説明

露出部位が可変されるアバター提供システム及びその方法

本発明は、露出部位が可変されるアバター提供システム及びその方法に関するものである。本発明係るシステムは、使用者がネットワークを通じて接続した際に、使用者に提供された少なくとも二つ以上の露出部からなるアバターについての情報を収集する。以後、使用者のネットワーク上での位置を判別し、判別された位置に応じてアバターの複数の露出部のうち少なくとも一つ以上の露出部を選択し、選択された露出部のみが表示されるアバターを生成して使用者に提供する。また、使用者の選択に応じてアバターを構成する露出部を個別的に変更する。したがって、使用者のネットワーク上の位置に応じてアバターの露出部位を異ならせて、インターネット上の何れの位置においてもアバターを容易に表示することができる。また、各露出部を個別的に調節することができるため、当該使用者は、より一層多様に自身のアバターを組み合わせて変更することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アバター(avatar)提供システム及びその方法に関するもので、より詳細には、インターネットなどのネットワーク上で使用者別にアバターを提供するシステム及びその方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
インターネット普及が急激に増加するにつれて、インターネットという同質の媒体を通じて全世界人を対象にする電子商取引が行われている。さらに、使用者間のコミュニケーション機能も発達し、非常に多様な形態のコミュニケーションがインターネットを通じて行われている。
【0003】
インターネットを用いた最も基本的なコミュニケーション形態である電子メールやファイル伝送の他にも、有線電話の代わりとなり得るインターネット電話が使用されており、インターネットを用いて移動電話に短文メッセージを伝送することもできる。また、インターネットを用いた複数者間コミュニケーションであるチャットも行うことができ、文字を用いたチャットのみならず、音声チャットや画像チャットなどがインターネットを通じて行われている。
【0004】
ネチズン(Netizens)たちは、上記のようなコミュニケーションを行う際のサイバー空間の匿名性に魅了されていたが、最近に至っては、自身を表現しようとする欲求が強くなってきている。そのため、このような二つの点を満足させる手段として、アバターが多く使用されている。アバターとは、分身、化身を意味するもので、サイバー空間上で使用者の役割を代わりに行う使用者を表すアニメーションキャラクターである。
【0005】
しかしながら、現在、アバターを用いて多様な状態を表現するには限界がある。すなわち、現在提供されるアバターは、使用者の選択によって主に服装及びアクセサリーなどのようなアバター自体でなくアバターに付加的に提供されるアイテムを変更する技術のみが提供されている。一方、使用者たちは、アバターを一層多様に変更させることで、自身の固有(ユニーク)な特徴や現在状態などを表示しようとする欲求を持っているが、このようなアバターの変更が主にアイテムに限定されており、多様なアバター変更が行われていない。また、使用者は、システムによって提供された表情及び姿勢(pose)を有するアバターを選択するだけであって、自身の意志で多様な表情及び多様な姿勢を有するアバターを組み合わせることはできない。
【0006】
また、カフェ、ブログなどのコミュニティにおいて、複数の使用者は、掲示板及び資料室などの複数の位置にコンテンツを掲示しながら自身を表示しようとする欲求を持っているが、現在のアバターは、多層構造であり、かつデータ量が大きいので多くの使用者に対してアバターを同時に表示することが容易ではない。その結果、単にテキスト形態で使用者のIDやニックネームなどを表示するしかなかった。
【0007】
また、アバターは、多層構造及び大きいデータ容量のために、ウェブページ上の任意の様々な位置に露出させにくいという短所を有する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
したがって、本発明が解決しようとする技術的課題は、インターネット上の任意の様々な位置においても、使用者の移動と連携して使用者を識別できる手段を提供することにある。特に、使用者のインターネット上の位置によって識別手段の露出部位を異ならせて、インターネット上の何れの位置においても使用者識別手段を容易に表示することにある。
【0009】
また、本発明が解決しようとする技術的課題は、使用者が一層多様に自身のアバターを組み合わせて変更できるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記のような技術的課題を達成するための本発明のアバター提供方法は、ネットワークを通じて使用者端末機と連結されたシステムにおいてアバター提供サーバー及びサービス提供サーバーを用いてアバターを提供する方法であって、a)上記ネットワークを通じて接続した使用者たちの要請に応じて当該アバター提供サーバーが使用者にアバターを提供し、使用者に提供された履歴を保存する段階と、b)上記サービス提供サーバーが、使用者が接続した際に、上記アバター提供サーバーによって使用者に提供されたアバターに対する当該アバターを構成する複数の露出部に該当する情報を受け取る段階と、c)上記サービス提供サーバーが、使用者のネットワーク上の位置を判別する段階と、d)上記サービス提供サーバーが、判別された位置に応じて伝送された情報のうち少なくとも一つ以上の露出部に該当する情報を選択する段階と、e)上記サービス提供サーバーが、選択された情報に基づいて露出部位が調節されたアバターを表示するためのサービスページを生成し、該サービスページを使用者端末機に伝送する段階と、を含むことを特徴とする。
【0011】
