例えば上方向に移動される際に倒れ、この逆に網戸5に沿って吸込み具本体12が前記一方向とは反対方向である下方向に移動される際に起きるようになっている。
【0022】
図2に示すように吸込み具本体12の長手方向一端部に一方向クラッチ31が内蔵されている。この一方向クラッチ31は、例えば図5に示されるように爪車32とこの爪車32の爪部に係脱される爪33とで形成されている。爪車32は回転軸22aの一端部に固定されている。爪33は吸込み具本体12に取付けた支軸34に回動可能に支持されている。この一方向クラッチ31は、吸込み具本体12が前記一方向(上方向)に移動される場合に、爪車32の爪部との係合が外れる方向に回動して爪車32及び回転ブラシ21の回転を許すとともに、吸込み具本体12が前記反対方向(下方向)に移動される場合に、爪車32の爪部との係合を保持して爪車32及び回転ブラシ21の逆転を阻止する。したがって、後者の場合、回転ブラシ21の逆転を阻止するだけの負荷を、一方向クラッチ31が回転ブラシ21に付与しているのと同じである。
【0023】
図2及び図3に示すように吸込み具本体12内に、例えば板状をなす第1のブラシ清掃部材36と第2のブラシ清掃部材38とが、何れも接続管部14の前端開口14aより前側に位置し、かつ、回転ブラシ21に向けて吸込み具本体12の内面から一体に突設されている。これらの先端部は、回転ブラシ21の毛25aに軽微に接している。
【0024】
回転ブラシ21の前側からの吸塵を可能とするために、第1のブラシ清掃部材36と第2のブラシ清掃部材38は、吸込み具本体12の前後方向及び回転ブラシ21の長手方向に位置をずらして配設されている。例えば、図2に示すように単一の第1のブラシ清掃部材36が回転ブラシ21の長手方向中央部に配設され、一対の第2のブラシ清掃部材38が、回転ブラシ21の長手方向両端部で、かつ、第1のブラシ清掃部材36より前側に配設されている。
【0025】
以上の構成の吸込み具11を電気掃除機1の吸塵ホース3の先端部3aに接続して網戸5を室内側から掃除するには、電気掃除機1の運転下において、吸込み具11の吸込み開口13aを網戸5に対向させてこの網戸5に沿って吸込み具11を押上げた後に、この吸込み具11を網戸5に沿って引下げることを繰り返せばよい。
【0026】
吸込み具11が押上げられる場合、網戸5に接している回転ブラシ21が図6(A)において時計周りに回転される。この時、一方向クラッチ31の爪車32は、回転ブラシ21の回転方向と同方向(図5中時計回り)に回転されるので、この回転を爪33が妨げることがない。
【0027】
こうした回転ブラシ21の回転においては、その清掃部材25の毛25aは網戸5に刺さるようになるにも拘らず、回転ブラシ21が回転子ながら上方へ移動されることに伴い網戸5によってブラシ本体22に沿って倒れるように押されるので、毛25aが網戸5に引っ掛かることがない。一方、回転ブラシ21の回転に伴い第1のブラシ清掃部材36及び第2のブラシ清掃部材38に到達した毛25aは、逆立つように起こされながら(なお、図6(A)では、理解を容易にするために起こされた毛を符号25bで指し示し、それ以外の毛25aと区別して表記した。)これら第1のブラシ清掃部材36及び第2のブラシ清掃部材38を通過する。こうした第1のブラシ清掃部材36及び第2のブラシ清掃部材38による抵抗はあるものの、網戸5との間での抵抗は小さいので、回転ブラシ21は比較的円滑に回転され、したがって、吸込み具11を円滑に押上げることができる。
【0028】
この次に、吸込み具11が引き下げられる場合、網戸5に接している回転ブラシ21は図6(B)において反時計周りに回転されようとする。しかし、この時、回転ブラシ21と一緒に回ろうとする爪車32の爪部に対する爪33の食い込みが強くなるので、一方向クラッチ31によって回転ブラシ21の逆転、つまり、吸込み具11を押上げた場合の回転ブラシ21の回転に対する逆転が止められる。
【0029】
このように回転ブラシ21の回転が止められた状態で、網戸5に沿って吸込み具11が引下げられるので、図6(B)に示すように網戸5に接している清掃部材25の毛25aが逆立って網戸5に突き刺さるようになる。なお、図6(B)では、理解を容易にするために逆立つように起こされた毛を符号25cで指し示し、それ以外の毛25aと区別して表記した。
【0030】
この状態のまま、吸込み具11は網戸5に沿って引下げられる。それによって、前記逆立った毛25cにより網戸5が引っ掛かりながら擦られるので、網戸5の表裏面に付着している塵埃を容易に浮き立たせることができる。こうした浮き立たされた塵埃は、逆立って隣接している毛25b相互間に入り込んで保持される。これとともに、網5から回転ブラシ21の周囲に飛散した塵埃は、吸込み具11の吸込み開口13aに屋外から屋内に向けて網戸5を通って吸引される外気とともに、吸込み開口13aに吸込まれる。
【0031】
そのため、網戸5の表裏に付着した塵埃を回転ブラシ21の清掃部材25により効果的に除去して、網戸5を掃除することができる。
【0032】
こうした掃除では既述のように網戸5から除去された塵埃が清掃部材25の毛25a相互間に保持されるが、この塵は、網戸5に沿って再び吸込み具11を押上げることにより除去できる。すなわち、吸込み具11が押上げられる場合には、既述のように第1のブラシ清掃部材36と第2のブラシ清掃部材38とで、これを通過しようとする毛25bが起こされるので、回転ブラシ21の周方向に隣接した毛相互間に保持された塵埃が、毛相互間から離脱ないしは離脱され易い状態となる。そして、吸込み開口13aの回転ブラシ21の前側開口部位と、接続管部14とは、図3において回転ブラシ21の前側及び上側を通って連通されているので、ここを流通して吸込まれる外気によって、逆立った毛25bの周りの塵埃が運び去られる。
