説明

風害を受けにくい果実の栽培方法

【課題】果実品質を低下させることなく風害による落果を防ぐための簡便な方法を提供する。
【解決手段】ホルクロルフェニュロンとジベレリンとを組合せ、または混合して、果実の果台および果梗に塗布することを特徴とする、果実の栽培方法;およびホルクロルフェニュロンとジベレリンとを同一または別個の製剤中に含有する果実の植物成長調整剤。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、風害を受けにくい果実の栽培方法およびそれに用いる植物成長調整剤に関する。
【背景技術】
【0002】
ホルクロルフェニュロン〔化学名、1−(2−クロロ−4−ピリジル)−3−フェニル尿素〕は、ブドウ、キウイフルーツ、ナシ等の果実の植物成長調整剤として使用されている。ホルクロルフェニュロンは液剤として水で希釈された後、3〜10ppm程度の低濃度の溶液を果実に噴霧する形で使用されているが(特許文献1、非特許文献1)、高濃度のホルクロルフェニュロンを含む製剤は知られていない。
【0003】
ジベレリンは植物成長調整剤として、成長期の調整効果、果実の肥大効果を有することが知られているが、通常は散布剤として1〜100pmの水溶液または1〜10重量%を含有するペースト剤として使用することが知られている(特許文献2、特許文献3)。
【0004】
ホルクロルフェニュロンとジベレリンの併用形態としては3〜10ppm程度の低濃度ホルクロルフェニュロンと25〜100ppm程度の低濃度ジベレリンとを配合した液剤による果実への散布は知られているが(非特許文献1)、高濃度のジベレリンとホルクロルフェニュロンを配合した製剤を、果実、果樹に塗布することは知られていない。
【0005】
収穫前の台風等風害による果実の落下は、果実の収穫に大きな影響を与える問題であり、果樹を防護するネット、果実を包む袋等で物理的に風害を防ぐ対策が知られているが(特許文献4、特許文献5)、植物成長調整剤を用いた簡便な対策は知られていない。
【0006】
【特許文献1】特開2002−173403号公報
【特許文献2】特公昭61−15044号公報
【特許文献3】特許3063529号公報
【特許文献4】特開平6−46690号公報
【特許文献5】特開2006−112017号公報
【非特許文献1】フルメット(液剤)パンフレット、1999年11月協和醗酵工業株式会社刊行
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
果実、特にニホンナシは成熟期に近づくにつれて、落果しやすくなる性質をもっている。そのため8月中旬以後に接近あるいは直撃する台風による落果被害が極めて大きい。殊に“新高”は果実が大きく、また単価の高い品種であるため被害額は殊にきびしい。そのため近年は網かけ施設を設置する生産者が増加しているが、設置費用はきわめて多額である。このため、果実品質を低下させることなく風害による落果を防ぐための簡便な方法の開発が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は鋭意検討の結果、ジベレリンとホルクロルフェニュロンを配合した製剤を作製し、果実の果台および果梗に局所的に塗布したところ、果実が風害に耐性を示すことを発見した。
【0009】
本発明は、以下の(1)〜(10)に関する。
(1)ホルクロルフェニュロンとジベレリンとを組合せ、または混合して、果実の果台および果梗に塗布することを特徴とする、果実の栽培方法。
(2)ホルクロルフェニュロンに対して重量比で100〜300倍のジベレリンを塗布する前記(1)に記載の栽培方法。
(3)ホルクロルフェニュロンおよびジベレリンが同一または別個のペースト製剤に含まれる前記(1)または(2)に記載の栽培方法。
(4)果実がナシである前記(1)〜(3)のいずれかに記載の栽培方法。
(5)風害を受けにくい果実を栽培する前記(1)〜(4)のいずれかに記載の栽培方法。
