説明

飲料供給装置

【課題】蓋体を備えた貯蔵容器を開蓋状態或いは閉蓋状態であっても収納することができるようにし、また開蓋状態で転倒しにくくする。
【解決手段】載置部4から天面本体6に注ぎ口10を含む天面11の最低位11Lまでの第一の全高Aより、開蓋状態の上部開口17から底部3までの飲料貯蔵容器2の第二の全高Bが低く、載置部4から天面11の最高位11Hまでの第三の全高Cより、閉蓋状態の蓋体19の最高位から底部3までの貯蔵容器2の第四の全高が低く、第一の全高Aより閉蓋状態の蓋体19の最低位から底部3までの貯蔵容器2の第五の全高が低く形成されている。また、上部開口17の最高位17Hと底部3の部位3Aを結ぶ距離Fを、第一の全高Aより長く形成する。開蓋時のみならず、閉蓋時に貯蔵容器2を載置部4上に収納することができる。また、貯蔵容器2が転倒しようとしても、最高位17Hが最低位11Lに当たって転倒を防ぐことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コーヒーや茶などの飲料供給装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のものとして、コーヒーを溜めるガラス容器を載置する載置部の後端に垂直部を立設し、垂直部の上部に上部を前方に延設してガラス容器の上部開口に対向する天面本体を形成したコ字状の外観形状を有する機体と、機体の垂直部に設けた貯水部と、機体の上部に設けたコーヒー抽出部と、貯水部から供給される水を加熱する加熱体と、加熱された湯をコーヒー抽出部へ供給する給湯パイプと、コーヒー抽出部の下部に配置しガラス容器の上部開口に対向して天面本体で開口するコーヒー液の注ぎ口を有し、そして、機体の垂直部に突出部を設け、この突出部の曲率を載置部上にあるガラス容器の肩部曲率に合わせて両者を密着させることで、ガラス容器の転倒防止を行うものが知られている。
【0003】
また、機体、ガラス容器にマグネット、磁性金属を設け、マグネットの吸引力によりガラス容器の転倒防止を行うものも知られている。
【0004】
さらに、飲料の貯蔵容器として飲料用の縦長円筒状の断熱容器本体と、この容器本体に被着される肩部材と、肩部材に設けられた上部口部と、肩部材に回動自在に蓋ヒンジ部により軸支され上部口部を開閉する蓋体と、肩部材の蓋ヒンジ部の180度反対側に回動自在にロック回動軸により軸支されて、前記蓋を水平方向の一方位置で開蓋すると共に他方で閉蓋して保持するロック部材を有する飲料容器が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平5−115380号公報
【特許文献2】特開2004−215764号公報
【特許文献3】特開2010−23854号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
コーヒー貯蔵容器として、従来のガラスサーバーやステンレスポットのような重心の低い容器ではなく、重心の高い円筒状の貯蔵容器を使用した場合、コーヒー貯蔵容器が転倒する恐れがある。また、不用意にコーヒー貯蔵器に当たった場合にもコーヒー貯蔵容器が転倒する恐れがある。
【0007】
前記機体の垂直部に突出部を設け、突出部の曲率をガラス容器の肩部曲率に合わせて密着させる構造は、ガラス容器の肩部に曲線がない容器の場合には転倒防止できない。
【0008】
また、前記マグネット式転倒防止手段の場合は、マグネットの磁力を一定に管理することが困難であり、さらにマグネットと磁性金属を機体、ガラス容器に装着する必要があり、部品点数の増加、コストアップ、構造の複雑化につながる。
【0009】
さらに、従来技術の貯蔵容器のような蓋体を開閉自在なものにおいては、転倒防止を図るために載置部の上方に設けられる天面に、開蓋時貯蔵容器の上部口部を接近させる必要があり、このようにすると蓋体を閉めた状態で貯蔵容器を載置部と天面との間に収納することができなくなる。
