説明

音具

【課題】液体を利用して発生する音に深みを与えて、優れた癒し効果を発揮させる音具を提供すること。
【解決手段】一方向に長い筒状であって、内側が外部から封止されている共鳴管20と、共鳴管20内の一部に収容された液体12とを備え、共鳴管20は、その内側の長手方向が複数の内部空間S1,・・・,Snに区分けされるように、仕切り板24を有しており、仕切り板24の一部には、液体12が複数の内部空間S1,・・・,Snを移動するための貫通孔26が形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体を利用した音具に関する。
【背景技術】
【0002】
水の音には、気持ちを落ち着かせたり、心を安らげたりする癒しの効果があることがわかっている。このため、川や波などの水の音を録音したCD(コンパクトディスク)等がよく販売されている。
また、水の音そのものを音色にする楽器もある。図4は、水の音を利用した従来の楽器1の概略図であり(例えば、特許文献1参照)、共鳴管2の中に液体3が貯められており、その上から液体4を垂らして液面3aに衝突させることで音を発生させる楽器となっている。
【0003】
【特許文献1】特開2001―306060の公開公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、川や波等の水の音を録音したCDでは、自然の水の音に比較して癒し効果が薄いと言わざるを得ない。
また、図4の楽器1は水の音を利用しているが、貯められた液体3と落下した液体4とが衝突して発声する音を共鳴させただけの楽器であり、自然の川や波などで発生する音とは、やはり異なっている。
【0005】
本発明は、液体を利用して発生する音に深みを与えて、優れた癒し効果を発揮させる音具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的は、請求項1の発明によれば、一方向に長い筒状であって、内側が外部から封止されている共鳴管と、前記共鳴管内の一部に収容された液体とを備え、前記共鳴管は、その内側の長手方向が複数の内部空間に区分けされるように、仕切り板を有しており、前記仕切り板の一部には、前記液体が前記複数の内部空間を移動するための貫通孔が形成されている音具により達成される。
【0007】
請求項1の構成によれば、一方向に長い筒状であって、その内側が外部から封止されている共鳴管と、この共鳴管内の一部に収容された液体とを備えている。したがって、液体を共鳴管の長手方向の下側に溜めた状態から、共鳴管を上下反転させると、液体は落下して共鳴管に衝突し、これにより音が発生する。
また、共鳴管は、その内側の長手方向が複数の内部空間に区分けされるように、仕切り板を有しており、仕切り板の一部には、液体が複数の内部空間を移動するための貫通孔が形成されている。このため、液体を共鳴管の長手方向の下側に溜めた状態から、共鳴管を上下反転させると、液体は上の内部空間から貫通孔を通って下の内部空間に移動することになる。この際、上の内部空間には液体が減少した分だけ空気が入り、上の内部空間の液体内で気泡となって上昇し、液面で破裂したり液体を揺らしたりして音を発生させる。
したがって、液体が落下して共鳴管に衝突することで発生する音だけではなく、気泡が破裂したり液体を揺らしたりして発生する音が加わって、様々な音色を出すことができる。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1の構成において、前記仕切り板には、前記貫通孔の一部を塞ぐように突出した舌片が設けられていることを特徴とする。
請求項2の構成によれば、仕切り板には、貫通孔の一部を塞ぐように突出した舌片が設けられている。したがって、例えば、大量の液体が一度に貫通孔を通って落下してしまうような大きな貫通孔が形成されてしまっても、舌片により液体が貫通孔を通る量を調整して、音が発生している時間を延ばすことができる。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1または2の構成において、前記液体の量は、前記共鳴管の容積の半分であることを特徴とする。