(6)ホルクロルフェニュロンとジベレリンとを同一または別個の製剤中に含有する、果実の風害を防止するための植物成長調整剤。
(7)製剤がペーストである前記(6)に記載の植物成長調整剤。
(8)ホルクロルフェニュロンに対して重量比で100〜300倍のジベレリンを含有する前記(7)に記載の植物成長調整剤。
(9)前記(3)に記載の栽培方法に用いられる、ホルクロルフェニュロンを含有するペースト製剤。
(10)ホルクロルフェニュロン含量が30〜500ppmである前記(9)に記載のペースト製剤。
【発明の効果】
【0010】
本発明により、果樹園において多額の設備費用をかけ風害防止設備を設けることなく、植物成長調整剤で処理することにより、果実の果梗の強度が増し、風害を受けにくい果実を栽培でき、果実に風害耐性効果を付与することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明においてホルクロルフェニュロンとジベレリンとを「組合せ、または混合して」とは、ジベレリン製剤とホルクロルフェニュロン製剤とを組合せて使用するか、またはホルクロルフェニュロンおよびジベレリンを配合した製剤を使用することを示す。
【0012】
ホルクロルフェニュロン製剤とは、ホルクロルフェニュロンを通常10〜1000ppm、好ましくは30〜500ppm、とりわけ好ましくは100〜200ppm含む製剤を示し、該製剤としては高濃度のホルクロルフェニュロンを保持しえる物性を持ち果樹に局所的に塗布できる製剤であればどのようなものでもよいが、液剤、クリーム剤、ペースト剤が好ましく、とりわけ果樹の適用部位に容易に塗布でき、かつ落ちにくいペースト剤を用いることが好ましい。
【0013】
ジベレリン製剤とはジベレリンを通常0.5〜10重量%、好ましくは1〜5重量%、とりわけ好ましくは2〜4重量%を含む製剤を示し、該製剤としては高濃度のジベレリンを保持しえる物性を持ち果樹に局所的に塗布できる製剤であればどのようなものでもよいが、液剤、クリーム剤、ペースト剤が好ましく、とりわけ果樹の適用部位に容易に塗布でき、かつ落ちにくいペースト剤を用いることが好ましい。
【0014】
前記ジベレリン製剤とホルクロルフェニュロン製剤とを組合せて使用する場合は、果樹の塗布部位に対して、重量比でホルクロルフェニュロンの通常5〜4000倍、好ましくは100〜300倍のジベレリンが塗布されるよう調整する。
【0015】
ホルクロルフェニュロンおよびジベレリンを配合した製剤とは、ホルクロルフェニュロン通常10〜1000ppm、好ましくは30〜500ppm、とりわけ好ましくは100〜200ppmと、ホルクロルフェニュロンの通常5〜4000倍濃度、好ましくは100〜300倍濃度のジベレリンを配合した製剤を示す。該混合製剤とは、高濃度のホルクロルフェニュロンおよびジベレリンを保持しえる物性を持ち果樹に局所的に塗布できる製剤であればどのようなものでもよいが、液剤、クリーム剤、ペースト剤が好ましく、とりわけ果樹の適用部位に容易に塗布でき、かつ落ちにくいペースト剤を用いることが好ましい。
【0016】
本発明においてホルクロルフェニュロンとジベレリンとを混合して果実の果台および果梗に塗布するとは、ホルクロルフェニュロンおよびジベレリンを配合した製剤を用いる場合は、当該製剤を果実の収穫2〜7ヶ月前、好ましくは4〜6ヶ月前に、一回以上、好ましくは1または2回果実の果台および果梗に塗布すればよく、その塗布量は製剤換算として5〜50mg、好ましくは10〜40mg塗布すればよい。
【0017】
また、ホルクロルフェニュロンとジベレリンとを組合せて果実の果台および果梗に塗布するとは、前記ホルクロルフェニュロン製剤および前記ジベレリン製剤を、果実の収穫2〜7ヶ月前、好ましくは4〜6ヶ月前に、果台および果梗の同一部位に、同時にまたは少なくとも1週間以内の間隔で、各々一回以上、好ましくは1または2回果実の果台および果梗に塗布すればよく、その塗布量は製剤換算として各々5〜50mg、好ましくは10〜40mg塗布すればよい。
