説明

静止型流体混合装置

【課題】混合処理効率を良好に確保することができるとともに、圧力損失を大幅に低減させることが可能な静止型流体混合処装置を提供する。
【解決手段】流入孔24と連通する中心部から略同一平面上を放射線方向に直線状に伸延させて複数の分流流路r1を形成すると共に、同分流流路r1は流体を蛇行させながら流動させて、同流体にせん断力を加えるように形成し、上記分流流路r1の終端部はリング状の連通流路r3を介して板状空間となした集合流路r2の周縁部である始端部に連通させて、上記集合流路r2の始端部の周囲から流体を流入させると共に、同集合流路内を流出孔25と連通する中心部である終端部に向けて平面状に緩やかに蛇行させて流動させることで、径方向のみならず周方向にも面的に均一化させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体を混合処理する静止型流体混合装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、静止型流体混合装置の一形態として、流体の流入口を貫通状態に形成した第1混合エレメントに、第2混合エレメントを対向させて配置して、両混合エレメントの間に、前記流入口から両混合エレメントの間に流入した流体が流れる混合流路を形成すると共に、当該混合流路は、前記流入口から導入された流体を分流させる複数の分流部と、分流された流体を合流させる複数の合流部とを具備し、両混合エレメントの外周部には、前記混合流路を通過した流体の流出口を備えているものがある。
【0003】
そして、流出口は、第2混合エレメントの外周部に多数の小径円形孔を円周方向に間隔を開けて穿設することにより形成している。また、第1混合エレメントと第2混合エレメントとの間には環状のシール部を介在させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】WO2002/070117公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、この従来の静止型流体混合装置は、混合流路を通過した流体が、第2混合エレメントの外周部に形成された流出口である多数の小径円形孔中に分流しながら流入することになり、各小径円形孔中を通過する際の流体の圧力が不均一となってばらつくために、その際の圧力損失が大きくなって、単位時間当たりの処理量を大きくすることが困難となっている。たとえば、より高圧の流体を供給することで処理量を大きくすることが考えられるが、供給する流体を高圧にすると、第1混合エレメントと第2混合エレメントとの間に介設しているシール部において流体漏れが生じるという不具合がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)請求項1記載の本発明に係る静止型流体混合装置は、流入孔と連通する中心部から略同一平面上を放射線方向に直線状に伸延させて複数の分流流路を形成すると共に、同分流流路は流体を蛇行させながら流動させて、同流体にせん断力を加えるように形成し、上記分流流路の終端部はリング状の連通流路を介して板状空間となした集合流路の周縁部である始端部に連通させて、上記集合流路の始端部の周囲から流体を流入させると共に、同集合流路内を流出孔と連通する中心部である終端部に向けて平面状に緩やかに蛇行させて流動させることで、径方向のみならず周方向にも面的に均一化させるようにしたことを特徴とする。
(2)請求項2記載の本発明に係る静止型流体混合装置は、請求項1記載の静止型流体混合装置であって、分流流路と連通流路とを形成する一対の第1・第2分流流路形成体と、集合流路を形成する一対の第1・第2集合流路形成体とを、同軸的にかつ一体的に連結して、連通流路の終端部と集合流路の始端部とを連通させ、第1分流流路形成体の中心部に流入孔を形成する一方、第2集合流路形成体の中心部に流出孔を形成したことを特徴とする。
