説明

電気鉄道車両

【課題】 変圧器の容量を大きくすることに適した電気鉄道車両を提供することにある。
【解決手段】 3つの台車5A,5B,5Cのそれぞれの台車間の床下に、2つに分割された変圧器4A,4Bをそれぞれ設け、変圧器4A,4Bはそれぞれ車内に配置された電力変換装置2A,2Bに交流電力を供給する電気鉄道車両。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気鉄道車両に関する。
【背景技術】
【0002】
主変圧器は、交流電気機関車又は交直流電気機関車に搭載され、変電所から架空電車線などにより交流の電力供給を受け、車両に搭載した電力変換装置の入力電圧に適した電圧になるよう降圧する。従前は、主変圧器は、機械室内に配置されていた(例えば、特許文献1参照)。近年では、主変圧器は、床下の台車間に配置するのが一般的である。床下の台車間に配置する場合、軸配置は、UIC(国際鉄道連合)表示によるBo’Bo’やCo’Co’などの二つの台車で構成し、変圧器を配置する空間を床下に設けている(例えば、特許文献2参照)。
【特許文献1】特開昭62−131862号公報
【特許文献2】国際公開第93/14507号パンフレット
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、変圧器は、要求される出力が大きくなり、これに伴い、床下の変圧器は大型で重量のあるものになりつつある。
【0004】
変圧器は、その方式により、たとえ同じ容量の変圧器であっても、外形も重量も変化する。このため、変圧器は、小型化や軽量化を試みても、許容しがたい寸法や重量になる場合がある。また、コストの面から、小型化や軽量化が実現できる方式を採用できない場合もある。
【0005】
変圧器の寸法は、レール方向については、この変圧器が二つの台車間にあるため、車体長を著しく長くしなければならないような長さにはできない。高さ方向については、車体の床高さによる制約条件がある。枕木方向については、車体幅や車両限界による制約条件を満たさなければならない。
【0006】
変圧器は、床下の装置であるため、どんなことがあっても落下させてはならず、高い安全率で床下にボルトなどで吊り下げる必要がある。このため、変圧器の重量が重い場合、ボルトのサイズと本数が非現実的な数でなければ必要な安全率を確保できない場合がある。このような変圧器は、寸法的には成立したとしても、安全上製品化できないことになる。
【0007】
また、かつて一般的であった方式のように、変圧器を床上の機械室内に配置する方法を採用すると、車体長の制約から他の装置を小型化するか、又は変圧器の代わりに他の装置を床下に移動するなどの必要が生じる。しかし、他の装置の小型化は、機械室に追加となる変圧器の寸法を容易に吸収できるほどではない。また、他の装置を床下に移動した場合、機械室に比較して環境が悪くなるため、不具合の原因となることもある。いずれにしても、変圧器が床下にあることの利点と比較すると、欠点の大きいものばかりである。
【0008】
さらに、変圧器自体を小型軽量化する手段としては、内鉄形を外鉄形に変更する方法が考えられる。しかし、内鉄形は、構造が単純で製造が容易である。このため、内鉄形は、外鉄形と比較して、納期や価格の面から有利である。このため、変圧器を外鉄形に変更して、床下の台車間に配置できたとしても、納期や価格の面でのデメリットの方が大きい。
【0009】
一方、鉄道車両は、大きな牽引力を安定して発揮したい場合、駆動軸の数を増やすことがある。このような場合、床下に変圧器を配置するためには、3軸台車によるCo’Co'の構成にすることが多い。
【0010】
ここで、3軸台車は、曲線通過性能に関しては、2軸台車に比べ大きく劣っている。この欠点を補うために、車両は、各軸が曲線に沿った向きに回転することが可能な操舵台車を採用したり、二つの台車間をリンクにより拘束することで曲線通過を容易した台車を採用したりすることがある。
【0011】
しかし、操舵台車は、特別に設けたリンク機構により、曲線に沿った回転を可能としている。このため、そのリンクに関係する部品点数が多く、保守性が良くない。また、二つの台車間をリンクで接続する場合、このリンクに干渉する範囲には、装置を配置することができなくなる。このことは、台車間に大型の変圧器を配置することを更に困難にするものである。
【0012】
そこで、本発明の目的は、変圧器の容量を大きくすることに適した電気鉄道車両を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の観点に従った電気鉄道車両は、第1の台車と、前記第1の台車の隣に設けられた第2の台車と、前記第2の台車の隣に設けられた第3の台車と、前記第1の台車と前記第2の台車との間の床下に設けられた第1の変圧器と、前記第1の変圧器の容量との合計の容量が電車線から供給される交流電力の変圧を許容する容量以上を有し、前記第2の台車と前記第3の台車との間の床下に設けられた第2の変圧器と、車内に配置され、前記第1の変圧器及び前記第2の変圧器により変圧された交流電力が供給される電力変換手段とを備えた構成である。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、変圧器の容量を大きくすることに適した電気鉄道車両を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