また、本発明の他の側面におけるアバター提供方法は、ネットワークを通じて使用者端末機と連結されたシステムにおけるアバター提供サーバー及びサービス提供サーバーを用いてアバターを提供する方法であって、a)上記ネットワークを通じて接続した使用者たちの要請に応じて上記アバター提供サーバーが使用者にアバターを提供し、使用者に提供された履歴を保存する段階と、b)上記サービス提供サーバーが、使用者が接続した際に、上記アバター提供サーバーに前記使用者のアバター情報を要請する段階と、c)上記アバター提供サーバーが、使用者のネットワーク上の位置を判別する段階と、d)上記アバター提供サーバーが、判別された位置に応じて当該使用者のアバターを構成する複数の露出部のうち少なくとも一つ以上の露出部を選択し、該当する情報をサービス提供サーバーに伝送する段階と、e)上記サービス提供サーバーが、伝送された情報に基づいて露出部位が調節されたアバターを表示するためのサービスページを生成し、該サービスページを使用者端末機に伝送する段階と、を含むことを特徴とする。
【0012】
また、本発明のさらに他の側面におけるアバター提供方法は、ネットワークを通じて使用者端末機と連結されたシステムのアバターを提供する方法であって、a)上記システムが、ネットワークを通じて接続した使用者に提供されたアバターであって、頭部分に該当する第1露部と頭部分を除いた残りの部分を含む第2露出部とからなるアバターを表示する段階と、b)上記システムが使用者の要請に応じて使用者端末機にアバター変更手段を提供する段階と、c)上記システムが使用者によるアバター変更手段の操作状態を判別する段階と、d)上記システムが、判別されたアバター変更手段の操作状態に応じて設定される第1変更変数に基づいて上記アバターを構成する第1露出部を個別的に変更・調節する段階と、e)上記システムが、判別されたアバター変更手段の操作状態に応じて設定される第2変更変数に基づいて上記アバターを構成する第2露出部を個別的に変更・調節する段階と、f)上記システムが、個別的に変更・調節された第1露出部と第2露出部とを組み合わせてアバターを生成及び表示する段階と、を含むことを特徴とする。
【0013】
また、本発明の更に他の側面におけるアバター提供システムは、ネットワークを通じて使用者端末機と連結されたアバター提供システムであって、使用者別に付与されたアバターについての情報が保存された提供履歴データベースと、使用者がネットワークを通じて接続した際に、提供履歴データベースから使用者に付与されたアバターの情報を収集して表示するアバター表示部と、使用者のネットワーク上の位置を判別する使用者位置判別部と、を含み、上記アバターは複数の露出部からなり、上記アバター表示部は、判別される位置に応じて上記アバターを構成する複数の露出部のうち少なくとも一つ以上を選択して、選択されたアバターの露出部を表示することを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
以上説明したように、本発明によれば、アバターが複数の部分に分けられ、使用者のインターネット上の位置によってアバターの露出部分が変わるので、インターネット上の何れの位置においてもアバターを容易に露出させることができる。
【0015】
また、インターネット上の何れの位置においても使用者の移動と連携して使用者を識別できるアバターを提供することで、複数のサービスが提供されるインターネットの何れの空間上でも使用者別に固有の特徴や感性などを容易に表現することができる。
【0016】
また、アバターが複数の部分に分けられ、これら各部分を使用者が選択することにより容易に変更することができるので、当該使用者は、自身の意志によってより一層多様にアバターを変更させることができる。
【0017】
また、コミュニティサービスにおいて使用者がアバターを変更する場合、コミュニティと関連したコンテンツと一緒に、変更されたアバターと関連したデータが保存されるので、以後、コミュニティと関連した情報が提供される際には、保存されたアバターに基づいてコンテンツ及びアバターが迅速に表示される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の属する技術分野の通常の知識を有する所謂当業者が本発明を実施できる最も好適な実施例に則し、添付の図面を参照しつつ本発明を詳細に説明する。なお、本発明は、多様な形態で具現可能であり、以下で説明する実施例に限定されるものではない。
【0019】
本発明の実施例では、個人(ユーザ)別に固有識別手段を提供する。ここで、固有識別手段は、使用者に付与される識別コード(例えば、IDなど)と連動し、使用者毎に少なくとも一つ以上付与されることもある。固有識別手段は、購買、イベント参加などの所定の行為によって使用者たちに提供される。ここでは、使用者に一つの識別手段が付与された場合を例に挙げて説明するが、使用者たちに複数の識別手段が付与されることもある。この場合、使用者によって選択された一つの識別手段が代表的な識別手段として設定されて使用される。以下では、説明の便宜上、本発明に係る識別手段を“アバター”と称するが、他の名称とすることもできる。
【0020】
本発明では、使用者がインターネット上の何れの位置に移動しても、使用者の識別コードに連動してアバターが表示される。このために、アバターを少なくとも二つ以上の部分に分けた後、使用者のインターネット上の位置に応じてアバターの一部分のみを選択して表示する。すなわち、使用者のインターネット上の位置に応じてアバターの露出部分が変わる。
【0021】
より具体的に説明すると、アバターは、多層構造からなり、そのデータ容量が大きいので、所定の位置(例えば、掲示板など)では提供し難い。そこで、本発明の実施例では、アバター全体を表示し難い部分では、当該アバターの所定部分のみを選択して表示する。その結果、大きいデータ容量でアバター全体を表示できる位置では当該アバターの全体を表示し、小さいデータ容量でアバター全体を表示できない位置では当該アバターの所定部分のみを選択して表示することで、使用者は、インターネット上の位置及びシステム毎に異なる他のアバターが付与されることなく、何れの位置においても一つのアバターを使用して自身を表すことができる。