(3)請求項3記載の本発明に係る静止型流体混合装置は、請求項2記載の静止型流体混合装置であって、一対の第1・第2集合流路形成体は、板状に形成した第1・第2集合流路形成本片の対向面にそれぞれリング状の越流突条片を突出状に形成すると共に径方向に間隔を開けて対向状態に配置して、一対の第1・第2集合流路形成体間に平面状に緩やかに蛇行する集合流路を形成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明では、中心部から略同一平面上を放射線方向に直線状に伸延する複数の分流流路を設けて、各分流流路中を蛇行させながら流動させることで流体にせん断力を加えて、流体を超微細化かつ均一化することができる。そして、分流流路の終端部をリング状の連通流路を介して板状空間となした集合流路の周縁部である始端部に連通させ、分流流路から流出した流体をリング状の連通流路を介して集合流路の始端部の周囲から略均等に流入させると共に、集合流路内を中心部である終端部に向けて平面状に緩やかに蛇行させて流動させることで、径方向のみならず周方向にも面的に均一化させることができる。そのため、流体を超微細化かつ均一化する混合処理効率を良好に確保することができる。しかも、圧力損失を大幅に低減させることができて、低圧で流体混合処理を行なうことができる。その結果、パッキンなどのシール部材を使用する必要がなくなり、シール部材の交換などの作業が不要になって、メンテナンスが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明に係る静止型流体混合装置の側面断面説明図。
【図2】同静止型流体混合装置のエレメントの分解斜視説明図。
【図3】同静止型流体混合装置のエレメントの側面断面説明図。
【図4】第1分流流路形成体の背面図。
【図5】第2分流流路形成体の正面図。
【図6】第1集合流路形成体の背面図。
【図7】第2集合流路形成体の正面図。
【0009】
本発明に係る流体撹拌部の正面断面説明図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明を実施するための形態は、以下の通りである。
【0011】
静止型流体混合装置Mについて、図1〜図7を参照しながら説明する。ここで、図1は静止型流体混合装置Mの側面断面説明図、図2は同静止型流体混合装置Mのエレメントの分解斜視説明図、図3は同静止型流体混合装置Mのエレメントの側面断面説明図、図4は第1分流流路形成体28の背面図、図5は第2分流流路形成体29の正面図、図7は第1集合流路形成体30の背面図、及び、図7は第2集合流路形成体31の正面図である。
【0012】
すなわち、静止型流体混合装置Mは、図1に示すように、両端が開口している円筒形状のケーシング体20内に単数ないしは複数(本実施形態では5組)の混合ユニット21を着脱自在に収容し、ケーシング体20の前・後端面に前・後部規制体22,23を着脱自在に取り付けている。そして、前・後部規制体22,23の中央部はケーシング体20の軸線上に配置して、前部規制体22の中央部に流入部としての流入口24を開口する一方、後部規制体23の中央部に流出部としての流出口25を開口している。20a,20bはケーシング体20の両端開口部に形成したフランジ、22aは前部規制体22の周縁部に形成した前部規制体フランジ、23aは後部規制体23の周縁部に形成した後部規制体フランジ、26,27はフランジ同士を連結する連結ボルトである。
【0013】
このようにして、流入口24から流入された単数種類ないしは複数種類の流体(例えば、液体及び/又は気体、液体及び液体、気体及び気体)が5個の混合ユニット21中を順次流動して混合処理され、流出口25から流出されるようにしている。ここで、流出口25に接続した流出流路である流出管(図示せず)と、流入口24に接続した流入流路である流入管(図示せず)との間に、三方弁(図示せず)を介して戻り流路である戻り管(図示せず)を介設することで、流体を所望回数ないしは所望時間だけ静止型流体混合装置M内を通して循環させることができるようにして、所望の混合処理効果を得ることができる。
【0014】
混合ユニット21は、図1〜図7に示すように、分流流路r1を形成する一対の第1・第2分流流路形成体28,29と、集合流路r2を形成する一対の第1・第2集合流路形成体30,31とを、一体的連結用ボルト32,32により同軸的にかつ一体的に連結している。