【0016】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電気鉄道車両1の構成を示す側面図である。図2は、本実施形態に係る電気鉄道車両1の構成を示す上面図である。なお、図面中における同一部分には同一符号を付してその詳しい説明を省略し、異なる部分について主に述べる。以降の実施形態も同様にして重複する説明を省略する。
【0017】
電気鉄道車両1は、電力変換装置2A,2Bと、送風機3A,3Bと、変圧器4A,4Bと、台車5A,5B,5Cと、冷却器61A,61B,62A,62Bと、車体10とを備えている。電気鉄道車両1は、交流電気機関車又は交直流電気機関車である。
【0018】
電気鉄道車両1は、軸配置をUIC表示によるBo’Bo’Bo’又はBo’2Bo’などの3組の台車5A,5B,5Cによる構成としている。即ち、電気鉄道車両1は、6対の車軸を有している。ここで、台車5A,5Cは、電気鉄道車両1の先頭又は最後尾に位置する台車である。台車5Bは、電気鉄道車両1の真ん中に位置する台車である。
【0019】
台車5A,5B,5Cは、電動機により駆動される動軸である。台車5A,5B,5Cは、2軸台車である。台車5A,5B,5Cは、転向可能な台車である。なお、台車5Bは、電動機により駆動されない付随軸でもよい。また、台車5Bは、1軸台車でもよい。台車5Bを1軸台車にした場合、電気鉄道車両1は、5対の車軸となる。
【0020】
変圧器4Aは、台車5Aと台車5Bとの間の床下に設けられている。変圧器4Aは、変電所から架空電車線などにより交流電力が供給され、電力変換装置2Aの入力電圧に適した電圧に降圧する。変圧器4Aは、電力変換装置2Aと電気的に対をなす機器である。
【0021】
変圧器4Bは、台車5Bと台車5Cとの間の床下に設けられている。変圧器4Bは、変電所から架空電車線などにより交流電力が供給され、電力変換装置2Bの入力電圧に適した電圧に降圧する。変圧器4Bは、電力変換装置2Bと電気的に対をなす機器である。
【0022】
変圧器4A,4Bは、合計の容量が変電所から架空電車線などを介して供給される交流電力を電力変換装置2A,2Bの入力電圧に適した電圧に降圧することを許容する容量となっている。
【0023】
電力変換装置2A,2Bは、床上の枕木方向(車体10の幅方向)の両側にそれぞれ配置されている。これにより、車内の中央に、通路9が確保される。電力変換装置2Aは、変圧器4Aの真上に位置するように配置されている。電力変換装置2Bは、変圧器4Bの真上に位置するように配置されている。電力変換装置2A,2Bは、電気鉄道車両1を走行させるための電動機を駆動するために電力を供給する。または、電力変換装置2A,2Bは、室内設備などに電力を供給する。
【0024】
冷却器61Aは、電力変換装置2Aを冷却する冷却器である。冷却器61Aと電力変換装置2Aとは、冷媒が通る配管P1により接続されている。冷却器61Aは、空冷式の冷却器である。冷却器61Aは、送風機3Aにより送り込まれた冷却風により冷却する。
【0025】
冷却器62Aは、変圧器4Aを冷却する冷却器である。冷却器62Aと変圧器4Aとは、油配管P2により接続されている。冷却器62Aは、空冷式の冷却器である。冷却器62Aは、送風機3Aにより送り込まれた冷却風により冷却する。
【0026】
送風機3Aは、冷却器61A,62Aに冷却風を送るための機器である。
【0027】
冷却器61Bは、電力変換装置2Bを冷却する冷却器である。冷却器61Bと電力変換装置2Bとは、冷媒が通る配管P1により接続されている。冷却器61Bは、空冷式の冷却器である。冷却器61Bは、送風機3Bにより送り込まれた冷却風により冷却する。
【0028】
冷却器62Bは、変圧器4Bを冷却する冷却器である。冷却器62Bと変圧器4Bとは、油配管P2により接続されている。冷却器62Bは、空冷式の冷却器である。冷却器62Bは、送風機3Bにより送り込まれた冷却風により冷却する。
【0029】
送風機3Bは、冷却器61B,62Bに冷却風を送るための機器である。
【0030】
次に、冷却器61B,62B及び送風機3Bの組み合わされた構成について説明する。なお、冷却器61A,62A及び送風機3Aの組み合わされた構成も同様である。
【0031】
冷却器62Bは、車体の底面側(下側)に配置されている。冷却器62Bの下に位置する床面には、冷却風FLが通り抜ける穴が設けられている。この穴と冷却器62Bとの間は、風道AWで接続されている。冷却器61Bは、冷却器62Bの上に積み重ねるように配置されている。冷却器61Bと冷却器62Bとの間は、風道AWで接続されている。送風機3Bは、冷却器61Bの上に積み重ねるように配置されている。送風機3Bと冷却器61Bとの間は、風道AWで接続されている。送風機3Bの上に位置する屋根には、冷却風FLが通り抜ける穴が設けられている。この穴と送風機3Bとの間は、風道AWで接続されている。