請求項3の構成によれば、液体の量は共鳴管の容積の半分であるため、液体が落下して衝突することで発生する音と、液体内を気泡が上昇することで発生する音との配分が半分ずつとなって、深みのある音を出すことができる。
【0010】
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかの構成において、前記共鳴管には複数の前記仕切り板が設けられており、その複数の仕切り板の夫々に形成された前記貫通孔は、垂直視した場合に重なっていないことを特徴とする。
請求項4の構成によれば、複数の仕切り板の夫々に形成された貫通孔は、垂直視した場合に重なっていない。したがって、液体が仕切り板に衝突せずに複数の貫通孔を通り抜けるような事態を防止し、長い時間にわたって、音を発生させることができる。
【発明の効果】
【0011】
以上述べたように、本発明によれば、液体を利用して発生する音に深みを与えて、優れた癒し効果を発揮させる音具を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図1ないし図3は、本発明の音具10の実施形態を示しており、図1はその概略斜視図、図2は図1のA−A線概略断面図、図3は図1のB−B線概略断面図である。
なお、理解の便宜のため、図1は後述する共鳴管を覆う所定の材料を剥がして図示してある。また、図3は共鳴管全体を所定の材料が覆った状態で切断した場合の断面図である。
これらの図において、音具10は音を発生させる用具であり、楽器や環境演出用具あるいは玩具等として用いることができる。本実施形態の場合、音具10は、心を落ち着かせる等の癒し効果を目的とした用具として例示されている。
【0013】
音具10は、共鳴管20と、この共鳴管20の内側に収容された液体12とを備えている。
共鳴管20は、一方向に長い筒状であって自立できるようになっており、図3に示すように、内側に空間Sが形成されている。なお、図1〜図3の共鳴管20は円筒状となっているが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば水平断面が多角形となっていてもよい。
そして、図3に示すように、共鳴管20の内側の空間Sは、長手方向の両端部に設けられた蓋体22によって、外部から封止されている。
蓋体22は、好ましくは、胴体23と一体に形成されおり、共鳴管20を自立させる必要性から、内側に凹むように折り曲げ加工されて剛性力が高められている。
【0014】
また、共鳴管20は、管内の音を共鳴することができれば、プラスチックや金属材料などを問わずに形成することができるが、好ましくは、金属材料、本実施形態の場合は、手で押して形状が変形する程度の厚みを有し、所定の弾性力を発揮するアルミニウムが用いられている。
【0015】
ここで、共鳴管20は、その内側の空間Sの長手方向が、複数の内部空間S1,S2,S3,・・・,Snに区分けされるように、複数の仕切り板24,24,・・・を有している。
複数の仕切り板24,・・・は、長手方向に等間隔に配置され、複数の内部空間S1,S2,S3,・・・,Snは、それぞれ同じ容積を有している。なお、内部空間の数は、後述する液体の滴下時間を考慮すると多いほどよいが、本実施形態の場合は6つの内部空間としている。
また、仕切り板24も、共鳴管20の胴体23と同様に、手で押して形状が変形する程度に薄く形成され、所定の弾性力を有する金属材料、本実施形態の場合はアルミニウムが用いられている。
【0016】
そして、各仕切り板24の一部には、液体12が複数の内部空間S1〜Snを移動するための貫通孔26が形成されている。
すなわち、貫通孔26は、液体12が隣接する内部空間に移動するための孔であって、仕切り板24の厚み方向に貫通している。
具体的には、複数の仕切り板24,・・・に設けられている複数の貫通孔26,・・・のうち、少なくとも隣り合う二つの貫通孔26,26について、垂直視した場合に重ならないように形成されている。
また、本実施形態の貫通孔26は、図2に示すように、その開口面積が仕切り板24の水平面積の少なくとも5分の1以下に形成されており、液体12が隣接する内部空間にすぐに移動しないようになっている。
【0017】
