説明

非水電解質二次電池

【課題】本発明は、多孔質の絶縁性無機フィラーを含有した耐熱層の水分吸着を抑制して、電池性能の低下を防止することができる非水電解質二次電池を提供するものである。
【解決手段】正極10、負極20、および前記正極10と負極20との間に介装されるセパレータ30にて電極体1が構成され、前記セパレータ30の表面に多孔質の絶縁性無機フィラーを含有した耐熱層40を備える非水電解質二次電池であって、前記耐熱層40の表面に、前記絶縁性無機フィラーよりも水分吸着能が低い皮膜50を形成する。前記皮膜50は、フッ素系樹脂またはシリコン系樹脂からなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、正極と負極との間に介装されるセパレータに耐熱層が設けられた非水電解質二次電池であって、前記耐熱層の水分吸着を抑制可能な非水電解質二次電池に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、リチウムイオン二次電池などの非水電解質二次電池においては、正極、負極およびセパレータを積層又は巻回して電極体を構成している。
前記セパレータは絶縁材にて構成されているが、当該セパレータに導電性の異物が混入していると、正負極間でショートが発生して電極体が発熱することになるため、セパレータの正極側または負極側の表面に絶縁性部材(絶縁性フィラー)にて構成される耐熱層(Heat Resistance Layer)を形成して、前記ショート発生による発熱を抑制することが行われている。
【0003】
また、特許文献1には、リチウム二次電池の電極体を構成するセパレータを、樹脂製微多孔フィルムの表面にベーマイトなどの絶縁性フィラーを含有する多孔質の耐熱層を形成することにより構成して、電極体内での短絡の発生を抑制することが開示されている。
【0004】
上述のように、非水電解質二次電池においては、絶縁性フィラーを含有した多孔質の耐熱層をセパレータの表面に形成することで、正負極間でのショート発生による発熱を抑制することが行われているが、前記耐熱層に含まれる多孔質の絶縁性フィラーとしては、アルミナ、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、および二酸化ケイ素などの絶縁性無機フィラーが用いられている。
これらの多孔質の絶縁性無機フィラーは水分を吸着し易いため、当該絶縁性無機フィラーを含有した耐熱層を備える電極体においては、絶縁性無機フィラーの水分吸着により水分量が増加し、非水電解質二次電池の電池容量低下や、内部抵抗の上昇といった、電池性能の低下が生じることになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−210782号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明においては、多孔質の絶縁性無機フィラーを含有した耐熱層の水分吸着を抑制して、電池性能の低下を防止することができる非水電解質二次電池を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決する非水電解質二次電池は、以下の特徴を有する。
即ち、請求項1記載の如く、正極、負極、および前記正極と負極との間に介装されるセパレータにて電極体が構成され、前記セパレータの表面に多孔質の絶縁性無機フィラーを含有した耐熱層を備える非水電解質二次電池であって、前記耐熱層の表面に、前記絶縁性無機フィラーよりも水分吸着能が低い皮膜を形成した。
【0008】
また、請求項2記載の如く、前記皮膜は、フッ素系樹脂またはシリコン系樹脂からなる。
【0009】
また、請求項3記載の如く、前記絶縁性無機フィラーは、アルミナ、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、または二酸化ケイ素であり、前記フッ素系樹脂は、ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体、ポリクロロトリフルオロエチレン、またはポリフッ化ビニリデンであり、前記シリコン系樹脂は、シリコン樹脂、または含フッ素シリコン樹脂である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、耐熱層の表面に形成された皮膜により、前記耐熱層が含有する多孔質の絶縁性無機フィラーへの水分吸着を抑制することができ、吸着水に起因する非水電解質二次電池の電池性能の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明に係る非水電解質二次電池における電極体を示す側面断面図である。
【図2】電極体における耐熱層の表面に形成された皮膜を示す側面断面図である。