【0018】
塗布範囲は、離層部分を中心に、果台部分と果梗部分のそれぞれの少なくとも一部に塗布すればよいが、好ましくは、離層部分を中心に幅10mm以上、好ましくは幅10〜30mmで全面に塗布する。
【0019】
ホルクロルフェニュロンとジベレリンとを同一または別個の製剤中に含有する、果実の風害を防止するための植物成長調整剤とは、本発明の栽培方法に使用することができる植物成長調整剤であり、その塗布効果により果実の果梗部分を強化して果実に風害耐性能を与えるものである。
【0020】
本発明の植物成長調整剤は、同一または別個の製剤中に、ホルクロルフェニュロン通常10〜1000ppm、好ましくは30〜500ppm、とりわけ好ましくは100〜200ppmと、ジベレリン通常0.5〜10重量%、好ましくは1〜5重量%、とりわけ好ましくは2〜4重量%を含み、その結果として同一製剤においては、ホルクロルフェニュロンの通常5〜4000倍濃度、好ましくは100〜300倍濃度に該当するジベレリンを含有する。該製剤は、高濃度のホルクロルフェニュロンおよびジベレリンを保持しえる物性を持ち果樹に局所的に塗布できる製剤であればどのようなものでもよいが、液剤、クリーム剤、ペースト剤が好ましく、とりわけ果樹の適用部位に容易に塗布でき、かつ落ちにくいペースト剤を用いることが好ましい。
【0021】
本発明におけるホルクロルフェニュロンおよびジベレリンを含有する製剤、ジベレリン製剤、ホルクロルフェニュロン製剤の製造方法としては、通常植物成長調整剤の製造に用いられる方法で製造すればよいが、例えば以下の方法で製造することができる。
【0022】
製剤の剤形が液剤の場合は前記所望量のホルクロルフェニュロンおよび/またはジベレリンをメタノール、エタノール等の可溶性溶媒で溶解した後、必要量の水および安定化剤を加え液剤を製造することができる。安定化剤としてはアスコルビン酸等の抗酸化剤、パラオキシ安息香酸等の保存剤を用いることができる。
【0023】
製剤の剤形がクリーム剤の場合は、前記所望量のホルクロルフェニュロンおよび/またはジベレリンをメタノール、エタノール、アセトン、N−メチルピロリドン等の溶媒で溶解した後、油性基剤に界面活性剤および水を、必要により安定化剤、ゲル化剤等を添加して常法により乳化を行うことにより製造することができる。油性基剤としては流動パラフィン、ワセリン、パラフィンワックス等が挙げられ、界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルリン酸エステル等の陰イオン界面活性剤、塩化ベンゼトニウム等の陽イオン界面活性剤、レオドールTWO−0120等のHLB13以上の非イオン界面活性剤が挙げられ、安定化剤としてはアスコルビン酸等の抗酸化剤、ゲル化剤としてはカルボキシメチルセルロース等が挙げられる。
【0024】
製剤の剤形がペースト剤の場合は、前記所望量のホルクロルフェニュロンおよび/またはジベレリンを、必要により微粉化または少量のエタノール、メタノール、アセトン等の可溶性溶媒に溶解し、基剤と練合し均質にペーストとした後、必要により安定化剤を加え、更に基剤と練合することにより製造することができる。ペースト剤の基剤としては精製ラノリン、牛脂,豚脂等の脂肪、ワセリン、エチレングリコールまたはプロピレングリコール等のパラフィングリコール類を一種または数種類組合せて使用することができる。
【0025】
本発明の適用対象となる果実としては、風害による落果が問題となるものであれば、特に制限はなく、例えばニホンナシ、セイヨウナシ、チュウゴクナシ等のナシ、リンゴ、好ましくはニホンナシ、セイヨウナシ、チュウゴクナシ等のナシが挙げられる。
【実施例】
【0026】
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0027】
(実施例1)