また、各仕切り板24には、図2及び図3に示すように、貫通孔26の一部を塞ぐように突出した舌片34が設けられている。
この突出部である舌片34は、貫通孔26の開口面積を調整する調整弁であって、貫通孔26を通る液体12の量あるいは速度を制御している。すなわち、各内部空間S1,・・・,Snは、貫通孔26以外は封止された空間であるため、液体12を貫通孔26から落下させるためには、貫通孔26はある程度の大きさが必要となる。一方、貫通孔26が大き過ぎると、液体12が隣接する内部空間にすぐに移動してしまう。そして、この貫通孔26を通る液体12の落下量や落下速度に応じて、後述して発生する音も変化する。このため、貫通孔26の開口面積は、貫通孔26を通る液体12の流量や流速、そして音を決める重要な構成であり、舌片34によって、上記流量・流速・音色を調整している。
【0018】
本実施形態の共鳴管20は、概ね以上のように構成されており、共鳴管20を立てておくと、中の液体12は重力により下側に溜まった状態となり、この液体12が下側に溜まった状態で、上下を反転(180度反転)させると、上側にある液体12が貫通孔26を通って落下する。そうすると、図3に示すように、液体12は落下して仕切り板24等の共鳴管20や液体12に衝突し、これにより音が発生する。
また、共鳴管20の仕切り板24の一部には、液体12が複数の内部空間S1〜Snを移動するための貫通孔26が形成されている。このため、上述のように共鳴管20の上下を反転させると、液体12は、例えば内部空間S1から貫通孔26を通ってその下の内部空間S2に移動することになる。この際、上の内部空間S1には液体12が減少した分だけ空気が入り、内部空間S1の液体内で気泡Eとなって上昇し、液面で破裂したり液体12を揺らしたりして音を発生させることができる。
【0019】
より具体的に、音具10は以下のように製造されている。
まず、共鳴管20は、環境問題の観点から、飲料用空き缶30(図3の場合は135mlのビールの空き缶)を利用するようにしており、少なくとも一部の空き缶30b,・・・30nについて、開けられた飲み口を有する上蓋が上述した仕切り板24となるようにして、複数の飲料用空き缶30a,30b,30c,・・・30nを連設して形成されている。
【0020】
すなわち、隣接する2つの空き缶30a,30bは、一方の空き缶30aの胴部32を周方向に切断して開口部28を形成し、この開口部28に他方の空き缶30bの胴部32を嵌合して連設されている。
本実施形態の場合、3つ以上の空き缶を利用しており、長手方向に一列につなげた複数の空き缶30a,・・・30nの両端の空き缶30a,30nについては、それぞれ底蓋を外側に配置して蓋体22,22としている。
また、両端の空き缶30a,30nの内、一方の空き缶30aについては、上蓋を除去するように胴部32を周方向に切断して開口部28を形成し、他方の空き缶30nについては、胴部32を切断しないようにしている。
また、長手方向の両端の空き缶30a,30nに挟まれている空き缶30b,・・・については、仕切り板24となる上蓋を残し、底蓋を除去するように胴部32を周方向に切断して開口部28を形成している。
そして、各開口部28の内面に各上蓋側の胴部32の外面を嵌合させて、複数の空き缶30a,・・・30nを接続している。
【0021】
これにより、複数の空き缶30a,・・・30nの内側の各々を上述した内部空間S1,・・・,Snの夫々とすることができる。また、両端の空き缶30a,30nのうち一方の空き缶30aを除く空き缶30b,・・・30nについて、各上蓋を仕切り板24とすることができる。また、この上蓋を残した空き缶30b,・・・30nは、飲み口形成用の摘みであるプルタブを引っ張って飲み口が開けられているため、この開けられた飲み口を上述した貫通孔26とすることができる。
また、複数の空き缶30a,・・・30nどうしを接着剤などで接合しなくても連設でき、発生した音を接着剤で吸収するような事態を防止することができる。
【0022】