【0010】
解決しようとする問題点は、載置部とその上方に設けられ注ぎ口を備えた天面との間に、貯蔵容器を載置部に載置して該貯蔵容器に飲料を供給する飲料供給装置において、載置部と天面との間に開蓋状態で収納された貯蔵容器が転倒しにくくする点である。また、蓋体を備えた貯蔵容器を開蓋状態或いは閉蓋状態であっても収納することができるようにする点である。
【課題を解決するための手段】
【0011】
請求項1の発明は、上部に飲料入り口用の上部開口を設けた飲料貯蔵容器の底部を着脱自在に載置する載置部の上方に前記上部開口に対して下向きに臨む天面本体を設けると共に、該天面本体に前記飲料の注ぎ口が設けられた飲料供給装置において、
前記飲料貯蔵容器の上部開口を開閉可能に覆う蓋体を設けると共に、開蓋状態において該蓋体には最高位と最低位が設けられ、
前記載置部から前記天面本体に前記注ぎ口を含む天面の最低位までの全高を第一の全高としたとき、前記上部開口の最高位と、前記飲料貯蔵容器の上下方向の軸心を中心として前記上部開口の最高位とその反対側に設けられる前記底部の部位を結ぶ距離を、この第一の全高より長く形成したことを特徴とする飲料供給装置である。
【0012】
請求項2の発明は、前記上部開口の前記最高位と前記閉蓋状態の前記蓋体の最高位は、前記軸心に対向して同じ方向に配置され、開蓋状態の前記上部開口の前記最高位から前記底部までの前記飲料貯蔵容器の全高は前記第一の全高より低く、また閉蓋状態の前記蓋体の最低位から前記底部までの前記飲料貯蔵容器の全高も前記第一の全高より低く、一方閉蓋状態の前記蓋体の前記最高位から前記底部までの前記飲料貯蔵容器の全高は前記第一の全高より高く形成されていることを特徴とする請求項1記載の飲料供給装置である。
【0013】
請求項3の発明は、前記載置部に前記底部の部位が係止可能な段差を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の飲料供給装置である。
【発明の効果】
【0014】
請求項1の発明によれば、開蓋状態の貯蔵容器が収納されているとき、貯蔵容器が倒れようとしても、上部口部が天面の最低位に係止されて転倒を阻止できるようになる。
【0015】
請求項2の発明によれば、開蓋状態の貯蔵容器を載置部に載置して飲料を注ぎ口から供給でき、さらに閉蓋状態の貯蔵容器も収納することができる。
【0016】
請求項3の発明によれば、貯蔵容器が倒れようとするとき、段差を中心として貯蔵容器を回動して上部口部を天面の最低位に確実に係止して転倒を阻止できる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の実施例1を示す全体斜視図である。
【図2】同装置本体の斜視図である。
【図3】同装置本体の一部切り欠き側面図である。
【図4】同貯蔵容器が直立して収納された閉蓋状態での全体側面図である。
【図5】同貯蔵容器が直立して収納不能な閉蓋状態での全体側面図である。
【図6】同貯蔵容器が直立した開蓋状態での全体側面図である。
【図7】同貯蔵容器が傾斜した開蓋状態での全体側面図である。
【図8】同開蓋状態の貯蔵容器の斜視図である。
【図9】同閉蓋状態の貯蔵容器の側面図である。
【図10】同開蓋状態の貯蔵容器の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
【実施例1】
【0019】