ニホンナシ果実に対する本発明の効果を検討した。ニホンナシとして、鳥取大学農学部付属農場大塚果樹園の22年生“新高”および28年生“豊水”を供試した。2006年5月30日に、ジベレリンペースト(2.7重量%ジベレリン配合、協和醗酵工業株式会社製)に、ホルクロルフェニュロン(商品名フルメット:協和醗酵工業株式会社製)が100または200ppmになるように加え混合した、ジベレリン+ホルクロルフェニュロン100ppm,ジベレリン+ホルクロルフェニュロン200ppm,ジベレリンペーストの3処理区を設け、“新高”、“豊水”いずれの品種ともに離層部分を中心に果台部分と果梗部分にそれぞれ5mgペーストを、離層部分を中心に幅15mmで全面に塗布処理した。“豊水”は9月10日に果実着生の状態と果梗を残して果実を採取した状態の2つ場合にバネばかりで果梗を横方向に引き、引張り強度を測定した。“新高”についても10月3日に同様にして果梗の強度を調査した。
【0028】
“新高”についての果梗の強度を示すと図1のとおりである。果梗が2cmの長さを保って離層に着生した状態で果実を果梗から切取った後、ただちに離層より1cm下の果梗部分に糸針金を巻き、これにバネ計りをかけて果梗の方向と直角の横方向に引き、離層から脱落するか果梗が折れるに至る張力をみると、ジベレリンペースト処理が無処理よりもやや強まっていることが認められた。さらにジベレリンペーストにホルクロルフェニュロンを100ppm相当量混合した場合にはジベレリン単用処理とほとんど同じであったが、ホルクロルフェニュロンの濃度を200ppmにした処理区では明らかに強度が増大していることが認められた〔図1(A)〕。一方、果実の着生した状態で横方向に引張って、果梗の強度を比較するとジベレリンペースト+ホルクロルフェニュロン200ppm処理区が著しく強度を増していることが認められた〔図1(B)〕。これらの処理区の収穫果について果実重を比較すると処理区は無処理区よりやや肥大がすぐれていた〔図2(A)〕。また糖度については処理、無処理の間で全く差は認められなかった〔図2(B)〕。
【0029】
次に“豊水”についてジベレリンペーストとホルクロルフェニュロンの混合処理の影響をみると、果実を取り去った後の測定では、ジベレリンペースト単用よりもジベレリンペースト+ホルクロルフェニュロン混合処理で著しい強度の増大が認められた〔図3(A)〕。果梗が細く折れやすい“豊水”ではジベレリンペースト+ホルクロルフェニュロン100〜200ppm処理が果梗の強度を著しく増大させ、台風による落果が軽減されるものと考えられた(図3)。
【0030】
さらに“豊水”において特筆すべき効果は、ジベレリンペースト単用処理ではミツ症が多発する欠点があるのに対し、ジベレリンペースト+ホルクロルフェニュロン100〜200ppm混合処理によって果実肥大の効果の他にミツ症抑制効果が認められたことである(図4)。
【0031】
以上の結果からジベレリンペーストにホルクロルフェニュロンを100〜200ppm混合することによって果実肥大ばかりでなく、台風、強風による落果しにくい効果も得られるものと考えられた。
【0032】
(実施例2)
ジベレリン2.7重量%およびホルクロルフェニュロン0.01重量%を少量のエタノールに溶解し、ワセリン10重量%を加え均一なペーストとなるまで攪拌練合する。次に精製ラノリン約87.3重量%を1/3量ずつ混合攪拌し練合を行う。
【0033】
(実施例3)
ジベレリン2.7重量%およびホルクロルフェニュロン0.02重量%を少量のエタノールに溶解し、ワセリン10重量%を加え均一なペーストとなるまで攪拌練合する。次に精製ラノリン約87.3重量%を1/3量ずつ混合攪拌し練合を行う。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】ジベレリン(GA)とホルクロルフェニュロン(CPPU)の混合処理が“新高”の果梗の強度に及ぼす影響を示す図である。(A)は果梗を残して果実を取りさった状態における、GA+CPPU100ppm配合処理群、GA+CPPU200ppm配合処理群、ジベレリン処理群、無処理群の果梗の強度の対比を示し、(B)は果実の着果状態における、GA+CPPU100ppm配合処理群、GA+CPPU200ppm配合処理群、ジベレリン処理群、無処理群の果梗の強度の対比を示す。a、b、cは異符号間で統計学的に有意差があることを示す。