【0032】
送風機3Bは、屋根に空いた穴から空気を取り込み、下側に位置する穴に向けて、冷却風FLを送り込む。冷却風FLは、屋根から入り込み、送風機3B及び冷却器61B,62Bを順次に介して、床下から抜け出る。即ち、送風機3B及び冷却器61B,62Bは、送風機3Bによる冷却風FLが直列的に通り抜けるように構成されている。このようにして、冷却器61B,62B及び送風機3Bは、一体形成されている。
【0033】
本実施形態によれば、軸配置を3組の台車5A,5B,5Cとしている。また、変圧器は、電気鉄道車両1に必要な容量を2つに分配した変圧器4A,4Bにより許容する構成としている。さらに、2つの変圧器4A,4Bは、3組の台車5A,5B,5Cのそれぞれの間の床下に設けられている。
【0034】
1つの変圧器で構成すれば、大型になり、床下に配置できない寸法の変圧器になる場合であっても、2つの変圧器4A,4Bにより構成することで、電気鉄道車両1の床下に設けることの寸法とすることができる。
【0035】
また、1つの変圧器で構成すれば、重量が大きくなる場合であっても、2つの変圧器4A,4Bに重量を分散させることができる。これにより、変圧器を安全に吊ることができる。また、電気鉄道車両1の車体の台枠への集中加重を避けることができ、加重負荷を低減することができる。さらに、線路への加重負荷を軽減することができる。さらに、重量が分散することで、2軸台車を採用することができ、3軸台車と比較して、曲線通過性能を向上させることができる。
【0036】
さらに、2つの変圧器4A,4Bに分割することで、冷却効率を高めることができる。また、2つの変圧器4A,4Bのそれぞれに対応する電力変換装置2A,2Bを併せて冷却する構成とすることで、全体の構成を小型化することができる。
【0037】
また、2つの変圧器4A,4Bに分割することで、巻線間の干渉を低減することができる。
【0038】
さらに、2つの変圧器4A,4Bのそれぞれの冷却器62A,62Bを床上に配置することで、床下をコンパクトにすることができる。
【0039】
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態に係る電気鉄道車両1Aの構成を示す側面図である。
【0040】
電気鉄道車両1Aは、図1及び図2に示す第1の実施形態に係る電気鉄道車両1において、冷却器62A,62Bを床下に設けた構成である。その他の点は、電気鉄道車両1と同様の構成である。
【0041】
冷却器62Bは、変圧器4Bに近接して設けられている。同様にして、冷却器62Aは、変圧器4Aに近接して設けられている。
【0042】
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の作用効果に加え、以下の作用効果を得ることができる。
【0043】
冷却器62A,62Bを床下に設けることで、それぞれ変圧器4A,4Bに近接して設けることができる。これにより、冷却器62A,62Bと変圧器4A,4Bとを接続する油配管P2Aは、第1の実施形態に係る油配管P2と比較して短くすることができる。これにより、冷却器62A,62B及び変圧器4A,4Bの艤装を容易にすることができる。
【0044】
なお、冷却器62Bと変圧器4Bは、一体形成にしてもよい。これにより、油配管P2Aは、不要となる。さらに、冷却器62B及び変圧器4Bの艤装を容易にすることができる。同様に、冷却器62A及び変圧器4Aを一体形成してもよい。
【0045】
また、冷却器61B及び送風機3Bは、電力変換装置2Bの箱内部に内蔵してもよい。これにより、機器類をコンパクトにすることができる。同様に、冷却器61A及び送風機3Aを電力変換装置2Aの箱内部に内蔵してもよい。
【0046】
(第3の実施形態)
図4は、本発明の第3の実施形態に係る電気鉄道車両1Bの構成を示す側面図である。図5は、本実施形態に係る電気鉄道車両1Bの構成を示す上面図である。
【0047】
電気鉄道車両1Bは、図3に示す第2の実施形態に係る電気鉄道車両1Aにおいて、電力変換装置2A,2Bを一つにまとめた電力変換装置2を設けた構成である。その他の点は、第2の実施形態に係る電気鉄道車両1Aと同様の構成である。
【0048】
電力変換装置2は、床上の枕木方向(車体10の幅方向)の真ん中に配置されている。これにより、車内の両側に通路9が確保される。
【0049】
本実施形態によれば、1つの電力変換装置であっても、第2の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0050】
なお、第1の実施形態と同様に、変圧器4A,4B用の冷却器62A,62Bを床上に設けた構成としてもよい。これにより、床下をコンパクトにすることができる。
【0051】
なお、各実施形態において、送風機3A,3Bを上部に設けた構成としたが、下部に設ける構成としてもよい。このとき、送風機3A,3Bは、床下に設ける構成としてもよい。また、冷却風FLの向きは、下部から上部に吹き上げるように流してもよい。さらに、送風機3A,3Bは、逆回転可能なものとし、温度条件などに応じて、冷却風FLの向きを変えられるようにしてもよい。