【0022】
また、本発明の実施例では、アバターの各部分が使用者の選択によって変更可能である。すなわち、使用者がアバターの各部分の変更を個別的に要請することができ、このような要請に従って変更事項がアバターの該当部分に反映される。以下では、説明の便宜上、アバターを構成する各部を露出部と称する。そして、以下の実施例では、アバターを第1及び第2露出部に分けた後、第1露出部をアバターの頭部分と設定し、第2露出部をアバターの頭部分を除いた残りの部分と設定する。なお、これに限定されることはなく、アバターを三つ以上の露出部に分けることもでき、各露出部に対応する部分は、上述したものに限定されない。
【0023】
図1は、本発明の実施例に係るアバター提供システムの構成を示している。
【0024】
図1に示すように、本発明の実施例に係るアバター提供システム100は、ネットワーク200(電話網、インターネット、無線通信網などの多様な形態のネットワークを含む)を通じて複数の使用者端末機300に連結されている。
【0025】
使用者端末機300は、ネットワーク200を通じてアバター提供システム100に接続できる通信装置であり、例えば、有線電話、無線通信端末機、コンピュータ、インターネット接続可能なTVなどの多様な通信装置が使用される。したがって、使用者は、PC通信、インターネット、無線インターネット、電話網などを用いて便利かつ迅速にアバター提供システム100に接続することができる。
【0026】
上記のような使用者端末機300に連結されて複数の使用者たちにアバターを提供するシステム100は、アバター提供サーバー110を含み、この他にも、使用者に複数のサービスを提供するサービス提供サーバー120を含む。
【0027】
図2は、アバター提供サーバーの具体的な構成を示している。
【0028】
アバター提供サーバー110は、使用者たちにアバターを提供するもので、図2に示すように、システムによって提供される複数のアバターに対するデータファイル(アバターファイル)が保存されるアバターデータベース111と、アバターを使用者に提供するアバター提供部112と、使用者別に提供されたアバターに対する情報が保存される提供履歴データベース113と、使用者選択判別部114と、使用者の選択によってアバターを変更及び組み合わせるアバター調節(制御)部115とを含み、この他にも、決済処理部116を追加的に含む。
【0029】
アバターデータベース111には、アバター識別コードに対応してアバターファイルが保存されており、特に、アバター識別コードに対応する当該アバターの各露出部に対応するファイルが保存されている。例えば、一つのアバターに対して、当該アバターを構成するそれぞれの露出部に対応するファイルリストが保存されている。露出部に対応するファイルリストは、システムによって提供される露出部の変更変数に該当する数のファイルからなり、各ファイルは、変更変数による変更事項が適用されたアバターの露出部を表示するためのデータである。したがって、使用者によってアバターの所定の露出部に対応して一つの変更変数が選択されると、アバター調節部115は、選択された変更変数に対応するファイルに基づいてアバターを構成し、このアバターを使用者に提供することができる。
【0030】
本発明の実施例に係るアバターの露出部に対する変更変数としては、次のようなものがある。すなわち、アバターの頭部分に該当する第1露出部に対する変更変数としては、視線方向、表情及び色相などが含まれ、頭部分を除いた残りの部分に該当する第2露出部に対する変更変数としては、座ったり、立ったり又は横たわるなどの姿勢、方向などのアバター動作変更と関連した変数などが含まれる。この他にも、各露出部を変更させるための複数の変数が使用される。
【0031】
上記のようなアバターは、複数のカテゴリー別に分類されて保存され、該当アバターに対する説明及び生成日などが追加的に保存される。
【0032】
アバター提供部112は、使用者にアバターを提供するもので、使用者の購買行為などによってアバター(またはアバター関連アイテムなど)を使用者に提供することができる。このために、アバター提供部112は、システム100に接続した使用者たちに販売されるアバターを提供した後、使用者によって選択された所定のアバターに対して決済処理部116と連携して決済を行い、決済が行われると、選択(購入)されたアバターを使用者に割り当てて、その内訳を提供履歴データベース113に保存する。また、アバター提供部112は、システム100で所定のイベントを行った場合、イベントに当選処理された使用者に所定のアバターを提供することができる。
【0033】
したがって、提供履歴データベース113には、使用者の識別コードに対応して購買及びイベント参加などの行為によって使用者に提供されたアバターに対する情報が保存される。例えば、使用者の識別コードに対応して使用者に提供されたアバターファイル自体が保存される。また、提供履歴データベース113には、提供されたアバターに対するアバター識別コードが保存されることもあり、この場合、提供されたアバターがアバターデータベース111の何れの位置に保存されているかを示す経路情報が含まれる。
【0034】
決済処理部116は、多様な決済手段(現金、クレジットカード、サイバーマネーなど)を用いて使用者が購買したアバターに対する決済処理を行う。
【0035】
一方、アバター調節部115は、使用者の変更変数選択によってアバターを調節(制御)することができる。このため、使用者選択判別部114は、インターネットに接続した使用者たちに、自身のアバターを露出部別にそれぞれ変更できる手段を提供し、使用者たちの当該手段の操作によって設定される変更変数をアバター調節部115に伝送する。その後、アバター調節部115は、選択された変更変数に対応するファイルをアバターデータベース111から読み出して組み合わせた後、これらを使用者に提供する。