図は一実施例を示しており、図1乃至図3に示すように、コーヒーの飲料供給装置は、コーヒー液を抽出する飲料供給装置本体1と、抽出されたコーヒーを収納するための本体1の専用の貯蔵容器2とを備える。本体1は、貯蔵容器2の底部3を載置する載置部4の後端に垂直部5を立設し、垂直部5の上部に前方に延設して貯蔵容器2の上部にほぼ水平な天面本体6を対向して形成したコ字状の外観形状を有する機体7と、機体7の内部に設けた貯水部(図示せず)と、機体7の上部に設けたコーヒー抽出部8と、貯水部から供給される水を加熱する加熱体(図示せず)と、加熱された湯をコーヒー抽出部8へ供給するパイプなどの給湯路9と、コーヒー抽出部8の下部に連通し貯蔵容器2の上部に対向して天面本体6で開口するコーヒー液の注ぎ口10を下向きに有している。さらに、注ぎ口10は天面本体6よりも多少下方に突出しており、このため天面本体6に注ぎ口10を含めた天面11において、載置部4を基準として天面本体6は天面11の最も高くなる位置である最高位11Hとなり、注ぎ口10は天面11の最も低くなる位置である最低位11Lとなる。そして、貯蔵容器2の上下方向の軸心12が注ぎ口10の中心またはその近傍に配置されることで、貯蔵容器2が載置部4上に正位置となって載置できるようになっている。さらに、載置部4と天面本体6間の前方及び左右両側は開口しており、この開口部13を通して貯蔵容器2を出し入れできるようになっている。また、載置部4には軸心12と同心円状の浅底な凹状段差14が形成されており、この段差14の外径は貯蔵容器2の底部3の外径とほぼ同じであり、段差14内に平面円形な底部3が係止できるようになっている。
【0020】
図8乃至10に示すように、貯蔵容器2は、底部3を平坦に形成した縦長円筒状の断熱容器本体15と、この容器本体15の上部に被着される蓋取り付け用部材を兼用する肩部材16と、肩部材16の上部に設けられコーヒー液の入り口であり、また飲み口或いは注ぎ口となる上部口部17と、肩部材16に回動自在に蓋ヒンジ部18により軸支され上部口部17を開閉する蓋体19と、肩部材16の蓋ヒンジ部18の水平方向に180度反対側に回動自在に回動軸20により軸支されて、蓋体19は水平方向の一方位置で開蓋すると共に、水平方向の他方で閉蓋するようになっており、容器本体15は、外筒15Aの内側に真空断熱層(図示せず)を介して内筒(図示せず)を有する二重断熱構造に形成されている。蓋体19の内側には上部口部17によって形成されるコーヒー液の通路17Fを閉塞可能なゴム等弾性部材からなりコーヒー液の通路17Fを封止するパッキン19Pが設けられている。また、容器本体15に回動軸20を介してロック部材21を回動自在に設け、この第一のロック部材21が閉蓋状態にある蓋体19に設けられた第一のロック受け部21Aに掛け止めできるようになっている。さらに、容器本体15に回動軸20を介して第一のロック部材21の外側を回動するようにU字形状の第二のロック部材22を自在に設ける。この第二のロック部材22は、ロック部材22が閉蓋状態にある蓋体19に設けられた第一のロック受け部21Aの上部にある第二のロック受け部22Aに掛け止めできるようになっている。
【0021】
さらに、上部口部17は蓋ヒンジ部18側である一方に底部3を基準とした最低位17Lが形成されると共に、蓋ヒンジ部18と反対側である他方に底部3を基準とした最高位17Hが形成されて傾斜している。また、閉蓋状態において蓋体19の上面において、底部3を基準とした蓋ヒンジ部18側である一方に最低部19Lが形成されると共に、蓋ヒンジ部18と反対側である他方に最高位19Hが形成されて傾斜している。これにより、上部開口17の最高位17Hと閉蓋状態の蓋体19の最高位19Hは、軸心12に対向して同じ方向、すなわち蓋ヒンジ部18と反対方向に配置されている。
【0022】