【0033】
以上のように回転ブラシ21に付着した塵埃を、吸込み具11を網戸5に沿って押上げるという操作により除去できるので、網戸5を掃除した後に回転ブラシ21を掃除する手間を要することなく、簡便に回転ブラシ21を掃除できる。
【0034】
以上の掃除においては、既述の押上げや引き下げ操作が一定ではないことに伴い回転ブラシ21の回転量がばらつくので、清掃部材25を円柱状のブラシ本体22の外周に装着してなる回転ブラシ21を網戸5に沿って引下げる都度、回転ブラシ21が網戸5に引っ掛かる部位が一定せず、様々な部位を用いて既述の引下げ操作で網戸5を掃除できる。したがって、清掃部材25の隣接した毛25a相互間に入り込んで保持された塵埃が過度に溜まった部位を繰り返し網戸5に接して網戸5が掃除されることがなくなるので、網戸5の両面に付着した塵埃を除去する性能の持続性が高い。
【0035】
それだけではなく、既述のように第1のブラシ清掃部材36と第2のブラシ清掃部材38で清掃部材25が清掃された回転ブラシ21を用いて、既述の引下げ操作に伴う網戸5を掃除できるので、この点でも、網戸5の両面に付着した塵埃を除去する性能の持続性が高い。
【0036】
本発明は前記一実施形態に制約されない。例えば、一実施形態では一方向クラッチ31を回転負荷手段として用いたので、回転ブラシ21の回転に対する負荷が100%であり、回転ブラシ21の逆転止めができて、網戸5に付着している塵を浮き立たせ易い点で好ましい。しかし、回転負荷手段としては回転ブラシ21の回転に対する負荷が100%未満のものであってもよい。つまり、網戸5に沿って吸込み具11を一方向に移動させる場合に回転ブラシ21に付与される抵抗に比較して、網戸5に沿って吸込み具11を前記一方向と反対方向に移動させる場合に回転ブラシ21に付与される抵抗の方が大きく、それにより、回転ブラシ21の回転が重くなるように構成された回転負荷手段を採用することも可能である。
【0037】
更に、一方向クラッチ等の回転負荷手段は、回転ブラシの少なくとも両端部に夫々設けることもできる。
【0038】
又、本発明で、網戸に沿う一方向の移動とは、前記一実施形態とは逆に吸込み具が引下げられる場合であってもよく、したがって、網戸に沿う前記一方向とは反対方向の移動とは、前記一実施形態とは逆に吸込み具が押上げられる場合であってもよい。同様に、又、本発明で、網戸に沿う一方向の移動及びこの一方向とは反対方向の移動とは、網戸に対して上下方向ではなく横方向(左右方向)の往復移動であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の一実施形態に係る吸込み具を掃除機本体の一部とともに示す図。
【図2】図1の吸込み具を示す底面図。
【図3】図1の吸込み具を示す断面図。
【図4】図1の吸込み具が備える回転ブラシを示す斜視図。
【図5】図1の吸込み具が備える回転付加手段を示す側面図。
【図6】(A)は図1の吸込み具を網戸に沿って押上げたときの回転ブラシと網戸とブラシ清掃部材との関係を示す図。(B)は図1の吸込み具を網戸に沿って引下げたときの回転ブラシと網戸とブラシ清掃部材との関係を示す図。
【符号の説明】
【0040】
1…電気掃除機、5…網戸、11…吸込み具、12…吸込み具本体、13a…吸込み開口、14…接続管部、21…回転ブラシ、22…ブラシ本体、22a…回転軸、25…清掃部材、25a…毛、31…一方向クラッチ(回転負荷手段)、36,38…ブラシ清掃部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
網戸の掃除に使用される電気掃除機の吸込み具において、
接続管部及びこの管部に連通する吸込み開口を有した吸込み具本体と、
前記吸込み開口に露出するブラシ本体及びこのブラシ本体の外周に装着された清掃部材を備えて、前記吸込み開口と同方向に延びる軸線周りに回転可能に前記吸込み具本体内に取付けられるとともに、前記清掃部材が、前記網戸に沿って前記吸込み具本体が一方向に移動される場合に倒れ、かつ、前記網戸に沿って前記一方向とは反対方向に前記吸込み具本体が移動される場合に起きる毛を有している回転ブラシと、
前記吸込み具本体が前記一方向に移動される場合に前記回転ブラシの回転を許すとともに、前記吸込み具本体が前記反対方向に移動される場合に前記回転ブラシの回転に負荷を与える回転負荷手段と、
を具備したことを特徴とする電気掃除機の吸込み具。
【請求項2】
前記回転負荷手段が一方向クラッチであることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機の吸込み具。
【請求項3】
前記吸込み具本体が前記一方向に移動される場合に前記清掃部材の毛が通過するとともにこの通過する毛を起こすブラシ清掃部材を前記吸込み具本体内に設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電気掃除機の吸込み具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−63624(P2010−63624A)
【公開日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−232355(P2008−232355)
【出願日】平成20年9月10日(2008.9.10)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【出願人】(502285664)東芝コンシューマエレクトロニクス・ホールディングス株式会社 (2,480)
【出願人】(503376518)東芝ホームアプライアンス株式会社 (2,436)
【Fターム(参考)】