【0052】
各実施形態において、変圧器4A,4B及び電力変換装置2,2A,2Bを冷却する冷却器61A,61B,62A,62Bを空冷式としたが、これに限らない。これらの冷却方式は、水冷式であってもよいし、他の方式による冷却器でもよい。
【0053】
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る電気鉄道車両の構成を示す側面図。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る電気鉄道車両の構成を示す上面図。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る電気鉄道車両の構成を示す側面図。
【図4】本発明の第3の実施形態に係る電気鉄道車両の構成を示す側面図。
【図5】本発明の第3の実施形態に係る電気鉄道車両の構成を示す上面図。
【符号の説明】
【0055】
1…電気鉄道車両、2…電力変換装置、3A,3B…送風機、4…変圧器、5…台車、10…車体、11…車体台枠、61A,61B,62A,62B…冷却器、AW…風道、FL…冷却風、P1…配管、P2…油配管。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の台車と、
前記第1の台車の隣に設けられた第2の台車と、
前記第2の台車の隣に設けられた第3の台車と、
前記第1の台車と前記第2の台車との間の床下に設けられた第1の変圧器と、
前記第1の変圧器の容量との合計の容量が電車線から供給される交流電力の変圧を許容する容量以上を有し、前記第2の台車と前記第3の台車との間の床下に設けられた第2の変圧器と、
車内に配置され、前記第1の変圧器及び前記第2の変圧器により変圧された交流電力が供給される電力変換手段と
を備えたことを特徴とする電気鉄道車両。
【請求項2】
前記第1の変圧器を冷却する第1の冷却手段と、
前記第1の冷却手段と一体形成され、前記電力変換手段を冷却する第2の冷却手段と
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電気鉄道車両。
【請求項3】
前記第1の冷却手段は、床下に設けられ、
前記第2の冷却手段は、床上に設けられたこと
を特徴とする請求項2に記載の電気鉄道車両。
【請求項4】
前記第1の冷却手段及び前記第2の冷却手段は、床上に設けられたこと
を特徴とする請求項2に記載の電気鉄道車両。
【請求項5】
前記第1の冷却手段及び前記第2の冷却手段による冷却のための冷却風を流す送風手段
を備えたことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の電気鉄道車両。
【請求項6】
第1の台車と、
前記第1の台車の隣に設けられた第2の台車と、
前記第2の台車の隣に設けられた第3の台車と、
前記第1の台車と前記第2の台車との間の床下に設けられた第1の変圧器と、
前記第1の変圧器の容量との合計の容量が電車線から供給される交流電力の変圧を許容する容量以上を有し、前記第2の台車と前記第3の台車との間の床下に設けられた第2の変圧器と、
車内に配置され、前記第1の変圧器により変圧された交流電力が供給される第1の電力変換手段と、
車内に配置され、前記第2の変圧器により変圧された交流電力が供給される第2の電力変換手段と
を備えたことを特徴とする電気鉄道車両。
【請求項7】
前記第1の変圧器を冷却する第1の冷却手段と、
前記第1の冷却手段と一体形成され、前記第1の電力変換手段を冷却する第2の冷却手段と、
前記第2の変圧器を冷却する第3の冷却手段と、
前記第3の冷却手段と一体形成され、前記第2の電力変換手段を冷却する第4の冷却手段と
を備えたことを特徴とする請求項6に記載の電気鉄道車両。
【請求項8】
前記第1の冷却手段及び第3の冷却手段は、床下に設けられ、
前記第2の冷却手段及び第4の冷却手段は、床上に設けられたこと
を特徴とする請求項7に記載の電気鉄道車両。
【請求項9】
前記第1の冷却手段、前記第2の冷却手段、前記第3の冷却手段、及び前記第4の冷却手段は、床上に設けられたこと
を特徴とする請求項7に記載の電気鉄道車両。
【請求項10】
前記第1の冷却手段、前記第2の冷却手段、前記第3の冷却手段、及び前記第4の冷却手段による冷却のための冷却風を流す送風手段
を備えたことを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか1項に記載の電気鉄道車両。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−871(P2010−871A)
【公開日】平成22年1月7日(2010.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−160688(P2008−160688)
【出願日】平成20年6月19日(2008.6.19)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)