さらに、本実施形態の場合、図2に示すように、仕切り板24である上蓋に接続されている摘みであるプルタブは、飲み口が開けられた後であっても上蓋に片持ち式に接合されており(即ち、飲み口を開けても上蓋から離れないStay−on the TABタイプ)、このプルタブを除去せずに飲み口である貫通孔26の一部を塞ぐように突出させている。このため、このプルタブが貫通孔26の一部を塞ぐように突出した舌片34となって、上述のように貫通孔26を通る液体の流量等を調整している。具体的には、プルタブである舌片(以下、単に「舌片」という)34は、仕切り板24との接合部OPを支点に変位可能となっており、貫通孔26を塞ぐ一部の面積を任意に変えることで、流量等を調整している。
【0023】
なお、舌片34は仕切り板24に対して片持ち式に接合されているため、液体の流量や流速などに応じて、液体が通る際に振動する場合があり、複雑な音色を発生させる要因ともなる。
また、舌片34は、その厚み方向に貫通した指がかりとなる孔34aが設けられており、この孔34aは、貫通孔26と重なることで、貫通孔26と協働して隣接する内部空間どうしをつなぐ通路となる。図2の場合、孔34aと貫通孔26とがつながっている領域の開口面積(図2の実線の平行斜線で示す部分)は、貫通孔26の舌片34(孔34aの面積を含む)で隠された以外の開口面積(図2の点線の平行斜線で示す部分)に比べて小さくなっている。
また、各仕切り板24に接合された舌片34は、複数の仕切り板24,・・・の夫々に形成された各貫通孔26を塞ぐ面積を変えるように突出しもよく、これにより、各内部空間S1,・・・,Snで発生する音を異ならせることができる。
【0024】
このように飲料用空き缶を利用して形成された共鳴管20については、図3に示すように、その全体が防水材料40で覆われている。
すなわち、上述のように、複数の空き缶30a,・・・は嵌合して接続されているだけであり、図1に示すように、嵌合部分から液体12が漏れる恐れがある。この点、嵌合部分にコーキング材等を塗布してみたが、上述のように、胴部32は手で押して形状が変形する程度の厚みしか有していないため、落下等で嵌合部分が変形し易く、コーキング材で十分に防水できなかった。また、その恐れを防止するために多量のコーキング材を嵌合部分に塗布すると音が変化してしまう。このため、図3に示すように、共鳴管20全体を防水材料40で覆って、外部に液体12が漏れることを防止した。
【0025】
具体的には、防水材料40も環境問題の観点から、濡れた傘に付着した雨水が店舗内で落ちないように無料で配られるビニール袋を利用している。
例えば、この傘を入れるビニール袋(以下、単に「防水材料40」という)を切断して共鳴管20全体を覆った後、その端部を集束させて捩り、この捩った部分42を蓋体22の外側に臨んで窪んだ凹部22aの内側に収容している。そして、この捩った部分42は、液体12が漏れないようにコーキング材44で防水加工・接着されている。
また、この防水材料40は共鳴管20を多重に覆うことが好ましく、本実施形態の場合は二重にしている。この際、一重目の防水材料40aの捩った部分42は、両端の蓋体22,22のうち一方の蓋体22の凹部22aに収容し、二重目の防水材料40bの捩った部分42は、他方の蓋体22の凹部22aに収容して、捩った部分42が出っ張らないようにしている。
【0026】
なお、蓋体22は、その周縁部が中心部に向かって傾斜し、上述のように中心部が凹部22aとなっている。そこで、音具10の角部に直角度を出し、長手方向の両端に水平度を出すため、蓋体22に接する胴部32や、凹部22aの外側であって防水材料40の表面に、アクリル等でなる硬質の平板状の板材46を配置している。
そして、この板材46や防水材料40の表面を、肌触りのよい薄手の材料37、例えば紙・布・タオル地・コルクで覆って、音具10を完成させている。
【0027】
共鳴管20は以上のように形成されているが、この共鳴管20内に収容されている液体12については、次のような構成とすることがより好ましい。
まず、液体12は、その種類によって音色を異ならすことができるが、本実施形態の場合、より自然な音を発生させるため、水を用いている。なお、液体12に油を用いる場合は、環境問題の観点から廃油を採用するとよい。