【0015】
第1分流流路形成体28は、図2〜図4に示すように、円板状に形成した第1分流流路形成本片33の周縁部に短幅円筒状の周壁片34を下流側(流出口側)に突出状に形成して、キャップ状に形成している。そして、第1分流流路形成本片33の内面と周壁片34の内周面とで円板状の収容空間35を形成すると共に、同収容空間35内に上記第2分流流路形成体29と第1・第2集合流路形成体30,31を収容して、周壁片34の端面と第2集合流路形成体31の背面は面一状態となしている。第1分流流路形成本片33の中央部には軸線方向に開口する流入孔36を形成している。第1分流流路形成本片33の内面側には流入孔36から円周側に向けて放射状に伸延する複数(本実施形態では8条)の第1分流流路形成凹部33aを円周方向に等間隔に形成している。第1分流流路形成本片33の内面は第1分流流路形成凹部33aを除いて扁平な当接面33bとなしている。ケーシング体20内に混合ユニット21を収容した状態では、ケーシング体20の内周面に周壁片34の外周面を隙間のない密着状態に面接させている。第1分流流路形成本片33の外面は扁平な当接面33eとなして、前記した前部規制体22の内面に密着状に面接させている。37はボルト挿通孔である。
【0016】
第2分流流路形成体29は、図2,図3及び図5に示すように、第2分流流路形成本片38を第1分流流路形成本片33よりもやや小径の円板状に形成している。そして、第2分流流路形成本片38の周端面38bと上記周壁片34の内周面34aとの間に、ケーシング体20の軸線方向視で、略均等幅でリング状の連通流路r3を形成している。また、連通流路r3は上流側から下流側に拡径状に形成して、分流流路r1の終端部と集合流路r2の始端部とを連通している。第2分流流路形成本片38の第1分流流路形成本片33と対向する面側には、中央部から縁周側に向けて放射状に伸延する複数(本実施形態では8条)の第2分流流路形成凹部38aを円周方向に等間隔に形成している。第2分流流路形成本片38の内面は第2分流流路形成凹部38aを除いて扁平な当接面38cとなしている。39はボルト孔である。
【0017】
このようにして、ボルト挿通孔37とボルト孔39を符合させて一体的連結用ボルト32を挿通することで、第1分流流路形成本片33と第2分流流路形成本片38とを対向状態にて連結すると、第1分流流路形成本片33の当接面33bと第2分流流路形成本片38の当接面38cとが面接触すると共に、第1分流流路形成本片33の8本の第1分流流路形成凹部33aと第2分流流路形成本片38の8本の第2分流流路形成凹部38aとが整合して8本の分流流路r1が形成される(図1参照)。
【0018】
分流流路r1を形成する一方の第1分流流路形成凹部33aは、図4に示すように、流入孔36側の基端部から周縁部側の先端部に向けて流路断面積を漸次縮小させて形成している。W1は第1分流流路形成凹部33aの基端幅、W2は第1分流流路形成凹部33aの先端幅であり、基端幅W1>先端幅W2となしている。分流流路r1を形成する他方の第2分流流路形成凹部38aも同様に形成している。図2〜図4に示すように、第1分流流路形成凹部33a内には四角形板状に形成した第1蛇行流路形成片33cを仕切り状に配設すると共に、同第1蛇行流路形成片33cの先端部を第1分流流路形成本片33側から第2分流流路形成本片38側に向けて突出させている。また、図2,図3及び図5に示すように、第2分流流路形成凹部38a内には四角形板状に形成した第2蛇行流路形成片38dを仕切り状に配設すると共に、同第2蛇行流路形成片38dの先端部を第2分流流路形成本片38側から第1分流流路形成本片33側に向けて突出させている。そして、図1に示すように、これら蛇行流路形成片33c,38dは第1・第2分流流路形成凹部33a,38aの伸延方向に間隔を開けて交互に配置している。
【0019】
このようにして、流入孔36から流入した流体は、各蛇行流路形成片33c,38cを越流しながら折り返し状に流動して、周縁部側に蛇行状態に流動するようにしている。そして、流体は蛇行流動中に混合処理されるようにしている。