そして、載置部4から天面本体6に注ぎ口10を含む天面11の最低位11L(注ぎ口10)までの第一の全高Aより、開蓋状態の上部口部17の最高位17Hから底部3までの貯蔵容器2の第二の全高Bが低く(A>B)、載置部4から天面11の最高位11H(天面本体6)までの第三の全高Cより、閉蓋状態の蓋体19の最高位19Hから底部3までの貯蔵容器2の第四の全高Dが低く(C>D)、かつ、第一の全高Aより閉蓋状態の蓋体19の最低位19Lから底部3までの貯蔵容器2の第五の全高Eが低く(A>E)形成されている。さらに、上部口部17の最高位17Hと、飲料貯蔵容器2の上下方向の軸心12を中心として上部口部17の最高位17Hとその反対側に設けられる底部3の前側の部位3Aを結ぶ仮想線23の距離Fを、第一の全高Aより長く(F>A)形成している。また、第一の全高Aより第四の全高Dは高く形成されている(A<D)。尚、開蓋状態の上部口部17の最低位17Lから貯蔵容器底部3までを貯蔵容器2の第六の全高Gとしたとき、実施例では不等号記号を使うと、G<E≦B<A<D<C、かつA<Fに形成されている。尚、G<B<E<A<D<C、かつA<Fに形成されている場合でもよい。
【0023】
次に前記構成についてその作用を説明する。図6に示すように開蓋状態の貯蔵容器2を、開口部13を通して載置部4側に挿入し、そして上部口部17の最高位17Hを奥側として上部口部17が注ぎ口10に対向するように貯蔵容器2を載置部4に予め縦置きする。そして、コーヒー抽出部8にコーヒー粉を収容すると共に、貯水部に貯水した状態で加熱体が発熱すると熱湯がコーヒー抽出部8に供給されて抽出されたコーヒー液は注ぎ口10より、上部口部17に落下し、この落下したコーヒー液は貯蔵容器2に保温収納される。このようにコーヒー液を収納した後、貯蔵容器2を引き出して閉蓋し、第一のロック部材21、第二のロック部材22を第一のロック受け部21A、第二のロック受け部22Aに係止して蓋体19をロック状態として携帯し、第一のロック部材21、第二のロック部材22を第一のロック受け部21A、第二のロック受け部22Aにより脱し適時開蓋してコーヒーを上部口部17より注ぎ出して飲むことができる。
【0024】
図4に示すように、貯蔵容器2を使用しないときには、閉蓋状態で貯蔵容器2を開口部13を通して載置部4側に挿入し、そして貯蔵容器2を載置部4に縦置きして保管状態とする。
【0025】
尚、図5に示すように、閉蓋状態で飲み口或いは注ぎ口となる上部開口17の最高位17Hを奥側に配置して、ひいては蓋体19の最高位19Hを奥側にして開口部13に挿入しようとしても、第四の全高Dは第一の全高Aより大きく形成されているので、蓋体19が閉まった状態では開口部13から載置部4上に収納できないため、誤って蓋体19を閉めたままコーヒー液を注ぎ口10から注出する誤動作を防止できる。
【0026】
そして、図7に示すように、開蓋状態の貯蔵容器2が載置部4に正位置で縦置きされた状態にあるとき、振動などによって貯蔵容器2を倒す方向の外力が加わっても、底部3の部位3Aが段差14に係止して上部口部17が外側に倒れそうになっても、仮想直線23の距離Fが第一の全高Aより長く形成されているので、上部口部17の最高位17Hが注ぎ口10を含む天面本体6に係止することで、上部口部17の最高位17Hが天面本体6下方を通り抜けることなく、貯蔵容器2の転倒を阻止することができる。
【0027】
以上のように、本体1は貯蔵容器2の載置部4、天面最高位11H、天面最低位11Lを有し、また貯蔵容器2は蓋体19を備え、この蓋体19は貯蔵容器2に肩部材16を介して開動自在に設けられ、コーヒー抽出器の注ぎ口10の下方に開蓋状態で装着した際、上部口部17の最高位17Hと天面最低位11Lを接近させ貯蔵容器2の底部3の前部位3Aを中心とし、開蓋状態の最高位17Hまでを半径(距離F)とする円弧を天面最低位11Lと交差させることで、貯蔵容器2が前部位3Aを中心として倒れたとき、上部口部17の最高位17Hと天面最低位11Lが当接し、貯蔵容器2の転倒防止をすることができる。
【0028】
