説明

電源ソケット

【課題】ケースの開口部にヒンジにより開閉するキャップを備えた電源ソケットにおいて、外力によるキャップの脱落や破損のおそれをなくする。
【解決手段】キャップ70がケース2の開口端に対向する主部71と、主部71から外方に延長された拡径部72(72a〜72c)とを有し、ケース2には、フランジ14から開口端より上方まで軸方向に延び、キャップ70を閉じたときに拡径部72の側縁73と対向する側縦壁19を備えるストップブロック15(15a〜15c)を設ける。キャップ70に横方向からの外力が作用しても、拡径部72とストップブロック15が係合してキャップ70の大きな変位を阻止するから、ヒンジH部などの破損が防止される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば車両等に装備されてシガーライタやその他の電気製品のプラグを挿入することにより電源を供給する電源ソケットに関する。
【背景技術】
【0002】
この種の電源ソケットは電気製品のプラグを挿入するため、必然的にそのケース正面に開口を備えるものとなるが、従来より当該開口部をカバーするキャップを備えるものが多い。キャップの目的としては美観向上のほか、ケースへのプラグ以外の異物の挿入を防止することにあり、とくに車両のドア内壁に装備されるような場合などには雨天時に水が浸入するのを阻止するのにも役立つ。
このようなキャップを備える電源ソケットとして、本出願人は先に特開2001−357947号公報に示すものを提案している。
【0003】
この電源ソケットでは、ケースの開口部の外周に鍔部を設け、鍔部に設置したヒンジ(蝶番部)で回動自在に支持したキャップ(蓋体)により開口部をカバーするようになっている。
ヒンジは、鍔部から立ち上がって軸支孔を備える舌片と、キャップから延びて軸部を備える突片とからなり、突片の軸部を舌片の軸支孔に嵌め込んで構成してある。
キャップは周縁に側壁を有する円形の外観を有し、その突片に対して直径方向反対側に爪を設けている。突片の軸部を回動軸としてキャップを開口部の正面へ回動させ、爪を鍔部に設けた係止部に押し込んで引っ掛けることにより開口部を閉塞状態に保持する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−357947号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した既提案の電源ソケットでは、キャップに外力が加わった場合、キャップを開く方向には爪と係止部の係合により所定の外力までは耐えることができる。
しかし、例えばキャップの回動軸と平行な横方向からの外力がキャップに加わったときには、爪と係止部は互いに滑るだけで外力を受け止めることができない。この結果、キャップの側壁を開口部のヒンジから略半径位置の外周面で受け止めることになる。
ところが、キャップの側壁の板厚は特段厚くしてあるわけではないので剛性が低く、外力の大きさによっては変形してケースの開口縁に乗り上げるおそれがある。
【0006】
ここで、キャップの開閉を容易にするため、キャップの側壁とケースの開口部外周との間には所定の間隙を設けてあり、側壁と開口部外周が当接するまでキャップを変位させるとヒンジに捻れ(ねじれ)を与えることになるが、さらにキャップの側壁が開口縁に乗り上げることになるとヒンジに極端な捻れを与え、突片の軸部が舌片の軸支孔から外れてキャップが脱落し、あるいは軸部が軸支孔から外れない場合にはヒンジ部が破損する可能性が考えられる。
【0007】
したがって本発明は、上記にかんがみ、外力によるキャップの脱落や破損のおそれのない改良された電源ソケットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このため本発明は、ケースの開口部にヒンジにより開閉するキャップを備えた電源ソケットにおいて、上記開口部の外周とキャップの一方に外方に延びる凸部を設け、他方に凹部を設けて、該凸部と凹部がキャップを閉じたときに周方向に係合するように配置してあるものとした。
【発明の効果】
【0009】