【0020】
また、図3に示すように、第1蛇行流路形成片33cは第1分流流路形成凹部33a内から突出させて、同第1蛇行流路形成片33c内をその伸延方向に多数個に区画すると共に、先端の越流縁部33dを第2分流流路形成凹部38a内まで伸延させて配置している。第2蛇行流路形成片38dは第2分流流路形成本片38内から突出させて、同第2分流流路形成本片38内をその伸延方向に多数個に区画すると共に、先端の越流縁部38eを第1分流流路形成凹部33a内まで伸延させて配置している。そして、各蛇行流路形成片33c,38dは互い違い(交互)に略等間隔で配置している。
【0021】
このように、各蛇行流路形成片33c,38dは互い違い(交互)に配置すると共に、各蛇行流路形成片33c,38dの越流縁部33d,38eを相互に対向する分流流路形成凹部33a,38a内まで伸延させることで、混合ユニット21の軸線方向に往復して放射線方向に伸延する蛇行流路(図1参照)を形成することができると共に、この蛇行流路の振幅を大きく形成することができる。その結果、流体にせん断力が作用する蛇行流路の流路長を可及的に長く形成することができて、混合する流体の超微細化(1μm未満のナノレベル)かつ均一化を効率良く行うことができる。
【0022】
また、第1集合流路形成体30は、図1〜図3及び図6に示すように、薄肉円板状の第1集合流路形成本片30aを前記第2分流流路形成本片38の外径と略同一径に形成している。第2分流流路形成本片38の背面は扁平な当接面38fとなす一方、同当接面38fと対向する第1集合流路形成本片30aの面も扁平な当接面30bとなして、両当接面38f,30bを面接触させている。第1集合流路形成本片30aの背面は扁平な対向面30cとなすと共に、同対向面30cにリング状の越流突条片30dを第1集合流路形成本片30aの中心点と同心的に下流側へ突出させて一体成形している。40はボルト孔である。
【0023】
第2集合流路形成体31は、図1〜図3及び図7に示すように、薄肉円板状の第2集合流路形成本片31aを前記周壁片34の内径と略同一径に形成している。ここで、第2集合流路形成本片31aの周端面は周壁片34の内周面に密着して周壁片34の開口端面を密閉することで集合流路r3から流体が漏れないようにしている。第1集合流路形成本片30aの対向面30cと対向する第2集合流路形成本片31aの面も扁平な対向面31cとなすと共に、同対向面31cにリング状の越流突条片31dを第2集合流路形成本片31aの中心点と同心的に上流側へ突出させて一体成形している。越流突条片31dは越流突条片30dよりも大径に形成して、同越流突条片30dの外周側にあって半径方向に間隔を開けて対向状態に配置している。31eは越流突条片31dの先端縁部から第1集合流路形成本片30aの対向面30c側に突出させて形成した対向間隔保持片である。第2集合流路形成本片31aの背面は扁平な当接面31fとなして、第1分流流路形成本片33の当接面33eないしは後部規制体23の内面に密着状に面接させている。41は第2集合流路形成本片31aの中央部に形成した流出孔、42は内周面に雌ネジを形成した筒状の螺着兼間隔保持用ボス部である。
【0024】
そして、ボルト孔40と螺着兼間隔保持用ボス部42を符合させて、第1集合流路形成体30と第2集合流路形成体31を対向させると共に、第1集合流路形成本片30aの対向面30cに第2集合流路形成体31の対向間隔保持片31eと螺着兼間隔保持用ボス部42の各先端面を当接させることで、図1に示すように、集合流路r2が形成されている。しかも、集合流路r2は、リング状の連通流路r3の終端部にその始端部が連通する一方、流出孔41にその終端部が連通している。ここで、集合流路r2は、周縁側であるリング状の連通流路r3から流出した流体を、中心部側である流出孔41に向かって集合状態に流動させると共に、その途中で混合ユニット21の軸線方向に対向させて配置した越流突条片30d,31dを越流させて蛇行状に流動させるようにしている。
【0025】