【図2】ジベレリン(GA)とホルクロルフェニュロン(CPPU)の混合処理が“新高”の果実重と糖度に及ぼす影響を示す図である。(A)はGA+CPPU100ppm配合処理群、GA+CPPU200ppm配合処理群、ジベレリン処理群、無処理群の果実重の対比を示し、(B)はGA+CPPU100ppm配合処理群、GA+CPPU200ppm配合処理群、ジベレリン処理群、無処理群の糖度の対比を示す。
【図3】ジベレリン(GA)とホルクロルフェニュロン(CPPU)の混合処理が“豊水”の果梗の強度に及ぼす影響を示す図である。(A)は果梗を残して果実を取りさった状態における、GA+CPPU100ppm配合処理群、GA+CPPU200ppm配合処理群、ジベレリン処理群、無処理群の果梗の強度の対比を示し、(B)は果実の着果状態における、GA+CPPU100ppm配合処理群、GA+CPPU200ppm配合処理群、ジベレリン処理群、無処理群の果梗の強度の対比を示す。a、b、cは異符号間で統計学的に有意差があることを示し、abはaおよびbのいずれとも有意差がないことを示す。
【図4】ジベレリン(GA)とホルクロルフェニュロン(CPPU)の混合処理が“豊水”のみつ症発生に及ぼす影響を示す図である。GA+CPPU100ppm配合処理群、GA+CPPU200ppm配合処理群、ジベレリン処理群、無処理群のみつ症悪化度(横軸)と発生率〔縦軸〕を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ホルクロルフェニュロンとジベレリンとを組合せ、または混合して、果実の果台および果梗に塗布することを特徴とする、果実の栽培方法。
【請求項2】
ホルクロルフェニュロンに対して重量比で100〜300倍のジベレリンを塗布する請求項1記載の栽培方法。
【請求項3】
ホルクロルフェニュロンおよびジベレリンが同一または別個のペースト製剤に含まれる請求項1または2記載の栽培方法。
【請求項4】
果実がナシである請求項1〜3のいずれか1項に記載の栽培方法。
【請求項5】
風害を受けにくい果実を栽培する請求項1〜4のいずれか1項に記載の栽培方法。
【請求項6】
ホルクロルフェニュロンとジベレリンとを同一または別個の製剤中に含有する、果実の風害を防止するための植物成長調整剤。
【請求項7】
製剤がペーストである請求項6記載の植物成長調整剤。
【請求項8】
ホルクロルフェニュロンに対して重量比で100〜300倍のジベレリンを含有する請求項7記載の植物成長調整剤。
【請求項9】
請求項3記載の栽培方法に用いられる、ホルクロルフェニュロンを含有するペースト製剤。
【請求項10】
ホルクロルフェニュロン含量が30〜500ppmである請求項9記載のペースト製剤。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−213388(P2009−213388A)
【公開日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−59723(P2008−59723)
【出願日】平成20年3月10日(2008.3.10)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 園芸学会平成19年度秋季大会にて発表 主催者名:園芸学会 開催日:平成19年9月29日〜10月1日 発表日:平成19年9月30日 講演番号:2pA果09 刊行物名:園芸学研究 第6巻 別冊2(園芸学会平成19年度秋季大会研究発表およびシンポジウム講演要旨) 要旨集発行日:平成19年9月29日
【出願人】(308032666)協和発酵バイオ株式会社 (41)
【出願人】(504150461)国立大学法人鳥取大学 (271)
【Fターム(参考)】