キャップに横方向からの外力が作用しても、凸部が開口部の凹部に係合してキャップの大きな変位を阻止し、これによりガタが抑制され、ヒンジ部の破損などが防止される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施の形態を示す図である。
【図2】実施の形態の拡大断面図である。
【図3】フューズの構成を示す図である。
【図4】アウタケースの構成を示す図である。
【図5】キャップの構成を示す図である。
【図6】実施の形態の作用を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は実施の形態の電源ソケットを示し、(A)は上面図、(B)は側面図、図2は図1の(A)におけるA−A部拡大断面図である。
電源ソケット1は、ケース2と、ケース2の奥端に取り付けられて端子、フューズおよび接点を組み込んだ端子/フューズアセンブリ3と、ケース2の開口端に取り付けられたキャップ70とで構成されている。
なお、ここではケース2が上方に開口しているものとして説明する。
ケース2は、樹脂製のアウタケース10と金属製のインナケース30とからなる。アウタケース10は円筒部11を主体とし、円筒部11の開口端まわりに飾り部13が形成されている。インナケース30はアウタケース10の円筒部11内に密着状態に挿入され、円筒部11の開口端近傍から下端近傍まで略全長にわたって延びている。
【0012】
インナケース30の下端部内側には端子/フューズアセンブリ3が嵌め込まれ、下方に延びる端子5とともにビス7による共締めで結合され、インナケース30は電気製品のプラグに対する一方の接点となる。
とくに図2に示すように、端子/フューズアセンブリ3は、端子6を支持するとともに接点円盤47およびフューズ60を収容する樹脂製のフューズボックス40を樹脂製のストッパプレート50で蓋をして構成してある。
端子6はフューズボックス40の底壁42を貫通して下方へ延びるとともに、フューズボックス40内において折り曲げられ、底壁42上を延びている。
図3に示すように、フューズ60は薄板の弾性導電板61に、過熱により溶融する樹脂材の溶融体65を備えている。弾性導電板61はリング部62と、リング部62から内方に延びる舌片63とからなり、溶融体65は円管状をなしリング中央に位置して舌片63上に支持されている。
【0013】
フューズボックス40内には、側壁41の所定部位から内方へ突出し、底壁42から上方へオフセットしたフューズ支持部43が設けられ、弾性導電板61におけるリング部62の中心を挟んで舌片63の根元と反対側を載置している。
接点円盤47は弾性導電板61のリング部62に重なり、同時に溶融体65に当接してこれを下方に押し下げるので、溶融体65を支持する舌片63が押し下げられる。
これによりリング部62における舌片63がつながる側が下方に引かれて、弾性導電板61が傾斜状態に弾性変形し、底壁42上を延びる端子6に接触する。リング部62の接点円盤47と接触する側および舌片63がつながって端子6に接触する側の外周縁にはそれぞれプレス起し部64が形成されて接触を確実にしている。
【0014】
図2に示すように、ストッパプレート50はその上壁51の外縁から下方に延びる連結壁53に係止穴54を備え、フューズボックス40の側壁41に爪44を有する。この爪44と係止穴54が係合することにより、ストッパプレート50はフューズボックス40と結合し、接点円盤47と弾性導電板61との接触状態を保持する。これにより、接点円盤47と端子6が弾性導電板61を介して電気的に導通状態となっている。
ストッパプレート50の上壁51は中央に穴52を有し、ケース2に挿入されるプラグ先端の電極が通過して接点円盤47に接触可能となっている。
【0015】
ストッパプレート50の連結壁53の下端には外方に張り出す突起55が設けられ、突起55がアウタケース10の下端部に形成された切り欠き25に係止して、ストッパプレート50の上方への変位が規制される。
また、フューズボックス40の側壁41外面には、図2とは異なる断面において、インナケース30の下端を受けるとともに、下方に面して係止面を備える複数の係止爪45が設けられ、アウタケース10の下端部に形成された係止穴26に係止して(図1の(B)参照)、フューズボックス40の下方への変位が規制される。