【0036】
図3及び図4は、本発明の実施例に係るアバターの変更・組み合わせ例を示している。図3は、本発明の実施例に係るアバターの構成例を示し、図4は、図3に示した構成に基づいて組み合わせ可能なアバターを示した例である。
【0037】
図3に示すように、本発明の実施例に係る一つのアバターは、第1露出部(頭)及び第2露出部(胴体、ここで、胴体は、頭を除いた残りの部分を示す。)に分けられる。また、それぞれの露出部は、方向、姿勢、表情などの変更変数によって多様に変更される。図3は、視線方向によって第1露出部を多様な形態に変更し、姿勢方向によって第2露出部を多様な形態に変更した場合を示したものである。したがって、アバターデータベース111には、アバターの各露出部に対応して所定の変更変数が適用された露出部に対応するファイルがそれぞれ保存される。
【0038】
上記のように露出部単位で多様な変更が可能になることで、変更された各露出部の組み合わせによって多様な形態のアバター組み合わせが可能になる。すなわち、図4に示すように、第1露出部の視線方向及び第2露出部の姿勢方向によるそれぞれ異なるファイルを互いに組み合わせ、多様な姿勢及び多様な視線を有するアバターを生成することができる。
【0039】
上述したように、アバター調節部115は、使用者によって選択された変更変数に応じてアバターの複数の第1及び第2露出部に該当するファイルのうち一つの第1及び第2露出部を選択的に組み合わせ、該当するアバターを生成する。
【0040】
一方、サービス提供サーバー120は、上述した構成からなるアバター提供サーバー110と連携して、接続する使用者たちに識別コードと連動してアバターを提供する。ここで、使用者たちに識別コードと連動してアバターを提供することは、使用者がログインした場合、使用者の識別コードが露出される全ての領域に対して使用者のアバターを表示して提供することを意味する。
【0041】
以下の実施例では、サービス提供サーバー120として、使用者たちに多様なコミュニティサービスを提供するコミュニティサーバーを例に挙げており、アバター提供サーバー110と連携して、識別コードと連動してアバターサービスを提供する場合を説明する。なお、本発明に係るサービス提供サーバーは、コミュニティサービスを提供するサーバーに限定されるものでなく、ログインに応じて使用者に所定のサービスを提供する全てのサーバーを含むことができる。
【0042】
ここで、コミュニティとしては、ネットワーク上で発生可能な全ての形態のコミュニティが含まれる。例えば、個人が管理し、自身の資料や意見などのコンテンツを掲示する個人コミュニティ(ブログ、個人ホームページ、ミニホームピー、プロフィールなど)と、複数の使用者たちが会員として加入し、同一の主題に対する資料や意見を取り交わす共用コミュニティ(例えば、カフェ、クラブなど)とが含まれる。ここでは、サービス提供サーバー120が個人コミュニティサービスを提供する場合を例に挙げて説明する。
【0043】
図5は、本発明の実施例に係るサービス提供サーバーの構成を示している。
【0044】
サービス提供サーバー120は、図5に示すように、各コミュニティ別に該当のコミュニティと関連した諸般の情報が保存される登録データベース121と、ログインを行う認証部122と、コミュニティ形成、コンテンツ掲示、提供、修正及び編集を含むコンテンツと関連した行為を行うコミュニティ処理部123と、アバター表示部124と、使用者位置判別部125と、記録部126と、各コミュニティ別に掲示されたコンテンツが保存されたコンテンツデータベース127とを含む。
【0045】
登録データベース121には、登録された各コミュニティに対する概略的な情報が保存されている。例えば、カテゴリー別に登録されたコミュニティの識別コードが対応して保存され、各コミュニティ識別コードに対するコミュニティ名前、コミュニティを開設した使用者のIDまたはニックネーム、登録日などのコミュニティ情報が保存される。共用コミュニティの場合は、各コミュニティ別に会員として登録された使用者たちに対する情報(IDなど)が追加的に保存される。
【0046】
コンテンツデータベース127には、各コミュニティ別に提供されたコンテンツに対する情報が保存されている。例えば、本発明に係る個人コミュニティがミニホームピーである場合、該当のミニホームピーを構成する各アイテム及びコンテンツが保存されている。
【0047】
コミュニティ処理部123は、コミュニティを形成及び登録し、各コミュニティ別にコンテンツ掲示及び管理を行う。
【0048】
アバター表示部124は、アバター提供サーバー110と通信し、ログインした使用者に対するアバター情報を受け取ってコミュニティの所定位置に表示する。特に、本発明の実施例に係るアバター表示部124は、使用者のインターネット上の位置によって使用者のアバターの露出部位を異ならせるように提供する。このために、使用者位置判別部125は、現在アバターを要請した使用者がインターネット上の何れの位置に接続されているかを判別し、アバター表示部124は、判別された位置に応じて使用者のアバターのうち第1露出部又は第2露出部のみを表示したり、第1及び第2露出部の全てを表示する。
【0049】