従って、8本の分流流路r1をそれぞれ蛇行しながら流通することで混合処理された流体は、各分流流路r1の終端部からリング状の連通流路r3の始端部、そして、連通流路r3の終端部から集合流路r2の始端部に均等に圧送され、同均等状態を保ちながら全周に亘って集合流路r2の始端部から中心側の終端部に向けて蛇行しながら流動される。その結果、集合流路r2における圧力損失を低減させながら混合均一性を向上させることができる。
【0026】
また、静止型流体混合装置Mは、図1に示すように、流入口24には最上流側に配置した混合ユニット21の流入孔36が連通し、上流側の混合ユニット21の流出孔41とそれに隣接する下流側の混合ユニット21の流入孔36が連通し、最下流側に配置した混合ユニット21の流出孔41に流出口25が連通する。そして、各混合ユニット21内では分流流路r1と連通流路r3と集合流路r2が連通して、これらの流路r1,r3,r2を流体が通過する間に超微細にかつ均一に混合処理される。
【0027】
本実施形態では、混合ユニット21内に中心部から略同一平面上を放射線方向に直線状に伸延する複数の分流流路r1を設けて、各分流流路r1中を蛇行させながら流動させることで流体にせん断力を加えて、流体を超微細化かつ均一化することができる。そして、分流流路r1の終端部をリング状の連通流路r3を介して略円板状空間となした集合流路r2の周縁部である始端部に連通させ、分流流路r1から流出した流体をリング状の連通流路r3を介して集合流路r2の始端部である周囲から略均等に流入させると共に、集合流路r2内を中心部である終端部に向けて平面状に緩やかに蛇行させて流動させることで、径方向のみならず周方向にも面的に均一化させることができる。そのため、流体を超微細化かつ均一化する混合処理効率を良好に確保することができる。
【符号の説明】
【0028】
M 静止型流体混合装置
r1 分流流路
r2 集合流路
r3 連通流路
20 ケーシング体
21 混合ユニット
22 前・後部規制体
23 後部規制体
28 第1分流流路形成体
29 第2分流流路形成体
30 第1集合流路形成体
31 第2集合流路形成体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
流入孔と連通する中心部から略同一平面上を放射線方向に直線状に伸延させて複数の分流流路を形成すると共に、同分流流路は流体を蛇行させながら流動させて、同流体にせん断力を加えるように形成し、
上記分流流路の終端部はリング状の連通流路を介して板状空間となした集合流路の周縁部である始端部に連通させて、
上記集合流路の始端部の周囲から流体を流入させると共に、同集合流路内を流出孔と連通する中心部である終端部に向けて平面状に緩やかに蛇行させて流動させることで、径方向のみならず周方向にも面的に均一化させるようにしたことを特徴とする静止型流体混合装置。
【請求項2】
分流流路と連通流路とを形成する一対の第1・第2分流流路形成体と、集合流路を形成する一対の第1・第2集合流路形成体とを、同軸的にかつ一体的に連結して、連通流路の終端部と集合流路の始端部とを連通させ、第1分流流路形成体の中心部に流入孔を形成する一方、第2集合流路形成体の中心部に流出孔を形成したことを特徴とする請求項1記載の静止型流体混合装置。
【請求項3】
一対の第1・第2集合流路形成体は、板状に形成した第1・第2集合流路形成本片の対向面にそれぞれリング状の越流突条片を突出状に形成すると共に径方向に間隔を開けて対向状態に配置して、一対の第1・第2集合流路形成体間に平面状に緩やかに蛇行する集合流路を形成したことを特徴とする請求項2記載の静止型流体混合装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−11114(P2011−11114A)
【公開日】平成23年1月20日(2011.1.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−155335(P2009−155335)
【出願日】平成21年6月30日(2009.6.30)
【出願人】(504244173)株式会社MGグローアップ (15)
【出願人】(392024518)丸福水産株式会社 (16)
【Fターム(参考)】