これにより、端子/フューズアセンブリ3のケース2に対する取り付け位置が固定される。
なお、アウタケース10の端子/フューズアセンブリ3に一部かかる部位には、水抜き穴27を形成してある。インナケース30にも水抜き穴27と重なる水抜き穴37(図2参照)を形成してある。
【0016】
つぎに、図4はアウタケース10のみを示し、(A)は斜視図(B)は上面図、(C)は正面図、(D)は側面図である。
アウタケース10の飾り部13は、電源ソケット1を取り付ける取付け壁の穴縁に着座させるためのフランジ14を円筒部11の上部開口端から所定距離だけ下方に形成し、そのフランジ14上面から意匠飾りを兼ねたストップブロック15(15a、15b、15c)を開口端より上方まで立ち上げている。
ストップブロック15はそれぞれ周方向約1/9の長さをもって周方向等分位置に3箇所設けられている。ストップブロック15の径方向外側面はフランジ14の外周縁に沿って上方に延びる外縦壁17、内側面は円筒部11の外周に連なるとともに開口端より上方は外側面と同軸の円弧面で延びる内縦壁18となっている。また、周方向両端の側縦壁19は互いに略平行に形成されている。これにより、複数のストップブロック15間は周方向における凹部となっている。
そして、ストップブロック15の上面は内径側から外径側に向かってなだらかに下がる曲面となっており、内縦壁18および外縦壁17への移行部はアール(R)面取りされている。
【0017】
1つのストップブロック15aには、その周方向中央を通る直径線に対して垂直方向の軸孔20を設けてあり、ヒンジ構成部位となる。
ストップブロック15aに対して周方向反対側で、2つのストップブロック15b、15cの間の円筒部11の外周面には門形の枠部21を形成してある。枠部21の門幅(周方向幅)は後述するキャップ70の爪81の幅より大きく設定してある。
なお、円筒部11の外面には、フランジ14から所定距離下方に爪23が設けられて、取付け壁の裏面に係止して抜け止めされるようになっている。
円筒部11の外面にはさらに、電源ソケット1の回転位置を規定するためのガイド条24が形成してある。
図4において、28は端子5をインナケース30に固定するためのビス7を通す切り欠きである。
【0018】
図5はキャップ70を示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は背面図、(D)は側面図、(E)は裏面図、(F)は斜視図である。
キャップ70は樹脂製で、(A)の平面図において円を基本形とする主部71から全体として花弁状に外方3方に延びる拡径部72(72a、72b、72c)を有している。
主部71は上面中央がわずかに盛り上がる一方、裏面は拡径部72に及ぶまで平坦となっている。
拡径部72は外広がりで、アウタケース10の飾り部13におけるストップブロック15間の周方向間隙に嵌り込むように配置され、外方に延びる側縁73とストップブロック15の周方向両端の側縦壁19との間に所定間隙S(図1参照)ができるように設定される。
【0019】
隣接する所定の2つの拡径部72b、72cには、両者間の間隙の中間を通る直径線Pに対して垂直方向の軸孔76をもつ軸支持部75が設けられ、軸孔76をそれぞれの側縁73が含まれる平行平面上で対向させて開口している。軸孔76の高さ位置は主部71の裏面よりわずかに低く設定してある。
軸支持部75を備えない他の拡径部72aには、その上面から外周を越えてわずかに外方に突出する指掛部77を設けてある。指掛部77を除いて、拡径部72の上面は径方向においてわずかに盛り上がった山形の曲面とし、外周縁74に沿ってはアール面取りしてある。なお、先の図1では簡単のため拡径部72上面の曲がり線は省略してある。
先の飾り部13のストップブロック15の上面における内径側から外径側に向かってなだらかに下がる曲面は上記山形の曲面の頂部から外側を倣ったものであり、山形の頂部から内側は内径側の内縦壁18との間のアール面取り領域に入っている。
【0020】
各拡径部72の裏面には所定高さの円弧壁79が形成されている。円弧壁79は主部71と同心で、内側の径をアウタケース10の円筒部11の開口端外周に対して余裕をもたせた大径にしてある。