ここで、使用者の位置は、使用者の識別コードが露出される全ての領域であり、例えば、アバターが表示されるページを示す。ページの種類は、アバター全体が表示される第1ページと、アバター全体が表示されるにはデータ処理が容易でない第2ページとに分けられる。第1ページとしては、例えば、使用者がログインした後、直ちに接続されるウェブページ、使用者の個人コミュニティページなどがあり、第2ページとしては、掲示板ウェブページ、又は他の使用者の個人コミュニティページなどがある。本発明の実施例において、アバター表示部124は、使用者の位置が第1ページであると判断される場合、該当使用者のアバターの第1及び第2露出部を全て表示し、これらを該当のウェブページ上で露出させる一方、使用者の位置が第2ページであると判断される場合、使用者のアバターの第1露出部のみを表示する。例えば、ブログ、ミニホームピーなどの個人コミュニティでは、使用者のIDやニックネームなどの識別コードが表示される場所にアバター全体を表示し、使用者の固有な性向、感情または気持ちなどを表現する。また、カフェなどのコミュニティで使用者が掲示板に文章を載せたり、質問に対する答えを載せる場合、または、他の使用者のブログやミニホームピーに接続して芳名録などに文章を残す場合、使用者のIDやニックネームなどの識別コードが表示される場所に該当の使用者のアバターのうち第1露出部のみを表示することで、使用者の性向、感情または気持ちなどの状態を表現することができる。
【0050】
記録部126は、使用者が所定のコミュニティに接続してアバターを変更する動作を行った場合、変更されたアバターと一緒に該当のコミュニティと関連したデータを保存する。例えば、使用者がミニホームピーに接続してアバター変更過程を行った場合、最終的に変更されたアバターに対するファイルと一緒にミニホームピーに対する情報を保存し、以後、使用者が再び接続する場合、アバター提供サーバー110との通信によるデータベースの参照なしに、直ちにミニホームピー及び該当のアバターが表示される。
【0051】
一方、本発明の実施例において、アバター提供サーバー110は、アバターを使用者に提供する機能を中心的に行うが、サービス提供サーバー120がアバター提供サーバー110と連携してアバター提供機能を行うこともできる。すなわち、使用者は、アバター提供サーバー110だけでなくサービス提供サーバー120にも接続することで、購買などの行為によってアバターを受け取ることができる。
【0052】
上記のような本発明の実施例に係るアバター提供システム100は、アバター提供サーバー110及びサービス提供サーバー120の他にも、使用者のシステム接続処理のために各サーバーと端末機との間のインターフェース機能を行うインターフェースサーバーを選択的に含むことができる。
【0053】
本発明の実施例において、各サーバー110,120の各構成要素は、該当のサーバー内で動作するように示したが、これに限定されることなく、それぞれ独立的なサーバーとして具現されて該当の機能を処理することもでき、データベースも上述した分類に限定されない。また、アバター提供サーバー110とサービス提供サーバー120は、個別的なシステムとしてそれぞれ具現されたり、サービス提供サーバー120がアバター提供サーバー110を含む形態で具現されてもよい。
【0054】
以下、上記のアバター提供システム100に基づいて、本発明の実施例に係るアバター提供方法に対して説明する。
【0055】
使用者たちは、自身をIDなどの識別コードとは異なった別途の手段で表現したい場合、アバター提供サーバー110から所定のアバターを受け取ることができ、サービス提供サーバーによって提供される各種のサービスを用いる際、受け取ったアバターを用いて自身を表現することができる。
【0056】
このために、まず、使用者たちは、システム100に接続してアバターを受け取る。
【0057】
アバターを受け取るためには、使用者がアバター提供システム100から所定の識別コード、すなわち、IDを受け取るべきであり、使用者は、アバター提供サーバー110やサービス提供サーバー120に接続してアバターを受け取る。
【0058】
システム100からIDを受け取った使用者が、アバター提供サーバー110に接続してアバター購買を要請すると、アバター提供サーバー110のアバター提供部112は、アバターデータベース111から販売されるアバターに対する情報を読んで商品ページを形成し、この商品ページを使用者に提供する。
【0059】
使用者が商品ページ上で所定のアバターを選択して購買を要請すると、決済処理部116は、使用者によって提供された決済手段(クレジットカード、現金、サイバーマネーなど)を用いて、購買したアバターに対する決済を行う。このような決済処理過程及びその技術は、周知技術を適用できるので詳細な説明を省略する。
【0060】
決済が完了すると、アバター提供部112は、ID毎に使用者が購買したアバター情報を提供履歴データベース113に記録する。このとき、該当アバターの識別コードのみを保存するか、または、該当のアバターファイル自体を保存する。アバターファイルは、該当のアバターに対して、服装、アクセサリー、帽子、靴などのアバターを装飾するための各種アイテムが選択的に適用されたファイルである。ここでは、アバターに対して各種のアイテムを追加することに対する説明を省略する。
【0061】
一方、使用者は、サービス提供サーバー120に接続してログインした後、上述したようにアバターを購買することができる。
【0062】
以下、使用者が受け取ったアバターを用いて多様なサービスを用いる場合におけるアバター露出過程に対して説明する。
【0063】
ここでは、使用者がミニホームピーなどの個人コミュニティに接続してサービスを用いる場合を例に挙げて説明する。
【0064】
図6は、本発明の実施例に係るサービス利用時におけるアバター露出過程を順次示している。
【0065】
使用者がサービス提供サーバー120に接続すると、一般的なログイン過程が行われる。その後、ログインが完了すると、該当の使用者のログイン情報を表示するためのサービスページが使用者端末機300に提供される。このサービスページは、使用者のミニホームピーなどの個人コミュニティページでなく、サービス提供サーバーによって提供される複数のサービスを表示するためのページである。例えば、ミニホームピーで使用者がログインしたとき、最初に表示されつつ、他の使用者たちのミニホームピーに対する情報を表示するためのページである。