また、閉蓋状態で蓋体19に最高位19H、最低位19Lと、開蓋状態で上部口部17に最高位17Hを有し、開蓋状態で上部口部17の最高位17Hが天面最低位11Lより低く、天面最高位11Hよりも閉蓋状態での蓋体19の最高位19Hは低く、かつ天面最低位11Lよりも閉蓋状態の蓋体19の最低位19Lが低いことにより、開蓋時のみならず、閉蓋時に貯蔵容器2を載置部4上に収納することができる。また、寸法の設定の改善により、部品点数が減少し、コスト削減及び構造の簡略化につながることができる。
【0029】
しかも、上部開口17の最高位17Hと閉蓋状態の蓋体19の最高位19Hは、軸心12に対向して同じ方向、蓋ヒンジ部18と反対側に配置されていることで、通常使用時の飲み口或いは注ぎ口となる上部口部17を奥にしたときは、蓋体19が閉まった状態で、載置部4上に収納できないため、誤って蓋体19を閉めたままコーヒー液を注ぎ口10より排出するような誤使用を防止できる。
【0030】
さらに、載置部4に段差14を設け、貯蔵容器2を載置した際に貯蔵容器2が段部に落とし込まれ貯蔵容器2の底部3が当接し、貯蔵容器2が転倒する動きをしたときに前記前側の部位3A箇所が支点となって、確実に貯蔵容器2の転倒を阻止することができる。
【産業上の利用可能性】
【0031】
以上のように本発明に係る飲料供給装置は、茶など各種の用途に適用できる。
【符号の説明】
【0032】
2 貯蔵容器
3 底部
3A 部位
4 載置部
6 天面本体
10 注ぎ口
11 天面
11L 最低位
12 軸心
14 段差
17 上部口部
19 蓋体
19L 最低位
19H 最高位
A 第一の全高
B 第二の全高
C 第三の全高
D 第四の全高
E 第五の全高
F 距離

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部に飲料入り口用の上部開口を設けた飲料貯蔵容器の底部を着脱自在に載置する載置部の上方に前記上部開口に対して下向きに臨む天面本体を設けると共に、該天面本体に前記飲料の注ぎ口が設けられた飲料供給装置において、
前記飲料貯蔵容器の上部開口を開閉可能に覆う蓋体を設けると共に、開蓋状態において該蓋体には最高位と最低位が設けられ、
前記載置部から前記天面本体に前記注ぎ口を含む天面の最低位までの全高を第一の全高としたとき、前記上部開口の最高位と、前記飲料貯蔵容器の上下方向の軸心を中心として前記上部開口の最高位とその反対側に設けられる前記底部の部位を結ぶ距離を、この第一の全高より長く形成したことを特徴とする飲料供給装置。
【請求項2】
前記上部開口の前記最高位と前記閉蓋状態の前記蓋体の最高位は、前記軸心に対向して同じ方向に配置され、開蓋状態の前記上部開口の前記最高位から前記底部までの前記飲料貯蔵容器の全高は前記第一の全高より低く、また閉蓋状態の前記蓋体の最低位から前記底部までの前記飲料貯蔵容器の全高も前記第一の全高より低く、一方閉蓋状態の前記蓋体の前記最高位から前記底部までの前記飲料貯蔵容器の全高は前記第一の全高より高く形成されていることを特徴とする請求項1記載の飲料供給装置。
【請求項3】
前記載置部に前記底部の部位が係止可能な段差を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の飲料供給装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−244954(P2011−244954A)
【公開日】平成23年12月8日(2011.12.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−119770(P2010−119770)
【出願日】平成22年5月25日(2010.5.25)
【出願人】(591261602)サーモス株式会社 (76)
【Fターム(参考)】