【図3】耐熱層に含有される多孔質の絶縁性無機フィラーの種類、ならびに前記耐熱層の表面に形成される、フッ素系樹脂からなる皮膜の有無および種類と、前記耐熱層を備える非水電解質二次電池の電極体水分量、電池容量、および電池抵抗との関係を示す図である。
【図4】耐熱層に含有される多孔質の絶縁性無機フィラーの種類、ならびに前記耐熱層の表面に形成される、シリコン系樹脂からなる皮膜の有無および種類と、前記耐熱層を備える非水電解質二次電池の電極体水分量、電池容量、および電池抵抗との関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
次に、本発明を実施するための形態を、添付の図面を用いて説明する。
【0013】
本発明に係る非水電解質二次電池は、正極、負極、および前記正極と負極との間に介装されるセパレータを積層又は巻回してなる電極体に電解液を含浸させたものをケースに封入して構成されている。
図1に示すように、本実施形態における非水電解質二次電池の電極体1は、正極10、負極20、および前記正極10と負極20との間に介装されるセパレータ30を積層又は巻回して構成されている。
【0014】
また、セパレータ30の負極20側の表面には、耐熱層(Heat Resistance Layer)40が形成されている。
耐熱層40は、本実施形態においてはセパレータ30の負極20側の表面に形成されているが、セパレータ30の正極10側の表面に形成したり、セパレータ30の正極10側および負極20側の両方の表面に形成したりすることも可能である。
【0015】
耐熱層40は、アルミナ(酸化アルミニウム;Al)、酸化チタン(Ti0)、酸化ジルコニウム(ZrO)、酸化マグネシウム(MgO)、酸化亜鉛(ZnO)、二酸化ケイ素(SiO)などといった絶縁性金属酸化物にて構成される多孔質の絶縁性無機フィラーを含有している。
このように、セパレータ30の表面に耐熱層40を形成することで、セパレータ30内に導電性の異物が混入して正負極間でショートが発生したとしても、熱の発生を極限してそれ以上広がることを防止し、ショート発生による発熱を抑制することが可能となっている。
【0016】
また、図2に示すように、耐熱層40の表面(耐熱層40の負極20側の表面、および耐熱層40のセパレータ30側の表面)には、皮膜50が形成されている。
皮膜50は、前記絶縁性無機フィラーよりも水分吸着能が低い材料にて構成されている。例えば、皮膜50は、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、FEP(テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体)、ETFE(テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体)、PCTFE(ポリクロロトリフルオロエチレン)、およびPVDF(ポリフッ化ビニリデン)などのフッ素系樹脂にて構成されている。
なお、ここでフッ素系樹脂とは、フッ素を含むオレフィンを重合して得られる合成樹脂のことをいい、吸水性が低く(0.01%程度)、融点が高い(150℃程度以上)といった特性を有している。
【0017】
このように、耐熱層40の表面に、耐熱層40を構成する多孔質の絶縁性無機フィラーよりも水分吸着能が低いフッ素系樹脂にて構成される皮膜50を形成することで、耐熱層40が含有する多孔質の絶縁性無機フィラーへの水分吸着が抑制され、電極体1の水分量を低下させることができるため、電極体1を備える非水電解質二次電池の、吸着水に起因する電池容量低下や、内部抵抗の上昇といった、電池性能の低下が生じることを防止することができる。
【0018】
非水電解質二次電池であるリチウムイオン二次電池においては、電解液として、例えばLiPF、LiBF、またはLiClOのようなリチウム塩とエチレンカーボネートのような溶媒によって構成される非水溶液系電解液が用いられるが、前記フッ素系樹脂は、このような非水溶液系電解液に対して耐性を有しており、かつ融点が高いため、非水電解質二次電池の組立時に電池セルに付与する熱(100℃以下)に対しても耐えることが可能となっている。
【0019】
次に、耐熱層40に形成される皮膜50としてフッ素系樹脂を用いた場合における、皮膜50の有無による、非水電解質二次電池を構成する電極体1の水分量(電極体水分量)、非水電解質二次電池の容量(電池容量)、および非水電解質二次電池の内部抵抗(電池抵抗)の違いについて、説明する。
【0020】