【0066】
このとき、サービス提供サーバー120のアバター表示部124は、ログインした使用者の識別コード、すなわち、使用者IDに基づいてアバター提供サーバー110と通信し、該当の使用者に対するアバター情報を要請する(ステップS100、ステップS110)。
【0067】
アバター提供部112は、提供される使用者IDに基づいて提供履歴データベース113を参照し、使用者に割り当てられたアバターを確認する。所定のアバターの識別コードが使用者IDに対応する場合は、アバター識別コードに基づいてアバターデータベース111から該当のアバターファイルを呼び出し、このアバターファイルをサービス提供サーバー120に伝送する(ステップS120)。なお、提供履歴データベース113には、使用者に提供されたアバターに対するファイル自体が保存されることもあり、この場合、直ちにファイルをサービス提供サーバー120に伝送することができる。このステップで伝送されるアバターファイルは、該当するアバターの第1及び第2露出部ファイルを全て含む。
【0068】
サービス提供サーバー120のアバター表示部124は、アバターファイルが提供されると、現在の使用者の位置に応じてアバターの露出部位を調節(制御)する。具体的には、使用者位置判別部125が、現在の使用者の位置を判別した後、それによる情報をアバター表示部124に伝送する(ステップS130)。アバター表示部124は、現在使用者が自身のミニホームピーに接続した状態又はシステムにログインした状態などのように、使用者が第1ページに位置すると判別される場合、提供されたアバターファイル、すなわち、第1及び第2露出部のファイルが全て組み合わされたファイルに基づいて所定位置に使用者のアバターを表示する(ステップS140、ステップS150)。この場合は、アバターの第1及び第2露出部が全て表示される。
【0069】
一方、アバター表示部124は、現在使用者が他の使用者のミニホームピーに接続して芳名録などにコンテンツを残すか、又は、掲示板などに所定のコンテンツを残す場合などのように当該使用者が第2ページに位置すると判別される場合、提供されたアバターファイルを構成する第1及び第2露出部ファイルのうち第1露出部に該当するファイルのみに基づいてアバターを表示する(ステップS160)。この場合は、本実施例では、アバターの頭部分のみが表示される。
【0070】
上記のように、サービス提供サーバー120は、使用者の位置、すなわち、ウェブページ特性によって使用者のアバター全体を表示したり、アバターの一部のみを露出させることで、インターネット上の何れの位置においても使用者に提供された固有のアバターを容易に表示することができる。
【0071】
ここでは、アバター提供サーバー110がアバターファイルをサービス提供サーバー120に伝送し、サービス提供サーバー120側で使用者の位置を判別し、それによってアバターの第1露出部及び/又は第2露出部を選択的に表示する。なお、使用者の位置判別に応じてアバター提供サーバー110が該当のアバターファイルの第1露出部に対するファイル及び/又は第2露出部に対するファイルを選択的に提供することも可能である。すなわち、アバター提供サーバー110が使用者位置判別部を含み、使用者が第1ページに位置すると判別される場合、使用者のアバターファイルのうち第1及び第2露出部に該当するファイルを全てサービス提供サーバー120に伝送し、使用者が第2ページに位置すると判別される場合、アバターファイルのうち第1露出部に該当するファイルのみをサービス提供サーバー120に伝送することができる。上記のような過程は、当業者であれば、上述した構造と実施例に基づいて考案可能であるので、それに対する詳細な説明は省略する。
【0072】
一方、使用者は、自身に付与されたアバターを変更することができる。
【0073】
図7は、本発明の実施例に係るアバター変更過程を示している。
【0074】
使用者がシステム100に接続して自身のアバター変更メニューを選択した場合、例えば、使用者がサービス提供サーバー120に接続して自身のアバターを受け取った後、“アバター飾り(アバター装飾)”などの所定のメニューを選択する場合、アバター提供サーバー110は、次のように使用者の選択によってアバター変更過程を行う。
【0075】
使用者がアバター変更を要請すると、図7に示すように、アバター提供サーバー110の使用者選択判別部114は、アバターを変更できる変更手段を提供する(ステップS200〜ステップS210)。
【0076】
図8及び図9は、本発明の実施例に係るアバター変更手段が提供された画面の例を示している。図8及び図9は、使用者がミニホームピーに接続してアバター変更を要請した場合、表示される画面を示した例である。例えば、図8に示すように、画面の下端には、使用者のアバターと一緒に当該アバターの第1露出部を変更できる手段T1を提供する。すなわち、多様なアバターの第1露出部を複数個表示し、これを使用者が選択できるようにする。このとき、提供される第1露出部は、アバターの視線方向及び表情などが多様に変更されたものである。
【0077】
そして、アバターの第1露出部に対する使用者の選択が完了すると、アバターの第2露出部を変更できるように選択ボタンT2を提供し、使用者が選択ボタンT2をクリックすると、図9に示すように、アバターの第2露出部を変更できる手段T3を提供する。すなわち、多様なアバターの第2露出部を複数個表示し、これを使用者が選択できるようにする。このとき、提供される第2露出部は、アバターの姿勢及び方向などが多様に変更されたものである。
【0078】
上述したようにアバター変更手段が提供される場合、使用者選択判別部114は、使用者のアバター変更手段の操作を判別し、それによって選択された変更変数をアバター調節部115に伝送する(ステップS220)。ここで、変更変数は、第1露出部に対する第1変更変数及び/又は第2露出部に対する第2変更変数を含む。