そして、液体12は、共鳴管20の容積の半分だけ収容することが好ましい。すなわち、上述のように、音具10は、液体12の共鳴管20に衝突する音(以下、単に「衝突音」という)と、内部空間S1〜Sn内に入った気泡Eが上昇することで生ずる音(以下、単に「破裂音」という)とにより、様々な音を出すようになっている。そうすると、液体12の量が共鳴管20の容積の半分より多いと、衝突音が破裂音に比べて少なくなる。逆に、液体12の量が共鳴管20の容積の半分より少ないと、破裂音が衝突音に比べて少なくなる。したがって、衝突音と破裂音との双方が最も多く重なるのが、液体12の量が共鳴管20の容積の略半分の場合である。なお、ここにいう「半分」とは、正確な50%を指すものではなく、衝突音と破裂音とが重ならない時間が僅かにあってもよい量である。
【0028】
本発明の実施形態は以上のように構成されており、液体12を共鳴管20の内底や仕切り板24に衝突させて音を発生させることができる。また、液体12が上の内部空間から貫通孔26を通って下の内部空間に移動する際、上の内部空間に空気が入って気泡Eとなって上昇し、液面で破裂したり液体12を揺らしたりして音を発生させることができる。したがって、音具10は複数の異なる音色を発生させて深みのある音を出すことができる。しかも、本実施形態の場合、図2に示すように、液体12が仕切り板24を通る路は、舌片34で区切られて複数(貫通孔26、及びこの貫通孔26と孔34aとが重なる部分)となっているため、より複雑な音を発生させることができる。
【0029】
本発明は上述の実施形態に限定されない。各実施形態の各構成はこれらを適宜組み合わせたり、省略したりし、図示しない他の構成と組み合わせることができる。
例えば、本実施形態の共鳴管20は飲料用空き缶30を利用して形成しているが、本発明はこれに限られず、例えば、金型内に金属或いは樹脂材料を充填して、一本の筒状の共鳴管を形成するようにしてもよい。
また、貫通孔26の一部を塞ぐようにした舌片34を飲料用空き缶のプルタブを利用して形成しているが、例えば、仕切り板24に、プルタブとは異なる別の部材を接合することで舌片34を形成するようにしても勿論よい。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の実施形態に係る音具の概略斜視図。
【図2】図1のA−A線概略断面図。
【図3】図1のB−B線概略断面図。
【図4】水の音を利用した従来の楽器の概略図。
【符号の説明】
【0031】
10・・・音具、12・・・液体、20・・・共鳴管、24・・・仕切り板(空き缶の上蓋)、26・・・貫通孔(開けられた飲み口)、S1,S2,S3,Sn・・・内部空間、30・・・空き缶、34・・・舌片(プルタブ)、40・・・防水材料

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一方向に長い筒状であって、内側が外部から封止されている共鳴管と、
前記共鳴管内の一部に収容された液体と
を備え、
前記共鳴管は、その内側の長手方向が複数の内部空間に区分けされるように、仕切り板を有しており、
前記仕切り板の一部には、前記液体が前記複数の内部空間を移動するための貫通孔が形成されている
ことを特徴とする音具。
【請求項2】
前記仕切り板には、前記貫通孔の一部を塞ぐように突出した舌片が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の音具。
【請求項3】
前記液体の量は、前記共鳴管の容積の半分であることを特徴とする請求項1または2に記載の音具。
【請求項4】
前記共鳴管には複数の前記仕切り板が設けられており、その複数の仕切り板の夫々に形成された前記貫通孔は、垂直視した場合に重なっていないことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の音具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−111988(P2008−111988A)
【公開日】平成20年5月15日(2008.5.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−294780(P2006−294780)
【出願日】平成18年10月30日(2006.10.30)
【出願人】(506364754)