図3には、耐熱層40を構成する絶縁性無機フィラーとしてアルミナを用い、かつ皮膜50を形成しない、または皮膜50としてPTFE、PFA、FEP、ETFE、PCTFE、およびPVDFを用いた場合、前記絶縁性無機フィラーとして酸化チタンを用い、かつ皮膜50を形成しない、または皮膜50としてPTFEを用いた場合、前記絶縁性無機フィラーとして酸化ジルコニウムを用い、かつ皮膜50を形成しない、または皮膜50としてPTFEを用いた場合、ならびに前記絶縁性無機フィラーとして酸化マグネシウムを用い、かつ皮膜50を形成しない、または皮膜50としてPTFEを用いた場合についての、電極体水分量、電池容量、および電池抵抗を示している。
【0021】
図3によれば、絶縁性無機フィラーとしてアルミナを用いた場合、電極体水分量は、皮膜50を形成しないと200ppmであるのに対し、フッ素系樹脂(PTFE、PFA、FEP、ETFE、PCTFE、PVDF)にて皮膜50を形成すると100〜130ppmとなっており、フッ素系樹脂にて皮膜50を形成することにより電極体水分量が大幅に低下することがわかる。
【0022】
また、電池容量は、皮膜50を形成しないと100mAhであるのに対し、フッ素系樹脂(PTFE、PFA、FEP、ETFE、PCTFE、PVDF)にて皮膜50を形成すると112〜120mAhとなっており、フッ素系樹脂にて皮膜50を形成することにより電池容量が増加することがわかる。
【0023】
さらに、電池抵抗は、皮膜50を形成しないと400mΩであるのに対し、フッ素系樹脂(PTFE、PFA、FEP、ETFE、PCTFE、PVDF)にて皮膜50を形成すると360〜380mΩとなっており、フッ素系樹脂にて皮膜50を形成することにより電池抵抗が低下することがわかる。
【0024】
絶縁性無機フィラーとして酸化チタン、酸化ジルコニウム、および酸化マグネシウムを用いた場合も同様に、電極体水分量は、皮膜50を形成しないとそれぞれ250ppm、220ppm、300ppmであるのに対し、フッ素系樹脂(PTFE)にて皮膜50を形成するとそれぞれ120ppm、105ppm、110ppmとなっており、フッ素系樹脂にて皮膜50を形成することにより電極体水分量が大幅に低下することがわかる。
【0025】
また、電池容量は、皮膜50を形成しないとそれぞれ95mAh、97mAh、90mAhであるのに対し、フッ素系樹脂(PTFE)にて皮膜50を形成するとそれぞれ114mAh、118mAh、116mAhとなっており、フッ素系樹脂にて皮膜50を形成することにより電池容量が増加することがわかる。
【0026】
さらに、電池抵抗は、皮膜50を形成しないとそれぞれ420mΩ、420mΩ、430mΩであるのに対し、フッ素系樹脂(PTFE)にて皮膜50を形成するとそれぞれ380mΩ、370mΩ、380mΩとなっており、フッ素系樹脂にて皮膜50を形成することにより電池抵抗が低下することがわかる。
【0027】
また、皮膜50は、シリコン樹脂や含フッ素シリコン樹脂などのシリコン系樹脂にて構成することもできる。
ここで、シリコン樹脂とは、シラノール(RSiOH)が脱水縮合して生成されたポリマーであり、吸水性が低く(0.1%程度)、耐熱性が高い(200℃以上の耐熱性を有する)といった特性を有している。
また、含フッ素シリコン樹脂とは、フッ素原子を含有するシリコン樹脂であり、前記シリコン樹脂と同様に、吸水性が低く、耐熱性が高いといった特性を有している。
【0028】
このように、皮膜50をシリコン系樹脂にて構成した場合も、絶縁性無機フィラーへの水分吸着を抑制して、電極体1の水分量を低下させることができ、電極体1を備える非水電解質二次電池の、吸着水に起因する電池容量低下や、内部抵抗の上昇といった、電池性能の低下が生じることを防止することができる。
さらに、前記非水溶液系電解液に対する耐性を有するとともに、耐熱性も高いため、非水電解質二次電池の組立時に電池セルに付与する熱(100℃以下)に対しても耐えることが可能となっている。
【0029】
さらに、皮膜50としてシリコン系樹脂を用いた場合、耐熱層40の表面に被膜50を形成する際に、耐熱層40の表面にプライマーを塗布することなく皮膜50を形成(コーティング)することができるため、プライマー塗布が必要なフッ素系樹脂を用いた場合よりも、容易に被膜50を形成することが可能である。
また、シリコン樹脂は表面張力が小さいため、耐熱層40の表面に均一な厚みの皮膜50形成することが可能である。
【0030】
なお、シリコン系樹脂を用いた皮膜50を耐熱層40の表面に形成する手法としては、耐熱層40の表面にシリコン系樹脂をスプレーするスプレーコーティングや、耐熱層40をシリコン樹脂の中に浸漬させた後に引き上げることで、シリコン樹脂を耐熱層40の表面に付着させるディップコーティングなどの手法がある。
【0031】
次に、耐熱層40に形成される皮膜50としてシリコン系樹脂を用いた場合における、皮膜50の有無による、非水電解質二次電池を構成する電極体1の水分量(電極体水分量)、非水電解質二次電池の容量(電池容量)、および非水電解質二次電池の内部抵抗(電池抵抗)の違いについて、説明する。