【0079】
アバター調節部115は、使用者選択判別部114から伝送された第1露出部及び/又は第2露出部に対する変更変数に基づいてアバターデータベース111を検索し、アバターに対応して保存されたファイルのうち第1変更変数に該当する第1露出部のファイル及び/又は第2変更変数に該当する第2露出部のファイルを呼び出して組み合わせ、第1及び/又は第2変更変数が適用されたアバターファイルを生成する。これによって、第1及び/又は第2変更変数が適用されたアバターが画面上に表示される(ステップS230〜ステップS280)。
【0080】
上記のような過程は、使用者の第1露出部に対する変更変数選択過程と第2露出部に対する変更変数選択過程とで個別的に行われ、変更された所定の露出部を使用者が選択すると、これがアバターに適用されて画面上に表示される。したがって、使用者は、アバターの第1露出部及び/又は第2露出部を多様に組み合わせ、アバターの姿勢、方向及び表情などが多様に変更されるように調節することができる。
【0081】
一方、アバター変更過程が終了すると、アバター調節部115は、使用者の選択によって変更変数が選択的に適用された第1露出部及び第2露出部に対するファイルからなる新しいアバターを、提供履歴データベース113に使用者IDに対応して保存する。したがって、以後、変更変数が適用されたアバターが提供されて表示される(ステップS290〜ステップS300)。
【0082】
その後、使用者がミニホームピー保存を要請すると、サービス提供サーバー120の記録部126は、変更されたアバターが適用されたミニホームピーに対する情報をコンテンツデータベース127に一緒に保存する。したがって、以後、アバター提供サーバー110との通信によるデータベースの参照なしに、直ちにミニホームピーと該当のアバターが表示される。
【0083】
本発明を最も実際的で好適な実施例に則して説明したが、上記実施例に限定されるものでなく、特許請求の範囲に記載された技術的思想に属する多様な変形及び等価物も含むことができる。例えば、上述した実施例は、有線インターネット上でのアバターに対してのみならず、無線インターネットなどの無線ネットワーク上で提供されるアバターに対しても同様に適用される。
【図面の簡単な説明】
【0084】
【図1】本発明の実施例に係るアバター提供システムの構造を示した図である。
【図2】図1に示したアバター提供サーバーの構造図である。
【図3】本発明の実施例に係るアバターの変更・組み合わせ例を示した図である。
【図4】本発明の実施例に係るアバターの変更・組み合わせ例を示した図である。
【図5】図1に示したサービス提供サーバーの構造図である。
【図6】本発明の実施例に係るアバター表示過程を示したフローチャートである。
【図7】本発明の実施例に係るアバター変更過程を示したフローチャートである。
【図8】本発明の実施例に係るアバター変更画面を示した例である。
【図9】本発明の実施例に係るアバター変更画面を示した例である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを通じて使用者端末機と連結されたシステムにおいてアバター提供サーバー及びサービス提供サーバーを用いてアバターを提供する方法であって、
a)前記アバター提供サーバーが、前記ネットワークを通じて接続した使用者の要請に応じて前記使用者にアバターを提供し、提供した履歴を保存する段階と、
b)前記サービス提供サーバーが、使用者が接続した際、前記アバター提供サーバーによって前記使用者に提供されたアバターに対する当該アバターを構成する複数の露出部に該当する情報を受け取る段階と、
c)前記サービス提供サーバーが、前記使用者のネットワーク上の位置を判別する段階と、
d)前記サービス提供サーバーが、前記判別された位置に応じて伝送された前記情報のうち少なくとも一つ以上の露出部についての情報を選択する段階と、
e)前記サービス提供サーバーが、前記選択された情報に基づいて露出部位が調節されたアバターを表示するためのサービスページを生成し、前記サービスページを前記使用者端末機に伝送する段階と、を含むことを特徴とするアバター提供方法。
【請求項2】
前記アバターは、頭部分に該当する第1露出部と、前記頭部分を除いた残りの部分を含む第2露出部と、から構成されることを特徴とする請求項1に記載のアバター提供方法。
【請求項3】
前記e)段階は、
使用者が第1ページに位置する場合に、前記アバターの第1及び第2露出部が表示されるサービスページを前記使用者端末機に伝送する段階と、
使用者が第2ページに位置する場合に、前記アバターの第1露出部のみが表示されるサービスページを前記使用者端末機に伝送する段階と、を含むことを特徴とする請求項2に記載のアバター提供方法。
【請求項4】
使用者の要請に応じて前記アバター提供サーバーがアバター変更手段を提供する段階と、
前記使用者のアバター変更手段の操作に応じて、前記アバターを構成する複数の露出部を変更・調節する段階と、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のアバター提供方法。
【請求項5】
前記アバターを表示する場合に前記使用者に付与された識別コードと連動させて前記アバターを表示することを特徴とする請求項1に記載のアバター提供方法。
【請求項6】
ネットワークを通じて使用者端末機と連結されたシステムにおいてアバター提供サーバー及びサービス提供サーバーを用いてアバターを提供する方法であって、
a)前記アバター提供サーバーが、前記ネットワークを通じて接続した使用者たちの要請に応じて前記使用者にアバターを提供し、提供した履歴を保存する段階と、
b)前記サービス提供サーバーが、使用者が接続した際、前記アバター提供サーバーに前記使用者のアバター情報を要請する段階と、