とくに指掛部77を備える拡径部72aの円弧壁79は、その根元に周方向のスリット80を設けて径方向に撓みやすくしてあり、また、その内壁に爪81を形成してある。
【0021】
キャップ70の軸支持部75と飾り部13のストップブロック15aの各軸孔76、20にヒンジピン38を通してヒンジHが形成され、これによりキャップ70がケース2(アウタケース10)に連結される。
キャップ70をヒンジまわりに回転させ、指掛部77側を押し込むと、円弧壁79がわずかに撓んで爪81が円筒部11の枠部21を乗り越え、当該枠部21に係止して、図2に示すように、円筒部11の開口端まわりをカバーする。この状態で、図1に示すように、キャップ70の円弧壁79の下縁が飾り部13のフランジ14に着座または近傍に位置し、また、拡径部72の上面が飾り部13のストップブロック15の上面と連続性をもつように設定してある。
また、拡径部72の側縁73とストップブロック15の側縦壁19間の所定間隙S(図1参照)は、キャップ70を開いた位置から円筒部11の開口端をカバーするまでの回転操作の間に互いに干渉しない限りでできるだけ狭く設定するのが好ましい。
【0022】
以上の構成になる電源ソケット1では、キャップ70を閉じるとキャップ70の凸部としての拡径部72と飾り部13の周方向におけるストップブロック15間の凹部とが互いに嵌り合う。
したがって、例えば横方向からの外力Fが作用した場合、キャップ70はストップブロック15aを含むヒンジH部を軸として回動しようとするため、図6に示すように、拡径部72cの側縁73がストップブロック15bの側縦壁19に当接し、さらには拡径部72aの側縁73がストップブロック15cの側縦壁19に当接して側縁73と側縦壁19間の間隙Sを詰める。拡径部72a、72cにかかる反力はその面に沿った方向であり、これに対する剛性が高いから、拡径部72a、72cや主部71が変形することもなく、キャップ70は間隙Sを詰める以上の変位を阻止される。
【0023】
この結果、キャップ70の回動量が小さく抑えられて、ヒンジHに過大な捻れが作用しないのでヒンジH部の破損も生じない。
この際、キャップ70の爪81が係止するケース2側の枠部21の門幅が大きいため、拡径部72cの側縁73がストップブロック15a、15bの側縦壁19に当接するまでのキャップ70の変位では係止が外れることはなく、したがってキャップ70が開いてしまうこともない。
また、キャップ70が閉じた状態では、キャップ70の円形の主部71を拡径部72と飾り部13のストップブロック15とが取り囲んだ花模様を呈して意匠的にも高級感を与える。
指掛部77を持ち上げれば爪81と枠部21の係合が外れて、容易にキャップ70を開くことができる。
【0024】
本実施の形態では、キャップ70の拡径部72が発明における凸部に該当し、円筒部11の周方向におけるストップブロック15間が凹部に該当する。
ストップブロック15がそれぞれブロックに該当し、その側縦壁19がブロックの側壁に該当している。また、円弧壁79が周方向壁に該当する。
【0025】
実施の形態は以上のように構成され、キャップ70がケース2の開口端に対向する主部71と、主部71から外方に延長された拡径部72とを有し、ケース2には、開口端の外周に連なって軸方向に延び、キャップ70を閉じたときに拡径部72の側縁73と対向する側縦壁19を備えるストップブロック15(15a、15b、15c)が設けられて、上記拡径部72を凸部とし、開口端における周方向のストップブロック15(15a、15b、15c)間を凹部としてキャップ70の閉状態で互いに係合するものとしたので、キャップ70に横方向からの外力が作用しても、拡径部72の側縁73がストップブロック15の側縦壁19に当接してキャップ70の大きな変位を阻止しヒンジH部の破損などが防止される。
【0026】
さらに、拡径部72は開口端の外側を囲む円弧壁79を備えているので、周方向の剛性がとくに高く、キャップ70自体の変形や破損も防止される。
また、拡径部72は外広がりにするとともに、主部71の周上3方に延びて個数も少なく抑えているので、キャップを開く際に指を掛ける幅寸法を大きく確保することができる。