図4には、耐熱層40を構成する絶縁性無機フィラーとしてアルミナを用い、かつ皮膜50を形成しない、または皮膜50としてシリコン樹脂、および含フッ素シリコン樹脂を用いた場合、前記絶縁性無機フィラーとして酸化チタンを用い、かつ皮膜50を形成しない、または皮膜50としてシリコン樹脂、および含フッ素シリコン樹脂を用いた場合、前記絶縁性無機フィラーとして酸化ジルコニウムを用い、かつ皮膜50を形成しない、または皮膜50としてシリコン樹脂、および含フッ素シリコン樹脂を用いた場合、ならびに前記絶縁性無機フィラーとして酸化マグネシウムを用い、かつ皮膜50を形成しない、または皮膜50としてシリコン樹脂、および含フッ素シリコン樹脂を用いた場合についての、電極体水分量、電池容量、および電池抵抗を示している。
【0032】
図4によれば、絶縁性無機フィラーとしてアルミナを用いた場合、電極体水分量は、皮膜50を形成しないと200ppmであるのに対し、シリコン樹脂にて皮膜50を形成すると90ppm、含フッ素シリコン樹脂にて皮膜50を形成すると89ppmとなっており、シリコン系樹脂にて皮膜50を形成することにより電極体水分量が大幅に低下することがわかる。
【0033】
また、電池容量は、皮膜50を形成しないと99mAhであるのに対し、シリコン樹脂にて皮膜50を形成すると124mAh、含フッ素シリコン樹脂にて皮膜50を形成すると124mAhとなっており、シリコン系樹脂にて皮膜50を形成することにより電池容量が増加することがわかる。
【0034】
さらに、電池抵抗は、皮膜50を形成しないと401mΩであるのに対し、シリコン樹脂にて皮膜50を形成すると355mΩ、含フッ素シリコン樹脂にて皮膜50を形成すると354mΩとなっており、シリコン系樹脂にて皮膜50を形成することにより電池抵抗が低下することがわかる。
【0035】
絶縁性無機フィラーとして酸化チタン、酸化ジルコニウム、および酸化マグネシウムを用いた場合も同様に、電極体水分量は、皮膜50を形成しないとそれぞれ245ppm、222ppm、305ppmであるのに対し、シリコン樹脂にて皮膜50を形成するとそれぞれ92ppm、93ppm、94ppm、含フッ素シリコン樹脂にて皮膜50を形成するとそれぞれ93ppm、94ppm、95ppmとなっており、シリコン系樹脂にて皮膜50を形成することにより電極体水分量が大幅に低下することがわかる。
【0036】
また、電池容量は、皮膜50を形成しないとそれぞれ94mAh、96mAh、91mAhであるのに対し、シリコン樹脂にて皮膜50を形成するとそれぞれ124mAh、123mAh、123mAh、含フッ素シリコン樹脂にて皮膜50を形成するとそれぞれ125mAh、124mAh、124mAhとなっており、シリコン系樹脂にて皮膜50を形成することにより電池容量が増加することがわかる。
【0037】
さらに、電池抵抗は、皮膜50を形成しないとそれぞれ418mΩ、421mΩ、432mΩであるのに対し、シリコン樹脂にて皮膜50を形成するとそれぞれ357mΩ、360mΩ、370mΩ、含フッ素シリコン樹脂にて皮膜50を形成するとそれぞれ355mΩ、358mΩ、372mΩとなっており、シリコン系樹脂にて皮膜50を形成することにより電池抵抗が低下することがわかる。
【符号の説明】
【0038】
1 電極体
10 正極
20 負極
30 セパレータ
40 耐熱層
50 皮膜



【特許請求の範囲】
【請求項1】
正極、負極、および前記正極と負極との間に介装されるセパレータにて電極体が構成され、前記セパレータの表面に多孔質の絶縁性無機フィラーを含有した耐熱層を備える非水電解質二次電池であって、
前記耐熱層の表面に、前記絶縁性無機フィラーよりも水分吸着能が低い皮膜を形成した、
ことを特徴とする非水電解質二次電池。
【請求項2】
前記皮膜は、フッ素系樹脂またはシリコン系樹脂からなる、
ことを特徴とする請求項1に記載の非水電解質二次電池。
【請求項3】
前記絶縁性無機フィラーは、アルミナ、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、または二酸化ケイ素であり、
前記フッ素系樹脂は、ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体、ポリクロロトリフルオロエチレン、またはポリフッ化ビニリデンであり、
前記シリコン系樹脂は、シリコン樹脂、または含フッ素シリコン樹脂である、
ことを特徴とする請求項2に記載の非水電解質二次電池。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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