説明

電気温灸器

【課題】従来の温灸器は、艾や金属など透過性のない物質が使用されているため、灸点を下した位置に正確に治療ができない場合があった。これは、灸点を下した位置が、温灸器で隠れてしまい正確な位置が確認できないためである。
【解決手段】発熱部に透明なヒータを使用することで、灸点位置を目視できるような構造となっている

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、局所への加熱による灸の代用として使用される温灸器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の温灸器の発熱部として、艾や金属など透過性のない物質が使用されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
以上に述べた従来温灸器の発熱部では、つぼ、もしくは経穴に当たる場所に正確に灸点を下だす(つぼに印をし、その位置にお灸をする)治療ができない場合があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、発熱部及び熱伝導部に透明な素材を使用することで、灸点(つぼ、もしくは経穴に印を付けた点)の位置が目視できるような構造となっている。
【発明の効果】
【0005】
上述したように本発明の電気温灸器は、灸点を下した位置を目視することができ、正確な位置に灸点を下すことが可能であるという効果を発揮するものである。
【発明を実施するための形態】
【0006】
この発明の一実施形態を、図1に示す。
治療部は樹脂性筺体(TOP、BOTTOM)、透明セラミックス(熱伝導体)、ガラスヒータ(発熱体)、基板、コードにより構成される。
【0007】
「実施形態の効果」
この実施形態によれば、温度制御や接触形態により、より効率的な治療が可能となる。
「他の実施形態」
図1の実施形態では、透明な素材としてガラス、透明セラミックスを用いている。
BOTTOM側の、透明セラミックスが接触(治療)部となる。
他の実施形態では、透過性のあるものでも良い。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】この発明の一実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0009】
1 匡体(TOP,BOTTOM) 2 透明セラミックス 3 ガラスヒータ
4 基板 5 コード

【特許請求の範囲】
【請求項1】
発熱部及び熱伝導部の素材が、透明で可視化されたことを特徴とする温灸器。
【請求項2】
発熱部にガラス製のヒータ、熱伝導部にセラミックスを用いた、請求項1記載の温灸器。

【図1】
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【公開番号】特開2012−254270(P2012−254270A)
【公開日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−142274(P2011−142274)
【出願日】平成23年6月8日(2011.6.8)
【出願人】(511156999)株式会社全医療器 (1)
【Fターム(参考)】