c)前記アバター提供サーバーが、前記使用者のネットワーク上の位置を判別する段階と、
d)前記アバター提供サーバーが、前記判別された位置に応じて前記使用者のアバターを構成する複数の露出部のうち少なくとも一つ以上の露出部を選択し、該当する情報を前記サービス提供サーバーに伝送する段階と、
e)前記サービス提供サーバーが、前記伝送された情報に基づいて露出部位が調節されたアバターを表示するためのサービスページを生成し、前記サービスページを前記使用者端末機に伝送する段階と、を含むことを特徴とするアバター提供方法。
【請求項7】
前記アバターは、頭部分に該当する第1露出部と、前記頭部分を除いた残りの部分を含む第2露出部と、から構成されることを特徴とする請求項6に記載のアバター提供方法。
【請求項8】
前記e)段階は、
使用者が第1ページに位置する場合に、前記アバターの第1及び第2露出部が表示されるサービスページを前記使用者端末機に伝送する段階と、
使用者が第2ページに位置する場合に、前記アバターの第1露出部のみが表示されるサービスページを前記使用者端末機に伝送する段階と、を含むことを特徴とする請求項7に記載のアバター提供方法。
【請求項9】
前記アバター提供サーバーが、使用者の要請に応じてアバター変更手段を提供する段階と、
前記使用者のアバター変更手段の操作に応じて、前記アバターを構成する複数の露出部を変更・調節する段階と、をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載のアバター提供方法。
【請求項10】
前記アバターを表示する場合に前記使用者に付与された識別コードと連動させて前記アバターを表示することを特徴とする請求項6に記載のアバター提供方法。
【請求項11】
ネットワークを通じて使用者端末機と連結されたシステムのアバターを提供する方法であって、
a)前記システムが、ネットワークを通じて接続した使用者に提供されるアバターであって、頭部分に該当する第1露部と前記頭部分を除いた残りの部分を含む第2露出部とからなるアバターを表示する段階と、
b)前記システムが、前記使用者の要請に応じて使用者端末機にアバター変更手段を提供する段階と、
c)前記システムが、使用者によるアバター変更手段の操作状態を判別する段階と;
d)前記システムが、前記判別されたアバター変更手段の操作状態に応じて設定される第1変更変数に基づいて前記アバターを構成する第1露出部を個別的に変更・調節する段階と、
e)前記システムが、前記判別されたアバター変更手段の操作状態に応じて設定される第2変更変数に基づいて前記アバターを構成する第2露出部を個別的に変更・調節する段階と、
f)前記システムが、個別的に変更・調節された前記第1露出部と第2露出部とを組み合わせてアバターを生成及び表示する段階と、を含むことを特徴とするアバター提供方法。
【請求項12】
前記第1変更変数は、視線方向、表情及び色相のうち少なくとも一つを含み、前記第2変更変数は、姿勢及び方向のうち少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項11に記載のアバター提供方法。
【請求項13】
前記アバターを表示する場合に前記使用者に付与された識別コードと連動させて前記アバターを表示することを特徴とする請求項11に記載のアバター提供方法。
【請求項14】
請求項1乃至13のうちいずれか1項のアバター提供方法を実行するためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項15】
ネットワークを通じて使用者端末機と連結されたアバター提供システムであって、
使用者別に付与されたアバターについての情報を保存する提供履歴データベースと、
前記使用者がネットワークを通じて接続した場合に、前記提供履歴データベースから使用者に付与されたアバターの情報を収集して表示するアバター表示部と、
前記使用者のネットワーク上の位置を判別する使用者位置判別部と、を含み、
前記アバターは、複数の露出部からなり、
前記アバター表示部は、前記判別される位置に応じて前記アバターを構成する複数の露出部のうち少なくとも一つ以上を選択し、選択されたアバターの露出部を表示することを特徴とするアバター提供システム。
【請求項16】
前記アバターを変更する手段を提供し、前記使用者の前記アバター変更手段の操作状態を判別する使用者選択判別部と、
前記判別された操作状態に応じて前記アバターを構成する各露出部を個別的に変更・調節するアバター調節部と、をさらに含むことを特徴とする請求項15に記載のアバター提供システム。
【請求項17】
変更変数による変更事項が適用されたアバターの露出部を表示するための少なくとも一つ以上のサブファイルを含み、アバター識別コードに対応した該当アバターの各露出部についてのファイルが保存されるアバターデータベースをさらに含み、
前記アバター調節部は、前記判別される操作状態に応じて前記アバターの露出部に対する一つの変更変数を選択し、前記アバターデータベースから提供される前記変更変数に対応する前記ファイルに基づいて、前記アバターの露出部を変更・調節することを特徴とする請求項16に記載のアバター提供システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2008−537824(P2008−537824A)
【公表日】平成20年9月25日(2008.9.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−505241(P2008−505241)
【出願日】平成18年4月7日(2006.4.7)
【国際出願番号】PCT/KR2006/001282
【国際公開番号】WO2006/107182
【国際公開日】平成18年10月12日(2006.10.12)
【出願人】(505205812)エヌエイチエヌ コーポレーション (408)
【Fターム(参考)】