そしてとくに拡径部72aには、その外周縁74よりも外方まで延びた指掛部77を設けてあるので、必要な場合には指掛部77の先端に指を掛けることにより小さな力でキャップ70を開くことができる。
【0027】
なお、実施の形態ではケース2側のストップブロック15を周方向3個とし、これに対応させてキャップ70の拡径部72を略等分幅で3方に延びるものとしたが、指を掛ける拡径部の周方向幅を他の拡径部より大きく設定することにより、これらはそれぞれ4以上の任意の個数にしてもよい。
また、ストップブロック15と拡径部72の表面形状についても、実施の形態に示したものに限定されず、任意の意匠を飾り部に施すことができる。
【0028】
実施の形態ではキャップ70に拡径部72を設けて凸部とし、ケース2の開口部周方向に複数のストップブロック15を設けてそのストップブロック間を凹部としたが、これに限定されず、ケースの開口部外周に凸部を設け、キャップ側に凹部を設けて、周方向に互いに係合するように配置してもよい。
また、電源ソケット1を取り付ける取付け壁の穴縁に着座させるためのフランジ14を、端子/フューズアセンブリ3を組み込む円筒部11と一体に形成したものとしたが、取付け壁の穴縁に着座させる部分と円筒部とを別体に形成して組立体としてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0029】
本発明は、とくに車両等に装備される電源ソケットに適用して利便性が高く、有効である。
【符号の説明】
【0030】
1 電源ソケット
2 ケース
3 端子/フューズアセンブリ
5、6 端子
7 ビス
10 アウタケース
11 円筒部
13 飾り部
14 フランジ
15a、15b、15c ストップブロック
17 外縦壁
18 内縦壁
19 側縦壁
20 軸孔
21 枠部
23 爪
24 ガイド条
25、28 切り欠き
26 係止穴
27、37 水抜き穴
30 インナケース
38 ヒンジピン
40 フューズボックス
41 側壁
42 底壁
43 フューズ支持部
44 爪
45 係止爪
47 接点円盤
50 ストッパプレート
51 上壁
52 穴
53 連結壁
54 係止穴
55 突起
60 フューズ
61 弾性導電板
62 リング部
63 舌片
64 プレス起し部
65 溶融体
70 キャップ
71 主部
72a、72b、72c 拡径部
73 側縁
74 外周縁
75 軸支持部
76 軸孔
77 指掛部
79 円弧壁
80 スリット
81 爪
H ヒンジ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケースの開口部にヒンジにより開閉するキャップを備えた電源ソケットにおいて、
前記開口部の外周と前記キャップの一方に外方に延びる凸部を設け、他方に凹部を設けて、
該凸部と凹部が前記キャップを閉じたときに周方向に係合するように配置してあることを特徴とする電源ソケット。
【請求項2】
前記キャップは、前記開口部に対向する主部と、該主部から外方に延長された拡径部とを有して、該拡径部を前記凸部とし、
該拡径部はキャップを閉じたときに前記開口部の外側を囲むように設定された周方向壁を備え、
前記開口部には、前記開口部の外周に連なって軸方向に延び、キャップを閉じたときに前記拡径部の側縁と対向する側壁を備える複数のブロックが設けられて、前記開口部の周方向における前記ブロック間を前記凹部とすることを特徴とする請求項1に記載の電源ソケット。
【請求項3】
前記拡径部はそれぞれ外広がりで前記主部の周上3方に延びていることを特徴とする請求項2に記載の電源ソケット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−105696(P2013−105696A)
【公開日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−250450(P2011−250450)
【出願日】平成23年11月16日(2011.11.16)
【出願人】(390001236)ナイルス株式会社 (136)
【Fターム(参考)】